JP2006037716A - 密閉形圧縮機及びその組立て方法 - Google Patents

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Tomohiro Nagao
智大 長尾
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Abstract

【課題】密閉形圧縮機において、低コストで組立て性が良く、オイルシール性に優れた高性能のものとすること。
【解決手段】密閉形圧縮機は、主軸9及び偏心軸10を有するクランク軸8と、主軸9を軸支するベアリング部7bとシリンダ室13bを有するシリンダ部13とを一体に形成したフレーム7と、シリンダ室13b内に往復動可能に挿入されると共に偏心軸側に球座26を有するピストン25と、偏心軸10に嵌合されたリング部23と球座26に接合された球体部24とを連接棒22aで繋いでなるロッド22とを備える。シリンダ部13は球体部24をシリンダ室側に挿入するための球体部挿入用切欠き13aを有する。球体部24は上下両側に平面部24aを形成している。球体部挿入用切欠き13aは球体部24の平面部24aの厚さより若干大きな幅を有してシリンダ部13の側壁部に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、密閉形圧縮機及びその組立て方法に係り、特にクランク軸とピストンとをロッドを介して連接した密閉形圧縮機及びその組立て方法に好適なものである。
従来のコンロッド式密閉形圧縮機として、特開2003−65236号公報(特許文献1)の図6に見られるものがある(従来技術1)。それを図8から図10に示して説明する。図8から図10における符号で図1から図7における符号と同一の物は、同一物または相当物を示す。
図8は特許文献1のコンロッド式圧縮機の縦断面図である。密閉容器1内には、固定子3及び回転子4からなる電動機部5と、この電動機部5によって駆動される圧縮機部6とが収容されている。潤滑油2は密閉容器1内に貯留されている。
フレーム7は、シリンダ室を有するシリンダ部13及びベアリング部7bを形成している。シリンダ部13の偏心軸10側の端部上壁には、コンロッド11の小端部11bが通過できる幅と深さを有する略U字状の切欠き7aがシリンダ室に至るように形成されている。クランク軸8は、主軸9及び偏心軸10から構成されている。主軸9はフレーム7のベアリング部7bに挿入されている。主軸9の下端部には、スパイラル溝19を含む給油経路を介して偏心軸10の上端に連通するオイルポンプ18が設置されている。このオイルポンプ18の下端は潤滑油2中に開口されている。
コンロッド11の一側がピストンピン12を介してピストン14と連結され、コンロッド11の他側が偏心軸10と連結されている。バルブシート15は、吸入穴、吸入バルブ、吐出穴、吐出バルブ(何れも図示せず)を備えている。シリンダヘッド16は、内部を吸入室、吐出室(何れも図示せず)に区割りしている。吸入マフラー17はシリンダヘッド16の吸入側に接続されている。
ピストン14、コンロッド11及びピストンピン12の組立て方法に関して図9及び図10を参照しながら説明する。まず、シリンダ部13のシリンダ室内にピストン14を挿入する。偏心軸10を下死点まで下げた状態で、コンロッド11の大端部11aを偏心軸10に連結すると共に、コンロッド11の小端部11bをピストン14の側方に位置させる。このようにしてコンロッド11の小端部11bとピストン14の横穴14aとを互いに整列させ、ピストン14を移動してピストン14の横穴14a内にコンロッド11の小端部11bを位置させる。この状態で、切欠き7aの上方からピストンピン12をピストン14及び小端部11bのそれぞれの穴に挿入することにより、両者14、11bを連結する。
以上のように構成された密閉形圧縮機について、その動作を説明する。
電動機部5の回転子4が回転されることによりクランク軸8が回転され、クランク軸8の偏心軸10の偏心運動がコンロッド11を介してピストン14に伝えられる。これによって、ピストン14はシリンダ部13のシリンダ室内で往復運動され、吸込み管21を通して密閉容器1内に導かれた冷媒ガスが吸入マフラー17の開口部からシリンダ部13のシリンダ室内に吸入され、その冷媒ガスがシリンダ部13のシリンダ室内で圧縮される。
一方、クランク軸8の回転に伴ってオイルポンプ18が動作されることによって、潤滑油2はオイルポンプ18内に吸引され、さらにスパイラル溝19から上方に導かれ、連通穴20を経て偏心軸10の潤滑油放出穴10bからピストン14とシリンダ部13との摺動部に噴射される。これによって、ピストン14とシリンダ部13間の潤滑とシールが行なわれる。
係る略U字状の切欠き7aを利用して組立てる従来技術2の密閉形圧縮機では、コンロッド11を分割する必要がないため、低コスト化できると共に量産性に優れていると言うメリットがある。
また、別の従来例として、図11に示すような密閉形圧縮機がある(従来技術2)。図11における符号で図1から図7における符号と同一の物は、同一物または相当物を示す。この密閉形圧縮機は、シリンダ部13に略U字状の切欠き設けないで、コンロッド11の大端部11aを分割し組立てるものである。この密閉形圧縮機では、ピストン14とシリンダ部13のシール性が確保されるため、効率の低下が抑制されるというメリットがある。
特開2003−65236号公報(図6)
しかし、従来技術1の密閉形圧縮機では、小端部11bの最大外形を通過させる大きな切欠き7aをシリンダ部13に設ける必要があるため、ピストン14とシリンダ部13との間のシール面積を小さくしてしまうものであった。このため、シリンダ室内の高圧ガスの密閉容器1内への逆流を阻止するオイルシール性が低下し、容積効率が低下するという欠点を有していた。密閉形圧縮機の小型化、特にフレームの小型化が望まれているが、フレームの外形を小さくしてシリンダ室をできるだけ中央側にすることの制約となっていた。
一方、従来技術2の密閉形圧縮機では、コンロッド11の大端部11aを分割し組立てるものであるため、組立て性が悪く、部品点数が多くコスト高になるという欠点を有していた。
本発明の目的は、低コストで組立て性が良く、オイルシール性に優れた高性能の密閉形圧縮機及びその組立て方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、主軸及び偏心軸を有するクランク軸と、前記主軸を軸支するベアリング部とシリンダ室を有するシリンダ部とを一体に形成したフレームと、前記シリンダ室内に往復動可能に挿入されると共に偏心軸側に球座を有するピストンと、前記偏心軸に嵌合されたリング部と前記球座に接合された球体部とを連接棒で繋いでなるロッドと、前記シリンダ部の側壁部に設けられた球体部挿入用切欠きと、 前記球体部は上下両側に設けられた平面部とを備えたものである。
係る本発明のより好ましい具体的な構成は次の通りである。
(1)前記球体部の上下両側の平面部は前記リング部の軸心に交差する面に平行であり、前記球体部挿入用切欠きは前記球体部の平面部の厚さより大きな幅を有して水平に形成されていること。
(2)前記球体部挿入用切欠きを前記シリンダ室の高さ中央に一致させたこと。
(3)前記球体部挿入用切欠きから前記偏心軸の軸心が最も離れた状態で前記偏心軸の軸心を回転中心として前記球体部を回転させた場合の先端軌跡より前記球体部挿入用切欠きの奥部が外方に位置するように形成したこと。
前記目的を達成するために、本発明は、主軸及び偏心軸を有するクランク軸と、前記主軸を軸支するベアリング部とシリンダ室を有するシリンダ部とを一体に形成したフレームと、前記シリンダ室内に往復動可能に挿入されると共に偏心軸側に球座を有するピストンと、前記偏心軸に嵌合されたリング部と前記球座に接合された球体部とを連接棒で繋いでなるロッドとを備え、前記シリンダ部は前記球体部をシリンダ室側に挿入するための球体部挿入用切欠きを有し、前記球体部は前記リング部の軸心に交差する面に略平行な平面部を上下両側に形成している密閉形圧縮機の組立て方法において、前記球体部挿入用切欠きを前記シリンダ部の側壁部に形成し、前記ピストンを前記シリンダ部のシリンダ室内の奥側に挿入し、前記リング部を前記偏心軸に嵌合した状態で、前記球体部を回動させて前記球体部挿入用切欠きを通して前記シリンダ部のシリンダ室内に位置させ、前記ピストンを球体部側に移動して前記球座に前記球体部を接合するようにしている。
係る本発明のより好ましい具体的な構成は次の通りである。
(1)前記球体部挿入用切欠きを前記球体部の平面部の厚さより若干大きな幅を有して水平に形成すること。
(2)前記球体部挿入用切欠きを前記シリンダ室の高さ中央に形成して、前記球体部を回動させて前記球体部挿入用切欠きを通して前記シリンダ部のシリンダ室内に位置させること。
(3)前記球体部挿入用切欠きから前記偏心軸の軸心が最も離れた状態で前記偏心軸の軸心を回転中心として前記球体部を回転させて、前記球体部挿入用切欠きを通して前記シリンダ部のシリンダ室内に位置させること。
本発明によれば、低コストで組立て性が良く、オイルシール性に優れた高性能の密閉形圧縮機及びその組立て方法を提供できる。
以下、本発明による一実施例の密閉形圧縮機について、図面を参照しながら説明する。
本実施例の密閉形圧縮機の全体構成に関して図1を参照しながら説明する。図1は本実施例の密閉形圧縮機の縦断面図である。
密閉容器1内には、固定子3及び回転子4からなる電動機部5と、この電動機部5によって駆動される圧縮機部6とが収容されている。また、密閉容器1内底部には、潤滑油2が貯留されている。圧縮機部6と電動機部5とは概略上下に配置されている。電動機部5はコイルばねにより弾性的に支持されている。吸込み管21は、密閉容器1の側面に接続され、密閉容器1内に開口されている。これによって、密閉容器1内が運転中に吸込み圧力とされる低圧チャンバ方式となっている。
フレーム7は、シリンダ室13bを有するシリンダ部13とベアリング部7bとを一体に形成している。この一体型のフレーム7は、別体型のものに比較して、両者の取付け部や取付け具を必要とせず、小型で安価な構造となっている。このフレーム7は固定子3に載置され、固定されている。ベアリング部7bはフレーム7の中央に垂直に延びるように形成され、シリンダ室13bはフレーム7の上部一側で水平に延びるように形成されている。すなわち、ベアリング部7bとシリンダ室13bとは交差する方向に延びて形成されている。シリンダ室13bの水平方向の両側が開口されており、その一側はピストン25で閉塞され、その他側はバルブシート15及びシリンダヘッド16で閉塞されている。
クランク軸8は、主軸9及び偏心軸10から構成されている。主軸9の上部はフレーム7のベアリング部7bに軸支されている。主軸9の中央部には回転子4が固定され、主軸9の下端部にはオイルポンプ18が設置されている。オイルポンプ18は、スパイラル溝19を含む給油経路を介して偏心軸10の上端に連通される。このオイルポンプ18の下端は潤滑油2中に開口されている。
シリンダ部13の反クランク軸側には、バルブシート15及びシリンダヘッド16がボルト等により固定されている。バルブシート15は、吸入穴、吸入バルブ、吐出穴、吐出バルブ(何れも図示せず)を備えている。シリンダヘッド16は、内部を吸入室、吐出室(何れも図示せず)に区割りしている。シリンダヘッド16には吸入マフラー17が接続されている。この吸入マフラー17は、その一側がシリンダヘッド16の吸入室に連通するように接続され、その他側が密閉容器1内に開口されている。
次に、図2から図7を参照しながら、ロッド22、ピストン25及びシリンダ部13に関して詳細に説明する。
ロッド22は、偏心軸10の偏心運動をピストン25の往復運動に変換するためのものであり、図2及び図3に示すように、偏心軸10に嵌合された大端部であるリング部23と、球座26に揺動可能に接合された小端部である球体部24と、を連接棒22aで繋いで構成されている。リング部23、連接棒22a及び球体部24は一体に形成されている。また、ロッド22は、リング部23、ロッド22a及び球体部24の高さ方向の肉厚がほぼ同じに形成され、偏心軸10に対して水平方向に直線状に延びている。
リング部23は、偏心軸10に回動可能に嵌合され、偏心軸10の偏心回転運動に伴って移動される。球体部24は基本形状が球座26にほぼ一致する球形状であり、その上下両側に平面部24aが形成されている。この平面部24aは、リング部23の軸心に交差する面に平行な平面で形成されている。換言すれば、平面部24aは、連接棒22aの延びる方向に平行な平面で形成されている。
ピストン25は、図2及び図4に示すように、シリンダ室23b内に往復動可能に挿入されると共に、偏心軸10側に開口する球座26を有している。球座26には球体部24が摺動自在に接する。球座26の開口には、球体部24の平面部24aの厚さより若干幅広で且つ球体部24の最大外径部を通すことができる球体挿入溝27が形成されている。
シリンダ部13には、図5から図7に示すように、球体部24をシリンダ室13b側に挿入するための球体部挿入用切欠き13aが形成されている。球体部挿入用切欠き13aは球体部24の平面部24aの厚さより若干大きな幅を有してシリンダ部13の側壁部に形成されている。この球体部挿入用切欠き13aは、具体的には、水平に延びる略U字状に形成されている。換言すれば、シリンダ部13は、その側面の片側に、球体部24の平面部24aが通過するに足る幅と深さ寸法の略U字状の球体部挿入用切欠き13aが形成されている。ここで、球体部挿入用切欠き13aの奥部は、図6に示すように、球体部挿入用切欠き13aから偏心軸10の軸心が最も離れた状態で、偏心軸10の軸心を回転中心として球体部24を回転させた場合の先端軌跡より僅かに外方に位置するように形成されている。
次に、本実施例の密閉形圧縮機の組立て方法を図5から図7を参照しながら説明する。
まず、図5に示すように、球体部挿入用切欠き13aをシリンダ部13の側壁部に形成したフレーム7を製作する。このフレーム7のシリンダ部13のシリンダ室13b内の奥側に、図6に示すようにピストン25を挿入する。
次いで、フレーム7のベアリング部7bにクランク軸8の主軸9を挿入して軸支する。さらに、図6の破線に示すように、シリンダ部13とロッド22の球体部24が干渉しないところで、ロッド22のリング部23を偏心軸10に嵌合する。
次いで、図6の白抜き矢印に示すように、ロッド22を回動させて球体部24をシリンダ部13の球体部挿入用切欠き13a内を通過させ、球体部24をシリンダ室13b内に位置させる。この回動時には、球体部挿入用切欠き13aから偏心軸10の軸心が最も離れた状態で、ロッド22を回動させる。
次いで、球体挿入溝27が図6に示すように横に向いた状態で、ピストン25を図7の白抜き左向き矢印に示すように球体部側に移動して球座26に球体部24を接合する。そして、ピストン25を図7の白抜き回転矢印に示すように回転させ、球体部24と球座26とが係止するようにボールジョイントの円弧部を組み合わせて、シリンダ部13とロッド22とピストン25との組立てが完了する。なお、往復運転中にピストン25が軸方向に自在に回転し、ボールジョイント部が外れ、ピストン25の往復運動が不能になるおそれがあるため、ピストン25の回転を阻止する別部材のストッパ機構(図示せず)が設けられている。
以上のように構成された密閉形圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動機部5の回転子4が回転されると、これに伴ってクランク軸8が回転される。それによる偏心軸10の偏心回転運動によって、偏心軸10とロッド22のリング部23が回転摺動され、ロッド22の連接棒22aを介して球体部24とピストン25の球座26とが揺動摺動される。これによって、ピストン25はシリンダ部13の球体部挿入用切欠き13a内を往復運動し、冷媒ガスが吸込み管21を通して密閉容器1内に導かれ、この冷媒ガスは吸入マフラー17の開口部から吸入され、シリンダ室13a内で圧縮される。圧縮された冷媒は、吐出管を通して密閉容器1の外部に吐出される。
一方、クランク軸8の回転に伴って、オイルポンプ18によって潤滑油2は吸引され、スパイラル溝10から上方に導かれ、導通穴20を経て偏心軸の潤滑油放出穴10bから、ピストン25とシリンダ部13へ噴射され、ピストン25とシリンダ部13間の潤滑とシールが行なわれる。
本実施例によれば、従来技術1のようにピストンピンを用いる必要がなく、ピストンピンの削減によるコストの低減と組立て性が優れる量産性向上のメリットを入手できる。また、従来技術2のようにコンロッドの大端部を分割する必要がなく、この点からもコストの低減と組立て性が優れる量産性向上のメリットを入手できる。また、球体部24の上下両側に平面部24aを形成して、球体部24が通過する球体部挿入用切欠き13aの幅を小さく形成できるので、ピストン25とシリンダ部13とのシール面積の減少を小さく抑えることができる。これによって、ピストン25とシリンダ部13との潤滑油によるシール性の改善が図られ、高性能とすることができるので、低コストで組立て性が良く、オイルシール性に優れた高性能の密閉形圧縮機及びその組立て方法を提供できる。
また、球体部24の上下両側の平面部24aはリング部23の軸心に交差する面に平行であり、球体部挿入用切欠き13aは水平に形成されると共に、球体部挿入用切欠き13aの中央をシリンダ室13bの中央に一致させているので、球体部挿入用切欠き13aの幅を小さく形成できる。従って、この点からもピストン25とシリンダ部13とのシール面積の減少を小さく抑えることができる。
さらには、球体部挿入用切欠き13aから偏心軸10の軸心が最も離れた状態で偏心軸10の軸心を回転中心として球体部24を回転させた場合の先端軌跡より球体部挿入用切欠き13aの奥部が僅かに外方に位置するように形成しているので、球体部挿入用切欠き13aの深さを浅くできる。従って、この点からもピストン25とシリンダ部13とのシール面積の減少を小さく抑えることができる。
本実施例の密閉形圧縮機の縦断面図である。 図1の密閉形圧縮機の要部断面図である。 図1の密閉形圧縮機に用いるロッドの形状例を示す斜視図である。 図1の密閉形圧縮機に用いるピストンの形状例を示す側断面図と正面図である。 図1の密閉形圧縮機に用いるシリンダの形状例を示す側断面図である。 図1の密閉形圧縮機の圧縮機構部の組立て方法を示す平断面図である。 図1の密閉形圧縮機の圧縮機構部の組立て方法を示す平断面図である。 従来技術1の密閉形圧縮機の縦断面図である。 図8の密閉形圧縮機の要部断面図である。 図8の密閉形圧縮機の圧縮機構部を示す平面図である。 従来技術2の密閉形圧縮機の一部平面図である。
符号の説明
1…密閉容器、2…潤滑油、3…固定子、4…回転子、5…電動機部、6…圧縮機部、7…フレーム、7b…ベアリング部、8…クランク軸、9…主軸、10…偏心軸、13…シリンダ部、13a…球体部挿入用切欠き、13b…シリンダ室、15…バルブシート、16…シリンダヘッド、17…吸入マフラー、18…オイルポンプ、19…スパイラル溝、20…連通穴、21…吸込み管、22…ロッド、22a…連接棒、23…リング部、24…球体部、24a…平面部、25…ピストン、26…球座、27…球体挿入溝。

Claims (8)

  1. 主軸及び偏心軸を有するクランク軸と、
    前記主軸を軸支するベアリング部とシリンダ室を有するシリンダ部とを一体に形成したフレームと、
    前記シリンダ室内に往復動可能に挿入されると共に偏心軸側に球座を有するピストンと、
    前記偏心軸に嵌合されたリング部と前記球座に接合された球体部とを連接棒で繋いでなるロッドと、
    前記シリンダ部の側壁部に設けられた球体部挿入用切欠きと、
    前記球体部は上下両側に設けられた平面部とを備えた
    ことを特徴とする密閉形圧縮機。
  2. 請求項1に記載された密閉形圧縮機において、前記球体部の上下両側の平面部は前記リング部の軸心に交差する面に平行であり、前記球体部挿入用切欠きは前記球体部の平面部の厚さより大きな幅を有して水平に形成されていることを特徴とする密閉形圧縮機。
  3. 請求項1または2に記載された密閉形圧縮機において、前記球体部挿入用切欠きを前記シリンダ室の高さ中央に一致させたことを特徴とする密閉形圧縮機。
  4. 請求項1から3の何れかに記載された密閉形圧縮機において、前記球体部挿入用切欠きから前記偏心軸の軸心が最も離れた状態で前記偏心軸の軸心を回転中心として前記球体部を回転させた場合の先端軌跡より前記球体部挿入用切欠きの奥部がに外方に位置するように形成したことを特徴とする密閉形圧縮機。
  5. 主軸及び偏心軸を有するクランク軸と、
    前記主軸を軸支するベアリング部とシリンダ室を有するシリンダ部とを一体に形成したフレームと、
    前記シリンダ室内に往復動可能に挿入されると共に偏心軸側に球座を有するピストンと、
    前記偏心軸に嵌合されたリング部と前記球座に接合された球体部とを連接棒で繋いでなるロッドとを備え、
    前記シリンダ部は前記球体部をシリンダ室側に挿入するための球体部挿入用切欠きを有し、
    前記球体部は前記リング部の軸心に交差する面に略平行な平面部を上下両側に形成している密閉形圧縮機の組立て方法において、
    前記球体部挿入用切欠きを前記シリンダ部の側壁部に形成し、
    前記ピストンを前記シリンダ部のシリンダ室内の奥側に挿入し、
    前記リング部を前記偏心軸に嵌合した状態で、前記球体部を回動させて前記球体部挿入用切欠きを通して前記シリンダ部のシリンダ室内に位置させ、
    前記ピストンを球体部側に移動して前記球座に前記球体部を接合する
    ことを特徴とする密閉形圧縮機の組立て方法。
  6. 請求項5に記載された密閉形圧縮機の組立て方法において、前記球体部挿入用切欠きを前記球体部の平面部の厚さより若干大きな幅を有して水平に形成することを特徴とする密閉形圧縮機の組立て方法。
  7. 請求項5または6に記載された密閉形圧縮機の組立て方法において、前記球体部挿入用切欠きを前記シリンダ室の高さ中央に形成して、前記球体部を回動させて前記球体部挿入用切欠きを通して前記シリンダ部のシリンダ室内に位置させることを特徴とする密閉形圧縮機の組立て方法。
  8. 請求項5から7の何れかに記載された密閉形圧縮機の組立て方法において、前記球体部挿入用切欠きから前記偏心軸の軸心が最も離れた状態で前記偏心軸の軸心を回転中心として前記球体部を回転させて、前記球体部挿入用切欠きを通して前記シリンダ部のシリンダ室内に位置させることを特徴とする密閉形圧縮機の組立て方法。
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