JP2003342927A - 支柱カバー - Google Patents
支柱カバーInfo
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- JP2003342927A JP2003342927A JP2002155193A JP2002155193A JP2003342927A JP 2003342927 A JP2003342927 A JP 2003342927A JP 2002155193 A JP2002155193 A JP 2002155193A JP 2002155193 A JP2002155193 A JP 2002155193A JP 2003342927 A JP2003342927 A JP 2003342927A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】支柱における地表面近傍の部分に、雑草が繁殖
しないようにすることである。 【解決手段】支柱Pを挟んで対向配置させた一対の支柱
カバー単体C1 を相互に接近させて、前記支柱Pに装着
させると共に、各支柱カバー単体C1 を構成する支柱被
覆部1の下部(地中埋設部1a)を、地中に埋設させ
る。
しないようにすることである。 【解決手段】支柱Pを挟んで対向配置させた一対の支柱
カバー単体C1 を相互に接近させて、前記支柱Pに装着
させると共に、各支柱カバー単体C1 を構成する支柱被
覆部1の下部(地中埋設部1a)を、地中に埋設させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地表面から立設さ
れた電柱等の支柱における地表面近傍の部分を被覆する
ための支柱カバーに関するものである。
れた電柱等の支柱における地表面近傍の部分を被覆する
ための支柱カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路脇には、電柱、ガードレールの支持
部材、街路樹等(以下、総称して、「支柱」と記載す
る)が立設されている。そして、それらの地表面近傍の
部分の周辺部には、雑草が繁殖している場合がある。こ
れらの雑草は、道路の美観を害するため、定期的に刈り
取られている。支柱Pの周辺部に繁殖した雑草51を刈
り取る場合について説明する。例えば、図12に示され
るように、携帯型の草刈機52を使用して雑草51を刈
り取る。このとき、草刈機52の刈取刃52aが高速回
転する。この場合、支柱Pの周辺部では、高速回転する
刈取刃52aと支柱Pとが接触するおそれがあり、的確
な作業を行うことが困難である。その結果、作業者は、
支柱Pの周辺部の雑草51を手作業で刈り取らなければ
ならず、効率が悪いと共に、重労働である。
部材、街路樹等(以下、総称して、「支柱」と記載す
る)が立設されている。そして、それらの地表面近傍の
部分の周辺部には、雑草が繁殖している場合がある。こ
れらの雑草は、道路の美観を害するため、定期的に刈り
取られている。支柱Pの周辺部に繁殖した雑草51を刈
り取る場合について説明する。例えば、図12に示され
るように、携帯型の草刈機52を使用して雑草51を刈
り取る。このとき、草刈機52の刈取刃52aが高速回
転する。この場合、支柱Pの周辺部では、高速回転する
刈取刃52aと支柱Pとが接触するおそれがあり、的確
な作業を行うことが困難である。その結果、作業者は、
支柱Pの周辺部の雑草51を手作業で刈り取らなければ
ならず、効率が悪いと共に、重労働である。
【0003】また、支柱Pにおける地表面近傍の部分が
露出されていると、この部分が排泄物等によって汚損さ
れ、該支柱Pが腐食する場合がある。
露出されていると、この部分が排泄物等によって汚損さ
れ、該支柱Pが腐食する場合がある。
【0004】更に、寒冷地では、冬期、道路に凍結防止
剤を散布する場合がある。この凍結防止剤が雨水等に溶
け込んで支柱Pに付着したり、地中に染み込んだりする
と、該支柱Pが損傷するおそれがある。
剤を散布する場合がある。この凍結防止剤が雨水等に溶
け込んで支柱Pに付着したり、地中に染み込んだりする
と、該支柱Pが損傷するおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、支柱における地表面近傍の部分を被覆し
て、当該部分の周辺部に雑草が繁殖しないようにすると
共に、前記支柱を、凍結防止剤を含んだ雨水等から保護
することを課題としている。
具合に鑑み、支柱における地表面近傍の部分を被覆し
て、当該部分の周辺部に雑草が繁殖しないようにすると
共に、前記支柱を、凍結防止剤を含んだ雨水等から保護
することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ための請求項1に記載の発明は、地表面から立設された
支柱における地表面近傍の部分を被覆するために、一対
の支柱カバー単体から成る支柱カバーであって、各支柱
カバー単体は、平面視において略半円筒形状で、前記支
柱の外径に対応する内径を有すると共に、地中に押し込
まれる地中埋設部が下部に設けられた支柱被覆部と、前
記支柱被覆部における高さ方向のほぼ中央部の外周面か
ら外方に延設された地表面被覆部と、一対の支柱カバー
単体を組み合わせた状態で、相互に締結するための締結
手段とを備えていることを特徴としている。
ための請求項1に記載の発明は、地表面から立設された
支柱における地表面近傍の部分を被覆するために、一対
の支柱カバー単体から成る支柱カバーであって、各支柱
カバー単体は、平面視において略半円筒形状で、前記支
柱の外径に対応する内径を有すると共に、地中に押し込
まれる地中埋設部が下部に設けられた支柱被覆部と、前
記支柱被覆部における高さ方向のほぼ中央部の外周面か
ら外方に延設された地表面被覆部と、一対の支柱カバー
単体を組み合わせた状態で、相互に締結するための締結
手段とを備えていることを特徴としている。
【0007】支柱を挟んで対向配置された一対の支柱カ
バー単体を、相互に接近させ、該支柱に装着させる。そ
して、各支柱カバー単体に設けられた締結手段により、
両者を相互に締結させて一体化させる。このとき、支柱
被覆部の内径は、支柱の外径と対応しているため、支柱
の外周面が被覆される。一体に組み合わせられた一対の
支柱カバーをそのまま下降させ、前記支柱被覆部の下部
に設けられた地中埋設部を地中に押し込むと共に、各支
柱カバー単体における支柱被覆部から延設された地表面
被覆部を地表面に設置させる。こうすることにより、支
柱における地表面近傍の部分が被覆され、支柱の周辺部
に雑草が繁殖することがなく、当該部分の草刈り作業が
不要となる。また、支柱における地表面近傍の部分が、
排泄物に汚損されて腐食することが防止される。しか
も、前記支柱被覆部の下部(地中埋設部)は、支柱を被
覆したまま地中に埋設されている。このため、雨水等に
溶け込んで地中に浸透する凍結防止剤からも保護され
る。更に、地中埋設部の外周面が土に押し付けられるた
め、該支柱カバーが強固に保持され、振動等により外れ
るおそれはない。
バー単体を、相互に接近させ、該支柱に装着させる。そ
して、各支柱カバー単体に設けられた締結手段により、
両者を相互に締結させて一体化させる。このとき、支柱
被覆部の内径は、支柱の外径と対応しているため、支柱
の外周面が被覆される。一体に組み合わせられた一対の
支柱カバーをそのまま下降させ、前記支柱被覆部の下部
に設けられた地中埋設部を地中に押し込むと共に、各支
柱カバー単体における支柱被覆部から延設された地表面
被覆部を地表面に設置させる。こうすることにより、支
柱における地表面近傍の部分が被覆され、支柱の周辺部
に雑草が繁殖することがなく、当該部分の草刈り作業が
不要となる。また、支柱における地表面近傍の部分が、
排泄物に汚損されて腐食することが防止される。しか
も、前記支柱被覆部の下部(地中埋設部)は、支柱を被
覆したまま地中に埋設されている。このため、雨水等に
溶け込んで地中に浸透する凍結防止剤からも保護され
る。更に、地中埋設部の外周面が土に押し付けられるた
め、該支柱カバーが強固に保持され、振動等により外れ
るおそれはない。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明を前提として、前記支柱被覆部の内周面には、そ
の周方向に沿ってシール部材が取付けられていることを
特徴としている。このため、支柱の外周面とシール部材
とが確実に密着される。この結果、支柱の外周面と支柱
カバーの内周面との間の隙間が埋められ、当該部分から
凍結防止剤を含んだ雨水等が浸入することが防止され
る。
の発明を前提として、前記支柱被覆部の内周面には、そ
の周方向に沿ってシール部材が取付けられていることを
特徴としている。このため、支柱の外周面とシール部材
とが確実に密着される。この結果、支柱の外周面と支柱
カバーの内周面との間の隙間が埋められ、当該部分から
凍結防止剤を含んだ雨水等が浸入することが防止され
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明を前提として、前記地中埋設部の下端部
は、テーパ形状となっていることを特徴としている。こ
のため、前記地中埋設部を地中に押し込む作業が容易で
ある。
に記載の発明を前提として、前記地中埋設部の下端部
は、テーパ形状となっていることを特徴としている。こ
のため、前記地中埋設部を地中に押し込む作業が容易で
ある。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の発明を前提として、前記地表面被
覆部は、一対の支柱カバー単体が組み合わされた状態
で、その裾部が広がった略円錐台形状となっていること
を特徴としている。このため、支柱における地表面近傍
の部分の周辺部に凹凸があっても、各地表面被覆部の裾
部のみを地表面に設置させるだけで、前記支柱における
地表面近傍の部分を被覆させることができる。
3のいずれかに記載の発明を前提として、前記地表面被
覆部は、一対の支柱カバー単体が組み合わされた状態
で、その裾部が広がった略円錐台形状となっていること
を特徴としている。このため、支柱における地表面近傍
の部分の周辺部に凹凸があっても、各地表面被覆部の裾
部のみを地表面に設置させるだけで、前記支柱における
地表面近傍の部分を被覆させることができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の発明を前提として、前記締結手段
は、一方側の支柱カバー単体における支柱被覆部の一端
部から、他方側の支柱カバー単体に向けて突出された係
合片と、前記支柱被覆部の他端部に設けられ、上記と同
様にして他方側の支柱カバー単体から突出された係合片
を挿通させて、抜け止め状態で保持する被係合部とから
構成されていることを特徴としている。このため、一対
の支柱カバー単体を相互に接近させ、相対向して設けら
れた係合片を対応する被係合部に挿通させるだけで、支
柱カバーは、そのまま抜け止め状態で保持される。この
結果、一対の支柱カバー単体を締結させる作業が容易で
あると共に、それらが分離されることが防止される。
4のいずれかに記載の発明を前提として、前記締結手段
は、一方側の支柱カバー単体における支柱被覆部の一端
部から、他方側の支柱カバー単体に向けて突出された係
合片と、前記支柱被覆部の他端部に設けられ、上記と同
様にして他方側の支柱カバー単体から突出された係合片
を挿通させて、抜け止め状態で保持する被係合部とから
構成されていることを特徴としている。このため、一対
の支柱カバー単体を相互に接近させ、相対向して設けら
れた係合片を対応する被係合部に挿通させるだけで、支
柱カバーは、そのまま抜け止め状態で保持される。この
結果、一対の支柱カバー単体を締結させる作業が容易で
あると共に、それらが分離されることが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施形態を挙げて本発明を
更に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の支
柱カバーA1 の斜視図、図2は支柱カバーA1 を構成す
る一対の支柱カバー単体C1 を分離した状態の斜視図、
図3は支柱カバー単体C1 の正面図、図4は同じく平面
図、図5は同じく背面図である。図1ないし図5に示さ
れるように、第1実施形態の支柱カバーA1 は、同一形
状の一対の支柱カバー単体C1より構成されている。そ
して、図6及び図7に示されるように、支柱Pを挟んで
相対向して配置された一対の支柱カバー単体C1 が接近
され、一体に組み付けられることにより、支柱Pに装着
される(図8参照)。そして、そのまま下降され、図9
及び図10に示されるように、前記支柱被覆部1の下部
(地中埋設部1a)が、地中に埋設された状態で使用さ
れる。支柱カバー単体C1 について説明する。本実施形
態の各支柱カバー単体C1 は、樹脂より成る。そして、
平面視において略半円筒形状の支柱被覆部1と、該支柱
被覆部1の高さ方向のほぼ中央部の外周面から、その周
方向に沿って外方に延設された地表面被覆部2とから構
成されている。一対の支柱カバー単体C1 は、いずれも
同一形状であるため、以降、一方側の支柱カバー単体C
1 の構成についてのみ説明する。
更に詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態の支
柱カバーA1 の斜視図、図2は支柱カバーA1 を構成す
る一対の支柱カバー単体C1 を分離した状態の斜視図、
図3は支柱カバー単体C1 の正面図、図4は同じく平面
図、図5は同じく背面図である。図1ないし図5に示さ
れるように、第1実施形態の支柱カバーA1 は、同一形
状の一対の支柱カバー単体C1より構成されている。そ
して、図6及び図7に示されるように、支柱Pを挟んで
相対向して配置された一対の支柱カバー単体C1 が接近
され、一体に組み付けられることにより、支柱Pに装着
される(図8参照)。そして、そのまま下降され、図9
及び図10に示されるように、前記支柱被覆部1の下部
(地中埋設部1a)が、地中に埋設された状態で使用さ
れる。支柱カバー単体C1 について説明する。本実施形
態の各支柱カバー単体C1 は、樹脂より成る。そして、
平面視において略半円筒形状の支柱被覆部1と、該支柱
被覆部1の高さ方向のほぼ中央部の外周面から、その周
方向に沿って外方に延設された地表面被覆部2とから構
成されている。一対の支柱カバー単体C1 は、いずれも
同一形状であるため、以降、一方側の支柱カバー単体C
1 の構成についてのみ説明する。
【0013】最初に、支柱被覆部1について説明する。
図3ないし図5に示されるように、一対の支柱カバー単
体C1 が、一体に組み合わせられたときの支柱被覆部1
の内径は、前記一対の支柱カバー単体C1 が装着される
支柱Pの外径よりも少し大きい。そして、前記支柱被覆
部1の下部(支柱被覆部1において地表面被覆部2より
も下方の部分)には、地中に埋設される地中埋設部1a
が形成されている。また、前記支柱被覆部1の上端部の
外周面は斜めに切除されていて、各部分に上側テーパ部
3が設けられている。こうすることにより、支柱被覆部
1の上端部に雨水等が溜まることが防止されると共に、
その美観が向上する。同様に、その外周面の下端部は斜
めに切除されていて、下側テーパ部4が設けられている
と共に、前記支柱被覆部1の内周面には、高さ方向の上
端部から下方に向かって内側テーパ部5が設けられてい
る。こうすることにより、前記地中埋設部1aを地中に
埋設させる作業(後述)が容易になる。
図3ないし図5に示されるように、一対の支柱カバー単
体C1 が、一体に組み合わせられたときの支柱被覆部1
の内径は、前記一対の支柱カバー単体C1 が装着される
支柱Pの外径よりも少し大きい。そして、前記支柱被覆
部1の下部(支柱被覆部1において地表面被覆部2より
も下方の部分)には、地中に埋設される地中埋設部1a
が形成されている。また、前記支柱被覆部1の上端部の
外周面は斜めに切除されていて、各部分に上側テーパ部
3が設けられている。こうすることにより、支柱被覆部
1の上端部に雨水等が溜まることが防止されると共に、
その美観が向上する。同様に、その外周面の下端部は斜
めに切除されていて、下側テーパ部4が設けられている
と共に、前記支柱被覆部1の内周面には、高さ方向の上
端部から下方に向かって内側テーパ部5が設けられてい
る。こうすることにより、前記地中埋設部1aを地中に
埋設させる作業(後述)が容易になる。
【0014】更に、前記支柱被覆部1の上部の内周面に
は、周方向に沿って、断面半円形状のゴムより成るシー
ル部材6が接着されている。支柱被覆部1において、前
記シール部材6が取付けられた部分の内径は、支柱Pの
外径よりも少し小さい。このため、一対の支柱カバー単
体C1 が支柱Pに装着されたとき、前記シール部材6が
押圧される。こうすることによって、支柱Pの外周面と
前記シール部材6とが密着され、支柱Pと一対の支柱カ
バー単体C1 との間に雨水等が浸入することが防止され
る。
は、周方向に沿って、断面半円形状のゴムより成るシー
ル部材6が接着されている。支柱被覆部1において、前
記シール部材6が取付けられた部分の内径は、支柱Pの
外径よりも少し小さい。このため、一対の支柱カバー単
体C1 が支柱Pに装着されたとき、前記シール部材6が
押圧される。こうすることによって、支柱Pの外周面と
前記シール部材6とが密着され、支柱Pと一対の支柱カ
バー単体C1 との間に雨水等が浸入することが防止され
る。
【0015】次に、地表面被覆部2について説明する。
この地表面被覆部2は、薄い半リング板状で、支柱被覆
部1における高さ方向のほぼ中央部の外周面から、その
周方向に沿って斜め下方に延設されていて、その外周縁
部2aは、支柱被覆部1と地表面被覆部2との接続部よ
りも下方に配置されている。即ち、前記地表面被覆部2
は、正面視において、その裾部(外周縁部2a)が広が
った略半円錐台形状となっている。こうすることによっ
て、支柱Pの周辺部の地表面Gに凹凸があっても、各地
表面被覆部2の外周縁部2aをそのまま地表面Gに設置
させるだけで、前記支柱Pにおける地表面Gの近傍の部
分を被覆することができる。
この地表面被覆部2は、薄い半リング板状で、支柱被覆
部1における高さ方向のほぼ中央部の外周面から、その
周方向に沿って斜め下方に延設されていて、その外周縁
部2aは、支柱被覆部1と地表面被覆部2との接続部よ
りも下方に配置されている。即ち、前記地表面被覆部2
は、正面視において、その裾部(外周縁部2a)が広が
った略半円錐台形状となっている。こうすることによっ
て、支柱Pの周辺部の地表面Gに凹凸があっても、各地
表面被覆部2の外周縁部2aをそのまま地表面Gに設置
させるだけで、前記支柱Pにおける地表面Gの近傍の部
分を被覆することができる。
【0016】図5に示されるように、支柱カバー単体C
1 の背面視において、該支柱カバー単体C1 を構成する
支柱被覆部1と地表面被覆部2との右側の端面部7aに
は、前記支柱被覆部1の上端部から前記地表面被覆部2
の外周縁部2aにかけて連続する略L字状の突条片8が
取付けられている。同様に、前記支柱被覆部1と前記地
表面被覆部2との左側の端面部7bには、前記支柱被覆
部1の上端部から前記地表面被覆部2の外周縁部2aに
かけて連続する略L字状の凹溝部9が、前記突条片8と
対応して設けられている。一対の支柱カバー単体C1 が
組み合わせられるとき、前記突条片8が、対応する凹溝
部9に嵌め込まれる。こうすることにより、一対の支柱
カバー単体C1 は、両者の高さ方向の位置が定められた
状態で組み付けられると共に、各支柱カバー単体C1 の
端面部7a,7b どうしの間に生じた隙間が埋められる。
また、各支柱カバー単体C1 のシール部材6が連続状態
で接合されるため、当該部分から雨水等が浸入すること
が、より確実に防止される。
1 の背面視において、該支柱カバー単体C1 を構成する
支柱被覆部1と地表面被覆部2との右側の端面部7aに
は、前記支柱被覆部1の上端部から前記地表面被覆部2
の外周縁部2aにかけて連続する略L字状の突条片8が
取付けられている。同様に、前記支柱被覆部1と前記地
表面被覆部2との左側の端面部7bには、前記支柱被覆
部1の上端部から前記地表面被覆部2の外周縁部2aに
かけて連続する略L字状の凹溝部9が、前記突条片8と
対応して設けられている。一対の支柱カバー単体C1 が
組み合わせられるとき、前記突条片8が、対応する凹溝
部9に嵌め込まれる。こうすることにより、一対の支柱
カバー単体C1 は、両者の高さ方向の位置が定められた
状態で組み付けられると共に、各支柱カバー単体C1 の
端面部7a,7b どうしの間に生じた隙間が埋められる。
また、各支柱カバー単体C1 のシール部材6が連続状態
で接合されるため、当該部分から雨水等が浸入すること
が、より確実に防止される。
【0017】また、図1に示されるように、前記支柱被
覆部1において、地表面被覆部2よりも上側の外周面
と、前記地表面被覆部2の上面には、複数本(本実施形
態の場合、7本)の略三角形状のリブ11が取付けられ
ている。こうすることにより、支柱カバー単体C1 全体
の補強が図られている。
覆部1において、地表面被覆部2よりも上側の外周面
と、前記地表面被覆部2の上面には、複数本(本実施形
態の場合、7本)の略三角形状のリブ11が取付けられ
ている。こうすることにより、支柱カバー単体C1 全体
の補強が図られている。
【0018】次に、一対の支柱カバー単体C1 を締結す
るための手段について説明する。図2及び図5に示され
るように、支柱被覆部1における地表面被覆部2よりも
上側の外周面で、背面視における右側の端面部7aの近
傍には、2本の舌状の係合片12が高さ方向に所定の間
隔をおいて固着されている。即ち、各係合片12の基端
部が、前記支柱被覆部1における右側の端面部7aの近
傍の外周面に固着されていて、それらの本体部の大部分
は、前記端面部7aよりも外側に突出されている。各係
合片12の先端部は、ほぼ直角に屈曲されていて、各抜
止部12aが形成されている。また、支柱被覆部1にお
ける地表面被覆部2よりも上側の外周面で、背面視にお
ける左側の端面部7bの近傍には、上記した2本の係合
片12に対応する2つの被係合部13が、高さ方向に所
定の間隔をおいて固着されている。各被係合部13に
は、各係合片12の抜止部12aを挿通させるための各
挿通孔13aが設けられている。ほとんど同様にして、
地表面被覆部2の上面で、背面視における左右の各端面
部7a,7b の近傍にも、2本の係合片14と、それらの
抜止部14aに対応する挿通孔15aが設けられた被係
合部15が固着されている。
るための手段について説明する。図2及び図5に示され
るように、支柱被覆部1における地表面被覆部2よりも
上側の外周面で、背面視における右側の端面部7aの近
傍には、2本の舌状の係合片12が高さ方向に所定の間
隔をおいて固着されている。即ち、各係合片12の基端
部が、前記支柱被覆部1における右側の端面部7aの近
傍の外周面に固着されていて、それらの本体部の大部分
は、前記端面部7aよりも外側に突出されている。各係
合片12の先端部は、ほぼ直角に屈曲されていて、各抜
止部12aが形成されている。また、支柱被覆部1にお
ける地表面被覆部2よりも上側の外周面で、背面視にお
ける左側の端面部7bの近傍には、上記した2本の係合
片12に対応する2つの被係合部13が、高さ方向に所
定の間隔をおいて固着されている。各被係合部13に
は、各係合片12の抜止部12aを挿通させるための各
挿通孔13aが設けられている。ほとんど同様にして、
地表面被覆部2の上面で、背面視における左右の各端面
部7a,7b の近傍にも、2本の係合片14と、それらの
抜止部14aに対応する挿通孔15aが設けられた被係
合部15が固着されている。
【0019】図6及び図7に示されるように、相対向す
る一対の支柱カバー単体C1 が接近され、一体に組み付
けられるとき、各係合片12,14の抜止部12a,14
a は、各被係合部13,15における対応する挿通孔1
3a,15a に挿通される。各係合片12,14は可撓性
を有しているため、いったん撓みながら対応する挿通孔
13a,15a に挿通される。そして、各係合片12,1
4の抜止部12a,14a が、被係合部13,15から突
出されると各係合片12,14の抜止部12a,14a に
力が作用しなくなり、それらの抜止部12a,14a が、
前記被係合部13,15の端面と係合される。このよう
にして、各係合片12,14は、対応する被係合部1
3,15と抜け止め状態で係合される。こうすることに
より、一体に組み付けられた一対の支柱カバー単体C1
が、振動等により分離することが防止される。
る一対の支柱カバー単体C1 が接近され、一体に組み付
けられるとき、各係合片12,14の抜止部12a,14
a は、各被係合部13,15における対応する挿通孔1
3a,15a に挿通される。各係合片12,14は可撓性
を有しているため、いったん撓みながら対応する挿通孔
13a,15a に挿通される。そして、各係合片12,1
4の抜止部12a,14a が、被係合部13,15から突
出されると各係合片12,14の抜止部12a,14a に
力が作用しなくなり、それらの抜止部12a,14a が、
前記被係合部13,15の端面と係合される。このよう
にして、各係合片12,14は、対応する被係合部1
3,15と抜け止め状態で係合される。こうすることに
より、一体に組み付けられた一対の支柱カバー単体C1
が、振動等により分離することが防止される。
【0020】次に、本発明に係る支柱カバーA1 の作用
について説明する。図6及び図7に示されるように、支
柱Pにおける地表面Gよりも少し上方の部分を挟んで、
一対の支柱カバー単体C1 の各端面部7a,7b どうしを
相対向して配置させる。このとき、背面視における一方
側の支柱カバー単体C1 の右側の端面部7aの近傍に設
けられた突条片8と各係合片12,14は、同じく他方
側の支柱カバー単体C 1 における左側の端面部7bの近
傍に設けられた凹溝部9と各被係合部13,15と対向
配置される。同様にして、一方側の支柱カバー単体C1
における左側の端面部7bの近傍に設けられた凹溝部9
と各被係合部13,15は、他方側の支柱カバー単体C
1 における右側の端面部7aの近傍に設けられた突条片
8と各係合片12,14と対向配置される。
について説明する。図6及び図7に示されるように、支
柱Pにおける地表面Gよりも少し上方の部分を挟んで、
一対の支柱カバー単体C1 の各端面部7a,7b どうしを
相対向して配置させる。このとき、背面視における一方
側の支柱カバー単体C1 の右側の端面部7aの近傍に設
けられた突条片8と各係合片12,14は、同じく他方
側の支柱カバー単体C 1 における左側の端面部7bの近
傍に設けられた凹溝部9と各被係合部13,15と対向
配置される。同様にして、一方側の支柱カバー単体C1
における左側の端面部7bの近傍に設けられた凹溝部9
と各被係合部13,15は、他方側の支柱カバー単体C
1 における右側の端面部7aの近傍に設けられた突条片
8と各係合片12,14と対向配置される。
【0021】この状態で、一対の支柱カバー単体C1 を
相互に接近させると、図8に示されるように、各支柱カ
バー単体C1 におけるそれぞれの係合片12,14の抜
止部12a,14a が、対応する被係合部13,15の挿
通孔13a,15a に挿通される。そして、それらの抜止
部12a,14a が、被係合部13,15から突出する
と、両者が係合し、一対の支柱カバー単体C1 は抜け止
め状態で組み付けられる。この状態で、支柱Pの外周面
は、各支柱カバー単体C1 の内周面に固着されたシール
部材6に押圧されて密着される。続いて、一体に組み合
わされた一対の支柱カバー単体C1 を、そのまま下降さ
せ、支柱被覆部1の下部(地中埋設部1a)を地中に押
し込む。前記支柱被覆部1の下端部には下側テーパ部4
が設けられていて、同じく内周面には内側テーパ部5が
設けられているため、作業者は、地中埋設部1aを、容
易に地中に押し込むことができる。
相互に接近させると、図8に示されるように、各支柱カ
バー単体C1 におけるそれぞれの係合片12,14の抜
止部12a,14a が、対応する被係合部13,15の挿
通孔13a,15a に挿通される。そして、それらの抜止
部12a,14a が、被係合部13,15から突出する
と、両者が係合し、一対の支柱カバー単体C1 は抜け止
め状態で組み付けられる。この状態で、支柱Pの外周面
は、各支柱カバー単体C1 の内周面に固着されたシール
部材6に押圧されて密着される。続いて、一体に組み合
わされた一対の支柱カバー単体C1 を、そのまま下降さ
せ、支柱被覆部1の下部(地中埋設部1a)を地中に押
し込む。前記支柱被覆部1の下端部には下側テーパ部4
が設けられていて、同じく内周面には内側テーパ部5が
設けられているため、作業者は、地中埋設部1aを、容
易に地中に押し込むことができる。
【0022】上記したように、本発明に係る支柱カバー
A1 は、一対の支柱カバー単体C1が支柱Pに装着され
たとき、各支柱被覆部1の内周面に取付けられたシール
部材6により、支柱Pと各支柱カバー単体C1 との間の
隙間が埋められ、当該隙間に雨水が浸入することが防止
される。特に、寒冷地では、冬期、道路に凍結防止剤を
散布することがある。この凍結防止剤が溶けた雨水等
が、前記隙間から浸入して支柱Pに付着すると、該支柱
Pを損傷させるおそれがある。しかし、本発明に係る支
柱カバーA1 では、支柱Pの外周面と支柱カバーA1 の
内周面との隙間がシール部材6によって埋められている
ため、前記隙間から雨水等が浸入することはなく、該支
柱Pを損傷させるおそれはない。更に、各突条片8が、
対応する凹溝部9に嵌まり込む。こうすることにより、
一対の支柱カバー単体C1 における接合部分の隙間(端
面部7a,7b どうしの隙間)も埋められる。
A1 は、一対の支柱カバー単体C1が支柱Pに装着され
たとき、各支柱被覆部1の内周面に取付けられたシール
部材6により、支柱Pと各支柱カバー単体C1 との間の
隙間が埋められ、当該隙間に雨水が浸入することが防止
される。特に、寒冷地では、冬期、道路に凍結防止剤を
散布することがある。この凍結防止剤が溶けた雨水等
が、前記隙間から浸入して支柱Pに付着すると、該支柱
Pを損傷させるおそれがある。しかし、本発明に係る支
柱カバーA1 では、支柱Pの外周面と支柱カバーA1 の
内周面との隙間がシール部材6によって埋められている
ため、前記隙間から雨水等が浸入することはなく、該支
柱Pを損傷させるおそれはない。更に、各突条片8が、
対応する凹溝部9に嵌まり込む。こうすることにより、
一対の支柱カバー単体C1 における接合部分の隙間(端
面部7a,7b どうしの隙間)も埋められる。
【0023】更に、支柱Pにおける地中埋設部分も、各
支柱カバー単体C1 の地中埋設部1aによって被覆され
ている。このため、雨水等に溶けた凍結防止剤が地中に
染み込んで、前記支柱Pの地中埋設部分を損傷させるこ
とも防止される。また、前記地中埋設部1aの外周面が
土に押し付けられるため、該支柱カバーA1 が強固に保
持され、振動等により外れるおそれはない。
支柱カバー単体C1 の地中埋設部1aによって被覆され
ている。このため、雨水等に溶けた凍結防止剤が地中に
染み込んで、前記支柱Pの地中埋設部分を損傷させるこ
とも防止される。また、前記地中埋設部1aの外周面が
土に押し付けられるため、該支柱カバーA1 が強固に保
持され、振動等により外れるおそれはない。
【0024】しかも、図5に示されるように、各支柱カ
バー単体C1 を構成する地表面被覆部2は正面視におい
て略半円錐台形状を呈していて、支柱被覆部1の地中埋
設部1aと地表面被覆部2の裏面部との間には、断面略
三角形状の空間部Vが形成されている。このため、支柱
Pの周辺部の地表面Gに凹凸があっても、前記地表面被
覆部2の外周縁部2aを、地表面Gに接触させることが
できる。こうすることにより、支柱Pにおける地表面G
の近傍の部分だけでなく、該支柱Pの周辺部の地表面G
をも被覆することができ、該支柱Pの周辺部に雑草等が
繁殖することを確実に防止できる。
バー単体C1 を構成する地表面被覆部2は正面視におい
て略半円錐台形状を呈していて、支柱被覆部1の地中埋
設部1aと地表面被覆部2の裏面部との間には、断面略
三角形状の空間部Vが形成されている。このため、支柱
Pの周辺部の地表面Gに凹凸があっても、前記地表面被
覆部2の外周縁部2aを、地表面Gに接触させることが
できる。こうすることにより、支柱Pにおける地表面G
の近傍の部分だけでなく、該支柱Pの周辺部の地表面G
をも被覆することができ、該支柱Pの周辺部に雑草等が
繁殖することを確実に防止できる。
【0025】次に、第2実施形態の支柱カバーA2 につ
いて説明する。この実施形態の支柱カバーA2 を構成す
る一対の支柱カバー単体C2 は、図11に示されるよう
に、支柱被覆部16に対して、地表面被覆部17が所定
の角度で傾いた状態で取付けられている場合である。こ
のため、支柱Pが地表面Gに対して傾いた状態で立設さ
れていても、その地表面Gの近傍の部分を被覆すること
ができる。また、支柱被覆部16の内周面にシール部材
18が接着されていると共に、前記支柱被覆部16の下
部(地中埋設部16a)が地中に埋め込まれているた
め、第1実施形態の支柱カバーA1 と同様に、凍結防止
剤を含んだ雨水等によって支柱Pが損傷されることはな
い。なお、図11において、第1実施形態の支柱カバー
A1 と同一の機能を有する部分には、同一の符号を付し
てある。
いて説明する。この実施形態の支柱カバーA2 を構成す
る一対の支柱カバー単体C2 は、図11に示されるよう
に、支柱被覆部16に対して、地表面被覆部17が所定
の角度で傾いた状態で取付けられている場合である。こ
のため、支柱Pが地表面Gに対して傾いた状態で立設さ
れていても、その地表面Gの近傍の部分を被覆すること
ができる。また、支柱被覆部16の内周面にシール部材
18が接着されていると共に、前記支柱被覆部16の下
部(地中埋設部16a)が地中に埋め込まれているた
め、第1実施形態の支柱カバーA1 と同様に、凍結防止
剤を含んだ雨水等によって支柱Pが損傷されることはな
い。なお、図11において、第1実施形態の支柱カバー
A1 と同一の機能を有する部分には、同一の符号を付し
てある。
【0026】上記した各実施形態の支柱カバーA1,A2
は、地中から抜き取り、各係合片12,14における抜
止部12a,14a の部分を押圧して、相互に離隔させる
ことによって、一対の支柱カバー単体C1,C2 に分離さ
せることができる。このため、該支柱カバー単体C1,C
2 が損傷した場合であっても、容易に支柱Pから取り外
すことができる。
は、地中から抜き取り、各係合片12,14における抜
止部12a,14a の部分を押圧して、相互に離隔させる
ことによって、一対の支柱カバー単体C1,C2 に分離さ
せることができる。このため、該支柱カバー単体C1,C
2 が損傷した場合であっても、容易に支柱Pから取り外
すことができる。
【0027】また、鉄筋コンクリートの部分に立設され
た支柱Pの場合、年月が経過すると、コンクリートが
「やせる」という現象により、支柱Pとコンクリート面
との間に隙間が生じることがある。そして、この隙間か
ら雨水が入り込み、鉄筋部分を腐食させるおそれがあ
る。しかし、本実施形態の支柱カバーA1,A2 の地中埋
設部1aを前記隙間の部分に押し込み、しかも、支柱P
の周囲をシール部材6,18で被覆させることにより、
前記隙間の部分から雨水が浸入することを防止できる。
このように、本発明に係る支柱カバーA1,A2 は、支柱
Pの保守部材としても使用することができる。
た支柱Pの場合、年月が経過すると、コンクリートが
「やせる」という現象により、支柱Pとコンクリート面
との間に隙間が生じることがある。そして、この隙間か
ら雨水が入り込み、鉄筋部分を腐食させるおそれがあ
る。しかし、本実施形態の支柱カバーA1,A2 の地中埋
設部1aを前記隙間の部分に押し込み、しかも、支柱P
の周囲をシール部材6,18で被覆させることにより、
前記隙間の部分から雨水が浸入することを防止できる。
このように、本発明に係る支柱カバーA1,A2 は、支柱
Pの保守部材としても使用することができる。
【0028】本実施形態の支柱カバーA1,A2 は、樹脂
から成る。しかし、樹脂以外の材料、例えば、ゴム、金
属、木材等のいかなるものであっても構わない。また、
本実施形態の支柱カバーA1,A2 は、支柱Pに装着する
ために2分割された形態である。しかし、3分割、或い
は、それ以上に分割されている形態であっても構わな
い。
から成る。しかし、樹脂以外の材料、例えば、ゴム、金
属、木材等のいかなるものであっても構わない。また、
本実施形態の支柱カバーA1,A2 は、支柱Pに装着する
ために2分割された形態である。しかし、3分割、或い
は、それ以上に分割されている形態であっても構わな
い。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る支柱カバーは、地表面から
立設された支柱における地表面近傍の部分を被覆するた
めに、一対の支柱カバー単体から成る支柱カバーであっ
て、各支柱カバー単体を構成する支柱被覆部の下部に
は、地中に押し込まれる地中埋設部が設けられている。
そのため、支柱における地表面近傍の部分が被覆され
て、当該部分に雑草が繁殖しなくなり、雑草を刈り取る
作業が不要になる。しかも、各支柱カバー単体を構成す
る支柱被覆部の地中埋設部が地中に押し込まれるため、
支柱における地表面近傍の部分だけでなく、地中に埋設
されている部分も保護される。この結果、凍結防止剤が
溶けた雨水等が地中に染み込んでも、支柱が損傷される
おそれが少ない。また、本発明に係る一対の支柱カバー
単体には、両者を一体に組み合わせた状態で保持するた
めの締結手段が設けられている。このため、振動等によ
り、各支柱カバー単体が外れたりすることはない。
立設された支柱における地表面近傍の部分を被覆するた
めに、一対の支柱カバー単体から成る支柱カバーであっ
て、各支柱カバー単体を構成する支柱被覆部の下部に
は、地中に押し込まれる地中埋設部が設けられている。
そのため、支柱における地表面近傍の部分が被覆され
て、当該部分に雑草が繁殖しなくなり、雑草を刈り取る
作業が不要になる。しかも、各支柱カバー単体を構成す
る支柱被覆部の地中埋設部が地中に押し込まれるため、
支柱における地表面近傍の部分だけでなく、地中に埋設
されている部分も保護される。この結果、凍結防止剤が
溶けた雨水等が地中に染み込んでも、支柱が損傷される
おそれが少ない。また、本発明に係る一対の支柱カバー
単体には、両者を一体に組み合わせた状態で保持するた
めの締結手段が設けられている。このため、振動等によ
り、各支柱カバー単体が外れたりすることはない。
【図1】本発明の第1実施形態の支柱カバーA1 の斜視
図である。
図である。
【図2】支柱カバーA1 を構成する一対の支柱カバー単
体C1 を分離した状態の斜視図である。
体C1 を分離した状態の斜視図である。
【図3】支柱カバー単体C1 の正面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく背面図である。
【図6】一対の支柱カバー単体C1 を、支柱Pに装着さ
せる状態の平面図である。
せる状態の平面図である。
【図7】同様の状態を示す正面図である。
【図8】支柱カバーA1 の使用状態を示す平面図であ
る。
る。
【図9】同様の状態を示す正面図である。
【図10】同じく側面図である。
【図11】第2実施形態の支柱カバーA2 の作用説明図
である。
である。
【図12】支柱Pの周辺部に繁殖した雑草を刈り取る状
態を示す図である。
態を示す図である。
A1,A2 :支柱カバー
C1,C2 :支柱カバー単体
G:地表面
P:支柱
1,16:支柱被覆部
1a,16a :地中埋設部
2,17:地表面被覆部
2a:外周縁部(裾部)
4:下側テーパ部(下端部)
6,18:シール部材
12,14:係合片(締結手段)
13,15:被係合部(締結手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 地表面から立設された支柱における地表
面近傍の部分を被覆するために、一対の支柱カバー単体
から成る支柱カバーであって、 各支柱カバー単体は、 平面視において略半円筒形状で、前記支柱の外径に対応
する内径を有すると共に、地中に押し込まれる地中埋設
部が下部に設けられた支柱被覆部と、 前記支柱被覆部における高さ方向のほぼ中央部の外周面
から外方に延設された地表面被覆部と、 一対の支柱カバー単体を組み合わせた状態で、相互に締
結するための締結手段と、 を備えていることを特徴とする支柱カバー。 - 【請求項2】 前記支柱被覆部の内周面には、その周方
向に沿ってシール部材が取付けられていることを特徴と
する請求項1に記載の支柱カバー。 - 【請求項3】 前記地中埋設部の下端部は、テーパ形状
となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
支柱カバー。 - 【請求項4】 前記地表面被覆部は、一対の支柱カバー
単体が組み合わされた状態で、その裾部が広がった略円
錐台形状となっていることを特徴とする請求項1ないし
3のいずれかに記載の支柱カバー。 - 【請求項5】 前記締結手段は、一方側の支柱カバー単
体における支柱被覆部の一端部から、他方側の支柱カバ
ー単体に向けて突出された係合片と、前記支柱被覆部の
他端部に設けられ、上記と同様にして他方側の支柱カバ
ー単体から突出された係合片を挿通させて、抜け止め状
態で保持する被係合部とから構成されていることを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載の支柱カバ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155193A JP2003342927A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 支柱カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002155193A JP2003342927A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 支柱カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003342927A true JP2003342927A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29771768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002155193A Ceased JP2003342927A (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 支柱カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003342927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6224789B1 (ja) * | 2016-08-17 | 2017-11-01 | 落合ライト化学 株式会社 | 支柱カバー |
JP7580339B2 (ja) | 2021-05-31 | 2024-11-11 | 株式会社吉野工業所 | ロック部材 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0710020U (ja) * | 1993-07-14 | 1995-02-10 | 日本鋼管ライトスチール株式会社 | 草生え防止用プロテクタ |
JPH09125330A (ja) * | 1995-10-26 | 1997-05-13 | Sadatoshi Mori | 雑草繁茂防止板 |
JPH09302638A (ja) * | 1996-05-13 | 1997-11-25 | Sanpori:Kk | 無用植物の発生防止具 |
JPH1121833A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-26 | Minami:Kk | 草止め板 |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002155193A patent/JP2003342927A/ja not_active Ceased
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0710020U (ja) * | 1993-07-14 | 1995-02-10 | 日本鋼管ライトスチール株式会社 | 草生え防止用プロテクタ |
JPH09125330A (ja) * | 1995-10-26 | 1997-05-13 | Sadatoshi Mori | 雑草繁茂防止板 |
JPH09302638A (ja) * | 1996-05-13 | 1997-11-25 | Sanpori:Kk | 無用植物の発生防止具 |
JPH1121833A (ja) * | 1997-07-04 | 1999-01-26 | Minami:Kk | 草止め板 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6224789B1 (ja) * | 2016-08-17 | 2017-11-01 | 落合ライト化学 株式会社 | 支柱カバー |
JP2018028197A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | 落合ライト化学 株式会社 | 支柱カバー |
JP7580339B2 (ja) | 2021-05-31 | 2024-11-11 | 株式会社吉野工業所 | ロック部材 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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