JP2003341740A - 物品緩衝保持具 - Google Patents

物品緩衝保持具

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JP2003341740A
JP2003341740A JP2002188760A JP2002188760A JP2003341740A JP 2003341740 A JP2003341740 A JP 2003341740A JP 2002188760 A JP2002188760 A JP 2002188760A JP 2002188760 A JP2002188760 A JP 2002188760A JP 2003341740 A JP2003341740 A JP 2003341740A
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Teruo Hitomi
照夫 人見
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YAMASHIRO SANGYO KK
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YAMASHIRO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】棒状等の物品が梱包に際して容易に安定保持さ
れるようにする物品緩衝保持具を提供する。 【解決手段】筒状の空気充填部2を備え物品をその空気
充填部填部2の中心空間4において保持するプラスチッ
クスフィルムよりなる物品緩衝保持具であり、空気充填
部2が軸方向において複数列に分離配置されてなるも
の。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、物品を安定梱包
するように使用されるプラスチックスフィルムよりなる
物品緩衝保持具に関する。 【0002】 【従来の技術】物品を搬送時等の振動による損傷から守
るように梱包に際して緩衝材を用いることが行なわれて
いる。このような緩衝材としては紙状のものやプラスチ
ックスの袋体等があり、それらが物品とそれを納める梱
包ケースとの間に充填されるように用いられ、これによ
り物品が安定梱包されるようになっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら現状のも
のは、例えば、物品が棒状のものであればその物品の周
囲に沿って多数の緩衝材を配置しなければならず、非常
に手間がかかる問題があった。また、緩衝材が物品の周
囲に均一に配置されていないと物品が安定しないという
問題点があった。 【0004】この発明は、棒状等の物品が梱包に際して
容易に安定保持されるようにする物品緩衝保持具を提供
することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、筒状の空気
充填部を備え物品をその空気充填部の中心空間において
保持するプラスチックスフィルムよりなる物品緩衝保持
具であり、前記空気充填部が軸方向において複数列に分
離配置されてなる構成とした。 【0006】上記構成によれば、空気充填部の中心空間
に物品を位置させるようにすることで棒状等の物品を梱
包に際して容易に安定保持できるようになる。とくに、
空気充填部が軸方向において複数列に分離配置された構
成となっていてそれらの間が補強リブ状となることで空
気充填部全体の強度が大きくなり、保持力を高めるべく
空気を多量に入れても破損のおそれががなく、また、輸
送時の振動等によっても破損のおそれがない。これによ
り、強力で安定した保持力が発揮される棒状等の物品に
好適に使用できる物品緩衝保持具が得られる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1、図2はこの発明の物品緩衝
保持具に関するもので、図1はその膨らみ状態を示す外
観斜視図、図2は図1におけるA−A断面図である。物
品緩衝保持具1は、筒状の空気充填部2を備え物品をそ
の空気充填部2の中心空間4において保持する。空気充
填部2は軸方向において4本の充填部2a、2b、2
c、2dに分離されている。5は空気充填のための自封
式逆止弁であり、充填部2a、2bの側部間に沿って形
成されており、6は充填部2a、2bへの空気導入部で
ある。充填部2a内はその両端において充填部2d内
に、充填部2b内はその両端において充填部2c内にそ
れぞれ連通している。 【0008】図3から図6により上記物品緩衝保持具1
の製造方法を説明するとともに、さらに構成を詳しく説
明する。まず、図3に示すように2枚のプラスチックス
フィルム10a、10bを重ね状態にセットする。プラ
スチックフィルム10aとしてはポリプロンピレンシー
トとナイロンシートとが2層に積層接着されたものを用
い、プラスチックフィルム10bとしてはポリプロンピ
レンシートとナイロンシートとポリプロピレンシートと
が順次3層に積層接着されたものを用い、それぞれのポ
リプロピレンシートが相対するように2枚のプラスチッ
クフィルム10a、10bを重ね状態にし、そのポリプ
ロピレンシート面どうしを図3の点線ta位置で溶着す
る。 【0009】次に、上記工程で得た溶着されたプラスチ
ックフィルム10a、10bが溶着された2組のものを
プラスチックスフィルム10bが相対するように重ね、
その相対するポリプロピレンシート面どうしを図4の点
線tb、tc位置で溶着する。これにより一方側縁に沿
って相対するプラスチックスフィルム10b間に空気導
通部8が形成され、その途中部のプラスチックスフィル
ム10bそれぞれに切り込みが設けられて空気導入部6
が形成されて自封式逆止弁5が設けられる。次に、図4
に示すものにおいて、上側、下側それぞれで重なってい
るプラスチックフィルム10a、10bを図5の点線t
d、te位置で溶着する。さらに、図5に示すものにお
いて、積層される4枚のプラスチックフィルム10a、
10b、10b、10aを図6の点線tf、tg位置で
溶着することで物品緩衝保持具1を完成する。点線tg
位置での溶着はフィルムの側縁に沿って行なわれる。 【0010】上記のようにしてプラスチックフィルム1
0a、10bにより点線ta位置で分離配置された2列
の充填部が形成され、そのプラスチックフィルム10
a、10bが2組用いられることで、空気充填部2は軸
方向において4本の充填部2a、2b、2c、2dが分
離配置された構成となっている。また、所定位置に空気
導入部6が形成されて自封式逆止弁5が設けられた構成
となっている。 【0011】図7は点線tf位置における断面構成を示
す。積層されるプラスチックフィルム10a、10b、
10b、10aにおいてpがポリプロピレンシート、n
がナイロンシートであり、ポリプロピレンシートどうし
が溶着されている。ポリプロピレンシートとナイロンシ
ートとの接着シートを用いるのは、ポリプロピレンシー
トが熱溶着性に優れナイロンシートが強度が大でしかも
空気の透過性が小さいことを理由とする。特にこの実施
例のものでは、外面となるプラスチックスフィルム10
aそれぞれとして3層のものを用いず2層のものを用い
たことで材料の無駄を省いて製造コストの低減を図って
いる。 【0012】図8は自封式逆止弁5の空気導入部6部分
の構成を示す。空気導入部6は空気導通部8の奥端、す
なわち、物品緩衝保持具1の端部に位置させることなく
空気導通部8の途中部に形成している。このようにし
て、使用時に歪み力が加わりやすい奥端位置に空気導入
部6に設けることを回避し、空気導入部6が歪み力で開
き空気漏れすることを回避できるようにしている。自封
式逆止弁5としては、図1に示す空気導通部8への外部
からの空気導入用のパイプが差し入れ位置Yと空気導入
部6との間の密封自封距離Kは基本的には長くとる方が
密封自封性能は高くなるが、その密封自封距離Kは空気
導通部8幅が2cm程度であれば15cm程度とれば十
分であることが実験的に確認されたので、上記空気導入
部6の密封性能を優先して空気導通部8の途中位置に配
置している。 【0013】また、空気導入部6をアングル状の切り込
みとすることで空気導入部6の密封性能を高めている。
仮に空気導入部6を単に直線状の切り込みとすると、歪
み力が加わり密着するフィルム間にずれが生じると空気
導入部8に隙間が生じやすくなる。これに対して実施形
態のようなアングル状の切り込みとすると仮に空気導入
部6に隙間が生じたとしても、空気導入部6の切り込み
とその端部を結ぶ点線で示すラインによって囲まれるフ
ィルムの重なり部Xが存在するのでその密接により空気
の漏れが阻止される。言い換えれば、このアングル形状
の空気導入部6では実質的な空気導入部位置は切り込み
の端部を結ぶ点線位置となり、この位置での隙間が生じ
る量はほとんどなくなる。実験において空気導入部8の
切り込み形状をこの実施例のようなアングル状のものや
半円形状のものとすることにより、単に直線状に空気導
入部を形成した場合に比して高い密封性能を得た。 【0014】次に、上記物品緩衝保持具1の使用につい
て説明する。空気導入に先だって保持すべきびん等の棒
状物品を、図6に示す扁平状の物品緩衝保持具1の中心
空間4となる部分に挿入する。そして、差し入れ位置Y
から空気導通部8にパイプをその先端がほぼ空気導入部
6に達するように挿入し、エアポンプ等により空気を導
入する。空気導入部6それぞれから充填部2a、2bそ
れぞれに入った空気はさらに充填部2d、2cに至り、
4個の充填部2a、2b、2c、2dが膨らむことで、
図1に示すように、空気充填部2の全体が膨らみ状態と
なる。これにより中心空間4にある物品は充填部2a、
2b、2c、2dそれぞれに周囲から弾力的に締め付け
られて保持される。空気充填部2が軸方向において4本
の充填部2a、2b、2c、2dが分離配置された構成
となっていてそれらの間が補強リブ状となることで空気
充填部2全体の強度が大きいので、保持力を高めるべく
空気を多量に入れても破損のおそれががなく、また、輸
送時の振動等によっても破損のおそれがない。これによ
り、強力で安定した保持力が発揮される。なお、製造工
程において、図4においてtb位置において溶着したの
は、逆側の空気導通部8の内側溶着位置と同位置を溶着
することで空気充填部2の形状の対称性を保ち、これに
よっても安定した保持力を発揮できるようにしている。 【0015】また、空気充填部2が膨らんだ状態では充
填部2a、2bは互いにその側部が弾力的に接触するの
でその間に位置する自封式逆止弁5は密封状態となり、
これにより空気導入部6を通しての空気の排出が阻止さ
れ、空気充填部2の膨らみ状態が維持される。この物品
緩衝保持具1は自封式逆止弁5が外部に突出しないので
見栄えが良く、また、使用時、非使用時ともその取扱が
容易に行なえる。 【0016】 【発明の効果】この発明によれば、装着が容易で、しか
も、強力で安定した保持力が発揮される棒状等の物品に
好適に使用できる物品緩衝保持具が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施形態である物品緩衝保持具の膨
らみ時の外観斜視図 【図2】図1のA−A断面図 【図3】この発明の実施形態である物品緩衝保持具の製
造工程図 【図4】この発明の実施形態である物品緩衝保持具の製
造工程図 【図5】この発明の実施形態である物品緩衝保持具の製
造工程図 【図6】この発明の実施形態である物品緩衝保持具の製
造工程図 【図7】この発明の物品緩衝保持具の部分拡大断面図 【図8】この発明の物品緩衝保持具の部分拡大斜視図 【符号の説明】 1 物品緩衝保持具 2 空気充填部 4 中心空間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 筒状の空気充填部を備え物品をその空気
    充填部の中心空間において保持するプラスチックスフィ
    ルムよりなる物品緩衝保持具であり、前記空気充填部が
    軸方向において複数列に分離配置されてなることを特徴
    とする物品緩衝保持具。
JP2002188760A 2002-05-24 2002-05-24 物品緩衝保持具 Pending JP2003341740A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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