JP2003341142A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2003341142A
JP2003341142A JP2003074833A JP2003074833A JP2003341142A JP 2003341142 A JP2003341142 A JP 2003341142A JP 2003074833 A JP2003074833 A JP 2003074833A JP 2003074833 A JP2003074833 A JP 2003074833A JP 2003341142 A JP2003341142 A JP 2003341142A
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image
recording
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Application number
JP2003074833A
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English (en)
Inventor
Takayuki Uemura
隆之 植村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材料を傾斜して回転ドラムに巻付け、比
較的単純な制御系で画像の歪み(傾斜)を解消すること
ができ、かつ画像記録の仕様の変化があっても、歪み発
生を防止する。 【解決手段】 標準仕様下での,画像記録の際には、主
走査ラインが螺旋状の移動軌跡を持っていても,画像領
域が歪むようなことはなく、印刷版12の周端と画像領
域の周端とを互いに平行とすることができる。一方、前
記標準仕様とは異なる仕様の指示があった場合には、印
刷版12の傾斜角度を変えることができないため、従来
のように画像領域が歪むことになる。そこで、このよう
な標準仕様とは異なる仕様の指示があった場合には、ソ
フト的な処理で画像データを副操作方向にシフトさせる
ことで、歪みを軽減している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料と記録ヘ
ッドとを同時にかつ相対的に主走査方向及び副走査方向
へ移動しながら、入力画像データに基づいて、前記記録
ヘッドから光ビームを照射し、前記記録材料へ画像を記
録する画像記録装置に係り、特に回転体の周面に記録材
料を巻付け、前記回転体の軸回転方向を主走査方向と
し、前記回転体の軸線方向を副走査方向として、前記記
録媒体へ画像を記録する画像記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】シート状の記録材料、特に支持体上に感
光層が設けられた印刷版を用い、この印刷版の感光層
(乳剤面)に直接レーザビーム等で画像を記録する技術
が開発されてきている(印刷版露光装置)。このような
技術では、印刷版への迅速な画像記録が可能となってい
る。
【0003】印刷版への画像記録の技術を用いる印刷版
自動露光装置では、印刷版を回転ドラムの周面に巻き付
けた状態で、この回転ドラムを高速に回転しながら(主
走査)、記録ヘッド(露光ヘッド)を回転ドラムの軸線
方向に沿って移動することで(副走査)、印刷版上に画
像を記録するようになっている。
【0004】ここで、一般的には、印刷版の巻付先端側
の辺を回転ドラムの軸線と平行に巻付けており、副走査
(回転ドラムの軸線方向)の書出し位置がずれることは
なく、機械的な誤差があっても僅かな補正で済むため、
問題となっていなかった。
【0005】ところが、回転ドラムを回転させながら、
主走査していくと、主走査ラインが、印刷版の回転ドラ
ムの軸線と直角となる辺に対して傾斜することになる。
このため、印刷版を回転ドラムに対して傾斜させて巻付
けることで、主走査ラインの印刷版に対する傾斜を解消
している。
【0006】この傾斜の角度(θ)は、同時に照射する
光ビームのチャンネル数と、解像度によって決まるもの
であり、例えば、汎用的な仕様として、31チャンネ
ル、1200dpiとすれば、この仕様によって傾斜角
度θが決まる。
【0007】ところが、仕様が変更となった場合、例え
ば2400dpiに解像度を変更すると、傾斜角度は単
純計算でθ/2となるが、機械的に印刷版を角度θで傾
斜させて巻付けているため、仕様に対して相関がとれな
い自体が生じる。
【0008】一方、特許第3179680号公報(以
下、先行技術という)には、印刷版を傾斜させず、所定
角度だけ傾いた傾斜画素列に沿って画像信号を順次に供
給し、それに応じた画像記録ビームを主走査方向と直交
する副走査方向へ連続的に移動させつつ走査すること
で、記録された画像の傾斜を補正する(先行技術、発明
の効果から抜粋)ことが開示されている。
【0009】より具体的に説明すると、図9に示される
如く、バッファメモリ400は、例えば3個の走査ライ
ン分の記憶領域400A、400B、400Cを持って
いる。これら各領域のライン数(副走査方向)をaと
し、主走査方向の画素数をbとすると、3a・b分の記
憶領域が確保されている。
【0010】画像の歪み(傾斜)を補正するためには、
バッファメモリ400への画像信号の書き込みと読み出
しとの相対的なアドレスを制御する。すなわち、図10
に示される如く、スパイラル走査により発生する走査ラ
インL(図10の鎖線参照)の記録材料Pに対する傾斜
角度θに相当する角度分、バッファメモリ400の書き
込みアドレスに対する読み出しアドレスを傾斜させる。
【0011】図9(A)に示される如く、回転ドラムが
1回転する毎に変化する書き込み領域は斜線の領域とな
る。書き込み領域は、記憶領域400A、400B、4
00Cと循環して切替わる。一方、図9(B)に示され
る如く、回転ドラムが1回転する毎に変化する読み出し
領域は斜線となる。読み出し領域は書き込み領域と互い
に重ならないように循環して切替わる。
【0012】これを繰り返すことで、遅滞なく画像記録
を実行し、かつ画像の歪み(傾斜)を解消することがで
きる。
【0013】
【特許文献1】特許第3179680号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術は印刷版を回転ドラムの軸線に対して傾斜させて
巻付けるという概念は全く開示されておらず、示唆もさ
れていない。
【0015】従って、全ての仕様に基づいて画像の書き
込みと読み出しとの間で、互いに重ならないように循環
させるといった複雑な制御が常に必要となる。言い換え
れば、入力された画像データをそのまま利用するという
単純な系が利用されていない。
【0016】本発明は上記事実を考慮し、記録材料を、
所定の解像度、かつ記録ヘッドから同時に照射される光
ビームの所定のチャンネル数の下での前記主走査及び副
走査の同時進行に起因する記録材料の周端と、画像領域
の周端との傾斜角度が相殺される角度分、予め傾けて位
置決めしておくことで、比較的単純な制御系で画像の歪
み(傾斜)を解消することができ、かつ画像記録の仕様
(解像度、チャンネル数)の変化があっても、歪み発生
を防止することができる画像記録装置を得ることが目的
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、記録材料と記録ヘッドとを同時にかつ相対的に主走
査方向及び副走査方向へ移動しながら、入力画像データ
に基づいて、前記記録ヘッドから光ビームを照射し、前
記記録材料へ画像を記録する画像記録装置であって、前
記記録材料を、所定の解像度、かつ記録ヘッドから同時
に照射される光ビームの所定のチャンネル数の下での前
記主走査及び副走査の同時進行に起因する記録材料の周
端と、画像領域の周端との傾斜角度が相殺される角度
分、予め傾けて位置決めする位置決め手段と、前記位置
決め手段で位置決めされたときの解像度又はチャンネル
数と異なる条件での画像記録時に、前記入力画像データ
を前記解像度又はチャンネル数の差分に基づいて副走査
方向にシフトする画像データシフト手段と、を有してい
る。
【0018】請求項1記載の発明によれば、位置決め手
段により、記録材料を所定の解像度、かつ記録ヘッドか
ら同時に照射される光ビームの所定のチャンネル数の下
での前記主走査及び副走査の同時進行に起因する記録材
料の周端と、画像領域の周端との傾斜角度が相殺される
角度分、予め傾けておく。例えば、汎用的な仕様として
光ビームが31チャンネル、解像度が1200dpiと
すると、主走査及び副走査の速度が一定であれば、一義
的に傾斜するべき角度θを演算で求めることができ、基
本的にはこの傾斜角度で常に記録材料を位置決めする。
【0019】これにより、通常は何ら画像データの書き
込み、読み出しに手を加えることなく、記録材料の周端
と、画像領域の周端とを合わせる(対向する辺同士が平
行)ことができる。
【0020】ここで、前記汎用的な仕様とは異なる仕様
で画像記録する場合、設定した記録材料の傾斜角度θと
は異なる傾斜角度で主走査、副走査が行なわれることに
なる。
【0021】そこで、シフト手段では、位置決め手段で
位置決めされたときの解像度又はチャンネル数と異なる
条件での画像記録時に、前記入力画像データを前記解像
度又はチャンネル数の差分に基づいて副走査方向にシフ
トする。これにより、仕様(解像度、チャンネル数)が
変化しても、記録材料と画像領域との相対位置関係を維
持することができる。
【0022】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記画像データシフト手段が、前
記入力画像データを予め設定された解像度及びチャンネ
ル数との差分に基づいてアドレスを指定して記憶する記
憶手段を備え、画像記録時は記憶手段に記憶されたアド
レスに基づいて読み出すことを特徴としている。
【0023】請求項2に記載の発明によれば、記憶手段
に記憶する際に、入力画像データを予め設定された解像
度及びチャンネル数との差分に基づいてアドレスを指定
して記憶することで、読み出し時には通常の状態での読
み出しでよくなる。
【0024】請求項3に記載の発明は、前記請求項2に
記載の発明において、画像記録時に解像度又はチャンネ
ル数が、前記記憶手段に記憶するときに基準とした解像
度及びチャンネル数と異なり、相互に角度差が生じてい
る場合に、当該記憶手段で記憶された画像データを読み
出した後、その角度差分アドレスを変更することを特徴
としている。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、記憶手段
に記憶された画像データのアドレスを読み出し時に変更
することで、異なる傾斜角度にも対応することができ
る。
【0026】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記主走
査の書出し時期に、前記記録材料の傾斜角度に基づいて
時間差を設定する主走査書出し時期制御手段をさらに有
することを特徴としている。
【0027】請求項4に記載の発明によれば、記録材料
が傾斜して巻きつけられると、主走査方向の書出し時期
が正規の位置に対してずれるため、主走査書出し時期制
御手段では、記録材料の傾斜角度に基づいて時間差を設
定する。これにより、画像領域が所謂平行四辺形のよう
な歪みが生じることことがない。
【0028】請求項5に記載の発明は、前記請求項2乃
至請求項4の何れか1項記載の発明において、前記記憶
手段が、バースト転送可能な記憶デバイスが適用されて
いることを特徴としている。
【0029】請求項5に記載の発明によれば、記憶デバ
イスとして、バースト転送可能な記憶デバイス、SDR
AM(Synchronous Dynamic Ra
ndom Access Memory)等が適用可能
である。SDRAMでは、バースト転送時には、クロッ
クの立ち上がりに同期して高速転送が可能である。な
お、SDRAMの他、DDR SDRAM(Doubl
e Data Rate SDRAM)であれば、クロッ
クの立ち上がりと、立ち下がりの両方を使用するため、
SDRAMに比べ同一のクロックで2倍のデータ転送を
実現することもできる。
【0030】なお、バースト転送可能な記憶デバイスを
適用した場合、そのバースト長(1転送画素数)が、入
力画像データを予め設定された解像度及びチャンネル数
との差分に基づいてアドレスを指定して記憶する単位と
なる。
【0031】請求項6に記載の発明は、記録材料を主走
査方向へ移動する移動部と、前記主走査方向と交差する
副走査方向へ移動しながら、供給された画像データに基
づいて、前記記録材料に画像を記録する記録装置と、画
像データを前記記録装置へ供給する画像処理部とを有す
る画像記録装置において、前記記録材料は、該記録材料
に定められた基準方向が前記主走査方向に対して所定の
角度を有するように前記移動部に取り付けられ、前記画
像処理部は、前記移動部と前記記録装置の同時移動の際
の前記記録材料上の前記記録装置による画像記録方向が
前記基準方向からずれる場合には、前記画像記録方向と
前記基準方向の差分に起因する記録材料上の画像記録位
置のずれを小さくするように、予め記録される順番が定
められた複数の画素データからなる画像データの、該画
素データが記録される順番を変更して前記記録装置へ供
給することを特徴としている。
【0032】記録材料の基準方向は、所定の記録条件に
おける記録装置による画像記録方向と同一であり、画像
記録方向は記録条件に依存して変化する。
【0033】また、前記記録条件は、例えば、解像度お
よび前記記録ヘッドから同時に照射される光ビームのチ
ャンネル数である。
【0034】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記画像処理部は、画像データを記憶
する画像データ記憶部と、前記画像記録方向と前記基準
方向の差分に起因する記録材料上の画像記録位置のずれ
を小さくするように、前記差分に基づいて前記画像デー
タ記憶部への書き込みアドレスを変換するアドレス変換
部と、前記アドレス変換部により変換された前記書き込
みアドレスに基づいて前記画像データを前記画像データ
記憶部に書き込む書き込み部とを有することを特徴とす
る。
【0035】請求項7に記載の発明において、アドレス
変換部が、主走査方向の所定の画素数ごとに副走査方向
に1画素分シフトして画像データが画像データ記憶部に
記憶されるように、画像記録方向と基準方向の差分から
主走査方向の所定の画素数を求めて、画像記憶データ部
への書き込みアドレスを算出するようにしてもよい。
【0036】また、前記アドレス変換部が、1回の主走
査あたりの副走査方向の画素シフト量を、 副走査方向の画素シフト量=(tanθ2−tanθ
1)×前記主走査方向サイズ/副走査ピッチ θ1は前記主走査方向に対する前記画像記録方向、θ2
は前記主走査方向に対する前記基準方向により求め、副
走査方向へ1画素シフトするまでの前記主走査方向の所
定の画素数を、 主走査方向の所定の画素数=主走査方向の総画素数/前
記副走査方向の画素シフト量 により求めるようにしてもよい。
【0037】ここで、前記主走査方向に対する前記画像
記録方向の角度θ、および前記主走査方向に対する前記
基準方向の角度θは、 tanθ=(チャンネル数)×(副走査ピッチ)/(主
走査方向サイズ) により求められ、チャンネル数は光源の数であり、副走
査ピッチは解像度により決定される。
【0038】請求項7に記載の発明において、前記画像
データ記憶部は、バースト転送可能な記憶デバイスであ
ってもよい。
【0039】この場合、アドレス変換部が、副走査方向
へ1画素シフトするまでの前記主走査方向の所定の画素
数を、前記画像記録方向と前記基準方向との差分により
求め、前記バースト転送可能な記憶デバイスのバースト
長の整数倍で前記主走査方向の所定の画素数に最も近い
画素数ごとに副走査方向に1画素シフトして画像データ
が前記画像データ記憶部に書き込まれるよう、書き込み
アドレスを変換するようにしてもよい。
【0040】ここで、アドレス変換部が予め用意された
アドレス変換テーブルを利用してアドレス変換を行うよ
うにすることも可能である。
【0041】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記画像処理部が、画像データを記憶
する画像データ記憶部と、前記画像記録方向と前記基準
方向の差分に起因する記録材料上の画像記録位置のずれ
を小さくするように、前記差分に基づいて前記画像デー
タ記憶部への書き込みアドレスを変換し、前記画像デー
タ記憶部からの読み出しアドレスを変換する、アドレス
変換部と、前記アドレス変換部により変換された前記書
き込みアドレスに基づいて前記画像データを前記画像デ
ータ記憶部に書き込む書き込み部と、前記読み出しアド
レスに基づいて前記画像データを前記画像データ記憶部
から読み出す読み出し部と、を有することを特徴とす
る。
【0042】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記画像処理部が、画像データを記憶
する画像データ記憶部と、前記画像記録方向と前記基準
方向の差分に起因する記録材料上の画像記録位置のずれ
を小さくするように、前記差分に基づいて前記画像デー
タ記憶部からの読み出しアドレスを変換する、アドレス
変換部と、前記アドレス変換部により変換された前記読
み出しアドレスに基づいて前記画像データを前記画像デ
ータ記憶部から読み出す読み出し部と、を有することを
特徴とする。
【0043】請求項8及び9に記載の発明において、前
記画像データ記憶部が、バースト転送可能な記憶デバイ
スであり、前記アドレス変換部が、予め用意されたアド
レス変換テーブルを利用してアドレス変換を行うように
してもよい。
【0044】
【発明の実施の形態】(画像記録装置の構成)以下に、
画像記録装置として適用される印刷版自動露光装置15
0の概略構成を示す。
【0045】図1に示される如く、印刷版自動露光装置
150の露光部14は、印刷版12を周面に巻付けて保
持する回転ドラム16を主要部として構成されており、
印刷版12は、搬送ガイドユニット18に案内されて、
この回転ドラム16の接線方向から送り込まれるように
なっている。
【0046】回転ドラム16の図1の上部には、パンチ
ャー24が配設されている。
【0047】搬送ガイドユニット18は、給版ガイド2
0と排版ガイド22とで構成されている。
【0048】搬送ガイドユニット18の給版ガイド20
と排版ガイド22とは、互いの相対位置関係が横V字型
とされ、図1の右端部側の中心として、所定角度回動す
る構造となっている。この回動によって、給版ガイド2
0及び排版ガイド22を選択的に前記回転ドラム16又
はパンチャー24に対応させることができる。
【0049】印刷版12は、まず、給版ガイド20に案
内されてパンチャー24へ送り込まれ、この印刷版12
の先端に位置決め用の切欠きを形成する。
【0050】印刷版12は、パンチャー24による処理
後、一旦給版ガイド20に戻されることで、回転ドラム
16に対応する位置に移動される。
【0051】回転ドラム16は、図示しない駆動手段に
よって、印刷版12の装着露光方向(図1の矢印A方
向)及び装着露光方向と反対方向となる印刷版12の取
外し方向(図1の矢印B方向)へ回転される。
【0052】図1に示されるように、露光部14に設け
られている回転ドラム16には、外周面の所定の位置
に、先端チャック26が取付けられている。露光部14
では、この回転ドラム16に印刷版12を装着するとき
に、先ず、先端チャック26が、搬送ガイドユニット1
8の給版ガイド20によって送り込まれる印刷版12の
先端に対向する位置(印刷版装着位置)で回転ドラム1
6を停止させる。
【0053】露光部22には、印刷版装着位置で先端チ
ャック26に対向して装着ユニット28が設けられてい
る。先端チャック26は、この装着ユニット28の伸縮
ロッド28Aが伸長して一端側が押圧されることによ
り、回転ドラム16の周面との間に印刷版12の挿入が
可能となる。
【0054】露光部14では、印刷版12の先端が先端
チャック26と回転ドラム16の間に挿入された状態
で、装着ユニット18の伸縮ロッド28Aを引き戻して
先端チャック26への押圧を解除することにより、印刷
版12の先端を先端チャック26と回転ドラム16の周
面との間で挟持して保持する。
【0055】このときに、印刷版12は、先端が回転ド
ラム16に設けられた位置決めピン(図示省略)に突き
当てられて位置決めされる。
【0056】露光部14では、回転ドラム16に印刷版
12の先端が固定されると、回転ドラム16を装着露光
方向Aへ回転する。これにより、搬送ガイドユニット1
8の給版ガイド20から送り込まれる印刷版12は、回
転ドラム16の周面に巻き付けられる。
【0057】回転ドラム16の周面近傍には、印刷版装
着位置よりも装着露光方向の下流側にスクイズローラ3
0が配置されている。このスクイズローラ30は、回転
ドラム16に向けて移動することにより回転ドラム16
に巻き付けられる印刷版12を回転ドラム16へ向けて
押圧し、印刷版12を回転ドラム16の周面に密着させ
る。
【0058】また、露光部14には、スクイズローラ3
0よりも回転ドラム16の装着露光方向上流側近傍に後
端チャック着脱ユニット32が配置されている。後端チ
ャック着脱ユニット32には、回転ドラム16へ向けて
突出されたシャフト34の先端に後端チャック36が装
着されている。
【0059】露光部14では、回転ドラム16に巻き付
けた印刷版12の後端が、後端チャック着脱ユニット3
2に対向すると、シャフト34を突出させて、後端チャ
ック36を回転ドラム16の所定の位置に装着する。こ
れにより、後端チャック36が、回転ドラム16との間
で印刷版12の後端を挟持して保持する。
【0060】露光部14では、印刷版12の先端及び後
端を回転ドラム16に保持させるとスクイズローラ30
を離間させる。この後、露光部14では、回転ドラム1
6を所定の回転速度で高速回転させながら(主走査)、
この回転ドラム16の回転に同期させて、記録ヘッド部
37から画像データに基づいて変調した光ビームを照射
する。
【0061】図2には、記録ヘッド部37の概略構成が
示されている。記録ヘッド部37は、記録ヘッド本体3
7Aがベース部250に支持されている。ベース部25
0は、ボールねじ機構部を構成する摺動体であるスライ
ドベース252上に載置されており、これにより、記録
ヘッド本体37Aは、スライドベース252と共に移動
する。
【0062】スライドベース252は、互いに平行な2
本のレール254に沿って、回転ドラム16(図1参
照)の軸線方向に案内されるようになっている。また、
スライドベース252の下部にはボールねじ機構部のシ
ャフト204と連結するための連結部256が取り付け
られている。
【0063】連結部256には、シャフト204に形成
された雄ねじと螺合する雌ねじが形成された円筒部25
8が設けられている。
【0064】シャフト204の一端部にはスプロケット
258が同軸的に取り付けられ、ベルト260が巻き掛
けられている。このベルト260は、パルスモータ20
6の回転軸206Aに取り付けられたスプロケット26
2にも巻き掛けられている。これにより、パルスモータ
206の駆動力(回転軸206Aの回転)をベルト26
0を介してシャフト204に伝達することができ、パル
スモータ206の回転速度で、シャフト204の回転速
度を制御することができる。
【0065】記録ヘッド本体37Aは、図3に示される
如く、回転ドラム16の軸線方向の一端における周面か
ら外れた位置をホームポジションとして、位置決めされ
ており、前記パルスモータ206の駆動力で回転ドラム
16の軸線方向へ移動することで副走査移動する。
【0066】これにより、回転ドラム16の回転(主走
査)に応じて、記録ヘッド本体37Aがシャフト204
に沿って移動(副走査)することで、印刷版12に画像
データに基づいた画像が走査露光される。
【0067】露光部14では、印刷版12への走査露光
が終了すると、印刷版12の後端を保持している後端チ
ャック36が後端チャック着脱ユニット32に対向する
位置で回転ドラム16を一時停止させ、回転ドラム16
から後端チャック36を取り外す。これにより、印刷版
12の後端が開放される。
【0068】その後、回転ドラム16を印刷版12の取
出し方向Bへ回転させることで、印刷版12は後端側か
ら回転ドラム16の接線方向に沿って、搬送ガイドユニ
ット18の排版ガイド22へ排出され、その後、次工程
の現像装置へ搬送される。
【0069】図3には、回転ドラム16の回転と、記録
ヘッド部37の移動、並びに画像信号に基づく記録ヘッ
ド部37による画像記録のための制御系が示されてい
る。
【0070】回転ドラム16は、サーボモータ200の
駆動力で回転する。サーボモータ200は、コントロー
ラ202の駆動系制御部205からの駆動信号に基づい
て、回転速度が制御される。
【0071】また、記録ヘッド部37は、図2に示され
る如く、ボールねじ機構部の雄ねじが形成されたシャフ
ト204をパルスモータ206により軸回転させること
で、回転ドラム16の軸線方向へ移動する。このモータ
206は、コントローラ202の駆動系制御部205か
らの駆動信号に基づいて、その駆動速度が制御される。
【0072】回転ドラム16の軸線方向一端部の軸部に
は、ロータリエンコーダ208が同軸的に取り付けられ
ている。
【0073】ロータリエンコーダ208からは、回転ド
ラム16の回転速度に応じたパルス信号が、コントロー
ラ202における画像処理系制御部210の一部を構成
する基準信号取込部212へ送出されるようになってい
る。
【0074】基準信号取込部212は、画像クロック生
成部214に接続されており、この画像クロックを生成
する際に、回転ドラム16の回転に基づいて、所定回転
(例えば、1回転)毎に主走査開始時期等が加味された
画像クロックが生成され、画像書込み指示部216へ送
出される。
【0075】画像書込み指示部216には、前記画像デ
ータ処理部150(詳細後述)から同時に主走査が必要
なライン数分の画像データが入力されており、光源ユニ
ット222へ所定のタイミングで送出する。
【0076】光源ユニット222には、複数の光源(L
D等)が配設されており、各光源からの光を光ファイバ
224を介して記録ヘッド部37へ案内している。
【0077】画像書込み指示部216では、記録ヘッド
部37を制御して、入力される画像信号に基づいて変調
された光ビームが印刷版12へ照射され、回転ドラム1
6の回転(主走査)と、記録ヘッド部37の移動(副走
査)によって、印刷版12に画像を記録する。
【0078】図4に示される如く、画像データ処理部1
50には、標準仕様データ格納部152が設けられてお
り、この標準仕様データ格納部152には、予め標準仕
様のデータが格納されている。
【0079】本実施の形態に係る光源ユニット222
は、その光源数(チャンネル数)が31チャンネル(3
1ch)であり、画像記録時の解像度が2400dpi
(10.58μm)が標準画像記録の仕様に設定されて
いる。
【0080】また、主走査方向サイズは500mm(4
7259画素)であり、この設定に基づいて、印刷板1
2を回転ドラム16に巻き付けるときに、傾けて巻き付
けるようにしている(図5(A)参照)。
【0081】すなわち、前記標準仕様の下で、回転ドラ
ム16を回転させながら、記録ヘッド部37を回転ドラ
ム16の軸線方向へ移動すると、主走査ラインは螺旋状
を描くような移動軌跡となる。この螺旋(主走査線)
は、回転ドラム16の周端の辺に対して、所定角度θ1
だけ傾斜することになる(図5(B)参照)。
【0082】上記画像記録の仕様において、角度θ1
は、以下の式で表すことができる。
【0083】 tanθ1=(チャンネル数×副走査ピッチ)/主走査方向サイズ・・・( 1) これに上記画像記録の標準仕様のパラメータを当てはめ
ると、 tanθ1=(31×10.58)/500000=6
55.96×10-6となる。
【0084】この数値に基づいて、θ1を求め(tan
-1θ1)、印刷版12を回転ドラム16の周面にθ1だ
け傾けて巻付けるように、印刷版12の送り機構や位置
決めピン等のハードウェア構成を設定する。これによ
り、2400dpiで画像記録するときの螺旋(主走査
ライン)は、印刷版12の周端の巻付け方向に沿う辺と
平行となり得る。
【0085】標準仕様データ格納部152は、比較部1
54に接続されている。この比較部154には、実際の
画像記録の仕様を示す指示データが入力され、標準仕様
データと比較されるようになっている。
【0086】比較部154の比較結果には、標準仕様デ
ータと実際の指示データとの間に差分があるか否かの2
種類があり、その結果は、メモリ選択部156に送出さ
れるようになっている。このメモリ選択部156は、前
記データ書込み指示部216(図3参照)に接続されて
いる。
【0087】また、前記比較部154において差分あり
と判定された場合にはその信号が差分演算部158へも
送出されるようになっている。
【0088】差分演算部158では、標準仕様データと
実際の指示データの差分を数値として演算するようにな
っている。
【0089】演算された差分はアドレス変換部160へ
入力される。このアドレス変換部160は、入力された
画像データを記憶する入力画像データメモリ162から
画像データを取り込み、アドレスを変更して、補正画像
データメモリ164へ格納させる役目を有している。
【0090】なお、入力画像データメモリ162及び補
正画像データメモリ164は、SDRAM(バースト転
送可能な記憶デバイス)を16bit幅4段バーストと
して適用している。すなわち、1転送で64画素(2値
データ)として取り扱うようになっている。
【0091】補正画像データメモリ164は、前記メモ
リ選択部156に接続されている。なお、入力画像デー
タメモリ162は、前記メモリ選択部156にも接続さ
れている。すなわちメモリ選択部156では、前記比較
部154から差分なし信号が入力された場合には、直接
入力画像データメモリ162から画像データを取り込
み、前記比較部154から差分あり信号が入力された場
合には、補正画像データメモリ164から画像データを
取り込むようになっている。
【0092】例えば、画像記録を前記標準の仕様ではな
い1200dpiで実行する場合、印刷版12の傾斜角
度θ1は、ハードウェア的(メカ構造を含む)に定めら
れているため、設定した傾斜角度θ1では、画像領域が
歪む結果となる。
【0093】そこで、本実施の形態では、1200dp
iでの傾斜角度θ2を上記(1)式に基づいて演算す
る。
【0094】その他のパラメータ(チャンネル数、主走
査方向サイズ)は同一であるため、 tanθ2=(31×21.06)/500000=1
3311.92×10-6となる。
【0095】この1200dpiにおける、2400d
piに対する差分は、tanθ2−tanθ1=65
5.96×10-6である。
【0096】上記差分に基づいて、前記アドレス変換部
160でアドレスを変更し、画像信号を副走査方向にシ
フトした補正画像データを生成することで、1200d
piでも画像領域の歪みを抑制することができる。
【0097】シフトについて詳細に述べると、上記の場
合、主走査方向に差分(=tanθ1=655.96×
10-6)だけ、傾ける必要がある。副走査方向のシフト
量は、500000×655.96×10-6となり、3
27.98×10-6=327.98μm、すなわち32
7.98/10.58=31(画素)となる。
【0098】すなわち、副走査方向に31画素分、主走
査方向に画像形成しながらシフトするような画像信号を
露光光学系に供給する。
【0099】主走査画素数は、47259画素であるか
ら、47259/31=1524画素毎に副走査方向に
1画素(1チャンネル)シフトする。
【0100】この副走査方向に1画素シフトするまでの
主走査画素数を保持したテーブルを設ける。上記の15
24画素の場合は、図6に示すシフトチャンネル数0に
設定され、次に1画素(1チャンネル)シフトするまで
の主走査画素数を順次計算した結果として、主走査シフ
ト画素数テーブルを設定する。
【0101】入力画像データメモリ162及び補正画像
データメモリ164は、SDRAMを16bit幅4段
バーストとして適用しており、アドレス変換部160に
は、書込み及び読出しアドレスを参照するためのテーブ
ルを準備しておく。テーブルに設定されている値分、画
像書込み及び読出し時にテーブルを参照し、画像の書込
み及び読出し時のアドレスを加減していく。
【0102】上記の1524画素の場合、1524/6
4=23.18≒24であるため、24回のアクセス毎
にアドレスを変化させる。
【0103】図6は、入力画像データメモリ162に記
憶された画像データの配列(図6(A)参照)と、アド
レス変換部160においてアドレスが変更されて補正画
像データメモリ164に記憶された補正画像データの配
列(図6(B)参照)を模式化したものである。なお、
図6(C)は、メモリ選択部156が補正画像データメ
モリ164を選択した場合における読出し方向を示す模
式図である。また、この例では、主走査方向の画素数を
4段階に分割しているが、分割段数はこの4段階に限ら
れるものではない。
【0104】この図6(A)に示される如く、入力画像
データメモリ162では、画像データが所定の段数−チ
ャンネル番号(1−1、1−2、1−3、2−1・・・
・3−4)で示されるアドレスに区分され、整然と配列
されている。ここで、図6(B)に示される如く、アド
レス変換部160では、段数毎に1チャンネル単位でシ
フトさせる。
【0105】一方、図6(C)に示される如く、画像書
込み指示部216へ送出される画像データは、太矢印A
のように横方向に画像データを読み出していくため、結
果として、段数単位で画像データの読出しが遅延するこ
とになる。
【0106】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0107】上記印刷版自動露光装置150の動作は以
下の通りである。
【0108】給版ガイド20上の印刷版12は、回転ド
ラム16へ送り込まれ、先端チャック26によって印刷
版12の先端部が保持され、この状態で回転ドラム12
が回転することで回転ドラム16の周面に緊密に巻き付
けられ、その後、後端チャック36によって印刷版12
の後端が保持されることで、露光のための準備が完了す
る。
【0109】この状態で、画像データを読み込み、記録
ヘッド部37からの光ビームによって露光処理が開始さ
れる。露光処理は、回転ドラム16を高速で回転させな
がら(主走査)、記録ヘッド部37を回転ドラム16の
軸線方向へ移動する(副走査)、所謂走査露光である。
【0110】露光処理が終了すると、搬送ガイドユニッ
ト18を切り換え(排版ガイド22を回転ドラム16へ
対応させ)、次いで、回転ドラム16に巻きつけた印刷
版12を接線方向から排出していく。このとき、印刷版
12は、排版ガイド22に送られる。
【0111】印刷版12が排版ガイド22に送られる
と、搬送ガイドユニット18を切り換え、排版ガイド2
2を排出口へ対応させ、印刷版12を排出させる。この
排出方向には、現像部が設けられており、印刷版12は
続けて現像処理される。
【0112】ここで、本実施の形態では、予め印刷版1
2を回転ドラム16に巻き付けるときに、標準仕様とし
て設定したチャンネル数、解像度等に基づいて傾斜させ
て巻付けている。この傾斜させた巻付けは、送り機構や
位置きめピンの位置等のメカ的な構成を含むハドウェア
で行っているため、常に一定の傾斜角度で巻付けられ
る。
【0113】このため、この標準仕様の下での、画像記
録の際には、主走査ラインが螺旋状の移動軌跡を持って
いても、画像領域が歪むようなことはなく、印刷版12
の周端と画像領域の周端とを互いに平行とすることがで
きる。
【0114】一方、前記標準仕様とは異なる仕様の指示
があった場合には、印刷版12の傾斜角度を変えること
ができないため、従来のように画像領域が歪むことにな
る。そこで、本実施の形態では、このような標準仕様と
は異なる仕様の指示があった場合には、ソフト的な処理
で画像データを副走査方向にシフトさせることで、歪み
を軽減している。以下、図7のフローチャートに従い、
画像データ処理ルーチンを説明する。
【0115】ステップ300では、ジョブデータ(すな
わち、画像記録仕様の指示データと画像データ)が入力
されたか否かが判断され、肯定判定されるとステップ3
02へ移行して標準仕様データを標準仕様データ格納部
152から読出し、次いでステップ304へ移行して、
入力された仕様の指示データと、標準仕様データとを比
較する。
【0116】ステップ306では、上記比較結果を判別
し、差分ありと判断されると、画像データを補正する必
要があると判断され、ステップ308へ移行する。ま
た、ステップ306で、差分なしと判断されると、画像
データの補正が不要であると判断され、ステップ310
へ移行する。
【0117】ステップ308では、メモリ選択部156
での選択を補正画像データメモリ164としてステップ
312へ移行する。また、ステップ310では、メモリ
選択部156での選択を入力画像データメモリ162と
する。
【0118】ステップ312では、前記差分を数値で表
す演算し、次いでステップ314において入力画像デー
タメモリから画像データを取り込む。
【0119】次のステップ316では、アドレス変換部
160において、取り込んだ画像データのアドレスを前
記差分の演算結果に基づいて変更し、補正画像データを
生成する。
【0120】次のステップ318では、生成された補正
画像データを補正画像データメモリ164へ格納し、ス
テップ320へ移行する。
【0121】一方、ステップ310で入力画像データメ
モリ162を選択した場合には、直接ステップ320へ
移行する。
【0122】ステップ320では、画像書込み指示部2
16へ何れかのメモリ(補正画像データメモリ164又
は入力画像データメモリ162)から画像データを送出
し、ステップ322へ移行して画像記録処理が実行され
る。
【0123】上記ルーチンの流れを、標準仕様を240
0dpi、入力する実際の仕様を1200dpiとして
説明する。
【0124】標準仕様において、角度θ1は、前記
(1)式に基づき、tanθ1=(31×10.58)
/500000=655.96×10-6となる。
【0125】ここで、入力した仕様の指示が1200d
piの場合、角度θ2は、前記(1)式に基づき、ta
nθ2=(31×21.06)/500000=133
11.92×10-6となる。
【0126】この1200dpiにおける、2400d
piに対する差分は、tanθ2−tanθ1=65
5.96×10-6である。
【0127】上記差分に基づいて、前記アドレス変換部
160でアドレスを変更し、画像信号を副走査方向にシ
フトした補正画像データを生成することで、1200d
piでも画像領域の歪みを抑制することができる。
【0128】アドレスの変更は、図6(A)に示される
如く、入力画像データメモリ162では、画像データが
所定の段数−チャンネル番号(1−1、1−2、1−
3、2−1・・・・3−4)で示されるアドレスに区分
され、整然と配列されている。これを、図6(B)に示
される如く、差分の演算結果に基づいてアドレス変換部
160で段数毎に1チャンネル単位でシフトさせる。
【0129】これにより、図6(C)に示される如く、
画像書込み指示部216へ送出される画像データは、太
矢印Aのように横方向に画像データを読み出していくた
め、結果として、段数単位で画像データの読出しが遅延
し、指示された仕様の下で、歪みが生じることなく画像
記録を行うことができる。
【0130】なお、ここで標準仕様以外での画像記録の
場合、主走査の書出し時期も補正することが好ましい。
以下に、主走査書出し時期の制御について述べる。(主
走査の書出し時期制御)印刷版12の傾斜巻付けは、画
像記録領域の主走査ラインの書出し位置のずれを生じさ
せる。
【0131】このため、1回の主走査単位で、画像の書
出し位置をオフセットさせている。
【0132】オフセット量は、最大では画像書込み時の
先頭ラインの書出し位置と、最終ラインの書出し位置ま
での長さ(副走査全幅)Wと、前記傾斜角度θ(上記で
はθ1又はθ2)とにより得ることができる。
【0133】すなわち、オフセット量をLOSとすると、 W/LOS=tanθ・・・(2) よって、 LOS=W/tanθ・・・(3) となる。
【0134】ここで、このオフセット量LOSは、主走査
回数で割ることにより、各主走査によってオフセット量
OSを分散させている(各オフセット量LOS/E)。ま
た、全体のオフセット量LOSは、解像度に応じ、制限が
加えられている。すなわち、制限値LLT>オフセット量
OSの場合には、LOS←LOSとし、制限値LLT≦オフセ
ット量LOSの場合には、LOS←LLTとすることで、制限
値を超えない範囲でオフセットを実行するようにしてい
る。上記で得られた各主走査毎のオフセット量L
OS/Eは、前記遅延設定値として登録されることで、各主
走査の画像書出しタイミングが段階的にずれ(遅れ)、
図8に示される如く、各主走査ラインの書出し位置を結
ぶ線(図8の一点鎖線A参照)が、印刷版12の回転ド
ラム16の軸線に沿う辺12Aと略平行状態となる。
【0135】なお、上記第1の実施の形態では、補正画
像データメモリ164への書き込みアドレスを変換する
例を示したが、これに限らず、書き込みアドレスと読み
出しアドレスの両方、或いは読み出しアドレスのみを変
換してもよい。読み出しアドレスの変換を行う場合を第
2及び第3の実施の形態として以下に示す。なお、第2
及び第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態
と同一の構成部分および処理については、同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0136】第2の実施の形態では、図11に示すよう
に、差分演算部158で演算された標準仕様データと実
際のデータの差分は、書き込みアドレス変換部160お
よび読み出しアドレス変換部168へ入力される。書き
込みアドレス変換部160は、入力された画像データを
記憶する入力画像データメモリ162から画像データを
取り込み、アドレスを変更して、補正画像データメモリ
164へ格納させる。一方、読み出しアドレス変換部1
68は、補正画像データメモリ164から画像データを
読み出す際のアドレスを変換することで、補正画像デー
タメモリ164に格納されている順番とは異なる順番で
画像データを読み出す。
【0137】書き込みアドレスおよび読み出しアドレス
の変換は、tanθ2−tanθ1から、1回の主走査
あたりの副走査方向のシフト画素数を求め、書き込み時
と読み出し時の副走査方向シフト画素数の差分が所望の
副走査方向シフト画素数となるようにアドレス変換を行
う。
【0138】第1の実施の形態と同様に、補正画像デー
タメモリ164は、メモリ選択部156に接続されてい
る。なお、入力画像データメモリ162も、前記メモリ
選択部156に接続されている。すなわちメモリ選択部
156では、前記比較部154から差分なし信号が入力
された場合には、直接入力画像データメモリ162から
画像データを取り込み、前記比較部154から差分あり
信号が入力された場合には、補正画像データメモリ16
4から画像データを取り込むようになっている。
【0139】図13(A)は、入力画像データメモリ1
62に記憶された画像データの配列を模式化したもので
ある。図13(B)は、書き込みアドレス変換部160
によりアドレスが変更されて補正画像データメモリ16
4に記憶された補正画像データの配列を模式化したもの
である。図13(C)は、図13(B)と同じく補正画
像データメモリ164に記憶された補正画像データの配
列を模式化したものであり、矢印Aは、読み出しアドレ
ス変換部168による読み出しアドレスの変更に従って
画像データを読み出す順序を示す。図13(D)は、図
13(C)の矢印Aの順序で画像データを読み出した場
合に、画像書き込み指示部216へ供給される出力画像
データの配列を模式化したものであり、矢印Bは出力画
像データが供給される順序を示す。
【0140】図13(B)に示すように、画像データ
は、主走査方向の所定の画素数あたり副走査方向に1画
素シフトするように、補正画像データメモリ162へ書
き込まれる。補正画像データメモリ162から画像デー
タを読み出す際には、読み出しアドレス変換部168で
変更したアドレスに従って図13(C)の矢印Aの示す
順序で画像データを読み出す。その結果、画像書き込み
指示部216へ送出される出力画像データが、図13
(D)に示すように、標準仕様と入力された仕様との差
分を相殺する画素数だけシフトされた画像データとな
る。第1の実施の形態で説明した標準仕様2400dp
i、入力された仕様1200dpiの例では、1回の主
走査あたり副走査方向に31画素シフトしたデータが出
力画像データとなる。なお、図13(D)の出力画像の
空白部分のように、補正画像データを読み出す際に画像
データが存在しない領域では、不適切なデータが出力画
像データに入らないように適切な値、例えばゼロ、を補
う。
【0141】次に、図12のフローチャートに従い、第
2の実施形態における画像データ処理ルーチンを説明す
る。
【0142】ステップ300では、ジョブデータ(すな
わち、画像記録仕様の指示データと画像データ)が入力
されたか否かが判断され、肯定判定されるとステップ3
02へ移行して標準仕様データを標準仕様データ格納部
152から読出し、次いでステップ304へ移行して、
入力された仕様の指示データと、標準仕様データとを比
較する。
【0143】ステップ306では、上記比較結果を判別
し、差分ありと判断されると、画像データを補正する必
要があると判断され、ステップ308へ移行する。ま
た、ステップ306で、差分なしと判断されると、画像
データの補正が不要であると判断され、ステップ310
へ移行する。
【0144】ステップ308では、メモリ選択部156
での選択を補正画像データメモリ164としてステップ
312へ移行する。また、ステップ310では、メモリ
選択部156での選択を入力画像データメモリ162と
する。
【0145】ステップ312では、前記差分を演算し、
次いでステップ314において入力画像データメモリか
ら入力画像データを取り込む。
【0146】次のステップ316では、書き込みアドレ
ス変換部160が、取り込んだ入力画像データのアドレ
スを前記差分の演算結果に基づいて変換し、補正画像デ
ータを生成する。次のステップ318では、生成された
補正画像データを補正画像データメモリ164へ格納す
る。
【0147】ステップ319では、読み出しアドレス変
換部168が、補正画像データメモリ164から画像デ
ータを読み出す際の読み出しアドレスを変換すること
で、画素データを読み出す順番を変更する。読み出しア
ドレス変換は、ステップ316における書き込みアドレ
ス変換による画素シフト量と、本ステップでの読み出し
アドレス変換による画素シフト量との差分が、ステップ
312で演算された標準仕様と入力された仕様との差分
に相当する画素シフト量に近くなるように行われる。
【0148】一方、ステップ310で入力画像データメ
モリ162を選択した場合には、直接ステップ320へ
移行する。
【0149】ステップ320では、画像書込み指示部2
16へ何れかのメモリ(補正画像データメモリ164又
は入力画像データメモリ162)から画像データを送出
し、ステップ322へ移行して画像記録処理が実行され
る。
【0150】第2の実施の形態は、例えば、標準仕様
と、標準仕様に次いで最もよく選択される仕様(第2標
準仕様)との差分に相当する画素数のシフトが補正画像
データメモリ164への書き込み時に行われるように、
予め書き込みアドレス変換テーブルを作成しておいても
よい。第2標準仕様が選択された場合には書き込みアド
レス変換部160はこの書き込みアドレス変換テーブル
を参照して補正画像データメモリ164への書き込みを
行い、読み出しの際には読み出しアドレスを変換せずに
補正画像データメモリ164から高速に読み出すことが
できる。
【0151】標準仕様以外かつ第2標準仕様以外の仕様
が選択された場合には、補正画像データメモリ164へ
の画像データ書き込み時には第2標準仕様用の前記書き
込みアドレス変換テーブルを参照して書き込みアドレス
を変換し、画像データ読み出し時には、前記書き込みア
ドレス変換による画素シフト量と読み出しアドレス変換
による画素シフト量の差分が、標準仕様と入力された仕
様との差分を相殺するように、読み出しアドレス変換を
行うようにしてもよい。
【0152】第3の実施の形態は、図14に示されるよ
うに、差分演算部158では、標準仕様データと実際の
指示データの差分を数値として演算するようになってい
る。
【0153】演算された差分は読み出しアドレス指定部
170へ入力される。読み出しアドレス指定部170
は、前記比較部154から差分なし信号が入力された場
合には、入力画像データメモリ162に格納されている
入力画像データの画素データを読み出す順番を変更しな
い。前記比較部154から差分あり信号が入力された場
合には、読み出しアドレス指定部170は、tanθ2
−tanθ1から、副走査方向のシフト画素数を求め、
これに基づいて読み出しアドレスを指定し、入力画像デ
ータを読み出す順番を変更する。
【0154】第3の実施の形態では、入力された仕様が
標準仕様である場合には、図16(B)に示すように、
入力画像データメモリ162に格納されているデータ
を、格納されている順番通りに矢印Aのように主走査方
向に読み出してゆく。従って、出力画像データの配列
は、入力画像データの配列と同一である。
【0155】一方、入力された仕様が標準仕様と異なる
場合には、図16(C)に示すように、入力画像データ
メモリ162に格納されているデータを、例えば矢印B
のように、読み出しアドレス指定部170が指定する順
番で読み出してゆく。この場合、図16(D)に示すよ
うな出力画像が、矢印Cの順番で画像書き込み指示部2
16へ供給される。第1の実施の形態で説明した標準仕
様2400dpi、入力された仕様1200dpiの例
では、主走査方向の1回の走査につき副走査方向に31
画素シフトしたデータが出力画像データとなる。図16
(D)の出力画像の空白部分のように、入力画像データ
を読み出す際に画像データが存在しない領域では、不適
切なデータが入らないように適切な値、例えばゼロ、を
補う。
【0156】次に、図15のフローチャートに従い、第
3の実施形態における画像データ処理ルーチンを説明す
る。
【0157】ステップ300では、ジョブデータ(すな
わち、画像記録仕様の指示データと画像データ)が入力
されたか否かが判断され、肯定判定されるとステップ3
02へ移行して標準仕様データを表示仕様データ格納部
152から読出し、次いでステップ304へ移行して、
入力された仕様の指示データと、標準仕様データとを比
較する。
【0158】ステップ306では、上記比較結果を判別
し、差分ありと判断されると、ステップ312へ移行
し、ステップ312では、前記差分を演算する。ステッ
プ315では、ステップ312で演算された差分に基づ
いて、入力画像データメモリ162から画素データを読
み出す際の順序を変更するように読み出しアドレスを指
定する。ステップ320では、ステップ315で指定し
た順序で画像書込み指示部216へ入力画像データメモ
リ162から画像データを送出する。次にステップ32
2へ移行して画像記録処理が実行される。
【0159】一方、ステップ306で差分なしと判断さ
れると、処理はステップ315へ進む。ステップ315
では、読み出しアドレスの変更は行わず、入力画像デー
タメモリに格納されている通りのアドレスが読み出しア
ドレスとして指定される。ステップ320では、ステッ
プ315で指定した入力画像データメモリに格納されて
いる通りの順序で画像書込み指示部216へ入力画像デ
ータメモリ162から画像データを送出する。次にステ
ップ322へ移行して画像記録処理が実行される。
【0160】第2および第3の実施の形態においても、
第1の実施の形態と同様に、主走査の書き出し時期を補
正するようにしてもよい。
【0161】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、記録材料
を、所定の解像度、かつ記録ヘッドから同時に照射され
る光ビームの所定のチャンネル数の下での前記主走査及
び副走査の同時進行に起因する記録材料の周端と、画像
領域の周端との傾斜角度が相殺される角度分、予め傾け
て位置決めしておくことで、比較的単純な制御系で画像
の歪み(傾斜)を解消することができ、かつ画像記録の
仕様(解像度、チャンネル数)の変化があっても、歪み
発生を防止することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る印刷版自動露光装置の概略
図である。
【図2】記録ヘッドの概略を示す斜視図である。
【図3】回転ドラム及び記録ヘッドを駆動するためのコ
ントローラの概略を示すブロック図である。
【図4】コントローラにおける画像データ処理部の概略
ブロック図である。
【図5】(A)は印刷版を回転ドラムに傾斜させて巻付
けた状態を示す正面図、(B)は画像書込み状態を示す
平面図である。
【図6】画像のメモリ構成、並びにアドレスシフトの状
態を示す平面図である。
【図7】画像データ処理ルーチンを示す制御フローチャ
ートである。
【図8】画像の主走査書出し位置を示す印刷版の正面図
である。
【図9】従来の画像領域の記録材料に対する傾斜状態を
示す平面図である。
【図10】メモリへの画像データ書込み、並びにシフト
の状態を示す模式図である。
【図11】第2の実施形態における、画像データ処理部
の概略ブロック図である。
【図12】第2の実施形態における、画像データ処理ル
ーチンを示す制御フローチャートである。
【図13】第2の実施形態における、画像のメモリ構
成、並びに補正画像データへの書き込みアドレス変換お
よび読み出しアドレス変換の状態を示す平面図である。
【図14】第3の実施形態における、画像データ処理部
の概略ブロック図である。
【図15】第3の実施形態における、画像データ処理ル
ーチンを示す制御フローチャートである。
【図16】第3の実施形態における、画像のメモリ構
成、並びに入力画像データメモリからの読み出しアドレ
ス指定の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
12 印刷版(記録媒体) 14 露光部 16 回転ドラム 37 記録ヘッド部 37A 記録ヘッド本体 150 画像データ処理部 152 標準仕様データ格納部 154 比較部 156 メモリ選択部 158 差分演算部 160 アドレス変換部 162 入力画像データメモリ 164 補正画像データメモリ 204 シャフト 206 パルスモータ 202 コントローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材料と記録ヘッドとを同時にかつ相
    対的に主走査方向及び副走査方向へ移動しながら、入力
    画像データに基づいて、前記記録ヘッドから光ビームを
    照射し、前記記録材料へ画像を記録する画像記録装置で
    あって、 前記記録材料を、所定の解像度、かつ記録ヘッドから同
    時に照射される光ビームの所定のチャンネル数の下での
    前記主走査及び副走査の同時進行に起因する記録材料の
    周端と、画像領域の周端との傾斜角度が相殺される角度
    分、予め傾けて位置決めする位置決め手段と、 前記位置決め手段で位置決めされたときの解像度又はチ
    ャンネル数と異なる条件での画像記録時に、前記入力画
    像データを前記解像度又はチャンネル数の差分に基づい
    て副走査方向にシフトする画像データシフト手段と、を
    有する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像データシフト手段が、前記入力
    画像データを予め設定された解像度及びチャンネル数と
    の差分に基づいてアドレスを指定して記憶する記憶手段
    を備え、画像記録時は記憶手段に記憶されたアドレスに
    基づいて読み出すことを特徴とする請求項1記載の画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】 画像記録時に解像度又はチャンネル数
    が、前記記憶手段に記憶するときに基準とした解像度及
    びチャンネル数と異なり、相互に角度差が生じている場
    合に、当該記憶手段で記憶された画像データを読み出し
    た後、その角度差分アドレスを変更することを特徴とす
    る請求項2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記主走査の書出し時期に、前記記録材
    料の傾斜角度に基づいて時間差を設定する主走査書出し
    時期制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3の何れか1項記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段が、バースト転送可能な記
    憶デバイスが適用されていることを特徴とする請求項2
    乃至請求項4の何れか1項記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 記録材料を主走査方向へ移動する移動部
    と、 前記主走査方向と交差する副走査方向へ移動しながら、
    供給された画像データに基づいて、前記記録材料に画像
    を記録する記録装置と、 画像データを前記記録装置へ供給する画像処理部と、を
    有し、 前記記録材料は、該記録材料に定められた基準方向が前
    記主走査方向に対して所定の角度を有するように前記移
    動部に取り付けられ、 前記画像処理部は、前記移動部と前記記録装置の同時移
    動の際の前記記録材料上の前記記録装置による画像記録
    方向が前記基準方向からずれる場合には、前記画像記録
    方向と前記基準方向の差分に起因する記録材料上の画像
    記録位置のずれを小さくするように、予め記録される順
    番が定められた複数の画素データからなる画像データ
    の、該画素データが記録される順番を変更して前記記録
    装置へ供給する、画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記画像処理部は、 画像データを記憶する画像データ記憶部と、 前記画像記録方向と前記基準方向の差分に起因する記録
    材料上の画像記録位置のずれを小さくするように、前記
    差分に基づいて前記画像データ記憶部への書き込みアド
    レスを変換するアドレス変換部と、 前記アドレス変換部により変換された前記書き込みアド
    レスに基づいて前記画像データを前記画像データ記憶部
    に書き込む書き込み部と、を有することを特徴とする、
    請求項6記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記画像処理部は、画像データを記憶す
    る画像データ記憶部と、 前記画像記録方向と前記基準方向の差分に起因する記録
    材料上の画像記録位置のずれを小さくするように、前記
    差分に基づいて前記画像データ記憶部への書き込みアド
    レスを変換し、前記画像データ記憶部からの読み出しア
    ドレスを変換する、アドレス変換部と、 前記アドレス変換部により変換された前記書き込みアド
    レスに基づいて前記画像データを前記画像データ記憶部
    に書き込む書き込み部と、 前記読み出しアドレスに基づいて前記画像データを前記
    画像データ記憶部から読み出す読み出し部と、 を有する、 請求項6記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理部は、画像データを記憶す
    る画像データ記憶部と、 前記画像記録方向と前記基準方向の差分に起因する記録
    材料上の画像記録位置のずれを小さくするように、前記
    差分に基づいて前記画像データ記憶部からの読み出しア
    ドレスを変換する、アドレス変換部と、 前記アドレス変換部により変換された前記読み出しアド
    レスに基づいて前記画像データを前記画像データ記憶部
    から読み出す読み出し部と、 を有する、請求項6記載の画像記録装置。
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