JP2003341035A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003341035A
JP2003341035A JP2002150910A JP2002150910A JP2003341035A JP 2003341035 A JP2003341035 A JP 2003341035A JP 2002150910 A JP2002150910 A JP 2002150910A JP 2002150910 A JP2002150910 A JP 2002150910A JP 2003341035 A JP2003341035 A JP 2003341035A
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Japan
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timer
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Withdrawn
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JP2002150910A
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English (en)
Inventor
Sadatoshi Narasaki
定利 楢崎
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵電池による時計用ICを必要とせず、ま
たホスト装置からの時刻情報に依存しない低消費電力の
時刻情報回路を設けることにより、クリーニング動作を
常に正確に実行して、インク乾燥によるノズル孔の目詰
りを防ぐのを目的とする。 【解決手段】 ホスト装置からのデータ中に時刻情報が
含まれるか判断する判断手段と経過時間を計測するタイ
マー計測手段とこのタイマー計測手段の出力と経過時間
の相関を示す経過時間テーブルの記憶手段を有し、ホス
ト装置からの時刻情報が存在する場合は、この情報を基
にクリーニング動作を制御し、ホスト装置からの時刻情
報が存在しない場合は、タイマー計測手段と経過時間の
相関テーブルを基にクリーニング動作を制御する様にし
て、インク乾燥によるノズル孔の目詰りを防止するイン
クジェットプリンタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置に接続
されて、該ホスト装置から送られてくる印字データを印
刷するインクジェットプリンタ、特にインクジェットヘ
ッドの目詰まり防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクをノズル孔より吐出して印字を行
うインクジェットプリンタは、その静粛性や印字品質が
良好なことから、インパクトプリンタに代わってプリン
タの主流となっている。
【0003】しかし、インクの乾燥により目詰まりが発
生するというインクジェット固有の問題があることか
ら、非印字時間がある程度続くと、非印字領域でインク
滴をノズル孔から噴射して、乾燥しかかったインクを排
除するクリーニングと呼ばれる動作が必要不可欠となっ
ている。このクリーニングにおけるインク滴吐出は、印
字に供さず排出されてしまうもので、非印字時間が長い
時は入念に行って、無駄になるインクを最小限に抑えて
いる。
【0004】上記クリーニングを行わせるために、従来
のインクジェットプリンタでは、特開平3−29315
4号公報に示されるようにプリンタの印字機構を駆動す
る電源とは別に、内蔵電池により常時動作する時計用の
ICにより非印字時間を計測してクリーニングの程度を
判定させている。
【0005】図10は、この従来技術のインクジェット
プリンタの制御回路ブロック図である。図中、符号9−
2は、プリンタ全体の制御を司るCPUであり、符号9
−4は、その制御プログラム等を記憶したROM、符号
9−5は、CPUがプログラムを実行する際に必要とな
るデータを書き込んだり、該データを読み出したりする
ためのRAM、符号9−6は、プリンタの設定情報等を
電源が切られても、保持しておくための不揮発性メモリ
ー、符号9−7は、プリンタメカニズムを駆動するため
のメカ制御回路、符号9−1は、ホストコンピューター
からの印字データを受信するためのインターフェイス回
路である。
【0006】符号9−8は、前述の時計用ICで、電池
ホルダ9−10にセットされた電池9−11により、常
時動作しており、該時計用IC9−8の計時時間は、C
PU9−2により読み取れるようになっている。具体的
には、クリーニング動作を終えたときに、CPU9−2
が時計用IC9−8の計時時間を読み取り、該時間を不
揮発性メモリー9−6に記録する。これにより、例えプ
リンタの電源が切られても、次に電源が投入された時点
で、再度時計用IC9−8の計時時間を読み取って不揮
発性メモリー9−6に記憶されている時間と比較するこ
とで、最終のクリーニング動作からの経過時間を把握
し、非印字時間が短い時は軽いクリーニング方法を行
い、非印字時間が長い時は入念なクリーニングを行うよ
うにしている。尚、符号9−3及び、符号9−9は、基
準クロック信号を発生する水晶発振子である。
【0007】また、特開平8−156277号公報に示
されるように、プリンタ内部で、時計用のICを設けて
常時時間を計時させることなく、接続先のホスト装置か
らの時刻情報を受信することにより、記憶手段に記憶さ
れた前回インクの吐出が行われた時刻と受信時刻から、
経過時間を求める方法も提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
のインクジェットプリンタでは、常時時計用ICを動作
させて時間を、継続的に計時させておくためにプリンタ
の駆動電源とは別の、内蔵電池が必要であるが、電池
は、当然のことながら寿命があり、寿命が尽きてしまう
と、時間管理が不能となってノズル孔の目詰まりを生じ
させてしまうという問題がある。また、時計用IC及
び、専用の内蔵電池が必要という点から、コスト的に
も、高くなってしまうという欠点がある。
【0009】さらには、CPUの内蔵してあるカウンタ
ーを用いて、ソフトタイマーを常時稼働させる方法もあ
るが、この方式方法では、CPUが、常時電力を消費し
ており、消費電力を抑えることができないという欠点が
ある。また、ホスト装置から、時刻情報をもらう方式も
あるが、ホスト装置が、必ずしも時計機能内蔵している
とは限らず、常にホスト装置から、時刻情報もらうこと
ができない場合もあるなどの問題点があった。
【0010】(発明の目的)本発明は、上記従来例に鑑
みてなされたもので、内蔵電池による時計用ICを必要
とせず、且つ常時電力を消費せずに、安価に時刻情報を
得ることにより、インクの乾燥により目詰まりを防ぐこ
とを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、インク滴をノズル孔より吐出させて記録を行うイン
クジェットプリンタにおいて、ホスト装置からの情報を
受信し時刻情報が存在するか否かを判断する判断手段
と、前記判断手段の結果を記憶する第一の記憶手段と、
ホスト装置からの時刻情報を受信し解析する時刻情報解
析手段と、経過時間を計測するタイマー計測手段と、前
記タイマー計測手段の出力と経過時間の相関を示す経過
時間テーブルが記憶された第二の記憶手段と、直前のノ
ズル孔の目詰まり防止のためのインク滴吐出が行われた
時刻を記憶する第三の記憶手段とを備え、前記判断手段
の結果に従って、前記直前のノズル孔の目詰まり防止の
ためのインク滴吐出からの経過時間を、ホスト装置から
の時刻情報が存在するときは、前記時刻情報解析手段の
解析結果と前記第三の記憶手段に記憶された時刻とから
求める、ホスト装置からの時刻情報が存在しないとき
は、前記タイマー計測手段と前記第二の記憶手段に記憶
された経過時間テーブルを参照することから求めるよう
にしたものである。
【0012】(作用)以上の構成により、ホスト装置が
時計機能を有している場合は、ホストからの時刻情報を
用い、またホスト装置が時計機能を有していない場合
は、経過時間を計測するタイマーを用いることにより、
安価で、且つ低消費電力が可能なインクの乾燥により目
詰まり防止方式を提供することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本実施例の回路構成ブロ
ック図を示す。
【0014】図中、符号1−2は、プリンタ全体の制御
を司るCPUであり、符号1−4は、その制御プログラ
ム及び、時間テーブル等を記憶したROM、符号1−5
は、CPU1−2がプログラムを実行する際に必要とな
るデータを書き込んだり、該データを読み出したりする
ためのRAM、符号1−6は、プリンタの設定情報等を
電源が切られても保持しておくための不揮発性メモリ
ー、符号1−7は、プリンタメカニズムを駆動するため
のプリンタ制御回路及びプリンターエンジン、符号1−
1は、ホストコンピューターからの印字データを受信す
るためのインターフェイス回路である。符号1−8は、
タイマー計測用A/D変換回路で、CPU1−2の指示
により経過時間を計測し、その値をデジタル値として出
力する回路である。符号1−9は、CPU1−2に内蔵
された汎用のI/Oポートで、タイマー計測用A/D変
換回路1−9の変換データ1−10を読み取る入力ポー
トである。
【0015】符号1−11は、タイマー計測用A/D変
換回路1−9への制御信号類で、図2に示す変換開始制
御信号2−11、サンプリングクロック信号2−12、
タイマー充電開始信号2−10で構成されている。具体
的には、クリーニング動作を終えたときに、CPU1−
2がタイマー計測用A/D変換の指示をして、経過時間
を読み取り、該時間を不揮発性メモリー1−6に記録す
る。これにより、例えプリンタの電源が切られても、次
に電源が投入された時点で、再度タイマー計測用A/D
変換の指示をして、経過時間を読み取り不揮発性メモリ
ー1−6に記憶されている時間と比較することで、最終
のクリーニング動作からの経過時間を把握し、クリーニ
ングを行うようにしている。尚、符号1−3は、基準ク
ロック信号を発生する水晶発振子である。
【0016】図2は、本実施例のタイマー計測A/D変
換回路を示す。
【0017】図中、符号2−1は、DC電源VB、符号
2−2はトランジスタースイッチ、符号2−4は、タイ
マー用コンデンサー、符号2−3は、タイマー用コンデ
ンサーの充電電流制限抵抗、符号2−6は、トランジス
タースイッチ2−2のプリドライブ、符号2−5は、コ
ンデンサー2−4の放電用抵抗、符号2−7は、インピ
ーダンス変換のためのボルテージフォロア、符号2−8
は、コンデンサー2−4のアナログ電圧をデジタル値に
変換するA/Dコンバーター、符号2−9は、A/D変
換のための基準電圧Vref、符号1−10は、A/D
コンバータ2−8にて変換されたコンデンサー2−4の
デジタル電圧値(D0〜D7)、符号2−11は、CP
U1−2からのA/D変換指示信号、2−12は変換用
のサンプリングクロック、符号2−10は、タイマー用
コンデンサー2−4の充電開始制御信号である。
【0018】図3及び図4は、タイマー計測用のコンデ
ンサー2−4に充電された電荷を放電用抵抗2−5を通
して放電する時のコンデンサー電圧Vと経過時間tとの
関係を示す図及びテーブルである。図3において、時間
taにてコンデンサー2−4の電圧がVaとすると、一
定時間経過した時間tbでの前記コンデンサー2−4の
電圧がVbとなることを示している。ここで、図4に示
すように、例えばコンデンサー電圧の最大値を5Vとし
た時を基準に考えると、前記図3の関係に従い経過時間
と共にコンデンサー電圧が下がってくることになる。こ
の関係をテーブルとしてROM1−4等の不揮発性記憶
装置に予め記憶しておく。
【0019】図5は、電源のONからOFFするまでの
間のタイマー計測A/D変換回路1−8の動作シーケン
スを示すものである。ここで、電源OFF直前のコンデ
ンサー2−4の電圧をVa、その時の経過時間をta、
電源ON直後のコンデンサー2−4の電圧をVb、経過
時間をtbとする。
【0020】インク滴の乾燥によるインクジェットプリ
ンタのノズル孔の詰りを防ぐためには、前回電源OFF
された時間から今回電源ONされた時間までの経過時間
がどのくらいかが重要なポイントであり、この間の経過
時間が長くなければ、前記のノズル孔クリーニングも簡
単なものでよく、逆に経過時間が長ければ、充分なクリ
ーニングを必要とする。従って、電源OFFから再度電
源がONされた時までの経過時間を必要最小限知ればよ
いことになる。勿論、プリンタが稼動中にも、CPU1
−2の内部タイマーを利用したり、本実施例のコンデン
サー2−4の電圧をA/D変換して経過時間を得て、稼
動中のノズル孔クリーニングを実行しても構わない。本
実施例の場合は、電源OFF時と電源ON時に着目して
説明し、電源ON時の電圧変換後は、電源OFF時に備
えてコンデンサー2−4を再度充電することによりコン
デンサー2−4の電圧が測定不能領域、即ち完全放電し
てしまわないようにしている。
【0021】以下図面5を用いて、コンデンサー2−4
の電圧から経過時間を読み取るための動作を説明する。
【0022】まず、CPU1−2は、ROM1−4に内
蔵されている制御プログラムに基づき、電源ONの直後
の前記時間tbの時に、タイマー計測用A/D変換回路
1−8にコンデンサー電圧をデジタル値に変化するよう
指示をする。具体的には、図5において、A/D変換開
始信号2−11を所定の時間の間ON(以下、イネーブ
ル)して、図2のA/Dconverter2−8を動
作させる。A/Dconverter2−8は、ボルテ
ージフォロア2−7を経由して入力されるタイマー用コ
ンデンサー2−4の電圧を基準電圧Vref2−9を基
にサンプリングクロック2−12にてサンプリングし、
デジタル値の変換データ1−10に変換する。変換が終
了すると、CPU1−2は、A/D変換開始信号2−1
1をOFF(以下、ディセーブル)し、A/D値読み取り
信号(不図示)にてI/Oポート1−9を経由し読み取
り、不揮発性メモリー1−6に記憶しておく。この時R
AM1−5に記憶しておいても良い。ここで、CPU1
−2は、前回の電源OFF時の時間ta時に不揮発性メ
モリー1−6に記憶されていたタイマー用コンデンサー
2−4のA/D変換データ1−10から図4の経過時間
テーブルを参照して基準となる時間を求める。例えば、
A/D変換した電圧値が図4のテーブルで、4.5Vだ
とすると基準時間は、30分となる。次に、前記記憶し
ておいた電源ON直後のA/D変換データ1−10から
同様に経過時間を求める。例えば、A/D変換した電圧
値が図4のテーブルで、3.0Vだとすると経過時間
は、360分となる。この結果をCPU1−2が減算計
算することにより電源OFF時からの再度電源ON時ま
での経過時間を求めることができる。この場合、360
分−30分=320分という経過時間が求められる。こ
の経過時間の割合により、CPU1−2は、ノズル孔の
クリーニングを判断できることになる。
【0023】次にCPU1−2は、電源OFF直前のコ
ンデンサー電圧を変換するための準備を開始する。即
ち、時間tb以降、タイマー用コンデンサー2−4の充
電を開始するためにタイマー充電開始信号2−14をI
/Oポート1−9から出力し、トランジスタースイッチ
2−2及び2−6を所定時間イネーブルとしてDC電源
2−1からコンデンサー2−4を充電する。この時、不
図示だが、前記変換信号等を用いて、随時コンデンサー
2−4の電圧の再度変換して充電完了したかを判断して
もよい。
【0024】充電完了後、前記電源ON時の動作シーケ
ンスと同様にして、タイマー用コンデンサー2−4の電
圧をA/D変換データ1−10として、不揮発性メモリ
ー1−6に記憶しておき、前記電源ON時の経過時間を
求める時に利用する。
【0025】次に、図6のシステムフローチャートを用
いて、システムとしての動作を詳細に説明する。まず、
電源ON時について説明する。
【0026】ステップS1にて、CPU1−2は、電源
がON後、直ちに前回のクリーニング動作時にホスト装
置からの時刻情報を使用したかどうかを判断する。これ
は、不揮発性メモリー1−6に記憶されている特定のフ
ラグ(以下、時刻情報受信フラグ)を調べることによ
り、前回の状況を判断する。例えば、このフラグが、論
理的に“1”であればホストからの時刻情報を受信し、
経過時間を計算したことになる。時刻情報を使用したと
判断すれば、ステップS2へと進み、ステップS2で
は、前回のクリーニング実行時刻を不揮発性メモリー1
−6から読出し、プリンタに接続されているホスト装置
へ現在の時刻情報を送信するよう要求して、ホストから
の情報待ちとなり、ステップS8へと進む。ここでホス
ト装置へ時刻情報の送信を要求しなくても、ステップS
9で、受信データに時刻情報が存在するかを調べて経過
時間を判断しても良い。
【0027】逆に、前回のクリーニング動作時にホスト
装置からの時刻情報を使用していなければ、ステップS
4へと進み、ステップS4では、前記したようにタイマ
ー計測A/D変換回路1−8を起動し、現在のタイマー
用コンデンサー2−4の電圧をデジタル変換する。変換
データ1−10をRAM1−5に記憶しておく。次にス
テップS5へと進み、ステップS5では、タイマー計測
A/D変換回路を使用している状態を示すために、時刻
情報受信フラグをリセットする。
【0028】この時、同時にステップS6で示すよう
に、タイマー計測用のコンデンサー2−4を再度充電開
始し、次回の計測に備える。
【0029】CPU1−2は、ステップS7にて、不揮
発性メモリー1−6から読出した前回電源OFF時に記
憶したタイマー計測A/D値及びステップS4にて読み
込んだ現在のタイマー計測A/D値のそれぞれの経過時
間を図4の時間テーブルを参照して、前回から今回まで
の経過時間を演算して求めステップ12へと進む。
【0030】ステップ12では、経過時間が所定の時間
経過しているかの判定を行う。例えば、インクが乾燥し
て、ノズル孔が詰まる時間を3日間とした場合は、3日
以上経過しているかの判定を行うことになる。この判定
基準である所定の時間は、使用環境、使用機器により異
なるので、すべての条件を満足するように決めればよ
い。
【0031】ステップ12での判定結果、3日以上経過
している場合は、ステップ13へと進み、ステップ13
にて、インクの乾燥によるノズル孔の詰りを防止するた
めに、クリーニング動作を実行し、インクの強制吸引を
する。その後、ステップ14にて次回のクリーニング時
に使用するために、クリーニング実行時刻情報の変更を
行い、不揮発性メモリー1−6に記憶する。
【0032】また、ステップ12で、所定の時間経過、
ここでは、例えば3日経過していなければ、クリーニン
グ動作を実行せずに、ステップ15へと進み、印字デー
タの受信、及びデータを一時的にRAM1−4に格納
し、印字動作待ちとなる。本実施例では、3日経過して
いない場合は、クリーニング動作を実行せずにステップ
15へ進むとしたが、ノズル孔の簡単なクリーニング動
作をするようにし、3日以上経過していた場合は、長い
期間インクジェットプリンタが使用されていなかったと
判断し、充分なクリーニング動作とするようにしてもよ
い。
【0033】次に、ステップS3にて、ホスト装置から
の時刻情報を送信するように要求した場合、ステップS
8にて、ホスト装置からのデータを受信し、データ受信
の最初のデータかを調べる。
【0034】最初のデータの場合、ステップS9へと進
み、時刻情報が受信データの中に存在するか調べる。例
えば、ホスト装置のプリンタドライバーのデータ送受信
のコマンドに時刻情報の送受信コマンドを設け、データ
の最初のブロックに時刻情報を送信するようにすれば、
プリンタはデータの最初に時刻情報があるか容易に判定
できる。ここで、データの最初に時刻情報が存在すれ
ば、ステップS10へと進み、ステップS10で、時刻
情報を受信した事を示す時刻情報受信フラグを不揮発性
メモリー1−6にセットして、ステップS11へ進み、
前記ステップS9で受信した時刻情報と前記ステップS
2で不揮発性メモリー1−6から読み出した前回のクリ
ーニング実行時刻情報を演算して、経過時間を求めて前
記ステップ12へ進む。
【0035】一方、ステップS9で、受信データに時刻
情報が存在しない場合は、前記したステップS4へ戻
り、タイマー計測A/D変換を実行し、タイマー計測に
よる経過時間の処理へ移る。
【0036】次に、電源オフ時は、ステップS16に
て、電源オフ直前のタイマー用コンデンサー2−4の電
圧をA/D変換し、ステップS16で、タイマー計測A
/D値を不揮発性メモリー1−6に記憶する。
【0037】以上、フローチャートを用いて、説明して
きたが、ホスト装置がコンピューターのように、時計機
能を内蔵し、常に時刻情報を送信できる装置であれば、
ホスト装置からの時刻情報を基にして経過時間の管理を
した方が、より正確に時間管理できるのは言うまでもな
い。然しながら、近年、STB(Set Top Bo
x)やゲーム機器などにプリンタを接続する場合が増加
してきており、この場合、プリンタのホスト装置である
STB(Set Top Box)やゲーム機器などが
常に時計機能を内蔵しているとは限らず、ホスト装置か
らの時刻情報だけに頼るわけには行かない場合も多い。
このような場合でも、上記説明したようにホスト装置か
らの時刻情報が存在しないと判断した時点で、直ちにタ
イマー計測A/D変換の経過時間に切り替えることによ
り、常に正しく経過時間を知ることができ、ノズル孔の
クリーニングを正確に実行できることになる。またタイ
マー計測にて経過時間を求めた後であっても、ホスト装
置からの最初のデータ受信時に時刻情報を受信できれ
ば、その時点からホストからの時刻情報を基に経過時間
を求めることもできる。また、CPU1−2は、基準ク
ロック3−3で動作するカンウター(不図示)を内蔵し
ているものも有り、前記方式により経過時間を求めた
後、前記カウンターを用いて、その後の経過時間を逐次
求めて利用する事も可能である。
【0038】図7は、その他の実施例の回路構成ブロッ
ク図である。図中、符号7−2は、A/D変換回路を内
蔵したプリンタ全体の制御を司るCPUであり、符号7
−4は、その制御プログラム及び、時間テーブル等を記
憶したROM、符号7−5は、CPU7−2がプログラ
ムを実行する際に必要となるデータを書き込んだり、該
データを読み出したりするためのRAM、符号7−6
は、プリンタの設定情報等を電源が切られても保持して
おくための不揮発性メモリー、符号7−7は、プリンタ
メカニズムを駆動するためのプリンタ制御回路及びプリ
ンターエンジン、符号7−1は、ホストコンピューター
からの印字データを受信するためのインターフェイス回
路である。
【0039】符号7−12は、タイマー経過時間を計測
するためのタイマーアナログ電圧であり、符号7−8
は、タイマー計測回路で、CPU7−2の指示によりタ
イマー経過時間を計測するためのタイマーアナログ電圧
7−12を出力する回路である。符号7−10は、CP
U7−2に内蔵されたA/D変換回路であり、符号7−
9は、前記内蔵A/D変換回路7−10の基準電圧であ
る。A/D変換回路7−10は、前記タイマー計測回路
7−8のタイマーアナログ出力電圧7−12をA/D変
換しデジタル値をCPU7−2に出力する。符号7−1
3は、図8に示すタイマー用コンデンサー8−4を充電
する制御出力信号であり、符号7−11は、前記制御信
号を出力するCPU7−2に内蔵された汎用のI/Oポ
ートである。
【0040】図8は、前記その他の実施例のタイマー計
測回路を示す。
【0041】図中、符号8−1は、DC電源VB、符号
8−2は、トランジスタースイッチTR1、符号8−4
は、タイマー用コンデンサー、符号8−3は、タイマー
用コンデンサーの充電電流制限抵抗R1、符号8−6
は、トランジスタースイッチ8−2のプリドライブ、符
号8−5は、コンデンサー8−4の放電用トランジスタ
R2、符号8−7は、インピーダンス変換のためのボル
テージフォロアである。A/D変換回路が、CPU7−
2に内蔵されている点が図1にて説明した構成及び動作
と異なる点であるため、詳細な説明は、省略するが、A
/D変換回路を内蔵したCPU7−2を使用することに
より、本実施例よりも更に部品点数も少なく、安価な回
路が構成できることは、言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホスト装置が時計機能を内蔵している場合は、ホスト装
置からの時刻情報を基に経過時間を知ることができ、ま
たホスト装置が時計機能を内蔵していなくても、プリン
タのタイマー計測A/D変換回路を用いて、経過時間を
知ることができる。更に、従来技術のように時計用のI
Cを使用しないため時計用の電池も必要とせず、電池切
れなどで経過時間が計測不能になることもなく、電池交
換などの手間のかからない安価なシステムが実現可能で
ある。また、ホスト装置からの時刻情報による経過時間
の算出とタイマー計測による経過時間の算出をホスト装
置の時計機能の有無で自由に切り替えることができ、ホ
スト装置の機能に左右されないフレキシブルな経過時間
算出方式を提供できる。更には、CPUの内蔵してある
カウンターを用いて、ソフトタイマーを常時稼働させる
必要もなく、CPUが、常時電力を消費せず、消費電力
を抑えることができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の回路構成ブロック図。
【図2】本実施例のタイマー計測A/D変換回路ブロッ
ク図。
【図3】タイマー用コンデンサーの電圧と経過時間の相
関図。
【図4】タイマー用コンデンサー電圧と経過時間テーブ
ル。
【図5】タイマー計測A/D変換動作シーケンス。
【図6】システムシーケンスフロー。
【図7】その他の実施例の回路構成ブロック図。
【図8】その他の実施例のタイマー計測回路図。
【図9】従来実施例の回路構成ブロック図。
【符号の説明】
1−1 インターフェイス回路 1−2 CPU 1−3 水晶発振子 1−4 ROM 1−5 RAM 1−6 不揮発性メモリー 1−7 プリンタ制御回路及びプリンターエンジン 1−8 タイマー計測A/D変換回路 1−9 I/Oポート 1−10 変換データ 1−11 制御信号 2−1 DC電源 2−2 トランジスタースイッチ 2−3 充電電流制限抵抗 2−4 タイマー用コンデンサー 2−5 放電用抵抗 2−6 プリドライブトランジスター 2−7 ボルテージフォロア 2−8 A/Dコンバーター 2−9 基準電圧 2−10 充電開始制御信号 2−11 A/D変換開始制御信号 7−1 インターフェイス回路 7−2 CPU 7−3 水晶発振子 7−4 ROM 7−5 RAM 7−6 不揮発性メモリー 7−7 プリンタ制御回路及びプリンターエンジン 7−8 タイマー計測回路 7−9 基準電圧 7−10 内蔵A/D変換回路 7−11 I/Oポート 7−12 タイマーアナログ電圧 7−13 充電開始制御信号 8−1 DC電源 8−2 トランジスタースイッチ 8−3 充電電流制限抵抗 8−4 タイマー用コンデンサー 8−5 放電用抵抗 8−6 プリドライブトランジスター 8−7 ボルテージフォロア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴をノズル孔より吐出させて記録
    を行うインクジェットプリンタにおいて、ホスト装置か
    らの情報を受信し時刻情報が存在するか否かを判断する
    判断手段と、前記判断手段の結果を記憶する第一の記憶
    手段と、ホスト装置からの時刻情報を受信し解析する時
    刻情報解析手段と、経過時間を計測するためのタイマー
    計測手段と前記タイマー計測手段の出力と経過時間の相
    関を示す経過時間テーブルが記憶された第二の記憶手段
    と、直前のノズル孔の目詰まり防止のためのインク滴吐
    出が行われた時刻を記憶する第三の記憶手段とを備え、
    前記判断手段の結果に従って、前記直前のノズル孔の目
    詰まり防止のためのインク滴吐出からの経過時間を、ホ
    スト装置からの時刻情報が存在するときは、前記時刻情
    報解析手段の解析結果と前記第三の記憶手段に記憶され
    た時刻とから求める、ホスト装置からの時刻情報が存在
    しないときは、前記タイマー計測手段と前記第二の記憶
    手段に記憶された経過時間テーブルを参照することから
    求めることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記経過時間に応じて、前記ノズル孔の
    目詰まり防止のためのインク滴吐出量を制御することを
    特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 電源投入後に計時動作を開始する計時手
    段を備え、前記時刻情報解析手段により絶対時刻が把握
    された以降に、前記計時手段により前記経過時間を求め
    ることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 時刻情報の送信を要求する指令をホスト
    装置へ出力する指令手段を備え、該指令手段がホスト装
    置へ指令を出力後、前記時刻情報解析手段が起動される
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 時刻情報の送信を要求する指令をホスト
    装置へ出力する指令手段を備え、該指令手段がホスト装
    置へ指令を出力後、ホスト装置からの時刻情報の応答が
    ない場合に、前記タイマー計測手段と前記第二の記憶手
    段に記憶された経過時間テーブルを参照することから求
    めることを特徴とする請求項1記載のインクジェットプ
    リンタ。
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