JP2003340561A - 析出板製造装置 - Google Patents

析出板製造装置

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JP2003340561A JP2002153506A JP2002153506A JP2003340561A JP 2003340561 A JP2003340561 A JP 2003340561A JP 2002153506 A JP2002153506 A JP 2002153506A JP 2002153506 A JP2002153506 A JP 2002153506A JP 2003340561 A JP2003340561 A JP 2003340561A
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昌宏 田所
Atsushi Okuno
敦 奥野
Yasuhiro Nakai
泰弘 中井
Yoshito Nakajima
賢人 中嶋
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  • Silicon Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成の基板移動機構により、容易に析
出用基板上に溶解対象物の析出板を製造することのでき
るものとする。 【解決手段】 溶解対象物101の溶湯15に対して析
出用基板14を一定時間浸漬させることによって、該析
出用基板14に溶解対象物101の凝固成長した半導体
基板2を生成させる半導体基板製造装置1であって、溶
湯15の上方を通過するように配置された第1及び第2
走行レール11、12と、走行レール11、12に走行
可能に設けられ、析出用基板14を懸吊する懸吊機構2
0とを備え、走行レール11、12は、懸吊機構20の
走行に伴って析出用基板14を昇降させて溶湯15に浸
漬させるようにレール軌道の高度が変更されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部環境とは異な
る処理環境下で溶解対象物を加熱溶融させ、該溶解対象
物を析出用基板の基板面上に結晶析出させてシート状の
析出板を得る析出板製造装置に関し、特に、析出用基板
を搬送して基板面上に析出板を得る工程を施す基板移動
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体基板を製造する場合のよう
に、加熱溶融された溶解対象物に対して析出処理を施し
て析出板を製造する場合には、溶解対象物を溶解炉装置
にて加熱溶融して溶湯とした後、析出用基板を溶解炉装
置の外部から上方に位置するように水平移動させる。そ
して、析出用基板を下降させて基板面を溶湯に浸漬さ
せ、基板面に溶解対象物を析出させながら所定時間が経
過したときに、析出用基板を溶湯から引き上げる。そし
て、析出用基板を溶解炉装置の上方から外部に水平移動
させ、析出用基板の基板面に形成された析出物を引き剥
がすことにより所望の析出板を得る処理が行われる。従
って、従来、このような処理を行う析出板製造装置にお
いては、析出用基板を溶解炉装置に対して水平方向に進
退移動させる水平移動機構と、析出用基板或いは溶解炉
装置を所定の高さ位置に位置決め可能に昇降させる昇降
機構とを備えており、これらの機構を連動させることに
よって、上述の析出用基板の溶湯に対する浸漬等の一連
の処理を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の析出板製造装置では、析出用基板の水平方向の移動
および位置決め動作と析出用基板の鉛直方向の移動、位
置決め動作及び基板面角度調整を、水平移動機構、昇降
機構及び基板面角度調整機構でそれぞれ実施し、これら
の機構を連動させながら上述の浸漬等の一連の処理を行
うようになっているため、このような処理を実施するた
めの機構および制御が複雑であるという問題がある。
【0004】従って、本発明は、簡単な構成および制御
で析出用基板の溶湯に対する浸漬等の処理を行って溶解
対象物の析出板を製造することのできる析出板製造装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の析出板製造装置は、溶解
対象物の融湯に対して析出用基板を一定時間浸漬させる
ことによって、該析出用基板に溶解対象物の凝固成長し
た析出板を生成させる析出板製造装置であって、前記溶
湯の上方を通過するように配置された走行レールと、前
記走行レールに走行可能に設けられ、前記析出用基板を
懸吊する懸吊機構とを備え、前記走行レールは、前記懸
吊機構の走行に伴って前記析出用基板を昇降させつつ、
前記溶湯面に対する基板面角度を変化させて前記溶湯に
浸漬させるようにレール軌道の高度が変更されているこ
とを特徴としている。
【0006】上記の構成によると、一定のレール軌道に
設定された走行レールと、この走行レールを走行する懸
吊機構とからなる簡単な構成で、懸吊機構を走行レール
上に走行させるという簡単な制御動作を行うことによ
り、析出用基板を溶湯に浸漬させて引き上げる等の複雑
な一連の処理動作を実現することができる。
【0007】請求項2に記載の析出板製造装置は、請求
項1において、前記走行レールが、水平方向に環状に設
けられており、該走行レールに複数の前記懸吊機構が一
方向に走行可能に設けられていることを特徴としてい
る。
【0008】上記の構成によると、複数の懸吊機構が一
方向に走行可能に設けられているため、短いサイクルで
析出用基板の溶湯への浸漬を繰返し行うことができ、析
出物を容易に量産することができる。
【0009】請求項3に記載の析出板製造装置は、請求
項1又は2において、前記走行レールは、前記溶湯の内
側領域の上方に配置され、前記懸吊機構に懸吊された析
出用基板を溶湯に浸漬させる高度に設定された第1水平
走行部と、前記第1水平走行部の上流側及び下流側にそ
れぞれ配置され、前記懸吊機構に懸吊された析出用基板
を前記溶湯の湯面よりも上方に位置させる高度に設定さ
れた第2水平走行部と、前記第1水平走行部と前記第2
水平走行部とを連絡する傾斜走行部とを有することを特
徴としている。
【0010】上記の構成によれば、析出用基板が溶湯に
浸漬される距離が第1水平走行部の距離として予め設定
されているため、懸吊機構を所定の走行速度で走行させ
ることによって、析出用基板の溶湯への浸漬時間を容易
に設定することができる。この結果、懸吊機構の走行速
度を複雑に制御する必要がないため、懸吊機構の走行に
要する制御装置の部品点数及び組立コストを低減するこ
とができる。
【0011】請求項4に記載の析出板製造装置は、請求
項3において、前記懸吊機構は、走行速度を変更可能に
されていることを特徴としている。
【0012】上記の構成によると、走行レールの第1水
平走行部と第2水平走行部との走行速度をそれぞれ変更
することができるため、例えば、第1水平走行部で低速
走行して浸漬時間を長くし、第2水平走行部で高速走行
して浸漬処理以外の処理を短時間で完了することが可能
になる。また、溶湯の湯面が小さな場合でも、第1水平
走行部における懸吊機構の走行速度を低速に設定するこ
とによって、充分な浸漬時間を確保することができる。
【0013】請求項5に記載の析出板製造装置は、請求
項3において、前記第1水平走行部下流側にて、前記析
出用基板を上下反転することを特徴としている。
【0014】上記の構成によると、析出用基板を溶湯に
浸漬した後、析出板が基板面から離脱して落下するのを
未然に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
15に基づいて以下に説明する。図1に本発明に係る半
導体基板製造装置1(析出板製造装置)の正面視した場
合における概略構成図を、図2に側面視した場合におけ
る概略構成図を、図3に上面から視た場合における概略
構成図を示す。尚、半導体基板製造装置1は、析出板製
造装置の一種であり、析出板製造装置は、密閉状態にさ
れた処理室で半導体材料や金属材料等の溶解対象物10
1を加熱溶融して溶湯とし、この溶解対象物101をシ
ート状の析出板となるように製造する装置を意味する。
また、溶解対象物101としては、Si等の半導体材料
の他、鉄やチタン等の金属材料を挙げることができる。
【0016】上記の半導体基板製造装置1は、外部環境
から内部を密閉状態に隔離可能な二重壁構造の真空容器
3を備えている。真空容器3は、上側収容室6を形成す
る円筒形状の上側タンク部4と、上側タンク部4の下部
に設けられ、上側収容室6に連通した下側収容室7を形
成する下側タンク部5とを有している。
【0017】また、下側タンク部5の一方の側面壁に
は、図1に示すように、搬入出部5aが開口されてい
る。搬入出部5aは、上側タンク部4の長手方向(紙面
に対して垂直方向)に進退移動する開閉扉9により開閉
可能にされている。そして、このように構成された真空
容器3には、Arガス等の不活性ガスを供給する図示し
ないガス供給装置および両収容室6・7の空気を排気す
る図示しない真空排気装置が接続されている。これらの
装置は、真空容器3の両収容室6・7を所定の圧力に減
圧しながら不活性ガスを供給することによって、外部環
境とは異なる処理環境を両収容室6・7に出現させるよ
うになっている。
【0018】上記の両収容室6・7の略中央部には、析
出用基板14を溶湯15に一定時間浸漬させて引き上げ
る析出機構10が設けられている。析出機構10は、溶
湯15の上方を通過するように配置され、図3に示すよ
うに、上側収容室6内に水平方向に環状に設けられた内
側走行レール11及び外側走行レール12と、該内側及
び外側走行レール11、12上に走行可能に設けられ、
析出用基板14を懸吊する懸吊機構20とで構成されて
いる。
【0019】図4乃至図6を参照して、懸吊機構20の
構成を説明する。図4は懸吊機構20の斜視図を、図5
は図4のA−A´線矢視断面を、図6は図4のB−B´
線矢視断面を示す。
【0020】懸吊機構20は、図4〜6に示すように、
内側及び外側走行レール11、12間に位置するように
設けられた長方体形状の収容体21と、収容体21内に
収容され、走行レール11、12上を走行可能に構成さ
れた走行駆動体32と、収容体21の下面に設けられ
た、縦設機構40とで構成される。尚、収容体21は、
ルツボ装置51からの輻射熱から防御するため、断熱性
能を有するものであることが好ましい。
【0021】走行駆動体32は、収容体21の進行方向
前部に配置された内側走行機構22と、後部に配置され
た外側走行機構27と、略中央に配置された駆動装置3
3と、これらの連結部材であるベルト40とを備える。
内側走行機構22は、収容体21の幅方向に回転自在に
配設された軸24と、軸24の一端部に固定され、内側
走行レール11上に載置された車輪23と、軸24の略
中央に設けられた従動プーリ25とを有している。一
方、収容体21の後部には、同一の部材で点対象に外側
走行機構27が配置されている。即ち、外側走行機構2
7は、収容体21の幅方向に回転自在に配設された軸2
4と、軸24の一端部に固定され、外側走行レール12
上に載置された車輪23とを有している。
【0022】また、走行駆動体32の中央に配置された
駆動装置33は、モータ36と、モータ36に設けられ
た駆動プーリ38とを備えている。モータ36は収容体
21の内側に固定され、駆動プーリ38は収容体21の
略中央に配置される。尚、モータ36は、図示しない電
源装置に接続されている。駆動プーリ38には、ベルト
39が掛けられており、このベルト39は、駆動プーリ
38を中心として、内側走行機構側の従動プーリ25に
架け渡されている。これにより、内側走行機構22と駆
動装置33とが連結される。尚、連結部材のベルト39
に、張力が付与される装置が設けられていることが好ま
しい。
【0023】このように構成された走行駆動体32は、
電源装置によりモータ36に電源が供給されると、駆動
プーリ38が回転することによって、ベルト39を介し
て従動プーリ25が回転する。従動プーリ25の回転に
より軸24および車輪23が回転することによって、内
側走行機構22が走行レール11上を走行する。これに
より、収容体21が走行レール11、12間を走行す
る。
【0024】一方、収容体21の下面に設けられた縦設
機構40は、進行方向の前部に固定された第1縦設部材
41と、後部に固定された第2縦設部材42とを有して
いる。これらの第1および第2縦設部材41・42は、
幅方向の略中央の位置に配置されている。そして、縦設
部材41、42は、図7に示すように、カーボン基板把
持持装置43を介して析出用基板14を保持する。尚、
縦設部材41、42は収容体21の下面に固定されてい
ればよく、固定方法は、ピン接合であってもネジ接合で
あっても良い。
【0025】第1及び第2縦設部材41、42は、収容
体21側から中部までの範囲が機械的強度に優れたステ
ンレス鋼等の金属材料で形成されている一方、中部から
析出用基板14に連結された下端部までの範囲が耐熱性
に優れたカーボンにより形成されている。これにより、
析出支持機構42は、析出用基板14を析出させて高温
の溶湯15に浸漬させる際に、溶湯15から大量の輻射
熱を下側部分に受けることになっても、長期間に亘って
初期の機械的強度を維持することが可能になっている。
【0026】上記の内側走行レール11及び外側走行レ
ール12は、図3に示すように環状に水平方向に並設さ
れている。内側及び外側走行レール11、12は、下端
を上側タンク4の壁面に固定された支柱13a、支柱1
3bに支持されている。支柱13a、支柱13bはそれ
ぞれ4箇所に設けられているが、走行レール11、12
を安定して固定することができる位置に適宜設けられれ
ばよい。また、走行レール11、12の固定方法はこれ
に限定されず、懸吊機構20の走行の邪魔になることな
く、安定して走行レール11、12を支持することので
きる方法ならどのような形態でもよい。
【0027】走行レール11、12は、図1に示すよう
に、溶湯15の内側領域の上方に配置され、懸吊機構2
0に懸吊された析出用基板14を溶湯15に浸漬させる
高度(浸漬高さ)に設定された第1水平走行部11a、
12aと、第1水平走行部11a、12aの進行方向の
下流側から上流側に連続的に環状に配置され、懸吊機構
20に懸吊された析出用基板14を溶湯15の湯面より
も上方に位置させる高度(搬送高さ)に設定された第2
水平走行部11b、12bとを有する。そして、第1水
平走行部11a、12aの進行方向上流側と第2水平走
行部11b、12bとを連絡する第1傾斜走行部11
c、12cと、第1水平走行部11a、12aの進行方
向下流側と第2水平走行部11b、12bとを連絡する
第2傾斜走行部11d、12dとを有する。
【0028】図7に示すように、第2水平走行部11
b、12bから第1傾斜走行部11c、12cに変化す
る位置は、所定の基板面角度に調整されるように、ずれ
て形成される。また、第2傾斜走行部11d、12dも
同様にして形成される。
【0029】懸吊機構20は、図3に示すように、上記
の走行レール11、12の環状の軌道中に配置された予
熱位置Aと、浸漬位置Bと、引き剥がし位置Cと、研磨
位置Dとをこの順に進行する。浸漬位置Bは浸漬高さの
第1水平走行部11a、12aに、予熱位置A、引き剥
がし位置C及び研磨位置Dは、搬送高さの第2水平走行
部11b、12bに配置されている。懸吊機構20は、
第1水平走行部11a、12aを速度v1で、第2水平
走行部11b、12bを速度v2で、第1傾斜走行部1
1c、12cを速度v3で、第2傾斜走行部11d、1
2dを速度v4で走行するように、図示しない制御装置
にて制御されている。
【0030】速度v1〜v4について、具体的に以下に説
明する。速度v1は、析出用基板14の浸漬時間を設定
し、第1水平走行部11a、12aの水平距離により算
出すればよい。溶湯15の湯面が小さな場合は、第1水
平走行部11a、12aにおける懸吊機構20の速度v
1を低速に設定することによって、充分な浸漬時間を確
保することができる。速度v2は、高速とすることで、
析出工程以外の工程を短時間で完了することができる。
【0031】速度v3は、懸吊機構20が第1傾斜走行
部11c、12cを走行して析出板14が溶湯15中に
進入する時に溶湯15の湯面が波立たない程度の速度で
あればよい。同様に、速度v4は、懸吊機構20が第2
傾斜走行部11d、12dを走行して析出板14が溶湯
15中から退出する時に、溶湯15の湯面が波立たない
程度の速度であればよい。
【0032】上記の析出用基板14は、図8に示すよう
に、カーボンにより形成されている。析出用基板14
は、半導体基板2が析出される下面からなる基板面14
aと、進行方向の上流側および下流側の各側面に形成さ
れた傾斜部14bと、析出用基板14の上面(反析出
面)に形成された把持部14cとを有している。傾斜部
14bは、基板面14aの両端部が上面の両端部の内側
に位置するように基板面14aから上面側にかけて傾斜
されている。
【0033】また、析出用基板14の上面に形成された
把持部14cは、断面が逆台形形状に形成されており、
カーボン基板把持装置43の一部を構成している。カー
ボン基板把持装置43は、把持部14cを着脱自在に保
持するチャック機構44を備えている。チャック機構4
4は、チャック部材45・45を左右対称に備えてい
る。各チャック部材45・45は、把持部14cに係合
するように下面に形成された係合部45aと、ゴミ等の
落下物を受け止めるように上面の四辺に沿って形成され
た環状溝部45bと、環状溝部45bに周囲を囲まれた
懸吊部45cとを有している。
【0034】上記の懸吊部45cの上面には、2つの突
設部45d・45dが対向配置されている。両突設部4
5d・45dの中央部には、ピン挿通穴45e・45e
が形成されている。これらの突設部45d・45d間に
は、図9に示すように、上述の懸吊機構20の各縦設部
材41、42が嵌合されるようになっている。そして、
ピン挿通穴45e・45eには、カーボン製のピン部材
46が抜脱可能に挿通されるようになっており、ピン部
材46は、各縦設部材41、42をチャック機構44に
対して連結させるようになっている。
【0035】上記のピン部材46は、溶湯15からの輻
射熱の直射を回避するように、チャック部材45の析出
側の投影面積よりも短くなるように形成されている。ま
た、ピン部材46の表面には、図10に示すように、硬
化層100が形成されており、ピン部材46は、硬化層
100により表面の機械的強度が高められることによっ
て、チャック部材45のピン挿通穴45eに対して着脱
する際の磨耗が低減されている。一方、チャック部材4
5においては、ピン部材46に接触するピン挿通穴45
eと、析出用基板14に接触する係合部45aおよび下
面とに硬化層100が形成されている。そして、チャッ
ク部材45は、硬化層100で接触面の機械的強度が高
められることによって、ピン部材46の着脱時および析
出用基板14の把持時における磨耗が低減されている。
【0036】尚、硬化層100の形成方法としては、プ
ラズマCVDやイオンプレーティング等の表面処理方法
でSiC膜をコーティングする硬化処理を挙げることが
できる。また、硬化層100は、チャック部材45の全
表面に形成されていても良く、この場合には、チャック
部材45の全体の機械的強度を高めることができるた
め、チャック部材45をオペレータが運搬する際に衝撃
を与えても破損し難いものとすることができる。
【0037】上記のカーボン基板把持装置43で保持さ
れる析出用基板14が浸漬される溶湯15は、図1に示
すように、ルツボ装置51に収容されている。ルツボ装
置51は、溶湯15を収容する収容部52aを備えたル
ツボ52と、ルツボ52の側面壁52bの周囲に配置さ
れた誘導加熱コイル53と、これらのルツボ52及び誘
導加熱コイル53を支持するルツボ支持台54とを有し
ている。誘導加熱コイル53には、図1の耐熱構造の電
力ケーブル55が着脱可能に接続されており、図示しな
い高周波電源から高周波数の交流電力が供給されるよう
になっている。これにより、誘導加熱コイル53は、ル
ツボ52の周囲に交番磁場を生成させ、ルツボ52の主
に表面側を誘導加熱することが可能になっている。
【0038】一方、ルツボ52は、析出用基板14の進
行方向が長尺となるように平面視長方形状に形成されて
おり、溶湯15の収容量を最小限に抑制しながら、側面
壁52bが析出用基板14の旋回の障害にならないよう
にしている。尚、ルツボ52は、析出用基板14の進行
方向が長尺になる形状であれば良く、例えば平面視楕円
形状であっても良い。また、ルツボ52は、図12に示
すように、収容部52aの側面側と底面側との2方向か
ら大きな熱量が伝達されるように、底面壁52cの厚み
が平均ルツボ半径と略同等であり且つ側面壁52bの厚
みと同等以上に設定されている。
【0039】ここで、平均ルツボ半径とは、ルツボ52
の全方向の半径を平均化したものである。また、ルツボ
52の側面壁52bは、電磁誘導の浸透深さ未満の厚み
に設定されていることが望ましく、この場合には、溶湯
15を対流させることができるため、ゴミ等の落下物が
核となって溶湯15の表面中央が凝固する現象を防止す
ることが可能になる。
【0040】また、ルツボ52の収容部52a内には、
図11にも示すように、溶湯15の湯面高さの監視に使
用されるカーボン製の湯面高さ検出部61が形成されて
いる。湯面高さ検出部61は、収容部52aの底面から
上面にかけて複数の段部61aを階段状に有している。
湯面高さ検出部61は、析出用基板14の障害物となら
ないように、収容部52aのコーナー部に配置されてい
る。尚、湯面高さ検出部61は、ルツボ52と一体的に
形成されていても良いし、ルツボ52とは別に形成され
ていても良い。
【0041】さらに、ルツボ52の収容部52a内に
は、ルツボ52の長手方向(半導体基板2の進行方向)
に沿って仕切り壁62が設けられている。仕切り壁62
は、析出用基板14の障害物とならないように配置され
ている。また、仕切り壁62は、上端部がルツボ52の
上面に位置し、下端部が収容部52aの底面上方に位置
するように形成されている。これにより、仕切り壁62
は、析出用基板14が浸漬する第1溶解槽63と、第1
溶解槽63に連通する第2溶解槽64とに収容部52a
を区分しており、第2溶解槽64と第1溶解槽63との
間における湯面の乱れの伝播を防止している。
【0042】上記のように構成されたルツボ52は、ル
ツボ支持台54により支持されている。ルツボ支持台5
4は、図1に示すように、ルツボ52および誘導加熱コ
イル53をそれぞれ独立して支持する断熱支持体54a
と、断熱支持体54aの下面に接合され、冷却配管を埋
設された冷却盤54bと、冷却盤54bを支持する搬送
台54cとを有している。ルツボ支持台54は、ルツボ
搬入出機構57に載置されている。ルツボ搬入出機構5
7は、真空容器3の搬入出部5aを挟んで真空容器3の
内外に敷設されており、複数の搬送ローラ56を回転可
能に備えている。そして、ルツボ搬入出機構57は、搬
送ローラ56を正逆回転させることによって、ルツボ支
持台54やルツボ52等からなるルツボ装置51の真空
容器3に対する搬入出を可能にしている。
【0043】上記のルツボ装置51の上方には、図2に
示すように、溶解対象物101を第2溶解槽64に供給
する供給機構71が設けられている。供給機構71は、
先端部に投入部が形成され、粉状や塊状の溶解対象物1
01を収容した収容箱72と、収容箱72を水平方向に
進退移動させる収容箱移動機構73と、収容箱72内の
溶解対象物101を先端部から押し出す押出機構74と
を備えている。
【0044】また、ルツボ装置51の上方における真空
容器3の第1覗き窓部8aには、図1に示すように、湯
面高さ検出部61を溶湯15と共に撮像して撮像信号を
出力する撮像装置75が設けられている。撮像装置75
は、CCDカメラ等のカメラ本体76と、カメラ本体7
6の前方に配置されたスリット板77とを有している。
スリット板77には、カメラ本体76の撮像領域を湯面
高さ検出部61の周辺に制限するスリットが形成されて
いる。
【0045】上記の撮像装置75および供給機構71
は、図示しない制御装置に接続されている。制御装置
は、演算部や記憶部、入出力部等を備えており、半導体
基板製造装置1の各機構を個別および連動させながら制
御する各種の機能を備えている。具体的には、湯面高さ
検出部61の各段部61aにおける撮像信号の明暗に基
づいて溶湯15の湯面高さを検出する機能や、検出され
た湯面高さが所定の基準高さとなるように、供給機構7
1における溶解対象物101の供給タイミング及び/又
は供給量を制御する機能等を有している。
【0046】また、ルツボ装置51と析出機構10の収
容体21との間には、溶湯15から収容体21に向かう
輻射熱を遮る第1熱遮蔽体78が設けられている。第1
熱遮蔽体78は、銅製の熱遮蔽板78aと、熱遮蔽板7
8aの上面に接合され、熱遮蔽板78aを冷却する冷却
配管78bとを備えている。熱遮蔽板78aには、懸吊
機構20の縦設部材41、42を挿通させる開口部と、
撮像装置75による湯面高さ検出部61の撮像を可能に
する窓部とが形成されている。これにより、第1熱遮蔽
体78は、収容体21に対する輻射熱の直射を極力低減
することによって、収容体21の過熱を防止するように
なっている。
【0047】また、ルツボ装置51から見て析出用基板
14の進行方向の上流側には、予熱機構81が設けられ
ている。予熱機構81は、予熱位置Bの下方に配置され
た予熱ヒーター82と、予熱ヒーター82に着脱可能に
接続された電力ケーブル83と、真空容器3の外部に配
置され、電力ケーブル83を介して予熱用電力を供給す
る図示しない予熱電源装置とを有している。そして、予
熱機構81は、予熱ヒーター82に対して析出用基板1
4が対向されたときに、この析出用基板14を所定温度
に昇温させることによって、溶湯15と析出用基板14
との温度差を一定にするようになっている。尚、析出用
基板14の搬送及び浸漬工程の1サイクルが短い場合に
は、析出用基板14は予熱工程の前に一旦冷却されるこ
とが好ましい。
【0048】一方、ルツボ装置51から見て析出用基板
14の進行方向の下流側には、引き剥がし機構85が設
けられている。引き剥がし機構85は、引き剥がし位置
Gの下方に配置されており、析出用基板14と半導体基
板2との間に進入する剥離部材87と、剥離部材87に
より引き剥がされて落下した半導体基板2を受け止める
基板載置台88とを備えている。
【0049】また、図3に示すように、引き剥がし機構
85の下流側には、研磨機構90が設けられている。研
磨機構90は、図13に示すように、研磨ディスク91
が備えられた研磨機本体98と、研磨機本体98を昇降
させる研磨機本体昇降機99と、研磨機本体昇降機99
を支持する設置台96とを備えている。設置台96は、
研磨機本体98を昇降可能に支持する支持台部96a
と、支持台部96aの下端部から前側に突設された土台
部96bとを有している。
【0050】一方、研磨機本体98は、図示しない電源
装置に接続されたモータ92を備えている。モータ92
は、回転軸92aの軸芯が鉛直方向となるように設定さ
れており、この回転軸92aの先端部は、研磨ディスク
91の中心部に連結されている。研磨ディスク91は、
円盤形状に形成されていると共に、析出用基板14に当
接する研磨面(上面)が少なくとも研磨加工可能な材質
で形成されている。
【0051】また、研磨機本体98を昇降させる研磨機
本体昇降機99は、アーム93aを有する昇降台93
と、外側面にネジ山を有する昇降軸94と、棒状のガイ
ド95と、上述の設置台96の支持台部96aに固設さ
れた軸受け部材97a、97bとを有している。アーム
93aの先端部には、研磨機本体98を支持するよう
に、上述のモータ92が固定されている。一方、アーム
93aの基部に位置する昇降台93には、昇降軸94が
貫通および螺合されたネジ溝を有するネジ穴と、ガイド
95が摺動自在に貫通された貫通穴とが形成されてい
る。
【0052】上記の昇降軸94およびガイド95は、軸
芯が鉛直方向となるように並列配置されている。昇降軸
94の上端部および下端部は、軸受け部材97a、97
bにより回転自在に軸支されている。一方、ガイド95
の上端部および下端部は、軸受け部材97a、97bに
より固定されている。また、昇降軸94の下端には、図
示しない回転駆動装置が連結されている。この回転駆動
装置は、ステッピングモータ等の任意の回転角度で正方
向および逆方向に回転可能なモータを備えており、昇降
軸94を所定角度回転させることによって、昇降台93
を介して研磨機本体98を所定の高さ位置に位置決め可
能になっている。尚、駆動装置は、回転角度で研磨機本
体98の高さ位置を位置決めする代わりに、リミットセ
ンサで高さ位置を検出するようになっていても良い。こ
の場合には、一般的な安価なモータを使用することがで
きる。
【0053】上記のように構成された研磨機構90は、
図2に示すように、設置台96が下側タンク5の壁面に
接合されることにより取り付けられている。研磨機構9
0とルツボ装置51との間には、溶湯15から析出研磨
機構90に向かう輻射熱を遮る第2熱遮蔽体79が配設
されている。第2熱遮蔽体79は、銅製の熱遮蔽板79
aと、熱遮蔽板79aの研磨機構90側に接合され、熱
遮蔽板79aを冷却する冷却配管79bとを備えてい
る。第2熱遮蔽板79は、下側タンク5の壁面に設置さ
れた研磨機構90の3方を囲むように配設されている。
これにより、第2熱遮蔽体79は、研磨機構90に対す
る輻射熱の直射を極力低減することによって、研磨機構
90の過熱を防止するようになっている。
【0054】上記の構成において、半導体基板製造装置
1の動作を通じて、懸吊機構20の走行レール11、1
2上での動作を説明する。
【0055】(準備・保全工程)準備・保全工程は、半
導体基板2の生産開始前および生産開始後において、半
導体基板製造装置1を生産に適した状態にする場合に実
施される。即ち、図2に示すように、ルツボ装置51の
検査やルツボ52の交換、真空容器3内の各機構の検査
等を行う場合には、先ず、開閉扉9が移動されて真空容
器3の搬入出部5aが開口される。そして、電力ケーブ
ル55がルツボ装置51から切り離された後、ルツボ搬
入出機構57の各搬送ローラ56が回転されることによ
って、ルツボ装置51が搬入出部5aを介して機外に搬
出される。この後、図示しない検査作業場において、ル
ツボ装置51の検査等が実施され、不具合があれば、該
当箇所の修理や交換が行われる。
【0056】また、ルツボ装置51の検査中に、図2に
示すように、供給機構71の収容箱72に収容された溶
解対象物101の残存量が確認され、適正な量となるよ
うに補充される。さらに、オペレータが真空容器3内の
状態を目視等により検査し、必要に応じて部品の修理お
よび交換が行われる。
【0057】例えばカーボン基板把持装置43に取付け
られた析出用基板14に不具合がある場合には、図9お
よび図10に示すように、ピン部材46がピン挿通穴4
5eから抜脱されることによって、析出機構10の第1
縦設部材41及び第2縦設部材42が突設部45d・4
5dから切り離される。これにより、縦設部材41、4
2により析出用基板14の上面に左右方向に固定されて
いたチャック部材45・45が自由な状態となる。そし
て、チャック部材45・45が左右方向に引き離すよう
に移動されることによって、析出用基板14がカーボン
基板把持装置43から取り外される。
【0058】次に、新たな析出用基板14が準備され、
この析出用基板14の把持部14cを挟み込むようにチ
ャック部材45・45がセットされる。この後、析出機
構10の第1縦設部材41及び第2縦設部材42が突設
部45d・45d間に挿入され、ピン部材46がピン挿
通穴45eに挿通される。これにより、チャック部材4
5・45が左右方向に固定され、係合部45a・45a
が把持部14cを把持することによって、析出用基板1
4がカーボン基板把持装置43に取付けられる。
【0059】ここで、カーボン基板把持装置43に対し
て析出用基板14が着脱される場合には、チャック部材
45のピン挿通穴45eとピン部材46との擦れ合い
や、チャック部材45の係合部45aと析出用基板14
との擦れ合いが生じるため、磨耗し易い状態となる。と
ころが、ピン部材46やカーボン基板把持装置43の擦
れ合う部分は、硬化層100により機械的強度が高めら
れている。従って、析出用基板14の着脱が繰り返して
行われた場合でも、ピン部材46およびカーボン基板把
持装置43が初期の形状を維持するため、ピン部材46
およびカーボン基板把持装置43を長期間に亘って使用
することができる。また、析出用基板14の着脱時にお
いて、ピン部材46等の一部が破損して欠落することに
なった場合でも、この落下物が環状溝部45bで受け止
められるため、図2の溶湯15にゴミとして落下するこ
とはない。
【0060】次に、上記のようにして各機器の検査およ
び交換等が完了すると、図2に示すように、開閉扉9に
より搬入出部5aが閉鎖され、真空容器3内の上側収容
室6および下側収容室7が内部から密閉される。そし
て、図示しない真空排気装置が作動されて空気が排気さ
れた後、Arガス等の不活性ガスが供給されることによ
って、外部環境とは異なる処理環境が収容室6・7に形
成される。
【0061】この後、誘導加熱コイル53に高周波数の
交流電力が供給され、高周波磁界がルツボ52の周囲に
生成される。この結果、図12に示すように、ルツボ5
2の側面壁の表面側に強度の磁界が印加されることによ
って、側面壁の主に表面側が誘導加熱により加熱され、
この表面側の熱量が内側方向に向かって伝導していくこ
とになる。この際、ルツボ52は、底面壁52cの厚み
が平均ルツボ半径と略同等であり且つ側面壁52bの厚
みと同等以上に設定されている。これにより、収容部5
2aの側面側と底面側との2方向から大きな熱量が伝達
され、この熱量で溶解対象物101が均等に加熱される
結果、早期に全体が溶解して溶湯15となる。また、溶
湯15になった後は、この溶湯15の側面および下面が
大きな熱量で加熱され続けられるため、溶湯15全体が
均一な温度に維持される。
【0062】また、溶湯15が形成されると、真空容器
3内の収容室6・7が高温になると共に、溶湯15から
高温の輻射熱が放出される。そして、輻射熱の一部は、
懸吊機構20方向に進行することになるが懸吊機構20
の手前に配設された第1熱遮蔽体78により進行が遮ら
れるため、懸吊機構20に殆んど到達することがない。
これにより、懸吊機構20は、輻射熱が直射されること
による熱劣化が防止されている。また、同様に、研磨機
構90の3方を囲むように配設された第2熱遮蔽板79
により、研磨機構90は、輻射熱が直射されることによ
る熱劣化が防止されている。
【0063】(予熱工程)上述のように所望の処理環境
下で溶湯15が形成されることによって、生産の準備が
完了すると、懸吊機構20は第2水平走行部11b、1
2bを速度v2で走行し、予熱位置Aで一旦停止する。
この結果、析出用基板14が予熱ヒーター82に対向す
ることになる。この後、予熱ヒーター82に予熱用電力
が供給されることによって、予熱ヒーター82より析出
用基板14が所定の予熱温度となるように加熱される。
【0064】(析出工程)析出用基板14が所定の予熱
温度になると、懸吊機構20は再び速度v2で走行し、
第1傾斜走行部11c、12cに移動する。そして、第
1傾斜走行部11c、12cを速度v3で走行し、析出
用基板14は溶湯15中に進入する。図7に示すよう
に、溶湯面に対して所定の角度を持ちつつ、第1傾斜走
行部11c、12cを走行し、浸漬高さの第1水平走行
部11a、12aに移動する。
【0065】そして、懸吊機構20は、第1水平走行部
11a、12aの浸漬位置Aを速度v1で走行する。こ
の間、析出用基板14は溶湯15に浸漬されており、析
出用基板14の基板面14aに溶解対象物101が析出
して半導体基板2となる。その後、懸吊機構20は、第
2傾斜走行部11d、12dに移動する。懸吊機構20
が第2傾斜走行部11d、12dを速度v4で走行し、
半導体基板2が溶湯面に対して所定の角度で溶湯15か
ら引き上げられることによって、液だれが基板面の最後
尾に生じつつ、凝固成長した所定厚みの半導体基板2が
引き上げられる。そして、懸吊機構20は、搬送高さの
第2水平走行部11b、12b上を進行方向下流側に移
動する。なお、液だれが、析出板中央に集成されると、
平板でなくなってしまう。
【0066】このように、析出工程においては、懸吊機
構20が走行レール11、12上を走行することで、析
出用基板14を下降させて基板面14aを溶湯15に浸
漬させ、基板面14aに溶解対象物101を析出させな
がら所定時間が経過したときに、析出用基板14を溶湯
15から引き上げることができる。
【0067】(引き剥がし工程)所定厚みの半導体基板
2が析出用基板14の基板面14aに形成されると、懸
吊機構20は、上述したように、進行方向下流側に第2
水平走行レール11b、12bを速度v2で走行する。
そして、引き剥がし位置Cにおいて析出用基板14と半
導体基板2との間に剥離部材87が進入し、半導体基板
2が剥離部材87により強制的に析出用基板14から引
き剥がされて基板載置台88に載置されることになる。
この後、このようにして引き剥がされた半導体基板2が
所定枚数になると、図示しない排出口から一括して機外
に搬出される。
【0068】(湯面制御工程)上述の析出工程が繰り返
されることによって、多数の半導体基板2が生産される
と、半導体基板2の生産数に応じた消費量で溶湯15が
減少する。そして、溶湯15の減少を放置すると、湯面
高さが低下する結果、析出用基板14の浸漬深さが浅く
なり、最終的には、析出用基板14を溶湯15に浸漬さ
せることができなくなる。そこで、半導体基板2の生産
中においては、撮像装置75によりルツボ52内の湯面
高さ検出部61が撮像され、撮像信号に基づいて湯面が
一定となるように溶解対象物101が供給される。
【0069】即ち、湯面高さ検出部61を撮像して得た
各段部61aの撮像信号が図示しない制御装置に取り込
まれ、この制御装置において、撮像信号中の輝度信号成
分が抽出される。そして、溶湯15と湯面高さ検出部6
1の各段部61aとを判別するように、輝度信号成分が
所定の閾値で2値化される。この後、2値化データに基
づいて溶湯15から露出した段部61aが求められ、所
定の段部61aが露出したときに、溶湯15の湯面高さ
が許容範囲以下にまで低下したと判定される。そして、
この場合には、図2に示すように、供給機構71から所
定量の溶解対象物101が押し出されてルツボ52に投
入され、所定の湯面高さに復帰される。
【0070】尚、上記のようにしてルツボ52に溶解対
象物101が投入されると、湯面が揺動することになる
が、仕切り壁62で上面が区分された第2溶解槽64に
対して溶解対象物101が投下されるため、析出用基板
14が浸漬される第1溶解槽63に対して揺動が伝播す
ることはない。これにより、溶解対象物101の投入中
においても、半導体基板2の生産を継続することができ
る。
【0071】(研磨工程)半導体基板2の生産が繰り返
されると、析出用基板14の基板面14aに付着物が残
留する場合がある。従って、この場合には、懸吊機構2
0が第2水平走行レール11b、12bを速度v2で走
行し、研磨位置Dに到達した時に一旦停止する。そし
て、図13に示すように、昇降軸94を所定角度回転さ
せることにより昇降台93と共に研磨ディスク91を上
昇させ、研磨ディスク91の上面(研磨面)を基板面1
4aに当接させる。この後、モータ92に電力を供給し
て、研磨ディスク91を回転させ、基板面14aを研磨
する。この結果、基板面14aの付着物が強制的に擦り
落とされ、基板面14aが生産当初の状態に回復される
ことになる。そして、懸吊機構20は予熱工程から同じ
工程を行うことにより、繰返し半導体基板2を製造す
る。
【0072】以上のように、本実施形態の半導体基板製
造装置1(析出板製造装置)は、溶解対象物101の溶
湯15に対して析出用基板14を一定時間浸漬させるこ
とによって、該析出用基板14に溶解対象物101の凝
固成長した半導体基板2(析出板)を生成させるもので
あって、溶湯15の上方を通過するように配置された走
行レール11、12と、走行レール11、12に走行可
能に設けられ、析出用基板14を懸吊する懸吊機構20
とを備え、走行レール11、12は、懸吊機構20の走
行に伴って析出用基板14を昇降させつつ、溶湯面に対
する基板面角度を変化させて溶湯15に浸漬させるよう
にレール軌道の高度が変更されている。これにより、一
定のレール軌道に設定された走行レール11、12と、
この走行レール11、12を走行する懸吊機構20とか
らなる簡単な構成で、懸吊機構20を走行レール11、
12上に走行させるのみで、析出用基板14を溶湯15
に浸漬させて引き上げるという複雑な動作を実現するこ
とができる。
【0073】また、本実施形態の懸吊機構20の駆動方
法は、モータ36を有する自走式台車である場合につい
て説明したが、これに限定されるものではない。即ち、
懸吊機構の走行は、例えば、牽引式のものであってもよ
い。
【0074】また、懸吊機構は、ロープウェイ式による
ものであってもよい。その場合、ロープを上を移動する
ことができる車輪が備えられた懸吊機構とし、軌道が形
成されたロープ上を牽引すればよい。
【0075】また、本実施形態の半導体基板製造装置1
は、走行レール11、12が、水平方向に環状に設けら
れており、該走行レール11、12に複数の懸吊機構2
0が一方向に走行可能に設けられることが望ましい。こ
の場合には、複数の懸吊機構が一方向に走行可能に設け
られているため、短いサイクルで析出用基板の溶湯への
浸漬を繰返し行うことができ、析出物を容易に量産する
ことができる。
【0076】尚、本実施形態においては、走行レール1
1、12が環状に設けられている場合について説明した
が、これに限定されるものではない。即ち、直線状のレ
ールであり、該レール上を懸吊機構が往復走行すること
によって析出用基板の溶湯への浸漬を繰返し行う構成で
あってもよい。
【0077】また、本実施形態の半導体基板製造装置1
における走行レール11、12は、溶湯15の内側領域
の上方に配置され、懸吊機構20に懸吊された析出用基
板14を溶湯15に浸漬させる高度に設定された第1水
平走行部11a、12aと、第1水平走行部11a、1
2aの上流側及び下流側にそれぞれ配置され、懸吊機構
20に懸吊された析出用基板14を溶湯15の湯面より
も上方に位置させる高度に設定された第2水平走行部1
1b、12bと、第1水平走行部11a、12aと前記
第2水平走行部11b、12bとを連絡する傾斜走行部
11c、12c、11d、12dと、を有する。これに
より、析出用基板14が溶湯15に浸漬される距離が第
1水平走行部11a、12aの距離として予め設定され
ているため、懸吊機構20を所定の走行速度で走行させ
ることによって、析出用基板14の溶湯15への浸漬時
間を容易に設定することができる。この結果、懸吊機構
20の走行速度を複雑に制御する必要がないため、懸吊
機構20の走行に要する制御装置の部品点数及び組立コ
ストを低減することができる。
【0078】尚、本実施形態においては、析出機構に一
箇所だけ第1水平走行部を設けた場合について説明した
が、これに限定されるものではない。即ち、長い走行レ
ール上に複数第1水平走行部を設け、間に引き剥がし機
構を設置し、夫々の第1水平走行部において析出が行わ
れてもよい。
【0079】また、本実施形態の半導体基板製造装置1
における懸吊機構20は、走行速度を変更可能にされて
いる。これにより、走行レール11、12の第1水平走
行部11a、12aと第2水平走行部11b、12bと
の走行速度をそれぞれ変更することができるため、例え
ば、第1水平走行部11a、12aで低速走行して浸漬
時間を長くし、第2水平走行部11b、12bで高速走
行して浸漬処理以外の処理を短時間で完了することが可
能になる。また、溶湯15の湯面が小さな場合でも、第
1水平走行部11a、12aにおける懸吊機構20の走
行速度を低速に設定することによって、充分な浸漬時間
を確保することができる。
【0080】尚、本実施形態においては、懸吊機構20
は、走行速度を変更可能にされているものとしたが、こ
れに限定されるものではない。即ち、走行レールの軌道
のみで全ての工程の時間を制御することも可能である。
この場合には、走行速度を一定にすることができるた
め、速度の制御は全く必要なくなる。
【0081】また、本実施形態において、第1水平走行
部11a、12a下流側にて、析出用基板14を上下反
転するものであってもよい。そうすると、析出用基板1
4を溶湯15に浸漬した後、半導体基板(析出板)2が
基板面14aから離脱して落下するのを未然に防止する
ことができる。
【0082】
【発明の効果】以上示したように、請求項1の発明によ
ると、一定のレール軌道に設定された走行レールと、こ
の走行レールを走行する懸吊機構とからなる簡単な構成
で、懸吊機構を走行レール上に走行させるという簡単な
制御動作を行うことにより、析出用基板を溶湯に浸漬さ
せて引き上げる等の複雑な一連の処理動作を実現するこ
とができる。
【0083】請求項2の発明によると、複数の懸吊機構
が一方向に走行可能に設けられているため、短いサイク
ルで析出用基板の溶湯への浸漬を繰返し行うことがで
き、析出物を容易に量産することができる。
【0084】請求項3の発明によると、析出用基板が溶
湯に浸漬される距離が第1水平走行部の距離として予め
設定されているため、懸吊機構を所定の走行速度で走行
させることによって、析出用基板の溶湯への浸漬時間を
容易に設定することができる。この結果、懸吊機構の走
行速度を複雑に制御する必要がないため、懸吊機構の走
行に要する制御装置の部品点数及び組立コストを低減す
ることができる。
【0085】請求項4の発明によると、走行レールの第
1水平走行部と第2水平走行部との走行速度をそれぞれ
変更することができるため、例えば、第1水平走行部で
低速走行して浸漬時間を長くし、第2水平走行部で高速
走行して浸漬処理以外の処理を短時間で完了することが
可能になる。また、溶湯の湯面が小さな場合でも、第1
水平走行部における懸吊機構の走行速度を低速に設定す
ることによって、充分な浸漬時間を確保することができ
る。
【0086】請求項5の発明によると、析出用基板を溶
湯に浸漬した後、析出板が基板面から離脱して落下する
のを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体基板製造装置を正面視した場合における
概略構成図である。
【図2】半導体基板製造装置を側面視した場合における
概略構成図である。
【図3】半導体基板製造装置を上面から視た場合におけ
る概略構成図である。
【図4】懸吊機構の斜視図である。
【図5】図4の懸吊機構のA−A´線矢視断面図であ
る。
【図6】図4の懸吊機構のB−B´線矢視断面図であ
る。
【図7】析出用基板が溶湯に浸漬する状態を示す説明図
である。
【図8】カーボン基板把持装置の斜視図である。
【図9】カーボン基板把持装置の斜視図である。
【図10】カーボン基板把持装置の分解斜視図である。
【図11】溶湯の収容状態を示す斜視図である。
【図12】ルツボの熱伝導の状態を示す説明図である。
【図13】研磨機本体の斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体基板製造装置(析出板製造装置) 2 半導体基板(析出板) 3 真空容器 4 上側タンク部 5 下側タンク部 5a 搬入出部 6 上側収容室 7 下側収容室 8a〜8c 第1〜第3覗き窓部 8d 第5覗き窓部 8e 第5覗き窓部 9 開閉扉 10 析出機構 11 内側走行レール 12 外側走行レール 11a、12a 第1水平走行部 11b、12b 第2水平走行部 11c、12c 第1傾斜走行部 11d、12d 第2傾斜走行部 13a 支柱 13b 支柱 14 析出用基板 15 溶湯 20 懸吊機構 41 第1縦設部材 42 第2縦設部材 43 カーボン基板把持装置 51 ルツボ装置 52 ルツボ 52a 収容部 52b 側面壁 52c 底面壁 53 誘導加熱コイル 54 ルツボ支持台 54a 断熱支持体 54b 冷却盤 54c 搬送台 55 電力ケーブル 56 搬送ローラ 57 ルツボ搬入出機構 61 湯面高さ検出部 78 第1熱遮蔽体 81 予熱機構 82 予熱ヒーター 83 電力ケーブル 85 引き剥がし機構 87 剥離部材 88 基板載置台 101 溶解対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 敦 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 (72)発明者 中井 泰弘 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 (72)発明者 中嶋 賢人 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解対象物の融湯に対して析出用基板を
    一定時間浸漬させることによって、該析出用基板に溶解
    対象物の凝固成長した析出板を生成させる析出板製造装
    置であって、前記溶湯の上方を通過するように配置され
    た走行レールと、前記走行レールに走行可能に設けら
    れ、前記析出用基板を懸吊する懸吊機構とを備え、前記
    走行レールは、前記懸吊機構の走行に伴って前記析出用
    基板を昇降させつつ、前記溶湯面に対する基板面角度を
    変化させて前記溶湯に浸漬させるようにレール軌道の高
    度が変更されていることを特徴とする析出板製造装置。
  2. 【請求項2】 前記走行レールが、水平方向に環状に設
    けられており、該走行レールに複数の前記懸吊機構が一
    方向に走行可能に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の析出板製造装置。
  3. 【請求項3】 前記走行レールは、前記溶湯の内側領域
    の上方に配置され、前記懸吊機構に懸吊された析出用基
    板を溶湯に浸漬させる高度に設定された第1水平走行部
    と、前記第1水平走行部の上流側及び下流側にそれぞれ
    配置され、前記懸吊機構に懸吊された析出用基板を前記
    溶湯の湯面よりも上方に位置させる高度に設定された第
    2水平走行部と、前記第1水平走行部と前記第2水平走
    行部とを連絡する傾斜走行部とを有することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の析出板製造装置。
  4. 【請求項4】 前記懸吊機構は、走行速度を変更可能に
    されていることを特徴とする請求項3に記載の析出板製
    造装置。
  5. 【請求項5】 前記第1水平走行部下流側にて、前記析
    出用基板を上下反転することを特徴とする請求項3に記
    載の析出板製造装置。
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