JP2003339403A - 通気性靴およびその製造方法 - Google Patents

通気性靴およびその製造方法

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JP2003339403A JP2002147263A JP2002147263A JP2003339403A JP 2003339403 A JP2003339403 A JP 2003339403A JP 2002147263 A JP2002147263 A JP 2002147263A JP 2002147263 A JP2002147263 A JP 2002147263A JP 2003339403 A JP2003339403 A JP 2003339403A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴミなどによる目詰まりが生じにくい横方向
のみの開口で外気に開放される通気孔を備え、通気性に
優れるとともに、射出成形により効率的に製造すること
ができる通気性靴およびその製造方法を提供すること。 【解決手段】 靴本体部11が装着されるラストモール
ドの底部に突出させて少なくとも脱型方向後方部が傾斜
平面または曲面とされた縦通気孔モールド部を成形し、
この縦通気孔モールド部に、1対のサイドモールドに設
けた横通気孔モールド部を当接させてボトムモールドと
ともに、通気性靴10を射出成形するようにする。これ
により、靴本体部11の内側から靴底部12の中間部ま
での縦通気孔13に連通させた横通気孔14を靴底部1
2の外周側面12bの横方向にのみ開口させて通気性靴
10を射出成形することができ、効率良く製造できると
ともに、通気孔15の目詰まりを防止して通気性の向上
を図るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通気性靴および
その製造方法に関し、通気孔の目詰まりなどを防止して
通気性の向上を図ることができるとともに、効率的に製
造できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】スポーツシューズやウォーキングシュー
ズ、ビジネスシューズなどとして用いられている靴の一
つに射出成形靴があり、胛被に中底を縫着した靴本体部
の底部分に、ウレタン系樹脂や塩化ビニル系樹脂などを
射出成形して靴底部を一体に溶着して構成されている。
【0003】このような射出成形靴では、靴底部となる
素材自体に通気性がないことから、例えば屋内用のスポ
ーツシューズなどでは、靴の内部の温度および湿度の上
昇を抑制するため靴底部に通気孔を形成した通気性靴が
使われている。
【0004】これまでの射出成形による通気性靴では、
例えば図5に示すように、靴底部101の接地面102
から靴本体部103の中底104までの間に貫通した縦
向きの通気孔105を形成することで、靴内部106と
接地面102とを連通させるようにしたものがある。
【0005】このような通気性靴では、通気孔105が
接地面102の開口のみで靴外部に開放されているた
め、ゴミや埃、砂などで目詰まりが生じ易く、十分な通
気性が確保できなくなってしまう。
【0006】そこで、通気性の向上を図ることができる
射出成形による通気性靴として、特開2000−343
623号公報に開示されたものがあり、図6に示すよう
に、靴底部101の接地面102から靴本体部103の
中底104までの間に貫通して設けられる縦向きの縦通
気孔105の途中に靴底部101の外周側面に開口する
水平な横通気孔107を形成することで、靴内部と接地
面102との間および靴内部106と靴底部101の外
周側面との間を連通させるようにしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
縦通気孔105および横通気孔107を備えた通気性靴
では、横通気孔107は目詰まりが生じにくいものの、
縦通気孔105が接地面102に開口していることか
ら、ゴミや埃、砂などで目詰まりが生じると横通気孔1
07も目詰まりしてしまい、十分な通気性が確保できな
くなってしまう。
【0008】そこで、通気性靴の通気孔の開口を横方向
の靴底部の外周側面だけとすることが考えられるが、こ
のような通気孔の射出成形は、図6(c)に示すよう
に、靴本体部103を装着するラストモールド111の
底部分に、靴底部用のボトムモールド112と左右1対
のサイドモールド113を配置し、ボトムモールド11
2に縦通気孔用の縦ピン114を設けるとともに、サイ
ドモールド113に横通気孔用の横ピン115を設けて
おき、成形後にこれら縦ピン114および横ピン115
を抜くことによって縦通気孔105および横通気孔10
7を形成するようにしている。
【0009】このため、縦通気孔用の縦ピン114を靴
本体部103の内側に抜くことはできず、成形上、縦通
気孔105の開口が接地面102にできてしまうことか
ら、横方向にのみ開口した通気孔とするには、射出成形
工程とは別に縦通気孔用の開口部を塞ぐ工程が必要にな
ってしまう。
【0010】そこで、特公昭59−10203号公報に
開示された靴の製造法では、図7に示すように、靴底部
101の踵部に直方体状の空洞となるぬすみ108が形
成され、このぬすみ108に連通する水平の横通気孔1
07が形成される靴を製造するようにしており、ラスト
111の他にぬすみ形成治具116を用意しておき、靴
本体部103の中底104に形成した切抜き部109に
ぬすみ形成治具116を嵌め込んだ後、靴本体部103
をラスト111に被着してボトムモールド112および
サイドモールド113を型閉めし、サイドモールド11
3から通気孔用の横ピン115をぬすみ形成治具116
に当接させて射出成形する。
【0011】成形後は、型開きして製品となる靴ととも
にぬすみ形成治具116をラスト111から外し、ラス
ト111を外した靴内部106の内側空間からぬすみ形
成治具116を取り外すようにしている。
【0012】このような靴の製造方法によれば、靴底部
101の上面と横方向にのみ開口する通気孔を射出成形
することができるものの、射出成形前の靴本体部103
へのぬすみ形成治具116の装着および射出成形後ラス
ト111から製品靴を外し、さらに製品靴からのぬすみ
形成治具116の分離が必ず必要となり、工程が増大し
てしまう。
【0013】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、ゴミなどによる目詰まりが生じに
くい横方向のみの開口で外気に開放される通気孔を備
え、通気性に優れるとともに、工程増大を招くことなく
射出成形により効率的に製造することができる通気性靴
およびその製造方法を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】これまでの通気性靴およ
びその製造方法について鋭意検討を重ねた結果、分割可
能な成形型を用いることなくラストモールド側から縦通
気孔を成形する技術を開発することができ、これによっ
てこの発明を完成したもので、その具体的な構成は以下
に記載の通りである。
【0015】すなわち、上記従来技術が有する課題を解
決するため、この発明の請求項1記載の通気性靴は、靴
本体部と、この靴本体部の底部に射出成形により一体化
される靴底部とを備え、靴の内部と外部とを連通させる
通気孔が形成された通気性靴であって、少なくとも爪先
部から踏付け部に形成される前記通気孔を、前記靴底部
に形成され前記靴底部上面に開口し靴底面まで貫通しな
い縦通気孔と、この縦通気孔と連通し前記靴底部の外周
側面に開口する横通気孔とで構成し、前記縦通気孔の側
壁面の踵側が、踵側に向かって上り傾斜していることを
特徴とするものである。
【0016】この通気性靴によれば、靴本体部と、この
靴本体部の底部に射出成形により一体化される靴底部と
を備え、靴の内部と外部とを連通させる通気孔が形成さ
れた通気性靴であって、少なくとも爪先部から踏付け部
に形成される前記通気孔を、前記靴底部に形成され前記
靴底部上面に開口し靴底面まで貫通しない縦通気孔と、
この縦通気孔と連通し前記靴底部の外周側面に開口する
横通気孔とで構成し、前記縦通気孔の側壁面の踵側が、
踵側に向かって上り傾斜しており、靴本体部の内側から
靴底部の途中までの縦通気孔に連通させた横通気孔を靴
底部の外周側面の横方向にのみ開口させることで、通気
孔の目詰まりを防止して通気性の向上を図るようにし、
縦通気孔の側壁面の踵側を踵側に向かって上り傾斜とす
ることで、一体構造の成形型での射出成形ができるとと
もに、製造コストを低減し、しかも歩行(走行)時、荷
重をかけた場合に足の裏で縦通気孔がめり込む状態とな
り空気の排出が促進され、通気性の向上を図るようにし
ている。
【0017】また、この発明の請求項2記載の通気性靴
は、請求項1記載の構成に加え、前記靴本体部を、胛被
と中底とを縫着して構成し、この中底の少なくとも前記
通気孔が位置する部分を通気性材料としたこと特徴とす
るものである。
【0018】この通気性靴によれば、靴本体部を、胛被
と中底とを縫着して構成し、この中底の少なくとも前記
通気孔が位置する部分を通気性材料とするようにしてお
り、靴本体部を胛被と縫着された中底で構成する場合に
も靴の内部と通気孔が通気性のある中底部分で連通され
るので、通気性を確保できるようになる。
【0019】この場合に通気性材料として、透湿防水性
のものを用いれば、通気性を確保しつつ水の浸入を防止
できるようになる。
【0020】さらに、この発明の請求項3記載の通気性
靴は、請求項2記載の構成に加え、前記中底の少なくと
も前記通気孔が位置する部分に孔を設けたことを特徴と
するものである。
【0021】この通気性靴によれば、中底の少なくとも
前記通気孔が位置する部分に孔を設けるようにしてお
り、胛被と縫着された中底を備えていても、中底に形成
した孔によって直接靴の内部と通気孔とが連通すること
になり、通気性を阻害するものがなく一層の通気性を確
保できるようにしている。
【0022】また、この発明の請求項4記載の通気性靴
の製造方法は、靴本体部が装着されるラストモールド
と、靴底部の接地面を形成するボトムモールドと、靴底
部の外周側面を形成する左右一対のサイドモールドとに
より、靴の内部と外部とを連通させる通気孔が形成され
た通気性靴を製造するに際し、前記ラストモールドの底
部の少なくとも爪先部から踏付け部に突出させて設けた
前記靴底部上面に開口し靴底面まで貫通せず、踵側の側
壁面が踵側に向かって上り傾斜している縦通気孔を形成
する縦通気孔モールド部に、前記サイドモールドに設け
られ前記縦通気孔と連通して前記靴底部の外周側面に開
口する横通気孔を形成する横通気孔モールド部を当接さ
せて射出成形するようにしたことを特徴とするするもの
である。
【0023】この通気性靴の製造方法によれば、靴本体
部が装着されるラストモールドと、靴底部の接地面を形
成するボトムモールドと、靴底部の外周側面を形成する
左右一対のサイドモールドとにより、靴の内部と外部と
を連通させる通気孔が形成された通気性靴を製造するに
際し、前記ラストモールドの底部の少なくとも爪先部か
ら踏付け部に突出させて設けた前記靴底部上面に開口し
靴底面まで貫通せず、踵側の側壁面が踵側に向かって上
り傾斜している縦通気孔を形成する縦通気孔モールド部
に、前記サイドモールドに設けられ前記縦通気孔と連通
して前記靴底部の外周側面に開口する横通気孔を形成す
る横通気孔モールド部を当接させて射出成形するように
しており、縦通気孔モールド部の縦通気孔を形成する踵
側の側壁面を踵側に向かって上り傾斜とし、これにより
完成した製品靴の脱型を可能とし、靴本体部の内部から
靴底部の途中までの縦通気孔に連通させた横通気孔を靴
底部の外周側面の横方向にのみ開口させて射出成形する
ことができ、効率良く安価に製造できるとともに、通気
孔の目詰まりを防止して通気性の向上を図るようにして
いる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の通気性靴および
その製造方法の実施の形態について図面に基づき詳細に
説明する。図1は、この発明の通気性靴の一実施の形態
にかかり、(a)は外観斜視図、(b)は靴内側から見
た靴底部の部分斜視図、(c)は(a)中のC−C断面
図である。
【0025】この通気性靴10は、靴本体部11と、こ
の靴本体部11の底部分に一体に設けられる靴底部12
とで構成され、例えば靴本体部11に射出成形によって
靴底部12が溶着されて一体に成形された射出成形靴と
され、靴底部12の靴内部の上面12aから靴底部12
の途中(中間部)までの貫通しない縦通気孔13と、こ
の縦通気孔13と連通して靴底部12の外周側面12b
に開口する横通気孔14とによって通気孔15が構成さ
れ、横通気孔14の外周側面12bの開口を介してのみ
外気に開放されている。
【0026】この通気性靴10では、靴本体部11が胛
被16と、この胛被16の底部分を塞ぐ中底17とを取
り付けて構成され、例えば胛被16の底部分の周縁に中
底17を縫着して取り付けたり、接着することで取り付
けられる。
【0027】この靴本体部11の胛被16は、織布、不
織布、合成皮革、天然皮革等を用いて作られており、こ
れ以外の材料であっても通常、靴の胛被として用いれる
ものであれば良い。
【0028】また、この胛被16の底部分に設けられる
中底17としては、メリヤス、パイル布などの織布、不
織布等で構成され、通気性に優れたものが好ましいが、
通気孔15に対応する中底17部分に孔をあけるように
すれば、中底17の素材自体に通気性がなくとも通気孔
15と靴本体部11の内部との通気性を確保することが
できる。
【0029】さらに、中底17として湿気は通すが水滴
などを通さない透湿防水性の通気性材料、例えばゴアテ
ックス等を用いるようにすれば、通気孔15からの雨水
等の浸入を阻止ながら通気性を確保して湿気や温度の上
昇を抑えることができる。
【0030】このような靴本体部11の底部分となる靴
底部12に設けられる通気孔15を構成する縦通気孔1
3は、射出成形の際、靴本体部11を装着するラストモ
ールド21に設ける縦通気孔モールド部24で成形する
ことから、円筒状でなく脱靴(ラストから製品の通気性
靴を外すこと)が容易にできるように、脱靴方向Xと平
行な平面、あるいはこれに近い湾曲面などの曲面の2つ
の側面13aと脱靴方向Xの後方が上り傾斜(縦通気孔
13の底から開口に向かっての傾斜)の傾斜した平面1
3b、あるいは曲面で構成された孔形状にしてあり、脱
靴方向Xの前方は脱靴への影響がほとんど無いことから
垂直な平面や曲面などとしてある。
【0031】例えば、図2に示すように、通気性靴(製
品)10をラストモールド21から脱靴(脱型)する方
向Xを爪先と踵とを結ぶ方向とすると、脱靴方向後方が
踵側になることから縦通気孔13は爪先と踵を結ぶ脱靴
方向Xと平行な平面で構成した2つの側面13aと踵側
の上り傾斜の傾斜した平面13bと爪先側のほぼ垂直な
平面13cとの4つの側壁面で構成される孔形状として
ある。
【0032】また、射出成形の際、ラストモールド21
に設けた縦通気孔モールド部24を含むラストモールド
21全体を覆うように靴本体部11を装着することか
ら、縦通気孔モールド部24によって中底17が引っ張
られ、この状態で靴底用の樹脂材料が射出されることか
ら縦通気孔13の上端部分は円錐状に窪んだ形状とな
り、縦通気孔モールド部24自体より大きな窪み13d
が靴底部12の上面12aに形成される。
【0033】このような靴底部12の上面12aから途
中までで接地面12cまで貫通せずに形成された縦通気
孔13に連通して横方向の外周側面12bに開口する横
通気孔14は、射出成形の際、サイドモールド23に設
けた横通気孔モールド部25で成形され、例えば円柱状
のピンを横通気孔モールド部25とすることで、円筒状
の孔で構成される。
【0034】このような縦通気孔13および横通気孔1
4で構成される通気孔15は、靴底部12の土踏まずよ
り前方部分の爪先部から踏付け部までの両側に沿ってそ
れぞれ1列ずつ形成され、例えば横通気孔14の直径が
1.5〜5.0mmとされ、これと連通する縦通気孔1
3は平行面13aの幅が1.5〜5.0mm、長さ(爪
先踵方向の長さ)が5.0〜15mm、深さは水平な横
通気孔13と連通する深さとされ、このような寸法範囲
とすることで十分な通気性を確保できるようにしてあ
る。
【0035】なお、通気孔15の形成部分を土踏まずよ
り前方の爪先部から踏付け部までの範囲だけでなく、さ
らに踵部などの広範囲に形成するようにしても良い。こ
の場合、上記縦通気孔13の形状とするのは、少なくと
も爪先部から踏付け部までの範囲の縦通気孔だけで良
く、踵部などの縦通気孔は踵側の側壁面を上り傾斜にし
なくても脱靴(脱型)することができる。
【0036】このように構成した通気性靴10では、靴
内部の靴底部12の上面12aから靴底部12の途中ま
での貫通しない縦通気孔13が形成され、この縦通気孔
13に連通して水平な横通気孔14が靴底部12の外周
側面12bに開口するよう形成されて通気孔15が構成
されているので、靴本体部11内の温度や湿度が上昇し
た場合、通気孔15を介して外気に排出され、温度や湿
度の上昇を抑えることができる。
【0037】また、この通気性靴10では、通気孔15
の外気との開口が靴底部12の外周側面12bのみであ
るので、ゴミや埃、砂などのが詰まり難く、常に通気性
を確保することができる。
【0038】さらに、この通気性靴10では、通気孔1
5の靴本体部11内の開口部が平行な平面の2つの側面
13aと後方の上り傾斜の傾斜平面13bと前方の垂直
な平面13cとで大きく、しかも周囲に円錐状の窪み1
3dが形成された状態であり、この窪み13dを含む通
気孔15の上面を足で塞ぐように歩行や走行にともなっ
て荷重が加えられて押さえられたり、荷重が取り除かれ
たりすることが繰り返され、これによって通気孔15の
上部の空気にポンプ作用が生じ、強制的な空気の呼吸作
用によって、一層通気性を高めることができる。
【0039】なお、このような通気性靴10の靴内部に
中敷を設けるようにしても良く、この場合には、通気性
のある中敷を設けるようにし、この中敷によって靴底部
12の上面12aに形成される縦通気性孔13の窪み1
3d等による履き心地に及ぼす影響を取り除くことがで
きる。
【0040】次に、このような通気性靴の製造方法の一
実施の形態について、図面に基づき具体的に説明する。
【0041】図3および図4は、この発明の通気性靴の
製造方法の一実施の形態にかかり、図3は射出成形金型
の横断面図、図4(a)はラストモールドの側面図、
(b)はラストモールドの底面図、(c)は縦通気孔モ
ールド部の側面図、(d)は縦通気孔モールド部の底面
図である。
【0042】この通気性靴10は、既に説明したよう
に、例えば胛被16の底部分に縫着された中底17とで
構成された靴本体部11と、この靴本体部11の底部分
となる中底17に射出成形によって靴底部12が溶着さ
れて一体に成形され、靴内部の靴底部12の上面12a
から靴底部12の途中までの貫通しない縦通気孔13
と、この縦通気孔13と連通して靴底部12の外周側面
に開口する横通気孔14とによって通気孔15が構成さ
れている。
【0043】このような通気性靴10の製造には、図3
に示す射出成形用金型20が用いられる。
【0044】この射出成形用金型20は、予め胛被16
の底部分の周縁に中底17が縫着された靴本体部11が
装着されるとともに、靴底部12の上面12aを形成す
るラストモールド21と、靴底部12の接地面12aを
形成するボトムモールド22と、靴底部12の外周側面
12bを形成する左右一対のサイドモールド23との4
つのモールドで構成されるのは、通常の射出成形靴の場
合と同様である。
【0045】しかし、この射出成形用金型20では、ラ
ストモールド21に縦通気孔モールド部24が一体に形
成してある構成で、これまでのものと異なっており、図
3および図4に示すように、ラストモールド21の底部
に突出させて靴底部12の上面12aから靴底部12の
途中の中間部までの貫通しない深さの縦通気孔13を形
成する縦通気孔モールド部24が一体に形成してある。
【0046】この縦通気孔モールド部24の形状は、脱
靴(脱型)を考慮した縦通気孔13に対応して、脱靴方
向(図示例では、爪先と踵を結ぶ方向)Xと平行な平
面、あるいはこれに近い湾曲面などの曲面の2つの側面
24aと、脱靴方向Xの後方の上り傾斜とされた傾斜し
た平面24b、あるいは曲面24b´と、脱靴方向Xの
前方の垂直な平面24cあるいは曲面24c´とで構成
され、ここでは、平行な平面による2つの側面24aを
備えた突起状に形成されている。
【0047】このような縦通気孔モールド部24が形成
されたラストモールド21とボトムモールド22との両
側に配置されるサイドモールド23には、それぞれ縦通
気孔モールド部24の外側面24aに当接させて、縦通
気孔13と連通して靴底部12の外周側面12bに開口
する横通気孔14を形成する横通気孔モールド部25が
設けてある。
【0048】この横通気孔モールド部25は、図3に示
すように、横モールドピン25aで構成され、サイドモ
ールド23に形成したガイドシリンダ部25b内を往復
移動するピストン部25cが横モールドピン25aと一
体に形成され、ピストン部25cの前後にコイルスプリ
ング25dが装着され、ガイドシリンダ部25bの基端
部にねじ込まれた調整ねじ25eによって縦通気孔モー
ルド部24への押付力を調整するとともに、弾性的に押
し付けるようにしてある。
【0049】なお、縦通気孔モールド部24の側面24
aを平面とせずに湾曲面などの曲面とする場合には、横
通気孔モールド部25の横モールドピン25aの先端形
状を密着できる逆向きの湾曲面などの曲面としておくこ
とが好ましい。
【0050】また、このサイドモールド23のラストモ
ールド21と対向する上端部には、エッジ部23aが形
成され、閉型時において、ラストモールド21に装着さ
れた胛被16を圧接することで射出材料が漏れないよう
にする。
【0051】さらに、サイドモールド23の踵側には、
図示省略したが、射出材料を充填するためキャビティに
連通してゲートおよびスプルーが形成してある。
【0052】このような射出成形用金型20を用いて行
う通気性靴10の製造は、次のようにして行われる。
【0053】まず、靴本体部11を構成する胛被16と
中底17とを縫着したり、接着するなどによって一体に
しておく。
【0054】そして、必要に応じて、予め靴本体部11
の中底17を、ラストモールド21の縦通気孔モールド
部24の突起形状に合わせた形状に熱成形などで予備成
形しておくようにしても良い。この中底17の予備成形
は、特に伸び難い素材で中底17を構成した場合に有効
であり、予備成形に代え、縦通気孔モールド部24に対
応する部分の中底17に孔をあけておくようにしても良
い。
【0055】次に、このような胛被16と中底17で構
成された靴本体部11をラストモールド21に装着す
る。
【0056】なお、ラストモールド21への靴本体部1
1の装着が可能であれば、中底17を省略するようにし
たり、中底に代えて靴本体部11の装着のための底部連
結体を設けるようにしても良く、この発明でいう靴本体
部11には、中底を備えるもののほか、中底を有しない
もの、底部連結体を備えるもの、中底に孔が形成された
ものなどのいずれもが含まれる。
【0057】この後、ボトムモールド22および一対の
サイドモールド23の型閉めを行い、サイドモールド2
3に設けた横通気孔モールド部25の横モールドピン2
5aを突き出して中底17を介して縦通気孔モールド部
24の側面24aに押し付けたり、中底17に孔をあけ
てある場合には、直接縦通気孔モールド部24の側面2
4aに押し付けて当接させ、射出材料が入り込まないよ
うにする。
【0058】こうして準備が完了した後、靴底部12の
射出材料をスプルーからゲートを介してキャビティ内に
射出し、靴底部12を成形し、靴本体部11と一体にす
る。なお、この靴底部12の射出材料としては、ウレタ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、サーモプラスチックラバ
ー系樹脂、オレフィン系樹脂等を用いることができる。
【0059】こうして射出成形が行われた通気性靴10
は、サイドモールド23の横モールドピン25aを引き
抜くようにした後、ボトムモールド22および一対のサ
イドモールド23の型開きを行う。
【0060】そして、図2に示したように、ラストモー
ルド21に対して製品通気性靴10の踵側を下げて爪先
側に脱靴(脱型)するようにすると、ラストモールド2
1の底部の突起状の縦通気孔モールド部24が脱靴方向
Xである爪先と踵を結ぶ方向と平行な平面で構成される
2つの側面24aと踵側の上り傾斜とした傾斜した平面
24bと爪先側のほぼ垂直な平面24cとの4つの側壁
面で構成した形状としてあるので、干渉することなく円
滑に脱靴することができる。
【0061】このような通気性靴の製造方法によれば、
胛被16の底部分に縫着された中底17とで構成された
靴本体部11の底部分となる中底17に射出成形によっ
て靴底部12が溶着されて一体に成形され、しかも靴底
部12の靴内側から靴底部12の中間部までの縦通気孔
13と、この縦通気孔13と連通して靴底部12の外周
側面に開口する横通気孔14とによる通気孔15が形成
され、横方向にのみ開口した通気孔15を備えた通気性
靴10を射出成形することができる。
【0062】また、この通気性靴の製造方法によれば、
ラストモールド21に一体に縦通気孔モールド部24を
形成した状態で製品通気性靴10を脱靴できるので、ラ
ストモールドを分割構造とする場合に比べ、モールド自
体を安価に製作できるとともに、モールドの組立や分割
などの工程増大を招くこと無く、これまでと同一工程で
射出成形することができる。
【0063】
【発明の効果】以上、一実施の形態とともに具体的に説
明したようにこの発明の請求項1記載の通気性靴によれ
ば、靴本体部と、この靴本体部の底部に射出成形により
一体化される靴底部とを備え、靴の内部と外部とを連通
させる通気孔が形成された通気性靴であって、少なくと
も爪先部から踏付け部に形成される前記通気孔を、前記
靴底部に形成され前記靴底部上面に開口し靴底面まで貫
通しない縦通気孔と、この縦通気孔と連通し前記靴底部
の外周側面に開口する横通気孔とで構成し、前記縦通気
孔の側壁面の踵側が、踵側に向かって上り傾斜としたの
で、靴本体部の内側から靴底部の途中までの縦通気孔に
連通させた横通気孔を靴底部の外周側面の横方向にのみ
開口させることができ、通気孔の目詰まりを防止して通
気性の向上を図ることができる。
【0064】さらに、縦通気孔の側壁面の踵側を踵側に
向かって上り傾斜としてあるので、一体構造の成形型で
射出成形して脱靴(脱型)することができるとともに、
製造コストを低減することができ、しかも歩行(走行)
時、荷重をかけた場合に足の裏で縦通気孔をめり込む状
態として空気の排出を促進し、通気性の向上を図ること
ができる。
【0065】また、この発明の請求項2記載の通気性靴
によれば、靴本体部を、胛被と中底とを縫着して構成
し、この中底の少なくとも前記通気孔が位置する部分を
通気性材料とするようにしたので、靴本体部を胛被と縫
着された中底で構成する場合にも靴の内部と通気孔が通
気性のある中底部分で連通させることができ、通気性を
確保することができ、特に、この場合に通気性材料とし
て、透湿防水性のものを用いれば、通気性を確保しつつ
水の浸入を防止することができる。
【0066】さらに、この発明の請求項3記載の通気性
靴によれば、中底の少なくとも前記通気孔が位置する部
分に孔を設けるようにしたので、靴本体部が胛被と縫着
された中底を備えていても、中底に形成した孔によって
直接靴の内部と通気孔とを連通させることができ、通気
性を阻害するものがなく一層の通気性を確保することが
できる。
【0067】また、この発明の請求項4記載の通気性靴
の製造方法によれば、靴本体部が装着されるラストモー
ルドと、靴底部の接地面を形成するボトムモールドと、
靴底部の外周側面を形成する左右一対のサイドモールド
とにより、靴の内部と外部とを連通させる通気孔が形成
された通気性靴を製造するに際し、前記ラストモールド
の底部の少なくとも爪先部から踏付け部に突出させて設
けた前記靴底部上面に開口し靴底面まで貫通せず、踵側
の側壁面が踵側に向かって上り傾斜している縦通気孔を
形成する縦通気孔モールド部に、前記サイドモールドに
設けられ前記縦通気孔と連通して前記靴底部の外周側面
に開口する横通気孔を形成する横通気孔モールド部を当
接させて射出成形するようにしたので、縦通気孔モール
ド部の縦通気孔を形成する踵側の側壁面を踵側に向かっ
て上り傾斜とし、これにより完成した製品靴の脱靴(脱
型)を可能とし、靴本体部の内部から靴底部の途中まで
の縦通気孔に連通させた横通気孔を靴底部の外周側面の
横方向にのみ開口させて射出成形することができ、効率
良く安価に製造できるとともに、通気孔の目詰まりを防
止して通気性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の通気性靴の一実施の形態にかかり、
(a)は外観斜視図、(b)は靴内側から見た靴底部の
部分斜視図、(c)は(a)中のC−C断面図である。
【図2】この発明の通気性靴の一実施の形態にかかり、
脱型方向を説明する正面図および底面図である。
【図3】この発明の通気性靴の製造方法の一実施の形態
にかかる射出成形金型の横断面図である。
【図4】この発明の通気性靴の製造方法の一実施の形態
にかかり、(a)はラストモールドの側面図、(b)は
ラストモールドの底面図、(c)は縦通気孔モールド部
の側面図、(d)は縦通気孔モールド部の底面図であ
る。
【図5】従来の通気性靴の外観斜視図および横断面図で
ある。
【図6】従来の他の通気性靴の外観斜視図、横断面図、
射出成形金型の横断面図である。
【図7】従来のさらに他の通気性靴の製造方法の射出成
形金型の縦断面図および横断面図である。
【符号の説明】
10 通気性靴 11 靴本体部 12 靴底部 12a 上面 12b 外周側面 12c 接地面 13 縦通気孔 13a 平行な側面 13b 後方の傾斜した平面 13c 前方の垂直な平面 13d 窪み 14 横通気孔 15 通気孔 16 胛被 17 中底 20 射出成形用金型 21 ラストモールド 22 ボトムモールド 23 サイドモールド 23a エッジ部 24 縦通気孔モールド部 24a 平行な側面 24b 後方の傾斜した平面 24b´ 後方の曲面 24c 前方の垂直な平面 24c´ 前方の曲面 25 横通気孔モールド部 25 横モールドピン 25b ガイドシリンダ部 25c ピストン部 25d コイルスプリング 25e 調整ねじ X 脱靴(脱型)方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴本体部と、この靴本体部の底部に射出
    成形により一体化される靴底部とを備え、靴の内部と外
    部とを連通させる通気孔が形成された通気性靴であっ
    て、少なくとも爪先部から踏付け部に形成される前記通
    気孔を、前記靴底部に形成され前記靴底部上面に開口し
    靴底面まで貫通しない縦通気孔と、この縦通気孔と連通
    し前記靴底部の外周側面に開口する横通気孔とで構成
    し、前記縦通気孔の側壁面の踵側が、踵側に向かって上
    り傾斜していることを特徴とする通気性靴。
  2. 【請求項2】 前記靴本体部を、胛被と中底とを縫着し
    て構成し、この中底の少なくとも前記通気孔が位置する
    部分を通気性材料としたこと特徴とする請求項1記載の
    通気性靴。
  3. 【請求項3】 前記中底の少なくとも前記通気孔が位置
    する部分に孔を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    通気性靴。
  4. 【請求項4】 靴本体部が装着されるラストモールド
    と、靴底部の接地面を形成するボトムモールドと、靴底
    部の外周側面を形成する左右一対のサイドモールドとに
    より、靴の内部と外部とを連通させる通気孔が形成され
    た通気性靴を製造するに際し、前記ラストモールドの底
    部の少なくとも爪先部から踏付け部に突出させて設けた
    前記靴底部上面に開口し靴底面まで貫通せず、踵側の側
    壁面が踵側に向かって上り傾斜している縦通気孔を形成
    する縦通気孔モールド部に、前記サイドモールドに設け
    られ前記縦通気孔と連通して前記靴底部の外周側面に開
    口する横通気孔を形成する横通気孔モールド部を当接さ
    せて射出成形するようにしたことを特徴とする通気性靴
    の製造方法。
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