JPH0424043B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424043B2 JPH0424043B2 JP1030836A JP3083689A JPH0424043B2 JP H0424043 B2 JPH0424043 B2 JP H0424043B2 JP 1030836 A JP1030836 A JP 1030836A JP 3083689 A JP3083689 A JP 3083689A JP H0424043 B2 JPH0424043 B2 JP H0424043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribs
- ventilation
- shoe
- heel
- sole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 24
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 10
- 210000003371 toe Anatomy 0.000 description 5
- 210000002683 foot Anatomy 0.000 description 4
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- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は通気性の射出成形長靴に関するもの
である。
である。
（従来の技術）
従来、出願人は実公昭61−10483号によつて、
中底下面に爪先方向に傾斜させた多数のリブを設
け、リブ間に形成された通気溝を、爪先部と踵部
に設けられた通気孔に連通させたこれを靴内に挿
入して使用するようにした中敷を提案した。
中底下面に爪先方向に傾斜させた多数のリブを設
け、リブ間に形成された通気溝を、爪先部と踵部
に設けられた通気孔に連通させたこれを靴内に挿
入して使用するようにした中敷を提案した。
このような中敷を挿入した靴は、通気性に優れ
ているが、各サイズごとに中敷成形モールドを彫
刻準備しなければならずコスト高となり、しかも
これらを履用者の実際の足まわりに対して胴部、
胛部、爪先部を余裕をもたせて形成されている長
靴に使用した場合、靴内での足の動きによつて、
リブ間に形成された通気溝が屈曲溝、または折り
曲げ溝となつて靴内で中敷が屈曲してたくれ、履
心地を低下させる欠点があつた。また長靴の場
合、胴部が長いため、ズボン等の裾が胴の内表面
に密着して、靴内の換気が阻害され、通気性が著
しく低下する欠点があつた。
ているが、各サイズごとに中敷成形モールドを彫
刻準備しなければならずコスト高となり、しかも
これらを履用者の実際の足まわりに対して胴部、
胛部、爪先部を余裕をもたせて形成されている長
靴に使用した場合、靴内での足の動きによつて、
リブ間に形成された通気溝が屈曲溝、または折り
曲げ溝となつて靴内で中敷が屈曲してたくれ、履
心地を低下させる欠点があつた。また長靴の場
合、胴部が長いため、ズボン等の裾が胴の内表面
に密着して、靴内の換気が阻害され、通気性が著
しく低下する欠点があつた。
（発明の解決しようとする問題点）
この発明は廉価で履心地に優れた通気性の射出
成形長靴を提供しようとするものである。
成形長靴を提供しようとするものである。
（問題点を解決するための手段、実施例）
以下実施図面によつて説明すれば、この発明
は、靴内の底面に裏布１を通して靴底２と一体
に、短手方向に指向するリブ２１，２１……を設
けたものにおいて、該リブ２１，２１……を踵方
向に傾斜させるとともに、その中央部を切欠し
て、リブ２１，２１……間に形成された通気溝２
２，２２……と連通する通気溝２３を設け、さら
に該リブ２１，２１……の上面に、多数の通気孔
３１，３１……を備えた硬質の中敷き３を挿入す
るとともに胴部４の踵部内表面に前記通気溝２
２，２２……と連通し、履口方向に指向する通気
溝４１，４１……を形成したことを特徴とする通
気性の射出成形長靴を発明の要旨とするものであ
る。
は、靴内の底面に裏布１を通して靴底２と一体
に、短手方向に指向するリブ２１，２１……を設
けたものにおいて、該リブ２１，２１……を踵方
向に傾斜させるとともに、その中央部を切欠し
て、リブ２１，２１……間に形成された通気溝２
２，２２……と連通する通気溝２３を設け、さら
に該リブ２１，２１……の上面に、多数の通気孔
３１，３１……を備えた硬質の中敷き３を挿入す
るとともに胴部４の踵部内表面に前記通気溝２
２，２２……と連通し、履口方向に指向する通気
溝４１，４１……を形成したことを特徴とする通
気性の射出成形長靴を発明の要旨とするものであ
る。
この発明において、裏布１は靴下状の裏張り布
を意味するものである。
を意味するものである。
この発明において、リブ２１，２１……は軟質
塩化ビニル、EVA、1.2ポリブタジエン、スチレ
ンブタジエンブロツク共重合体、ポリウレタン等
の長靴の射出成形に使用可能な弾性材料で靴底２
と一体に成形されるものである。そしてこれらの
リブ２１，２１……は、底面にリブ２１，２１…
…の形状に対応して凹溝を形成したラストに常法
によつて裏布１を吊り込み、常法によつて胴部４
と一体化された靴底２を射出成形すれば、裏布１
の組織間〓または必要により裏布１に穿設された
孔を通して靴底成形材の一部が凹溝に充填され、
靴底２と一体化されたリブ２１，２１……が簡単
に成形される。リブ２１，２１……の踵方向に対
する傾斜角度αは、30°〜60°に設定されているこ
とが好ましい。傾斜角度がそれ以下となれば、リ
ブ２１，２１……の屈曲後の反発作用が低下し、
そのポンプ作用が低下し、また傾斜角度がそれ以
上となれば、リブ２１，２１……の屈曲性が低下
し、そのポンプ作用が低下して靴内の通気作用が
低下するきらいがある。
塩化ビニル、EVA、1.2ポリブタジエン、スチレ
ンブタジエンブロツク共重合体、ポリウレタン等
の長靴の射出成形に使用可能な弾性材料で靴底２
と一体に成形されるものである。そしてこれらの
リブ２１，２１……は、底面にリブ２１，２１…
…の形状に対応して凹溝を形成したラストに常法
によつて裏布１を吊り込み、常法によつて胴部４
と一体化された靴底２を射出成形すれば、裏布１
の組織間〓または必要により裏布１に穿設された
孔を通して靴底成形材の一部が凹溝に充填され、
靴底２と一体化されたリブ２１，２１……が簡単
に成形される。リブ２１，２１……の踵方向に対
する傾斜角度αは、30°〜60°に設定されているこ
とが好ましい。傾斜角度がそれ以下となれば、リ
ブ２１，２１……の屈曲後の反発作用が低下し、
そのポンプ作用が低下し、また傾斜角度がそれ以
上となれば、リブ２１，２１……の屈曲性が低下
し、そのポンプ作用が低下して靴内の通気作用が
低下するきらいがある。
この発明において、通気性の中敷３は通気孔３
１，３１……を設けた合成樹脂板、フアイバーボ
ード、レザーボード、コルク等の硬質板で構成さ
れており、必要によつてはこれらの硬質板３０１
を基板として、その上面に軟質発泡体層３０２を
積層しておき、クツシヨン性を付与しておいても
よい。
１，３１……を設けた合成樹脂板、フアイバーボ
ード、レザーボード、コルク等の硬質板で構成さ
れており、必要によつてはこれらの硬質板３０１
を基板として、その上面に軟質発泡体層３０２を
積層しておき、クツシヨン性を付与しておいても
よい。
この発明において、通気溝４１，４１……はリ
ブ２１，２１……に連続して突起４２，４２……
を、裏布１を通して一体に成形し、この突起４
２，４２……間に形成されてもよいし、胴部内表
面に線状にくぼみ４１１，４１１……を形成する
ことによつて構成されてもよい。この通気溝４
１，４１……は胴部４の踵部内表面の適宜個所に
設けられるものであるが、足のくるぶしが当接す
る個所を除いて、胴部踵部側部４１の内表面に形
成しておけば、履用の際、溝４１，４１……によ
つて足当たりが阻害されることなく便利である。
ブ２１，２１……に連続して突起４２，４２……
を、裏布１を通して一体に成形し、この突起４
２，４２……間に形成されてもよいし、胴部内表
面に線状にくぼみ４１１，４１１……を形成する
ことによつて構成されてもよい。この通気溝４
１，４１……は胴部４の踵部内表面の適宜個所に
設けられるものであるが、足のくるぶしが当接す
る個所を除いて、胴部踵部側部４１の内表面に形
成しておけば、履用の際、溝４１，４１……によ
つて足当たりが阻害されることなく便利である。
これらの通気溝４１，４１……は通気溝を構成
する突起４２，４２……またはくぼみ４１１，４
１１……に対応して、ラストの側部に凹溝または
凸条突起を形成しておくことによつて、胴部４の
射出成形時に簡単に成形できる。
する突起４２，４２……またはくぼみ４１１，４
１１……に対応して、ラストの側部に凹溝または
凸条突起を形成しておくことによつて、胴部４の
射出成形時に簡単に成形できる。
（発明の作用効果）
この発明は以上のように構成されているので履
用して歩行または走行する際、靴内で体重圧が足
裏の踵部から爪先方向へ移動されるにともなつ
て、硬質な中敷３を介してリブ２１，２１……が
踵部から爪先部にかけて順次踵方向に屈曲され、
そのポンプ作用によつてリブ２１，２１……間に
形成された通気溝２２，２２……内の空気が、こ
れに連通する通気溝２３を伝わつて中敷３に形成
された通気孔３１，３１……を通して長靴内の踵
方向に強力に押し出され、胴部４の踵部内表面に
形成された通気溝４１，４１……を通して、長靴
の履口部方向へ強制的に押し出される。従つて、
ズボン等の裾によつて長靴内の換気が阻害される
ことなく通気性が良好である。また中敷３は、リ
ブ２１，２１……とは別体で硬質板で構成されて
いるので、靴内でたくれることがなく履心地が良
好である。さらにリブ２１，２１……は、靴底の
射出成形時に、裏布１を通して、靴底２と一体に
成形されるので成形が簡単で廉価である。また靴
底射出成形後、ラストに装着され完成された靴を
踵部方向よりラストから脱型する際、リブ２１，
２１……が踵方向に傾斜されているので、靴の脱
型が極めて容易である。
用して歩行または走行する際、靴内で体重圧が足
裏の踵部から爪先方向へ移動されるにともなつ
て、硬質な中敷３を介してリブ２１，２１……が
踵部から爪先部にかけて順次踵方向に屈曲され、
そのポンプ作用によつてリブ２１，２１……間に
形成された通気溝２２，２２……内の空気が、こ
れに連通する通気溝２３を伝わつて中敷３に形成
された通気孔３１，３１……を通して長靴内の踵
方向に強力に押し出され、胴部４の踵部内表面に
形成された通気溝４１，４１……を通して、長靴
の履口部方向へ強制的に押し出される。従つて、
ズボン等の裾によつて長靴内の換気が阻害される
ことなく通気性が良好である。また中敷３は、リ
ブ２１，２１……とは別体で硬質板で構成されて
いるので、靴内でたくれることがなく履心地が良
好である。さらにリブ２１，２１……は、靴底の
射出成形時に、裏布１を通して、靴底２と一体に
成形されるので成形が簡単で廉価である。また靴
底射出成形後、ラストに装着され完成された靴を
踵部方向よりラストから脱型する際、リブ２１，
２１……が踵方向に傾斜されているので、靴の脱
型が極めて容易である。
図面は実施例を示すものであつて、第１図はそ
の一部切欠見取り図であり、第２図は第１図Ａ−
Ａ線における断面図であり、第３図は第１図Ｂ−
Ｂ線における断面図である。 符号の説明、１……裏布、２……靴底、２１…
…リブ、２２……通気溝、２３……通気溝、３…
…中敷、３１……通気孔、３０１……硬質板、３
０２……軟質発泡体層、４……胴部、４０１……
胴部踵部側部、４１……溝、４１１……くぼみ、
４２……突起。
の一部切欠見取り図であり、第２図は第１図Ａ−
Ａ線における断面図であり、第３図は第１図Ｂ−
Ｂ線における断面図である。 符号の説明、１……裏布、２……靴底、２１…
…リブ、２２……通気溝、２３……通気溝、３…
…中敷、３１……通気孔、３０１……硬質板、３
０２……軟質発泡体層、４……胴部、４０１……
胴部踵部側部、４１……溝、４１１……くぼみ、
４２……突起。
Claims (1)
- １ 靴内の底面に裏布１を通して靴底２と一体
に、短手方向に指向するリブ２１，２１……を設
けたものにおいて、該リブ２１，２１……を踵方
向に傾斜させるとともに、その中央部を切欠し
て、リブ２１，２１……間に形成された通気溝２
２，２２……と連通する通気溝２３を設け、さら
に該リブ２１，２１……の上面に、多数の通気孔
３１，３１……を備えた硬質の中敷き３を挿入す
るとともに胴部４の踵部内表面に前記通気溝２
２，２２……と連通し、履口方向に指向する通気
溝４１，４１……を形成したことを特徴とする通
気性の射出成形長靴。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030836A JPH02131702A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 通気性の射出成形長靴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1030836A JPH02131702A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 通気性の射出成形長靴 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02131702A JPH02131702A (ja) | 1990-05-21 |
| JPH0424043B2 true JPH0424043B2 (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=12314785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1030836A Granted JPH02131702A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 通気性の射出成形長靴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02131702A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05192204A (ja) * | 1992-01-21 | 1993-08-03 | Asahi Corp | スラッシュ成形靴用靴中芯 |
| JP6268428B2 (ja) * | 2013-06-04 | 2018-01-31 | ミドリ安全株式会社 | 長靴 |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1030836A patent/JPH02131702A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02131702A (ja) | 1990-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424 Year of fee payment: 17 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090424 Year of fee payment: 17 |