JPH05192204A - スラッシュ成形靴用靴中芯 - Google Patents
スラッシュ成形靴用靴中芯Info
- Publication number
- JPH05192204A JPH05192204A JP4031587A JP3158792A JPH05192204A JP H05192204 A JPH05192204 A JP H05192204A JP 4031587 A JP4031587 A JP 4031587A JP 3158792 A JP3158792 A JP 3158792A JP H05192204 A JPH05192204 A JP H05192204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- grooves
- slush
- core
- cushion body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】足当りが良好で、履心地と通気性並びに耐久性
に優れたスラッシュ靴を提供する。 【構成】通気孔11.11…を設けたファイバ−ボ−ド
製の硬質中芯1の底面に、スラッシュ成形靴本体と同一
なプラスチゾルで形成されたクッション体2を重層し
た。前記クッション体2の上面には、短手方向には弾性
突梁21.21…と溝22.22…が形成され、長手方
向には、通気溝23.23…が形成されている。前記重
層体において、通気孔11.11…と溝22.22…ま
たは通気溝23.23…とが対向している。
に優れたスラッシュ靴を提供する。 【構成】通気孔11.11…を設けたファイバ−ボ−ド
製の硬質中芯1の底面に、スラッシュ成形靴本体と同一
なプラスチゾルで形成されたクッション体2を重層し
た。前記クッション体2の上面には、短手方向には弾性
突梁21.21…と溝22.22…が形成され、長手方
向には、通気溝23.23…が形成されている。前記重
層体において、通気孔11.11…と溝22.22…ま
たは通気溝23.23…とが対向している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスラッシュ靴用中芯に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スラッシュ成形靴において、ファ
イバ−ボ−ド製の硬質中芯を靴内に挿入して靴の型崩れ
を防止し、歩行安定性を図るようにしたものは一般に公
知である。しかしながら硬質中芯が直接靴内に挿入され
ているため、足当りが悪く歩行性が低下していた。特に
靴内の踵部には硬質のプラスチゾルによって踵芯が形成
されているため踵部の足当りが悪い欠点があった。
イバ−ボ−ド製の硬質中芯を靴内に挿入して靴の型崩れ
を防止し、歩行安定性を図るようにしたものは一般に公
知である。しかしながら硬質中芯が直接靴内に挿入され
ているため、足当りが悪く歩行性が低下していた。特に
靴内の踵部には硬質のプラスチゾルによって踵芯が形成
されているため踵部の足当りが悪い欠点があった。
【0003】またスラッシュ成形靴は、成形時にスキン
層がほぼ均一な厚みに形成されるため、さらに靴底設置
面に凹凸な滑り止め意匠を形成しておく場合、靴内の靴
底部上面に靴底設置面の凹凸意匠に沿って凹凸が形成さ
れ、この凹凸に硬質の中芯がなじめず、この凹凸が着用
の際違和感をもたらし、足当りが悪く履心地を改善出来
なかった。
層がほぼ均一な厚みに形成されるため、さらに靴底設置
面に凹凸な滑り止め意匠を形成しておく場合、靴内の靴
底部上面に靴底設置面の凹凸意匠に沿って凹凸が形成さ
れ、この凹凸に硬質の中芯がなじめず、この凹凸が着用
の際違和感をもたらし、足当りが悪く履心地を改善出来
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は足当りが良
好で履心地と通気性並びに耐久性に優れたスラッシュ成
形靴を提供できる靴中芯に関するものである。
好で履心地と通気性並びに耐久性に優れたスラッシュ成
形靴を提供できる靴中芯に関するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下実施図面によって説
明すれば、この発明は、通気孔11.11…を設けたフ
ァイバ−ボ−ド製の硬質中芯1の底面に、スラッシュ成
形靴本体と同一なプラスチゾルで形成され、上面に一定
の間隔をおいて短手方向に弾性突梁21.21…を設
け、弾性突梁21.21…間に形成される溝22.22
…を横切って、長手方向に通気溝23.23を設けたク
ッション体2を、通気孔11.11…と溝22.22…
または通気溝23.23とを対向させて重層したことを
特徴とするスラッシュ成形靴用靴中芯を発明の要旨とす
るものである。
明すれば、この発明は、通気孔11.11…を設けたフ
ァイバ−ボ−ド製の硬質中芯1の底面に、スラッシュ成
形靴本体と同一なプラスチゾルで形成され、上面に一定
の間隔をおいて短手方向に弾性突梁21.21…を設
け、弾性突梁21.21…間に形成される溝22.22
…を横切って、長手方向に通気溝23.23を設けたク
ッション体2を、通気孔11.11…と溝22.22…
または通気溝23.23とを対向させて重層したことを
特徴とするスラッシュ成形靴用靴中芯を発明の要旨とす
るものである。
【0006】この発明において、硬質中芯1は革屑また
はパルプ繊維にラテックス、合成ゴム、合成樹脂を混合
して固めたレザ−ボ−ドやパルプボ−ド等のファイバ−
ボ−ドで構成されている。この発明において通気孔1
1.11…は、中芯1全体にわたって設けられていても
よいし、踵部と靴内で足のむれがはなはだしい踏付部か
ら爪先部にかけて限定して設けられていてもよい。
はパルプ繊維にラテックス、合成ゴム、合成樹脂を混合
して固めたレザ−ボ−ドやパルプボ−ド等のファイバ−
ボ−ドで構成されている。この発明において通気孔1
1.11…は、中芯1全体にわたって設けられていても
よいし、踵部と靴内で足のむれがはなはだしい踏付部か
ら爪先部にかけて限定して設けられていてもよい。
【0007】この発明においてクッション体2は、靴本
体0と同一な塩化ビニル樹脂のストレ−トレジン コポ
リマ−レジンまたはこれらを併用したもので、靴本体0
とは別途注型法等によって成形される。そしてクッショ
ン体2の上面に形成される弾性突梁21.21…を、傾
斜角度αで踵方向に30゜〜80゜傾斜させておくこと
が好ましい。傾斜角度がそれ以下となれば、弾性突梁2
1.21…の屈曲後の反発作用が悪くなりそのポンプ作
用が低下し、また傾斜角度がそれ以上となれば、弾性突
梁21.21…の屈曲性が悪くなり、そのポンプ作用が
低下するきらいがある。
体0と同一な塩化ビニル樹脂のストレ−トレジン コポ
リマ−レジンまたはこれらを併用したもので、靴本体0
とは別途注型法等によって成形される。そしてクッショ
ン体2の上面に形成される弾性突梁21.21…を、傾
斜角度αで踵方向に30゜〜80゜傾斜させておくこと
が好ましい。傾斜角度がそれ以下となれば、弾性突梁2
1.21…の屈曲後の反発作用が悪くなりそのポンプ作
用が低下し、また傾斜角度がそれ以上となれば、弾性突
梁21.21…の屈曲性が悪くなり、そのポンプ作用が
低下するきらいがある。
【0008】この発明において通気溝23.23…は、
弾性突梁21.21…間に形成される溝22.22…と
連通されていることは勿論である。
弾性突梁21.21…間に形成される溝22.22…と
連通されていることは勿論である。
【0009】この発明においてファイバ−ボ−ド製中芯
1は、クッション体2の上面に設けられた弾性突梁の項
部面211.211を中芯1の下面に接着することによ
って、クッション体2に重層されている。尚、図面中3
は靴裏布を示すものである。
1は、クッション体2の上面に設けられた弾性突梁の項
部面211.211を中芯1の下面に接着することによ
って、クッション体2に重層されている。尚、図面中3
は靴裏布を示すものである。
【0010】
【発明の作用効果】この発明は以上のように構成されて
いるので、別途スラッシュ成形された靴本体0の靴内に
挿入接着して着用すれば、着用時の歩行工程で靴内で体
重圧が足裏の踵部から爪先方向へ移動されるに伴って、
中芯1を介して、弾性突梁21.21…が順次踵方向へ
屈曲され、そのポンプ作用によって溝22.22…内の
空気が、通気溝23.23…を伝わって、中芯1に形成
された通気孔11.11…を通して、靴内の踵方向に強
力に押し出される。従って、靴内の通気性が良好であ
る。また中芯1が、硬質のファイバ−ボ−ドで構成され
ており、その底面に重層されたクッション体2がスラッ
シュ靴本体0と同一なプラスチゾルで形成されているた
め、クッション体2がスラッシュ靴本体0の靴底部上面
によくなじんだ状態で、クッション体2をスラッシュ靴
本体0に接着させることができ、しかも靴底部上面に形
成された凹凸による違和感は、着用時の弾性突梁21.
21…の屈曲作用によるクッション作用によって吸収さ
れるので、履心地と耐久性を著しくアップできる。
いるので、別途スラッシュ成形された靴本体0の靴内に
挿入接着して着用すれば、着用時の歩行工程で靴内で体
重圧が足裏の踵部から爪先方向へ移動されるに伴って、
中芯1を介して、弾性突梁21.21…が順次踵方向へ
屈曲され、そのポンプ作用によって溝22.22…内の
空気が、通気溝23.23…を伝わって、中芯1に形成
された通気孔11.11…を通して、靴内の踵方向に強
力に押し出される。従って、靴内の通気性が良好であ
る。また中芯1が、硬質のファイバ−ボ−ドで構成され
ており、その底面に重層されたクッション体2がスラッ
シュ靴本体0と同一なプラスチゾルで形成されているた
め、クッション体2がスラッシュ靴本体0の靴底部上面
によくなじんだ状態で、クッション体2をスラッシュ靴
本体0に接着させることができ、しかも靴底部上面に形
成された凹凸による違和感は、着用時の弾性突梁21.
21…の屈曲作用によるクッション作用によって吸収さ
れるので、履心地と耐久性を著しくアップできる。
【図1】この発明のスラッシュ成形靴用中芯の一部切欠
見取図である。
見取図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】この発明のスラッシュ成形靴用中芯をスラッシ
ュ成形靴に挿入接着した状態の、長手方向における要部
断面図である。
ュ成形靴に挿入接着した状態の、長手方向における要部
断面図である。
1.硬質中芯 11…通気孔 2.クッション体 21…弾性突梁 22…溝 23…通気溝
Claims (1)
- 【請求項1】 通気孔11.11…を設けたファイバ−
ボ−ド製の硬質中芯1の底面に、スラッシュ成形靴本体
と同一なプラスチゾルで形成され、上面に一定の間隔を
おいて短手方向に弾性突梁21.21…を設け、弾性突
梁21.21…間に形成される溝22.22…を横切っ
て、長手方向に通気溝23.23を設けたクッション体
2を、通気孔11.11…と溝22.22…または通気
溝23.23とを対向させて重層したことを特徴とする
スラッシュ成形靴用靴中芯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4031587A JPH05192204A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | スラッシュ成形靴用靴中芯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4031587A JPH05192204A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | スラッシュ成形靴用靴中芯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05192204A true JPH05192204A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12335325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4031587A Pending JPH05192204A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | スラッシュ成形靴用靴中芯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05192204A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59156507A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延ロ−ルの研削装置 |
JPH0259606A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-02-28 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | ケーブルの自動長さ測定兼マーキング装置 |
JPH02131702A (ja) * | 1989-02-08 | 1990-05-21 | Asahi Corp | 通気性の射出成形長靴 |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP4031587A patent/JPH05192204A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59156507A (ja) * | 1983-02-25 | 1984-09-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 圧延ロ−ルの研削装置 |
JPH0259606A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-02-28 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | ケーブルの自動長さ測定兼マーキング装置 |
JPH02131702A (ja) * | 1989-02-08 | 1990-05-21 | Asahi Corp | 通気性の射出成形長靴 |
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