JP2003339071A - 移動体通信システムおよび送信機、受信機 - Google Patents

移動体通信システムおよび送信機、受信機

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JP2003339071A JP2002146008A JP2002146008A JP2003339071A JP 2003339071 A JP2003339071 A JP 2003339071A JP 2002146008 A JP2002146008 A JP 2002146008A JP 2002146008 A JP2002146008 A JP 2002146008A JP 2003339071 A JP2003339071 A JP 2003339071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通制御チャネル信号処理量を低減する。 【解決手段】 通信チャネルCHは拡散コードによりス
ペクトラム拡散されて広帯域とされている。この広帯域
の周波数帯域において、複数の共通制御チャネルCCの
キャリアf1〜fnが設定される。キャリアf1〜fn
は、それぞれ基地局に割り当てられ、スペクトラム拡散
されることなく狭帯域で送信される。移動局は、スペク
トラム拡散されていない共通制御チャネルCCを受信し
てセルサーチを行うことができるため、共通制御チャネ
ル信号処理量を低減することができる。共通制御チャネ
ルCCでは通信チャネルの拡散コード情報を送信してい
るため、ロングコードの同定処理が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信チャネルが直
接拡散される送信機、受信機および移動体通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおいて、移動局の
セルサーチ、着信制御、発信制御、ハンドオーバ等に必
要な制御情報のやり取りは共通制御チャネルを用いて行
われている。すなわち、移動体通信システムにおいて基
地局と移動局間の通信制御を行うためには、移動局にお
いて在圏セルの共通制御チャネルを検出し、その受信信
号を読み出す必要がある。IMT−2000(Internat
ional Mobile Telecommunications 2000)における移動
体通信システムに採用されている直接拡散符号分割多重
方式(DS−CDMA)は、拡散符号により送信信号を
スペクトル拡散するとともに、互いに直交する異なる拡
散コードをチャネル毎に用いることによりチャネルの多
重化を行っている。また、DS−CDMA方式では、共
通制御チャネルと通信チャネルは、基地局ごとに異なる
ロングコードとチャネルごとに異なるショートコードと
を用いて同一の広帯域の周波数帯に拡散されたチャネル
構成をとっている。すなわち、共通制御チャネルCCと
通信チャネルCHは、図12に示すように同一の広周波
数帯域を占めるようにスペクトル拡散される。
【0003】また、共通制御チャネルCCと通信チャネ
ルCHとは、それぞれ互いに異なるショートコードによ
り拡散されており、ショートコード(CODE)−周波
数(Freq.)−時間(t)の3次元空間で示すと、図1
3に示すようになる。ただし、図13においてはショー
トコードC11〜C14を共通制御チャネルCCに割り
当て、ショートコードC15〜C18を通信チャネルC
Hに割り当てている例が示されている。さらに、ロング
コードを各基地局に割り当てる一例を図14に示す。ロ
ングコードは、例えば図14に示すように、基地局BS
1にはロングコードC1が割り当てられ、基地局BS2
にはロングコードC2が割り当てられ、基地局BS3に
はロングコードC3が割り当てられ、基地局BS4には
ロングコードC4が割り当てられる。各基地局に割り当
てるロングコードは、少なくとも隣接する基地局と異な
るロングコードを割り当てるようにする。なお、図14
におけるf(C1)の表記は通信チャネルの周波数帯域
を示しており、その際に通信チャネルで使用されるロン
グコードがC1であることを示している。f(C2)〜
f(C4)の表記も同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】DS−CDMA方式で
は、通信制御の基本となる共通制御チャネルの検出に際
しては、在圏セルの基地局に割り当てられたロングコー
ドを特定する必要があり、基地局ごとに異なるロングコ
ードで拡散されている受信信号を逆拡散して、タイミン
グの検出および受信電力の測定を行う必要がある。この
ような受信処理を全ての基地局に対するロングコードに
対して行い、測定された受信電力を比較した結果、最大
受信電力となるロングコードを在圏セルの基地局に割り
当てられたロングコードとして判定している。一般にD
S−CDMA方式では予め移動局においてテーブル化さ
れている複数の共通制御チャネルのロングコードの中か
ら、受信信号が拡散されているロングコードを探索する
ことで、共通制御チャネルの検出を行うようにしてい
る。また、W−CDMA(Wideband CDMA)方式では、
処理時間を短縮する方法として、3段階セルサーチ法
(3GPP RAN 3G TS 25.211V3.2.0, March.2000)が標準
化されている。また、ロングコードが同定された後、待
ち受け時の共通制御チャネルの読み出し処理は、通信チ
ャネルに比べ少ない情報伝送レートにもかかわらず、共
通制御チャネルが通信チャネルと同一の周波数帯に拡散
されたチャネル構成になっているため、通信チャネルと
同様に広帯域信号の復調を行う必要があった。
【0005】このように、DS−CDMA方式では移動
局にテーブル化されているロングコードから在圏セルの
ロングコードを探索し、共通制御チャネルの検出を行う
ようにしている。しかし、ロングコード探索における信
号処理は複雑であると共に、その処理量も膨大となるた
め、テーブル化されているロングコードの数の増加に伴
い、その処理量が増大することになる。また、3段階セ
ルサーチ法はロングコードの探索は効率化されている
が、その処理手順が複雑であった。さらに、ロングコー
ドの同定後、待ち受け時のように常時または一定時間間
隔(バッテリセーブモードのときなど)で共通制御チャ
ネル信号の受信を行う場合、通信チャネルに対しわずか
な情報量しか送信されていないにもかかわらず、同一周
波数帯に拡散されて広帯域信号となっているため、受信
信号の復調に必要な信号処理効率がきわめて低くなって
しまっていた。
【0006】そこで、本発明は、DS−CDMA方式の
移動体通信システムにおいて制御チャネル信号処理量を
低減することのできる送信機、受信機および移動体通信
システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動体通信システムは、直接拡散されてい
る通信チャネルが占めている所定の周波数帯域内に、制
御チャネル用の制御チャネルキャリアが設定されている
移動体通信システムであって、移動体通信システムを構
成している基地局は、少なくとも隣接する他の基地局に
割り当てられていない制御チャネルキャリアを用いて拡
散することなく制御情報を送信すると共に、少なくとも
隣接する他の基地局に割り当てられていない基地局毎に
固有の通信チャネル用拡散コードを用いて送信情報を直
接拡散して送信するようにしている。
【0008】また、上記目的を達成することのできる他
の移動体通信システムは、直接拡散されている通信チャ
ネルが占めている所定の周波数帯域内に、各基地局に割
り当てられる制御チャネル用の制御チャネルキャリアが
設定されている移動体通信システムであって、移動体通
信システムを構成している移動局は、前記制御チャネル
キャリアにより拡散されることなく各基地局から送信さ
れている制御チャネルを各々受信して、受信された複数
の制御チャネルの内の、受信電力が最大とされている制
御チャネルを検出することにより在圏する基地局を検出
し、検出された当該基地局から制御チャネルにより送信
されている制御情報を受信することにより、当該基地局
に割り当てられている通信チャネル用拡散コード情報を
取得し、受信した通信チャネルにおいて取得した前記通
信チャネル用拡散コード情報に基づいて逆拡散すること
により、受信データを得るようにしている。
【0009】さらに、上記目的を達成することのできる
さらに他の移動体通信システムは、直接拡散されている
通信チャネルが占めている所定の周波数帯域内に、制御
チャネル用の制御チャネルキャリアが設定されている移
動体通信システムであって、移動体通信システムを構成
している基地局は、少なくとも隣接する他の基地局に割
り当てられていない制御チャネルキャリアを用いて拡散
することなく制御情報を送信すると共に、少なくとも隣
接する他の基地局に割り当てられていない基地局毎に固
有の通信チャネル用拡散コードを用いて送信情報を直接
拡散して送信しており、移動体通信システムを構成して
いる移動局は、前記基地局から各々送信されている制御
チャネルをそれぞれ受信して、受信された複数の制御チ
ャネルの内の、受信電力が最大とされている制御チャネ
ルを検出することにより在圏する基地局を検出し、検出
された当該基地局から送信されている前記制御情報を受
信することにより当該基地局に割り当てられている通信
チャネル用拡散コード情報を取得し、受信した通信チャ
ネルにおいて前記通信チャネル用拡散コード情報に基づ
いて逆拡散することにより、受信データを得るようにし
ている。
【0010】さらにまた、上記目的を達成することので
きる送信機は、直接拡散されている通信チャネルが占め
ている所定の周波数帯域内に、制御チャネル用の制御チ
ャネルキャリアが設定されている移動体通信システムに
おける送信機であって、複数の前記制御チャネルキャリ
アの内の割り当てられた制御チャネルキャリアを設定す
ると共に、複数の通信チャネル用拡散コードの内の割り
当てられた通信チャネル用拡散コードを設定する制御部
と、該制御部により設定された前記制御チャネルキャリ
アを用いて拡散することなく制御情報を送信する狭帯域
制御チャネル部と、前記制御部により設定された通信チ
ャネル用拡散コードにより通信チャネルの送信データを
直接拡散して送信する広帯域通信チャネル部とを備えて
いる。
【0011】さらにまた、上記目的を達成することので
きる受信機は、直接拡散されている通信チャネルが占め
ている所定の周波数帯域内に、各基地局に割り当てられ
る制御チャネル用の制御チャネルキャリアが設定されて
いる移動体通信システムにおける受信機であって、前記
制御チャネルキャリアにより拡散されることなく各基地
局から送信されている制御チャネルをそれぞれ受信する
ことのできる狭帯域制御チャネル部と、該狭帯域制御チ
ャネル部により受信された複数の制御チャネルの内の、
受信電力が最大とされている制御チャネルを検出するこ
とにより在圏する基地局を検出し、検出された当該基地
局から制御チャネルにより送信されている制御情報を受
信することにより、当該基地局に割り当てられている通
信チャネル用拡散コード情報を取得する制御部と、前記
制御部が取得した前記通信チャネル用拡散コード情報に
基づいて、受信した通信チャネルにおいて逆拡散するこ
とにより、受信データを得る広帯域通信チャネル部とを
備えている。
【0012】このような本発明によれば、制御チャネル
キャリアにより拡散することなく狭帯域の制御情報を送
信するようにしている。このため、セルサーチや待ち受
け時の処理において、ロングコードの同定処理等の重い
信号処理を行う必要がないことから、信号処理量を大幅
に低減することができる。したがって、消費電力を削減
することができ移動局の電池動作時間を長時間にするこ
とができると共に処理遅延を極力なくすことができるよ
うになる。また、通信チャネルの受信データを逆拡散し
て復号する際に、拡散されていない制御情報はレベルの
小さい広帯域のノイズと見なせることから、制御チャネ
ルの通信チャネルに対する干渉量を極力低減することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる移動
体通信システムにおける下りのスペクトラム構成を図1
に示す。図1に示すように通信チャネルCHはスペクト
ラム拡散されて広い周波数帯域を占めている。この通信
チャネルCHが占める周波数帯域は、複数の通信チャネ
ルが共通に使用する周波数帯域とされ、通信チャネル毎
に固有のショートコードおよび基地局に割り当てられて
いる固有のロングコードにより拡散されている。また、
共通制御チャネルCCの複数のキャリアf1〜fnは、
通信チャネルCHが占める周波数帯域に設定されてお
り、キャリアf1〜fnは移動体通信システムを構成し
ている基地局にそれぞれ割り当てられている。各基地局
は、割り当てられたキャリアを用いてスペクトラム拡散
することなく狭帯域の共通制御チャネルを送信してい
る。
【0014】ここで、本発明の移動体通信システムにお
ける基地局毎に割り当てられている共通制御チャネルC
Cのキャリアとロングコードの配置の一例を図2に示
す。図2には多数の基地局の内の8つの基地局が示され
ており、基地局BS1には共通制御チャネルCCのキャ
リアf1とロングコードC1が割り当てられ、基地局B
S2には共通制御チャネルCCのキャリアf2とロング
コードC2が割り当てられ、基地局BS3には共通制御
チャネルCCのキャリアf3とロングコードC3が割り
当てられ、基地局BS4には共通制御チャネルCCのキ
ャリアf4とロングコードC4が割り当てられている。
基地局BS5ないし基地局BS8にも同様に共通制御チ
ャネルCCのキャリアとロングコードとが割り当てられ
ている。このように各基地局に共通制御チャネルCCの
キャリアとロングコードとが割り当てられると、スペク
トラム拡散されている通信チャネルCHが占める広周波
数帯域は共通とされるが、狭帯域の共通制御チャネルC
Cのキャリアの周波数は基地局毎に異なるようになる。
この場合、各基地局に割り当てられる共通制御チャネル
CCのキャリアとロングコードとは、少なくとも隣接す
る基地局と異なる共通制御チャネルCCのキャリアとロ
ングコードとが割り当てられている。なお、図2におけ
るf(C1)の表記は通信チャネルの周波数帯域を示し
ており、その際に通信チャネルで使用されるロングコー
ドがC1であることを示している。f(C2)〜f(C
8)の表記も同様である。
【0015】図2に示すように共通制御チャネルCCの
キャリアが割り当てられている各基地局では、割り当て
られている共通制御チャネルCCのキャリアを用いて、
拡散することなく狭帯域の共通制御チャネルにより制御
情報を送信している。このため、移動局がセルサーチ等
を行う場合には各基地局が送信している共通制御チャネ
ルCCのキャリアを受信して、その受信信号の信号処理
を行えばよいことになる。例えば、共通制御チャネルC
Cのキャリアf1〜f8が8繰り返しで各基地局に割り
当てられている場合は、キャリアf1〜f8に対応する
共通制御チャネルCCを受信してその受信信号の信号処
理を行えばよい。そして、例えば受信電力の一番大きい
共通制御チャネルCCに対応する基地局に在圏するもの
と判断して、当該基地局から送信されている共通制御チ
ャネルCCを受信することにより在圏する基地局のロン
グコード情報を検出する。次いで、検出されたロングコ
ード情報および通信チャネル固有のショートコードによ
り、受信された通信チャネルCHの信号を逆拡散して、
通信チャネルCHの復調を行うことにより、各通信チャ
ネルCHから受信データを得るようにする。この受信信
号処理では、通信チャネルCHの拡散に用いているロン
グコードの同定処理を行うことなく、通信チャネルCH
の復調を行うことができるため、信号処理量を大幅に低
減することができる。
【0016】本発明にかかる移動体通信システムにおい
て、通信チャネルCHを拡散しているショートコード
(CODE)−周波数(Freq.)−時間(t)の関係を
3次元空間で示すと、図3に示すようになる。本発明に
かかる移動体通信システムにおいては、図3に示すよう
に8つのショートコードC11〜C18が設定されてい
る場合は、共通制御チャネルCCはスペクトラム拡散し
ないことからその全てのショートコードC11〜C18
が通信チャネルCHに割り当てられる。この場合は、各
基地局において最大8チャネルの通信チャネルを設定す
ることができる。
【0017】ところで前述したように、共通制御チャネ
ルCCのキャリアf1〜fnを各基地局に割り当てる一
例が図2に示されているが、複数の基地局(セル)から
構成されるエリアにおいては、共通制御チャネルCCの
キャリアf1〜fnを各基地局に割り当てる際に、図4
に示すように各エリア毎に制御チャネルのキャリアf1
〜fnがn繰り返しで各基地局に割り当てられる。すな
わち、図4にはエリアa、エリアb、エリアcの3つの
エリアが示されており、エリアa〜エリアcには図1に
示す共通制御チャネルCCのキャリアf1〜fnが、エ
リア内の基地局にn繰り返しで順次同様のキャリア配置
で割り当てられている。例えば、エリアaの基地局BS
1aにはキャリアf1が、エリアbの基地局BS1bに
はキャリアf1が、エリアc基地局BS1cにはキャリ
アf1が割り当てられ、キャリアf2〜fnも同様に割
り当てられる。このように、共通制御チャネルCCのキ
ャリアf1〜fnはn繰り返しで割り当てられるが、各
基地局に割り当てられるロングコードはキャリアf1〜
fnのn繰り返しとは独立して割り当てることができ
る。例えば、ロングコードがmコード用意されている場
合は、ロングコードはm繰り返しで各基地局に割り当て
られる。なお、各通信チャネル毎に異なるショートコー
ドは各基地局で共通して使用することができる。また、
移動局は共通制御チャネルCCのキャリア配置テーブル
を保持しており、在圏するエリアおよび近傍のエリアに
おけるセル(基地局)に割り当てられている共通制御チ
ャネルCCのキャリア周波数は、移動局においては既知
とされている。
【0018】次に、本発明にかかる移動体通信システム
に適用される送信機の実施の形態の概略構成を図5に、
その詳細構成を示すブロック図を図6に示す。この送信
機は、例えば基地局に備えられる送信機とされている。
これらの図に示すように、送信機1は共通制御チャネル
CCによりスペクトラム拡散することなく制御情報を送
信する狭帯域送信部11と、通信チャネルCHによりス
ペクトラム拡散された送信データを送信するW−CDM
A(広帯域CDMA:Wideband Code Division Multiple Ac
cess)送信部12と、狭帯域送信部11とW−CDMA
送信部12を制御するコントローラ10を備えている。
また、狭帯域送信部11とW−CDMA送信部12とか
ら送出される送信信号は、合成器13により合成されて
アンテナ14から送信される。
【0019】狭帯域送信部11は、図6に示すように入
力された制御情報によりBPSKやQPSK等の変調が
行われる変調器21と、変調器21から出力される変調
シンボルが、割り当てられた共通制御チャネルCCのキ
ャリア周波数fkになるようアップコンバートする混合
器(ミキサ)22と、キャリア周波数fkを発生して混
合器22に供給するシンセサイザ23とから構成されて
いる。シンセサイザ23は、割り当てられているキャリ
ア周波数fkを発生するようにコントローラ10により
制御されている。このように、制御情報により狭帯域の
変調がされているキャリアfkは、共通制御チャネルC
Cの送信信号として合成器13に供給される。
【0020】また、W−CDMA送信部12は送信デー
タによりBPSKやQPSK等の変調が行われる変調器
31と、変調器31から出力される変調シンボルに通信
チャネル毎に異なるショートコードおよび割り当てられ
ているロングコードを乗算してスペクトラム拡散する乗
算器32と、ショートコードおよびロングコードを発生
して乗算器32に供給する拡散符号発生器33と、乗算
器32から出力されるスペクトラム拡散された拡散シン
ボルが、あらかじめ定められた通信チャネル用のキャリ
ア周波数fになるようアップコンバートする混合器(ミ
キサ)34と、キャリア周波数fを発生して混合器34
に供給するシンセサイザ35から構成されている。拡散
符号発生器33は、通信チャネルに対応するショートコ
ードおよび割り当てられたロングコードを発生するよう
にコントローラ10により制御されている。このよう
に、送信データにより変調されてショートコードおよび
ロングコードによりスペクトラム拡散されている広帯域
の信号は、通信チャネルCHの送信信号として合成器1
3に供給される。
【0021】次に、本発明にかかる移動体通信システム
における受信機の実施の形態の概略構成を図7に、その
詳細構成を示すブロック図を図8に示す。この受信機
は、例えば移動局に備えられる受信機であり、電源投入
時や待ち受け時の所定タイミング毎にセルサーチを行っ
ている。これらの図に示すように、受信機2は信号を受
信するアンテナ51と、アンテナ51により受信された
受信信号を増幅する増幅部52と、増幅部52により増
幅された受信信号の内のスペクトラム拡散されていない
共通制御チャネルCCの信号を復調する狭帯域受信部5
3と、増幅部52により増幅された受信信号の内のスペ
クトラム拡散されている広帯域の通信チャネルCHの信
号を復調するW−CDMA受信部55と、狭帯域受信部
53により復調された制御情報に基づいてW−CDMA
受信部55に拡散コード情報を与えるよう制御するコン
トローラ54を備えている。なお、アンテナ51を送信
用のアンテナ(送受兼用アンテナ)として動作させるよ
うにしてもよい。
【0022】狭帯域受信部53は、図8に示すように増
幅部52により増幅された受信信号から狭帯域の共通制
御チャネルCCを抽出するように、混合器61において
周波数変換している。この混合器61には、シンセサイ
ザ62により発生可能なキャリアf1〜fnの内のいず
れかのキャリアが供給されている。そして、混合器61
により周波数変換された信号を、共通制御チャネルCC
を通過させる狭帯域の帯域フィルタ63を通過させるこ
とにより、帯域フィルタ63の出力にはシンセサイザ6
2により発生されたキャリアf1〜fnの内のいずれか
のキャリアに対応する共通制御チャネルCCの信号が出
現するようになる。そこで、帯域フィルタ63の出力を
復調器64により復調することにより、キャリアf1〜
fnに対応するBPSKやQPSK変調等が施された共
通制御チャネルCCが復調され、その制御情報が得られ
るようになる。この制御情報には、例えば、その制御情
報を送信した基地局に割り当てられているロングコード
情報が含まれており、シンセサイザ62により発生され
たキャリアf1〜fnの内のいずれかのキャリアに対応
させて復調された制御情報が図示しない記憶手段に格納
される。
【0023】なお、セルサーチ時にはシンセサイザ62
によりキャリアf1〜fnが順次切り換えられて混合器
61に供給される。すると、セルサーチ時には帯域フィ
ルタ63の出力にキャリアf1〜fnに対応する共通制
御チャネルCCの信号が順次出現するようになる。そこ
で、帯域フィルタ63の出力を復調器64により復調さ
れた受信信号の受信電力を、コントローラ54における
受信電力測定器65により検出する。次いで、復調した
受信信号の内の最大の受信電力の共通制御チャネルCC
を、コントローラ54における受信電力判定器66によ
り検出して、検出された共通制御チャネルCCを送信し
た基地局に在圏しているものと判断する。在圏している
基地局に割り当てられているロングコード情報は、その
共通制御チャネルCCの受信信号に含まれていることか
ら、受信電力判定器66により受信電力が最大と判定さ
れた共通制御チャネルCCで送信された制御情報が記憶
手段から読み出されて、そのロングコード情報がW−C
DMA受信部55に供給される。この場合、受信電力の
内の最大の受信電力の共通制御チャネルCCが判定され
た際に、その共通制御チャネルCCにおける復調されて
いる制御情報をW−CDMA受信部55に供給して、そ
のロングコード情報をW−CDMA受信部55における
レジスタ等に格納するようにしてもよい。
【0024】W−CDMA受信部55は、図8に示すよ
うに増幅部52により増幅された受信信号から通信チャ
ネルCHを抽出するように、混合器70において周波数
変換している。この混合器70にはシンセサイザ71に
より発生されたキャリアfが供給されている。そして、
混合器70により周波数変換された信号を、通信チャネ
ルCHを通過させる広帯域の帯域フィルタ72を通過さ
せる。この場合、キャリアf1〜fnは通信チャネルC
Hの広周波数帯域内とされているため、共通制御チャネ
ルCCの信号も帯域フィルタ72を通過するようにな
る。帯域フィルタ72の出力は乗算器73において、ロ
ングコードおよびショートコードが乗算されて逆拡散さ
れる。乗算器73には、拡散符号発生器74から発生さ
れたロングコードおよびショートコードが供給されてい
るが、ロングコードはコントローラ54から供給された
拡散コード情報に基づいて発生されている。これによ
り、受信電力が最大となる在圏する基地局に割り当てら
れているロングコードにより逆拡散されることになる。
また、ショートコードは受信する特定の通信チャネルC
Hに応じたショートコードを発生するようコントローラ
54が拡散コード情報により制御する。逆拡散された特
定の通信チャネルCHの信号は狭帯域信号となり、復調
器75によりBPSKやQPSK変調等が施された通信
チャネルCHが復調されて、その受信データが得られる
ようになる。なお、スペクトラム拡散されていない共通
制御チャネルCCの信号は、乗算器73において逆拡散
されることによりスペクトラム拡散されて広帯域のレベ
ルの小さいノイズになるため、通信チャネルCHに影響
を与えることはない。
【0025】次に、本発明にかかる移動体通信システム
における移動局において電源が投入された際に行われる
電源投入処理のフローチャートを図9に示す。この電源
投入処理は在圏するセルをサーチするセルサーチの処理
とされている。図9に示す電源投入処理のフローチャー
トにおいて、移動局の電源が投入されると、ステップS
10にて移動局が取得している共通制御チャネルCCの
チャネル番号テーブルを参照して、各基地局から送信さ
れている共通制御チャネルCCの受信電力E(fi)が
測定される。この場合、図8に示すシンセサイザ62が
発生するキャリア周波数が、チャネル番号テーブルに基
づいてf1〜fnまで順次変更されて、各基地局から送
信されている共通制御チャネルCCの受信電力E(f
i)がそれぞれ測定される。
【0026】次いで、ステップS11にて測定された受
信電力E(fi)の内の最大の受信電力が検出されて受
信電力E(fk)とされ、この受信電力E(fk)があ
らかじめ定められている所要の受信レベルを超えている
か否かが判断される。この所要の受信レベルは、移動局
が基地局と安定した通信を行えるレベルとされている。
ここで、受信電力E(fk)が所要の受信レベルを超え
ていると判断された場合は、ステップS12へ進み受信
電力E(fk)が検出されたキャリアfkが割り当てら
れている基地局Bkが在圏する基地局として決定され
る。そして、ステップS14にて基地局Bkが送信して
いる共通制御チャネルCCを復調して制御情報を取得す
る。この制御情報には、報知信号、ロングコード、周辺
基地局の共通制御チャネル番号等の情報が含まれてい
る。次いで、基地局Bkで待ち受けるよう設定されて電
源投入処理は終了する。また、ステップS11にて受信
電力E(fk)が所要の受信レベルを超えていないと判
断された場合は、ステップS13に分岐して圏外に位置
していると判断してその旨の表示を移動機の表示手段に
表示する。
【0027】次に、図9に示すステップS15にて待ち
受けが設定された際に実行される待ち受け処理のフロー
チャートを図10に示す。待ち受け処理が開始される
と、ステップS20にて基地局Bkで待ち受ける。この
際に、基地局Bkから着信通知が受信された場合は、図
示しない着信処理が起動されて実行されるようになる。
また、ステップS21にて時間タイマーの値があらかじ
め定められている時間閾値を超えたか否かが判断され
る。ここで、超えていると判断された場合はステップS
22に進んで、各基地局から送信されている共通制御チ
ャネルの受信電力E(fi)が測定される。この場合、
図8に示すシンセサイザ62が発生するキャリア周波数
が、チャネル番号テーブルに基づいてf1〜fnまで順
次変更されて、各基地局から送信されている共通制御チ
ャネルの受信電力E(fi)がそれぞれ測定される。ま
た、ステップS21にて時間タイマーの値が時間閾値を
超えていないと判断された場合は、超えるまで待機され
る。また、時間閾値の値は小さいほど頻繁に在圏情報を
取得することができるが、そのための信号処理が頻繁に
実行されることから移動しても支障のない時間間隔で在
圏情報を取得できる値とされていればよい。
【0028】次いで、ステップS23にて測定された受
信電力E(fi)の内の最大の受信電力が検出されてそ
の受信電力が受信電力E(fk)とされる。そして、こ
の受信電力E(fk)があらかじめ定められている前述
した所要の受信レベルを超えているか否かが判断され
る。ここで、受信電力E(fk)が所要の受信レベルを
超えていると判断された場合は、ステップS24へ進み
受信電力E(fk)が検出されたキャリアfkが割り当
てられている基地局Bkが送信している共通制御チャネ
ルを復調して報知信号、ロングコード、周辺基地局の共
通制御チャネル番号等の制御情報を取得する。次いで、
ステップS20に戻りステップS20ないしステップS
24の処理が繰り返し行われる。また、ステップS23
にて受信電力E(fk)が所要の受信レベルを超えてい
ないと判断された場合は、ステップS25に分岐して圏
外に位置していると判断してその旨の表示を移動機の表
示手段に表示する。
【0029】このような待ち受け処理が繰り返し行われ
ることにより、ハンドオーバ時にはハンドオーバにより
移行する基地局の制御情報を自動的に取得することがで
きるようになる。例えば、図11に示すように基地局B
1に在圏していた移動局MSが矢印で示す方向に移動す
る場合は、基地局B1が送信する共通制御チャネルCC
の受信電力E(f1)が、基地局B2からの受信電力E
(f2)、基地局B3からの受信電力E(f3)に比し
て大きかったものが、移動するに伴い基地局B3からの
受信電力E(f3)が大きくなってくる。そして、基地
局B3からの受信電力E(f3)が最大と判断された際
に、基地局B3からの制御情報が取得されるようにな
る。これにより、ハンドオーバ時にロングコードの同定
処理を行うことなくハンドオーバ処理を行うことができ
るようになる。なお、共通制御チャネルCCはスペクト
ラム拡散されていないことから待ち受け処理において
は、ロングコードの同定処理を行う必要がなく、その信
号処理を軽い処理とすることができる。
【0030】なお、図1に示す通信チャネルCHが占め
る周波数帯域に設定することのできる共通制御チャネル
CCのキャリア数nは任意の数とすることができる。こ
のとき、各々の共通制御チャネルCCの周波数帯域は通
信チャネルCHの周波数チャネルに比べ十分狭いため、
隣接する共通制御チャネルCCに十分な広さのガードバ
ンドを設けることが可能となる。また、ショートコード
数は各基地局が有している通信チャネル数と同数のショ
ートコード数とすればよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、各基地局
から送信されている共通制御チャネルでは、割り当てら
れたキャリアにより拡散することなく狭帯域の制御情報
を送信するようにしている。このため、セルサーチや待
ち受け処理において、ロングコードの同定処理等の重い
信号処理を行う必要がないことから、信号処理量を大幅
に低減することができる。したがって、消費電力を削減
することができ移動局の電池動作時間を長時間にするこ
とができると共に処理遅延を極力なくすことができるよ
うになる。また、通信チャネルの受信データを逆拡散し
て復号する際に、拡散されていない制御情報はレベルの
小さい広帯域のノイズと見なせることから、共通制御チ
ャネルの通信チャネルに対する干渉量を極力低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムにおける下りのスペクトラム構成を示す図である。
【図2】本発明の移動体通信システムにおける基地局毎
に割り当てられている共通制御チャネルのキャリアとロ
ングコードの配置の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムにおけるショートコード、周波数、時間の相互の関係
を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムにおけるエリアにおいて共通制御チャネルCCのキャ
リアを各基地局に割り当てる割当態様を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムに適用される送信機の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムに適用される送信機の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムに適用される受信機の概略構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムに適用される受信機の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態にかかる移動体通信システ
ムにおける移動局において電源が投入された際に行われ
る電源投入処理のフローチャートを示す図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる移動体通信シス
テムにおける移動局において行われる待ち受け処理のフ
ローチャートを示す図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる移動体通信シス
テムにおける移動局がハンドオーバする際の待ち受け処
理を説明するための図である。
【図12】従来のDS−CDMAにおける共通制御チャ
ネルCCと通信チャネルCHが占める周波数帯域を示す
図である。
【図13】従来のDS−CDMAにおけるショートコー
ド、周波数、時間の相互の関係を示す図である。
【図14】従来のDS−CDMAにおけるロングコード
を各基地局に割り当てる一例を示す図である。
【符号の説明】
1 送信機、2 受信機、10 コントローラ、11
狭帯域送信部、12 W−CDMA送信部、13 合成
器、14 アンテナ、21 変調器、22 混合器、2
3 シンセサイザ、31 変調器、32 乗算器、33
拡散符号発生器、34 混合器、35 シンセサイ
ザ、51 アンテナ、52 増幅部、53狭帯域受信
部、54 コントローラ、55 W−CDMA受信部、
61 混合器、62 シンセサイザ、63 帯域フィル
タ、64 復調器、65 受信電力測定器、66 受信
電力判定器、70 混合器、71 シンセサイザ、72
帯域フィルタ、73 乗算器、74 拡散符号発生
器、75 復調器、CC 共通制御チャネル、CH 通
信チャネル、MS 移動局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 5K067 AA03 AA15 AA43 BB04 CC10 DD04 DD11 EE02 EE10 JJ02 JJ22 KK13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接拡散されている通信チャネルが占め
    ている所定の周波数帯域内に、制御チャネル用の制御チ
    ャネルキャリアが設定されている移動体通信システムで
    あって、 移動体通信システムを構成している基地局は、少なくと
    も隣接する他の基地局に割り当てられていない制御チャ
    ネルキャリアを用いて拡散することなく制御情報を送信
    すると共に、少なくとも隣接する他の基地局に割り当て
    られていない基地局毎に固有の通信チャネル用拡散コー
    ドを用いて送信情報を直接拡散して送信するようにした
    ことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 直接拡散されている通信チャネルが占め
    ている所定の周波数帯域内に、各基地局に割り当てられ
    る制御チャネル用の制御チャネルキャリアが設定されて
    いる移動体通信システムであって、 移動体通信システムを構成している移動局は、前記制御
    チャネルキャリアにより拡散されることなく各基地局か
    ら送信されている制御チャネルを各々受信して、受信さ
    れた複数の制御チャネルの内の、受信電力が最大とされ
    ている制御チャネルを検出することにより在圏する基地
    局を検出し、検出された当該基地局から制御チャネルに
    より送信されている制御情報を受信することにより、当
    該基地局に割り当てられている通信チャネル用拡散コー
    ド情報を取得し、受信した通信チャネルにおいて取得し
    た前記通信チャネル用拡散コード情報に基づいて逆拡散
    することにより、受信データを得るようにしたことを特
    徴とする移動体通信システム。
  3. 【請求項3】 直接拡散されている通信チャネルが占め
    ている所定の周波数帯域内に、制御チャネル用の制御チ
    ャネルキャリアが設定されている移動体通信システムで
    あって、 移動体通信システムを構成している基地局は、少なくと
    も隣接する他の基地局に割り当てられていない制御チャ
    ネルキャリアを用いて拡散することなく制御情報を送信
    すると共に、少なくとも隣接する他の基地局に割り当て
    られていない基地局毎に固有の通信チャネル用拡散コー
    ドを用いて送信情報を直接拡散して送信しており、 移動体通信システムを構成している移動局は、前記基地
    局から各々送信されている制御チャネルをそれぞれ受信
    して、受信された複数の制御チャネルの内の、受信電力
    が最大とされている制御チャネルを検出することにより
    在圏する基地局を検出し、検出された当該基地局から送
    信されている前記制御情報を受信することにより当該基
    地局に割り当てられている通信チャネル用拡散コード情
    報を取得し、受信した通信チャネルにおいて前記通信チ
    ャネル用拡散コード情報に基づいて逆拡散することによ
    り、受信データを得るようにしたことを特徴とする移動
    体通信システム。
  4. 【請求項4】 直接拡散されている通信チャネルが占め
    ている所定の周波数帯域内に、制御チャネル用の制御チ
    ャネルキャリアが設定されている移動体通信システムに
    おける送信機であって、 複数の前記制御チャネルキャリアの内の割り当てられた
    制御チャネルキャリアを設定すると共に、複数の通信チ
    ャネル用拡散コードの内の割り当てられた通信チャネル
    用拡散コードを設定する制御部と、 該制御部により設定された前記制御チャネルキャリアを
    用いて拡散することなく制御情報を送信する狭帯域制御
    チャネル部と、 前記制御部により設定された通信チャネル用拡散コード
    により通信チャネルの送信データを直接拡散して送信す
    る広帯域通信チャネル部と、 を備えることを特徴とする送信機。
  5. 【請求項5】 直接拡散されている通信チャネルが占め
    ている所定の周波数帯域内に、各基地局に割り当てられ
    る制御チャネル用の制御チャネルキャリアが設定されて
    いる移動体通信システムにおける受信機であって、 前記制御チャネルキャリアにより拡散されることなく各
    基地局から送信されている制御チャネルをそれぞれ受信
    することのできる狭帯域制御チャネル部と、 該狭帯域制御チャネル部により受信された複数の制御チ
    ャネルの内の、受信電力が最大とされている制御チャネ
    ルを検出することにより在圏する基地局を検出し、検出
    された当該基地局から制御チャネルにより送信されてい
    る制御情報を受信することにより、当該基地局に割り当
    てられている通信チャネル用拡散コード情報を取得する
    制御部と、 前記制御部が取得した前記通信チャネル用拡散コード情
    報に基づいて、受信した通信チャネルにおいて逆拡散す
    ることにより、受信データを得る広帯域通信チャネル部
    と、 を備えることを特徴とする受信機。
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