JP2003336138A - 交撚糸及び織編物 - Google Patents

交撚糸及び織編物

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JP2003336138A
JP2003336138A JP2002144801A JP2002144801A JP2003336138A JP 2003336138 A JP2003336138 A JP 2003336138A JP 2002144801 A JP2002144801 A JP 2002144801A JP 2002144801 A JP2002144801 A JP 2002144801A JP 2003336138 A JP2003336138 A JP 2003336138A
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twisted
twisted yarn
fiber
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JP2002144801A
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Takashi Yanai
谷内  孝
Mitsuyuki Yamamoto
満之 山本
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Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストレッチ性及び風合いに優れ、相手素材の
特徴を十分に生かした交撚糸及びそれを用いた織編物を
提供する。 【解決手段】 少なくとも二種のポリエステル成分で構
成されており、その少なくとも一成分がポリトリメチレ
ンテレフタレートである潜在捲縮発現性ポリエステル繊
維の仮撚加工糸と、他の繊維糸条とで構成された交撚
糸、及びそれを用いた織編物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交撚糸及び織編物
に関する。より詳細には、相手素材の特徴を十分に生か
した、ストレッチ性に優れた交撚糸及び織編物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開2001−81638
号公報にて、アセテート繊維糸条とポリトリメチレンテ
レフタレート系繊維糸条が交撚された交撚糸であって、
アセテート系繊維特有の風合いとソフトな風合いを有
し、かつストレッチ性に優れた交撚糸を提案した。しか
しさらに市場では、相手素材の特徴を十分に生かし、か
ついっそう優れたストレッチ性を有する交撚糸が要求さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の要求
に応えたもので、相手素材の特徴を十分に生かし、スト
レッチ性に優れた交撚糸及び織編物を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、交撚糸を
構成する繊維として特定の繊維を用いることにより本発
明の目的が達成されることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0005】即ち、本発明は下記の通りである。
【0006】1.少なくとも二種のポリエステル成分で
構成されており、その少なくとも一成分がポリトリメチ
レンテレフタレートである潜在捲縮発現性ポリエステル
繊維の仮撚加工糸と、他の繊維糸条とで構成された交撚
糸。
【0007】2.仮撚加工糸の顕在捲縮伸長率が70%
以上であることを特徴とする上記1に記載の交撚糸。
【0008】3.交撚糸の加撚方向が、仮撚加工糸の仮
撚方向と逆方向であることを特徴とする上記1又は2に
記載の交撚糸。
【0009】4.潜在捲縮発現性ポリエステル繊維が下
記(a)〜(c)を満足することを特徴とする上記1〜
3のいずれかに記載の交撚糸。
【0010】(a)初期引張抵抗度が10〜30cN/
dtexである。
【0011】(b)顕在捲縮の伸縮伸長率が10〜10
0%であり、伸縮弾性率が80〜100%である。
【0012】(c)100℃での熱収縮応力が0.1〜
0.5cN/dtexである。
【0013】5.上記1〜4のいずれかに記載の交撚糸
を用いて構成された織編物。
【0014】以下、本発明につき詳述する。
【0015】本発明において、潜在捲縮発現性ポリエス
テル繊維とは、少なくとも二種のポリエステル成分で構
成されている(具体的にはサイドバイサイド型又は偏芯
芯鞘型に接合されたものが多い)ものであり、熱処理に
よって捲縮を発現するものである。二種のポリエステル
成分の複合比(一般的に質量%で70/30〜30/7
0の範囲内のものが多い)、接合面形状(直線又は曲線
形状のものがある)は特に限定されない。又、総繊度は
20〜300dtexが好ましく、単糸繊度は0.5〜
20dtexが好ましく用いられるが、これに限定され
るものではない。
【0016】本発明においては、潜在捲縮発現性ポリエ
ステル繊維を構成する成分のうち、少なくとも一成分が
ポリトリメチレンテレフタレートであることに特徴があ
る。
【0017】本発明において、ポリトリメチレンテレフ
タレートは、トリメチレンテレフタレート単位を主たる
繰り返し単位とするポリエステルであり、トリメチレン
テレフタレート単位を約50モル%以上、好ましくは7
0モル%以上、より好ましくは80モル%以上、さらに
好ましくは90モル%以上含有するものをいう。従っ
て、第三成分として他の酸成分及び/又はグリコール成
分の合計量が、約50モル%以下、好ましくは30モル
%以下、より好ましくは20モル%以下、さらに好まし
くは10モル%以下の範囲で含有されたポリトリメチレ
ンテレフタレートを包含する。
【0018】ポリトリメチレンテレフタレートは、テレ
フタル酸又はその機能的誘導体と、トリメチレングリコ
ール又はその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適当
な反応条件下に結合せしめることにより合成される。こ
の合成過程において、適当な一種又は二種以上の第三成
分を添加して共重合ポリエステルとしてもよいし、又、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート等のポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエ
ステルやナイロンと、ポリトリメチレンテレフタレート
とをブレンドしたりしてもよい。ブレンドする際のポリ
トリメチレンテレフタレートの含有率は、50質量%以
上であることが好ましい。
【0019】添加する第三成分としては、脂肪族ジカル
ボン酸(シュウ酸、アジピン酸等)、脂環族ジカルボン
酸(シクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボ
ン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸
等)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、テトラメチレングリコール
等)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノール
等)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス
(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等)、ポリエーテ
ルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキ
シカプロン酸等)、芳香族オキシカルボン酸(p−オキ
シ安息香酸等)等が挙げられる。又、1個又は3個以上
のエステル形成性官能基を有する化合物(安息香酸等又
はグリセリン等)も、重合体が実質的に線状である範囲
内で使用出来る。
【0020】さらに、二酸化チタン等の艶消剤、リン酸
等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外
線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑
剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃
剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤
等が含有されていてもよい。
【0021】本発明における前記のような潜在捲縮発現
性ポリエステル繊維としては、具体的には、特開200
1−40537号公報に開示されているような、ポリト
リメチレンテレフタレートを一成分とするものがある。
【0022】即ち、二種のポリエステルポリマーがサイ
ドバイサイド型又は偏芯芯鞘型に接合された複合繊維で
あり、サイドバイサイド型の場合、二種のポリエステル
ポリマーの溶融粘度比は1.00〜2.00が好まし
く、偏芯芯鞘型の場合は、鞘ポリマーと芯ポリマーのア
ルカリ減量速度比は、3倍以上鞘ポリマーが速いことが
好ましい。
【0023】具体的なポリマーの組み合わせとしては、
ポリトリメチレンテレフタレートとポリエチレンテレフ
タレート(テレフタル酸を主たるジカルボン酸成分と
し、エチレングリコールを主たるグリコール成分とする
ポリエステルであり、ブタンジオール等のグリコール類
やイソフタル酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸等の
ジカルボン酸等を共重合してもよい。又、他のポリマー
や、艶消剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤を含
有してもよい。)、並びにポリトリメチレンテレフタレ
ートとポリブチレンテレフタレート(テレフタル酸を主
たるジカルボン酸成分とし、1.4−ブタンジオールを
主たるグリコール成分とするポリエステルであり、エチ
レングリコール等のグリコール類やイソフタル酸、2.
6−ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸等を共重
合してもよい。又、他のポリマーや、艶消剤、難燃剤、
帯電防止剤、顔料等の添加剤を含有してもよい。)が好
ましく、特に、捲縮の内側にポリトリメチレンテレフタ
レートが配置されることが好ましい。
【0024】繊維を構成するポリエステル成分の少なく
とも一方がポリトリメチレンテレフタレートである潜在
捲縮発現性ポリエステル繊維は、上記の特開2001−
40537号公報以外にも、特公昭43−19108号
公報、特開平11−189923号公報、特開2000
−239927号公報、特開2000−256918号
公報、特開2000−328382号公報、特開200
1−81640号公報等に開示されている。例えば、第
一成分としてポリトリメチレンテレフタレートを用い、
第二成分としてポリトリメチレンテレフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステルを用いて、第一成分と第二成分を並列
的あるいは偏芯的に配置し、サイドバイサイド型又は偏
芯鞘芯型に複合紡糸したものが開示されている。特に、
ポリトリメチレンテレフタレートと共重合ポリトリメチ
レンテレフタレートの組み合わせや、固有粘度の異なる
二種類のポリトリメチレンテレフタレートの組み合わせ
が好ましい。
【0025】さらに好適な潜在捲縮発現性ポリエステル
繊維は、次のような物性を有するものである。
【0026】初期引張抵抗度が10〜30cN/dte
xであることが好ましく、20〜30cN/dtexで
あることがより好ましく、20〜27cN/dtexで
あることがさらに好ましい。この範囲であると、ソフト
な風合いの繊維が容易に得られる。
【0027】また、顕在捲縮の伸縮伸長率は10〜10
0%であることが好ましく、10〜80%であることが
より好ましく、10〜60%であることがさらに好まし
い。この範囲であると、繊維の製造が容易で、本発明の
目的が充分に達成される。
【0028】顕在捲縮の伸縮弾性率は80〜100%で
あることが好ましく、85〜100%であることがより
好ましく、85〜97%であることがさらに好ましい。
この範囲であると、繊維の製造が容易で、本発明の目的
が充分に達成される。
【0029】100℃における熱収縮応力は0.1〜
0.5cN/dtexであることが好ましく、0.1〜
0.4cN/dtexであることがより好ましく、0.
1〜0.3cN/dtexであることがさらに好まし
い。この範囲であると、繊維の製造が容易で、本発明の
目的が充分に達成される。
【0030】熱水処理後の伸縮伸長率は100〜250
%であることが好ましく、150〜250%であること
がより好ましく、180〜250%であることがさらに
好ましい。この範囲であると、繊維の製造が容易で、本
発明の目的が充分に達成される。
【0031】熱水処理後の伸縮弾性率は90〜100%
であることが好ましく、95〜100%であることがさ
らに好ましい。この範囲であると、本発明の目的が充分
に達成される。
【0032】このような特性を有する潜在捲縮発現性ポ
リエステル繊維としては、固有粘度の異なる二種類のポ
リトリメチレンテレフタレートが互いにサイドバイサイ
ド型に複合された単糸から構成された複合繊維が挙げら
れる。
【0033】二種類のポリトリメチレンテレフタレート
の固有粘度差は0.05〜0.4(dl/g)であるこ
とが好ましく、0.1〜0.35(dl/g)であるこ
とがより好ましく、0.15〜0.35(dl/g)で
あることがさらに好ましい。例えば、高粘度側の固有粘
度を0.7〜1.3(dl/g)から選択した場合に
は、低粘度側の固有粘度は0.5〜1.1(dl/g)
から選択されるのが好ましい。尚、低粘度側の固有粘度
は0.8(dl/g)以上が好ましく、より好ましくは
0.85〜1.0(dl/g)、さらに好ましくは0.
9〜1.0(dl/g)である。
【0034】また、この複合繊維自体の固有粘度、即ち
平均固有粘度は0.7〜1.2(dl/g)であること
が好ましく、0.8〜1.2(dl/g)であることが
より好ましく、0.85〜1.15(dl/g)である
ことがさらに好ましく、0.9〜1.1(dl/g)で
あることが特に好ましい。
【0035】なお、本発明でいう固有粘度の値は、使用
するポリマーの固有粘度ではなく、紡糸した糸の固有粘
度を指す。この理由は、ポリトリメチレンテレフタレー
トは、ポリエチレンテレフタレート等と比較して熱分解
が生じ易く、高い固有粘度のポリマーを使用しても紡糸
工程での熱分解によって固有粘度が低下するので、得ら
れた繊維においては、ポリマーの固有粘度および固有粘
度差をそのまま維持することが困難であるためである。
【0036】本発明において、潜在捲縮発現性ポリエス
テル繊維の紡糸については、前記の各特許公開公報に開
示されているように、例えば、3000m/分以下の巻
取り速度で未延伸糸を得た後、2〜3.5倍程度で延撚
する方法が好ましいが、紡糸−延撚工程を直結した直延
法(スピンドロー法)、巻取り速度5000m/分以上
の高速紡糸法(スピンテイクアップ法)を採用しても良
い。
【0037】又、繊維の形態は、長さ方向に均一なもの
や太細のあるものでもよく、断面においても、丸型、三
角、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平(扁平度
1.3〜4程度のもので、W型、I型、ブ−メラン型、
波型、串団子型、まゆ型、直方体型等がある)、ドッグ
ボーン型等の多角形型、多葉型、中空型や不定形なもの
でもよい。
【0038】本発明の交撚糸は、上述のような潜在捲縮
発現性ポリエステル繊維の仮撚加工糸と他の繊維糸条と
の交撚糸である。仮撚加工糸同志で交撚糸を構成しても
本発明の目的は達成されない。
【0039】この仮撚加工糸の顕在捲縮伸長率は、好ま
しくは70%以上、特に70〜300%、より好ましく
は100〜300%、さらに好ましくは120〜300
%である。この範囲であると、本発明の目的が充分に達
成される。又、顕在捲縮弾性率は、好ましくは80〜1
00%、より好ましくは82〜100%、さらに好まし
くは85〜100%である。この範囲であると、本発明
の目的が充分に達成される。また、この仮撚加工糸の捲
縮伸長率は、好ましくは100〜400%、より好まし
くは120〜400%である。捲縮弾性率は80〜10
0%であることが好ましく、より好ましくは90〜10
0%である。捲縮伸長率や捲縮弾性率が上記の範囲であ
ると、本発明の目的が充分に達成される。
【0040】仮撚加工糸を得るための仮撚方法として
は、ピンタイプ、フリクションタイプ、ニップベルトタ
イプ、エアー加撚タイプ等、特に限定されないが、好ま
しくはピンタイプ、ニップベルトタイプである。又、仮
撚加工糸は、いわゆる2ヒーターの仮撚加工糸(セット
タイプ)よりも、いわゆる1ヒーターの仮撚加工糸(ノ
ンセットタイプ)を用いる方が、本発明の目的を達成す
る上で好ましい。
【0041】仮撚加工時の熱固定温度は150℃〜20
0℃の範囲とすることが好ましく、仮撚数(T1)は、
次式で計算される仮撚数の係数K1の値が21000〜
33000であることが好ましく、更に好ましくは25
000〜32000の範囲である。
【0042】T1(T/m)=K1/{原糸の繊度(d
tex)}0.5 仮撚加工糸は、無撚が好ましいが、希望に応じて仮撚方
向と同方向や逆方向に追撚してもよい。追撚における撚
数(T2)は、次式で計算される撚係数(K2)を、好
ましくは2000〜25000、より好ましくは500
0〜20000さらに好ましくは7000〜20000
の範囲内で選定すればよい。
【0043】T2(T/m)=K2/{仮撚加工糸の合
計繊度(dtex)}0.5 この仮撚加工糸と交撚する相手素材としては、潜在捲縮
発現性ポリエステル繊維以外の他の繊維糸条であればよ
く、例えば、綿、羊毛、麻、絹等の天然繊維、キュプ
ラ、ビスコース、ポリノジック、精製セルロース、アセ
テート、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテ
レフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポ
リエステル系繊維(6000m/分以上の巻取り速度で
紡糸されたいわゆるスピンテイクアップ糸、5000m
/分以上の巻取り速度で紡糸されたいわゆるスピンドロ
ーテイクアップ糸を含む)、ナイロン、アクリル等の各
種人造繊維、さらにはこれらの共重合タイプや、同種又
は異種ポリマー使いの複合繊維(サイドバイサイド型、
偏芯鞘芯型等)を用いてもよい。又、その繊維形態は、
長繊維でも短繊維でもよく、長さ方向に均一なものや太
細のあるものでもよく、断面においても、丸型、三角、
L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平(扁平度1.3
〜4程度のもので、W型、I型、ブ−メラン型、波型、
串団子型、まゆ型、直方体型等がある)、ドッグボーン
型等の多角形型、多葉型、中空型や不定形なものでもよ
い。
【0044】さらに糸条の形態としては、リング紡績
糸、オープンエンド紡績糸、精紡交撚糸(サイロスパ
ン、サイロフィル)、ホロースピンドル等の紡績糸、マ
ルチフィラメント原糸(極細糸を含む)、甘撚糸〜強撚
糸、仮撚加工糸(POYの延伸仮撚糸を含む)、空気噴
射加工糸、押し込み加工糸、ニットデニット加工糸等が
挙げられる。
【0045】さらには、これらの繊維(潜在捲縮発現性
ポリエステル繊維を含む)を混紡(コアヤーン、サイロ
スパンやサイロフィル、ホロースピンドル等)、カバリ
ング(シングル、ダブル)、交撚したもの、沸水収縮率
3〜10%程度の低収縮糸又は沸水収縮率15〜30%
程度の高収縮糸との紡績又は後混繊したもの、糸長方向
に部分的に未延伸部を有するようないわゆるシックアン
ドシン糸、仮撚糸(伸度差仮撚糸、例えばポリエステル
高配向未延伸糸(POY)のような高伸度糸と、低伸度
糸例えばポリエステルのレギュラー糸、カチオン可染糸
や6000m/分以上の巻取り速度で紡糸されたスピン
テイクアップ糸との引き揃え交絡仮撚糸、位相差仮撚に
よるスラブヤーン等の意匠糸や鞘芯構造加工糸等並びに
これらの撚糸物)、2フィード空気噴射加工糸などでも
よい。
【0046】特に本発明においては、綿、羊毛、麻、絹
等の天然繊維、キュプラ、ビスコース、ポリノジック、
精製セルロース、アセテートが好ましく、特に羊毛、
麻、絹等の天然繊維、キュプラが最適であり、これらの
繊維素材の特徴を殆ど損なわずに、風合い等、相手素材
の独特の特徴を十分に生かしたものが得られる。
【0047】本発明においては、特に、仮撚加工糸と他
の繊維糸条がともにマルチフィラメント糸条の場合は、
実質的に無撚(一般的に、撚数は、好ましくは200T
/m以下、より好ましくは100T/m以下)である
と、本発明の目的を達成する上で好ましい。又、他の繊
維糸条が紡績糸の場合は、追撚されていない実質的に精
紡上がりの紡績糸と無撚の仮撚加工糸の組み合わせが好
ましい。
【0048】交撚方法としては、引き揃え交撚、フィー
ド差をつけて交撚する位相差交撚があり、交撚前に予め
混繊(交絡数20〜150ケ/mが好ましい)又は合撚
(撚数50〜200T/mが好ましい)してから交撚し
てもよい。尚、希望に応じて、仮撚加工糸のフィード率
を変化させることにより、仮撚加工糸を、交撚糸の比較
的内層側又は外層側に位置させることが出来る。
【0049】仮撚加工糸(A)と他の繊維糸条(B)の
混率(A/B:質量比)は、好ましくは20〜80/8
0〜20、より好ましくは30〜70/70〜30、さ
らに好ましくは40〜60/60〜40である。
【0050】交撚方法としては、イタリー式撚糸機、パ
ーン撚糸機、ラッチ式撚糸機、ファンシー撚糸機などの
アップツイスター、リングツイスター、ダブルツイスタ
ーなどの合撚機及び撚糸機を用いることができる。
【0051】交撚数は、下記式で示される撚係数Kが、
好ましくは2000〜32000、より好ましくは30
00〜25000、さらに好ましくは5000〜230
00である。
【0052】撚係数K=T×D0.5 式中、Tは撚数(T/m)、Dは交撚糸の合計繊度(d
tex)を表す。
【0053】また、交撚糸の加撚方向が、仮撚加工糸の
仮撚方向と逆方向であることが、ストレッチ性の点から
特に好ましい。
【0054】本発明の織編物は、上述のような交撚糸を
用いて構成されたものであり、交撚糸100%で構成し
てもよいし、交撚糸以外の単糸(無撚糸、有撚糸等)等
を混用してもよい。
【0055】編組織としては、ハーフトリコット、ラッ
セルなどの経編み、天竺、スムース、ゴム、ミラノリ
ブ、ポンチローマなどの丸編み及び横編み等の何れでも
良く、ゲージは、経編みで14〜40GG、丸編みで1
4〜40GG、横編みで3〜22GGが好ましい。
【0056】織組織としては、平織、綾織、朱子織など
の一重織、重ね組織、パイル組織、からみ織などの何れ
でも良い。又、織密度も特に限定されないが、例えば、
交撚糸を経糸及び/又は緯糸に用いてもよいし、交撚糸
以外の単糸と1本〜3本交互、好ましくは1本〜2本交
互に用いてもよい。又、交撚糸を経糸及び/又は緯糸に
用いるに際し、撚方向が同じものを用いてもよいが、異
なる(S撚、Z撚)ものを1本〜3本交互、好ましくは
1本〜2本交互に用いる方が好ましい。又、交撚糸と単
糸を組み合わせる場合でも、撚方向が同じものを用いて
もよいが、撚方向が異なる(S撚、Z撚)ものを1本〜
3本交互、好ましくは1本〜2本交互に用いる方が好ま
しい。
【0057】交撚糸を経糸又は緯糸の一方に用いる場合
に他方に用いる素材や、単糸の素材は、上記した仮撚加
工糸や他の繊維糸条として列記したものを、希望する織
物風合いに応じて適宜選定すれば良い。
【0058】織物の組織については、平、綾、朱子及び
これらの変化組織があり、生機並びに仕上げのカバーフ
ァクター(CF)は、生機においては、経糸のCFは8
00〜3000が好ましく、緯糸のCFは600〜25
00が好ましい。また、仕上げにおいては、経糸のCF
は900〜3000が好ましく、緯糸のCFは700〜
2500が好ましい。なお、カバーファクター(CF)
は、下記式により表される。
【0059】経糸CF={経糸密度(本/2.54c
m)}×Da0.5 緯糸CF={緯糸密度(本/2.54cm)}×Db
0.5 式中、Daは経糸の総繊度(dtex)、Dbは緯糸の
総繊度(dtex)を表す。
【0060】本発明の編織物を染色加工するに際して
は、編織物を構成する繊維素材の種類に応じて常法に従
って行えばよく、例えば、精練、漂白、減量、染色、仕
上げ加工(撥水加工や柔軟加工など)等が施される。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明は実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0062】なお、測定法、評価法等は下記の通りであ
る。
【0063】(1)風合い 仮撚加工糸と交撚する他の繊維糸条の種類に応じて、他
の繊維糸条100%のタフタを比較品として、官能評価
により5段階で判定した。例えば、他の繊維糸条がキュ
プラの場合は、84dtex/84dtexキュプラタ
フタを比較品とした。
【0064】5級;極めて比較品に似た風合いである。
【0065】4級;比較品に似た風合いである。
【0066】3級;どちらともいえない。
【0067】2級;比較品に似ていない風合いである。
【0068】1級;全く比較品に似ていない風合いであ
る。
【0069】(2)仮撚加工糸の顕在捲縮伸長率、顕在
捲縮弾性率 島津製作所(株)製の引張試験機を用いて、つかみ間隔
10cmにて仮撚加工糸を初荷重0.9×10-3cN/
dtexで取り付けた後、引張速度10cm/分で伸長
し、0.0882cN/dtexの応力に達したときの
伸び(%)を顕在捲縮伸長率とした。
【0070】その後、再び同じ速度で、つかみ間隔10
cmまで収縮させた後、再度、応力−歪み曲線を描き、
初荷重の応力が発現するまでの伸度を残留伸度(B)と
する。顕在捲縮弾性率は以下の式によって求めた。
【0071】顕在捲縮弾性率(%)=〔(10−B)/
10〕×100 (3)仮撚加工糸の捲縮伸長率、捲縮弾性率 巻き取りパッケージから解舒した仮撚加工糸を、無荷重
下で98℃の熱水中に20分浸漬した後、無荷重下で2
4時間乾燥した試料を用いた以外は、上記(2)顕在捲
縮伸度及び顕在捲縮弾性率の測定と同様の方法にて測定
し、それぞれを捲縮伸長率、捲縮弾性率とした。
【0072】(4)織物のストレッチ性、ストレッチバ
ック性 JIS L−1096一般織物試験法 伸長率A法(定
速伸長法)、伸長回復率(繰り返し定速伸長法)に準拠
した。但し、伸長回復率は、伸長率A法で求めた伸びの
100%まで試料を伸長した。
【0073】ORIENTEC(株)製の引張試験機
(型式:RTC−1210A)を用いて、試料(幅5c
m×長さ1m)にかかる重力に相当する荷重を初荷重と
してかけ、把持間隔20cm(L0)、引張速度20c
m/分で試料を所望の方向に伸長させ、14.71N
(1.5kgf、300gf/cm)の荷重がかかるま
で伸長し、長さ(L1)を読みとる。その後、1分間放
置後、同速度で元の位置に戻し、3分間放置する。再び
同速度で伸長し、初荷重と同じ荷重がかかった時点の長
さ(L2)を読みとる。
【0074】ストレッチ率及びストレッチバック率は以
下の式によって求める。
【0075】ストレッチ率(%)={(L1−L0)/
L0}×100 ストレッチバック率(%)={(L1−L2)/(L1
−L0)}×100 (5)固有粘度 固有粘度[η](dl/g)は、次式の定義に基づいて
求められる値である。
【0076】
【数1】
【0077】式中、ηrは純度98%以上のo−クロロ
フェノール溶媒で溶解したポリトリメチレンテレフタレ
ート糸又はポリエチレンテレフタレート糸の稀釈溶液の
35℃での粘度を、同一温度で測定した上記溶媒の粘度
で除した値であり、相対粘度と定義されているものであ
る。Cはg/100mlで表されるポリマー濃度であ
る。
【0078】なお、固有粘度の異なるポリマーを用いた
複合繊維の場合は、フィラメントを構成するそれぞれの
固有粘度を測定することは困難であるので、複合繊維の
紡糸条件と同じ条件で2種類のポリマーをそれぞれ単独
で紡糸し、得られた糸を用いて測定した固有粘度を、複
合繊維のフィラメントを構成する固有粘度とした。
【0079】(6)初期引張抵抗度 JIS L 1013 化学繊維フィラメント糸試験方
法 初期引張抵抗度の試験方法に準じ、試料の単位繊度
当たり0.0882cN/dtexの初荷重を掛けて引
張試験を行い、得られた荷重−伸長曲線から初期引張抵
抗度(cN/dtex)を算出し、10回の平均値を求
めた。
【0080】(7)伸縮伸長率、伸縮弾性率 JIS L 1090 合成繊維フィラメントかさ高加
工糸試験方法 伸縮性試験方法 A法に準じて測定を行
い、伸縮伸長率(%)、伸縮弾性率(%)を算出し、1
0回の平均値を求めた。
【0081】顕在捲縮の伸縮伸長率および伸縮弾性率
は、巻取りパッケージから解舒した試料を、温度20±
2℃、湿度65±2%の環境下で24時間放置後に測定
を行った。熱水処理後の伸縮伸長率および伸縮弾性率
は、無荷重で98℃の熱水中に30分間浸漬した後、無
荷重で24時間自然乾燥した試料を用いた。
【0082】(8)熱収縮応力 熱応力測定装置(カネボウエンジニアリング社製:商品
名KE−2)を用い、試料を20cmの長さに切り取
り、両端を結んで輪を作り測定装置に装填し、初荷重
0.044cN/dtex、昇温速度100℃/分の条
件で収縮応力を測定し、得られた温度に対する熱収縮応
力の変化曲線から100℃における熱収縮応力を読み取
る。
【0083】<潜在捲縮発現性ポリエステル繊維の製造
>固有粘度の異なるサイドバイサイド型の複合繊維を、
以下の製造例1〜4により製造した。
【0084】〔製造例1〕固有粘度の異なる二種類のポ
リトリメチレンテレフタレートを比率1:1でサイドバ
イサイド型に押出し、紡糸温度265℃、紡糸速度15
00m/分で未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸
糸を、ホットロール温度55℃、ホットプレート温度1
40℃、延伸速度400m/分、延伸倍率は延伸後の繊
度が56dtexとなるように設定して延撚し、56d
tex/12fのサイドバイサイド型の複合繊維を得
た。
【0085】得られた複合繊維の固有粘度は、高粘度側
が[η]=0.90、低粘度側が[η]=0.70であ
った。初期引張抵抗度、顕在捲縮の伸縮伸長率及び伸縮
弾性率、熱水処理後の伸縮伸長率及び伸縮弾性率、10
0℃における熱収縮応力を表1に示す。
【0086】〔製造例2〕製造例1と同様の方法で、8
4dtex/12fのサイドバイサイド型の複合繊維を
得た。得られた複合繊維の固有粘度は、高粘度側が
[η]=0.88、低粘度側が[η]=0.70であっ
た。初期引張抵抗度、顕在捲縮の伸縮伸長率及び伸縮弾
性率、熱水処理後の伸縮伸長率及び伸縮弾性率、100
℃における熱収縮応力を表1に示す。
【0087】〔製造例3〕固有粘度が、上記製造例1と
は異なる二種類のポリトリメチレンテレフタレートを用
いたこと以外は、製造例1と同様の方法で56dtex
/12fのサイドバイサイド型の複合繊維を得た。得ら
れた複合繊維の固有粘度は、高粘度側が[η]=0.8
6、低粘度側が[η]=0.69であった。初期引張抵
抗度、顕在捲縮の伸縮伸長率及び伸縮弾性率、熱水処理
後の伸縮伸長率及び伸縮弾性率、100℃における熱収
縮応力を表1に示す。
【0088】〔製造例4〕固有粘度の異なる二種類のポ
リエチレンテレフタレートを用いたこと以外は、製造例
1と同様にして56dtex/12fのサイドバイサイ
ド型の複合繊維を得た。得られた複合繊維の固有粘度
は、高粘度側が[η]=0.66、低粘度側が[η]=
0.50であった。初期引張抵抗度、顕在捲縮の伸縮伸
長率及び伸縮弾性率、熱水処理後の伸縮伸長率及び伸縮
弾性率、100℃における熱収縮応力を表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】〔実施例1〜3、比較例1〕各製造例で得
られた複合フィラメントを用いて、石川製作所製IVF
−338にて、第1ヒーター温度170℃(但し、比較
例1のみ220℃)、仮撚数3200T/mで仮撚加工
を行った。
【0091】実施例1〜3の仮撚加工糸は、顕在捲縮伸
長率180〜200%、顕在捲縮弾性率85〜90%、
捲縮伸長率200〜250%、捲縮弾性率85〜93%
であったが、比較例1の仮撚加工糸は、顕在捲縮伸長率
10%、顕在捲縮弾性率88%、捲縮伸長率130%、
捲縮弾性率64%の仮撚加工糸であった。各々の仮撚加
工糸は、S仮撚加工糸とZ仮撚加工糸を作製した。
【0092】なお、製造例1で得た繊維を実施例1に用
い、製造例2で得た繊維を実施例2に用い、製造例3で
得た繊維を実施例3に用い、製造例4で得た繊維を比較
例1に用いた。
【0093】キュプラマルチフィラメント糸84dte
xと上記で得た各々のZ仮撚加工糸を、先ず、合撚機で
S方向に100T/mの撚数で合撚し、次いで、ダブル
ツイスターによりS方向に1250T/mの撚数で交撚
して交撚糸(A)を作製した。
【0094】同様にして、S仮撚加工糸を用いたZ方向
の交撚糸(B)を作製した。即ち、交撚糸(B)は、仮
撚加工糸の仮撚方向と逆方向に交撚した交撚糸である。
【0095】次いで、得られた各交撚糸を、60℃、4
0分で撚止めセットした。
【0096】経糸に56dtex/36fのポリエチレ
ンテレフタレート原糸を用い、緯糸に交撚糸(A)と交
撚糸(B)を一本交互に用いて、2/2ツイル織物を製
織した後、オープンソーパーで拡布精練し、染色、仕上
げ加工した。
【0097】実施例1〜3で得られた織物は、緯方向の
ストレッチ性/ストレッチバック性は、33〜35%/
90〜93%であり、キュプラ繊維特有の風合い(5
級)があった。しかし、比較例1で得られた織物は、緯
方向のストレッチ性/ストレッチバック性は、17%/
71%であり、又、キュプラ繊維特有の風合い(2.5
級)も実施例1で得られた織物に対比して劣ったもので
あった。
【0098】〔比較例2〕実施例1において、製造例1
で得た複合繊維の代わりに56dtex/12fのポリ
トリメチレンテレフタレートマルチフィラメント糸(一
成分)を用いて交撚糸を作製した以外は、実施例1と同
様にして、製織、仕上げを行った。
【0099】得られた織物は、緯方向のストレッチ性/
ストレッチバック性は、15%/92%であり、実施例
1で得られた織物に対比してストレッチ性に劣り、又、
キュプラ繊維特有の風合い(3.5級)も実施例1で得
られた織物に対比して劣ったものであった。
【0100】〔実施例4〕実施例1において、仮撚加工
糸の仮撚方向と同方向に交撚した交撚糸を作製した以外
は、実施例1同様にして、製織した後、精練、染色、仕
上げ加工した。
【0101】得られた織物は、緯方向のストレッチ性/
ストレッチバック性は、20%/95%であり、キュプ
ラ繊維特有の風合い(5級)があった。
【0102】
【発明の効果】本発明の交撚糸は、ストレッチ性及び風
合いに優れ、相手素材の特徴を十分に生かした交撚糸で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L036 MA05 MA15 MA17 MA33 MA39 PA05 PA21 RA04 UA07 4L048 AA13 AA22 AA30 AA46 AA47 AB07 AB16 AB21 AC12 BA01 BA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二種のポリエステル成分で構
    成されており、その少なくとも一成分がポリトリメチレ
    ンテレフタレートである潜在捲縮発現性ポリエステル繊
    維の仮撚加工糸と、他の繊維糸条とで構成された交撚
    糸。
  2. 【請求項2】 仮撚加工糸の顕在捲縮伸長率が70%以
    上であることを特徴とする請求項1に記載の交撚糸。
  3. 【請求項3】 交撚糸の加撚方向が、仮撚加工糸の仮撚
    方向と逆方向であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の交撚糸。
  4. 【請求項4】 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維が下記
    (a)〜(c)を満足することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の交撚糸。 (a)初期引張抵抗度が10〜30cN/dtexであ
    る。 (b)顕在捲縮の伸縮伸長率が10〜100%であり、
    伸縮弾性率が80〜100%である。 (c)100℃での熱収縮応力が0.1〜0.5cN/
    dtexである。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の交撚糸
    を用いて構成された織編物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006002305A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Solotex Corp 緯編地
JP2006348392A (ja) * 2005-06-13 2006-12-28 Unitica Fibers Ltd ポリ乳酸系織物

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JP2006002305A (ja) * 2004-06-21 2006-01-05 Solotex Corp 緯編地
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