JP2003335640A - 少なくとも一つの特定の有機塩を含む化粧品組成物、及びケラチン物質の洗浄及び/またはコンディショニングのためのその使用、前記物質のためのコンディショナーとしての特定の有機塩の使用、及び美容処理方法 - Google Patents

少なくとも一つの特定の有機塩を含む化粧品組成物、及びケラチン物質の洗浄及び/またはコンディショニングのためのその使用、前記物質のためのコンディショナーとしての特定の有機塩の使用、及び美容処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 もつれのほどけ易さ、つや出し、及び柔らか
な質感の特性を有する一方で、毛髪が油っぽくなく、重
たい質感を有さないコンディショナーの提供。 【解決手段】 化粧品的に許容可能な媒体中に、60℃
未満の融点を有する少なくとも一つの非ポリマー状有機
塩を含む化粧品組成物を提供すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一つの
特定の有機塩を含む化粧品組成物、及びケラチン物質を
洗浄及び/またはコンディショニングするためのその使
用に関する。本発明はまた、前記物質のコンディショニ
ング剤としての化粧品における特定の有機塩の使用、及
び前記化粧品組成物を使用する美容処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ケラチン物質、特に毛髪のコンディショ
ニングを改良することは、化粧品分野で特に求められて
いる。用語、「コンディショニング」は、もつれのほど
け易さ、つや出し、及び柔らかな質感の特性を意味す
る。
【0003】シリコーンのような低表面張力を有する流
体化合物は、一般的にこの目的のために使用されてい
る。それらは、特に毛髪のもつれのほどけ易さを改良す
ることが当該技術分野で周知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】水溶液または水性エマ
ルションの形態の、セトリモニウムブロミドのような高
融点を有する第四級アンモニウム塩もまた、この目的の
ために使用されて良い。これらの二つのタイプの化合物
を使用すれば、毛髪の優れたコンディショニングを得る
ことができるであろうが、それらの使用は大きな欠点を
伴うものである。特に毛髪が油っぽくなり、重たい質感
を有し、指での物質の移りが観察される。
【0005】この分野では、前述の大きな欠点を有さず
に、毛髪の優れたコンディショニングを与える他の液体
潤滑剤化合物は、現存しない。
【0006】本出願人は、驚くべきことに、特定の種類
の化合物を使用することによって、毛髪の非常に良好な
コンディショニングを得ることが可能であり、従来技術
の化粧品組成物で使用されている前述の化合物の欠点を
解消可能であることを見出した。
【0007】この特定の種類の化合物は、60℃未満の
融点を有する非ポリマー状有機塩からなるものである。
【0008】これらの有機塩は、「室温イオン性液」ま
たはRTIL("Room Temperature Ionic Liquids")とし
て周知である化合物の一般的分類の一部を形成する。こ
れらのRTILは一般的に、100℃未満の融点を有
し、約300℃の温度まで液体のままである。
【0009】これらのRTILは特に、"Eyes on Ionic
Liquids, Chemical and Engineering News", 2000年5
月15日, Vol. 78, 20, 第37-50頁、及び"New Horizons
for Ionic Liquids, Chemical and Engineering News",
2001年1月1日, Vol. 79, 1,第21-25頁に記載されてい
る。
【0010】融点は、10℃/分の温度上昇の速度での
示差熱量分析(DSC)によって測定される。次いで融
点は、測定の間で得られた吸熱溶融ピークのトップに対
応する温度である。
【0011】本発明の有機塩はまた、優れた溶媒親和力
及び優れた電気伝導性を有する。それらは、非揮発性で
もあり不燃性でもある。
【0012】これらの有機塩の別の利点は、それらが容
易にリサイクルされ、「グリーン("green")」溶媒とし
て知られた溶媒の一種であるという事実に存する。
【0013】
【課題を解決するための手段】よって本発明の一つの主
題は、60℃未満の融点を有する少なくとも一つの非ポ
リマー状有機塩を含む化粧品組成物である。
【0014】本発明の別の主題は、ケラチン物質、特に
毛髪を洗浄及び/またはコンディショニングするための
前記化粧品組成物の使用である。
【0015】本発明の主題はまた、ケラチン物質、特に
毛髪のコンディショニング剤としての、60℃未満の融
点を有する非ポリマー状有機塩の使用である。
【0016】本発明のさらなる主題は、本発明に係る化
粧品組成物を使用する、ケラチン物質の処理方法であ
る。
【0017】本発明の他の主題、特徴、態様、及び利点
は、本明細書及び以下の各種の実施例を読むことでより
明確に理解されるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る化粧品組成物は、化
粧品的に許容可能な媒体中に、60℃未満の融点を有す
る少なくとも一つの非ポリマー状有機塩を含む。この融
点は、好ましくは20℃未満であり、より好適には0℃
未満であり、さらにより好ましくは−30℃未満であ
る。
【0019】用語、「化粧品的に許容可能な媒体」は、
皮膚、毛髪、爪、睫毛、眉毛、唇、及び身体のいずれか
の他の領域と顔のようないずれのケラチン物質とも適合
可能な媒体を意味する。
【0020】好ましくは、本発明に係る化粧品組成物で
使用される有機塩は、60℃未満の融点を有するイミダ
ゾリウム、ピラゾリウム、ピリジニウム、ピリミジニウ
ム、及びテトラアルキルホスホニウムの塩、並びにこれ
らの混合物から選択されて良い。
【0021】特に含まれるイミダゾリウム塩の例は、式
(I)のものが挙げられる:
【化6】 [式中、R及びRは、同一でも異なっても良く、1
から12の炭素原子、好ましくは1から5の炭素原子、
より好適には1から4の炭素原子を含むアルキル基をそ
れぞれ表し;R、R及びRは、同一でも異なって
も良く、水素原子、または1から4の炭素原子、好まし
くは1から3の炭素原子を含むアルキル基をそれぞれ表
し;並びにXは、アニオンを表す]。
【0022】アルキル基は、直鎖状または分枝状であっ
て良い。特に含まれる例は、メチル、エチル、n-プロピ
ル、イソプロピル、n-ブチル、tert-ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、及びドデシ
ル基が挙げられる。
【0023】アルキルメチルイミダゾリウム塩、さらに
特には1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムまたは1-エチ
ル-3-メチルイミダゾリウム塩が、本発明の組成物で好
ましくは使用される。
【0024】本発明で使用できるピラゾリウム塩とし
て、式(II)のものが特に挙げられる:
【化7】 [式中、R及びXは、前述のものと同じ意味を有
し;並びにR、R及びRは、同一でも異なっても
良く、水素原子、または1から5の炭素原子、好ましく
は1から4の炭素原子を含むアルキル基をそれぞれ表
す]。
【0025】本発明の組成物で使用できるピリジニウム
塩の例として、式(III)のものが特に挙げられ:
【化8】 [式中、R、R及びXは、前述のものと同じ意味
を有し;並びにRは、1から8の炭素原子、好ましく
は1から4の炭素原子を含むアルキル基を表す]並びに
さらに特にはN-ブチルピリジニウム塩が挙げられる。
【0026】本発明で使用できるピリミジニウム塩とし
て、式(IV)及び(IV’)のものが特に挙げられ
る:
【化9】 [式中、R、R、R及びXは、前述の通りであ
る]。
【0027】他の有機塩は、60℃未満を融点を有する
テトラアルキルホスホニウム塩のような非複素環カチオ
ンの形態で存在する。
【0028】本発明で使用できるテトラアルキルホスホ
ニウム塩として、式(V)のものが特に挙げられる:
【化10】 [式中、R10、R11、R12及びR13は、同一で
も異なっても良く、1から18の炭素原子、好ましくは
1から14の炭素原子を含むアルキル基を表し;並びに
は、アニオンを表す]。
【0029】Xによって表される有機塩中に存在する
アニオンは、当該技術分野で周知であるいずれのアニオ
ンであっても良く、特にクロリドイオン(Cl)、ブ
ロミドイオン(Br)、テトラクロロアルミナートイ
オン(AlCl )、テトラクロロニッケルイオン
(NiCl )、パークロラートイオン(Cl
)、ニトラートイオン(NO )、ニトリトイ
オン(NO )、スルファートイオン(S
2−)、メチルスルファートイオン(CHSO
)、テトラフルオロボラートイオン(BF )、ヘ
キサフルオロホスファートイオン(PF )、ヘキサ
フルオロアンチモナートイオン(SbF )、トリフ
ラート[TfO]イオン(CFSO )、ノナフラー
ト[NfO]イオン(CF(CFSO )、ビ
ス(トリフリル)アミド[TfN]イオン((CF
)、トリフルオロアセタート[TA]イオン
(CFCO )、ヘプタフルオロブタノアート[H
B]イオン(CF(CFCO )、アセター
トイオン(CHCO )、トリフルオロアセタート
イオン(CFCO )、またはトリフルオロメタン
スルホナートイオン(CFSO )が挙げられる。
【0030】前述のアニオンの中では、最も特に好まし
いものは、クロリドイオン、ブロミドイオン、スルファ
ートイオン、アセタートイオン、テトラフルオロボラー
トイオン、ヘキサフルオロホスファートイオン、トリフ
ラートイオン、ノナフラートイオン、ビス(トリフリ
ル)アミドイオン、及びヘプタフルオロブタノアートイ
オンである。
【0031】本発明で使用される有機塩の例として、以
下の有機塩が特に挙げられる:1-エチル-3-メチルイミ
ダゾリウムクロリド;1-エチル-3-メチルイミダゾリウ
ムブロミド;1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムクロリ
ド;1-ヘキシル-3-メチルイミダゾリウムクロリド;1-
メチル-3-オクチルイミダゾリウムクロリド;1-デシル-
3-メチルイミダゾリウムクロリド;1-デシル-3-メチル
イミダゾリウムブロミド;1-ドデシル-3-メチルイミダ
ゾリウムクロリド;1-メチル-3-テトラデシルイミダゾ
リウムクロリド;4-メチル-N-ブチルピリジニウムクロ
リド;3-メチル-N-ブチルピリジニウムクロリド;4-メ
チル-N-ヘキシルピリジニウムクロリド;1-エチル-3-メ
チルイミダゾリウムテトラフルオロボラート;1-ブチル
-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート;1-
ペンチル-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラ
ート;1-ヘキシル-3-メチルイミダゾリウムテトラフル
オロボラート;1-ヘプチル-3-メチルイミダゾリウムテ
トラフルオロボラート;1-オクチル-3-メチルイミダゾ
リウムテトラフルオロボラート;1-ノニル-3-メチルイ
ミダゾリウムテトラフルオロボラート;1-デシル-3-メ
チルイミダゾリウムテトラフルオロボラート;4-メチル
-N-ブチルピリジニウムテトラフルオロボラート;1-ヘ
キシル-3-エチルイミダゾリウムテトラフルオロボラー
ト;1-エチル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフルオロ
ホスファート;1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムヘキ
サフルオロホスファート;1-ペンチル-3-メチルイミダ
ゾリウムヘキサフルオロホスファート;1-ヘキシル-3-
メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート;1-
ヘプチル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホス
ファート;1-オクチル-3-メチルイミダゾリウムヘキサ
フルオロホスファート;1-ノニル-3-メチルイミダゾリ
ウムヘキサフルオロホスファート;1-デシル-3-メチル
イミダゾリウムヘキサフルオロホスファート;1,3-ジメ
チルイミダゾリウムメチルスルファート;1-メチル-3-
ブチルイミダゾリウムメチルスルファート;1-エチル-3
-メチルイミダゾリウムニトラート;1-エチル-3-メチル
イミダゾリウムニトリト;1-エチル-3-メチルイミダゾ
リウムアセタート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウム
スルファート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウムトリ
フラート;1−エチル-3-メチルイミダゾリウムノナフ
ラート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウムビス(トリ
フリル)アミド;1-ブチルピリジニウムブロミド;1-ブ
チルピリミジニウムトリフルオロメタンスルホナート;
1-ヘキシルピリミジニウムトリフルオロメタンスルホナ
ート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウムトリフルオロ
アセタート;トリヘキシルテトラデシルホスホニウムク
ロリド;トリブチルテトラデシルホスホニウムクロリ
ド;1-エチル-2-メチルピラゾリウムテトラフルオロボ
ラート;及び1-メチル-3-ブチルピリミジニウムテトラ
フルオロボラート。
【0032】溶解性を変更するために、前述の有機塩の
化学的性質を変性することが可能である。低温でのこれ
らの塩の溶融性を保存するために、とりわけ有機塩を部
分的に構成するアルキル鎖を変性することが好ましい。
ここで、含むことができる例は、以下の式の化合物を与
える、1-アルキル-3-メチルイミダゾリウム属の塩のア
ルキル鎖のエーテル化が挙げられる:
【化11】
【0033】そのような化学的変性は、塩の低温溶融性
を失わずに、有機塩の水溶性を与え、または、促進す
る。そのような化学的変性はまた、両親媒性の糖との組
み合わせによって前記有機塩をゲル化可能とし、イオノ
ゲルとして知られているものを得ることを可能とし得
る。そのような特性は、N.Kimizuka及びT. Nakashimaに
よって出版された"Spontaneous Self assembly of glyc
olipid bilayer Membranesin Sugar-philic Ionic Liqu
ids and formation of Ionogels" (Langmuir 17,6759-6
761, (2001))の文献に記載されている。
【0034】前述の有機塩または有機塩の混合物は、組
成物の全重量に対して、0.00001から99.99
99重量%の間、好ましくは0.01から50重量%の
間、より好適には0.1から30重量%の間の濃度で、
本発明の化粧品組成物中に存在する。
【0035】前記有機塩または有機塩の混合物は、溶液
でまたはエマルションの形態で存在しても良い。前記有
機塩または有機塩の混合物は、化粧品組成物に取り込ま
れる前にマイクロカプセル化されても良い。
【0036】前述の有機塩は、特にコンディショナーと
して化粧品において使用される。
【0037】本発明の化粧品組成物の化粧品的に許容可
能な媒体は、有機塩を運搬するための化粧品的に許容可
能な化合物または化粧品的に許容可能な化合物の混合物
を含んで良い。このビヒクルは、以下の化合物の一つま
たは以下の化合物の混合物からなって良い:水;C
脂肪族アルコール、とりわけエタノール;芳香族ア
ルコール、例えばベンジルアルコール;飽和または不飽
和のC10−C30脂肪アルコール;変性または未変性
ポリオール、例えばグリセロール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ブ
チルジグリコール、またはポリエチレングリコール;揮
発性または非揮発性のシリコーン、例えばシクロペンタ
シロキサン、フェニル及び/またはシロキシ及び/また
はシラノール及び/またはアミン及び/またはイミン及
び/またはフルオロアルキル及び/またはカルボキシル
及び/またはベタイン及び/または第四級アンモニウム
の官能基で任意に変性されたポリジメチルシロキサン;
鉱油、有機油、または植物油;オキシエチレン化または
非オキシエチレン化ワックス、パラフィン;アルカン、
とりわけC−C10アルカン;C10−C30脂肪
酸;C10−C30脂肪アミド、C10−C30脂肪エ
ステル、とりわけ脂肪アルキルベンゾアートまたはサリ
チラート。
【0038】化粧品的に許容可能な媒体はまた、少なく
とも一つの他の化合物、例えばアセトン、メチルエチル
ケトン、メチルアセタート、ブチルアセタート、エチル
アセタート、ジメトキシエタン、またはジエトキシエタ
ンを含んでも良い。
【0039】本発明にかかる組成物はまた、噴射剤を含
んでも良い。特に含まれる噴射剤は、エアゾール組成物
を調製するために一般的に使用される圧縮または液化ガ
スが挙げられる。特に含まれる噴射剤の例は、空気、二
酸化炭素、圧縮窒素、または可溶性ガス、例えばジメチ
ルエーテル、ハロゲン化炭化水素、例えばフッ素化炭化
水素、または非ハロゲン化炭化水素、及びそれらの混合
物が挙げられる。
【0040】本発明の組成物はまた、当該技術分野で一
般的に使用される少なくとも一つの化粧品添加剤、例え
ば還元剤、酸化剤、脂肪物質、シリコーン、増粘剤、柔
軟剤、起泡防止剤、保湿剤、皮膚軟化剤、塩基性化剤、
可塑剤、サンスクリーン剤、直接的染料または酸化染
料、顔料、鉱物フィラー、クレー、コロイド状物質、真
珠光沢剤、香料、ペプタイザー、防腐剤、アニオン性、
両性、両イオン性、または非イオン性界面活性剤、固定
化または非固定化ポリマー、コンディショニングポリマ
ー、タンパク質、及びビタミンを含んでも良い。
【0041】当業者は、任意の化粧品添加剤及びその量
を注意深く選択して、それらが本発明の組成物の特性を
損なわないようにするであろう。
【0042】これらの添加剤は一般的に、組成物の全重
量に対して0から20重量%の範囲の量で、本発明に係
る組成物中に存在する。
【0043】本発明の化粧品組成物は、各種の提供形
態、例えばローション、スプレー、ムース、コンディシ
ョナー、またはシャンプーの形態で存在しても良い。
【0044】組成物が、ケラチン物質、特に毛髪を洗浄
及び/またはコンディショニングするために使用される
場合、それはリンスアウト(rinse-out)またはリーブイ
ン(leave-in)の態様で使用されて良い。
【0045】本発明に係る美容処理方法は、10から8
0℃の間の温度で本発明に係る化粧品組成物をケラチン
物質に適用する工程、及び15秒から30分の間の作用
時間の後に前記物質を任意にすすぐ工程を含む。
【0046】以下の実施例は、本発明の説明のために提
供される。
【0047】
【実施例】実施例1及び比較例1:リンスアウト組成物 実施例1は本発明に係るシャンプーに関し、比較例1は
対照のシャンプーに関する。
【0048】前記シャンプーを、重量%として表される
以下の割合で、以下の成分から調製する。
【表1】
【0049】次いで、これらの二種のシャンプー製剤
を、毛髪に与える化粧品的特徴の評価にかけた。
【0050】5gのシャンプーを、20cmの長さの天
然の栗茶色のカフカス人の毛髪からなる頭髪に適用し
た。シャンプーをつけたままで2分間作用させた後、頭
髪を水ですすぎ、次いでヘアドライアーを使用してスタ
イリングした。
【0051】この試験を、実施例1のシャンプーで10
のモデル、比較例1のシャンプーで他の10のモデルの
合計20のモデルで実施した。
【0052】次いで、頭髪の化粧品的特徴を、10人の
専門家のパネルによって評価した。
【0053】このパネルは、実施例1のシャンプー、即
ち本発明のシャンプーで処理された頭髪の全てが、比較
例1のシャンプーで処理された頭髪より柔らかく、滑ら
かで、油っぽくなく、重たい質感がないことを示した。
【0054】実施例2及び比較例2:リーブイン組成物 実施例2は本発明に係るつや出しクリーム(sheen crea
m)に関し、比較例2は対照のつや出しクリームに関す
る。
【0055】前記つや出しクリームを、重量%として表
される以下の割合で、以下の成分から調製する。
【表2】
【0056】次いで、これらの二種のつや出しクリーム
製剤を、毛髪に与える化粧品的特徴の評価にかけた。
【0057】5gのつや出しクリームを、20cmの長
さの天然の栗茶色のカフカス人の毛髪からなる頭髪に適
用した。
【0058】この試験を、実施例2のつや出しクリーム
で10のモデル、比較例2のつや出しクリームで他の1
0のモデルの合計20のモデルで実施した。
【0059】次いで、10分間の作用時間の後、頭髪の
化粧品的特徴を、10人の専門家のパネルによって評価
した。
【0060】このパネルは、実施例2のつや出しクリー
ム、即ち本発明のつや出しクリームで処理された頭髪の
全てが、比較例2のつや出しクリームで処理された頭髪
より油っぽくなく、重たい質感がないことを示した。さ
らに、実施例2のつや出しクリームで処理された頭髪
は、よりつやを生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 J 7/06 7/06 7/075 7/075 Fターム(参考) 4C083 AA121 AB051 AB052 AB441 AC011 AC071 AC101 AC111 AC122 AC151 AC211 AC241 AC351 AC641 AC642 AC712 AC782 AC851 AC852 AD011 AD092 AD132 AD151 AD152 AD172 AD411 AD611 BB04 BB05 BB06 BB07 BB21 BB25 BB41 BB44 BB46 BB48 CC33 CC38 DD27 DD32 EE28 (54)【発明の名称】 少なくとも一つの特定の有機塩を含む化粧品組成物、及びケラチン物質の洗浄及び/またはコン ディショニングのためのその使用、前記物質のためのコンディショナーとしての特定の有機塩の 使用、及び美容処理方法

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧品的に許容可能な媒体中に、60℃
    未満の融点を有する少なくとも一つの非ポリマー状有機
    塩を含む化粧品組成物。
  2. 【請求項2】 前記有機塩が、20℃未満、好ましくは
    0℃未満の融点を有することを特徴とする、請求項1記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記有機塩が、イミダゾリウム、ピラゾ
    リウム、ピリジニウム、ピリミジニウム、及びテトラア
    ルキルホスホニウムの塩、並びにこれらの混合物から選
    択されることを特徴とする、請求項1または2記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 前記イミダゾリウム塩が、以下の式: 【化1】 [式中、R及びRは、同一でも異なっても良く、1
    から12の炭素原子を含むアルキル基をそれぞれ表し;
    、R及びRは、同一でも異なっても良く、水素
    原子、または1から4の炭素原子を含むアルキル基をそ
    れぞれ表し;並びにXは、アニオンを表す]に対応す
    ることを特徴とする、請求項3記載の組成物。
  5. 【請求項5】 R及びRは、同一でも異なっても良
    く、1から5の炭素原子を含むアルキル基を表すことを
    特徴とする、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記ピラゾリウム塩が、以下の式: 【化2】 [式中、Rは、1から18の炭素原子、好ましくは1
    から12の炭素原子を含むアルキル基を表し;R、R
    及びRは、同一でも異なっても良く、水素原子、ま
    たは1から5の炭素原子、好ましくは1から4の炭素原
    子を含むアルキル基をそれぞれ表し;並びにXは、ア
    ニオンを表す]に対応することを特徴とする、請求項3
    記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記ピリジニウム塩が、以下の式: 【化3】 [式中、Rは、1から8の炭素原子、好ましくは1か
    ら4の炭素原子を含むアルキル基を表し;R及びR
    は、同一でも異なっても良く、水素原子、または1から
    5の炭素原子、好ましくは1から4の炭素原子を含むア
    ルキル基をそれぞれ表し;並びにXは、アニオンを表
    す]に対応することを特徴とする、請求項3記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 前記ピリミジニウム塩が、以下の式: 【化4】 [式中、Rは、1から18の炭素原子、好ましくは1
    から12の炭素原子を含むアルキル基を表し;R及び
    は、同一でも異なっても良く、水素原子、または1
    から5の炭素原子、好ましくは1から4の炭素原子を含
    むアルキル基をそれぞれ表し;並びにXは、アニオン
    を表す]に対応することを特徴とする、請求項3記載の
    組成物。
  9. 【請求項9】 前記テトラアルキルホスホニウム塩が、
    以下の式: 【化5】 [式中、R10、R11、R12及びR13は、同一で
    も異なっても良く、1から18の炭素原子、好ましくは
    1から14の炭素原子を含むアルキル基を表し;並びに
    は、アニオンを表す]に対応することを特徴とす
    る、請求項3記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記アニオンが、クロリドイオン(C
    )、ブロミドイオン(Br)、テトラクロロアル
    ミナートイオン(AlCl )、テトラクロロニッケ
    ルイオン(NiCl )、パークロラートイオン(C
    lO )、ニトラートイオン(NO )、ニトリト
    イオン(NO )、スルファートイオン(S
    2−)、メチルスルファートイオン(CHSO
    )、テトラフルオロボラートイオン(BF )、ヘ
    キサフルオロホスファートイオン(PF )、ヘキサ
    フルオロアンチモナートイオン(SbF )、トリフ
    ラート[TfO]イオン(CFSO )、ノナフラー
    ト[NfO]イオン(CF(CFSO )、ビ
    ス(トリフリル)アミド[TfN]イオン((CF
    )、トリフルオロアセタート[TA]イオン
    (CFCO )、ヘプタフルオロブタノアート[H
    B]イオン(CF(CFCO )、アセター
    トイオン(CHCO )、トリフルオロアセタート
    イオン(CFCO )、及びトリフルオロメタンス
    ルホナートイオン(CFSO )から選択されるこ
    とを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項記載の
    化粧品組成物。
  11. 【請求項11】 前記有機塩が、以下の化合物:1-エチ
    ル-3-メチルイミダゾリウムクロリド;1-エチル-3-メチ
    ルイミダゾリウムブロミド;1-ブチル-3-メチルイミダ
    ゾリウムクロリド;1-ヘキシル-3-メチルイミダゾリウ
    ムクロリド;1-メチル-3-オクチルイミダゾリウムクロ
    リド;1-デシル-3-メチルイミダゾリウムクロリド;1-
    デシル-3-メチルイミダゾリウムブロミド;1-ドデシル-
    3-メチルイミダゾリウムクロリド;1-メチル-3-テトラ
    デシルイミダゾリウムクロリド;4-メチル-N-ブチルピ
    リジニウムクロリド;3-メチル-N-ブチルピリジニウム
    クロリド;4-メチル-N-ヘキシルピリジニウムクロリ
    ド;1-エチル-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロ
    ボラート;1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムテトラフ
    ルオロボラート;1-ペンチル-3-メチルイミダゾリウム
    テトラフルオロボラート;1-ヘキシル-3-メチルイミダ
    ゾリウムテトラフルオロボラート;1-ヘプチル-3-メチ
    ルイミダゾリウムテトラフルオロボラート;1-オクチル
    -3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラート;1-
    ノニル-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロボラー
    ト;1-デシル-3-メチルイミダゾリウムテトラフルオロ
    ボラート;4-メチル-N-ブチルピリジニウムテトラフル
    オロボラート;1-ヘキシル-3-エチルイミダゾリウムテ
    トラフルオロボラート;1-エチル-3-メチルイミダゾリ
    ウムヘキサフルオロホスファート;1-ブチル-3-メチル
    イミダゾリウムヘキサフルオロホスファート;1-ペンチ
    ル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファー
    ト;1-ヘキシル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフルオ
    ロホスファート;1-ヘプチル-3-メチルイミダゾリウム
    ヘキサフルオロホスファート;1-オクチル-3-メチルイ
    ミダゾリウムヘキサフルオロホスファート;1-ノニル-3
    -メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスファート;1
    -デシル-3-メチルイミダゾリウムヘキサフルオロホスフ
    ァート;1,3-ジメチルイミダゾリウムメチルスルファー
    ト;1-メチル-3-ブチルイミダゾリウムメチルスルファ
    ート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウムニトラート;1
    -エチル-3-メチルイミダゾリウムニトリト;1-エチル-3
    -メチルイミダゾリウムアセタート;1-エチル-3-メチル
    イミダゾリウムスルファート;1-エチル-3-メチルイミ
    ダゾリウムトリフラート;1-エチル-3-メチルイミダゾ
    リウムノナフラート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウ
    ムビス(トリフリル)アミド;1-ブチルピリジニウムブ
    ロミド;1-ブチルピリミジニウムトリフルオロメタンス
    ルホナート;1-ヘキシルピリミジニウムトリフルオロメ
    タンスルホナート;1-エチル-3-メチルイミダゾリウム
    トリフルオロアセタート;トリヘキシルテトラデシルホ
    スホニウムクロリド;トリブチルテトラデシルホスホニ
    ウムクロリド;1-エチル-2-メチルピラゾリウムテトラ
    フルオロボラート;1-メチル-3-ブチルピリミジニウム
    テトラフルオロボラート;及び1-エチル-3-メチルイミ
    ダゾリウムトリフルオロアセタート;から選択されるこ
    とを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項記載
    の化粧品組成物。
  12. 【請求項12】 前記有機塩が、組成物の全重量に対し
    て、0.00001から99.9999重量%の間、好
    ましくは0.01から50重量%の間の量で含まれてい
    ることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項
    記載の化粧品組成物。
  13. 【請求項13】 前記化粧品的に許容可能な媒体が、前
    記有機塩を運搬するための化粧品的に許容可能な化合物
    または化粧品的に許容可能な化合物の混合物を含むこと
    を特徴とする、請求項1から12のいずれか一項記載の
    化粧品組成物。
  14. 【請求項14】 前記化粧品的に許容可能な化合物が、
    水;C−C脂肪族アルコール;芳香族アルコール;
    脂肪アルコール;変性または未変性ポリオール;揮発性
    または非揮発性のシリコーン;鉱油、有機油、または植
    物油;オキシエチレン化または非オキシエチレン化ワッ
    クス、パラフィン;C−C10アルカン;脂肪酸;脂
    肪アミド、脂肪エステルから選択されることを特徴とす
    る、請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 アセトン、メチルエチルケトン、メチ
    ルアセタート、ブチルアセタート、エチルアセタート、
    ジメトキシエタン、及びジエトキシエタンから選択され
    る少なくとも一つの有機化合物をさらに含むことを特徴
    とする、請求項1から14のいずれか一項記載の化粧品
    組成物。
  16. 【請求項16】 還元剤、酸化剤、脂肪物質、シリコー
    ン、増粘剤、柔軟剤、起泡防止剤、保湿剤、皮膚軟化
    剤、塩基性化剤、可塑剤、サンスクリーン剤、直接的染
    料または酸化染料、顔料、鉱物フィラー、クレー、コロ
    イド状物質、真珠光沢剤、香料、ペプタイザー、防腐
    剤、アニオン性、両性、両イオン性、または非イオン性
    界面活性剤、固定化または非固定化ポリマー、コンディ
    ショニングポリマー、タンパク質、及びビタミンから選
    択される少なくとも一つの化粧品添加剤をさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項記載
    の化粧品組成物。
  17. 【請求項17】 ケラチン物質、特に毛髪のコンディシ
    ョニング剤としての、請求項1から11のいずれか一項
    記載の有機塩の使用。
  18. 【請求項18】 ケラチン物質、特に毛髪を洗浄または
    コンディショニングするための、請求項1から16のい
    ずれか一項記載の組成物の使用。
  19. 【請求項19】 10から80℃の間の温度で、請求項
    1から16のいずれか一項記載の組成物をケラチン物質
    に適用する工程、及び15秒から30分の間の作用時間
    の後に前記組成物を任意にすすぐ工程を含む、ケラチン
    物質、特に毛髪を処理するための美容処理方法。
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