JP3245274B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
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Description
軟性が持続せしめる、毛髪のコンディショニング効果に
優れた毛髪化粧料に関する。
ど物理的化学的な損傷をうけ、毛髪にパサツキ、枝毛な
どが生じ、毛髪の正常な状態が損なわれる。そこで、従
来から毛髪損傷を防止したり、損傷毛の修復正常化をは
かる目的でヘアリンス、ヘアトリートメントなどの毛髪
化粧料が開発適用されている。その多くは第4級アンモ
ニウム塩に代表されるカチオン性界面活性剤、カチオン
性重合体、ポリマーラテックスなどを毛髪表面に吸着さ
せたり、高分子量シリコーン、蛋白質誘導体、油分など
を適用させたり、アミノ酸などを毛髪内部に浸透せし
め、毛髪を保護あるいは改善をはかるものである。しか
しながら、これらは効果の持続性の点で課題があること
から、有機溶剤で毛髪を膨潤させ毛髪改質成分を毛髪の
内部に浸透させ毛髪内部から改善をはかる方法が開発さ
れている。例えば、ベンジルオキシエタノールおよびカ
チオン性あるいは両性重合体を組合せてコンディショニ
ング効果を持続させる組成物(特開平4−134015
号公報)などが開示される。
分を毛髪の深部まで浸透させることはできず、毛髪の内
部に作用しないため、柔軟にする効果はあっても、その
効果の持続性が充分満足されるものではない。
らに毛髪の深部まで保護成分の浸透をはかり、毛髪に柔
軟性を付与し、且つその柔軟性が持続する毛髪化粧料を
提供するものである。
柔軟にする効果の高い浸透物質について種々検討した結
果、意外にも動物性誘導蛋白ペプチドの第4級アンモニ
ウム塩が従来から知られているカチオン性界面活性剤と
比べて、毛髪を柔軟にする効果に優れていることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は動
物性蛋白誘導ペプチドの第4級アンモニウム塩と有機溶
剤を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
ドの第4級アンモニウム塩は式(1):
ルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアルキル基、ポリ
オキシアルキレン基またはベンジル基を示し、R1〜R3
の少なくとも1つは炭素数8〜24のアルキル基または
アルケニル基であり、R1〜R3は同一であっても異なっ
ていてもよい。Aは炭素数1〜5のアルキレンまたはヒ
ドロキシアルキレンであり、R4はペプチドを構成する
アミノ酸の側鎖を示す。nは1〜100であり、Xはハ
ロゲン原子を表す。]で示されるカチオン性成分であ
る。
ラウリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル
誘導体(プロモイスWー42LAQ 成和化成製)、コ
ラーゲンタンパクのヤシ油アルキルジメチルアンモニオ
−2−ヒドロキシプロピル誘導体(プロモイスWー32
CAQ 成和化成製)、コラーゲンタンパクのステアリ
ルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体
(プロモイスWー42SAQ 成和化成製)、ケラチン
タンパクのラウリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキ
シプロピル誘導体(プロモイスWKーHLAQ 成和化
成製)、ケラチンタンパクのヤシ油アルキルジメチルア
ンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体(プロモイス
WKーHCAQ 成和化成製)、ケラチンタンパクのス
テアリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル
誘導体(プロモイスWKーHSAQ 成和化成製)、シ
ルクタンパクのラウリルジメチルアンモニオ−2−ヒド
ロキシプロピル誘導体(プロモイスSILK−LAQ
成和化成製)、シルクタンパクのヤシ油アルキルジメチ
ルアンモニオ−2−ヒドロキシプロピル誘導体(プロモ
イスSILK−CAQ 成和化成製)、シルクタンパク
のステアリルジメチルアンモニオ−2−ヒドロキシプロ
ピル誘導体(プロモイスSILK−SAQ成和化成製)
などとして商業的に入手でき、1種または2種以上任意
に組合せて用いてもよく、その配合量は化粧料全量に基
づき0.01〜10重量%であり、特に0.1〜5.0
重量%の範囲が好ましい。0.01重量%に満たないと
毛髪にしっとり感を充分に付与できず、10重量%を越
えて配合しても、それ以上の配合効果は認めらず、経済
性がない。
アルコール、2−フェニルエタノール、ケイ皮アルコー
ル、フェニルプロパノール、フェニルブタノール、フェ
ノキシエタノール、ジメチルベンジルカルビノール、ベ
ンジルオキシエタノール、トリルアルコール、α−メチ
ルベンジルアルコール、イソブチルアルコール、n−ブ
チルアルコール、ペンタノール、ヘキサノールであっ
て、中でもベンジルアルコール、2−フェニルエタノー
ル、ケイ皮アルコール、フェノキシエタノール、トリル
アルコール、α−メチルベンジルアルコール、ペンタノ
ール、ヘキサノール、フェニルプロパノールが特に好ま
しい。これら有機溶剤は1種あるいは2種以上を任意に
組合せて用いてもよく、その配合量は、化粧料全量に基
づいて0.1〜50重量%であり、特に1.0〜20.
0重量%が好ましい。配合量が0.1重量%に満たない
と浸透促進効果が認められず、50重量%を越えて配合
すると、安定性を損ない好ましくない。
ペースト状、泡沫状などとすることができ、ヘアブロ
ー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアクリームな
どとして用いることができる。また、本発明の毛髪化粧
料には、本発明の効果を損なわない範囲で適宜界面活性
剤、油分、着色料、香料などを配合することができる。
明する。言うまでもなく本発明は実施例に限定されるも
のではない。また、特にことわらない場合「%」は重量
%を示す。表1に示す実施例及び比較例を常法により製
造し、以下の評価方法で評価した。
水で濯ぎ、室温で乾燥した。この毛髪断面をアニオン性
染料であるオレンジIIの0.1%水溶液で染色した
後、染色度合を顕微鏡で観察し、毛髪断面の半径(r)
に対する浸透度を次の判定基準で評価した。 5:完全に中心まで浸透 4:3r/4まで浸透 3:2r/4まで浸透 2:r/4まで浸透 1:表面付着のみ
パネラー(20代女性)5名で、官能的に評価した。判
定基準を示す。◎:4名以上が柔軟性を認める。 ○:3名が柔軟性を認める △:2名が柔軟性を認める ×:1名以下が柔軟性を認める
5回繰り返し洗浄した後、専門パネラー(20代女性)
5名で官能的に評価した。判定基準を示す。 ◎:4名以上が柔軟性を認める。 ○:3名が柔軟性を認める △:2名が柔軟性を認める ×:1名以下が柔軟性を認める
を示す。 ○:浸透性評価が4以上、毛髪柔軟性評価が◎または
○、柔軟性持続性評価が◎または○の条件を満たす。 ×:○以外
場合も動物性蛋白誘導ペプチドの第4級アンモニウム塩
が毛髪の中心にまで浸透し、毛髪に柔軟性を付与し、且
つその柔軟性が持続することを示している。一方、比較
例に示すように他の第4級アンモニウム塩は毛髪への浸
透が充分でなく、毛髪を柔軟にする効果も充分でないこ
とから、動物性蛋白誘導ペプチドの第4級アンモニウム
塩で特異的に認められる効果と言える。
加える。
(液化石油ガス)10部をエアゾール容器に充填する。
ドの第4級アンモニウム塩と溶剤の相互効果により、毛
髪の深部にまで動物性蛋白誘導ペプチドの第4級アンモ
ニウム塩が浸透し、毛髪を柔軟にし、且つその柔軟性が
持続する、優れたコンディショニング効果を有した毛髪
化粧料が提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)式(1): 【化1】 [式中、R1〜R3は、炭素数1〜24のアルキル基、ア
ルケニル基、ヒドロキシアルキル基、ポリオキシアルキ
レン基またはベンジル基を示し、R1〜R3の少なくとも
1つは炭素数8〜24のアルキル基あるいはアルケニル
基であり、R1〜R3は同一であっても異なっていてもよ
い。Aは炭素数1〜5のアルキレンまたはヒドロキシア
ルキレンであり、R4はペプチドを構成するアミノ酸の
側鎖を示す。nは1〜100であり、Xはハロゲン原子
を表す。]で示される動物性蛋白誘導ペプチドの第4級
アンモニウム塩の1種または2種以上0.01〜10重
量%と(B)炭素数4〜8のアルコール類または芳香族
アルコールから選ばれる有機溶剤の1種または2種以上
0.1〜50重量%を配合することを特徴とする毛髪化
粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23570793A JP3245274B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23570793A JP3245274B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 毛髪化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769836A JPH0769836A (ja) | 1995-03-14 |
JP3245274B2 true JP3245274B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=16990042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23570793A Expired - Lifetime JP3245274B2 (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3245274B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3499063B2 (ja) * | 1995-10-25 | 2004-02-23 | サンスター株式会社 | 溶剤含有乳化型頭髪処理剤 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP23570793A patent/JP3245274B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0769836A (ja) | 1995-03-14 |
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