JPS6137244B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は特にヘアトリートメントに使用する新
規の美容組成物に関連する。 一般に髪は大気中の物質の作用および各種の処
理（たとえば脱色、パーマネント・ウエーブおよ
び／または染髪）による作用の双方にて、様々な
度合にて劣化している。この結果、髪を櫛で梳い
たりスタイルをつけるのがしばしば困難となり、
また主として毛髪の強度および弾性の低下により
髪のスタイルを良く保つ事が容易ではなくなる事
も多い。 過去においていわゆる「コンデイシヨニング
（conditioning）」剤を髪に施す事によりこの欠点
を修正する事が提案されてきた。このコンデイシ
ヨニング剤は湿つた髪のもつれをほぐし櫛で梳く
のを容易とし、スタイルを良く保ちかつ乾燥後髪
にかさと量感と弾性を与える。 ポリアミノ−アミドタイプのポリマー（特に仏
国特許第1583363号に記載のもの）がこの目的に
使用できる。 このポリアミノ−アミドは非常に有用な「コン
デイシヨニング」剤であり、髪に弾力を持たせま
たスタイルにボリユームを持たせまたよく保つ。 しかしこのコンデイシヨニング剤をくり返し用
いると、スタイルを良く保ちかつ髪に量感と弾性
を付与し続ける一方、髪（特に最も敏感な部分）
に粗い感じを与える作用がある事が判明した。 本出願社は今や、橋かけ結合したポリアミノ−
アミドと４級アンモニウムホモポリマーまたはコ
ポリマーに属する種類の特定の陽イオン剤との配
合物を用いる事により、ポリアミノ−アミドのコ
ンデイシヨニング効果を低下させる事なしにこの
望ましくない作用を防止できる事を見い出した。 故に本発明は、少くとも１種の水溶性の橋かけ
結合したポリアミノ−アミドと少くとも１種の４
級アンモニウムホモポリマーまたはコポリマーの
種類に属する陽イオン性剤とを含有する、髪を処
理する為の美容組成物に関連する。 本出願はさらに、かかる組成物を用いたヘアト
リートメントの方法にも関連する。 本出願のさらなる目的は、以下の記述および諸
例を読むにつれ明らかとなるであろう。 ケラチン繊維（好ましくは人間の毛髪）に施す
この美容組成物は、水溶液、水性アルコール溶液
またはクリーム、ゲル、或はエマルジヨンの形態
にて、必須成分として少くとも１種のポリアルキ
レン−ポリアミンをポリカルボン酸とを縮合した
後に二官能剤でアルキル化して得た水溶性のポリ
アミノ−アミド誘導体と、少くとも１種の水溶性
の高分子量４級アンモニウムホモポリマーまたは
コポリマーを含有する事を特徴とする。ホモポリ
マーは高分子量（すなわち20000ないし3000000好
ましくは50000ないし2000000）を有し、また鎖主
成分として次の式（）に相当する単位（美容上
許容しうる陰イオンを伴う）を含有する。 式中R″は水素またはメチルをあらわし、Ｒお
よびR′は互いに独立的に１ないし22個の炭素原
子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは
１ないし５個の炭素原子を有するヒドロキシアル
キル基、または低級アミドアルキル基（すなわち
１ないし５個の炭素原子を有する）をあらわし、
またＲおよびR′は各自が結合している窒素原子
と共に複素環基（たとえばピペリジニルまたはモ
ルホリニル）をあらわす事もできる。 コポリマーはアクリルアミドまたはジアセトン
と、得られるコポリマーに式（）に相当する単
位を与えるモノマーとのコポリマーでよい。 本発明において特に使用に適したポリアミノ−
アミドは、ポリアルキレン−ポリアミン（２個の
１級アミノ基と少くとも１個の２級アミノ基およ
び２ないし４個の炭素原子を含有するアルキレン
を含有する）と、次式に相当するジカルボン酸
（またはその誘導体）との反応により生ずる化合
物である。 HOOC−Ｃ_nＨ_2n−COOH 式中ｍは４ないし８の整数をあらわす。かかる
反応物のモル比は４：５および６：５の間が好ま
しい。 この反応より得られたポリアミドを次式に相当
する二官能アルキル化剤によりアルキル化する。 式中Ｘは０および７の間の整数をあらわし、Ａ
は

【式】または

【式】（ただ しR₃はハロゲン、好ましくは塩素または臭素を
あらわす） なる基をあらわし、R₁およびR₂は１ないし４
個の炭素原子を含有する低級アルキルまたはヒド
ロキシアルキル基をあらわし、またＢは２ないし
６個の炭素原子を含有するアルキレン基、

【式】なる基、または −（CH₂）_y−NH−CO−NH−（CH₂）_y−（ただしｙ
は１ないし４の整数である）なる基をあらわし、
Ｑはハロゲン（たとえば塩素または臭素）、サル
フエートまたはメトサルフエートをあらわす。 Ａが

【式】をあらわし、R₁および R₂が低級アルキル基（特にメチル）をあらわ
し、かつＸが０であるポリマーが特により好まし
い。 二官能アルキル化剤の量は、高分子量を有する
が水に可溶であるポリアミノ−アミド誘導体が形
成される量である。 かかるポリマーはなかんずく仏国特許第
1583363号に記載されている。 本発明の目的の為に好ましいこのタイプのポリ
マーは、アルキル基が１ないし４個の炭素原子を
有する（好ましくはメチル、エチルまたはプロピ
ルをあらわす）アジピン酸／ジアルキルアミノヒ
ドロキシアルキルジアルキレントリアミンコポリ
マーである。 特に著しい効果が得られる化合物は、
SANDOZより「cartarｅ´tine Ｆ、F₄またはF₈」
なる商品名で発売されているアジピン酸／ジメチ
ルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミ
ンコポリマーである。 これらのコポリマーは乾燥重量に基いて17.0な
いし18.0重量％の窒素含量を有し、また30重量％
強度の水溶液において20℃にて350ないし800セン
チポアズの粘度を有する（ブルツクフイールド粘
度計にて30rpmにおいてNo.3スピンドルを用いて
決定）。 上記に定めるポリアミノ−アミドと共に用いる
陽イオン性剤は、酢酸塩、ホウ酸塩、臭化物、塩
化物、クエン酸塩、酒石酸塩、硫酸水素塩、亜硫
酸水素塩、硫酸塩、リン酸塩またはコハク酸塩の
形をとる。かかる化合物は特に仏国特許71／
06387号および73／23970号に記載されている。 ４級アンモニウムポリマーのうちでより好まし
いのは、「MERQUAT100」なる商品名で
MERCKより発売されているジメチルジアリルア
ンモニウムクロリドのホモポリマー（100000より
少い分子量を有する）、およびMERCKより
「MERQUAT550」なる商品名で発売されている
ジメチルアリルアンモニウムクロリドとアクリル
アミドとのコポリマー（500000より多い分子量を
有する）である。 本発明による組成物中に、上記に定めるポリア
ミノ−アミドは組成物の総重量に基いて0.1ない
し５重量％（好ましくは0.1ないし３重量％）の
割合にて存在し、また４級化ポリマーは0.1ない
し10重量％（好ましくは0.1ないし５重量％）の
割合にて存在する。 本発明による組成物中において特により好まし
いアルコールは、好ましくは１ないし４個の炭素
原子を有する低級アルカノールであり、エタノー
ルまたはイソプロパノールがより好ましい。 本発明による組成物は、上記に定めるポリアミ
ノ−アミドおよび４級化ポリマーに加えて、髪の
美容用品に通常用いられるその他の補助剤を含有
する事ができる。かかる補助剤とはたとえば香
料、着色剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、増粘
剤、乳化剤等である。 上記に定める髪の美容組成物は、より詳細には
染髪または脱色の前後、シヤンプーまたはパーマ
ネント・ウエーブの前後に施す事のできるトリー
トメント・クリームの形となす事や、またシヤン
プーの前後、染髪または脱色の前後またはパーマ
ネント・ウエーブの前後に施す事のできる染髪用
製品、シヤンプー、リンス・ローシヨンや、ウエ
ーブセツテイング・ローシヨン、ブラツシング・
ローシヨンおよび補強用（restructuring）ロー
シヨンの形となす事もできる。 本発明による組成物を、染髪または脱色の前
後、シヤンプーの前後またはパーマネント・ウエ
ーブの前後にトリートメント・クリームとなす場
合、その調合は必然的に乳化剤の存在下にて石鹸
または脂肪アルコールをベースとする。 この石鹸は、好ましくは10％および30％の間の
濃度の12ないし18個の炭素原子を有する天然また
は合成脂肪酸（たとえばラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、オレイン酸、リシノール酸、
ステアリン酸およびイソステアリン酸）およびア
ルカリ化剤（たとえば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、アンモニア、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミ
ン）より形成する事ができる。 ４級ポリマー、ポリアミノ−アミドおよび石鹸
よりなる混合物に加えて、このクリームはかかる
組成物中に慣用の補助剤（たとえば脂肪アミドお
よび脂肪アルコール）を含有する事もできる。 脂肪アミドのなかでは、コプラから誘導した
酸、ラウリン酸またはオレイン酸のモノまたはジ
エタノールアミドを０および10重量％の間の濃度
にて使用するのが好ましい。 脂肪アルコールのなかでは、特にオレイル、ミ
リスチル、セチル、ステアリルおよびイソステア
リルアルコールを０および10％の間の濃度にて使
用する事ができる。 また12および18個の炭素原子を有する天然また
は合成アルコールと乳化剤とを混合して、クリー
ムを調合する事もできる。かかる脂肪アルコール
のなかでは、５および25％の間の濃度におけるコ
プラ脂肪酸より誘導したアルコール、ミリスチル
アルコール、セチルアルコール、ステアリルアル
コールおよびヒドロキシステアリルアルコールを
特記する。 本発明による組成物中に用いる事のできる乳化
剤は、オキシエチレン化またはポリグリセロール
化された脂肪アルコール（たとえば10モルのエチ
レンオキシドを含有するポリオキシエチレン化オ
レイルアルコール、10、15または20モルのエチレ
ンオキシドを含有するステアリルアルコール、４
モルのグリセロールを含有するポリグリセロール
化オレイルアルコール、および５または10モルの
エチレンオキシドにてポリオキシエチレン化され
た９および15個の間の炭素原子を含有する合成脂
肪アルコール）である。これらの非イオン性乳化
剤は５ないし25重量％の割合にて存在する。 その他の乳化剤は適宜オキシエチレン化された
アルキル−サルフエート（たとえばナトリウムラ
ウリル−サルフエート、アンモニウムラウリル−
サルフエート、ナトリウムセチル／ステアリル−
サルフエート、トリエタノールアミンセチル−ス
テアリル−サルフエート、モノエタノールアミン
ラウリル−サルフエート、たとえば2.2モルのエ
チレンオキシドを含有するオキシエチレン化ナト
リウムラウリル−エーテル−サルフエート、およ
びたとえば2.2モルのエチレンオキシドを含有す
るオキシエチレン化モノエタノールアミンラウリ
ル−エーテル−サルフエート）である。かかる成
分は３および15重量％の間の濃度にて存在するの
が好ましい。 最後にこのポリマーに加えて、これらのクリー
ムは補助剤（たとえば脂肪アミド）を含有する事
ができる。このうち、０および10％の間の濃度に
おけるオレイルジエタノールアミド、コプラモノ
またはジエタノールアミドおよびステアリルモノ
エタノールアミドを特記する。このクリームのPH
は３および９の間であり、５および９の間が好ま
しい。 本発明による組成物を染髪用クリームとなす場
合、上記に定める４級ポリマー、橋かけ結合した
ポリアミノ−アミドおよび組成物をクリーム状と
なす諸成分に加えて、アルカリ化剤および着色剤
をクリームに添加する。 この組成物のPHは一般に９および11の間であ
り、適当なアルカリ化剤（たとえばアンモニア、
モノエタノールアミン、ジエタノールアミンまた
はトリエタノールアミン）を染料担体に加える事
により調節できる。 着色剤は酸化染料の種類、直接染料（たとえば
アゾ染料、アントラキノン染料、ベンゼン系列の
ニトロ誘導体、インダミン、インドアニリン、イ
ンドフエノール）および／またはその他の酸化染
料（たとえばこれらの化合物のロイコ誘導体）に
属するものを添加する事ができる。 酸化染料はジアミン、アミノフエノールまたは
フエノールタイプの芳香族化合物である。かかる
化合物それ自体は一般に染料ではないが、酸化媒
体（一般に過酸化水素よりなる）の存在下での縮
合により染料に変化する。かかる酸化染料は一方
はジアミンおよびモノまたはジアミノフエノール
から選択されるいわゆるパラまたはオルト誘導体
である塩基、また他方はメタ−ジアミン、ｍ−ア
ミノフエノールおよびポリフエノールから選択さ
れるいわゆるメタ誘導体である調整剤
（modifier）または発色剤（coupler）と呼ばれる
化合物に分かれる。 特に使用に適した酸化塩基は、窒素原子または
芳香核上にてアルキル基（好ましくは１ないし４
個の炭素原子を有する）、ヒドロキシアルキル基
（好ましくは１ないし４個の炭素原子を有する）、
ハロゲン基およびアルコキシ基（好ましくは２な
いし４個の炭素原子を有する）にて適宜置換され
たｐ−フエニレンジアミンである。かかる化合物
のうちでも、ｐ−フエニレンジアミン、ｐ−トル
イレンジアミン、クロロ−ｐ−フエニレンジアミ
ンおよびｐ−アミノジフエニルアミンを特記す
る。またオルト誘導体、たとえばｏ−フエニレン
ジアミン、ｏ−トルイレンジアミン、２・５−ジ
アミンアニゾール、ｏ−アミノフエノールおよび
ｐ−アミノフエノールを用いる事もできる。 使用により適する発色剤は、特にｍ−フエニレ
ンジアミン、ｍ−トルイレンジアミン、２・４−
ジアミノアニゾール、ｍ−アミノフエノール、ピ
ロカテコール、レソルシノール、ヒドロキノン、
α−ナフトール、１・５−ジヒドロキシナフタレ
ンおよび２・６−ジアミノピリジンである。 本発明による組成物をシヤンプーとなす場合、
４級化ポリマーおよび橋かけ結合したポリアミノ
−アミドに加えて、少くとも１種の陰イオン性、
陽イオン性、非イオン性または両性洗剤を含有す
る。 陰イオン性界面活性剤のなかでは、以下の化合
物およびその混合物を特記する。次の陰イオンお
よび化合物のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、
アンモニウム塩、アミン塩またはアミノアルコー
ル塩： アルキル基が12ないし18個の炭素原子を含有す
る直鎖であるアルキルサルフエート、アルキル−
エーテル−サルフエート、12ないし18個の炭素原
子を有する直鎖を含有するオキシエチレン化アル
キルアミド−サルフエートおよび−エーテル−サ
ルフエート、アルキルアリール−ポリエーテル−
サルフエートおよびモノグリセリド−サルフエー
ト、 アルキル基が12ないし18個の炭素原子を含有す
る直鎖であるアルキルスルホネート、12ないし18
個の炭素原子を有する直鎖を含有するアルキルア
ミド−スルホネート、アルキルアリールスルホネ
ートおよびα−オレフイン−スルホネート、 アルキル基が好ましくは12ないし18個の炭素原
子を有する直鎖よりなるアルキル−スルホサクシ
ネート、アルキル−エーテル−スルホサクシネー
トおよびアルキルアミド−スルホサクシネート、 アルキル基が12ないし18個の炭素原子を含有す
る直鎖であるアルキル−スルホサクシナメート、 アルキル基が12ないし18個の炭素原子を含有す
る直鎖であるアルキル−スルホアセテート、 アルキル基が12ないし18個の炭素原子を有する
鎖であるアルキル−ホスフエートおよびアルキル
−エーテル−ホスフエート、 アルキル基が12ないし18個の炭素原子を有する
鎖であるアルキルサルコシネート、アルキルポリ
ペプチデート、アルキルアミドポリペプチデー
ト、アルキルイセチオネートおよびアルキルタウ
レート、および 脂肪酸たとえばオレイン酸、リシノール酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、コプラ油または、水
素化コプラ油の酸、および次式に相当するポリグ
リコールエーテルのカルボン酸 alk−（OCH₂−CH₂）_o−OCH₂−CO₂H （式中alk置換基は12ないし18個の炭素原子を有す
る直鎖に相当し、ｎは５および15の間の整数であ
る）。 単独にてまたは混合物として使用できる陽イオ
ン性界面活性剤のなかでは以下を特記する。脂肪
アミン塩たとえばアルキルアミンアセテート、４
級アンモニウム塩たとえばアルキルジメチルベン
ジルアンモニウム、アルキルトリメチルアンモニ
ウム、アルキルジメチルアンモニウム、アルキル
ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムおよびジ
メチルジステアリルアンモニウムのクロリドまた
はブロミド、およびアルキルアミドエチルトリメ
チルアンモニウムメトサルフエート、アルキルピ
リジニウム塩およびイミダゾリン誘導体。これら
の化合物中のアルキル基は１および２個の間の炭
素原子を有するのが好ましい。また陽イオン性を
有する化合物（たとえばアルキルジメチルアミン
オキシドまたはアルキルアミノエチルジメチルア
ミンオキシドの様なアミンオキシド）を用いても
よい。 適宜上記の陰イオン性界面活性剤との混合物と
して使用できる非イオン性界面活性剤のなかで
は、モノアルコール、α−ジオール、アルキルフ
エノールまたはアミドとグリシドールとの縮合よ
りなる生成物、たとえば次式に相当する化合物 R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ−）_pＨ （式中R₄は好ましくは７ないし21個の間の炭素原
子を有する脂肪族、脂環式またはアリール脂肪族
基またはその混合物をあらわし、また脂肪族鎖は
エーテル、チオエーテルまたはヒドロキシメチレ
ン基を含有する事もでき、またｐは１および10の
間である）、および次式に相当する化合物 R₅O〔C₂H₃O（CH₂OH）〕_q−Ｈ （式中R₅はアルキル、アルケニルまたはアルキル
アリール基をあらわし、ｑは１および10の間の数
値をあらわす）を特記する。このクラスに含まれ
るその他の化合物は、アルコール、アルキルフエ
ノールおよびポリオキシエチレン化またはポリグ
リセロール化された脂肪酸（８ないし18個の脂肪
直鎖を有し、また２ないし15モルのエチレンオキ
シドを含有する事が最も多い）である。またエチ
レンオキシド／プロピレンオキシドコポリマー、
エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドと脂
肪アルコールとの縮合物、ポリオキシエチレン化
脂肪アミド、ポリオキシエチレン化脂肪アミン、
エタノールアミド、グリコール脂肪酸エステル、
ソルビトール脂肪酸エステルおよびスクロース脂
肪酸エステルを用いてもよい。 本発明の目的においてより好ましいこのタイプ
の組成物とは、少くとも１種の４級化ポリマーお
よび１種のポリアミノ−アミド（上記に定める）
を含有し、また好ましくはMERQUAT100および
550ならびにCARTARETINE Ｆ、F₄およびF₈な
る商品名で販売されている化合物および次式で示
される非イオン性界面活性剤を含有する組成物で
ある。 R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ）_pＨ 式中R₄は９および12個の間の炭素原子を有す
るアルキル基の混合物をあらわし、ｐは3.5なる
数値を有する。 使用する事のできる両性界面活性剤のなかで
は、アルキルアミノ−モノ−および−ジ−プロピ
オネート、ベタイン（たとえばＮ−アルキルベタ
イン、Ｎ−アルキルスルホベタインおよびＮ−ア
ルキルアミドベタイン）およびシクロイミジニウ
ム化合物（たとえばアルキルイミダゾリン）を特
記する。かかる界面活性剤中のアルキル基は、１
および22個の間の炭素原子を有するのが好まし
い。 これらのすべての洗剤ならびにシヤンプーに使
用できるその他のすべての洗剤を、本発明による
組成物中に取り入れる事ができ、また当業界に広
く知られている。 組成物をシヤンプーとなす場合、また諸種の補
助剤（たとえば香料、着色剤、防腐剤、増粘剤、
発泡安定剤、軟化剤または１種ないしそれより多
い美容用樹脂）を含有する事もできる。 かかるシヤンプーにおいて、洗剤の濃度は組成
物の総重量に基いて一般に３および50重量％の間
（好ましくは３ないし20重量％）であり、PHは一
般に３および９の間である。PHが７および９の間
であるシヤンプーがより好ましい。 本発明による組成物はまたローシヨン〔たとえ
ばスタイリング・ローシヨン、シエイピング・ロ
ーシヨン（ブラツシング・ローシヨンともい
う）、リンスをしない補強用ウエーブ・セツテイ
ング・ローシヨン、リンス・ローシヨン（リンス
ともいう）等〕となす事もできる。 シエイピング・ローシヨンまたはブラツシン
グ・ローシヨンなる語は、シヤンプー後に髪に施
して髪のシエイピング（髪形をつくる事）を助け
るローシヨンを意味する。このシエイピング法は
湿つた髪にブラシを用いて行い、同時に手動のド
ライヤーを使つて髪を乾かす。 リンスをしない補強用ウエーブセツテイング・
ローシヨンなる語は、シヤンプーの後ウエーブセ
ツテイングの前に施すローシヨンを意味し、この
ローシヨンはすすいで流し去る事なしに次のウエ
ーブセツテイングを促進しまた髪のセツトが保た
れる期間を長くする。 かかるローシヨンは一般に水性、アルコール性
または水性アルコール性溶液であり、少くとも１
種の４級化ポリマーと少くとも１種の橋かけ結合
したポリアミノ−アミド（上記に定める）を含有
する。またこのローシヨンはさらに膜形成ポリマ
ー（たとえばポリビニルピロリドン、ポリビニル
ピロリドン／ビニルアセテートコポリマー、およ
びビニルアセテートとビニルアルキルエーテルと
の共重合よりなるコポリマー）を含有する事もで
きる。 好ましい樹脂のなかでは、分子量10000ないし
70000を有するポリビニルピロリドン、分子量
30000ないし200000を有するポリビニルピロリド
ン（PVP）／ビニルアセテート（VA）コポリマ
ー（PVP：VAの比は30／70および70／30の間で
ある）、メチルメタクリレート（15−25％）、ステ
アリルメタクリレート（18−28％）およびジメチ
ルサルフエートにより適宜４級化されたジメチル
アミノエチルメタクリレート（52−62％）よりな
るターポリマー、４級ポリビニルピロリドンコポ
リマー（たとえばGAF CORPORATLONより
「GAFQUAT755」なる商品名で発売されている
1000000単位の分子量を有するポリマー、および
GAF CORPORATIONより「GAFQUAT734」
なる商品名で発売されている100000単位の分子量
を有するポリマー）、３ないし95重量％のＮ−ビ
ニルピロリドン、３ないし95重量％の適宜４級化
されたジエチルアミノエチルメタクリレートおよ
び２ないし50重量％のポリエチレングリコールの
共重合よりなる陽イオン性グラフトコポリマー
（たとえば本出願社による仏国特許76／15948号に
記載のもの）、ピペラジンまたはその誘導体と(1)
二官能化合物（たとえばアルキルまたはアルキル
アリールジハライド、ビス−エポキシド、エピハ
ロゲノヒドリン、ビス不飽和誘導体およびそのオ
リゴマー、および／または(2)２個の水素原子が置
換されていてもよくまた二官能化合物として作用
する１級アミン、または(3)エピハロゲノヒドリン
およびヒドロキシリツクアミン（たとえばジグリ
コールアミンまたは２−アミノ−２−メチルプロ
パン−１・３−ジオール）またはアミノ酸（たと
えばグリココール）の双方との縮合より得た適宜
４級化された陽イオン性ポリマー、および
UNION CARBIDEから発売されている
「JR400」のような４級化セルロースを特記す
る。 かかる溶液中のポリマーの濃度は一般に0.1お
よび５％の間であり、0.1および３％の間が好ま
しい。またPHは一般に３および９の間である。 リンス・ローシヨンは染髪の前後、脱色の前
後、パーマネント・ウエーブの前後、シヤンプー
の前後またはシヤンプーの２段階の間に施して、
ヘアコンデイシヨニング効果を与え、また一定期
間髪に残存した後すすいで流し去る溶液である。 この組成物は適宜界面活性剤を含有する水性ま
たは水性アルコール性溶液であるか、またはエマ
ルジヨン或はゲルでもよい。この組成物はまた圧
縮してエアゾルとなす事もできる。 使用できる界面活性剤は、必然的に上記のシヤ
ンプー組成物に関して記載されたタイプの非イオ
ン性または陽イオン性界面活性剤であり、特にモ
ノアルコール、α−ジオール、アルキルフエノー
ルまたはアミドとグリシドールとの縮合より得ら
れる生成物たとえば次式の化合物 R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ−）_pＨ （式中R₄は７ないし21個の炭素原子を有する脂肪
族、脂環式またはアリール脂肪族基またはその混
合物をあらわし、また脂肪族鎖はエーテル、チオ
エーテルおよびヒドロキシメチレン基を含有して
もよく、またｐは１および10の間の数値をあらわ
す）、および次式の化合物 R₅O〔C₂H₃O（CH₂OH）−〕_qＨ （式中R₅はアルキル、アルケニルまたはアルキル
アリール基をあらわし、またｑは１および10の間
の数値をあらわす）である。 かかる組成物のなかでも本発明の目的の為に特
により好ましいものは、次式の非イオン性界面活
性剤を0.5ないし７重量％の割合にて含有する。 R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ−）_pＨ 式中R₄は９ないし12個の炭素原子を有するア
ルキル基の混合物であり、ｐは3.5なる数値を有
する。 またアルコール、アルキルフエノールおよびポ
リオキシエチレン化またはポリグリセロール化さ
れた脂肪酸（８および18個の間の炭素原子を有す
る脂肪直鎖を含有し、また２ないし15モルのエチ
レンオキシドを含有する事が最も多い）を使用す
る事もできる。界面活性剤の濃度は０および７％
の間で変えられる。 この組成物に陰イオン性または両性界面活性剤
を加える事ができる。 この組成物がエマルジヨンの形態をとる場合は
非イオン性または陰イオン性となす事ができる。
非イオン性エマルジヨンは主として、油および／
またはワツクス、脂肪アルコール、およびポリオ
キシエチレン化された脂肪アルコール（たとえば
ポリオキシエチレン化ステアリルまたはセチル／
ステアリルアルコール）の混合物よりなる。この
組成物に陽イオン（たとえば上記に定めるもの）
を加える事もできる。 陰イオン性エマルジヨンは石鹸より形成する。
たとえばDYNAMIT NOBELより
「IMWITOR960K」なる商品名で発売されている
自己乳化性（selfemulsifying）グリセロールス
テアレートを含有するエマルジヨンや、
GRUNAUよりそれぞれ「LAMEFORM ZEM、
PLMおよびNSM」なる商品名で発売されている
グリセロールモノステアレートとクエン酸との配
合物と、脂肪アルコールおよびリポペプチドまた
はアルカリ金属ステアレートを含有するエマルジ
ヨンを特記する。 この組成物がゲルの形態をとる場合は溶媒の存
在下または非存在下にて増粘剤を含有する。使用
できる増粘剤はナトリウムアルギネート、アラビ
アゴムまたはセルロース誘導体（たとえばメチル
セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロースおよびヒドロキシプロピ
ルセルロース）である。またポリエチレングリコ
ールとポリエチレングリコールステアレートまた
はジステアレートとを混合するか、またはリン酸
エステルとアミドとを混合する事によりローシヨ
ン用の増粘剤を得る事もできる。 増粘剤の濃度は0.5ないし30重量％（好ましく
は0.5ないし15重量％）の間で変化させる事がで
きる。リンス・ローシヨン（リンスともいう）の
PHは２ないし9.5の間で変化させる事ができる。 上記に定める組成物を圧縮してエアゾルとなす
事もある。この場合に使用する事のできる堆進剤
ガス（propellant gas）は、二酸化炭素ガス、窒
素、亜酸化窒素、揮発性炭化水素（たとえばブタ
ン、イソブタンおよびプロパン）または好ましく
はフツ素化された炭化水素（DU PONT DE
NEMOURSより「Freon」なる名で発売）で特に
フルオロクロロヒドロカーボンに属するもの（た
とえばジクロロジフルオロメタンまたは
Freon12、ジクロロテトラフルオロエタンまたは
Freon114およびトリクロロモノフルオロメタン
またはFreon11）である。これらの推進剤は単独
または配合物として使用でき、特にFreon114／
12の40：60および80：20の間の比率の混合物を用
いる事ができる。 本発明による組成物は最後に補強用ローシヨン
となし、毛髪のケラチン鎖を補強物質を含有する
事もできる。この目的の為にはメチロールタイプ
の誘導体に属する物質（特に本出願社による仏国
特許第1527085号および1519979号に記載のタイプ
の物質）を用いる。 かかる組成物中に用いる事のできる香料は美容
上許容しうる香料であり、好ましくは0.1および
0.5重量％の間の量にて存在する。 本発明による組成物に呈色を与えるべき着色剤
は、0.001ないし0.5重量％の割合にて存在する。 以下に示す諸例は本発明を例示するものであつ
てそれに制限されない。これらの諸例において用
いられるcartarｅ´tineおよびMerquatの量は常に
活性物質としてである。Merquat100は40％強度
の溶液の形態をとり、Merquat550は８％強度の
溶液の形態をとり、また諸種のCartarｅ´tineは30
％強度の溶液の形態をとる。これらの諸例中に一
般に着色剤と記される語は、組成物の外観を良く
する為に着色を施す物質であり、故に組成物を髪
に施す際にその性質にいかなる影響をも及ぼすも
のではない。 例 １ 以下の組成を有するエマルジヨンを製造する。

【表】 こうして得たエマルジヨンはPH8.3および粘度
25−30cPを有する。このエマルジヨンをリン
ス・トリートメント（「リンス」ともいう）に用
いる事ができる。 このエマルジヨンを髪に施して２〜３分間残存
させた後、すすいで流し去る。 髪は櫛どおりが良くなり、しなやかで輝きがあ
り、弾性に富む様になる。 例 ２ 以下の組成を有するリンス・トリートメントを
製造する。

【表】 乳酸でPHを６に調整する。 このトリートメントを、常法によりシヤンプー
の前に２〜３分間髪に残存させる様に施す。 髪は非常に櫛どおりがよく弾性に富む。 例 ３ 以下の組成物を製造する。

【表】 この組成物をリンス・ローシヨン（または「リ
ンス」）として用いる。 この組成物をあらかじめ洗つておいた髪に施す
と、髪の櫛どおりが良くなる事が見い出された。 乾燥すると髪は特に量感を持ち、つややかでス
タイルがつけやすい。 例 ４ 以下の組成を有するリンス・トリートメントを
製造する。

【表】 この組成物をシヤンプーの前に髪に施す。 この組成物を髪に２〜３分間残存させた後、す
すいで流し去る。 髪は櫛どおりが良くなり、硬軟双方の快い感じ
を有する。またスタイルの弾性がよくなる。 例 ５ 以下の組成物を製造する。

【表】 この組成物はウエーブセツテイング・ローシヨ
ンとして使用できる。 あらかじめ洗つた髪にこのローシヨンを施す
と、髪の櫛どおりがよくなる。 乾燥しウエーブセツテイングした後、髪はつや
やかで柔かくスタイルがつけやすくなる。 例 ６ 以下の組成物を製造する。

【表】 この組成物をウエーブセツテイング・ローシヨ
ンとして用いる。 このローシヨンを自然な髪に施すと、湿つた髪
は櫛どおりが良くなる。 乾燥すると髪はつややかでスタイルがつけやす
くなる。 このローシヨンはまたブラツシング・ローシヨ
ンとして用いる事もできる。 例 ７ 以下の組成物を製造する。

【表】 この組成物をブラツシング・ローシヨンとして
使用する。 このローシヨンを染髪した髪に施すと、湿つた
髪の櫛どおりが良くなる。 ブラツシによりヘアスタイルをつくる場合、こ
のローシヨンは髪のブラツシどおりを良くし、ま
た髪を柔らかでつややかとなし、またスタイルを
よく保つ事が見い出された。 例 ８ 以下の組成を有する非イオン性シヤンプーを製
造する。

【表】

【表】 このシヤンプーのPHは自然に７となる。 このシヤンプーは透明な液体の形態をとる。 このシヤンプーを自然な髪に常法にて施すと、
湿つた髪の櫛どおりがよくなり、また髪が柔らか
になる事が見い出された。乾燥すると髪はつやや
かで扱いやすくなる。 例 ９ 以下の組成を有する陰イオン性シヤンプーを製
造する。

【表】 このシヤンプーのPHは自然に7.2となる。 このシヤンプーは透明な液体の形態をとる。こ
れを染めた髪に施すと湿つた髪は櫛どおりが良く
なり、またシヤンプーにより髪が柔らかになる事
が見い出された。乾燥すると髪は弾性がありかつ
量感を有する。 例 10 以下の組成を有する陽イオン性シヤンプーを製
造する。

【表】 このシヤンプーのPHは自然に５となる。 このシヤンプーは透明な液体の形をとる。これ
を染めた髪に施す。 湿つた髪は軽い。 乾燥すると髪は弾性があり、量感を有する。 例 11 以下の組成を有する陰イオン性シヤンプーを製
造する。

【表】 この陰イオン性シヤンプーのPHは７に等しい。 このシヤンプーは透明な液体の形態をとる。こ
れを自然な髪に施す。 湿つた髪は櫛どおりが良く、また髪は柔らか
い。 乾燥すると髪は弾性をもち量感を有する。 例 12 以下の組成を有する陽イオン性シヤンプーを製
造する。

【表】 この組成物のPHは５に等しい。 このシヤンプーは透明な液体の形態をとる。こ
れをパーマをかけ染めた髪に施す。 湿つた髪は軽い。 乾燥すると、髪は弾性を有し量感がある。 例 13 以下の組成物を製造する。

【表】 この組成物はクリームの形態をとり、注意深く
施す。 このクリームを、熱を使わずに乾かした湿つた
清潔な髪に、髪の表面をおおい充分にしみこむに
足る量（60ないし80ｇ）を施す。 このクリームを髪に30ないし40分間残存させ
て、すすいで流し去る。 湿つた髪は非常に柔かく櫛どおりが良い。 髪をウエーブ・セツトしドライヤーにて乾燥す
る。乾燥すると髪は櫛どおりがよく絹の様な感じ
で、つややかで弾性があり、かさと量感を有す
る。 例 14

【表】 この組成物は酸化染髪後のトリートメント・ク
リームとして使用できる。 10−15ｇのこのクリームを、酸化染髪剤をすす
いで流し去つた後の湿つた髪に施す。 これを２ないし３分間髪に残存させ、すすいで
流し去る。湿つた髪は櫛どおりが良く柔らかな感
じを有する。 髪をウエーブ・セツトしドライヤーで乾燥す
る。乾燥すると髪は櫛どおりが良く絹の様な感じ
を有し、つややかで弾性がありかさと量感を有す
る。 例 15 以下の組成物を製造する。

【表】 この組成物を染髪用坦体として用いる。 これに以下の着色剤組成物を加える。

【表】 30ｇのこの組成物を槽中で45ｇの過酸化水素
（20容量強度）と混合する。髪に施しやすくまた
髪によく付着する、なめらかで柔かいクリームを
得る。 このクリームをペイント・ブラツシを用いて髪
に施す。これを髪に30分間残存させて、すすいで
流し去る。 髪は櫛どおりが良くなり絹のような感じとな
る。 髪をウエーブ・セツトし乾燥する。 髪はつややかで弾性があり、かさと量感を有
し、絹の様な感じをもち櫛どおりがよい。 100％白い髪は、ブロンドに染髪できる。 比較試験 リンス剤とシヤンプー剤について次の試験を行
なつた。 リンス剤−シヤンプー後 組成物：（例２に相当） 15モルのエチレンオキシドを有するポリオキシ
エチレン化ラウリルアルコール 0.7ｇ CartaretineF₄ 0.9ｇ Merquat100 0.3ｇ 水 100 ｇ 乳酸でPHを６に調整する。 組成物： 15モルのエチレンオキシドを有するポリオキシ
エチレン化ラウリルアルコール 0.7ｇ CartaretineF₄ 1.2ｇ 水 100 ｇ 乳酸でPH６に調整する。 組成物： 15モルのエチレンオキシドを有するポリオキシ
エチレン化ラウリルアルコール 0.7ｇ Merquat100 1.2ｇ 水 100 ｇ 乳酸でPH６に調整する。 試験法 Ａ 毛束の調製 重量2.5ｇおよび長さ24cmに切つた毛束を
使用する。12ケの毛束を人工頭に据え、水で
濡らす。これらの毛束を２つに分け、対照組
成物で処理した６ケの毛束を片側に据え、試
験組成物で処理した他の６ケは頭の別の側に
固定する。 Ｂ 組成物の適用 (a) リンス：２％ラウリル硫酸ナトリウムを
含有するシヤンプーで毛髪を洗い、リンス
してから、所要の組成物に浸漬し（１ml／
毛束）、４分間接触を保ち、ついでリンス
し、水分をとる。 (b) シヤンプー：毛髪を２度洗う。 −第一回：0.4ml／毛束 −第２回：0.3ml／毛束 ついでリンスし、水切りする。 Ｃ 毛髪セツト法 水切りした後、毛束をロールに巻き、60
℃／45分乾燥する。 ついで毛束をはずし、ブラツシユし、櫛け
ずり、ナチユラルな毛髪の動きを与える。 直後に、「人工頭」を交互駆動台（１分当
り75回動く）におき、全体の頭を26℃／52％
の調整室に入れる。180分後、毛髪をブラツ
シユし、櫛けずる。 次の式により改善率％を表わす。 Ｄ・Ｄ′／Ｄ×100 Ｄ＝対照毛束の緩和化 D′＝処理毛束の緩和化 結 果

【表】 シヤンプー 組成物（例８に相当）： R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ）_pＨ R₄は炭素原子９〜12個を有するアルキル鎖で
あり、ｐは3.5に相当 10 ｇ コプラジエタノールアミド ２ ｇ CartaretineF₄ 0.6ｇ Merquat100 0.3ｇ 水 100 ｇ PH７に調整 組成物： R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ）_pＨ： R₄とｐは上記と同じ意味を有する 10 ｇ コプラジエタノールアミド ２ ｇ CartaretineF₄ 0.9ｇ PH７に調整 組成物 R₄−CHOH−CH₂−Ｏ−（CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ）_pＨ R₄とｐは上記と同じ意味を有する 10 ｇ コプラジエタノールアミド ２ ｇ Merquat100 0.9ｇ 水 100 ｇ PH７に調整。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ポリアルキレン−ポリアミンとポリカルボン
   酸とを縮合した後、式 〔式中、Ｘは０および７の間の整数を示し、Ａは
   【式】または【式】（R₃ はハロゲンを示す）なる基を示し、R₁およびR₂
   は１から４個の炭素原子を有する低級アルキルま
   たはヒドロキシアルキル基を示し、Ｂは２から６
   個の炭素原子を有するアルキレン基、
   【式】または−（CH₂）_y−NH− CO−NH−（CH₂）_y−（ｙは１から４の間の整数を
   あらわす）なる基を示し、Ｑはハロゲン（たとえ
   ば塩素または臭素）、サルフエートまたはメトサ
   ルフエートを示す〕を有する化合物でアルキル化
   して得た少くとも１種の水溶性ポリアミノ−アミ
   ド誘導体と、式 （式中、R″は水素原子またはメチル基を示し、Ｒ
   およびR′は互いに独立して１から22個の炭素原
   子を有するアルキル基、アルキル基が好ましくは
   １から５個の炭素原子を有するヒドロキシアルキ
   ル基、または低級アミドアルキル基を示し、また
   ＲおよびR′は結合している窒素原子と共に複素
   環基を示す事もできる）を有する単位を主鎖成分
   として有する少くとも一種の水溶性で高分子量の
   ４級アンモニウムホモポリマーまたはコポリマー
   （４級アンモニウム誘導体に結合する陰イオンは
   化粧用として許容しうるものである）とを配合含
   有する事を特徴とする、ヘアートリートメント用
   化粧組成物。 ２ ポリアルキレン−ポリアミンはジアルキレン
   トリアミンである、特許請求の範囲第１項記載の
   組成物。 ３ ポリアミノ−アミドの製造に用いるポリカル
   ボン酸は式 HOOC−Ｃ_nＨ_2n−COOH （式中、ｍは４から８の整数を示す）を有するジ
   カルボン酸（好ましくはアジピン酸）である、特
   許請求の範囲第１項または第２項記載の組成物。 ４ ポリアルキレン−ポリアミンのカルボン酸に
   対するモル比は４：５および６：５の間である、
   特許請求の範囲第１項から第３項のいずれか１項
   に記載の組成物。 ５ Ａは基【式】を示し、R₁および R₂は低級アルキル基（好ましくはメチル）を示
   し、Ｘは０である、特許請求の範囲第５項記載の
   組成物。 ６ ポリアミノ−ポリアミドはアジピン酸／ジメ
   チルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリア
   ミン・コポリマーである、特許請求の範囲第１項
   から第５項のいずれか１項に記載の組成物。 ７ ４級アンモニウムポリマーは100000より小さ
   い分子量を有するジメチルジアリルアンモニウム
   クロリドのホモポリマーである、特許請求の範囲
   第１項から第６項のいずれか１項に記載の組成
   物。 ８ ４級アンモニウムポリマーは500000より大き
   い分子量を有するジメチルジアリルアンモニウム
   クロリドとアクリルアミドとのコポリマーであ
   る、特許請求の範囲第１項から第６項のいずれか
   １項に記載の組成物。 ９ ポリアミノ−アミドは組成物の総重量に基い
   て0.1から５％（好ましくは0.1から３％）の割合
   で存在する、特許請求の範囲第１項から第８項の
   いずれか１項に記載の組成物。 １０ ４級ポリマーは組成物の総重量に基いて
   0.1から1.0％（好ましくは0.1から５％）の割合で
   存在する、特許請求の範囲第１項から第９項のい
   ずれか１項に記載の組成物。 １１ 水溶液、水性アルコール溶液、エマルジヨ
   ン、クリームまたはゲルの形態をとり、化粧品に
   常用される香料、染料、防腐剤、金属イオン封鎖
   剤、増粘剤および乳化剤より選択される補助剤を
   含有する、特許請求の範囲第１項から第１０項の
   いずれか１項に記載の組成物。 １２ 10から30重量％の割合にて存在する石鹸、
   ５から25重量％の割合にて存在するオキシエチレ
   ン化またはポリグリセロール化脂肪アルコールよ
   りから選択された乳化剤、３から15重量％の割合
   にて存在するオキシエチレン化アルキルサルフエ
   ート、０から10重量％の間で存在する脂肪アミ
   ド、０から10重量％の間で存在する脂肪アルコー
   ル、およびアルカリ化剤を含有する、特許請求の
   範囲第１項から第１１項のいずれか１項に記載の
   組成物。 １３ ５から25％の割合にて存在する12から18個
   の炭素原子を有する天然または合成アルコール、
   ５から25重量％の割合にて存在するオキシエチレ
   ン化またはポリグリセロール化脂肪アルコールよ
   り選択された乳化剤、３から15重量％の割合にて
   存在するオキシエチレン化アルキル−サルフエー
   ト、０から10重量％の量で存在する脂肪アミドを
   含有する、特許請求の範囲第１項から第１１項の
   いずれか１項に記載の組成物。 １４ ３から９の間（好ましくは５から９）のPH
   を有する、特許請求の範囲第１２項又は第１３項
   に記載の組成物。 １５ 酸化染料、アントラキノン染料、アゾ染
   料、ベンゼンのニトロ誘導体、インダミン、イン
   ドアニリン、インドフエノールおよび前記インダ
   ミン、インドアニリンおよびインドフエノールの
   ロイコ誘導体より選択された染料を含有し、PHは
   ９から11である、特許請求の範囲第１２項又は第
   １３項のいずれか１項に記載の組成物。 １６ ３から50重量％（好ましくは３から20重量
   ％）の割合にて存在する陰イオン性、陽イオン
   性、非イオン性および両性洗剤より選択された小
   くとも１種類の洗剤、および香料、染料、防腐
   剤、増粘剤、発泡安定剤、軟化剤および化粧用樹
   脂より選択された化粧品補助剤を含有し、PHは３
   から９の間である、特許請求の範囲第１項から第
   １１項のいずれか１項に記載の組成物。 １７ PHは７から９である、特許請求の範囲第１
   ６項記載の組成物。 １８ ７％までの量にて存在しうる、モノアルコ
   ール、α−ジオール、アルキルフエノールまたは
   アミドと、グリシドールとの縮合生成物またはア
   ルコール、アルキルフエノールおよびポリオキシ
   エチレン化またはポリグリセロール化脂肪酸（８
   および18個の炭素原子を有する脂肪直鎖を有す
   る）の中から選択された非イオン性または陽イオ
   ン性界面活性剤を含有し、PHは２から9.5の間で
   ある、特許請求の範囲第１項から第１１項のいず
   れか１項に記載の組成物。 １９ 式 R₄−CHOH−CH₂−Ｏ（−CH₂−CHOH−CH₂−Ｏ
   −）_pＨ （式中、R₄は９から12個の炭素原子を有するアル
   キル基を示し、ｐは3.5に等しい）を有する非イ
   オン性界面活性剤を含有する、特許請求の範囲第
   １６項から第１８項のいずれか１項に記載の組成
   物。 ２０ 陰イオン性または両性界面活性剤を含有す
   る、特許請求の範囲第１８項又は第１９項に記載
   の組成物。 ２１ 0.1から５重量％（好ましくは0.1から３重
   量％）の割合にて存在する、水性、アルコール性
   または水性アルコール溶液の膜形成ポリマーを含
   有し、PHは３から９である、特許請求の範囲第１
   項から第１１項のいずれか１項に記載の組成物。 ２２ 油および／またはワツクス、脂肪アルコー
   ルおよびポリオキシエチレン化脂肪アルコールの
   混合物をベースとするか、または石鹸をベースと
   するエマルジヨンの形態をとる、特許請求の範囲
   第１項から第１１項のいずれか１項に記載の組成
   物。 ２３ 0.5から15重量％の割合にて存在する増粘
   剤を含有するゲルの形態をとる、特許請求の範囲
   第１項から第１１項のいずれか１項に記載の組成
   物。 ２４ メチロールタイプの誘導体を含有する、特
   許請求の範囲第１項から第１１項のいずれか１項
   に記載の組成物。