JPH10330226A - 毛髪化粧料 - Google Patents
毛髪化粧料Info
- Publication number
- JPH10330226A JPH10330226A JP15027997A JP15027997A JPH10330226A JP H10330226 A JPH10330226 A JP H10330226A JP 15027997 A JP15027997 A JP 15027997A JP 15027997 A JP15027997 A JP 15027997A JP H10330226 A JPH10330226 A JP H10330226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hair
- weight
- component
- glycerol
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
付与し、使用感や仕上がり感に優れた効果を有する毛髪
化粧料を提供する。 【解決手段】次の成分(A)〜(E);(A)平均分子
量10万以上50万未満のポリエチレングリコール0.
01〜2重量%、(B)高級脂肪酸塩0.1〜10重量
%、(C)グリセリンモノ脂肪酸エステル0.1〜3重
量%、(D)油剤0.1〜30重量%、(E)多価アル
コール0.1〜30重量%を含有することを特徴とする
毛髪化粧料。
Description
し、更に詳細には、頭髪に対してしなやかさ、しっとり
感、なめらかさを付与し、使用感や仕上がり感の良好な
毛髪化粧料に関するものである。
やかさやなめらかさといったコンディショニング効果を
付与する目的で各種成分の配合が試みられている。例え
ば、陽イオン性界面活性剤、シリコーン油等の油剤、高
分子物質等がその目的に応じて適宜配合されてきた。
は、毛髪に対して柔軟性や帯電防止性を付与する目的で
用いられているが、安全性の観点からその配合量に制限
があり、効果の発現には自ずと限界があった。油剤は、
毛髪につや、滑沢性を付与し、整髪性を向上させるもの
である。しかし、油剤の種類によってはべたつく、仕上
がりが重い等といった官能特性上のデメリットを生じる
場合があった。また、油剤を安定に配合するために高級
脂肪酸塩やグリセリンモノ脂肪酸エステルを用いると、
前述した陽イオン性界面活性剤の有する効果が減少する
等の欠点があった。高分子物質においては、毛髪への保
湿効果や系の安定性に寄与する働きを有するが、その種
類によっては皮膜を形成してごわつきを生じたり、重合
度によっては感触が重くなるため、軽くてしなやかなコ
ンディショニング効果を得難いという欠点があった。従
って、コンディショニング効果に優れ、使用感の良好な
毛髪化粧料の開発が望まれていた。
者は鋭意研究の結果、特定重合度のポリエチレングリコ
ールを用いた下記構成の毛髪化粧料が上述した課題を解
決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、次の成分(A)〜(E); (A)平均分子量10万以上50万未満のポリエチレン
グリコール 0.01〜2重量% (B)高級脂肪酸塩 0.1〜10重量% (C)グリセリンモノ脂肪酸エステル 0.1〜3重量
% (D)油剤 0.1〜30重量% (E)多価アルコール 0.1〜30重量% を含有することを特徴とする毛髪化粧料である。更に
は、上記(A)〜(E)成分に加えて、(F)成分とし
て陽イオン性界面活性剤を0.01〜2重量%含有する
ことを特徴とする毛髪化粧料である。
は、平均分子量10万以上50万未満のポリエチレング
リコールである。ポリエチレングリコールの平均分子量
が10万未満であると、充分ななめらかさを得ることが
できず、また、50万以上であると感触上重くなりすぎ
て、しなやかさが得られない。市販品としては、例え
ば、ポリオックスWSRシリーズ(ユニオンカーバイド
社製)等が挙げられる。(A)成分の含有量は、0.0
1〜2重量%(以下、単に「%」と記す)であり、より
好ましくは、0.05〜1%である。(A)成分の含有
量が0.01%未満では本発明の効果が発現せず、2%
を超えると、仕上がり感が重い、ごわつく等の不具合を
生じることがある。
酸塩は、高級脂肪酸及び高級脂肪酸と対イオンとなる塩
基を組み合わせることによって塩を形成し、乳化剤とな
るものである。高級脂肪酸としては特に限定されない
が、具体的には、牛脂等に代表される動物油脂、ヤシ
油、パーム油、パーム核油、オリーブ油、サフラワー
油、大豆油、綿実油等に代表される植物油脂、あるいは
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の飽和直鎖脂肪酸、2
−エチルヘキサン酸、イソステアリン酸等の飽和分岐脂
肪酸、オレイン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸等が挙
げられる。一方、対イオンとなる塩基としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基や、トリエタ
ノールアミン等の有機塩基等が挙げられる。本発明の
(B)成分として、これらの高級脂肪酸塩の1種又は2
種以上を選択して使用することができるが、特に、高級
脂肪酸ではステアリン酸とベヘニン酸、対イオンとなる
塩基はトリエタノールアミンが好ましい。(B)成分の
含有量は、0.1〜10%であり、より好ましくは、
0.5〜5%である。(B)成分の含有量が0.1%未
満では乳化が十分でない場合があり、10%を超えると
本発明の効果の発現に支障を生じる場合がある。
ンモノ脂肪酸エステルとしては特に限定されないが、具
体的には、モノミリスチン酸グリセリル、モノステアリ
ン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モ
ノオレイン酸グリセリル等が挙げられる。これらの中で
も、特にモノステアリン酸グリセリルが好ましい。
(C)成分の含有量は、0.1〜3%であり、より好ま
しくは、0.5〜2%である。(B)成分の場合と同様
に、(C)成分の含有量が0.1%未満では乳化が十分
でない場合があり、3%を超えると本発明の効果の発現
に支障を生じる場合がある。
ては特に限定されず、一般に化粧料に用いられる油剤を
適宜選択又は組み合わせて配合することができる。具体
的には、例えば、流動パラフィン、液状ラノリン、シリ
コーン油、トリグリセライド、動植物性油脂、エステル
油等が挙げられる。これらの中でも、トリグリセライド
並びにエステル油が好ましく、例えば、トリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル等が
挙げられる。(D)成分の含有量は、0.1〜30%で
あり、より好ましくは、0.5〜10%である。(D)
成分の含有量が0.1%未満では本発明の効果が発現せ
ず、30%を超えると仕上がり感が重い、べたつく等の
不具合を生じることがある。
コールとしては、特に限定されないが、例えば、グリセ
リン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
(E)成分の含有量は0.1〜30重量%であり、より
好ましくは、0.5〜20%である。(E)成分の含有
量が0.1%未満では本発明の効果が発現せず、30%
を超えると仕上がり感が重い等の不具合を生じることが
ある。
成分に加えて、(F)成分として陽イオン性界面活性剤
を0.01〜2%含有すると、より本発明の効果を発現
することができる。陽イオン性界面活性剤としては特に
限定されないが、モノアルキルトリメチルアンモニウム
塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等の4級アンモ
ニウム塩が好ましく、具体的には、塩化ステアリルトリ
メチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジ
ベヘニルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
えて、水溶性高分子、シリコーン誘導体、高級アルコー
ル、低級アルコール、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、殺菌剤、美容成分等を本発明の効果を損なわ
ない範囲で使用することができる。
コンディショナー、ヘアパック、ヘアクリーム、ヘアロ
ーション、トリートメントムース等として用いることが
でき、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状等種々の形態
にて実施することができる。使用方法としては、毛髪に
塗布した後洗い流すタイプ、又は乾いた毛髪に塗布する
タイプのいずれにも用いることができるが、後者の方が
より好ましい。
する。なおこれらは本発明をなんら限定するものではな
い。
リートメント(乳液タイプ) 表1及び表2に示す組成のヘアトリートメントを下記製
法にて製造し、使用性並びにコンディショニング効果を
評価した。
0℃とする。 B:成分4〜7を均一に混合し、80℃とする。 C:BにAを添加して乳化混合し、冷却後、成分13を
添加混合してヘアトリートメントを得た。
リーチ等の美容処理を行ったことのない日本人女性の頭
髪20cmを30g束ねて毛束とし、この毛束を30秒
間流水ですすぎ洗いした。タオルで水分を拭き取った
後、毛束に上記ヘアトリートメントを1.5g塗布して
30℃恒温槽にて乾燥した。毛束に塗布した際の使用性
並びに毛束のコンディショニング効果を専門評価者が評
価した。
のび、ひろがり」を、コンディショニング効果について
は「柔軟性」、「しっとり感」、「なめらかさ」を下記
基準にて評価した。 [評価基準] ◎:非常に良好。 ○:良好。 △:やや不良。 ×:不良。 得られた結果を表1及び表2に併せて示す。
わる実施例1〜12は、使用性並びにコンディショニン
グ効果のいずれにおいても優れた効果を有していた。そ
れに対して比較例1〜9は、全ての項目を満足できるも
のではなかった。
とする。 B:成分2〜5を均一に混合し、80℃とする。 C:BにAを添加して乳化混合し、冷却後、成分11を
添加混合してヘアリンスを得た。 実施例13は、頭髪になめらかにのび、洗い流して乾燥
させた頭髪は、しなやかでなめらかさを有し、コンディ
ショニング効果に優れたヘアリンスであった。
する。 B:成分2〜4を均一に混合し、80℃とする。 C:BにAを添加して乳化混合し、冷却後、成分9及び
10を添加混合してヘアトリートメントを得た。 実施例14は、頭髪に柔軟性、しっとり感、なめらかさ
を付与するコンディショニング効果に優れたヘアトリー
トメントであった。
料は、頭髪に対してしなやかさ、しっとり感、なめらか
さを付与し、使用感や仕上がり感に優れた効果を有する
ものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)〜(E); (A)平均分子量10万以上50万未満のポリエチレン
グリコール 0.01〜2重量% (B)高級脂肪酸塩 0.1〜10重量% (C)グリセリンモノ脂肪酸エステル 0.1〜3重量
% (D)油剤 0.1〜30重量% (E)多価アルコール 0.1〜30重量% を含有することを特徴とする毛髪化粧料。 - 【請求項2】請求項1記載の成分に加え、更に成分
(F)として、陽イオン性界面活性剤を0.01〜2重
量%含有することを特徴とする毛髪化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15027997A JPH10330226A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15027997A JPH10330226A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 毛髪化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10330226A true JPH10330226A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15493505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15027997A Pending JPH10330226A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 毛髪化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10330226A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255082A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Ikeda Corp | 2剤式化粧料 |
JP2010527961A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | ヘアコンディショニング組成物 |
JP2014172845A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Milbon Co Ltd | クリーム状整髪剤 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP15027997A patent/JPH10330226A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008255082A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Ikeda Corp | 2剤式化粧料 |
JP2010527961A (ja) * | 2007-05-25 | 2010-08-19 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | ヘアコンディショニング組成物 |
JP2014172845A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Milbon Co Ltd | クリーム状整髪剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6831046B2 (en) | Hair conditioning compositions in stick or bar form containing cationic surfactant and fatty alcohol | |
JP2883700B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
KR101561177B1 (ko) | 유성 모발 화장료 | |
JPS621363B2 (ja) | ||
JP2008127337A (ja) | 毛髪化粧料 | |
EP0095615A2 (en) | Skin conditioning composition | |
BR112014000139B1 (pt) | formulação para cuidado pessoal, uso do composto ativo, composto ativo, e, método de reduzir atrito na superfície da fibra capilar | |
JPH11228358A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP5138477B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JPH04108725A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP4754326B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2010006751A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JPH101423A (ja) | 毛髪処理剤 | |
JP4937537B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2009067733A (ja) | ヘアトリートメント組成物 | |
JPH10330226A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2010013404A (ja) | 毛髪化粧料 | |
WO1991018581A1 (en) | Emulsified hair care preparation | |
JP7460107B2 (ja) | 多剤式毛髪化粧料、および毛髪処理方法 | |
JP3465233B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP7459360B2 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
JP6718705B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2004059530A (ja) | 毛髪化粧料 | |
JP2004196733A (ja) | 毛髪処理剤 | |
JP6718706B2 (ja) | 毛髪化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040427 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040624 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040824 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |