JP2003335374A - 脱酸素包装用内装フィルム - Google Patents
脱酸素包装用内装フィルムInfo
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Abstract
する外装袋に収納して密封シールする包装体において、
内容物の酸化、カビの発生等を防止し、外装袋開封後の
内容物の乾燥あるいは吸湿を防止し得る性質を有し、個
包装後の紫外線あるいはガス滅菌が可能であり、かつ、
個包装における包装機械適性の良好な脱酸素包装用内装
フィルムを提供する。 【解決手段】ガスバリア性を有する外装袋に、内容物を
収納した個包装袋と脱酸素剤とを収納して、密封包装す
る包装袋であって当該個包装袋のフィルムが、厚みが1
5乃至50μmの未延伸ポリプロピレンフィルムと、厚
みが15乃至60μmで、密度が0.89乃至0.91
7の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層と,から構成され
たラミネートフィルムとする。
Description
れた内容物を収納して密封する包装形式における脱酸素
包装であって、特に個包装として用いる内装フィルムの
材質に関する。
が、密封包装内が、無酸素状態に維持できれば、食品、
医療・医薬品等のカビ、酸化劣化、変色、包装内への害
虫の侵入を防止して食品、医療・医薬品等の栄養、鮮
度、風味あるいは薬効成分等を守ることができる。その
方法として、従来、真空包装や密封包装の際に、封入さ
れる空気を窒素や炭酸ガス等の不活性ガスと置換するガ
スパック等の包装技法が行なわれている。また、最近で
は、食品を中心とした内容物の保存性を目的とした脱酸
素包装技法が広く行なわれるようになった。現在、脱酸
素包装を行う場合、外装にガスバリア包材を使用し、個
々の内容物の内装(以下、個包装)はしないか、あるい
は、密封性のない包装をされているケースが多い。この
場合、外装を開封すると内容物がすぐ酸化したり、カビ
・腐敗の発生を起こし可食が不可能になる。そこで、脱
酸素包装において、図2に示すように、内装袋2に封入
して密封シールした内容物Kを脱酸素剤4とともにガス
バリア性を有する外装袋3に収納する方法が行なわれて
いる。内容物Kを個包装することは、2重包装である
が、その理由は、外装袋3を開封して一部を取出した後
の内容物Kが、菌や塵埃に汚染されたり、水分の吸脱に
よる変質等を防ぐためであるが、外装袋が開封されるま
での期間は、内装袋2の内装袋内空間2Sの中に封入さ
れる空気中の酸素は内装袋2から外装袋3の外装袋内空
間3Sに透過して、脱酸素剤4に吸収させる必要があ
り、個包装に用いる内装フィルムとしては、酸素透過性
を有するフィルムが求められる。
内容物Kを個包装する場合に用いる内装フィルムは、外
装を開封した後、内容物を保護する機能、例えば、内容
物が吸湿したり、含有水分が脱水したりすることを防止
する防湿、耐水性、また、菌の付着防止、害虫の接触防
止等のできるフィルムが求められる。具体的な例として
は、切り餅の脱酸素包装において、切り餅は、酸素の存
在下では、かび、酵母が発生する。そのため、最近で
は、ガスバリア性を有する外装袋に切り餅と脱酸素剤と
を密封包装することによって外装袋の中の遊離酸素を脱
酸素剤に吸収させて、切り餅に酸素を触れさせないこと
により、流通期間を長くすることができることになっ
た。従来、個々の切り餅は無包装か、密封性のない包装
として、餅の表面にある酸素を脱酸素剤により吸収し易
い包装条件としていたが、この場合、外装体を開封した
後は、使用しない残りの餅は、すぐにカビが発生したり
腐敗してしまうため、外装体に包装されている餅は開封
後は速やかに消費する必要があった。また、脱酸素包装
における内装フィルムとしては、個包装の際の包装適性
のよいフィルムが求められる。脱酸素包装の可能な酸素
透過性を有し、また外装を開封した後の内容物保護性を
有し、個包装の際の包装機械適性を有するフィルムが求
められていた。従来このタイプの包装を行う場合K内装
用フィルムとしては、図4(a)に示すように、特殊な
微細孔hを設けた基材層31’とヒートシール層32’
との積層体30’やガス透過の高い特殊フィルムからな
る基材層31”とヒートシール32”との積層体30”
等を使用する場合があるが、流通時の強度や孔あけ加工
のコストが高い等の問題があった。また、個包装された
内容物Kは、脱酸素剤4とともに外装袋3に収納する前
に、個包装された状態で、外部からのUV殺菌やガス滅
菌を行うことで開封後の保存性を高めることができるの
で、これらの処理条件に適したものが望まれていた。本
発明の目的は、個包装した内容物と脱酸素剤とをガスバ
リア性を有する外装袋に収納して密封シールする包装体
において、内容物の酸化、カビの発生等を防止し、外装
袋開封後の内容物の乾燥あるいは吸湿を防止し得る性質
を有し、個包装後の紫外線あるいはガス滅菌が可能であ
り、かつ、個包装における包装機械適性の良好な脱酸素
包装用内装フィルムを提供することにある。
を有する外装袋に、内容物を収納した個包装袋と脱酸素
剤とを収納して、密封包装する包装袋であって当該個包
装袋のフィルムが、厚みが15乃至50μmの未延伸ポ
リプロピレンフィルムと、厚みが15乃至50μmで、
密度が0.89乃至0.917の直鎖状低密度ポリエチ
レン樹脂層と,から構成されたラミネートフィルムから
なることを特徴とする脱酸素包装用内装フィルムからな
るものである。また、前記個包装のラミネートフィルム
が、未延伸ポリプロピレンフィルムの片面にポリオレフ
ィンを主体とした樹脂からなるアンカーコート剤をコー
トした面に直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を押出ラミネ
ート法により形成されたラミネートフィルムであるこ
と、また、前記個包装袋のラミネートフィルムが、25
0nmの波長の紫外線の透過率が70%以上であること
を含むものである。
酸素剤とともにガスバリア性を有するフィルムからなる
外装袋に収納して、外装袋を密封シールする包装におい
て、個包装に用いるフィルムを未延伸の直鎖状低密度ポ
リエチレンとのラミネートフィルムとすることによっ
て、脱酸素包装による内容物の品質保持を可能とし、ま
た、外装袋の開封後における内容物の変質を防止可能と
するものである。以下、図面等によりさらに詳細に説明
する。
ムの実施例を示すフィルムの断面図である。図2は、脱
酸素包装の概念を説明する断面図である。図3は、脱酸
素包装用における外装袋を形成するフィルムの実施例を
示すフィルム断面図である。
意研究の結果、図1に示すように、脱酸素包装用内装フ
ィルムとして、未延伸ポリプロピレンフィルムからなる
基材層21とメタロセン系触媒を用いて重合した直鎖状
低密度ポリエチレンからなるヒートシール層22との積
層体20を用いることによって前記課題を解決できるこ
とを見出し本発明を完成するに到った。
基材層21とする未延伸ポリプロピレンフィルム(以
下、CPP)に用いるポリプロピレン樹脂は、ホモタイ
プ(以下、ホモCPP)でもよいし、エチレンとのコポ
リマータイプ(以下、コポリCPP)であって、ラミネ
ート加工においてアンカーコート剤のコートを必要とし
ないノーアンカータイプであってもよい。未延伸ポリプ
ロピレンフィルムの厚みとしては15乃至50μmの範
囲が適当である。未延伸ポリプロピレンフィルムの厚み
が15μm未満では、ラミネート加工適性が低下し、ま
た、未延伸ポリプロピレンフィルムの厚みが50μmを
超えると酸素ガス透過性が低下し、脱酸素包装用内装フ
ィルムとしての望ましい酸素透過が得られ難くなる。本
発明においては、これらCPPに直鎖状低密度ポリエチ
レンをラミネートして脱酸素包装用内装フィルム20と
するが、CPPに直鎖状低密度ポリエチレンをラミネー
トする場合、ラミネート強度を安定化するために、CP
Pにアンカーコート剤をコートして直鎖状低密度ポリエ
チレンを押出ラミネートすることが望ましい。前記直鎖
状低密度ポリエチレンとしては、厚みが15乃至50μ
mの範囲、密度が0.89乃至0.917の範囲が適当
である。厚みが15μm未満では、必要とするヒートシ
ール強度が得られ難く、50μmを超える厚みでは酸素
透過性が低下して脱酸素包装が困難となる。さらに、直
鎖状低密度ポリエチレンの密度が0.89未満では、製
膜加工が困難であり、また、0.917を超える密度の
直鎖状低密度ポリエチレンでは、個包装の場合のヒート
シール温度が高くなり、基材フィルムであるCPPを損
傷するおそれがある。本発明の脱酸素包装用内装フィル
ム20をCPPと直鎖状低密度ポリエチレンとの2層構
成のフィルムとして、脱酸素包装をした場合、内装フィ
ルムとして、微細孔あけ加工などの特殊な加工を行わず
に酸素透過性の高いフィルムとして使用できる。また基
材層21をCPPとしたため、従来の基材層である2軸
延伸フィルムと比較すると耐熱性が低下する課題は、ヒ
ートシール層を低融点の直鎖状低密度ポリエチレンによ
り形成することによって個包装の包装機械スピードの低
下をさせず包装可能とすることができた。
る酸素透過性は、23℃、ドライの条件の資料としてJ
IS K7126(MOCON法)により測定した。本
発明の構成であるCPP30μmと直鎖状低密度ポリエ
チレン30μmのラミネートフィルムでは3000〜3
500cc/m2・24hrs・atm)程度であり、
特殊穴明けした2軸延伸ポリプロピレンフィルム20μ
mと直鎖状低密度ポリエチレン40μmでの3200〜
3500cc/m2・24hrs・atm)と略同レベ
ルであった。
ィルムを個包装するために包装機械にかける際、従来用
いられていた、特殊穴明けした2軸延伸ポリプロピレン
フィルム等と比較して、本発明のCPPを形成するポリ
プロピレン樹脂の耐熱性が低くなるが、密度が0.89
乃至0.917の直鎖状低密度ポリエチレンを用いるこ
とによって、前記個包装機械でのヒートシール温度を低
くすることによってCPPのヒートシールによる損傷を
避けることができた。従来は、特殊な穴明きポリプロピ
レンやポリエステルの2軸延伸フィルム等と低密度ポリ
エチレン樹脂層との2層構成のラミネートフィルムであ
ったが、本発明において脱酸素包装用内装フィルムで
は、基材として用いる未延伸ポリプロピレンフィルムを
用い、CPPと、酸素透過度5000cc/m2・24
hrsの直鎖状低密度ポリエチレンからなるシーラント
とを貼り合せ、前記酸素透過度を3000cc/m2・
24hrs以上とすることによって、個包装内の脱酸素
包装を可能としたものである。
ネート方法は、押出ラミネート法、サンドイッチラミネ
ート法、ドライラミネート法等のいずれを用いてもよい
が、CPPに直鎖状低密度ポリエチレンを直接溶融押出
する押出ラミネート法が、加工の安定性、製造コストが
安価であり望ましい。
ラミネートする場合、多層ノーアンカー用のCPPで
は、アンカーコート剤をコートしないで、直接直鎖状低
密度ポリエチレンを押出ラミネートしてもよいが、ホモ
CPPに直鎖状低密度ポリエチレンを押出ラミネートす
る場合には、図1に示すように、ラミネート強度を安定
化するため、ホモCPP21にアンカーコート剤ACを
コートして、該コート面に直鎖状低密度ポリエチレンを
押出ラミネートすることが望ましい。本発明者は、各種
タイプのアンカーコート剤をテストした結果、ポリオレ
フィンを主体とした樹脂からなるコート剤、中でもポリ
エチレンイミン系アンカーコート剤が最も安定したラミ
ネート強度を示した。さらに、個包装された内容物の表
面殺菌のために紫外線照射する場合があるが、この場
合、殺菌効果のある紫外線波長域としては、250nm
前後であるが、アンカーコート剤のタイプによって得ら
れるラミネートフィルムの紫外線透過に有意差が認めら
れ、ポリエチレンイミン系のアンカーコート剤を用いた
ラミネートフィルムでは、前記波長の紫外線透過率は8
0%以上であったのに対し、有機チタン系、あるいはイ
ソシアネート系のアンカーコート剤を用いたラミネート
フィルムでは、同じ波長の紫外線透過率は50%以下と
低く、紫外線による殺菌の効果が劣る。
て、個包装のパウチタイプは、密封包装が可能なタイプ
であればよく、三方シールタイプ、四方シールタイプ、
ピロータイプまたは、ブリスタータイプ等が利用でき
る。
する脱酸素包装における外装袋を形成フィルムは、通常
の脱酸素包装に用いられる密封包装される材質であれば
よく、例えば、図3(a)に示すように、ガスバリア性
を有する基材層31とヒートシール層32とからなる2
層構成、または、図3(b)に示すように、基材層31
とヒートシール層32との間に中間層33を設けてもよ
い。そして、外装袋3を形成するフィルムを構成する前
記各層は、必要に応じて周知のドライラミネーション、
Tダイ押出ラミネートション、サンドイッチラミネーシ
ョン等の方法を適宜用いて貼り合わせることにより得る
ことができる。基材層31としては、印刷適性、ラミネ
ート適性に優れ、引張り強度、衝撃強度、耐擦傷性等の
総合的な機械強度に優れるとともにヒートシールの際の
加熱に対する耐熱性等が必要である。外装袋3を前記基
材層31とヒートシール層32の2層構成とする場合に
は、基材層31としてガスバリア性を有するフィルムを
選択する必要がある。例えば、2軸延伸ポリエステルフ
ィルム2軸延伸ナイロンフィルムあるいはこれらのフィ
ルムにガスバリア性を付与するためにポリ塩化ビニリデ
ン(PVDC)等をコーティングしたフィルム、また、
これらのフィルムにアルミニウム等の金属や酸化珪素、
アルミナ等の薄膜を真空蒸着等により設けたものを基材
層として用いることができる。ヒートシール層32とし
ては、外装する際に用いる包装機械のヒートシール条件
に適応する樹脂、すなわち、包装機械のヒートシールバ
ーの熱と圧力により十分な強度で熱接着する樹脂を選択
すればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体、アイオノマー等が用いられる。
ル層32との間に中間層33を設けた3層構成とする場
合の中間層33は、ラミネートフィルムの機械的強度の
向上、あるいは、水蒸気や各種のガスバリア性、特に酸
素遮断性を向上させるために設けるものであり、目的に
応じて例えばナイロン、ポリビニルアルコール、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)等のフィ
ルムやアルミニウム箔、あるいは、アルミニウムや酸化
珪素、アルミナ等の薄膜を真空蒸着などにより表面に被
覆した樹脂フィルム等を用いることができる。本発明の
脱酸素包装用内装フィルム20を適用する脱酸素包装に
用いられる外装袋としては、密封包装が可能なものであ
れば、そのパウチ形式を制限するものではない。前記個
包装のタイプと同じように、例えば、3方シール、四方
シール、ピローパウチ等が利用できる。
用いる脱酸素包装を利用できる内容物としては、前記切
り餅のほか、カットされたカステラやバウムクーヘン、
マドレーヌ、ドーナッツ、生・半生和菓子、医療・医薬
品等が挙げられる。
より個包装した内容物Kを脱酸素剤4とともに外装袋3
に収納して密封包装することによって、脱酸素剤4が外
装袋内空間3Sに封入された空気中の酸素を吸収するに
従って、個包装内空間2Sに封入された酸素は、個包装
を形成している脱酸素包装用内装フィルム20を透過し
て外装袋内空間3Sに拡散してやはり脱酸素剤4に吸収
され、個包装内が無酸素状態に維持される。その結果、
内容物Kは、酸素に起因する酸化、カビ、腐敗などの変
質が避けられる。また、外装袋3を開封後も、内容物K
はCPPと直鎖状低密度ポリエチレンとの構成の内装フ
ィルム20により密封されているため、内容物Kからの
水分の蒸散あるいは外気からの吸湿はほとんどなく、長
期保存が可能となった。内容物Kを個包装する際の包装
機械において、本発明の脱酸素包装用内装フィルム20
は、従来の2軸延伸ポリプロピレンフィルムと低密度ポ
リエチレンとのラミネートフィルムでのヒートシールバ
ーの温度よりも30℃低い温度でヒートシールが可能で
あり、密封シールでのCPPフィルムの損傷もなく、ま
た、その包装速度も低下することはなかった。また、内
容物Kの表面を殺菌する目的で、内容物Kを個包装した
状態で紫外線を照射して殺菌を行う場合、本発明の脱酸
素包装用内装フィルム20を製造する際のアンカーコー
ト剤ACとしてポリエチレンイミン系のコート剤を用い
ることによって、殺菌効果を示す紫外線の波長域である
250nm前後の紫外線の透過率は80%以上であり、
他のアンカーコート剤と比較して優れた殺菌効果を得る
ことができた。
て、実施例により説明する。 [実施例1]ホモタイプポリプロピレンフィルム(厚さ
30μm)にイミン系のアンカーコートを施し、直鎖状
低密度ポリエチレン(密度0.91、厚さ30μm)を
押出ラミネートし、実施例1とした。 [実施例2]ノーアンカー多層タイプポリプロピレンフ
ィルム(PE/ホモタイプPP/コ−ポリタイプPP
厚さ30μm)にアンカーコートを施さないで、直鎖状
低密度ポリエチレン(密度0.91、厚さ30μm)を
押出ラミネートし、実施例2とした。
ンフィルム(厚さ20μm)と低密度ポリエチレンフィ
ルム(密度0.92、厚さ40μm)とをドライラミネ
ートし、比較例1とした。
会社 島津製作所製) 3)ヒートシール性 実施例、比較例の各サンプルのヒートシール性(温度、
シール強度の関係)をテストした。
hrs) 従来の特殊通気性の2軸延伸ポリプロピレンフィルムを
用いたラミネートフィルムと同等の酸素透過度とするこ
とができた。 実施例1 2965 実施例2 3273 比較例1 3320 2)UV透過率(単位:%) 実施例1、実施例2ともに、紫外線殺菌のために必要な
紫外線透過率を示した。 実施例1 84.55 実施例2 83.42 比較例1 0.47 3)ヒートシール性 実施例、比較例のヒートシールカーブは図5に示す通り
であり、実施例1、実施例2ともに低温でのヒートシー
ルが可能であった。
リア性を有する外装袋に収納して外装体袋密封シールす
る脱酸素包装体において、個包装に用いる、内装用フィ
ルムを未延伸ポリプロピレンフィルムとメタロセン系L
Lとのラミネートフィルムとすることによって、内容物
の酸化、カビの発生等を防止し、外装袋開封後の内容物
の乾燥あるいは吸湿を防止することができ、前記ラミネ
ートフィルムの製造においてポリエチレンイミン系のア
ンカーコート剤を選択したことによって個包装後の紫外
線殺菌効果の低下がなく、個包装の際の包装機械適性の
良好な脱酸素包装用内装フィルムを提供することができ
た。
示すフィルムの断面図である。
ムの実施例を示すフィルム断面図である。
を示す断面図である。
ールカーブである。
Claims (3)
- 【請求項1】ガスバリア性を有する外装袋に、内容物を
収納した個包装袋と脱酸素剤とを収納して、密封包装す
る包装袋であって当該個包装袋のフィルムが、厚みが1
5乃至50μmの未延伸ポリプロピレンフィルムと、厚
みが15乃至50μmで、密度が0.89乃至0.91
7を有する直鎖状低密度ポリエチレン樹脂層と,から構
成されたラミネートフィルムからなることを特徴とする
脱酸素包装用内装フィルム。 - 【請求項2】前記個包装袋のラミネートフィルムが、未
延伸ポリプロピレンフィルムの片面にポリオレフィンを
主体とした樹脂からなるアンカーコート剤をコートした
面に直鎖状低密度ポリエチレン樹脂を押出ラミネート法
により形成されたラミネートフィルムであることを特徴
とする請求項1に記載の脱酸素包装用内装フィルム。 - 【請求項3】前記個包装袋のラミネートフィルムが、2
50nmの波長の紫外線の透過率が70%以上であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の脱酸素
包装用内装フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002138681A JP4156270B2 (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | 脱酸素包装用内装フィルム |
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---|---|---|---|
JP2002138681A JP4156270B2 (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | 脱酸素包装用内装フィルム |
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---|---|
JP2003335374A true JP2003335374A (ja) | 2003-11-25 |
JP4156270B2 JP4156270B2 (ja) | 2008-09-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002138681A Expired - Fee Related JP4156270B2 (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | 脱酸素包装用内装フィルム |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP4156270B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193203A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 餅包装体 |
JP2016120695A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 住友ゴム工業株式会社 | パンク修理用パッケージ |
WO2018062331A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 大日本印刷株式会社 | 積層体 |
-
2002
- 2002-05-14 JP JP2002138681A patent/JP4156270B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006193203A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Dainippon Printing Co Ltd | 餅包装体 |
JP2016120695A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 住友ゴム工業株式会社 | パンク修理用パッケージ |
WO2018062331A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 大日本印刷株式会社 | 積層体 |
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