JP2016120695A - パンク修理用パッケージ - Google Patents

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昭彦 川谷
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純 三上
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Yukinori Nagata
幸則 永田
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Abstract

【課題】パンク修理キットを、パンク修理液の酸化劣化を防止しながら保管する。
【解決手段】パンク修理キット2と、それを密封状に収納した収納袋3とを具え、収納袋3は、酸素非透過性層25を有する多層構造をなす。収納袋3内に、パンク修理キット2とともに脱酸素剤14が収納される、又は脱気状態にてパンク修理キット2が収納される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボトル容器内のパンク修理液を、手の圧搾操作によってタイヤ内に注入するパンク修理システムに係わり、詳しくは、前記システムに使用するパンク修理キットを、パンク修理液の酸化劣化を防止しながら保管しうるパンク修理用パッケージに関する。
パンク修理システムとして、変形容易な合成樹脂製のボトル容器を用い、このボトル容器を手で圧搾(押圧)することにより内部のパンク修理液をタイヤに注入し、しかる後、タイヤに別途コンプレッサーを接続してポンプアップするシステムが案出されている(例えば下記の特許文献1参照。)。
上記特許文献1では、保管中のパンク修理液の酸化劣化を防止するため、ボトル容器の少なくとも胴部を、ガスバリア性樹脂からなる中間層を有する3層構造とすることが提案されている。このような構造のボトル容器は、例えば射出成形によって形成した3層構造のパリソンを、2軸延伸ブロー成形することにより製造することができる。
しかしながら、前述のパンク修理システムでは、手の圧搾操作によってパンク修理液を注入するため、ボトル容器には特に優れた柔軟性が要求される。しかしボトル容器自体を3層構造とした場合、必要なガスバリア性能を確保しうるものの、十分な柔軟性を得ることが難しく、圧搾操作性に劣る傾向がある。また繰り返しの圧搾変形によって層間に剥離が生じるなど、破損等のトラブルの原因となりうる。
そこで本発明者は、柔軟性と強度とに特化してボトル容器を形成するとともに、このボトル容器を含むパンク修理キットの収納袋に、多層構造を採用することを提案した。しかしこの場合、パンク修理キットとともに収納袋に密封される空気を原因としたパンク修理液の酸化劣化の問題が新たに発生する。
特開2003−262172号公報
そこで本発明は、ボトル容器に柔軟性と強度とを付与させて圧搾操作性を高めながら、パンク修理液の酸化劣化を防止しうるパンク修理用パッケージを提供することを課題としている。
本発明は、パンク修理液を密封状に収容したボトル容器と、このボトル容器の取出し口部に取り付け可能なキャップ部に、前記ボトル容器内からのパンク修理液をタイヤ内に注入するためのホース部を連結させた注入ホースとを含むパンク修理キット、
及び前記パンク修理キットを密封状に収納した収納袋を具え、
前記収納袋は、酸素非透過性層を有する多層構造をなすとともに、
前記収納袋内に、前記パンク修理キットとともに脱酸素剤が収納される、又は脱気状態にて前記パンク修理キットが収納されることを特徴としている。
本発明に係る前記パンク修理用パッケージでは、前記収納袋における酸素非透過性層が、厚さ5〜100μmのアルミ層、又は厚さ30〜300μmのエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)の層からなることが好ましい。
本発明に係る前記パンク修理用パッケージでは、前記収納袋は、前記酸素非透過性層の内側にポリエチレン層、及び外側にナイロン層とを具えることが好ましい。
本発明に係る前記パンク修理用パッケージでは、前記パンク修理キットが脱気状態にて収納され、かつ前記ボトル容器内の空隙部分に空気が配されるとともに、前記脱気状態における収納袋内の残留空気の容積Vaは、前記空隙部分の容積Vbの1.5倍以下であることが好ましい。
本発明に係る前記パンク修理用パッケージでは、前記パンク修理キットが脱気状態にて収納され、かつ前記ボトル容器内の空隙部分に窒素が配されるとともに、前記脱気状態における収納袋内の残留空気の容積Vaは、前記空隙部分の容積Vbの2.5倍以下であることが好ましい。
本発明に係る前記パンク修理用パッケージでは、前記パンク修理キットは、前記注入ホースとボトル容器とが並列、かつ前記注入ホースのキャップ部と、ボトル容器の取出し口部とが同方向に向いて脱気状態にて収納されることが好ましい。
本発明に係る前記パンク修理用パッケージでは、前記収納袋内に脱酸素剤が収納されるとともに、前記収納袋内の残留空気の酸素量V1は、脱酸素剤の酸素吸収量V2以下であることが好ましい。
本発明は叙上の如く、収納袋を、酸素非透過性層を有する多層構造としているため、外気から収納袋内への酸素の透過を防止できる。また収納袋内には、パンク修理キットとともに脱酸素剤が収納される、又は脱気状態にてパンク修理キットが収納されている。
従って、脱酸素剤が収納される場合には、製造時、収納袋内にパンク修理キットとともに空気が一緒に密閉された場合にも、この空気内の酸素を脱酸素剤が吸着する。そのため、ボトル容器内のパンク修理液の酸化劣化を防止することができる。また脱気状態をなす場合には、製造時、収納袋内にパンク修理キットとともに密閉される空気の量自体を減じうる。そのため、ボトル容器内のパンク修理液の酸化劣化を防止することができる。
またいずれの場合も、ボトル容器にはガスバリア性能が要求されないため、柔軟性と強度とに特化してボトル容器を形成することができ、圧搾操作性を高めることが可能になる。
本発明のパンク修理用パッケージの一実施例を示す正面図である。 その側面図である。 (A)〜(C)はパンク修理キットの正面図である。 収納袋の部分断面図である。 (A)、(B)はパンク修理用パッケージの他の実施例を示す正面図及び側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1、2に示すように、本実施形態のパンク修理用パッケージ1は、パンク修理キット2と、このパンク修理キット2を密封状に収納した収納袋3とを具える。そしてこのパンク修理用パッケージ1は、手の圧搾操作によってパンク修理液をタイヤ内に注入する手動のパンク修理システムに使用される。
前記パンク修理キット2は、パンク修理液Lを密封状に収容したボトル容器4と、このボトル容器4の取出し口部5に取り付け可能な注入ホース6とを含んで構成される。本例では、パンク修理キット2が、前記ボトル容器4と、前記注入ホース6と、この注入ホース6の先端に取り付け可能なホース詮9とからなる場合が示される。
図3(A)に示すように、前記ボトル容器4は、パンク修理液Lを収容した容器本体7と、その取出し口部5を封止するボトル詮8とを有する。本例の容器本体7は、筒状の胴部7Aと、この胴部7Aの一端を閉じる底部7Bと、胴部7Aの他端に先細状のショルダ部7Cを介して連なる小径な筒状の前記取出し口部5とを一体に具える。本例では、便宜上、前記一端の側を下端側、他端の側を上端側として説明する場合がある。
前記取出し口部5の外周面には、本例では、注入ホース6を脱着可能に取り付ける雄ネジ部5Aが螺刻される。また取出し口部5の上端には、パンク修理液Lを密封するボトル詮8が配される。本例のボトル詮8は、ラミネート状のシール膜からなり、前記取出し口部5の上端に、ホットメルト接着剤などを介して熱溶着される。
このボトル容器4にはガスバリア性能が要求されないため、柔軟性と強度とに特化することで、圧搾操作性を高めることができる。そのためボトル容器4として、例えば軟質塩化ビニル樹脂、軟質ポリエステル樹脂、低密度ポリエチレン樹脂、軟質ポリプロピレン樹脂等の柔軟性を有する樹脂からなる1層構造を採用するのが好ましい。
図3(B)に示すように、前記注入ホース6は、前記取出し口部5に取り付け可能なキャップ部10と、このキャップ部10に連結されかつボトル容器4内のパンク修理液Lをタイヤ内に注入するためのホース部11とを一体に具える。
本例のキャップ部10は、前記取出し口部5に螺合する雌ネジ部12Aを内周面に有するキャップ本体12を有し、このキャップ本体12の蓋部12B上面には、前記ホース部11を連結する連結管部13Uが突出している。又蓋部12B下面には、前記取出し口部5への螺着によって前記ボトル詮8を破通させる先鋭管部13Lが突出している。前記連結管部13Uの内孔と先鋭管部13Lの内孔とは互いに導通している。前記ホース部11は、その一端が前記連結管部13Uに接続されている。
図3(C)に示すように、前記ホース詮9は、例えば大径な摘み部分9Aと、その先端から突出し前記ホース部11の他端に嵌着可能な詮軸部分9Bとを有する。このホース詮9は、ボトル容器内のパンク修理液Lをタイヤ内に注入した後、ホース部11に嵌着される。これにより、注入後、ホース部11内やボトル容器4内に残存するパンク修理液Lが、ホース部11から漏れて周囲を汚損させるのを防止できる。
なお本例のホース詮9は、自動車用タイヤのエアバルブからバルブコアを脱着するためのコア回し治具15を兼用している。具体的には、前記詮軸部9Bの先端に、バルブコアに係合してバルブコアを回しうるコ字状のノッチ9B1を具える。このコア回し治具15(ホース詮9)は、パンク修理液Lの注入前にバルブコアをエアバルブから取り外す際、及び注入後にバルブコアをエアバルブに取り付ける際に、それぞれ使用される。
次に、前記収納袋3は、図1、2に示すように、フィルム21の周囲を、熱融着部22により融着することにより、内部が密封される。特に限定されないが、本例では、例えば縦長矩形状の2枚のフィルム21の4辺を、それぞれ熱融着部22によって融着した場合が示される。なお図中の符号23は、切欠き部であって、例えば長辺側の一方の熱融着部22に形成される。そしてこの切欠き部23から、短辺側の一方の熱融着部22を切り取り線24に沿って切り取ることにより、収納袋3を開口させて内部のパンク修理キット2を取り出すことができる。
また収納袋3、即ち前記フィルム21は、図4に示すように、酸素非透過性層25を有する多層構造を具える。本例では、酸素非透過性層25と、その内側となると内層26と外側となると外層27とからなる3層構造をなす場合が示される。
前記酸素非透過性層25は、JIS K7126の「プラスチック−フィルム及びシート−ガス透過度試験方法」に準拠して測定した酸素透過度が3cc/m・day・atm以下の層として定義される。
この酸素非透過性層25として、アルミ層又はエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)の層が好適に採用される。アルミ層の場合、その厚さが5〜100μmの範囲が好ましく、5μmを下回ると、アルミ層にピンホールができて酸素非透過性を減じる可能性を招く。逆に100μmを越えると、過剰品質となりかつコストの不必要な増加を招く。またEVOHの場合、その厚さが30〜300μmの範囲が好ましく、30μmを下回ると、優れた酸素非透過性を発揮することが難しくなる。逆に300μmを越えると、過剰品質となりかつコストの不必要な増加を招く。
アルミ層としては、アルミ箔及びアルミ蒸着膜が採用できる。アルミ箔の場合、例えばラミネート法により、アルミ箔に、内層26をなす樹脂フィルムと、外層27をなす樹脂フィルムとを貼り合わせることで前記フィルム21を形成することができる。またアルミ蒸着膜の場合、内層26又は外層27をなす一方の樹脂フィルムの内面にアルミ蒸着膜を形成し、他方の樹脂フィルムと貼り合わせることで前記フィルム21を形成することができる。またEVOHの層の場合には、例えばラミネート法により、EVOHによるフィルムと、内層26をなす樹脂フィルムと、外層27をなす樹脂フィルムとを貼り合わせる、又は共押出法により、各樹脂フィルムを重ね合わせて一度に押し出すことで前記フィルム21を形成することができる。
なおアルミ層を採用した場合、収納袋3が不透明となるため、内部の収納物(パンク修理キット2)が見えなくなる。そのため収納袋3の表面にも、収納物を表示するラベルや印刷などが必要となるという点で、EVOHに比して不利となる。
収納袋3では、前記内層26をポリエチレン層、外層27をナイロン層とするのが好ましい。内層26をポリエチレン層とすることで、フィルム21に優れた溶着性を付与でき、溶着性効率(収納袋3の製造効率)、及び溶着強度を高めることができる。また外層27をナイロン層とすることで、破れに対する強度を高めることができる。なお要求により、内層26と外層27とを同質の樹脂で形成しても良く、またポリエチレン、ナイロン以外の樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)を採用することもできる。
ここで、前記収納袋3に酸素非透過性を付与した場合にも、パンク修理用パッケージ1を製造する際、収納袋3内にパンク修理キット2とともに空気が一緒に密封されたときには、この空気に含まれる酸素が容器本体7を透過してパンク修理液を酸化劣化させる傾向がある。
そのため本発明では、収納袋3内に、パンク修理キット2とともに脱酸素剤14(図5に示す)が収納される。又は収納袋3内に、パンク修理キット2が脱気状態にて収納される。
図1、2には、脱気状態にてパンク修理キット2が収納される場合が示される。この場合、脱気状態とすることで、製造時、収納袋3内にパンク修理キット2とともに密閉される空気の量自体を減じることができる。そのため、ボトル容器4内のパンク修理液Lの酸化劣化を確実に防止することが可能となる。
なお通常、前記ボトル容器4内の空隙部分30(図3(A)に示す)には空気が残されている。この場合、脱気状態における収納袋3内の残留空気31(図2に示す)の容積Vaの上限は、前記空隙部分30の容積Vbの1.5倍以下であるのが好ましい。前記容積Vaが容積Vbの1.5倍を超えると、残留空気31内の酸素が、空隙部分30内の酸素とともにパンク修理液Lを酸化劣化させる恐れを招く。
またボトル容器4の空隙部分30(図3(A)に示す)に窒素を封入することもできる。この場合には、前記容積Vaの上限を、前記容積Vbの2.5倍以下の範囲まで広げることができる。2.5倍を超えると、残留空気31内の酸素のみによってパンク修理液Lを酸化劣化させる恐れを招く。
なお空隙部分30に空気、窒素のいずが封入された場合にも、容積Vaの下限値は、容積Vbの0.2倍以上、さらには0.4倍以上であるのが好ましい。もし0.2倍を下回ると、脱気し過ぎとなり、収納袋3がパンク修理キット2と圧接して収納袋3が破けたり、またパンク修理キット2に変形や損傷を招くといった恐れが生じる。
また脱気状態とした場合、収納袋3が潰れてパンク修理キット2の動きを拘束させる効果がある。そのため、輸送中や保管中の振動によって、パンク修理キット2の各パーツ同士が当接したり擦れて傷や損傷を招くのを防止できる。また脱気状態とすることで、パンク修理キット2をコンパクトに収納することも可能にある。特に、図1、2に示すように、注入ホース6とボトル容器4とを並列させ、かつ注入ホース6のキャップ部10と、ボトル容器4の取出し口部5とを同方向でかつ隣り合わせてコンパクトに配置した場合にも、この配置状態を維持させることができる。
図5(A)、(B)に、パンク修理用パッケージ1の他の実施例を示す。本例では、酸化劣化の防止のために、収納袋3内に、パンク修理キット2とともに脱酸素剤14が収納される。
この場合、製造時に、収納袋3内にパンク修理キット2とともに密閉される空気内の酸素を、前記脱酸素剤14が吸着して除去する。そのため、パンク修理液Lの酸化劣化を防止することができる。そのためには、収納袋3内の残留空気31(図5(B)に示す)の酸素量V1は、脱酸素剤14の酸素吸収量V2以下であることが好ましい。
脱酸素剤14としては、鉄等の金属の酸化を利用して酸素を吸収するタイプ(以下鉄系という場合がある)、及び糖やレダクトンなどの酸化反応を利用するタイプ(以下有機系という場合がある)のいずれも採用しうる。しかし、酸素を取り除く速度が早いという点で、鉄系がより好ましい。また鉄系として水分依存型と、自力反応型とが知られているが、自力反応型が安定性の観点からより好ましい。
なお脱酸素剤14を用いる場合、酸素吸着後も残留空気31内には窒素が残る。そのため、収納袋3がパンク修理キット2と圧接するのを防止でき、圧接に起因する収納袋3の破れや、パンク修理キット2の変形や損傷を抑制しうるというメリットがある。また脱気のための装置(脱気装置)が不要であり、かつ収納後のシール作業が容易となる。そのため、脱気の場合に比して、設備コストの低減、及び作業効率の向上というメリットもある。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、図1に示すパンク修理用パッケージを、表1の仕様に基づいて試作するとともに、各試作品における酸化劣化防止性能をテストした。表1に記載以外は実質的に同仕様である。各パンク修理用パッケージとも、収容袋内に、ボトル容器と注入ホースとホース詮とを収容している。収容袋では、中間層である酸素非透過性層のみ相違する。容器本体として、低密度ポリエチレン(酸素透過性)の1層構造が採用されている。
脱酸素剤としては、保水剤を含んだ鉄系のもの(自力反応型)を使用した。また脱気処理としては、収納袋にパンク修理キットを入れた後、その入口部分を熱溶着によってシールする。ただし溶着時、ホースが通るだけの隙間は空けておく。そして前記隙間を通るホースからコンプレッサーを用いて内部空気を吸引し、空気除去後、ホースを抜くのと同時に前記隙間を熱溶着によってシールする。なお残留空気量はコンプレッサーの作動時間によって調整した。
(1)酸化劣化防止性能:
パンク修理用パッケージを、80℃の環境下で4ヶ月間保管して酸化劣化を促進させた。しかる後、パンク修理用パッケージから取り出したパンク修理キットを用い、穴を空けたタイヤにパンク修理を行った。パンク修理では、パンク修理液を注入したタイヤに空気を充填し、しかる後、速度40km/hにて走行し、パンク穴が完全に塞がるまでの走行距離にて、パンク修理性能を下記の3段階で評価した。
×:走行距離が10kmを超えてもパンク穴が塞がっていない。
△:走行距離が9〜10kmの範囲でパンク穴が塞がっている。
○:走行距離が9km未満でパンク穴が塞がっている。
Figure 2016120695
Figure 2016120695
表に示すように、実施例品は、パンク修理キットを、パンク修理液の酸化劣化を防止しながら保管しうるのが確認できる。
1 パンク修理用パッケージ
2 パンク修理キット
3 収納袋
4 ボトル容器
5 取出し口部
6 注入ホース
14 脱酸素剤
10 キャップ部
11 ホース部
25 酸素非透過性層
30 空隙部分
31 残留空気
L パンク修理液

Claims (8)

  1. パンク修理液を密封状に収容したボトル容器と、このボトル容器の取出し口部に取り付け可能なキャップ部に、前記ボトル容器内からのパンク修理液をタイヤ内に注入するためのホース部を連結させた注入ホースとを含むパンク修理キット、
    及び前記パンク修理キットを密封状に収納した収納袋を具え、
    前記収納袋は、酸素非透過性層を有する多層構造をなすとともに、
    前記収納袋内に、前記パンク修理キットとともに脱酸素剤が収納される、又は脱気状態にて前記パンク修理キットが収納されることを特徴とするパンク修理用パッケージ。
  2. 前記収納袋は、前記酸素非透過性層が、厚さ5〜100μmのアルミ層からなることを特徴とする請求項1記載のパンク修理用パッケージ。
  3. 前記収納袋は、前記酸素非透過性層が、厚さ30〜300μmのエチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)の層からなることを特徴とする請求項1記載のパンク修理用パッケージ。
  4. 前記収納袋は、前記酸素非透過性層の内側にポリエチレン層、及び外側にナイロン層とを具えることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のパンク修理用パッケージ。
  5. 前記パンク修理キットが脱気状態にて収納され、かつ前記ボトル容器内の空隙部分に空気が配されるとともに、前記脱気状態における収納袋内の残留空気の容積Vaは、前記空隙部分の容積Vbの1.5倍以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパンク修理用パッケージ。
  6. 前記パンク修理キットが脱気状態にて収納され、かつ前記ボトル容器内の空隙部分に窒素が配されるとともに、前記脱気状態における収納袋内の残留空気の容積Vaは、前記空隙部分の容積Vbの2.5倍以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパンク修理用パッケージ。
  7. 前記パンク修理キットは、前記注入ホースとボトル容器とが並列、かつ前記注入ホースのキャップ部と、ボトル容器の取出し口部とが同方向に向いて脱気状態にて収納されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のパンク修理用パッケージ。
  8. 前記収納袋内に脱酸素剤が収納されるとともに、前記収納袋内の残留空気の酸素量V1は、脱酸素剤の酸素吸収量V2以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパンク修理用パッケージ。
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