JP2003335040A - 多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物 - Google Patents
多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物Info
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- JP2003335040A JP2003335040A JP2002147019A JP2002147019A JP2003335040A JP 2003335040 A JP2003335040 A JP 2003335040A JP 2002147019 A JP2002147019 A JP 2002147019A JP 2002147019 A JP2002147019 A JP 2002147019A JP 2003335040 A JP2003335040 A JP 2003335040A
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Abstract
防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を提供するこ
と。 【解決手段】 証券に関する必要情報1,5とともに、
多数の微小記号および/または微小文字にて構成される
微小記号文字3から成る微小記号文字群3’が印刷され
た証券印刷物であって、上記微小記号文字群3’を構成
する所定の微小記号および/または微小文字から成る文
字記号列が、その配列および/または配列形態が異なる
もの3A’,3B’ を含む.
Description
権類、旅券、各種証明書等の重要書類(以下、「証券印
刷物」という。)に関し、特には、偽造や改ざん等をし
難くするために微小文字を利用した証券印刷物に関す
る。
速な進歩とともに該コンピュータ上にて動作する画像処
理プログラムの進歩等によるコンピュータ画像処理技術
の急速な進歩と普及に伴い、証券印刷物の分野において
も、これらコンピュータ画像処理技術を用いた偽造や改
ざん等が実施され、その偽造や改ざん手法も高度化、多
様化しつつある。
像処理技術を用いた偽造や改ざん手法としては、従来に
おいては、コピー機等による模造や複製が実施されるこ
とが主になされてきているが、これらコピー機等による
模造や複製を防止する技術が普及してきており、これら
コピー機等による模造や複製が安易に実施できなくなっ
てきているとともに、前記したようにコンピュータ画像
処理技術が向上したことから、近年では、目視等により
版自体を作成して模造することがなされるようになって
きていることから、これら版自体を作成して模造するこ
とに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物
が切望されていた。
てなされたもので、版自体を作成して模造することに対
する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を提供
することを目的としている。
ために、本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号
文字群が印刷された証券印刷物は、証券に関する必要情
報とともに、多数の微小記号および/または微小文字に
て構成される微小記号文字から成る微小記号文字群が印
刷された証券印刷物であって、上記微小記号文字群を構
成する所定の微小記号および/または微小文字から成る
文字記号列が、その配列および/または配列形態が異な
るものを含むことを特徴としている。この特徴によれ
ば、上記微小記号文字群を構成する所定の微小記号およ
び/または微小文字から成る文字記号列が、その配列お
よび/または配列形態が異なるものを含むようになるた
め、各微小記号文字をこれら異なる配列および/または
配列形態に合致させて版を作成する必要が生じることか
ら、これら版の作成を著しく困難なものにでき、よって
版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは
偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列
形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小
記号の配置角度が異なる形態とされていることが好まし
い。このようにすれば、これら微小文字或いは微小記号
の配置角度を各文字や記号毎に把握して版を作成する必
要が生じることから、これら版の作成をより一層困難な
ものにでき、よって版自体を作成して模造することに対
する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得る
ことができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列
形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小
記号が鏡像状態に配置されていることが好ましい。この
ようにすれば、前記微小文字或いは微小記号を鏡像状態
に配置することで、丹念に微小文字或いは微小記号を詳
見しない一見状態では、前記異なる配列形態を見過ごし
易く、よって、これら版の作成をより一層困難なものに
でき、よって版自体を作成して模造することに対する複
製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることが
できる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列
形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小
記号の配置間隔が異なる形態とされていることが好まし
い。このようにすれば、これら微小文字或いは微小記号
の配置間隔を各文字や記号毎に把握して版を作成する必
要が生じることから、これら版の作成をより一層困難な
ものにでき、よって版自体を作成して模造することに対
する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得る
ことができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列
形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小
記号中に、正規の配置記号文字とは異なるエラー文字或
いはエラー記号が配置されていることが好ましい。この
ようにすれば、これらエラー文字或いはエラー記号がど
こに配置されているのか、或いはどの微小文字或いは微
小記号がエラー文字或いはエラー記号として使用されて
いるのかを把握して版を作成する必要が生じることか
ら、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よっ
て版自体を作成して模造することに対する複製防止或い
は偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記文字記号列
を構成する同一の微小文字或いは微小記号の書体とし
て、少なくとも2以上の異なる種類の書体を含むことが
好ましい。このようにすれば、文字記号列を構成する同
一の微小記号または微小文字の書体として、少なくとも
2以上の異なる種類の書体が使用されることで、これら
書体を各微小記号文字毎に合致させて版を作成する必要
が生じることから、これら版の作成をより一層困難なも
のにでき、よって版自体を作成して模造することに対す
る複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得るこ
とができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記2以上の異
なる種類の書体は、一般的に使用されている公知の書体
と、一般的に使用されていない独自の書体とを含むこと
が好ましい。このようにすれば、独自の書体を用いるこ
とで、より一層、版自体の作成を困難なものにできる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記独自書体が
1種類のみであることが好ましい。このようにすれば、
多数の独自書体を用いずに、公知の書体中に独自書体を
1種類のみとすることで、独自書体が使用されているこ
とに気付かれ難くなり、これら独自書体を確認すること
で、複製や偽造を判別し易いものにできる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列
形態に該当する文字或いは記号の印刷用インキが、他の
文字或いは記号の印刷用インキとは異なる機能性インキ
にて印刷されていることが好ましい。このようにすれ
ば、機能性インキによる機能を用いることで、前記異な
る配列形態に該当する文字或いは記号を迅速かつ正確に
認識することができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性イン
キは、特定の波長領域の光を照射すると発光するインキ
であることが好ましい。このようにすれば、特定の波長
領域の光を照射するのみで、異なる配列形態に該当する
文字或いは記号を認識することができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性イン
キが赤外線インキであることが好ましい。このようにす
れば、通常の使用において、赤外線が照射される機会は
非常に希であるため、通常使用において異なる配列形態
に該当する文字或いは記号が印刷されていることを偽造
者等に知覚されることを極力防止することができる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記特定の波長
領域の光を照射すると特定の情報が画成されるように、
前記特定の波長領域の光を照射すると発光するインキで
印刷された文字或いは記号を配置して成ることが好まし
い。このようにすれば、特定の情報が画成され現れるこ
とで、より確実かつ簡易に複製や偽造を判別することが
できる。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記微小記号文
字は、目視による可読が難しいか或いは不可である大き
さであることが好ましい。このようにすれば、微小記号
文字が印刷されていることを、偽造者等に認知されるこ
とを極力防止することができ、偽造防止効果を向上でき
る。
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記微小記号文
字群を構成する多数の微小記号文字は、連続的且つ曲線
的に配置することで彩紋模様を構成するように印刷され
て成ることが好ましい。このようにすれば、単純に微小
記号文字が配列されているのに比較して、その版の作成
をより困難なものにでき、偽造防止効果を向上できる。
態を、実施例に基づいて図面を参照して以下に説明す
る。尚、以下の実施例においては、証券印刷物の一例と
して商品券とした例を示すが、本発明はその他の証券印
刷物に適用可能であることは言うまでもない。
の実施例1である商品券を示す図である。本実施例1の
商品券は、図1に示すように、その表面に証券に関する
必要情報を目視可能に表示する基本文字1、5や、デザ
イン文字2、微小文字3、OCR文字4、MICR文字
6、無色蛍光文字7などの文字が印刷されている。ま
た、デザイン文字2、微小文字3、基本文字5は、多数
の文字が集合して成る文字群で構成される。
の前記文字記号列としての「JAPAN」という繰返し
単位の文字列が規則的に配置されて成り、65列×8
行、計520の微小文字3を含んでいる。
しては、肉眼では文字として可読しにくい程度の大きさ
でも、または、文字を極めて小さくして可読できない大
きさにしても良い。具体的には、可読できない大きさと
しては0.4mm以下の文字であればほぼ不可読とな
り、1mm以上であればほぼ全ての人が可読可能となる
ことから、該1mm未満で前記0.4mmよりも大きな
文字が肉眼では文字として可読しにくい程度の大きさと
言える。
文字として可読しにくい程度の大きさ、或いは可読でき
ない大きさとすることは、微小記号文字が印刷されてい
ることを、偽造者等に認知されることを極力防止するこ
とができ、偽造防止効果を向上できることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら微
小文字の大きさは、適宜に選択すれば良い。
3’を、図1に示すように、縦横方向に前記「JAPA
N」を構成する各文字を配列させた形状としてしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら微
小文字を連続的かつ曲線的に配置することにより、より
複雑な彩紋模様として認識できるような構成にしても良
い。
ように拡大して観察すると、図1に示すように、前記
「JAPAN」の文字の配列状態が、各行にて順次異な
るように配列されており、これら微小文字群3’の領域
8には、一般書体3Aにて印刷され、前記「JAPA
N」の文字の配列状態のみが異なるエリア8Aと、前記
「JAPAN」の配列状態並びに印刷書体が前記エリア
8Aと同一であるが、前記「JAPAN」を構成する各
微小文字中に、異なる配列形態となる配置角度が異なる
微小文字を有するエリア8Bと、該エリア8Bと同様の
配列状態並びに配列形態を有するが、その書体が一般的
に使用されない独自書体3Bとされたエリア8Cとから
構成されている。
と、該エリア8Aに印刷配置される前記「JAPAN」
の文字は、図1に示すように、文字列の先頭となる
「J」の文字位置が各行毎に順次後方(紙面右側)へ移
動して配置することで、各行にて「JAPAN」の文字
の配列状態が異なるようになっている。
記したように、各行毎に配列文字列の先頭位置を順次変
えることで実施しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、これら異なる配列状態は、前記「JAP
AN」の文字列をランダムに配置しても良く、これら異
なる配列状態とする手法は適宜に選択すれば良い。
と、該エリア8Bの印刷書体並びに印刷されている「J
APAN」の文字列の配列状態は前記エリア8Aと同一
であるが、図1に示すように、部分部分に印刷配置され
た角度が前記エリア8Aの対応する文字とは異なる微小
文字3A’を含んでおり、これら印刷角度の異なる微小
文字3A’により、異なる配列形態が形成されている。
れる微小文字の配置角度にて形成するようにすること
は、偽造を行う場合等にあっては、これら配置角度を正
確に把握して版を作成する必要が生じることから、これ
ら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体
を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防
止に優れた証券印刷物を得ることができる。
と、該エリア8Cに印刷されている「JAPAN」の文
字列の配列状態並びに配列形態は前記エリア8Bと同一
であるが、図1に示すように、その印刷書体が独自書体
3Bとされている。
に含まれる異なる配列形態の対象となる文字である、配
置角度の異なる微小文字3A’,3B’は、その他の微
小文字とは異なる機能性インキである赤外線反射インキ
にて印刷されており、これら領域8に所定波長の赤外線
を照射すると、図1に示すように、通常のインキにて印
刷されている微小文字は赤外線を吸収するのに対し、該
赤外線反射インキにて印刷された前記配置角度の異なる
微小文字3A’,3B’のみが赤外線を反射し、これら
配置角度の異なる微小文字を迅速かつ正確に把握するこ
とができるようになっている。また、前記赤外線反射イ
ンキのかわりに、赤外線透過インキを使用しても構わな
い。
A’の配置位置を、特定の情報、例えば赤外線照射によ
り「T」の文字が画成され現れるように配置しておき、
これらの特定の情報によって真贋を判別できるようにし
ても良く、これら配置角度の異なる微小文字3A’,3
B’の配置形態等は適宜に選択すれば良い。
般的に使用されている公知の書体、具体的には、明朝
体、ゴシック体、行書体、楷書体等を使用でき、一方、
書体3Bは一般的に使用されない独自の書体である。こ
こでいう独自の書体は、市販のパソコンに搭載されてい
ない書体や日本印刷学会が編集する印刷工学便覧に掲載
されていない書体を言う。
エリア8Bに使用する一般書体3Aを1種類としている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら一
般書体3Aとして複数の書体を使用するようにしても良
い。
独自書体を前記エリア8Cに用いているが、これら独自
書体を用いることは、これら独自書体を用いることで、
偽造や複製における版作成をより一層困難なものにで
き、高い偽造防止効果を得られるようになることから好
ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、こ
れら独自書体を用いない構成としても良い。
み使用するようにしており、このようにすることは、偽
造者がこれら独自書体を使用していることに気付に難く
でき、よって、これら独自書体の有無等を確認すること
で、証券の真贋を判別し易くできることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら独
自書体として複数の独自書体を使用するようにしても良
い。
外線の照射により反射するインキであれば好適に使用す
ることができるが、本発明の機能性インキは、これら赤
外線インキに限定されるものではなく、例えば紫外線の
照射により発光する紫外線インキや、蛍光インキ、燐光
インキ、畜光インキ、フォトクロミックインキ、サーモ
クロミックインキ、エレエクトロルミネッセントイン
キ、赤外線透過・吸収インキ、メタメリックインキ、カ
ラーシフトインキ、パールインキ、金属光沢インキ、磁
性インキ、導電インキ、絶縁インキ、バイオコードイン
キ、放射線インキ、撥水撥油インキ、発泡インキ、香料
インキ、インキ消し反応インキ等を用いるようにしても
良い。
の吸収・反射の判別の光源として赤外線を用いており、
このようにすることは、通常の使用において、特定波長
の赤外線が照射される機会は非常に希であるため、通常
使用において前記した配置角度の異なる微小文字3
A’,3B’が発光することを偽造者等に知覚されるこ
とを極力防止することができることから好ましいが、本
発明はこれに限定されるものではなく、紫外線の照射に
て発光する蛍光インキ、燐光インキ、畜光インキを使用
するようにしても良く、これら使用する光等は適宜に選
択すれば良い。
来から微小文字の持つ偽造防止効果を、より一層に強化
できる。なぜならば、偽造者は文字の並びや書体ととも
に、前記配置角度の異なる微小文字3A’,3B’の配
置角度等に着目して、これらを再現せねばならず、これ
らの模造を非常に困難なものにでき、前記独自書体や前
記赤外線照射にて発光する微小文字3A’,3B’の配
置角度等を確認すれば、容易に真偽判別が可能となるか
らである。
小文字数として65列×8行の520文字にて実施して
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、これ
ら微小文字数を更に増やすこと、微小文字の字高を25
0μm以下に極めて小さくすること、一般的に使用され
ていない書体数の増加などを行うこと等により、偽造者
は、一文字づつ確実にオリジナルの微小文字を確認する
必要があるので、偽造抵抗力(偽造をしにくくする力の
ことで、偽造防止効果とも言う。)はより向上する。
の実施例2である商品券A2を説明する図である。図2
に示すように、実施例2の商品券A2は、ほぼ実施例1
の商品券A1と同じである。よって、実施例2の商品券
A2について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説明
を省略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明す
る。この商品券A2では実施例1同様に、前記領域8に
おいて、図2に示すように、エリア8A,8B,8Cが
設けられており、エリア8A,8Bは一般書体、エリア
8Cは独自書体にて印刷されていて、前記実施例1の商
品券A1との違いとしては、前記商品券A1では、異な
る配置形態として配置角度の異なる微小文字3A’,3
B’を含んでいたのに対し、本実施例2では、これら異
なる配置形態として鏡像状態として印刷配置された微小
文字3A”,3B”を含んでいる。
A”,3B”は、前記実施例1の角度の異なる微小文字
3A’,3B’と同様に、前記赤外線インキにて印刷さ
れており、図2に示すように、所定波長の赤外線を照射
することにより、前記鏡像状態の微小文字3A”,3
B”のみが、反射し、その他の微小文字は反射しない。
態として鏡像状態とされた微小文字3A”,3B”を内
在するようにすることは、丹念に微小文字3を見ていな
い状態では、これら鏡像状態の微小文字3A”,3B”
を見過ごし易く、よって、これら鏡像状態の微小文字3
A”,3B”を前記赤外線照射により反射させてその鏡
像の有無を確認することで、容易に真贋を判定すること
ができるようになるばかりか、模造用の版の作成をより
一層困難なものにできる。
施例1と同様に、これら鏡像状態の微小文字3A”,3
B”の配置位置を、赤外線照射により特定の情報が画成
され現れるように配置しておき、これらの特定の情報に
よって真贋を判別できるようにしても良く、これら鏡像
状態の微小文字3A”,3B”の配置形態等は適宜に選
択すれば良い。
の実施例3である商品券A3を示す図である。図3に示
すように、実施例3の商品券A3も、ほぼ前記実施例1
の商品券A1と同じである。よって、本実施例3の商品
券A3について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説
明を省略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明
する。この商品券A3でも実施例1並びに実施例2と同
様に、前記領域8において、図3に示すように、エリア
8A,8B,8Cが設けられており、エリア8A,8B
は一般書体、エリア8Cは独自書体にて印刷されてい
て、前記実施例1並びに実施例2の商品券A1、A2と
の違いとしては、前記商品券A1、A2では、異なる配
置形態として配置角度の異なる微小文字3A’,3B’
や鏡像状態の微小文字3A”,3B”を含んでいるのに
対し、本実施例3では、図3に示すように、本来の正規
の配置文字とは異なるエラー文字9A並びに9Bを含ん
でいる。
記実施例1の角度の異なる微小文字3A’,3B’や鏡
像状態の微小文字3A”,3B”と同様に、前記赤外線
インキにて印刷されており、図3に示すように、所定波
長の赤外線を照射することにより、前記エラー文字9
A,9Bのみが、反射するようになっている。
態として前記エラー文字9A,9Bを内在するようにす
ることは、丹念に微小文字3を見ていない状態では、こ
れらエラー文字9A,9Bを見過ごし易く、よって、こ
れらエラー文字9A,9Bを前記赤外線照射により発光
させて該エラー文字9A,9Bの有無を確認すること
で、容易に真贋を判定することができるようになるばか
りか、模造用の版の作成をより一層困難なものにでき
る。
施例1と同様に、これらエラー文字9A,9Bの配置位
置を、赤外線照射により特定の情報が画成され現れるよ
うに配置しておき、これら特定の情報によって真贋を判
別できるようにしても良く、これらエラー文字9A,9
Bの配置形態等は適宜に選択すれば良い。
の実施例3である商品券A4を示す図である。図4に示
すように、実施例3の商品券A4も、ほぼ前記実施例1
の商品券A1と同じである。よって、本実施例4の商品
券A4について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説
明を省略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明
する。本実施例の商品券A4でも実施例1、実施例2並
びに実施例3と同様に、前記領域8において、図4に示
すように、エリア8A,8B,8Cが設けられており、
エリア8A,8Bは一般書体、エリア8Cは独自書体に
て印刷されていて、前記実施例1の商品券A1との違い
としては、前記商品券A1では、異なる配置形態として
配置角度の異なる微小文字3A’,3B’を含んでいる
のに対し、本実施例4では、図4に示すように、本来の
正規の配置位置とは異なるエラー位置に印刷配置された
微小文字10A並びに10Bを含んでいる。
前記実施例1の角度の異なる微小文字3A’,3B’等
と同様に、前記赤外線インキにて印刷されており、図4
に示すように、所定波長の赤外線を照射することによ
り、前記微小文字10A,10Bのみが、反射するよう
になっている。
態として正規の印刷位置よりずれたエラー位置に印刷配
置される微小文字10A,10Bを内在するようにする
ことは、丹念に微小文字3を見ていない状態では、これ
ら微小文字10A,10Bに位置ズレがあることを見過
ごし易く、よって、これら微小文字10A,10Bを前
記赤外線照射により発光させて該微小文字10A,10
Bの有無並びに位置ずずれの有無を確認することで、容
易に真贋を判定することができるようになるばかりか、
模造用の版の作成をより一層困難なものにできる。
実施例1と同様に、これら正規の印刷位置よりずれたエ
ラー位置に印刷配置される文字10A,10Bの配置位
置を、赤外線照射により特定の情報が画成され現れるよ
うに配置しておき、これら特定の情報によって真贋を判
別できるようにしても良く、これらエラー文字10A,
10Bの配置形態等は適宜に選択すれば良い。
よび/または配列形態が異なるものを含むようにするこ
とで、非常に高い偽造防止効果を有する証券印刷物を得
ることができる。
列および/または配列形態が異なるものを含むか否かに
より真偽判別が可能であることから、従来のバーコード
や2次元バーコードのように、デザイン上の違和感を与
えることなく偽造防止効果の付与が可能となる。また、
これら微小文字を彩紋として活用すると、デザイン上も
制約を受けず、一方では、偽造防止機能が付与されてい
ることも、気づかれないという効果もある。
が、本発明はこれら各実施例に限られるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があ
っても本発明に含まれることは言うまでもない。
しているが、本発明は、文字のみに限定されるものでは
なく、これら文字に代えて、記号等を用いても同様の効
果を得ることが可能なことは言うまでもない。
構成する所定の微小記号および/または微小文字から成
る文字記号列が、その配列および/または配列形態が異
なるものを含むようになるため、各微小記号文字をこれ
ら異なる配列および/または配列形態に合致させて版を
作成する必要が生じることから、これら版の作成を著し
く困難なものにでき、よって版自体を作成して模造する
ことに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷
物を得ることができる。
小文字或いは微小記号の配置角度を各文字や記号毎に把
握して版を作成する必要が生じることから、これら版の
作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成
して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優
れた証券印刷物を得ることができる。
文字或いは微小記号を鏡像状態に配置することで、丹念
に微小文字或いは微小記号を詳見しない一見状態では、
前記異なる配列形態を見過ごし易く、よって、これら版
の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作
成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に
優れた証券印刷物を得ることができる。
小文字或いは微小記号の配置間隔を各文字や記号毎に把
握して版を作成する必要が生じることから、これら版の
作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成
して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優
れた証券印刷物を得ることができる。
ラー文字或いはエラー記号がどこに配置されているの
か、或いはどの微小文字或いは微小記号がエラー文字或
いはエラー記号として使用されているのかを把握して版
を作成する必要が生じることから、これら版の作成をよ
り一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造
することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券
印刷物を得ることができる。
列を構成する同一の微小記号または微小文字の書体とし
て、少なくとも2以上の異なる種類の書体が使用される
ことで、これら書体を各微小記号文字毎に合致させて版
を作成する必要が生じることから、これら版の作成をよ
り一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造
することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券
印刷物を得ることができる。
体を用いることで、より一層、版自体の作成を困難なも
のにできる。
自書体を用いずに、公知の書体中に独自書体を1種類の
みとすることで、独自書体が使用されていることに気付
かれ難くなり、これら独自書体を確認することで、複製
や偽造を判別し易いものにできる。
ンキによる機能を用いることで、前記異なる配列形態に
該当する文字或いは記号を迅速かつ正確に認識すること
ができる。
波長領域の光を照射するのみで、異なる配列形態に該当
する文字或いは記号を認識することができる。
使用において、赤外線が照射される機会は非常に希であ
るため、通常使用において前記異なる配列形態に該当す
る文字或いは記号が印刷されていることを偽造者等に知
覚されることを極力防止することができる。
情報が画成され現れることで、より確実かつ簡易に複製
や偽造を判別することができる。
号文字が印刷されていることを、偽造者等に認知される
ことを極力防止することができ、偽造防止効果を向上で
きる。
微小記号文字が配列されているのに比較して、その版の
作成をより困難なものにでき、偽造防止効果を向上でき
る。
る。
る。
る。
る。
Claims (14)
- 【請求項1】 証券に関する必要情報とともに、多数の
微小記号および/または微小文字にて構成される微小記
号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物
であって、上記微小記号文字群を構成する所定の微小記
号および/または微小文字から成る文字記号列が、その
配列および/または配列形態が異なるものを含むことを
特徴とする多数の微小記号文字から成る微小記号文字群
が印刷された証券印刷物。 - 【請求項2】 前記異なる配列形態が、前記文字記号列
を構成する微小文字或いは微小記号の配置角度が異なる
形態とされている請求項1に記載の多数の微小記号文字
から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。 - 【請求項3】 前記異なる配列形態が、前記文字記号列
を構成する微小文字或いは微小記号が鏡像状態に配置さ
れている請求項1または2に記載の多数の微小記号文字
から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。 - 【請求項4】 前記異なる配列形態が、前記文字記号列
を構成する微小文字或いは微小記号の配置間隔が異なる
形態とされている請求項1〜3のいずれかに記載の多数
の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証
券印刷物。 - 【請求項5】 前記異なる配列形態が、前記文字記号列
を構成する微小文字或いは微小記号中に、正規の配置記
号文字とは異なるエラー文字或いはエラー記号が配置さ
れている請求項1〜4のいずれかに記載の多数の微小記
号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷
物。 - 【請求項6】 前記文字記号列を構成する同一の微小文
字或いは微小記号の書体として、少なくとも2以上の異
なる種類の書体を含む請求項1〜5のいずれかに記載の
多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷され
た証券印刷物。 - 【請求項7】 前記2以上の異なる種類の書体は、一般
的に使用されている公知の書体と、一般的に使用されて
いない独自の書体とを含む請求項6に記載の多数の微小
記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷
物。 - 【請求項8】 前記独自書体が1種類のみである請求項
7に記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群
が印刷された証券印刷物。 - 【請求項9】 前記異なる配列形態に該当する文字或い
は記号の印刷用インキが、他の文字或いは記号の印刷用
インキとは異なる機能性インキにて印刷されている請求
項1〜8のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成
る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。 - 【請求項10】 前記機能性インキは、特定の波長領域
の光を照射すると発光するインキである請求項9に記載
の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷さ
れた証券印刷物。 - 【請求項11】 前記機能性インキが赤外線インキであ
る請求項9に記載の多数の微小記号文字から成る微小記
号文字群が印刷された証券印刷物。 - 【請求項12】 前記特定の波長領域の光を照射すると
特定の情報が画成されるように、前記特定の波長領域の
光を照射すると発光するインキで印刷された文字或いは
記号を配置して成る請求項10または11に記載の多数
の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証
券印刷物。 - 【請求項13】 前記微小記号文字は、目視による可読
が難しいか或いは不可である大きさである請求項1〜1
2のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物。 - 【請求項14】 前記微小記号文字群を構成する多数の
微小記号文字は、連続的且つ曲線的に配置することで彩
紋模様を構成するように印刷されて成る請求項1〜13
のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小記
号文字群が印刷された証券印刷物。
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ID=29705773
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JP2002147019A Expired - Lifetime JP3962834B2 (ja) | 2002-05-22 | 2002-05-22 | 多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7010236B2 (en) * | 2002-04-19 | 2006-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Equipment unit with imperceptible information recorded thereon being used with an image forming device and an image forming device comprising the same |
JP2008290360A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | National Printing Bureau | 真偽判別可能な情報担持体 |
JP2012035548A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Dainippon Printing Co Ltd | 発光媒体 |
JP2017013399A (ja) * | 2015-07-02 | 2017-01-19 | 凸版印刷株式会社 | 情報媒体及び情報媒体の製造方法 |
-
2002
- 2002-05-22 JP JP2002147019A patent/JP3962834B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US7010236B2 (en) * | 2002-04-19 | 2006-03-07 | Sharp Kabushiki Kaisha | Equipment unit with imperceptible information recorded thereon being used with an image forming device and an image forming device comprising the same |
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