JP3962834B2 - 多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、銀行券、株券、債権類、旅券、各種証明書等の重要書類(以下、「証券印刷物」という。)に関し、特には、偽造や改ざん等をし難くするために微小文字を利用した証券印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータのハードウエアの急速な進歩とともに該コンピュータ上にて動作する画像処理プログラムの進歩等によるコンピュータ画像処理技術の急速な進歩と普及に伴い、証券印刷物の分野においても、これらコンピュータ画像処理技術を用いた偽造や改ざん等が実施され、その偽造や改ざん手法も高度化、多様化しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらコンピュータ画像処理技術を用いた偽造や改ざん手法としては、従来においては、コピー機等による模造や複製が実施されることが主になされてきているが、これらコピー機等による模造や複製を防止する技術が普及してきており、これらコピー機等による模造や複製が安易に実施できなくなってきているとともに、前記したようにコンピュータ画像処理技術が向上したことから、近年では、目視等により版自体を作成して模造することがなされるようになってきていることから、これら版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物が切望されていた。
【0004】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、証券に関する必要情報とともに、多数の微小記号および/または微小文字にて構成される微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物であって、
上記微小記号文字群を構成する所定の微小記号および/または微小文字から成る文字記号列が、その配列および/または配列形態が異なるものを含むことを特徴としている。
この特徴によれば、上記微小記号文字群を構成する所定の微小記号および/または微小文字から成る文字記号列が、その配列および/または配列形態が異なるものを含むようになるため、各微小記号文字をこれら異なる配列および/または配列形態に合致させて版を作成する必要が生じることから、これら版の作成を著しく困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0006】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小記号の配置角度が異なる形態とされていることが好ましい。
このようにすれば、これら微小文字或いは微小記号の配置角度を各文字や記号毎に把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0007】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小記号が鏡像状態に配置されていることが好ましい。
このようにすれば、前記微小文字或いは微小記号を鏡像状態に配置することで、丹念に微小文字或いは微小記号を詳見しない一見状態では、前記異なる配列形態を見過ごし易く、よって、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0008】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小記号の配置間隔が異なる形態とされていることが好ましい。
このようにすれば、これら微小文字或いは微小記号の配置間隔を各文字や記号毎に把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0009】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列形態が、前記文字記号列を構成する微小文字或いは微小記号中に、正規の配置記号文字とは異なるエラー文字或いはエラー記号が配置されていることが好ましい。
このようにすれば、これらエラー文字或いはエラー記号がどこに配置されているのか、或いはどの微小文字或いは微小記号がエラー文字或いはエラー記号として使用されているのかを把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0010】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記文字記号列を構成する同一の微小文字或いは微小記号の書体として、少なくとも2以上の異なる種類の書体を含むことが好ましい。
このようにすれば、文字記号列を構成する同一の微小記号または微小文字の書体として、少なくとも2以上の異なる種類の書体が使用されることで、これら書体を各微小記号文字毎に合致させて版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0011】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記2以上の異なる種類の書体は、一般的に使用されている公知の書体と、一般的に使用されていない独自の書体とを含むことが好ましい。
このようにすれば、独自の書体を用いることで、より一層、版自体の作成を困難なものにできる。
【0012】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記独自書体が1種類のみであることが好ましい。
このようにすれば、多数の独自書体を用いずに、公知の書体中に独自書体を1種類のみとすることで、独自書体が使用されていることに気付かれ難くなり、これら独自書体を確認することで、複製や偽造を判別し易いものにできる。
【0013】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記異なる配列形態に該当する文字或いは記号の印刷用インキが、他の文字或いは記号の印刷用インキとは異なる機能性インキにて印刷されていることが好ましい。
このようにすれば、機能性インキによる機能を用いることで、前記異なる配列形態に該当する文字或いは記号を迅速かつ正確に認識することができる。
【0014】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性インキは、特定の波長領域の光を照射すると発光するインキであることが好ましい。
このようにすれば、特定の波長領域の光を照射するのみで、異なる配列形態に該当する文字或いは記号を認識することができる。
【0015】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性インキが赤外線インキであることが好ましい。
このようにすれば、通常の使用において、赤外線が照射される機会は非常に希であるため、通常使用において異なる配列形態に該当する文字或いは記号が印刷されていることを偽造者等に知覚されることを極力防止することができる。
【0016】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記特定の波長領域の光を照射すると特定の情報が画成されるように、前記特定の波長領域の光を照射すると発光するインキで印刷された文字或いは記号を配置して成ることが好ましい。
このようにすれば、特定の情報が画成され現れることで、より確実かつ簡易に複製や偽造を判別することができる。
【0017】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記微小記号文字は、目視による可読が難しいか或いは不可である大きさであることが好ましい。
このようにすれば、微小記号文字が印刷されていることを、偽造者等に認知されることを極力防止することができ、偽造防止効果を向上できる。
【0018】
本発明の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記微小記号文字群を構成する多数の微小記号文字は、連続的且つ曲線的に配置することで彩紋模様を構成するように印刷されて成ることが好ましい。
このようにすれば、単純に微小記号文字が配列されているのに比較して、その版の作成をより困難なものにでき、偽造防止効果を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に係る証券印刷物の実施形態を、実施例に基づいて図面を参照して以下に説明する。尚、以下の実施例においては、証券印刷物の一例として商品券とした例を示すが、本発明はその他の証券印刷物に適用可能であることは言うまでもない。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の証券印刷物の実施例1である商品券を示す図である。本実施例1の商品券は、図1に示すように、その表面に証券に関する必要情報を目視可能に表示する基本文字1、5や、デザイン文字2、微小文字3、OCR文字4、MICR文字6、無色蛍光文字7などの文字が印刷されている。また、デザイン文字2、微小文字3、基本文字5は、多数の文字が集合して成る文字群で構成される。
【0021】
微小文字3から成る文字群3’は、所定数の前記文字記号列としての「JAPAN」という繰返し単位の文字列が規則的に配置されて成り、65列×8行、計520の微小文字3を含んでいる。
【0022】
また、これら微小文字3の文字の大きさとしては、肉眼では文字として可読しにくい程度の大きさでも、または、文字を極めて小さくして可読できない大きさにしても良い。具体的には、可読できない大きさとしては0.4mm以下の文字であればほぼ不可読となり、1mm以上であればほぼ全ての人が可読可能となることから、該1mm未満で前記0.4mmよりも大きな文字が肉眼では文字として可読しにくい程度の大きさと言える。
【0023】
このように、微小文字の大きさを肉眼では文字として可読しにくい程度の大きさ、或いは可読できない大きさとすることは、微小記号文字が印刷されていることを、偽造者等に認知されることを極力防止することができ、偽造防止効果を向上できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら微小文字の大きさは、適宜に選択すれば良い。
【0024】
また、本実施例では、これら微小文字群3’を、図1に示すように、縦横方向に前記「JAPAN」を構成する各文字を配列させた形状としてしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら微小文字を連続的かつ曲線的に配置することにより、より複雑な彩紋模様として認識できるような構成にしても良い。
【0025】
この微小文字群3’の領域8を矢印に示すように拡大して観察すると、図1に示すように、前記「JAPAN」の文字の配列状態が、各行にて順次異なるように配列されており、これら微小文字群3’の領域8には、一般書体3Aにて印刷され、前記「JAPAN」の文字の配列状態のみが異なるエリア8Aと、前記「JAPAN」の配列状態並びに印刷書体が前記エリア8Aと同一であるが、前記「JAPAN」を構成する各微小文字中に、異なる配列形態となる配置角度が異なる微小文字を有するエリア8Bと、該エリア8Bと同様の配列状態並びに配列形態を有するが、その書体が一般的に使用されない独自書体3Bとされたエリア8Cとから構成されている。
【0026】
まず、前記エリア8Aについて説明すると、該エリア8Aに印刷配置される前記「JAPAN」の文字は、図1に示すように、文字列の先頭となる「J」の文字位置が各行毎に順次後方(紙面右側)へ移動して配置することで、各行にて「JAPAN」の文字の配列状態が異なるようになっている。
【0027】
このように、本実施例では、配列状態を前記したように、各行毎に配列文字列の先頭位置を順次変えることで実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら異なる配列状態は、前記「JAPAN」の文字列をランダムに配置しても良く、これら異なる配列状態とする手法は適宜に選択すれば良い。
【0028】
次いで、前記エリア8Bについて説明すると、該エリア8Bの印刷書体並びに印刷されている「JAPAN」の文字列の配列状態は前記エリア8Aと同一であるが、図1に示すように、部分部分に印刷配置された角度が前記エリア8Aの対応する文字とは異なる微小文字3A’を含んでおり、これら印刷角度の異なる微小文字3A’により、異なる配列形態が形成されている。
【0029】
このように、異なる配列形態を印刷配置される微小文字の配置角度にて形成するようにすることは、偽造を行う場合等にあっては、これら配置角度を正確に把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0030】
次いで、前記エリア8Cについて説明すると、該エリア8Cに印刷されている「JAPAN」の文字列の配列状態並びに配列形態は前記エリア8Bと同一であるが、図1に示すように、その印刷書体が独自書体3Bとされている。
【0031】
また、これらエリア8B並びにエリア8Cに含まれる異なる配列形態の対象となる文字である、配置角度の異なる微小文字3A’,3B’は、その他の微小文字とは異なる機能性インキである赤外線反射インキにて印刷されており、これら領域8に所定波長の赤外線を照射すると、図1に示すように、通常のインキにて印刷されている微小文字は赤外線を吸収するのに対し、該赤外線反射インキにて印刷された前記配置角度の異なる微小文字3A’,3B’のみが赤外線を反射し、これら配置角度の異なる微小文字を迅速かつ正確に把握することができるようになっている。また、前記赤外線反射インキのかわりに、赤外線透過インキを使用しても構わない。
【0032】
また、これら配置角度の異なる微小文字3A’の配置位置を、特定の情報、例えば赤外線照射により「T」の文字が画成され現れるように配置しておき、これらの特定の情報によって真贋を判別できるようにしても良く、これら配置角度の異なる微小文字3A’,3B’の配置形態等は適宜に選択すれば良い。
【0033】
これら前述した一般書体3Aとしては、一般的に使用されている公知の書体、具体的には、明朝体、ゴシック体、行書体、楷書体等を使用でき、一方、書体3Bは一般的に使用されない独自の書体である。ここでいう独自の書体は、市販のパソコンに搭載されていない書体や日本印刷学会が編集する印刷工学便覧に掲載されていない書体を言う。
【0034】
尚、本実施例では、前記エリア8A並びにエリア8Bに使用する一般書体3Aを1種類としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら一般書体3Aとして複数の書体を使用するようにしても良い。
【0035】
また、本実施例では、前記のように1つの独自書体を前記エリア8Cに用いているが、これら独自書体を用いることは、これら独自書体を用いることで、偽造や複製における版作成をより一層困難なものにでき、高い偽造防止効果を得られるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら独自書体を用いない構成としても良い。
【0036】
また、本実施例では独自書体3Bを1つのみ使用するようにしており、このようにすることは、偽造者がこれら独自書体を使用していることに気付に難くでき、よって、これら独自書体の有無等を確認することで、証券の真贋を判別し易くできることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら独自書体として複数の独自書体を使用するようにしても良い。
【0037】
また、前記した赤外線インキとしては、赤外線の照射により反射するインキであれば好適に使用することができるが、本発明の機能性インキは、これら赤外線インキに限定されるものではなく、例えば紫外線の照射により発光する紫外線インキや、蛍光インキ、燐光インキ、畜光インキ、フォトクロミックインキ、サーモクロミックインキ、エレエクトロルミネッセントインキ、赤外線透過・吸収インキ、メタメリックインキ、カラーシフトインキ、パールインキ、金属光沢インキ、磁性インキ、導電インキ、絶縁インキ、バイオコードインキ、放射線インキ、撥水撥油インキ、発泡インキ、香料インキ、インキ消し反応インキ等を用いるようにしても良い。
【0038】
また、本実施例1では、前記赤外線インキの吸収・反射の判別の光源として赤外線を用いており、このようにすることは、通常の使用において、特定波長の赤外線が照射される機会は非常に希であるため、通常使用において前記した配置角度の異なる微小文字3A’,3B’が発光することを偽造者等に知覚されることを極力防止することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、紫外線の照射にて発光する蛍光インキ、燐光インキ、畜光インキを使用するようにしても良く、これら使用する光等は適宜に選択すれば良い。
【0039】
これら実施例1の証券印刷物によると、従来から微小文字の持つ偽造防止効果を、より一層に強化できる。なぜならば、偽造者は文字の並びや書体とともに、前記配置角度の異なる微小文字3A’,3B’の配置角度等に着目して、これらを再現せねばならず、これらの模造を非常に困難なものにでき、前記独自書体や前記赤外線照射にて発光する微小文字3A’,3B’の配置角度等を確認すれば、容易に真偽判別が可能となるからである。
【0040】
尚、本実施例1では、前記微小文字3の微小文字数として65列×8行の520文字にて実施しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら微小文字数を更に増やすこと、微小文字の字高を250μm以下に極めて小さくすること、一般的に使用されていない書体数の増加などを行うこと等により、偽造者は、一文字づつ確実にオリジナルの微小文字を確認する必要があるので、偽造抵抗力(偽造をしにくくする力のことで、偽造防止効果とも言う。)はより向上する。
【0041】
(実施例2)
図2は、本発明の証券印刷物の実施例2である商品券A2を説明する図である。図2に示すように、実施例2の商品券A2は、ほぼ実施例1の商品券A1と同じである。よって、実施例2の商品券A2について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説明を省略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明する。
この商品券A2では実施例1同様に、前記領域8において、図2に示すように、エリア8A,8B,8Cが設けられており、エリア8A,8Bは一般書体、エリア8Cは独自書体にて印刷されていて、前記実施例1の商品券A1との違いとしては、前記商品券A1では、異なる配置形態として配置角度の異なる微小文字3A’,3B’を含んでいたのに対し、本実施例2では、これら異なる配置形態として鏡像状態として印刷配置された微小文字3A”,3B”を含んでいる。
【0042】
また、これら鏡像状態とされた微小文字3A”,3B”は、前記実施例1の角度の異なる微小文字3A’,3B’と同様に、前記赤外線インキにて印刷されており、図2に示すように、所定波長の赤外線を照射することにより、前記鏡像状態の微小文字3A”,3B”のみが、反射し、その他の微小文字は反射しない。
【0043】
これら本実施例2のように、異なる配置形態として鏡像状態とされた微小文字3A”,3B”を内在するようにすることは、丹念に微小文字3を見ていない状態では、これら鏡像状態の微小文字3A”,3B”を見過ごし易く、よって、これら鏡像状態の微小文字3A”,3B”を前記赤外線照射により反射させてその鏡像の有無を確認することで、容易に真贋を判定することができるようになるばかりか、模造用の版の作成をより一層困難なものにできる。
【0044】
尚、本実施例では、実施していないが、実施例1と同様に、これら鏡像状態の微小文字3A”,3B”の配置位置を、赤外線照射により特定の情報が画成され現れるように配置しておき、これらの特定の情報によって真贋を判別できるようにしても良く、これら鏡像状態の微小文字3A”,3B”の配置形態等は適宜に選択すれば良い。
【0045】
(実施例3)
図3は、本発明の証券印刷物の実施例3である商品券A3を示す図である。図3に示すように、実施例3の商品券A3も、ほぼ前記実施例1の商品券A1と同じである。よって、本実施例3の商品券A3について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説明を省略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明する。
この商品券A3でも実施例1並びに実施例2と同様に、前記領域8において、図3に示すように、エリア8A,8B,8Cが設けられており、エリア8A,8Bは一般書体、エリア8Cは独自書体にて印刷されていて、前記実施例1並びに実施例2の商品券A1、A2との違いとしては、前記商品券A1、A2では、異なる配置形態として配置角度の異なる微小文字3A’,3B’や鏡像状態の微小文字3A”,3B”を含んでいるのに対し、本実施例3では、図3に示すように、本来の正規の配置文字とは異なるエラー文字9A並びに9Bを含んでいる。
【0046】
また、これらエラー文字9A,9Bは、前記実施例1の角度の異なる微小文字3A’,3B’や鏡像状態の微小文字3A”,3B”と同様に、前記赤外線インキにて印刷されており、図3に示すように、所定波長の赤外線を照射することにより、前記エラー文字9A,9Bのみが、反射するようになっている。
【0047】
これら本実施例3のように、異なる配置形態として前記エラー文字9A,9Bを内在するようにすることは、丹念に微小文字3を見ていない状態では、これらエラー文字9A,9Bを見過ごし易く、よって、これらエラー文字9A,9Bを前記赤外線照射により発光させて該エラー文字9A,9Bの有無を確認することで、容易に真贋を判定することができるようになるばかりか、模造用の版の作成をより一層困難なものにできる。
【0048】
尚、本実施例では、実施していないが、実施例1と同様に、これらエラー文字9A,9Bの配置位置を、赤外線照射により特定の情報が画成され現れるように配置しておき、これら特定の情報によって真贋を判別できるようにしても良く、これらエラー文字9A,9Bの配置形態等は適宜に選択すれば良い。
【0049】
(実施例4)
図4は、本発明の証券印刷物の実施例3である商品券A4を示す図である。図4に示すように、実施例3の商品券A4も、ほぼ前記実施例1の商品券A1と同じである。よって、本実施例4の商品券A4について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説明を省略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明する。
本実施例の商品券A4でも実施例1、実施例2並びに実施例3と同様に、前記領域8において、図4に示すように、エリア8A,8B,8Cが設けられており、エリア8A,8Bは一般書体、エリア8Cは独自書体にて印刷されていて、前記実施例1の商品券A1との違いとしては、前記商品券A1では、異なる配置形態として配置角度の異なる微小文字3A’,3B’を含んでいるのに対し、本実施例4では、図4に示すように、本来の正規の配置位置とは異なるエラー位置に印刷配置された微小文字10A並びに10Bを含んでいる。
【0050】
また、これら微小文字10A,10Bは、前記実施例1の角度の異なる微小文字3A’,3B’等と同様に、前記赤外線インキにて印刷されており、図4に示すように、所定波長の赤外線を照射することにより、前記微小文字10A,10Bのみが、反射するようになっている。
【0051】
これら本実施例4のように、異なる配置形態として正規の印刷位置よりずれたエラー位置に印刷配置される微小文字10A,10Bを内在するようにすることは、丹念に微小文字3を見ていない状態では、これら微小文字10A,10Bに位置ズレがあることを見過ごし易く、よって、これら微小文字10A,10Bを前記赤外線照射により発光させて該微小文字10A,10Bの有無並びに位置ずずれの有無を確認することで、容易に真贋を判定することができるようになるばかりか、模造用の版の作成をより一層困難なものにできる。
【0052】
また、本実施例では、実施していないが、実施例1と同様に、これら正規の印刷位置よりずれたエラー位置に印刷配置される文字10A,10Bの配置位置を、赤外線照射により特定の情報が画成され現れるように配置しておき、これら特定の情報によって真贋を判別できるようにしても良く、これらエラー文字10A,10Bの配置形態等は適宜に選択すれば良い。
【0053】
以上、本発明のように微小文字中に配列および/または配列形態が異なるものを含むようにすることで、非常に高い偽造防止効果を有する証券印刷物を得ることができる。
【0054】
尚、本発明ではこれら微小文字中に前記配列および/または配列形態が異なるものを含むか否かにより真偽判別が可能であることから、従来のバーコードや2次元バーコードのように、デザイン上の違和感を与えることなく偽造防止効果の付与が可能となる。また、これら微小文字を彩紋として活用すると、デザイン上も制約を受けず、一方では、偽造防止機能が付与されていることも、気づかれないという効果もある。
【0055】
以上、本発明を図面により説明してきたが、本発明はこれら各実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0056】
尚、前記実施例では、微小文字を例に説明しているが、本発明は、文字のみに限定されるものではなく、これら文字に代えて、記号等を用いても同様の効果を得ることが可能なことは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、上記微小記号文字群を構成する所定の微小記号および/または微小文字から成る文字記号列が、その配列および/または配列形態が異なるものを含むようになるため、各微小記号文字をこれら異なる配列および/または配列形態に合致させて版を作成する必要が生じることから、これら版の作成を著しく困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0058】
(b)請求項2の発明によれば、これら微小文字或いは微小記号の配置角度を各文字や記号毎に把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0059】
(c)請求項3の発明によれば、前記微小文字或いは微小記号を鏡像状態に配置することで、丹念に微小文字或いは微小記号を詳見しない一見状態では、前記異なる配列形態を見過ごし易く、よって、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0060】
(d)請求項4の発明によれば、これら微小文字或いは微小記号の配置間隔を各文字や記号毎に把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0061】
(e)請求項5の発明によれば、これらエラー文字或いはエラー記号がどこに配置されているのか、或いはどの微小文字或いは微小記号がエラー文字或いはエラー記号として使用されているのかを把握して版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0062】
(f)請求項6の発明によれば、文字記号列を構成する同一の微小記号または微小文字の書体として、少なくとも2以上の異なる種類の書体が使用されることで、これら書体を各微小記号文字毎に合致させて版を作成する必要が生じることから、これら版の作成をより一層困難なものにでき、よって版自体を作成して模造することに対する複製防止或いは偽造防止に優れた証券印刷物を得ることができる。
【0063】
(g)請求項7の発明によれば、独自の書体を用いることで、より一層、版自体の作成を困難なものにできる。
【0064】
(h)請求項8の発明によれば、多数の独自書体を用いずに、公知の書体中に独自書体を1種類のみとすることで、独自書体が使用されていることに気付かれ難くなり、これら独自書体を確認することで、複製や偽造を判別し易いものにできる。
【0065】
(i)請求項9の発明によれば、機能性インキによる機能を用いることで、前記異なる配列形態に該当する文字或いは記号を迅速かつ正確に認識することができる。
【0066】
(j)請求項10の発明によれば、特定の波長領域の光を照射するのみで、異なる配列形態に該当する文字或いは記号を認識することができる。
【0067】
(k)請求項11の発明によれば、通常の使用において、赤外線が照射される機会は非常に希であるため、通常使用において前記異なる配列形態に該当する文字或いは記号が印刷されていることを偽造者等に知覚されることを極力防止することができる。
【0068】
(l)請求項12の発明によれば、特定の情報が画成され現れることで、より確実かつ簡易に複製や偽造を判別することができる。
【0069】
(m)請求項13の発明によれば、微小記号文字が印刷されていることを、偽造者等に認知されることを極力防止することができ、偽造防止効果を向上できる。
【0070】
(n)請求項14の発明によれば、単純に微小記号文字が配列されているのに比較して、その版の作成をより困難なものにでき、偽造防止効果を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における商品券を示す図である。
【図2】本発明の実施例2における商品券を示す図である。
【図3】本発明の実施例3における商品券を示す図である。
【図4】本発明の実施例4における商品券を示す図である。
【符号の説明】
1、5 基本文字
2 デザイン文字
3 微小文字
3’ 微小文字群
3A 一般書体文字
3B 独自書体文字
3A’ 配置角度の異なる文字(一般書体)
3B’ 配置角度の異なる文字(独自書体)
3A” 鏡像状態とされた文字(一般書体)
3B” 鏡像状態とされた文字(独自書体)
3F 特定の情報(T)
4 OCR文字
6 MICR文字
7 無色蛍光文字
8 領域
8A エリア
8B エリア
8C エリア
9A エラー文字(一般書体)
9B エラー文字(独自書体)
10A エラー位置文字(一般書体)
10B エラー位置文字(独自書体)
Claims (7)
- 証券に関する必要情報とともに、多数の微小記号および/または微小文字にて構成される微小記号文字から成る記号文字列が、複数配置される微小記号文字群として印刷された証券印刷物であって、所定の記号文字列が、規則的に繰返し配列されてなり、前記記号文字列を構成する少なくとも一つの微小文字或いは微小記号の配置角度が、規則的に配列されてなる記号文字列に対し異なる形態とされているものを含むことを特徴とする多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
- 証券に関する必要情報とともに、多数の微小記号および/または微小文字にて構成される微小記号文字から成る記号文字列が、複数配置される微小記号文字群として印刷された証券印刷物であって、所定の記号文字列が、規則的に繰返して配列されてなり、前記記号文字列を構成する少なくとも一つの微小文字或いは微小記号が、規則的に配列されてなる記号文字列に対し鏡像状態に配置されているものを含むことを特徴とする多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
- 前記異なる配置角度または鏡像状態で配置された微小文字或いは微小記号の印刷用インキが、他の微小文字或いは微小記号の印刷用インキとは異なる機能性インキにて印刷されている請求項1〜2のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
- 前記機能性インキは、特定の波長領域の光を照射すると発光するインキである請求項3に記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
- 前記機能性インキが赤外線反射インキ、赤外線透過インキ又は赤外線吸収インキである請求項3に記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
- 前記特定の波長領域の光を照射すると特定の情報が画成されるように、前記特定の波長領域の光を照射すると発光するインキで印刷された微小文字或いは微小記号を配置して成る請求項3に記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
- 前記微小記号文字群を構成する多数の微小記号文字は、連続的且つ曲線的に配置することで彩紋模様を構成するように印刷されて成る請求項1〜6のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
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