JP2003335085A - 多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物 - Google Patents

多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物

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JP2003335085A
JP2003335085A JP2002147021A JP2002147021A JP2003335085A JP 2003335085 A JP2003335085 A JP 2003335085A JP 2002147021 A JP2002147021 A JP 2002147021A JP 2002147021 A JP2002147021 A JP 2002147021A JP 2003335085 A JP2003335085 A JP 2003335085A
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Minoru Fujita
實 藤田
Riichiro Kusaki
里一郎 草木
Masato Kiuchi
正人 木内
Hiroyuki Oshima
浩行 大島
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National Printing Bureau
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偽造者が偽造を実施し難いものにできるばか
りか、これら偽造を確実に発見できる証券印刷物を提供
すること。 【解決手段】 証券に関する必要情報1,5とともに、
多数の微小記号および/または微小文字3にて構成され
る微小記号文字から成る微小記号文字群3’が印刷され
た証券印刷物A1であって、上記微小記号文字群3’を
構成する多数の微小記号および/または微小文字3は、
少なくとも一種の機能性インキを含む複数種のインキで
夫々印刷された複数種の微小記号および/または微小文
字3I、3Jとから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銀行券、株券、債
権類、旅券、各種証明書等の重要書類(以下、「証券印
刷物」という。)に関し、特には、偽造や改ざん等をし
難くすることのできる微小文字を利用した証券印刷物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのハードウエアの急
速な進歩とともに該コンピュータ上にて動作する画像処
理プログラムの進歩等によるコンピュータ画像処理技術
の急速な進歩と普及に伴い、証券印刷物の分野において
も、これらコンピュータ画像処理技術を用いた偽造や改
ざん等が実施され、その偽造や改ざん手法も高度化、多
様化しつつある。
【0003】これらコンピュータ画像処理技術を用いた
偽造や改ざんを防止する手法として、多数の微小文字を
機能性インキ、例えば蛍光材料を含む蛍光インキ等にて
印刷し、該印刷された微小文字に蛍光を発するようにす
るための所定波長の光を照射して微小文字が発光する
か、否かの判定により真偽判別を実施するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
微小文字全体を機能性インキにて印刷して真偽判別を行
う手法では、微小文字に合致した版を作成するととも
に、これら作成した版にて同様の機能性インキ、例えば
蛍光材料を含む蛍光インキ等にて微小文字を印刷すれ
ば、偽造者が偽造を実施できてしまうという問題があっ
た。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、偽造者が偽造を実施し難いものにで
きるばかりか、これら偽造を確実に発見できる証券印刷
物を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、証券に関する必要情報とともに、多数の微小記
号および/または微小文字にて構成される微小記号文字
から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物であっ
て、上記微小記号文字群を構成する多数の微小記号およ
び/または微小文字は、少なくとも一種の機能性インキ
を含む複数種のインキで夫々印刷された複数種の微小記
号および/または微小文字とから成ることを特徴とする
多数の微小記号文字から成ることを特徴とする多数の微
小記号文字から成ることを特徴としている。この特徴に
よれば、前記微小記号文字群を構成する多数の微小記号
および/または微小文字は、所定の機能性インキにて印
刷されたものとそれ以外のインキにて印刷されたものが
存在するようになるため、偽造者はこれら印刷されてい
る各微小記号および/または微小文字毎にインキの機能
性を解析しながら複製する必要があるため、正確に複製
を行うことは非常にし難いものにできるばかりか、これ
ら機能性インキの各微小記号および/または微小文字の
配列を確認することで、これら偽造を確実に発見でき
る。
【0007】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、該機能性インキ
で印刷された微小記号および/または微小文字は、特定
の情報を画成して秘匿するように配列されていることが
好ましい。このようにすれば、前記微小記号文字群中に
特定の情報を秘匿することができるようになる。
【0008】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記画成される
特定の情報は、該証券に印刷されている前記証券に関す
る必要情報に合致した情報であることが好ましい。この
ようにすれば、前記特定の情報と証券に関する必要情報
とを比較することで、該証券の真偽を簡易に確認するこ
とができる。
【0009】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性イン
キで印刷された微小記号および/または微小文字とそれ
以外のインキで印刷された微小記号および/または微小
文字は、夫々2値情報を構成する「1」又は「0」に対
応づけられており、所定の2値情報を記録するように配
列されていることが好ましい。このようにすれば、所定
の2値情報を微小記号文字群中に記録することができ、
これら所定の2値情報を証券の真偽を確認することに用
いることができる。
【0010】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性イン
キで印刷された微小記号および/または微小文字とそれ
以外のインキで印刷された微小記号および/または微小
文字は、機械的に読み取られて、前記対応づけられた
「1」又は「0」として認識されることが好ましい。こ
のようにすれば、これら微小記号文字群中に記録されて
いる2値情報を迅速かつ正確に読み取ることができる。
【0011】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機械的に読
み取られ、前記対応づけられた「1」又は「0」として
認識されたデータが、2次元コードとして変換され、パ
ターン認識による真偽判別が可能なものとされているこ
とが好ましい。このようにすれば、2値情報の所定デー
タへの変換等に通常の2次元コード用のデコードプログ
ラムを使用することができ、これら変換処理を容易に実
施でき、前記真偽判別の処理を迅速且つ簡便に実施でき
る。
【0012】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機械的に読
み取られ、前記対応づけられた「1」又は「0」として
認識された2値情報は、該2値情報に対応して予め定め
た別態様の情報として変換され、事前に登録してある所
定の別態様の情報と対比して真偽判別が可能なものとさ
れていることが好ましい。このようにすれば、前記2値
情報を用いて確度の高い真偽判別を実施することができ
る。
【0013】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記機能性イン
キは、特定の波長領域の光を照射すると発光するインキ
であることが好ましい。このようにすれば、特定の波長
領域の光を照射するのみで、2値情報の読み取りを的確
に実施することができる。
【0014】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記特定の波長
領域の光が紫外線であることが好ましい。このようにす
れば、通常の使用において、紫外線が照射される機会は
非常に希であるため、通常使用において前記2値情報を
記録する微小記号および/または微小文字を偽造者等に
知覚されることを極力防止することができる。
【0015】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記微小記号文
字は、目視による可読が難しいか或いは不可である大き
さであることが好ましい。このようにすれば、微小記号
文字が印刷されていることを、偽造者等に認知されるこ
とを極力防止することができ、偽造防止効果を向上でき
る。
【0016】本発明の多数の微小記号文字から成る微小
記号文字群が印刷された証券印刷物は、前記微小記号文
字群を構成する多数の微小記号文字は、連続的且つ曲線
的に配置することで彩紋模様を構成するように印刷され
て成ることが好ましい。このようにすれば、単純に微小
記号文字が配列されているのに比較して、その版の作成
をより困難なものにでき、偽造防止効果を向上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る証券印刷物の実施形
態を、実施例に基づいて図面を参照して以下に説明す
る。尚、以下の実施例においては、証券印刷物の一例と
して商品券とした例を示すが、本発明はその他の証券印
刷物に適用可能であることは言うまでもない。
【0018】(実施例1)図1は、本発明の証券印刷物
の実施例1である商品券を示す図である。本実施例1の
商品券A1は、図1に示すように、その表面に証券に関
する必要情報を目視可能に表示する基本文字1、5や、
デザイン文字2、微小文字3、OCR文字4、MICR
文字6、無色蛍光文字7などの文字が印刷されている。
また、デザイン文字2、微小文字3、基本文字5は、多
数の文字が集合して成る文字群で構成される。
【0019】微小文字3から成る文字群3’は、「日
本」という文字が規則的に配置されて成り、65列×8
行、計520の微小文字文字3を含んでいる。また、こ
れら微小文字3の文字の大きさとしては、肉眼では文字
として可読しにくい程度の大きさでも、または、文字を
極めて小さくして可読できない大きさにしても良い。具
体的には、可読できない大きさとしては0.4mm以下
の文字であればほぼ不可読となり、1mm以上であれば
ほぼ全ての人が可読可能となることから、該1mm未満
で前記0.4mmよりも大きな文字が肉眼では文字とし
て可読しにくい程度の大きさと言える。
【0020】このように、微小文字の大きさを肉眼では
文字として可読しにくい程度の大きさ、或いは可読でき
ない大きさとすることは、微小記号文字が印刷されてい
ることを、偽造者等に認知されることを極力防止するこ
とができ、偽造防止効果を向上できることから好ましい
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら微
小文字の大きさは、適宜に選択すれば良い。
【0021】また、本実施例では、これら微小文字群
3’を、図1に示すように、縦横方向に前記「日本」の
文字を配列させた形状としてしているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、これら微小文字を連続的か
つ曲線的に配置することにより、より複雑な彩紋模様と
して認識できるような構成にしても良い。
【0022】微小文字群3’を構成する多数の微小文字
は、紫外線を照射すると発光するインキで印刷された微
小文字(以下、「発光する微小文字」という。)3Iと
通常のインキで印刷された微小文字(以下、「発光しな
い微小文字」という。)3Jとから構成されている。
又、微小文字群において、発光する微小文字3Iと発光
しない微小文字3Jの配置はランダムとしているが、本
発明はこれに限定されるものではなく、これら配置形態
を所定の規則を有するように規則的に配列するようにし
ても良い。
【0023】ところで、従来から、微小文字に蛍光材料
を入れて印刷し、偽造防止効果を付与している例はある
が、微小文字群全体で紫外線を照射して発光するか、否
かの判断で真偽判別していたため、偽造者は、同様な蛍
光材料を用いて複製すれば偽造は行えた。
【0024】しかし、本実施例は、微小文字3は65列
×8行の配置であるため文字数は520文字となり、ま
た、微小文字3は、紫外線を照射すると発光する文字3
Iと発光しない文字3Jの2種類で配置されているた
め、偽造者は1文字毎に解析しながら複製する必要があ
るため、正確に複製を行うことは難しく、従来から微小
文字の持つ偽造防止効果をより一層に強化できる。
【0025】又、偽造者はよりオリジナルに近い印刷物
を得るために、カラーコピー機から実際の印刷機で印刷
する傾向にある。本実施例では、微小文字3を発光する
文字3Iと発光しない文字3Jに規則的に配置し、可視
光下では同色であるため、簡易的な印刷機では正確な位
置合わせや色合わせを困難にできる。
【0026】更に、微小文字数を増やすこと、微小文字
の字高を250μm以下に極めて小さくすること、複数
の蛍光文字を使用すること、異なる発光する文字の配置
は規則性がないランダム配置とすることにより、偽造者
は、一文字づつ確実にオリジナルの微小文字を確認する
必要があるので、偽造抵抗力(偽造をしにくくする力の
ことで、偽造防止効果とも言う)はより向上する。
【0027】尚、本実施例並びに以下に示す他の実施例
においては、発光する微小文字は、紫外線を照射すると
発光する蛍光インキで印刷したが、本発明においてはこ
れら蛍光インキのように通常のインキとは異なる機能を
有するインキを「機能性インキ」と言い、本実施例並び
に以下に示す他の実施例において、蛍光インキ以外の機
能性インキで印刷しても良い。
【0028】これら他の機能性インキの例としては、燐
光インキ、畜光インキ、フォトクロミックインキ、サー
モクロミックインキ、エレエクトロルミネッセントイン
キ、赤外線透過・吸収インキ、メタメリックインキ、カ
ラーシフトインキ、パールインキ、金属光沢インキ、磁
性インキ、導電インキ、絶縁インキ、バイオコードイン
キ、放射線インキ、撥水撥油インキ、発泡インキ、香料
インキ、インキ消し反応インキ等が例示される。
【0029】(実施例2)尚、実施例1並びに他の実施
例においては、蛍光インキで印刷された微小文字と通常
のインキで印刷された微小文字とから構成されている
が、前記したような機能性インキの中で異なる機能性を
有する2種類の機能性インキを使用して2種類の微小文
字から構成しても良い。ここで言う異なる機能性を有す
る2種類の機能性インキとは、異種の機能性インキ(例
えば蛍光インキと磁性インキ)の組み合わせによるもの
だけでなく、同種のインキでもその機能性の差(以下
「機能性差」という)がある機能性インキの組み合わせ
によるものも含まれる。また複数の機能性を有する複合
インキをそれらのいずれかまたは両方に用いたものも含
まれることは言うまでもない。以下にそれらの実施例
を、図2および図3を用いて説明する。
【0030】図2および図3は、本発明の証券印刷物の
実施例2である商品券を説明する図である。図2および
図3に示すように、実施例2の商品券A2および商品券
A3は、ほぼ実施例1の商品券A1と同じである。よっ
て、実施例2の商品券A2および商品券A3について、
実施例1の商品券A1と同じ構成は説明を省略し、その
特徴とする微小文字群の構成のみ説明する。
【0031】まず、蛍光インキを利用し微小文字群3’
を印刷した実施例を図2で説明する。本実施例の特徴
は、微小文字群3’に一定励起波長の紫外線を照射する
と、微小文字3I及び微小文字3Jは可視領域で異なる
発光色に分かれるという機能性差を利用している。例え
ば、微小文字群3’に245nmの短波長の紫外線を照
射した場合、微小文字3I及び微小文字3Jの励起する
波長であるため、微小文字3Iは約500nmで発光し
肉眼で緑色の微小文字群Cとして認識できるが、微小文
字Jは約600nmで発光し肉眼で黄赤色の文字群Dと
して認識できる。従って、245nmの波長下では、2
種類の微小文字群が容易に判別できる。
【0032】次に、蛍光インキを利用し微小文字群3’
を印刷した別態様の実施例を図2で説明する。本実施例
の特徴は、微小文字群3’に一定励起波長の紫外線を照
射すると、微小文字3Iは可視領域で発光し、微小文字
3Jは赤外線領域で発光するという機能性差を利用して
いる。例えば、微小文字群3’に245nmの短波長の
紫外線を照射した場合、微小文字3I及び微小文字3J
の励起する波長であるため、微小文字3Iは約500n
mで発光し肉眼で緑色の微小文字群Cとして認識できる
が、微小文字3Jは赤外線領域である約900nmで発
光するため肉眼では認識できないが、赤外線モニタや赤
外線写真等の赤外線領域で発光を認識できる。
【0033】次に、蛍光インキを利用し微小文字群3’
を印刷した別態様の実施例を図2で説明する。本実施例
の特徴は、微小文字群3’に一定励起波長の赤外線を照
射し、微小文字3I、微小文字3Jは可視領域で異なる
発光波長で発光するという機能性差を利用している。例
えば、微小文字群3’に900nmの波長の赤外線を照
射した場合、微小文字3I及び微小文字3Jの励起波長
であるため、微小文字3Iは約500nmで発光し肉眼
で緑色として認識できるが、微小文字3Jは約600n
mで発光し肉眼で黄赤色の文字群Dとして認識できる。
【0034】次に、蛍光インキを利用し微小文字群3’
を印刷した別態様の実施例を図2で説明する。本実施例
の特徴は、微小文字群3’に一定励起波長の赤外線を照
射すると、微小文字3Iは可視領域で発光し、微小文字
3Jは赤外線領域で発光するという機能性差を利用して
いる。例えば、微小文字群3’に900nmの波長の赤
外線を照射した場合、微小文字3I及び微小文字3Jの
励起波長であるため、微小文字3Iは約500nmで発
光し肉眼で緑色として認識できるが、微小文字3Jは赤
外線領域である約980nmで発光するため肉眼では認
識できない。
【0035】次に、磁性インキを利用し微小文字群3’
を印刷した実施例を図2で説明する。本実施例の特徴
は、微小文字群3’の微小文字3Iと微小文字3Jとは
異なった磁気特性を付与する機能性差を利用したもので
ある。例えば、微小文字A、微小文字Bは同色である
が、異なる軟磁性体の特性を有する材料を付与し印刷イ
ンキを作製、印刷した場合、その印刷物の微小文字群
3’に一定の磁界を与えた際、微小文字3Iは残留磁化
が20emu/gであるが、微小文字3Jは残留磁化が
5emu/gである。このため、磁気測定器により、微
小文字3’の磁気量を測定した場合、単純な磁気の有無
のみでなく、微小文字A、微小文字Bにおける2種類の
磁気量の差が真偽判別の決め手になる。本実施例では、
軟磁性体の特性のうち、残留磁化量の差によって説明し
たが、2種類の異なった飽和磁気量、保持力、透磁率の
差によって、実施しても構わない。また、本実施例で
は、磁気インキとして、軟磁性体を付与して説明した
が、磁気記録材料、硬磁性体でも特性性が異なる材料を
混入して印刷インキを作製すれば問題はない。
【0036】次に、赤外線インキを利用した実施例を図
3で説明する。本実施例の特徴としては、微小文字群
3’に赤外線を照射し、微小文字3Iは赤外線の吸収率
が高く、微小文字3Jは赤外線の吸収率が低いという機
能性差を利用している。例えば、微小文字群3’に一定
の赤外線を照射した場合、微小文字3Iは赤外線を吸収
するインキで印刷されているため、赤外線モニタ、赤外
線カメラ等で確認すると、微小文字群Eは黒く認識でき
る。一方、微小文字3Jは赤外線を透過するインキで印
刷されているため、赤外線モニタ、赤外線カメラ等で確
認すると、透明であるため、微小文字3Jは認識できな
い。また、赤外線透過インキのかわりに赤外線反射イン
キを用いても良い。印刷インキに混合する材料として
は、微小文字Aには、赤外線吸収剤やカーボンブラック
顔料等、一方、微小文字Bには赤外線を透過する有機顔
料や染料等の材料を混入して印刷インキを作製しても良
い。
【0037】次に、蛍光インキを利用し微小文字群3’
を印刷した別様態の実施例を図2で説明する。本実施例
の特徴は、微小文字群3’に2種類の励起波長の紫外線
を照射すると、微小文字3I及び微小文字3Jは、前記
励起波長によって異なる発光波長に分かれるという機能
性差を利用している。例えば、微小文字群3’に245
nmの短波長の紫外線を照射した場合、微小文字3I及
び微小文字3Jの励起する波長であるため、微小文字3
Iは約500nmで発光し肉眼で緑色の微小文字群Cと
して認識できるが、微小文字Bは約600nmで発光し
肉眼で黄赤色の文字群Dとして認識できる。一方、微小
文字群3’に365nmの長波長の紫外線を照射した場
合、微小文字3Iは約500nmで発光し肉眼で緑色の
微小文字群Cとして認識できるが、微小文字Bは約60
0nmで発光し肉眼で黄赤色の文字群Dとして認識でき
る。従って、複数の発光波長で微小文字群が容易に判別
できるという効果を有する。
【0038】次に、複数の機能性インキを利用し微小文
字群3’を印刷した別様態の実施例を図2で説明する。
本実施例では、微小文字A、微小文字Bに複数の機能性
を有する印刷インキを用いている。例えば、微小文字A
の印刷インキに蛍光材料、磁性材料及び赤外線反射材料
を付与して印刷し、複数の機能性を付与する。一方、微
小文字Bの印刷インキには、前記蛍光材料と赤外線吸収
材料との2種類の材料を付与して印刷し、複数の機能性
を付与し、微小文字群3’を印刷する。このため、微小
文字群3’に245nmの短波長の紫外線を照射した場
合、微小文字3Iは500nmで微小文字群Cのように
肉眼で緑色に発光するが、微小文字3Jは600nmで
微小文字群Dのように発光する。また、微小文字群3’
に一定の赤外線を照射した場合、微小文字3Iは赤外線
を吸収するインキで印刷されているため、赤外線モニ
タ、赤外線カメラ等で確認すると、微小文字群Cは黒く
認識できる。一方、微小文字3Jは赤外線を透過するイ
ンキで印刷されているため、赤外線モニタ、赤外線カメ
ラ等で確認すると、透明であるため、微小文字3Jは認
識できない。
【0039】一方、微小文字群3’に一定磁界を付与す
ると、微小文字群Aは、磁化され残留磁化200emu
/gが発生するため、磁気測定器で磁気量の検出ができ
るが、微小文字群Bは、磁気量は検出できない。従っ
て、前記真偽判別方法の選択肢は多く、どの方法で行っ
ても良い。本実施例では、蛍光インキ、赤外線吸収イン
キ、磁性インキで実施したが、メタメリックインキなど
他のインキを使用しても構わない。
【0040】以上、機能性インキや複合インキの機能性
差を用いた事例を説明したが、ここに記載した外的要因
の励起波長、赤外線照射量、磁場量、または、前記外的
要因から得られる発光波長、赤外線吸収率、残留磁気量
などは、その数値には限定されるものではない。
【0041】(実施例3)図4は、本発明の証券印刷物
の実施例3である商品券を説明する図である。図4に示
すように、実施例3の商品券A4は、ほぼ実施例1の商
品券A1と同じである。よって、実施例2の商品券A4
について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説明を省
略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明する。
【0042】本実施例の商品券A4では実施例1と同様
に、微小文字群を構成する多数の微小文字は、発光する
文字3Iと発光しない文字3Jとから成るが、発光する
文字3Iは、矢印で示す拡大図で示すように、商品券A
4が秘匿しようとする特定の情報(本実施例では「10
00」)に基づき配置されている。一方、発光しない文
字3Jは、微小文字3Iが配列された以外の位置にラン
ダムに配置されている。
【0043】従って、この微小文字群3’に紫外線を照
射すると、発光する文字3Iと発光しない文字3Jに分
かれ、発光する情報が「1000」と読取れる。この情
報Iは、証券に関する必要情報を目視可能に表示する基
本文字1の「1000」と同一であり、真偽判別の手段
として使用できる。この情報Iは数字であるが、文字や
絵でも商品券A4に関連のない情報でも良い。また、文
字3Iと文字3Jは、可視光下では同色且つ同様に目視
されることが好ましい。
【0044】(実施例4)図5は、本発明の証券印刷物
の実施例4である商品券を説明する図である。図5に示
すように、実施例4の商品券A5は、ほぼ実施例1の商
品券A1と同じである。よって、実施例3の商品券A5
について、実施例1の商品券A1と同じ構成は説明を省
略し、その特徴とする微小文字群の構成のみ説明する。
【0045】多数の微小文字3から成る微小文字群3’
は、領域8bを拡大して観察すると、前記実施例1の商
品券A1と同様に「日本」という文字が配置されてい
る。商品券A5では前記実施例1同様に、微小文字群を
構成する多数の微小文字は、発光する文字3Iと発光し
ない文字3Jとから成っている。
【0046】これら発光・非発光の2種類の微小文字
は、夫々2値情報を構成する2値の「1」又は「0」に
対応づけられている。これら2種類の微小文字は、交互
に配置するなどの規則的な配置でも良いが、実施例4で
はランダムで配置されている。この結果、実施例1、2
と同様に、従来から微小文字の持つ偽造防止効果を、よ
り一層に強化できると共に、一方、機械読取による真偽
判別も可能である。
【0047】この実施例4の証券印刷物の使用態様及び
作用を通してその特徴をさらに説明する。まず、真正な
商品券に紫外線を照射すると、発光する微小文字3Iと
発光しない微小文字3Jに分かれる。そして、特定の領
域8b(10列×8行)の夫々の文字の位置について、
発光状態を光学的な読取装置で読取りこの読取データを
パソコンに入力して、発光する書体3Iを「1」情報、
また、発光しない書体3Jを「0」情報として、暗号化
データJを得てこれを予めパソコンのデータベースに登
録する。
【0048】そして、ある商品券(真偽判別対象物)に
ついて真偽判別を行う場合には、機械読取により、特定
領域8bを読込み、夫々の文字の位置について書体3I
と書体3Jの発光有無を抽出し、「1」情報、「0」情
報に暗号化した後、特定領域8bでの2値情報を得る。
これを、前記予めデータベースに登録された暗号化デー
タJと、パソコンの比較照合手段で照合することによ
り、機械的な真偽判別が可能となる。
【0049】(実施例5)図6は、本発明の証券印刷物
の実施例5である商品券を説明する図である。図6に示
すように、実施例5の商品券A6は、その構成自体は実
施例4の商品券A5と同じであるが、実施例5は、微小
文字の書体に対応して2値化した後のデータの処理及び
読取において特徴づけられている。よって、本実施例5
の商品券A6について、前記実施例4の商品券A5と同
じ構成は説明を省略し、その特徴とする構成のみを説明
する。
【0050】実施例4同様に、微小文字群を構成する多
数の微小文字は、紫外線を照射すると発光する文字3I
と発光しない文字3Jの2種類から成る。紫外線を照射
すると、領域9bの拡大図に示すように、発光する文字
3Iの「日本」という文字が発光して読みとれる。2種
類の微小文字は、夫々2値情報を構成する2値の「1」
又は「0」に対応づけられている。
【0051】この実施例5の商品券の使用態様及び作用
を通してその特徴を説明する。まず、真正な商品券に紫
外線を照射すると、発光する書体3Iと発光しない書体
3Jに分かれる。特定の領域8b(10列×8行)につ
いて、10×8の夫々の文字の位置に対し、発光状態を
読取り、この読取データを実施例8同様にしてパソコン
に入力して、発光する書体3Iを「1」情報、また、発
光しない書体3Jを「0」情報として暗号化データKを
得る。
【0052】更に、暗号化データKの「1」情報は「O
N」情報、「0」情報を「OFF」情報に変換し、2次
元コードデータLとして、予めパソコンのデータベース
に登録する。
【0053】そして、ある商品券(真偽判別対象物)に
ついて真偽判別を行う場合には、機械読取により、特定
領域8bを読込み、書体3Iと書体3Jの発光の有無を
抽出し、2値情報を得る。さらにこの2値情報の「1」
情報、「0」情報を、「ON」「OFF」情報に変換す
ると共に、2次元コードとしてのデータを得た。これを
前記データベースに登録された2次元コードデータLと
パソコンの比較照合手段で照合することにより、機械的
な真偽判別が可能となる。
【0054】(実施例6)図7は、本発明の証券印刷物
の実施例5である商品券を説明する図である。図7に示
すように、実施例6の商品券A7は、その構成自体は実
施例4の商品券A5と同じであるが、実施例6では、2
値情報の処理及び読取において特徴づけられている。よ
って、本実施例6の商品券A7について、前記実施例4
の商品券A5と同じ構成は説明を省略し、その特徴とす
る構成のみを説明する。
【0055】実施例4同様に、微小文字群を構成する多
数の微小文字は、紫外線を照射すると発光する文字3I
と発光しない文字3Jの2種類から成る。紫外線を照射
すると、領域10bの拡大図に示すように、発光する文
字3Iでした状態の「日本」という文字発光して読みと
れる。2種類の微小文字は、夫々2値情報を構成する2
値の「1」又は「0」に対応づけられている。
【0056】実施例6では、上記多数の微小文字は、そ
の2種類の微小文字が機械的に読み取られて、夫々対応
する2値の「1」又は「0」として認識され、さらに該
2値の「1」又は「0」から成る2値情報が、2値情報
に対応して予め定めた別態様の情報として変換され、事
前に登録してある別態様の情報と対比して真偽判別が可
能なものとされるものであることを特徴とする。この別
態様の情報は、例えば、10進化情報等である。
【0057】まず、真正な商品券A7に紫外線を照射す
ると、発光する書体3Iと発光しない書体3Jに分かれ
る。そして、特定領域10b(10列×8行)の10×
8の夫々の微小文字の位置について発光状態を読取り、
この読取データを実施例5同様にしてパソコンに入力し
て、発光する書体3Iを「1」情報、また、発光しない
書体3Jを「0」情報として、「1」「0」の暗号化デ
ータMが得られる。例えば、実施例5では、この暗号化
データMは、左から「00000001」「00000
010」「00000011」・・・である。
【0058】ところで、予めこのような2値情報に対応
して別の情報、例えば、「00000001」の対応す
る数字は「1」、「00000010」の対応する数字
は「2」、「00000011」は「3」・・・のよう
に10進数に対応させる等の一定の決まりを設けてお
く。すると、上記暗号化データMは「1234567
8」(本実施例ではOCR文字4と同じである。)とい
う暗号化データMに対応した情報Nが得られる。
【0059】よって、本発明では事前に暗号化データM
に対応した情報Nを登録しておき、ある商品券(真偽判
別対象物)について真偽判別を行う場合には、機械読取
により、特定領域5bを読込み、2値情報を得て、これ
をさらに10進数に変換して予め登録されている10進
数の情報Nと照合すると、機械的に真偽判別が可能とな
る。
【0060】以上、本発明を図面により説明してきた
が、本発明はこれら各実施例に限られるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があ
っても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0061】例えば前記実施例は全て機能性インキを含
む2種類のインキが用いられた例であるが、一つの所定
の機能性インキの他は機能性の有無に限らず複数のイン
キを使用しても同様の効果を得ることが可能なことは言
うまでもない。
【0062】尚、前記実施例では、微小文字を例に説明
しているが、本発明は、文字のみに限定されるものでは
なく、これら文字に代えて、記号等を用いても同様の効
果を得ることが可能なことは言うまでもない。
【0063】また、前記実施例では、微小文字の書体等
には言及していなが、これら文字の書体を適宜に変更
し、複数の書体にて前記微小文字を印刷するようにし
て、偽造をより一層し難いものにすること等は任意とさ
れる。
【0064】また、前記実施例では、印刷に用いる版お
よび印刷方法については言及していないが、凹版等物理
的な版により印刷機で印刷する方法やコンピュータデー
タによる電子的版によりプリンタで印刷する方法等その
種類、方法等は任意とされる。
【0065】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。 (a)請求項1の発明によれば、前記微小記号文字群を
構成する多数の微小記号および/または微小文字は、所
定の機能性インキにて印刷されたものとそれ以外のイン
キにて印刷されたものが存在するようになるため、偽造
者はこれら印刷されている各微小記号および/または微
小文字毎にインキの機能性を解析しながら複製する必要
があるため、正確に複製を行うことは非常にし難いもの
にできるばかりか、これら機能性インキの各微小記号お
よび/または微小文字の配列を確認することで、これら
偽造を確実に発見できる。
【0066】(b)請求項2の発明によれば、前記微小
記号文字群中に特定の情報を秘匿することができるよう
になる。
【0067】(c)請求項3の発明によれば、前記特定
の情報と証券に関する必要情報とを比較することで、該
証券の真偽を簡易に確認することができる。
【0068】(d)請求項4の発明によれば、所定の2
値情報を微小記号文字群中に記録することができ、これ
ら所定の2値情報を証券の真偽を確認することに用いる
ことができる。
【0069】(e)請求項5の発明によれば、これら微
小記号文字群中に記録されている2値情報を迅速かつ正
確に読み取ることができる。
【0070】(f)請求項6の発明によれば、2値情報
の所定データへの変換等に通常の2次元コード用のデコ
ードプログラムを使用することができ、これら変換処理
を容易に実施でき、前記真偽判別の処理を迅速且つ簡便
に実施できる。
【0071】(g)請求項7の発明によれば、前記2値
情報を用いて確度の高い真偽判別を実施することができ
る。
【0072】(h)請求項8の発明によれば、特定の波
長領域の光を照射するのみで、2値情報の読み取りを的
確に実施することができる。
【0073】(i)請求項9の発明によれば、通常の使
用において、紫外線が照射される機会は非常に希である
ため、通常使用において前記2値情報を記録する微小記
号および/または微小文字を偽造者等に知覚されること
を極力防止することができる。
【0074】(j)請求項10の発明によれば、微小記
号文字が印刷されていることを、偽造者等に認知される
ことを極力防止することができ、偽造防止効果を向上で
きる。
【0075】(k)請求項11の発明によれば、単純に
微小記号文字が配列されているのに比較して、その版の
作成をより困難なものにでき、偽造防止効果を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における商品券を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例2における商品券を示す図であ
る。
【図3】本発明の実施例2におけるもう一つの商品券を
示す図である。
【図4】本発明の実施例3における商品券を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施例4における商品券を示す図であ
る。
【図6】本発明の実施例5における商品券を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施例6における商品券を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、5 基本文字 2 デザイン文字 3 微小文字 3’ 微小文字群 3I 発光微小文字 3J 非発光微小文字 4 OCR文字 6 MICR文字 7 無色蛍光文字 6b 領域 7b 領域 8b 領域 9b 領域 10b 領域 10b 領域 C 微小文字群 D 微小文字群 E 微小文字群 F 微小文字群
フロントページの続き (72)発明者 大島 浩行 東京都港区虎ノ門二丁目2番4号 財務省 印刷局内 Fターム(参考) 2C005 HA01 HB02 HB10 JA09 JB11 JB19 3E041 AA01 AA02 AA03 BA16 BB03 BB05 BB06 BB07 DB01 5C077 LL14 MP04 PP54 PP55 PP65 TT06 TT08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 証券に関する必要情報とともに、多数の
    微小記号および/または微小文字にて構成される微小記
    号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷物
    であって、上記微小記号文字群を構成する多数の微小記
    号および/または微小文字は、少なくとも一種の機能性
    インキを含む複数種のインキで夫々印刷された複数種の
    微小記号および/または微小文字とから成ることを特徴
    とする多数の微小記号文字から成る微小記号文字群が印
    刷された証券印刷物。
  2. 【請求項2】 前記機能性インキで印刷された微小記号
    および/または微小文字は、特定の情報を画成して秘匿
    するように配列されている請求項1に記載の多数の微小
    記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印刷
    物。
  3. 【請求項3】 前記画成される特定の情報は、該証券に
    印刷されている前記証券に関する必要情報に合致した情
    報である請求項2に記載の多数の微小記号文字から成る
    微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
  4. 【請求項4】 前記機能性インキで印刷された微小記号
    および/または微小文字とそれ以外のインキで印刷され
    た微小記号および/または微小文字は、夫々2値情報を
    構成する「1」又は「0」に対応づけられており、所定
    の2値情報を記録するように配列されている請求項1〜
    3のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小
    記号文字群が印刷された証券印刷物。
  5. 【請求項5】 前記機能性インキで印刷された微小記号
    および/または微小文字とそれ以外のインキで印刷され
    た微小記号および/または微小文字は、機械的に読み取
    られて、前記対応づけられた「1」又は「0」として認
    識される請求項4に記載の多数の微小記号文字から成る
    微小記号文字群が印刷された証券印刷物。
  6. 【請求項6】 前記機械的に読み取られ、前記対応づけ
    られた「1」又は「0」として認識されたデータが、2
    次元コードとして変換され、パターン認識による真偽判
    別が可能なものとされている請求項5に記載の多数の微
    小記号文字から成る微小記号文字群が印刷された証券印
    刷物。
  7. 【請求項7】 前記機械的に読み取られ、前記対応づけ
    られた「1」又は「0」として認識された2値情報は、
    該2値情報に対応して予め定めた別態様の情報として変
    換され、事前に登録してある所定の別態様の情報と対比
    して真偽判別が可能なものとされている請求項5または
    6に記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文字群
    が印刷された証券印刷物。
  8. 【請求項8】 前記機能性インキは、特定の波長領域の
    光を照射すると発光するインキである請求項1〜7のい
    ずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小記号文
    字群が印刷された証券印刷物。
  9. 【請求項9】 前記特定の波長領域の光が紫外線である
    請求項8に記載の多数の微小記号文字から成る微小記号
    文字群が印刷された証券印刷物。
  10. 【請求項10】 前記微小記号文字は、目視による可読
    が難しいか或いは不可である大きさである請求項1〜9
    のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小記
    号文字群が印刷された証券印刷物。
  11. 【請求項11】 前記微小記号文字群を構成する多数の
    微小記号文字は、連続的且つ曲線的に配置することで彩
    紋模様を構成するように印刷されて成る請求項1〜10
    のいずれかに記載の多数の微小記号文字から成る微小記
    号文字群が印刷された証券印刷物。
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