JP4568914B2 - 真偽判別可能な情報担持体 - Google Patents
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Description
本発明の偽造防止用情報担持体を可視光下で観察した場合、正反射光領域では透明インキにより印刷された第3の印刷画像が視認され、拡散光領域では有色インキにより印刷された第1の印刷画像が視認され、更に赤外線領域で観察した場合には、光輝性材料を有するインキにより印刷された第2の印刷画像を視認することができる。
本発明の情報担持体(1)は、基材(2)に図2の第1の印刷画像(4)を印刷し、その上に図3の第2の印刷画像(5)を印刷し、更にその上に図4の第3の印刷画像(6)を印刷することで形成され、図1の情報担持体(1)をX−X部の断面を観察すると図8のような層構造を成している。
ここで具体的な各印刷層の構成を説明する。
まず、第1の印刷層となる図2の第1の印刷画像(4)は、赤外線領域で吸収しない特性を有するインキにより印刷される。この赤外線領域で吸収しないインキとしては、例えば、公知の材料である赤外線反射材料のクロモファインブラック(大日精化工業株式会社製)を配合することにより得ることができるが、商業印刷用のプロセスインキであるシアン(C)、マセンダ(M)及びイエロー(Y)のように、あくまでも赤外線領域で吸収しない特性を有すればよく、配合する材料等はこれに限定されない。
第2の印刷層となる図3の第2の印刷画像(5)は、赤外線吸収特性を持つ光輝性材料を配合して作られたインキにより印刷される。この光輝性材料としては、例えば、アルミニウム粉末、銅粉末、亜鉛粉、錫粉又はリン化鉄などを成分とする銀色、青味金色又は赤味金色の材料であり、また赤外線領域で吸収するインキとしては、例えば、紫外線硬化型の金属光沢インキ「東洋インキ製造株式会社 UV FLASH DRY FD OL シルバー」を用いることができるが、あくまでも可視光で光沢を有し、かつ、赤外線領域で吸収する特性を有すればよく、これに限定されない。
第3の印刷層となる図4の第3の印刷画像(6)を形成するBの画像部(6a)は、赤外線を吸収しない透明インキにより印刷される。この透明インキとしては、例えば、透明ニス、インキワニス、透明インキ、メジウムインキ、半透明着色インキ又は半透明着色ニスを用いることができ、具体的には赤外線透過特性を有する紫外線硬化型の透明ニス「T&A TOKA UVマット OPニス 3H」がある。ただし、あくまでも赤外線を吸収しない透明インキであればよく、これらに限定されるものではない。また、紫外線硬化型に限定するものでもなく、酸化重合型インキ、浸透型インキ、過熱乾燥インキ、蒸発乾燥インキなどの印刷インキであってもよい。
図5は、前述した情報担持体(1)を、拡散光領域及び正反射光領域で観察したときの照明光源(7)、視点(8)及び情報担持体(1)の三つの位置関係を図示したものである。情報担持体(1)を、照明光源(7)が入射角−45°のときに垂直方向0°の視点(8)の位置で観察した場合、拡散光領域の観察(a)となり、情報担持体(1)を、照明光源(7)が入射角−45°のときに垂直方向0°から45°傾けた視点(8)の位置で観察した場合、正反射光領域の観察(b)となる。また、図6のように、情報担持体(1)に対する赤外線光源(9)の入射光を−45°にし、垂直方向0°から赤外線カメラ(10)を通して情報担持体(1)を観察した場合、赤外線の拡散光が観察されるため、赤外線領域の観察(c)となる。なお、赤外線カメラについては、赤外線領域が観察可能であれば特に限定しないが、例えば、波長920nmの照明光源と映像モニターを備えた赤外インク可視化装置〔グローリー工業株式会社〕を用いることができる。
図9(a)は、「C」の背景部(4b)に「A」の背景部(5b)が重ねられ、更にその上に実際には印刷されない「B」の背景部(6b)とした領域(11)の断面図、図9(b)は「C」の背景部(4b)に「A」の背景部(5b)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域(12)の断面図、図9(c)は「C」の背景部(4b)に「A」の画像部(5a)を重ねた領域(13)の断面図、図9(d)は「C」の背景部(4b)に「A」の画像部(5a)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域(14)の断面図、図9(e)は「C」の画像部(4a)に「A」の背景部(5b)を重ねた領域(15)の断面図、図9(f)は、「C」の画像部(4a)に「A」の背景部(5b)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域(16)の断面図、図9(g)は「C」の画像部(4a)に「A」の画像部(5a)を重ねた領域(17)の断面図、図9(h)は「C」の画像部(4a)に「A」の画像部(5a)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域(18)の断面図である。
拡散光領域の観察(a)を装置上で再現するために、測定サンプルに対する光源の入射光を−45°に固定し、受光角度を−10°から0°まで変化させて測定し、正反射領域の観察(b)を装置上で再現するために、測定サンプルに対する光源の入射光を−45°に固定し、受光角度を40°から50°まで変化させて測定した。
図9(a)の領域(11)を色差ΔEの基準値0として、図9(b)の領域(12)との色差ΔEを示す折れ線(20)の値が0.6前後、図9(d)の領域(14)との色差ΔEを示す折れ線(21)の値が2.3前後、図9(c)の領域(13)との色差ΔEを示す折れ線(22)の値が3.3前後と、1層目が「C」の背景部(4b)の各領域は相対的に小さい値、つまり基準となる図9(a)の領域(11)と比較的近い色となった。
次に、図11のグラフ(19b)は、図5の正反射領域の観察(b)の測定結果である。
図9(a)の領域(11)をΔEの基準値0とした場合、図9(h)の領域(18)との色差ΔEを示す折れ線(23)の値が74.5前後、図9(d)の領域(14)との色差ΔEを示す折れ線(21)の値が73.7前後、「C」の画像部(4a)に「A」の背景部(5b)と「B」の画像部(6a)を重ねた図9(f)の領域(16)との色差ΔEを示す折れ線(24)の値が70.7前後、「C」の背景部(4b)に「A」の背景部(5b)と「B」の画像部(6a)を重ねた図9(b)の領域(12)との色差ΔEを示す折れ線(20)の値が66.8前後と、3層目が「B」の画像部(6a)の各領域は相対的に大きい値、つまり基準となる図9(a)の領域(11)と異なる色であった。
次に図6の赤外線領域の観察(c)について説明する。赤外線領域とは、一般に可視光より波長領域が高く、肉眼では視認できない750nm以上の波長領域である。赤外線画像は、赤外線を反射又は透過する領域(いわゆる、赤外線を吸収しない領域)と、赤外線を吸収する領域に分けることができる。これらの領域の画像を赤外線カメラ等で観察した場合、赤外線を反射又は透過する領域は白く視認され、赤外線を吸収する領域は黒く視認されることから、白黒画像を視認することができる。
第1の印刷画像(4)である「C」は、拡散光領域では「C」が視認され、正反射光領域では「C」が消失しなければならない。さらに、その上に重ね刷りされる第2の印刷画像(5)である「A」は、赤外線領域では視認でき、可視光下における拡散光領域及び正反射光領域の両方の観察においてはカモフラージュされていなければならないが、基材、インキ、光輝性材料、背景部と画像部の網点面積率及びこれらの組合せによって最適な印刷条件が異なる。そこで、本発明を実施するための好適な有色インキの色について説明する。
基材(2)である白色のコート紙上において、黒インキによる第1の印刷画像「C」の画像部(4a)の網点面積率、「C」の背景部(4b)の網点面積率、金属光沢インキによる第2の印刷画像「A」の画像部(5a)の網点面積率及び「A」の背景部(5b)の網点面積率の組合せを換えて印刷を試みた結果が以下の表1である。
次に、カモフラージュ画像となる第1の印刷画像(4)を紅インキとした場合の情報担持体(1)について説明する。
次に、カモフラージュ画像となる第1の印刷画像(4)を藍インキとした場合の情報担持体(1)について説明する。
第1の印刷画像(4)を構成する「C」の画像部(4a)と「C」の背景部(4b)の網点面積率の差が15%未満の場合は、コントラストが足りず、拡散光領域の観察で「C」の画像が判別しづらい。
第1の印刷画像(4)を構成する「C」の画像部(4a)と「C」の背景部(4b)の網点面積率の差が50%を超える場合は、正反射光領域の観察で「C」の画像が消失せず、画像のスイッチ性を得られない。
また、第2の印刷画像(5)に網点面積率40%未満の部分がある場合、正反射光領域の観察において、「C」の画像が消失せずに視認されたままとなり、画像のスイッチ性が得られない。
第2の印刷画像(5)を構成する「A」の画像部(5a)と「A」の背景部(5b)の網点面積率の差が10%未満の場合、図6の赤外線領域における観察において、コントラストが足りずに「A」の画像が視認しにくい。
第2の印刷画像(5)を構成する「A」の画像部(5a)と「A」の背景部(5b)の網点面積率差が20%を超える場合、可視光領域の拡散光領域においてカモフラージュ画像の「C」と共に「A」の画像も視認されてしまうため、「A」の画像を潜像画像とすることができない。
(実施例1)
図12は、第1の実施例である情報担持体(27)である。
情報担持体(27)は、基材(2)である白色用紙上の印刷画像領域(28)に、赤外線領域で反射する黒インキで図13の第1の印刷画像(29)である「R」の印刷画像を印刷し、その上に光輝性材料を含む金属光沢インキで図14の第2の印刷画像(30)である「A」の印刷画像を印刷し、更にその上に透明ニスなどで図15の第3の印刷画像(31)である「バラ」の画像を重ねて印刷した。
2 基材
3 本発明の実施形態の情報担持体における印刷画像領域
4 本発明の実施形態の情報担持体における第1の印刷画像
4a 本発明の実施形態の情報担持体における第1の印刷画像であるAの画像部
4b 本発明の実施形態の情報担持体における第1の印刷画像であるAの背景部
5 本発明の実施形態の情報担持体における第2の印刷画像
5a 本発明の実施形態の情報担持体における第2の印刷画像であるBの画像部
5b 本発明の実施形態の情報担持体における第2の印刷画像であるBの背景部
6 本発明の実施形態の情報担持体における第3の印刷画像
6a 本発明の実施形態の情報担持体における第3の印刷画像であるCの画像部
6b 本発明の実施形態の情報担持体における第3の印刷画像であるCの背景部
7 照明光源
8 視点
9 赤外線光源
10 赤外線カメラ
11 「C」の背景部(4b)に「A」の背景部(5b)が重ねられ、更にその上に実際には印刷されない「B」の背景部(6b)とした領域
12 「C」の背景部(4b)に「A」の背景部(5b)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域
13 「C」の背景部(4b)に「A」の画像部(5a)を重ねた領域(13)
14 「C」の背景部(4b)に「A」の画像部(5a)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域
15 「C」の画像部(4a)に「A」の背景部(5b)を重ねた領域
16 「C」の画像部(4a)に「A」の背景部(5b)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域
17 「C」の画像部(4a)に「A」の画像部(5a)を重ねた領域
18 「C」の画像部(4a)に「A」の画像部(5a)と「B」の画像部(6a)を重ねた領域
19a 拡散光領域で、領域(11)を基準値0としたときの他の領域との色差ΔEを表すグラフ
19b 正反射光領域で、領域(11)を基準値0としたときの他の領域との色差ΔEを表すグラフ
20 領域(11)と領域(12)との色差ΔEを示す折れ線
21 領域(11)と領域(14)との色差ΔEを示す折れ線
22 領域(11)と領域(13)との色差ΔEを示す折れ線
23 領域(11)と領域(18)との色差ΔEを示す折れ線
24 領域(11)と領域(16)との色差ΔEを示す折れ線
25 領域(11)と領域(15)との色差ΔEを示す折れ線
26 領域(11)と領域(17)との色差ΔEを示す折れ線
27 実施例1の情報担持体
28 実施例1の印刷画像領域
29 実施例1の第1の印刷画像
30 実施例1の第2の印刷画像
31 実施例1の第3の印刷画像
32 実施例1の情報担持体を正反射光領域で観察したときの観察図を示す。
Claims (13)
- 赤外線反射性を有する基材と、前記基材上の印刷画像領域に、第1の印刷層、第2の印刷層及び第3の印刷層とが順次積層された偽造防止用情報担持体であって、前記第1の印刷層は、前記基材とは異なる色で、かつ、赤外線を吸収しない有色インキにより印刷された画像部と背景部から成る第1の印刷画像であり、前記第2の印刷層は、前記基材とは異なる色で、かつ、赤外線を吸収する光輝性材料を有するインキにより印刷された画像部と背景部から成る第2の印刷画像であり、前記第3の印刷層は、赤外線を吸収しない透明インキにより印刷された画像部と背景部から成る第3の印刷画像であり、前記第1の印刷層と前記第2の印刷層は、前記印刷画像領域内において同じ大きさ及び形状に配置され、前記第3の印刷層は、前記印刷画像領域の少なくとも一部に配置されていることを特徴とした偽造防止用情報担持体。
- 前記第1の印刷画像は、面積率が15〜100%で、画像部と背景部の面積率の差が15〜50%の範囲であり、前記第2の印刷画像は、面積率が40〜100%で、画像部と背景部との面積率の差が10〜20%の範囲であることを特徴とする請求項1記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第1の印刷画像を印刷するための前記有色インキ及び前記第2の印刷画像を印刷するための前記光輝性材料を有するインキは黒成分を有しており、前記有色インキの黒成分が前記光輝性材料を有するインキの黒成分よりも色濃度が高いことを特徴とする請求項1又は2記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第3の印刷画像は、面積率0〜100%の範囲内で階調表現された多階調画像であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第3の印刷画像が、前記第3の印刷画像の画像部はロゴマーク、番号、文字、記号又はバーコードの認証性を有する有意味情報であって、前記第3の印刷画像の画像部と背景部との面積率の差が75%以上あることを特徴とする請求項1、2又は3記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第1の印刷画像、第2の印刷画像及び/又は第3の印刷画像の一つ以上の少なくとも一部が、網点形状の大小及び疎密によって形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第1の印刷画像、第2の印刷画像及び/又は第3の印刷画像の一つ以上の少なくとも一部が、万線形状の太細及び疎密によって形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第1の印刷画像、第2の印刷画像及び/又は第3の印刷画像の一つ以上の少なくとも一部が、波線形状の太細及び疎密によって形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第1の印刷画像、第2の印刷画像及び/又は第3の印刷画像の一つ以上の少なくとも一部が、破線形状の太細及び疎密によって形成されていることを特徴とする請求項項1、2、3、4又は5記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第2の印刷画像を形成する光輝性材料は、アルミニウム粉末、銅粉末、亜鉛粉末、錫粉末、真鍮粉末又はリン化鉄のいずれかの光輝性材料を含む印刷インキであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第3の印刷画像を形成する透明インキは、透明ニス、インキワニス、透明インキ、メジウムインキのいずれかであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第3の印刷画像を印刷する透明インキに、更に蛍光材料を含有したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記載の偽造防止用情報担持体。
- 前記第3の印刷画像の一部に、前記第3の印刷画像を印刷する前記透明インキに蛍光材料を含有させたインキで第4の印刷画像を形成したことを特徴とする項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10又は11記載の偽造防止用情報担持体。
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