JP2003333880A - モータ駆動装置およびモータ - Google Patents
モータ駆動装置およびモータInfo
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Abstract
制御において、高価で複雑な誘電体プロセスの1チップ
ICを使用せずに、高効率、低騒音でかつ信頼性の高い
モータの駆動装置を提供する。 【解決手段】 プリドライブIC5と、ゲートドライバ
IC9と、MOSFETアレイ12を主要構成要素と
し、前記プリドライブIC5で、前記MOSFETアレ
イ12を通電制御する構成で、モータの高効率、低騒音
駆動制御を可能とするモータの駆動装置が得られる。
Description
給湯器等家電機器に用いられるファン駆動用モータに関
し、特に商用交流電源電圧を平滑整流した直流高電圧を
電力源とし、可変速制御を可能としたインバータを内蔵
したモータの駆動装置に関するものである。
した直流高電圧を電力源としたモータ駆動装置もしくは
モータ駆動装置を内蔵したモータは、特開平4−677
59号公報号に開示されたものが知られており、図23
および図25(特開平4−67759号公報号からの引
用)を用いて説明する。
の構造を示しており、スイッチ素子であるIGBTQ
1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6を主な構成要素とす
るインバータ部と図示しないモータのロータの回転子を
検出するホール素子センサ101A、101B、101
Cの出力信号および速度指令信号が供給されてPWM信
号を形成するPWM信号形成回路102を含む周辺回路
とが一体化したモノリシックICで構成されて、前記周
辺回路の作用により、前記IGBTQ1〜Q6がスイッ
チ制御されて、商用交流電圧を整流・平滑して得られる
高圧直流電圧からモータのステータ103のモータ駆動
巻線に電力供給して前記ロータの回転数を制御する作用
を有する。
構成したモータ駆動装置を内蔵したモータの構造を示し
ている。
モノリシックICを用いたモータの駆動装置において
は、インバータ部の主要構成要素すなわちスイッチ素子
であるIGBTQ1〜Q6と周辺回路を一体化したモノ
リシックICで構成したことが特徴で、モータ駆動装置
の小型化に貢献できる反面、モノリシックIC自体が発
熱源となってしまう。
の半導体プロセスには特別の工夫が必要になる。すなわ
ち、IGBTQ1〜Q6等、ICの高電圧が印加される
構成要素には、誘電体分離という図24(特開平4−6
7759号公報号からの引用)に示す構成を有するプロ
セスが必要となる。
ICのIGBTの構成を示すもので、誘電体であるSi
O2で、IGBT素子を他の素子から電気的に絶縁して
いる。
に、従来のモータ駆動装置であるモノリシックICの製
造工数は、一般のPN接合プロセスに比べ、SiO2形
成のための工程が余分に加わることにより、格段に大き
くなる。
に要するリードタイムが、2〜3ヵ月なのに対し、誘電
体プロセス半導体(IC)では、4〜5ヵ月を要し、供
給面で大きな障害となっている。また、工程数が多いこ
とから歩留まりも比較的悪く、信頼性面でも不安があ
り、ICの価格も高価になりがちであった。
部のプロセスの微細化に限界があり、正弦波PWM等を
具現化するLOGICのモノリシックIC化が困難で、
モータの低騒音駆動に課題があった。
頼性の高い、かつ高効率のモータ駆動装置およびモータ
を提供すること、そして、前記事項を、生産リードタイ
ムが長く、かつ高価格の誘電体分離プロセスのモノリシ
ックICを用いることなく、一般的に存するPN接合プ
ロセスで製造される半導体部品を用い、使用部品の供給
面で不安がなく、さらに、低騒音で、低価格のモータ駆
動装置を実現することを目的とする。
に本発明は、周辺回路を低耐圧PN接合プロセスの半導
体で作られるプリドライブICとし、前記1チップイン
バータを、高耐圧PN接合プロセスで作られるNチャン
ネルMOSFET6チップからなるMOSFETアレイ
とし、互いを高耐圧PN接合プロセスゲートドライバI
Cを介して接続したもので、前記MOSFETアレイの
NチャンネルMOSFET6素子は、3素子が、ドレイ
ンが共通に前記高圧直流電源の正側出力に接続され、残
り3素子は、ソースが前記高圧直流電源の負側出力に接
続されて、互いのソースとドレインは共通にモータ駆動
巻線の各相端子に接続され、前記プリドライブICから
出力されるPWM信号は、前記ゲートドライバICに
て、電圧、電流を増幅されて、前記NチャンネルMOS
FET6素子の各ゲートに入力されて、前記Nチャンネ
ルMOSFET6素子がスイッチ制御されることによ
り、モータ駆動巻線へ電力供給するよう構成したもので
ある。
発熱を低下させ、入手可能なPN接合プロセスで製造さ
れる半導体部品を用い、使用部品の供給面で不安がな
く、さらに低価格で低騒音駆動のモータ駆動装置を得る
ことができる。
ブラシレスモータの回転を検出するセンサと、前記セン
サの出力信号および外部からの速度指令信号と制御電圧
源からの出力電圧が供給されてPWM信号を形成する回
路を含む周辺回路と、シリコンチップ上でスイッチ素子
である複数のIGBTが互いに誘電体で絶縁分離される
高耐圧誘電体絶縁分離プロセス半導体で作られて商用交
流電圧を整流・平滑して得られる電圧を出力する高圧直
流電源の出力電圧から、前記周辺回路の出力信号に応じ
て、出力端子に接続されるモータ駆動巻線に電力供給し
て前記ロータの回転数を制御するワンチップインバータ
で構成されたモータ駆動装置において、前記周辺回路を
低耐圧PN接合プロセスの半導体で作られるプリドライ
ブICとし、前記1チップインバータを、高耐圧PN接
合プロセスで作られるNチャンネルMOSFET6チッ
プからなるMOSFETアレイとし、互いを高耐圧PN
接合ゲートドライバICを介して接続したもので、前記
MOSFETアレイのNチャンネルMOSFET6素子
は、3素子が、ドレインが共通に前記高圧直流電源の正
側出力に接続され、残り3素子は、ソースが前記高圧直
流電源の負側出力に接続されて、互いのソースとドレイ
ンは共通にモータ駆動巻線の各相端子に接続され、前記
プリドライブICから出力されるPWM信号は、前記ゲ
ートドライバICにて、電圧、電流を増幅されて、前記
NチャンネルMOSFET6素子の各ゲートに入力され
て、前記NチャンネルMOSFET6素子がスイッチ制
御されることにより、モータ駆動巻線へ電力供給するこ
とを特徴とするモータ駆動装置であり、複数の一般的な
PN接合プロセスで製造される半導体部品を用いて、モ
ータ駆動装置を構成することができるという作用を有す
る。
の回転を検出するセンサと、低耐圧PN接合プロセスで
作られ、前記センサの出力信号および外部からの速度指
令信号と制御電圧源からの出力電圧が供給されて正弦波
電圧PWM信号を形成する回路を含む周辺回路をモノリ
シック化したICと、シリコンチップ上でスイッチ素子
である複数のIGBTが互いに誘電体で絶縁分離される
高耐圧誘電体絶縁分離プロセス半導体で作られて商用交
流電圧を整流・平滑して得られる電圧を出力する高圧直
流電源の出力電圧から、前記周辺回路の出力信号に応じ
て、出力端子に接続されるモータ駆動巻線に電力供給し
て前記ロータの回転数を制御するワンチップインバータ
で構成されたモータ駆動装置において、前記1チップイ
ンバータを、高耐圧PN接合プロセスで作られるNチャ
ンネルMOSFET6チップからなるMOSFETアレ
イとし、前記プリドライブICの出力と前記MOSFE
Tのゲートとを、高耐圧PN接合ゲートドライバICを
介して接続したもので、前記MOSFETアレイのNチ
ャンネルMOSFET6素子は、3素子が、ドレインが
共通に前記高圧直流電源の正側出力に接続され、残り3
素子は、ソースが前記高圧直流電源の負側出力に接続さ
れて、互いのソースとドレインは共通にモータ駆動巻線
の各相端子に接続され、前記プリドライブICから出力
される正弦波電圧PWM信号は、前記ゲートドライバI
Cにて、電圧、電流を増幅されて、前記NチャンネルM
OSFET6素子の各ゲートに入力されて、前記Nチャ
ンネルMOSFET6素子がスイッチ制御されることに
より、モータ駆動巻線へ正弦波電圧を供給することを特
徴とするモータ駆動装置であり、複数の一般的なPN接
合プロセスで製造される半導体部品を用いて、モータを
低騒音駆動するモータ駆動装置を構成することができる
という作用を有する。
耐圧PN接合プロセスの半導体で作られるプリドライブ
ICに、位相進み手段を内蔵し、モータに設けた進角指
令入力端子の入力電圧を、前記位相進み手段へ伝達し
て、前記正弦波電圧の位相を進めることを可能としたこ
とを特徴とする請求項2記載のモータ駆動装置であり、
電流の位相遅れを補償する作用を有する。
角指令入力端子を廃し、代わってモータ内の回路基板上
に固定進角指令発生手段を設け、前記固定進角指令発生
手段は、基準電源電圧とGND間に設けた第1および第
2の抵抗で分圧された電圧を前記プリドライブICの位
相進み手段へ伝達するよう構成したことを特徴とする請
求項3記載のモータ駆動装置であり、モータに進角指令
信号を外部から入力しなくても、電流の位相遅れを補償
する作用を有する。
イの6素子の各MOSFETは、ゲート−ソース間にコ
ンデンサを設けると共に、ゲートドライバICの出力端
子と前記MOSFETの各ゲート間とを抵抗で接続した
モータ駆動装置であって、前記MOSFETの6素子
中、3素子が、ドレインが共通に前記高圧直流電源の正
側出力に接続される3素子の各ゲートに接続される抵抗
の抵抗値を大きくして、残りのソースが前記高圧直流電
源の負側出力に接続される3素子の、ゲート−ソース間
にコンデンサを不要としたことを特徴とする請求項1か
ら請求項4のいずれか一項に記載のモータ駆動装置であ
り、部品数を削減できる作用を有する。
項5のいずれか一項に記載のモータ駆動装置を内蔵した
モータであり、モータの低損失、低騒音、低価格が図れ
ると言う作用を有する。
項5のいずれか一項に記載のモータ駆動装置を内蔵した
モータであって、前記モータの回転子は、シャフトに剛
体であるヨークとリング状マグネットを設けて、前記ヨ
ークとリング状マグネット間の空隙を弾性体のゴムで充
填した構成を有することを特徴とする請求項6記載のモ
ータであり、モータおよびモータ使用機器の一層の低騒
音化が図れるという作用を有する。
度指令信号がPWM DUTY比0%を意味する場合
に、前記MOSFETアレイの6素子中、ドレインが共
通に前記高圧直流電源の正側出力に接続される3素子が
OFFし、ソースが前記高圧直流電源の負側出力に接続
される3素子全てがONする請求項1から請求項5のい
ずれか一項に記載のモータ駆動装置を内蔵したモータで
あって、前記モータのモータ駆動巻線は、外部からの速
度指令信号がPWM DUTY比0%を意味する場合
に、外力により回転子が強制的に回転させられてモータ
巻線に発生する循環電流が、一定値以下となるようなイ
ンピーダンスを有することを特徴とする請求項5から請
求項7のいずれか一項に記載のモータであり、モータ駆
動装置のMOSFETの破壊を防ぐことができるという
作用を有する。
項8のいずれか一項に記載のモータを送風ファン用に供
したエアコンディショナーであり、前記エアコンディシ
ョナーの音、振動の低減を図ることができる作用を有す
る。
モータ駆動装置を内蔵したモータを送風ファン用に供し
たエアコンディショナーであって、前記エアコンディシ
ョナーは、モータへ供給する速度指令信号が、PWM
DUTY比0%を意味する状態の発生時間を所定の値以
下に制限することで、モータのMOSFETの過熱を抑
制することを特徴とする請求項9記載のエアコンディシ
ョナーであって、ファンモータ内のMOSFETの過熱
による破壊を防ぐことができるという作用を有する。
求項8のいずれか一項に記載のモータを送風ファン用に
供したエアコンディショナーであって、モータからの前
記エアコンディショナーへ回生電力が発生して、前記エ
アコンディショナーの前記モータへの電源電圧が上昇す
る場合に、前記エアコンディショナーに過電圧保護手段
を設け、前記電源電圧が、予め定めた一定値を超える
と、前記エアコンディショナーは直ちにモータの運転を
停止することを特徴とする請求項9または請求項10に
記載のエアコンディショナーであって、モータ内のMO
SFETに過電圧が印加されることを防ぐ作用を有す
る。
求項8のいずれか一項に記載のモータを送風ファン用に
供した給湯器であって、前記給湯器の音、振動の低減を
図ることができる作用を有する。
求項8のいずれか一項に記載のモータを送風ファン用に
供した空気清浄機であって、前記空気清浄機の音、振動
の低減を図ることができる作用を有する。
説明する。
載のモータ駆動装置の一実施例を示し、図1において、
モータ駆動装置1は、高圧直流電源4の出力電圧から、
モータ7への電力供給を行って、モータ7の回転速度を
所望の速度にする作用を行うもので、プリドライブIC
5を含む周辺回路3と、MOSFETアレイ12と、前
記プリドライブIC5の出力信号は、ゲートドライバI
C9にて、電力増幅して、前記MOSFETアレイ12
に内蔵された各MOSFETのゲートへ伝達される構成
を有している。
1の動作を、図2の動作図を用い以下説明する。
位置に従って、センサH1、H2、H3からプリドライ
ブIC5の入力端子HU,HV,HWへ図2(a)に示
す信号が入力される。前記プリドライブIC5のUH,
VH,WH、UL,VL,WLにはHU,HV,HW入
力信号のゼロクロスのタイミングで、HighまたはL
owレベル信号が出力される。前記UH,VH,WHお
よびUL,VL,WLの出力信号は、ゲートドライバI
C9を介してMOSFETアレイ12の構成要素である
NチャンネルMOSFETQ1,Q2,Q3,Q4,Q
5,Q6の各ゲートへ伝達される。前記UH,VH,W
HおよびUL,VL,WLは、Highの時、High
レベル信号が伝達されるQ1,Q2,Q3,Q4,Q
5,Q6の何れかがONし、Lowが伝達されている時
はOFFである。これにより、高圧直流電圧源の出力電
圧がMOSFETアレイ12を介して、モータ駆動巻線
L1,L2,L3に入力される。モータ駆動巻線L1,
L2,L3のインピーダンスに従って電流が流れ、モー
タ7のロータ11にトルクが発生して、前記ロータ11
は回転する。
0Vを、ブリッジダイオードと突入防止抵抗16で接続
された電解コンデンサで整流・平滑された直流電圧DC
280Vを発生させる。
M信号であり、プリドライブIC5のvsp端子に入力
されるアナログ電圧値に従ったDUTY比を有する。図
2(b)は、UHがHighレベルのときの図2(a)
中AのUH,ULの拡大図である。コントロール電圧源
であるVSPがプリドライブIC5のVSP端子に入力
される。入力された電圧は、PWM形成部へ伝達され
る。PWM形成部にて、三角波と比較されてDUTY比
が決定される。このDUTY比でMOSFETアレイ1
2のQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のON期間が
定まる。即ちVSPの電圧値に従ってMOSFETアレ
イ12のQ1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6のON期
間が可変されてモータ7に発生するトルクが制御され、
モータ7が所望の回転数に設定される。
PWM信号が出力される際には、ULは、UHに対し互
いにHigh、Lowの位相が反転したPWM信号が出
力される。VSPが、1.23V未満の場合には、U
H,VH,WH,UL,VL,WLともLowレベル
で、MOSFETアレイのQ1〜Q6はすべてOFF、
1.23〜2.1Vまでは、DUTY比0%状態で、U
H,VH,WHがLow、UL,VL,WLがHigh
になる。
導体の構成例を、(b)がMOSFETアレイのNチャ
ンネルMOSFETチップの構成を示す。MOSFET
アレイ12には、高圧直流電源4の出力電圧DC280
Vが直接接続されるため、半導体自体の耐圧は500V
以上必要であるが、Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q
6の各素子は別々のチップで構成されるため、従来例の
誘電体分離のような特別の複雑な構成は必要でなく、図
3(b)に示すように、一般的なPN接合プロセスで製
造される。プリドライブIC5は、複数の素子が1チッ
プIC上に集積されたモノリシックICであるが、印加
電圧は、制御電源VCC(DC15V)が入力されるの
みであるので、半導体自体の耐圧は18V以上でよく、
従って、従来例の誘電体分離のような特別の構造は不要
で、図3に示すPN接合分離プロセスで製造可能であ
る。
圧特性(I−Von)、図4(b)は、スイッチ素子電
流と損失特性(I−Pd)を、従来のモータ駆動装置の
1チップインバータのIGBTと本発明のMOSFET
での比較例である。図4より、ON電圧の小さなMOS
FETを使用した本発明のモータ駆動装置が、従来のモ
ータ駆動装置に比べ低損失であり、MOSFETの発熱
が低いことは明らかである。
載のモータ駆動装置の一実施例を示し、図5において、
モータ駆動装置1は、プリドライブIC5に3相正弦波
LOGICを内蔵している以外は、図1のモータ駆動装
置と構成は同一である。
示すものである。
1の動作を、図6の動作図を用い以下説明する。
置に従って、センサH1、H2、H3からプリドライブ
IC5の入力端子HU,HV,HWへ図5に示す信号が
入力される。
信号の立下りゼロクロスから次の立下りゼロクロスの時
間即ち、時刻t=t0〜t1までの時間T1を内部の図
示しないカウンタにて取り込み、取り込んだ時間T1に
基づいてPWM信号を時刻t=t1からUH,UL,V
H,VL,WH,WLに出力する。PWM DUTY比
は、出力端子MU,MV,MWの出力信号の平均電圧が
尻状波形になるよう、時間変化する。前記尻状電圧がモ
ータ駆動巻線に印加されることにより、モータ駆動巻線
端子間電圧は、正弦波カーブとなるので、前記モータ駆
動巻線電流Iu,Iv,Iwは、正弦波電流になる。
ータに発生する音・振動が極めて低くなることは言うま
でも無い。
載のモータ駆動装置の一実施例を示し、図7において、
モータ駆動装置1は、プリドライブIC5に位相進み手
段13を内蔵し、モータ駆動手段1に進角指令入力端子
(TO)を設けている以外は、図5のモータ駆動装置と
構成は同一である。
装置の動作例を示すものである。
1の動作を、図8の動作図を用い以下説明する。
置に従って、センサH1、H2、H3からプリドライブ
IC5の入力端子HU,HV,HWへ図8(a)に示す
信号が入力されて、モータ駆動端子巻線に尻状電圧が印
加されることにより、モータ駆動巻線に正弦波電流が発
生するのは、実施例2で既に説明した通りであるが、電
流が大きい場合や、モータ駆動巻線のインダクタンスが
大きい場合には、図8(a)に示すように、モータ駆動
巻線に発生する正弦波状の誘起電圧Euに対し、巻線電
流Iuの位相がθd遅れてしまう。これは、インダクタ
ンス負荷に交流電圧を印加すると電流が遅れ位相になる
という一般的によく知られている現象である。
が一致していることが最も効率のよい運転状態であり、
図8(a)のように電流Iuが遅れ位相になると効率が
悪化する。
相進み手段13は、TO端子に入力されるアナログ電圧
値に比例して、モータ駆動端子巻線に印加される尻状電
圧の位相を進める作用を行うものである。
令端子TOへの入力電圧レベルを可変することにより、
図8(b)に示すように誘起電圧Euと巻線電流Iuと
を一致させて、モータを効率よく運転することが可能と
なる。
載のモータ駆動装置の一実施例を示し、図9において、
モータ駆動装置1は、進角指令入力端子(TO)を廃
し、代わって固定進角発生手段14を設け、前記固定進
角発生手段14は、一端がIC5の5Vレギュレータ出
力端子(REG)から得られる基準電圧源に接続され、
他方は第2の抵抗の一方と接続されるとともに前記固定
進角発生手段14の出力端子を成して、プリドライブI
C5に内蔵される位相進み手段13に入力され、第2の
抵抗の他方は接地される以外は、図7のモータ駆動装置
と構成は同一である。
分圧比から得られる固定進角指令信号を、予め、モータ
の定格負荷点で誘起電圧と巻線電流の位相が一致するよ
うな尻状印加電圧の進み位相に設定することで、モータ
外部に進角指令信号発生源を不要とすることができる。
発明の請求項4記載のモータ駆動装置の一実施例を示
し、図10(a)、(b)において、モータ駆動装置1
のゲートドライバIC9とMOSFETQ1、Q4の詳
細接続を示すものであり、図11(a),(b)はその
動作を示す図である。
ートドライバIC9から抵抗RG1を介して、MOSF
ETQ1のゲート(G)にゲート信号VG1が伝達され
る。前記RG1により、VG1はLowからHighに
Δt1の比較的短い時間で切り替わる。VG1のLow
からHighへの切り替わりに従って巻線端子MUの電
圧もQ1のONにより上昇する。このとき、OFFして
いるQ4のゲートにはVG4=vg4p1なる尖塔電圧
が発生する。これは、MU端子電圧の増大により、Q4
の素子自体に存在する接合容量Cdsを介してゲート容
量Cgsへ充電されることにより発生する電圧である。
Q4のスレッシュホールド電圧Vthを超えると、Q1
のONと同時にQ4が誤ONして、MOSFETQ1,
Q4が同時導通して高圧直流電源4の出力短絡となっ
て、MOSFETが破壊する可能性がある。その尖塔電
圧値を抑えるためには、Q4のCgs容量値の5〜10
倍のコンデンサを図10(a)中のCG4に示すように
設けることが一般的に行われていた。
数が増えてコストUPになるだけでなく、モータ駆動装
置1には、MOSFETQ4ソース端子と、CG4の負
側接続端子間には浮遊インダクタンスが存在しており、
Q4がONすると、前記浮遊インダクタンスによりCG
4を介してQ4のゲート電圧が変動して誤動作を発生さ
せる可能性があるという新たな課題も発生する。
することで、VG1のLowからHighへの増大時間
をΔt2>Δt1とすることで、MU端子電圧の増大時
間を長くして、VG4の尖塔電圧vg4p2を、MOS
FETのVth未満に抑えて、Q4の誤導通を防いだ。
Q4のゲート−ソース間に外付けコンデンサを設ける必
要は無くなった。また、コンデンサCG4が無いので浮
遊インダクタンスの影響を受けることもないことは、い
うまでもない。
7は、MOSFETアレイ12、プリドライブIC5、
ゲートドライバIC9を主要構成要素とするモータの駆
動装置1をプリント基板上に構成したモータ駆動回路基
板20をモータ内に内蔵して、モータを駆動制御可能と
する作用を有するもので、29,30のインシュレータ
A,Bで絶縁されたステータコア32に巻線28を施し
たものを不飽和ポリエステル樹脂でケース状に成形した
ステータモールド組立23に、シャフト22に、25の
軸受け、ヨーク26、マグネット27を設けたロータ1
1と、モータ駆動回路基板20を収め、その上面に絶縁
板を配して、ブラケット24で蓋をし、前記モータ駆動
回路基板20のMOSFETアレイ12は、前記絶縁板
36の窓部分のブラケット24との空隙を、放熱シリコ
ン35で充填し、前記モータ駆動基板20には、図示し
ないリード線が半田付け固定されてモータ7外へ引き出
される。
て説明する。
20には、図示しない高圧直流電圧VDC=280V
と、制御電源VCC=15Vが入力され、指令電圧であ
るVSPが入力されることで、ロータ11のマグネット
27の磁極配置をセンサ33で検出し、前記センサの出
力信号に基づきプリドライブIC5がゲートドライバI
C9を介してMOSFET12を通電制御することは、
図2等の動作図に示すとおりであるので、動作の詳細説
明は省く。
発明の請求項7記載のモータに使用するロータ11の構
造を示す断面図で、図14(a)、(b)は、前記ロー
タの特性を示す共振周波数応答特性図である。
用するロータ11は、(a)の現行の従来例であるロー
タに対し、剛体であるシャフト22に設けたヨーク26
と、マグネット27間の空隙を弾性体であるゴム6で充
填した構造を有している。
ファンを設けた場合には、図14の(a)、(b)に示
すように、ゴム6を有せずヨーク26で直接マグネット
27を接合する場合(a)図に比べ、200Hz以上の
周波数において、振動レベルを−10dB低減できる作
用を得ることができる。
(a)、(b)は本発明の請求項8記載のモータの作用
を示す動作図である。
トが外力で回転させられた場合、モータ駆動巻線L1,
L2,L3には、誘起電圧Eu,Ev,Ewが発生す
る。このとき、速度指令信号VSPが、VSP=1.2
3〜2.1Vにあるとき、実施例1で既に説明した通
り、Q1,Q2,Q3がOFF、Q4,Q5,Q6がO
N状態になる。これにより、誘起電圧をモータ駆動巻線
のインピーダンスで除した値の、図16(a)に示す通
り、モータ駆動巻線には、Iu,Iv,Iwの循環電流
が発生する。例えば図16(a)中の時刻t1では、モ
ータ駆動装置1からモータ駆動巻線L1へipなる電流
が、Q4のソースからドレインと通じ流れ、モータ駆動
巻線L2、L3からはモータ駆動装置1へ向けてそれぞ
れ0.5ipなる電流が、Q5,Q6のドレインからソ
ースへと流れる。
ると誘起電圧が増大し、それに従って循環電流も増大す
る。循環電流がMOSFETの最大定格Iomaxを超
えると、前記MOSFETが破壊する可能性がある。
タ駆動巻線のインピーダンスZ=R+jωLを大きくす
ることで、循環電流のピーク値ipが、MOSFETの
最大定格Iomaxを超えなくし、MOSFETの破壊
を防ぐことができる。
アコン室内機42、室外機43は、請求項5から請求項
8のいずれか一項に記載のモータを送風用に供したルー
ムエアコンであって、所望の風量の冷風、温風を効率よ
く、静かに発生させる作用を有し、前記室内機42に
は、モータ7のシャフト22にクロスフローファン46
が設けられ、前記室内機43には、プロペラファン47
をシャフトに設けたモータを、それぞれ内部に固定した
構造を有する。
のいずれか一項に記載のモータを送風用に供した場合の
ルームエアコン室外機から発生する騒音レベルを示す図
であり、従来品である現行矩形波方式に比べ、図示しな
い、モータとエアコン室外機43との取付部およびモー
タシャフト22とプロペラファン47とのボス部にゴム
等の防振構造を省いた状態で、回転数360r/min
の共振点にて、−11dBの静音化を果たしていること
を示している。
コン室内機42、室外機43において、請求項8記載の
モータを送風用に供したルームエアコンであって、室外
機43の制御器Bの速度指令信号VSPが、PWM D
UTY0%を意味する時間、例えば図2(b)のΔtを
所定の値以下にすることで、風によりプロペラファン4
7が回転状態にあっても、図16の循環電流がMOSF
ETに流れることで発生する前記MOSFETの温度上
昇を制限して、MOSFETの過熱を防ぐルームエアコ
ンを提供する。
8を、図17(a)の室外機43の制御器Bに設けた回
路図である。
付きモータ55が運転中に、プロペラファンへモータ運
転時の回転方向に対し、モータを軽負荷にする順風の風
が生じ、モータ駆動装置1が、モータ駆動巻線へ印加す
る電圧より誘起電圧の方が大きくなると、図20の図中
の矢印方向に、モータから高圧直流電源4に充電電流i
が生じ、前記高圧直流電源4の電圧が増大する。このモ
ータからの充電による電圧上昇は、回生電力という名称
で一般に知られており、回生電力による高圧直流電源4
の電圧が過大に増大するとモータ駆動装置1のMOSF
ETが耐圧破壊する危険性がある。
記高圧直流電源4の電圧が所定の値を超えると、速度指
令信号Vspの値を図2(b)の1.23V以下に低下
させるよう作用する。
以下になると、モータ7は運転停止、即ちMOSFET
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q6は全てOFFとな
り、上述の充電電流iはゼロとなり、前記高圧直流電源
4の電圧の増加が停止して、MOSFETの耐圧破壊を
防ぐことができる。
56は、燃焼に供する空気を送風する請求項5から請求
項8のいずれか一項に記載のモータを搭載したもので、
所望の風量を効率よく静かに発生させる作用を有し、前
記給湯機56には、給湯用モータ66のシャフトにケー
シング67で囲われたシロッコファン68が設けられ、
前記ケーシング67の吹き出し口76が、気化器63に
取り付けられる構造を有している。
す空気清浄機70は、前記空気清浄機70の設置空間内
の空気中の粉塵もしくは臭い成分の微粒子を効率よく静
かに空気から除去する作用を有し、前記空気清浄機70
には、シロッコファン68をシャフトに設けた請求項5
から請求項8のいずれか一項に記載のモータを内部に取
り付ける構造を有している。
ば、1チップインバータの代わりに個別素子で構成され
るMOSFETアレイを用いることで、低損失で信頼性
の高いモータ駆動装置を提供することが可能であるとい
う特有の効果を得ることができる。
効果に加えて、モータを低騒音駆動できるモータ駆動装
置を提供することが可能であるという特有の効果を得る
ことができる。
たは2の効果に加え、外部からの進角指令により電流位
相遅れを補償してモータ駆動効率の高いモータ駆動装置
を提供することが可能であるという特有の効果を得るこ
とができる。
たは2の効果に加え、固定進角指令発生手段により外部
からの進角指令を用いずに電流位相遅れを補償してモー
タ駆動効率の高いモータ駆動装置を提供することが可能
であるという特有の効果を得ることができる。
ら請求項4のいずれか一項に記載の効果に加えMOSF
ET3素子のゲート−ソース間コンデンサを不要にする
モータ駆動装置を提供することが可能であるという特有
の効果を得ることができる。
ら請求項5のいずれか一項に記載の効果を有するモータ
を提供することが可能であるという特有の効果を得るこ
とができる。
載の効果に加え一層の低振動、低騒音のモータを提供す
ることが可能であるという特有の効果を得ることができ
る。
ら請求項5のいずれか一項にまたは6記載の効果に加
え、速度指令信号がPWM DUTY比0%を意味する
場合に、外力によりモータが強制的に回転させられて
も、モータに発生する循環電流の値を所定の値以下にし
てMOSFETの破壊を防ぐモータを提供することが可
能であるという特有の効果を得ることができる。
ら請求項8のいずれか一項に記載の効果を有するエアコ
ンディショナーを提供することが可能であるという特有
の効果を得ることができる。
記載の効果に加え、速度指令信号がPWM DUTY比
0%を意味する場合に、外力によりモータが強制的に回
転させられても、モータに発生する循環電流によるMO
SFETの過熱を防ぐエアコンディショナーを提供する
ことが可能であるという特有の効果を得ることができ
る。
または10記載の効果に加え、モータ運転中に順風が吹
いて、モータからエアコンディショナーの高圧直流電源
へ充電電流が生じても、前記高圧電源の増大を一定値以
下としてMOSFETの耐圧を超えることがないエアコ
ンディショナーを提供することが可能であるという特有
の効果を得ることができる。
から請求項8のいずれか一項に記載の効果を有する給湯
器を提供することが可能であるという特有の効果を得る
ことができる。
から請求項8のいずれか一項に記載の効果を有する空気
清浄機を提供することが可能であるという特有の効果を
得ることができる。
す構成図
ータの駆動装置の動作を示す動作図
ータの駆動装置の主要構成要素であるプリドライブI
C、MOSFETアレイのMOSFETチップQ1,Q
2,Q3,Q4,Q5,Q6の構造を示す構造図
ータの駆動装置の主要構成要素であるMOSFETアレ
イのMOSFETチップのON電圧および損失を示す特
性図
す構成図
作を示す動作図
す構成図
タの駆動装置の動作を示す動作図
す構成図
示す構成図
ータの駆動装置の動作を示す動作図
断面図
ータの構造を示す断面図
ータの共振周波数応答を示す特性図
回路図
ータの動作を示す動作図
ーを示す図
ーの特性図
ナーの電源回路を含む回路図
ナーの動作説明のための回路図
図
成を示す構成図
Claims (13)
- 【請求項1】 ブラシレスモータの回転を検出するセン
サと、前記センサの出力信号および外部からの速度指令
信号と制御電圧源からの出力電圧が供給されてPWM信
号を形成する回路を含む周辺回路と、シリコンチップ上
でスイッチ素子である複数のIGBTが互いに誘電体で
絶縁分離される高耐圧誘電体絶縁分離プロセス半導体で
作られて商用交流電圧を整流・平滑して得られる電圧を
出力する高圧直流電源の出力電圧から、前記周辺回路の
出力信号に応じて、出力端子に接続されるモータ駆動巻
線に電力供給して前記ロータの回転数を制御するワンチ
ップインバータで構成されたモータ駆動装置において、 前記周辺回路を低耐圧PN接合プロセスの半導体で作ら
れるプリドライブICとし、前記1チップインバータ
を、高耐圧PN接合プロセスで作られるNチャンネルM
OSFET6チップからなるMOSFETアレイとし、
互いを、高耐圧PN接合ゲートドライバICを介して接
続したもので、 前記MOSFETアレイのNチャンネルMOSFET6
素子は、3素子が、ドレインが共通に前記高圧直流電源
の正側出力に接続され、残り3素子は、ソースが前記高
圧直流電源の負側出力に接続されて、互いのソースとド
レインは共通にモータ駆動巻線の各相端子に接続され、
前記プリドライブICから出力されるPWM信号は、前
記ゲートドライバICにて、電圧、電流を増幅されて、
前記NチャンネルMOSFET6素子の各ゲートに入力
されて、前記NチャンネルMOSFET6素子がスイッ
チ制御されることにより、モータ駆動巻線へ電力供給す
ることを特徴とするモータ駆動装置。 - 【請求項2】 ブラシレスモータの回転を検出するセン
サと、低耐圧PN接合プロセスで作られ、前記センサの
出力信号および外部からの速度指令信号と制御電圧源か
らの出力電圧が供給されて正弦波電圧PWM信号を形成
する回路を含む周辺回路をモノリシック化したICと、
シリコンチップ上でスイッチ素子である複数のIGBT
が互いに誘電体で絶縁分離される高耐圧誘電体絶縁分離
プロセス半導体で作られて商用交流電圧を整流・平滑し
て得られる電圧を出力する高圧直流電源の出力電圧か
ら、前記周辺回路の出力信号に応じて、出力端子に接続
されるモータ駆動巻線に電力供給して前記ロータの回転
数を制御するワンチップインバータで構成されたモータ
駆動装置において、 前記1チップインバータを、高耐圧PN接合プロセスで
作られるNチャンネルMOSFET6チップからなるM
OSFETアレイとし、前記プリドライブICの出力と
前記MOSFETのゲートとを、高耐圧PN接合ゲート
ドライバICを介して接続したもので、 前記MOSFETアレイのNチャンネルMOSFET6
素子は、3素子が、ドレインが共通に前記高圧直流電源
の正側出力に接続され、残り3素子は、ソースが前記高
圧直流電源の負側出力に接続されて、互いのソースとド
レインは共通にモータ駆動巻線の各相端子に接続され、
前記プリドライブICから出力される正弦波電圧PWM
信号は、前記ゲートドライバICにて、電圧、電流を増
幅されて、前記NチャンネルMOSFET6素子の各ゲ
ートに入力されて、前記NチャンネルMOSFET6素
子がスイッチ制御されることにより、モータ駆動巻線へ
正弦波電圧を供給することを特徴とするモータ駆動装
置。 - 【請求項3】 前記周辺回路の低耐圧PN接合プロセス
の半導体で作られるプリドライブICに、位相進み手段
を内蔵し、モータに設けた進角指令入力端子の入力電圧
を、前記位相進み手段へ伝達して、前記正弦波電圧の位
相を進めることを可能としたことを特徴とする請求項2
に記載のモータ駆動装置。 - 【請求項4】 モータに設けた進角指令入力端子を廃
し、代わってモータ内の回路基板上に固定進角指令発生
手段を設け、前記固定進角指令発生手段は、基準電源電
圧とGND間に設けた第1および第2の抵抗で分圧され
た電圧を前記プリドライブICの位相進み手段へ伝達す
るよう構成したことを特徴とする請求項3に記載のモー
タ駆動装置。 - 【請求項5】 MOSFETアレイの6素子の各MOS
FETは、ゲート−ソース間にコンデンサを設けると共
に、ゲートドライバICの出力端子と前記MOSFET
の各ゲート間とを抵抗で接続したモータ駆動装置であっ
て、 前記MOSFETの6素子の内、3素子が、ドレインが
共通に前記高圧直流電源の正側出力に接続される3素子
の各ゲートに接続される抵抗の抵抗値を大きくして、残
りのソースが前記高圧直流電源の負側出力に接続される
3素子の、ゲート−ソース間にコンデンサを不要とした
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項
に記載のモータ駆動装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか一項に
記載のモータ駆動装置を内蔵したモータ。 - 【請求項7】 請求項1から請求項5のいずれか一項に
記載のモータ駆動装置を内蔵したモータであって、 前記モータの回転子は、シャフトに剛体であるヨークと
リング状マグネットを設けて、前記ヨークとリング状マ
グネット間の空隙を弾性体のゴムで充填した構成を有す
ることを特徴とする請求項6に記載のモータ。 - 【請求項8】 前記外部からの速度指令信号がPWM
DUTY比0%を意味する場合に、前記MOSFETア
レイの6素子中、ドレインが共通に前記高圧直流電源の
正側出力に接続される3素子がOFFし、ソースが前記
高圧直流電源の負側出力に接続される3素子全てがON
する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のモー
タ駆動装置を内蔵したモータであって、 前記モータのモータ駆動巻線は、外部からの速度指令信
号がPWM DUTY比0%を意味する場合に、外力に
より回転子が強制的に回転させられてモータ駆動巻線に
発生する循環電流が、一定値以下となるようなインピー
ダンスを有することを特徴とする請求項5から請求項7
のいずれか一項に記載のモータ。 - 【請求項9】 請求項5から請求項8のいずれか一項に
記載のモータを送風ファン用に供したエアコンディショ
ナーであって、前記モータの取付部や、モータシャフト
に設けるファンにゴム等の防振構造を不要としたことを
特徴とするエアコンディショナー。 - 【請求項10】 請求項8記載のモータ駆動装置を内蔵
したモータを送風ファン用に供したエアコンディショナ
ーであって、 前記エアコンディショナーは、モータへ供給する速度指
令信号が、PWM DUTY比0%を意味する状態の発
生時間を所定の値以下に制限することで、モータのMO
SFETの過熱を抑制することを特徴とする請求項9記
載のエアコンディショナー。 - 【請求項11】 請求項5から請求項8のいずれか一項
に記載のモータを送風ファン用に供したエアコンディシ
ョナーであって、モータからの前記エアコンディショナ
ーへ回生電力が発生して、前記エアコンディショナーの
前記モータへの電源電圧が上昇する場合に、前記エアコ
ンディショナーに過電圧保護手段を設け、前記電源電圧
が、予め定めた一定値を超えると、前記エアコンディシ
ョナーは直ちにモータの運転を停止することを特徴とす
る請求項9または10記載のエアコンディショナー。 - 【請求項12】 請求項5から請求項8のいずれか一項
に記載のモータを送風ファン用に供した給湯器。 - 【請求項13】 請求項5から請求項8のいずれか一項
に記載のモータを送風ファン用に供した空気清浄機。
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JP2002138152A JP4106959B2 (ja) | 2002-05-14 | 2002-05-14 | モータ駆動装置およびモータ |
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