JP2012125086A - ブラシレスdcモータとそれを搭載した送風装置 - Google Patents

ブラシレスdcモータとそれを搭載した送風装置 Download PDF

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Abstract

【課題】送風装置に搭載されるブラシレスDCモータにおいて、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現することを目的とする。
【解決手段】シーケンス制御手段13は、ゲート信号生成部11の出力前後で位置検出手段7の信号を安定電位から磁石回転子6の相対位置信号に切り換えるという構成にしたことにより、待機時は、シーケンス制御手段13が速度指示信号に基づいて位置検出手段7の出力を安定電位にしてゲート信号生成部11の入力部を安定電位とし、待機から起動時は、位置検出手段 の出力を磁石回転子の相対位置信号にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンジフード、天井埋込み換気扇や浴室暖房換気扇等の換気装置、空気清浄機等の送風装置に搭載されるブラシレスDCモータとそれを搭載した送風装置に関するものである。
従来、この種のブラシレスDCモータを搭載した送風装置は、インバータ回路と呼ばれるモータ駆動回路をモータの本体に内蔵した高圧PWMモータが使用されるようになってきた。(例えば、特許文献1参照)。
以下、その高圧PWMモータを搭載した送風装置の動作について、図7を参照しながら説明する。
図7は、高圧PWMモータを駆動する制御系統を示したブロック図で、交流電源101から供給される交流電圧を整流手段102にて直流に変換、平滑コンデンサ103にて平滑化し、交流電源に対応した高圧の直流電圧をインバータ回路104に印加する。インバータ回路104は、6個のスイッチング素子を順番に導通させ、ブラシレスDCモータ105を駆動している。ブラシレスDCモータ105は、3相の固定子巻線を備えている。ホール素子等のセンサ106は、ブラシレスDCモータ105の磁石回転子の位置を検出する。駆動手段107は、センサ106の出力に基づいてインバータ回路104のスイッチング素子の通電切換えを行う。マイクロコンピュータ108は、駆動手段107に所望の回転を得るための速度指示信号を与えてブラシレスDCモータ105を運転、停止させる。電圧変換手段109は、マイクロコンピュータ108や制御手段107等の制御系の低圧電源である。このブラシレスDCモータ105に与えられる電圧は、高圧の直流電圧を、駆動手段107より出力される速度指示信号に応じたPWMパルスでオン、オフすることで変化し、回転数が変化することとなる。開閉手段110は、電圧変換手段109から駆動手段107までの電源経路に直列に挿入されており、マイクロコンピュータ108の信号で電源をON/OFFする。ここで、インバータ回路104とセンサ106と駆動手段107は、ブラシレスDCモータ105に内蔵されている。ブラシレスDCモータ105は、外部回路111により電源や指示を与えられ、マイクロコンピュータ108、開閉手段110、高圧の直流電源とそのGNDは、リード線等のインターフェース112で接続されている。
特許第4153586号公報
このような回路を内蔵した従来のブラシレスDCモータ駆動回路を搭載した送風装置は、待機時の消費電力を削減する目的で、外部回路のマイクロコンピュータからの信号でモータに内蔵された駆動手段の電源をOFFするので、駆動手段の出力、即ちインバータ回路の入力部はハイインピーダンスとなりノイズの影響を受けやすくなる。
また、起動時には、インバータ回路のスイッチング素子の破壊を防ぐために入力部分の電圧を十分確保する必要があるため駆動手段の電源ONと速度指示のタインミングを制御するための回路とインターフェース、即ちリード線やコネクタや端子が必要となり、複雑となって機器の大型化を招くといった課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を持たせまま小型化を実現することができるブラシレスDCモータ駆動回路とそれを搭載した送風装置を提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために、本発明は、巻線を巻装した固定子と、磁石を備えた磁石回転子とを備えたブラシレスDCモータにおいて、前記固定子に対する磁石回転子の相対的位置を検出する位置検出手段と、DC電圧を前記固定子に通電するインバータ回路と、前記位置検出手段の信号に基づいて前記インバータ回路の駆動信号を生成する駆動信号生成部と、速度指示信号に基づいたデューティ比のPWMパルスを生成するPWMパルス生成部と、前記PWMパルス生成部と前記駆動信号生成部の信号との論理積から前記インバータ回路のゲート信号を生成するゲート信号生成部と、前記速度指示信号に基づいて前記位置検出手段の出力信号を制御するシーケンス制御手段を備え、前記シーケンス制御手段は、前記速度指示信号が停止から起動レベルに移行を開始したときに前記位置検出手段の信号を前記駆動信号生成部の入力部に対して安定となる安定電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とするブラシレスDCモータとしたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、巻線を巻装した固定子と、磁石を備えた磁石回転子とを備えたブラシレスDCモータにおいて、前記固定子に対する磁石回転子の相対的位置を検出する位置検出手段と、DC電圧を前記固定子に通電するインバータ回路と、前記位置検出手段の信号に基づいて前記インバータ回路の駆動信号を生成する駆動信号生成部と、速度指示信号に基づいたデューティ比のPWMパルスを生成するPWMパルス生成部と、前記PWMパルス生成部と前記駆動信号生成部の信号との論理積から前記インバータ回路のゲート信号を生成するゲート信号生成部と、前記速度指示信号に基づいて前記位置検出手段の出力信号を制御するシーケンス制御手段を備え、前記シーケンス制御手段は、前記速度指示信号が停止から起動レベルに移行を開始したときに前記位置検出手段の信号を前記駆動信号生成部の入力部に対して安定となる安定電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とするブラシレスDCモータの構成にしたことにより、ブラシレスDCモータの待機時、即ち速度指示信号が停止レベルの時、シーケンス制御手段が速度指示信号に基づいて位置検出手段の出力を安定電位にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位とする。また、ブラシレスDCモータの起動開始時、即ち速度指示信号が停止レベルから起動レベルに移行を開始したときに、位置検出手段の出力を磁石回転子の相対位置信号にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現するという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1のブラシレスDCモータを搭載した換気送風装置の構造外観図((a)側面図、(b)下面図、(c)正面図) 同ブラシレスDCモータの概略回路ブロック図 同シーケンス制御手段のブロック図 同換気送風装置の回路構成図 同ブラシレスDCモータの断面図 同速度指示信号、位置検出手段の信号とゲート信号の関係図 従来のブラシレスDCモータの概略回路ブロック図
本発明の請求項1記載のブラシレスDCモータは、巻線を巻装した固定子と、磁石を備えた磁石回転子とを備えたブラシレスDCモータにおいて、前記固定子に対する磁石回転子の相対的位置を検出する位置検出手段と、DC電圧を前記固定子に通電するインバータ回路と、前記位置検出手段の信号に基づいて前記インバータ回路の駆動信号を生成する駆動信号生成部と、速度指示信号に基づいたデューティ比のPWMパルスを生成するPWMパルス生成部と、前記PWMパルス生成部と前記駆動信号生成部の信号との論理積から前記インバータ回路のゲート信号を生成するゲート信号生成部と、前記速度指示信号に基づいて前記位置検出手段の出力信号を制御するシーケンス制御手段を備え、前記シーケンス制御手段は、前記速度指示信号が停止から起動レベルに移行を開始したときに前記位置検出手段の信号を前記駆動信号生成部の入力部に対して安定となる安定電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とするブラシレスDCモータの構成を有する。これにより、ブラシレスDCモータの待機時、即ち速度指示信号が停止レベルの時、シーケンス制御手段が速度指示信号に基づいて位置検出手段の出力を安定電位にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位とする。また、ブラシレスDCモータの動開始時、即ち速度指示信号が停止レベルから起動レベル移行を開始したときに、位置検出手段の出力を磁石回転子の相対位置信号にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現するという効果を奏する。
また、本発明の請求項2記載のブラシレスDCモータは、前記シーケンス制御手段は、前記位置検出手段の信号をGND電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とする構成にしてもよい。
これにより、待機時、即ち速度指示信号が停止レベルの時、シーケンス制御手段が速度指示信号に基づいて位置検出手段の出力を安定電位であるGND電位にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位であるGND電位とする。また、ブラシレスDCモータの起動開始時、即ち速度指示信号が停止レベルから起動レベルに移行を開始したときに、位置検出手段の出力を磁石回転子の相対位置信号にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位のGND電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現するという効果を奏する。
また、本発明の請求項3記載のブラシレスDCモータは、前記シーケンス制御手段は、前記位置検出手段へのバイアス電流をON/OFFして前記位置検出手段の信号を安定電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とする構成にしてもよい。
これにより、ブラシレスDCモータの待機時、即ち速度指示信号が停止レベルの時、シーケンス制御手段が速度指示信号に基づいて位置検出手段のバイアス電流をOFFして出力を安定電位であるGND電位にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位であるGND電位とする。また、ブラシレスDCモータの起動開始時、即ち速度指示信号が停止レベルから起動レベルへ移行を開始したときに、位置検出手段のバイアス電流をONして出力を磁石回転子の相対位置信号にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位のGND電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を持たせまま小型化を実現するという効果を奏する。
また、本発明の請求項4記載のブラシレスDCモータは、前記位置検出手段は、ホール素子であることを特徴とするブラシレスDCモータ駆動装置という構成にしてもよい。
これにより、ブラシレスDCモータの待機時、即ち速度指示信号が停止レベルの時、シーケンス制御手段が速度指示信号に基づいて位置検出手段であるホール素子のバイアス電流をOFFして出力を安定電位であるGND電位にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位であるGND電位とする。また、ブラシレスDCモータの起動開始時、即ち速度指示信号が停止レベルから起動レベルへ移行を開始したとき、位置検出手段であるホール素子のバイアス電流をONして出力を磁石回転子の相対位置信号にしてゲート信号生成部の入力部を安定電位のGND電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現するという効果を奏する。
また、本発明の請求項5記載のブラシレスDCモータは、前記固定子、前記位置検出手段、前記インバータ回路、前記駆動信号生成部、前記PWMパルス生成部、前記ゲート信号生成部、前記シーケンス制御手段をモータ内部に内蔵したことを特徴とするブラシレスDCモータという構成を有する。
これにより、モータ内部に内蔵して構造を簡略化できるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現するという効果を奏する。
また、本発明の請求項6記載のブラシレスDCモータは、前記固定子、前記位置検出手段、前記インバータ回路、前記駆動信号生成部、前記PWMパルス生成部、前記ゲート信号生成部、前記シーケンス制御手段を絶縁を兼ねた樹脂で一体に成型してモータに内蔵したことを特徴とするブラシレスDCモータという構成を有する。
これにより、インバータ回路等の発熱部品の放熱性能を高めて小型化できることにより、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現するという効果を奏する。
また、本発明の請求項7記載のブラシレスDCモータおよび駆動装置を搭載した送風装置は、請求項1から6の何れか一項に記載のブラシレスDCモータおよび駆動装置を搭載した送風装置という構成を有する。
これにより、待機時の耐ノイズ性がある小型なブラシレスDCモータおよび駆動装置を搭載することにより、待機時の耐ノイズ性を確保した小型な送風装置得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明のブラシレスDCモータを搭載した送風装置の一例である換気送風装置の構造外観図で、図1(a)は、同換気送風装置の構造外観図の側面図、図1(b)は、換気送風装置の構造外観図の下面図、図1(c)は、同換気送風装置の構造外観図の正面図で、ケーシング1にブラシレスDCモータ2を取り付け、ブラシレスDCモータ2に送風ファン3を取り付け、ケーシング1の天面に外部回路4を取り付けた構造であり、この換気送風装置を天井に取り付け、遠心型の送風ファン3を回転させて室内空気を吸気または排気して室内の換気を行う。
また、図2は、本発明のブラシレスDCモータの概略回路ブロック図で、巻線を巻装した固定子5と、磁石を備えた磁石回転子6とを備えたブラシレスDCモータ2と、固定子5に対する磁石回転子6の相対的位置を検出する位置検出手段7としての磁気センサ、例えば、ホール素子7aやホールIC等と、DC電圧を固定子5に与えるスイッチング素子、例えば、IGBTやMOSFET等をブリジッジ接続したインバータ回路8と、位置検出手段7の信号の組み合わせからインバータ回路8のスッチング素子をオン/オフして固定子5に電流を流す箇所と方向を制御するための駆動信号を生成する駆動信号生成部9と、外部回路4から入力される速度指示に基づいたデューティ比のPWMパルス(例えば、可聴域以上の20kHzのキャリア周波数のパルス)を生成するPWMパルス生成部10と、PWMパルス生成部10のPWMパルスと前記駆動信号生成部9の駆動信号との論理積を取り、インバータ回路8のスイッチング素子のゲート信号を生成するゲート信号生成部11と、位置検出手段7の信号に基づいて回転信号を出力する回転信号生成部12と、速度指示に基づいて位置検出手段7の出力信号を安定電位から磁石回転子6の相対位置信号に出力を切り換えるシーケンス制御手段13を備え、シーケンス制御手段13は、ブラシレスDCモータ2の起動時、即ち、速度指示信号が停止レベルから起動レベルへ移行を開始したときに、位置検出手段7の信号を安定電位から磁石回転子6の相対位置信号に切り換える。また、ここで、駆動信号生成部9、PWMパルス生成部10、ゲート信号生成部11は、マイクロコンピュータやIC14に内蔵されている。また、ブラシレスDCモータ2は、位置検出手段7とインバータ回路8と回転信号生成部12とシーケンス制御手段13とIC14を内蔵している。
次に、シーケンス制御手段13について、図3を参照しながら説明する。シーケンス制御手段13は、速度指示信号と閾値V1を比較器15、例えばコンパレータ15aで比較してスイッチ手段16としての例えば、トランジスタ16a、16bをオン、オフして位置検出手段7としてのホール素子7aの出力信号を安定電位であるGNDと出力信号とに切り替えて駆動信号生成部9に入力する。(ここで、位置検出手段7としてのホール素子7aを1個のみ図示したが、3相モータであれば3個が一般的だが、2個分は省略して図示せず。)。
図4は、換気送風装置の回路構成で、外部回路4には、交流電源17が接続される。外部回路4には、交流電源17を全波整流する整流回路18、それを高圧直流電圧に平滑する平滑コンデンサ19、高圧直流電圧を降圧して制御用の低電圧を得るDC電源20と、換気送風装置のマイクロコンピュータ21を内蔵している。
外部回路4とブラシレスDCモータ2は、インターフェースとしてのリード線22で接続されている。つまり、リード線22は、ブラシレスDCモータ2の駆動源となる高圧直流電圧、ブラシレスDCモータ2に内蔵されているIC14の制御用電圧、また、それらのGND、ブラシレスDCモータ2の回転数を制御するための速度指示信号と回転信号を外部回路4とブラシレスDCモータ2間で接続するものである。
図5は、ブラシレスDCモータ2の断面図で、固定子5は、巻線23が巻装され、磁石回転子6は、永久磁石24とシャフトを一体化して形成されている。25は、ベアリング、26は、金属のブラケットである。27は、プリント基板で、インバータ回路8、位置検出手段7としてのホール素子7a、IC14が実装されたブラシレスDCモータ駆動回路である。プリント基板27は、コネクタ28でリード線22を介して外部回路4と接続される。ここで、固定子5と電子部品が実装されたプリント基板27は絶縁を兼ねた樹脂、例えば、不飽和ポリエステルを主成分とする熱硬化性樹脂29で隙間無く充填されて一体化しているのでインバータ回路8等の発熱部品の放熱性能に優れる。
次に、速度指示信号、位置検出手段7の出力とゲート信号の関係を図6により説明する。
待機時、即ち、速度指示信号が停止レベルの例えば、0Vでは、ゲート信号生成部11の入力である位置検出手段7のホール素子7aの信号HU,HV,HWが安定電位のGNDとなっている。この時、インバータ回路8の入力信号であるゲート信号生成部11の出力は、上アーム、下アーム各相U,V,Wは、OFF、安定電位で待機してブラシレスDCモータ2は停止している。
次に、速度指示信号がV1、即ちA点まで上昇すると、ホール素子の信号HU,HV,HWが磁石回転子6の相対位置信号を出力する様にシーケンス制御手段13がスイッチする。更に、速度指示信号がV2、即ちB点まで上昇すると、上下アーム各相のゲート信号が出力されブラシレスDCモータ2が回転してホール素子7aの信号も変化することになる。ここで、A点からB点は、停止レベルから起動レベルまで移行させる間の速度指示信号となっており、ゲート信号は安定電位のままのためブラシレスDCモータ2は回転せずホール素子7aの信号は変化しない。
この様な構成によれば、速度指示信号が停止レベルの時、シーケンス制御手段13が速度指示信号に基づいて位置検出手段7の出力を安定電位にしてゲート信号生成部11の入力部を安定電位とする。また、速度指示信号が停止から起動レベルに移行を開始したとき(つまり速度指示信号がV1を超えたとき)に、位置検出手段7の出力を磁石回転子6の相対位置信号にしてゲート信号生成部11の入力部を安定電位から切り換えることとなるので、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現することができる。
なお、実施の形態1では、シーケンス制御手段13のスイッチ手段16を位置検出手段7としてのホール素子7aの出力側に設けたが、ホール素子7aのバイアス電流をカットしてホール素子7aの出力電位を安定電位にする構成としても良くその作用効果に差異を生じない。
また、本実施の形態1の図6では、上アームPWMの矩形波通電を例にしたが、下アームPWMや上下PWMの正弦波駆動でも良い。
また、本実施の形態1で説明したブラシレスDCモータ2を搭載した換気扇等の換気装置や空気清浄機等の送風装置に搭載した場合、外部回路4とブラシレスDCモータ2を接続するインターフェースとしてのリード線22等の本数を増やすこと無く、待機時の耐ノイズ性を確保した小型な機器とすることができるのはいうまでもない。
本発明にかかるブラシレスDCモータ駆動回路とそれを搭載した送風装置は、新たなインターフェースを追加することなく、待機時の耐ノイズ性を確保し、小型化を実現することができるので、レンジフード、天井埋込み換気扇や浴室暖房換気扇等の換気装置、空気清浄機等の送風装置に搭載されるブラシレスDCモータ駆動回路とそれを搭載した送風装置等として有用である。
1 ケーシング
2 ブラシレスDCモータ
3 送風ファン
4 外部回路
5 固定子
6 磁石回転子
7 位置検出手段
7a ホール素子
8 インバータ回路
9 駆動信号生成部
10 PWMパルス生成部
11 ゲート信号生成部
12 回転信号生成部
13 シーケンス制御手段
14 IC
15 比較器
15a コンパレータ
16 スイッチ手段
16a トランジスタ
16b トランジスタ
17 交流電源
18 整流回路
19 平滑コンデンサ
20 DC電源
21 マイクロコンピュータ
22 リード線
23 巻線
24 永久磁石
25 ベアリング
26 ブラケット
27 プリント基板
28 コネクタ
29 熱硬化性樹脂

Claims (7)

  1. 巻線を巻装した固定子と、磁石を備えた磁石回転子とを備え、前記固定子に対する磁石回転子の相対的位置を検出する位置検出手段と、DC電圧を前記固定子に通電するインバータ回路と、前記位置検出手段の信号に基づいて前記インバータ回路の駆動信号を生成する駆動信号生成部と、速度指示信号に基づいたデューティ比のPWMパルスを生成するPWMパルス生成部と、前記PWMパルス生成部と前記駆動信号生成部の信号との論理積から前記インバータ回路のゲート信号を生成するゲート信号生成部と、前記速度指示信号に基づいて前記位置検出手段の出力信号を制御するシーケンス制御手段を備え、前記シーケンス制御手段は、前記速度指示信号が停止から起動レベルに移行を開始したときに前記位置検出手段の信号を前記駆動信号生成部の入力部に対して安定となる安定電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とするブラシレスDCモータ。
  2. 前記シーケンス制御手段は、GND電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  3. 前記シーケンス制御手段は、前記位置検出手段へのバイアス電流をON/OFFして前記位置検出手段の信号を安定電位から前記磁石回転子の相対位置信号に切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載のブラシレスDCモータ。
  4. 前記位置検出手段は、ホール素子であることを特徴とする請求項1または3の何れか一つに記載のブラシレスDCモータ。
  5. 前記固定子、前記位置検出手段、前記インバータ回路、前記駆動信号生成部、前記PWMパルス生成部、前記ゲート信号生成部、前記シーケンス制御手段をモータ内部に内蔵したことを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載のブラシレスDCモータ。
  6. 前記固定子、前記位置検出手段、前記インバータ回路、前記駆動信号生成部、前記PWMパルス生成部、前記ゲート信号生成部、前記シーケンス制御手段を絶縁を兼ねた樹脂で一体に成型してモータに内蔵したことを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載のブラシレスDCモータ。
  7. 請求項1から6の何れか一つに記載のブラシレスDCモータを搭載した送風装置。
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