JP2003333715A - スイッチギヤ - Google Patents

スイッチギヤ

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信孝 久保田
Masaru Miyagawa
勝 宮川
Masamichi Ono
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Toshihisa Saito
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Satoru Shioiri
哲 塩入
Satoshi Makishima
聡 槙島
Susumu Kinoshita
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    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B13/00Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
    • H02B13/01Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with resin casing
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/662Housings or protective screens
    • H01H33/66207Specific housing details, e.g. sealing, soldering or brazing
    • H01H2033/6623Details relating to the encasing or the outside layers of the vacuum switch housings

Abstract

(57)【要約】 【課題】導入容易な密閉型のスイッチギヤを実現する。 【解決手段】本発明のスイッチギヤは、スイッチギヤ構
成機器と、スイッチギヤ構成機器を絶縁するための絶縁
部と、スイッチギヤ構成機器を垂直方向に接合するため
の接合部とを含む複数のコンポーネント1a,1b,
2,3,4を具備し、複数のコンポーネント1a,1
b,2,3,4を垂直方向に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空遮断器又は真
空断路器等のバルブを含む開閉機器をスイッチギヤ本体
の内部に収納し、電源系統を構成する密閉型のスイッチ
ギヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチギヤの例について、図51及び
図52を用いて説明する。
【0003】図51は、代表的なスイッチギヤである気
中絶縁スイッチギヤの構成の一例を示す右側面図であ
る。
【0004】気中絶縁スイッチギヤにおいて、スイッチ
ギヤ本体51の内部は、閉鎖の形に応じて仕切板により
仕切られ、機器収納室52、受電室53、母線室54が
設けられている。
【0005】機器収納室52の上部には、制御室55が
設けられている。機器収納室52及び制御室55の正面
には、それぞれ開閉自在な扉56,57が設けられてい
る。
【0006】単位回路を接続する母線部58は、スイッ
チギヤ本体51の内部に設けられている。
【0007】分岐導体59は、スイッチギヤ本体51の
内部に設けられている。分岐導体59の先端は、ケーブ
ルヘッド60を介して電源ケーブル61に接続される。
【0008】移動形遮断器62は、機器収納室52に収
納される。移動形遮断機62は、機器収納室52と母線
室54とを仕切る仕切板に取り付けられた主回路断路部
63を介して母線部58と電気的に接続されている。移
動形遮断機62は、機器収納室52と受電室53とを仕
切る仕切板に取り付けられた主回路断路部64を介して
受電側分岐導体59と電気的に接続されている。主回路
断路部63は、主回路断路部64の上に取り付けられて
いる。なお、上側の主回路断路部63は、母線部58と
一体構成としている。下側の主回路断路部64は、貫通
形変流器65を具備する。
【0009】この気中絶縁スイッチギヤは、据付け環境
(塵埃・湿潤等)によって、主回路の絶縁が低下し、短
絡・地絡等の事故が発生する場合がある。気中絶縁スイ
ッチギヤでは、全体を大形にして十分な絶縁距離を確保
することで、事故の発生を防止している。
【0010】また、主回路構成機器を密閉容器に一括収
納し、その密閉容器内に絶縁ガス(例えば、SF6
ス)を封入してスイッチギヤの小形化を図った、C−G
IS(キューピクル形ガス絶縁スイッチギヤ)が普及し
ている。
【0011】図52は、代表的な密閉型スイッチギヤで
あるキュービクル形SF6ガス絶縁スイッチギヤの構成
の一例を示す右側面図である。
【0012】キュービクル形SF6 ガス絶縁スイッチギ
ヤのスイッチギヤ本体71の内部には、受電室72、母
線室73、制御室74が設けられている。
【0013】受電室72は、密閉容器である。受電室7
2の内部には、遮断器75の遮断部75Aが配設され
る。
【0014】母線室73は、密閉容器である。母線室7
3の内部には、3位置断路器(入り−切り−接地)76
の断路部76Aが配設されている。
【0015】受電室72及び母線室73には、低圧力の
絶縁ガス(例えば、SF6ガス)が封入される。このよ
うな構成を持つことにより、キュービクル形SF6ガス
絶縁スイッチギヤは、コンパクト化される。
【0016】受電室72に収納された遮断器75の遮断
部75Aの一方の導体77は、ケーブルヘッド81を介
して電源ケーブル82に接続される。なお、電源ケーブ
ル82には、貫通形変流器83が具備される。
【0017】遮断器75の遮断部75Aの他方の導体7
8は、受電室72と母線室73を貫通する絶縁スペーサ
84を介して、母線室73の3位置断路器76の断路部
76Aの一方の導体79と接続されている。3位置断路
器76の断路部76Aの他方の導体80A〜80Cは、
単位回路を接続する母線85と接続され、他のユニット
と電気的に接続される。
【0018】遮断器75の操作機構75B及び3位置断
路器76の操作機構76Bは、制御室74に設けられ
る。
【0019】
【特許文献1】特開平11−252726号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した気中絶縁
スイッチギヤには、据付環境による絶縁低下を防止し、
十分な絶縁距離を確保するために、スイッチギヤ全体が
大形になるという問題がある。また、塵埃等を除去する
ために、主回路部を定期的に清掃する必要がある。
【0021】絶縁ガス(SF6ガス)を封入することに
より小形化を図ったキュービクル形SF6ガス絶縁スイ
ッチギヤには、絶縁ガスが高価であるという問題があ
る。また、絶縁ガスを封入する気密容器の製作に多大な
時間と熟練した技能が必要である。
【0022】また、キュービクル形SF6ガス絶縁スイ
ッチギヤでは、絶縁ガスを使用することによって気密容
器がコンパクト化されるが、各機器間を接続する導体等
の組立に限界がある。
【0023】また、キュービクル形SF6ガス絶縁スイ
ッチギヤでは、種々の回路構成を実現するために、その
都度設計が行われる。このため、キュービクル形SF6
ガス絶縁スイッチギヤでは、製作に多大な時間が必要で
あり、設計図面の種類が多くなり、機器の標準化が難し
い。この結果、キュービクル形SF6ガス絶縁スイッチ
ギヤは高価になる。
【0024】また、気中絶縁スイッチギヤ又はキュービ
クル形SF6ガス絶縁スイッチギヤの主回路部の構成時
には、多くの部品とボルト・ナットが使用されるため、
組立や検査に多くの時間を要するという問題がある。
【0025】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、導入容易な密閉型のスイッチギヤを提供す
ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、スイッチギヤ
構成機器と、スイッチギヤ構成機器を絶縁するための絶
縁部と、スイッチギヤ構成機器を垂直方向に接合するた
めの接合部とを含む複数のコンポーネントを具備し、複
数のコンポーネントは垂直方向に接合されるスイッチギ
ヤである。
【0027】本発明により、例えば主回路構成機器及び
その機器間を接続する導体などのようなスイッチギヤ構
成機器を据付ける環境の影響を受けない構成を実現し、
電気的絶縁を確保しつつ寸法を縮小化でき、さらに標準
化した上で種々の回路構成に対応し、部品点数を少なく
し、安全で信頼性の高い密閉型のスイッチギヤを提供で
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の各図に
おいて同一の部分については同一の符号を付して説明を
省略する。
【0029】(第1の実施の形態)図1乃至図4は、本
実施の形態に係るスイッチギヤの構成の第1例乃至第4
例を示す側断面図である。図5は、本実施の形態に係る
スイッチギヤで構成される電気回路の第1例を示す図で
ある。
【0030】図1のスイッチギヤ101は、図5に示す
電気回路c1を構成する密閉型スイッチギヤである。
【0031】スイッチギヤ101の主回路部は、エポキ
シ等の熱硬化性の固体絶縁物で覆われる。
【0032】スイッチギヤ101は、複数のコンポーネ
ント(固体絶縁機器、固体モールド機器)が垂直方向に
接合されて構成される。
【0033】各コンポーネントは、スイッチギヤ構成機
器(開閉動作を行うために用いられる部品など)、スイ
ッチギヤ構成機器を絶縁するための絶縁部、絶縁部に覆
われているスイッチギヤ構成機器と他のコンポーネント
のスイッチギヤ構成機器とを連携可能な状態かつ垂直方
向に接合するための接合部、接合部以外の絶縁部の表面
に施される接地層を具備する。
【0034】スイッチギヤ構成機器としては、例えば真
空バルブ20a,20b、導体33、絶縁操作ロッド3
1a,31b、母線接続導体40、主回路接続導体45
などがある。
【0035】スイッチギヤ101は、コンポーネントと
して、開閉機器であるバルブモールド部1a,1b、バ
ルブ可動側モールド部2、母線接続モールド部3、主回
路接続モールド部4、制御箱7を具備する。
【0036】バルブモールド部1aは、真空バルブ20
a、絶縁部86a、接合部23a,24a、接地層88
aを具備する。
【0037】真空バルブ20aは断路部である。絶縁部
86aは、真空バルブ20aを覆う固体絶縁物である。
接合部23aは、真空バルブ20aの固定側に対する接
合に用いられる。接合部24aは、真空バルブ20aの
可動側に対する接合に用いられる。接地層88aは、接
合部23a,24aには備えられず、この接合部23
a、24aを除く絶縁部86aの表面に備えられる。
【0038】なお、接合部23a,24aは、例えば他
の接合部と嵌合接続する嵌合部としてもよい。他の接合
部についても同様である。
【0039】バルブモールド部1bは、真空バルブ20
b、絶縁部86b、接合部23b,24b、接地層88
bを具備する。
【0040】真空バルブ20bは遮断部である。バルブ
モールド部1bの絶縁部86b、接合部23b,24
b、接地層88bについては、上記バルブモールド部1
aの絶縁部86a、接合部23a,24a、接地層88
aと同様であるため、説明を省略する。
【0041】バルブ可動側モールド部2は、複数の接合
部34a,34b、導体33、絶縁部87、接地層89
を具備する。
【0042】なお、本実施の形態では、2つの接合部3
4a,34bがバルブ可動側モールド部2に具備されて
いるが、3以上の接合部がバルブ可動側モールド部2に
具備されるとしてもよい。
【0043】接合部34a,34bは、導体33に対す
る接合に用いられる。なお、本実施の形態においては、
接合部34aと接合部24aとが接合され、接合部34
bと接合部24bとが接合されることで、バルブモール
ド部1a,1bとバルブ可動部モールド部2とが接合さ
れている。各接合部は、例えばゴムのような弾性率の小
さい固体絶縁物を挟んで接続されるとしてもよい。
【0044】導体33は、接合部34a,34b間を接
続しかつ摺動通電部32a,32bを具備する。
【0045】導体33は、接合部34aとバルブモール
ド部1aの接合部24aとが接合された場合に、真空バ
ルブ20aの可動側導体22aと通電する。
【0046】一方、導体33は、接合部34bとバルブ
モールド部1bの接合部24bとが接合された場合に、
真空バルブ20bの可動側導体22bと通電する。
【0047】絶縁部87は、導体33を覆う固体絶縁物
であり、上面に接合部34a,34bを具備する。ま
た、絶縁部87の底面は、孔(開口部)30の形成され
た凹面である。
【0048】接地層89は、絶縁部87の表面に施され
ているが、孔30の内面と接合部34a,34bには施
されていない。
【0049】バルブ可動側モールド部2の孔30は密閉
される。密閉された孔30の中には例えば空気等の気体
の絶縁媒体が封入される。
【0050】バルブ可動側モールド部2は、接合部34
aにバルブモールド部1aの接合部24aが接合された
場合に、真空バルブ20aの可動側導体22aに接続さ
れた絶縁操作ロッド31aを、密閉された孔30内に収
納する。
【0051】バルブ可動側モールド部2は、接合部34
bにバルブモールド部1bの接合部24bが接合された
場合に、真空バルブ20bのの可動側導体22bに接続
された絶縁操作ロッド31bを、密閉された孔30内に
収納する。
【0052】絶縁操作ロッド31a,31bの一端は、
上述したように、それぞれ可動側導体22a、22bに
接続される。絶縁操作ロッド31a,31bの他端は、
それぞれ操作機構8a,8bに接続される。操作機構8
a,8bを操作することにより、断路部及び遮断部の開
閉を行う。
【0053】バルブ可動側モールド部2の内部の導体3
3に設けられた摺動通電部32a,32bと真空バルブ
20a,20bの可動側導体22a,22bとがそれぞ
れ接触することにより、断路部と遮断部との間の通電及
び摺動が可能となる。
【0054】母線接続モールド部3は、母線接続導体4
0と、絶縁部93と、接合部41a,41b,42、接地
層99を具備する。
【0055】母線接続導体40は、3つの接続端部を持
つ。なお、母線接続導体40の接続端部は、3つ以上で
あってもよい。第1及び第2の接続端部は、互いに逆向
きの位置にあり、同じ軸を持ち、母線との接続に用いら
れる。第3の接続端部は、真空バルブとの接続に用いら
れる。
【0056】母線接続導体40は、棒状導体と、この棒
状導体のほぼ中央に一端が接続されるL字状の導体とを
具備する。
【0057】絶縁部93は、母線接続導体40を覆う固
体絶縁物である。
【0058】接合部41aは、第1の接続端部に対する
接合に用いられる。接合部41bは、第2の接続端部に
対する接合に用いられる。接合部42は、第3の接続端
部に対する接合に用いられる。
【0059】本実施の形態において、接合部41aと接
合部41bとの軸は同一となる。上記図1では、接合部
41aは図示されているが、接合部41bは接合部41
aと逆の位置にあるため、図示されていない。
【0060】接合部42の軸は、接合部41a,41b
の軸と交差しない。
【0061】接地層99は、絶縁部93の表面に施され
ているが、接合部41a,41b,42には施されてい
ない。
【0062】主回路接続モールド部4は、主回路接続導
体45と、絶縁部94と、主回路外部引込ケーブル用接
合部46、接合部47と、接地層95とを具備する。
【0063】主回路接続導体45は、2つの接続端部を
持つ。なお、母線接続導体40の接続端部は、3つ以上
でもよい。
【0064】絶縁部94は、主回路接続導体45を覆う
固体絶縁物である。
【0065】主回路外部引込ケーブル用接合部46は、
主回路接続導体45の第1の接続端部に対する接合に用
いられる。
【0066】接合部47は、主回路接続導体45の第2
の接続端部に対する接合に用いられる。
【0067】接地層95は、絶縁部94の表面に施され
ているが、接合部46,47には施されていない。
【0068】断路器用のバルブモールド部1aの固定側
接合部23aは、母線接続モールド部3の接合部42と
接合され、母線接続用接合部41a,41bに取り付け
られる図示していない母線を介して隣接された盤に接続
される。
【0069】遮断器用のバルブモールド部1bの固定側
接合部23bは、主回路接続モールド部4の接合部47
と接合され、主回路外部引込ケーブル用接合部46に取
り付けられたケーブル5を介して外部の主回路と接続さ
れる。
【0070】上記図5の電気回路c1には示していない
が、ケーブル5には、貫通型の交流器200が具備され
る。
【0071】図2のスイッチギヤ102は、図5の電気
回路c2を構成する密閉型スイッチギヤである。なお、
この図2においては、各コンポーネントの絶縁部に施さ
れる接地層を省略し、構成を簡略化して図示している。
以下の他の図についても同様である。
【0072】スイッチギヤ102は、上記スイッチギヤ
101と同様であるが、バルブモールド部1bの代わり
にバルブモールド部1cを具備する特徴を持つ。
【0073】バルブモールド部1cは、バルブモールド
部1bにおける遮断器用真空バルブ20bの代わりに導
体27を具備する。
【0074】図3のスイッチギヤ103は、図5の電気
回路c7を構成する密閉型スイッチギヤである。
【0075】スイッチギヤ103は、上記スイッチギヤ
101と同様であるが、バルブモールド部1bの固定側
に対して、主回路接続モールド部4の代わりに母線接続
モールド部3aを具備する。母線接続モールド部3a
は、母線接続モールド部3と同様である。
【0076】図4の密閉型スイッチギヤ104は、図5
の電気回路c13を構成する密閉型スイッチギヤであ
る。
【0077】スイッチギヤ104は、上記スイッチギヤ
101と同様であるが、バルブモールド部1aの固定側
に対して、母線接続モールド部3の代わりに主回路接続
モールド部4bを具備する。
【0078】主回路接続モールド部4bと主回路接続モ
ールド部4とは、主回路接続導体45bと主回路接続導
体45の形状が異なるのみで、他の部分については同様
である。主回路接続導体45bは、4つの端部を持つ。
【0079】図6及び図7は、本実施の形態に係るスイ
ッチギヤの構成の第5例及び第6例を示す側断面図であ
る。図8は、本実施の形態に係るスイッチギヤで構成さ
れる電気回路の第2例を示す図である。
【0080】図6のスイッチギヤ105は、図8の電気
回路c19を構成する密閉型スイッチギヤである。
【0081】スイッチギヤ105のバルブ可動部モール
ド部2aは、絶縁部87aの上面に、接合部34a〜3
4cを具備する。接合部34a〜34cには接地層89
aが施されていない。
【0082】接合部34a〜34cは、断路器用バルブ
モールド部1d〜1fの可動側接合部24d〜24fと
それぞれ接合する。バルブモールド部1d〜1fは、バ
ルブモールド部1aと同様である。
【0083】バルブモールド部1d,1eの固定側接合
部23d,23eには、それぞれ母線接続モールド部
3,3aの接合部42が接合される。
【0084】母線接続モールド部3,3aの母線接続用
接合部41a,41bは、それぞれ図示していない2つ
の母線に接続される。
【0085】バルブモールド部1fの固定側接合部23
fには、主回路接続モールド部4の接合部47が接合さ
れる。これにより、バルブモールド部1fの固定側接合
部23fは、主回路接続モールド部4を経由してケーブ
ル5に接続される。
【0086】バルブモールド部1d〜1fに具備される
真空バルブ20d〜20fの可動側導体22d〜22f
には、それぞれ絶縁操作ロッド31d〜31fの一端が
接続される。絶縁操作ロッド31d〜31fの他端に
は、それぞれ操作機構8d〜8fが接続される。絶縁操
作ロッド31d〜31fは、バルブ可動側モールド部2
aの密閉された孔30a内に備えられる。操作機構8d
〜8fが操作されることにより、断路部の開閉が行われ
る。導体33aは、接合部34d〜34f間を接続し摺
動通電部32d〜32fを具備する。
【0087】図7のスイッチギヤ106は、図8の電気
回路c27を構成する密閉型スイッチギヤである。
【0088】スイッチギヤ106は、上記スイッチギヤ
105と同様であるが、バルブモールド部1fの代わり
に計器用変圧器9が接続されている。
【0089】計器用変圧器9の表面は固体絶縁物で覆わ
れている。計器用変圧器9の接合部9aは、他のコンポ
ーネントとの接合に用いられる。計器用変圧器9の接合
部9aには、接地層が施されていない。一方、接合部9
a以外の計器用変圧器9の固体絶縁物表面には、接地層
が施されている。
【0090】本実施の形態において、例えば密閉型スイ
ッチギヤを図9乃至図11に示す構成としてもよい。
【0091】図9のスイッチギヤ107のバルブ可動側
モールド部2bは、バルブ可動側モールド部2と同様で
あるが、接合部34bを絶縁部87の側面に具備する。
【0092】バルブ可動側モールド部2bの接合部34
aにはバルブモールド部1aが接合され、接合部34b
には主回路接続モールド部4が接合される。なお、スイ
ッチギヤ107は、バルブモールド部1aの代わりにバ
ルブモールド部1bを具備するとしてもよい。
【0093】図10のスイッチギヤ108は、上記スイ
ッチギヤ107のバルブ可動側モールド部2bを2つ具
備する。スイッチギヤ108は、2つのバルブ可動側モ
ールド部2bを、それぞれの接合部34bを向かい合わ
せた状態で配設する。向かい合う2つの接合部34b
は、機器接続モールド部14を介在させて接続される。
【0094】図11のスイッチギヤ109のバルブ可動
側モールド部2cは、接合部34a,34bを絶縁部8
7cの上面に具備し、接合部34cを絶縁部87aの側
面に具備する。接合部34aにはバルブモールド部1d
が接合され、接合部34bにはバルブモールド部1eが
接合され、接合部34cには主回路接続モールド部4が
接合される。
【0095】なお、図9から図11のスイッチギヤ10
7〜109において、バルブモールド部1a,1bの固
定側には、必要に応じて主回路接続モールド部4を接続
してもよい。
【0096】また、スイッチギヤ101〜109におい
て、系統構成の必要に応じて、断路器用バルブモールド
部1a、遮断器用バルブモールド部1b、通電のみのバ
ルブモールド部1c、計器用変圧器9を入れ替えてもよ
い。
【0097】さらに、遮断、断路の2位置、または遮
断、断路、接地の3位置動作が一つのバルブで可能な真
空バルブを具備するバルブモールド部をスイッチギヤ1
01〜109に用いてもよい。
【0098】本実施の形態においては、断路部が真空バ
ルブを用いた真空断路器の場合について説明している。
しかしながら、絶縁容器の内部の絶縁媒体は、真空だけ
でなく、空気や窒素等の他の絶縁媒体でもよく、容器内
部の圧力を大気圧よりも上昇させた圧力ガスでもよい。
【0099】なお、本実施の形態では、スイッチギヤ1
01〜109を三相回路に適用した場合を示している
が、単相回路に適用してもよい。
【0100】以上説明したスイッチギヤ101〜109
では、コンポーネントが垂直方向に接続されるため、各
コンポーネントの重量がコンポーネントの接合部に作用
し、接合部の絶縁性能が向上するとともに、安定して各
コンポーネントを接合でき、設置スペースを低減でき
る。
【0101】また、固体絶縁物の絶縁耐力は、空気や大
気圧SF6ガスよりも約1桁大きいため、スイッチギヤ
101〜109では、スイッチギヤの主要部である真空
バルブの対地間絶縁距離を大幅に縮小することができ、
スイッチギヤ全体を縮小化できる。
【0102】三相機器では、各相毎に主回路部をモール
ドした固体絶縁物表面に接地層が設けられており、各相
が分離されている。このため、相間短絡を考慮する必要
がなく、相間絶縁距離が不要となり、相間距離を大幅に
縮小することができる。
【0103】スイッチギヤ101〜109では、バルブ
可動側モールド部の接合部に接合されるバルブモールド
部を回路構成に合わせて変更するだけで、実現可能な適
用回路を大幅に増加することができる。
【0104】スイッチギヤ101〜109では、バルブ
モールド部とバルブ可動側モールド部とが分割されてい
る。そして、バルブモールド部の接合部とバルブ可動側
モールド部の接合部が機械的及び電気的に接続される。
【0105】このスイッチギヤ101〜109では、バ
ルブ可動側モールド部を変更せずに、バルブモールド部
を用途に応じて断路器用、遮断器用、通電用、計器用変
圧器用等に変更するだけで、例えば上記図5,図8に示
すように、種々の回路構成に対応できる。
【0106】なお、上記図8では断路器(DS)につい
ての回路を記載しているが、断路器用を遮断器用に取り
替えれば、遮断器(VCB)についての回路も構成可能
であり、VCBとDSとを組み合わせた回路も構成可能
である。
【0107】また、スイッチギヤ101〜109では、
上述したSF6ガス絶縁スイッチギヤのように大掛かり
な気密容器を必要としないため、部品点数を大幅に削減
でき、安価で信頼性の高いスイッチギヤを実現できる。
【0108】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態において、バルブ可動側モールド部に具備される複数
の接合部34a,34bは、ほぼ同一方向に配設されて
いる。また、複数の接合部34a,34bは、バルブ可
動側モールド部の絶縁部の孔面と反対側の面に配置され
る。
【0109】これにより、バルブ可動側モールド部に、
各種のバルブモールド部を同一方向に設置することがで
きる。
【0110】また、バルブモールド部の表面には接地層
が施されているため、バルブモールド間の距離を短縮で
きる。
【0111】絶縁操作ロッドは、真空バルブを駆動する
ために、操作機構と真空バルブの可動側導体との間に接
続され、バルブ可動側モールド部の密閉された孔内に配
置される。絶縁操作ロッドは、平行かつ同一方向に駆動
するため、バルブ可動側モールド部を縮小化でき、操作
機構を配設する操作室17のスペースを縮小化できる。
これにより、スイッチギヤ全体を縮小化できる。
【0112】上記第1の実施の形態では、バルブ可動側
モールド部を変更することなく、バルブ可動側モールド
部の接合部に接合される例えばバルブモールド部、母線
接続モールド部、主回路接続モールド部などのコンポー
ネントを変更するのみで、様々な回路構成を実現でき
る。
【0113】これにより、構成可能な適用回路が大幅に
増加する。また、適用回路が増加するにもかかわらず、
コンポーネントの種類を低減でき、コンポーネントを流
用でき、部品を標準化できる。また、列盤構成した場合
に一つの盤内で構成可能な回路が増加し、結果としてス
イッチギヤ全体を縮小化できる。
【0114】また、コンポーネントを製作するための金
型数も低減でき、製造上のメリットも得ることができ
る。この結果、安価で信頼性の高いスイッチギヤを実現
できる。
【0115】(第3の実施の形態)図12は本実施の形
態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側断面
図である。図13乃至図15は、本実施の形態に係るス
イッチギヤで構成される電気回路の例を示す図である。
【0116】図12のスイッチギヤ110は、図13に
示す電気回路c33を構成する密閉型スイッチギヤであ
る。
【0117】スイッチギヤ110は、バルブ可動側モー
ルド部2の接合部34a,34b間を接続する導体33
に接触子13を設けている。接触子13は、バルブ可動
側モールド部2の密閉された孔30側の面に位置する。
【0118】操作室17には接地装置用操作機構11が
備えられる。可動導体12の一端は接地される。可動導
体12は、接地装置用操作機構11により駆動し、可動
導体12は、接触子13と接触又は開離する。
【0119】スイッチギヤ110では、導体33に接触
子13が具備され、この導体33を接地するための接地
装置が具備される。これにより、コンポーネントを増加
することなく、図13乃至図15に示すように、構成可
能な電気回路を増加することができる。
【0120】なお、上記図15では断路器(DS)につ
いての回路を記載しているが、断路器用を遮断器用に取
り替えれば、遮断器(VCB)についての回路も構成可
能であり、VCBとDSとを組み合わせた回路も構成可
能である。
【0121】また、接触子13を、バルブ可動側モール
ド部2の密閉された孔30側の面に備えることにより、
接地装置を、真空バルブ駆動のための主回路操作機構8
a,8bと同一の操作室17に配置することができ、機
構部の配設スペースを一元化できスイッチギヤを縮小化
できる。
【0122】(第4の実施の形態)上記第1の実施の形
態において、密閉された孔30内部には、空気等の気体
の絶縁媒体が封入される。これにより、外部環境から影
響を受けることを防止でき、バルブ可動側モールド部2
を縮小化できる。
【0123】また、主回路高電圧部のうち外気にさらさ
れている部分がなくなり、主回路を覆う絶縁部表面に接
地層が施されるため、汚損、湿潤等の外部環境から影響
を受けることを防止でき、スイッチギヤを縮小化でき、
信頼性を高くできる。
【0124】(第5の実施の形態)図16は、本実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側断
面図である。図17は図16のA部の拡大図である。
【0125】図16及び図17のスイッチギヤ111に
おいて、バルブ可動側モールド部2の絶縁部87に、孔
30を包囲する導電性シールド35が埋設されている。
この導電性シールド35は、導体33とほぼ同電位とさ
れる。
【0126】埋め込み金属(電極)36の先端は、真空
バルブ20aの可動側導体22a側で、絶縁操作ロッド
31aに埋設されている。
【0127】埋め込み金属37の先端は、真空バルブ2
0aの可動側導体22aの反対側で、絶縁操作ロッド3
1aに埋設されている。
【0128】絶縁操作ロッド31bにも、絶縁操作ロッ
ド31aと同様に、埋め込み金属36、37が埋め込ま
れている。
【0129】距離L1は、絶縁操作ロッド31a,31
bの軸方向F1において、埋め込み金属36,37の先
端間の距離である。なお、本実施の形態において、絶縁
操作ロッド31a,31bの軸方向F1は、真空バルブ
20a,20bの可動方向、真空バルブ20a,20b
の軸方向と同様である。
【0130】導電性シールド35の底面側の先端は、絶
縁操作ロッド31a,31bの軸方向F1において、埋
め込み金属36の先端と埋め込み金属37の先端との中
間よりも、可動側導体22a,22b側に位置する。
【0131】すなわち、導電性シールド35の底面側の
先端は、真空バルブ20a,20bが開路時、閉路時の
いずれの状態においても、埋め込み金属36の先端位置
からほぼL1/2の距離内に位置する。
【0132】なお、真空バルブ20a,20bが、閉
路、開路、断路の3つの位置を移動する場合について
も、閉路時、開路時、断路時全ての状態において、導電
性シールド35の底面側の先端は、埋め込み金属36の
先端位置からほぼL1/2の距離内に位置するとする。
【0133】スイッチギヤ111において、バルブ可動
側モールド部2の孔30内に配設されている絶縁操作ロ
ッド31a,31b及び導体33から孔30に突出した
真空バルブ20a,20bの可動側導体22a,22b
は、真空バルブ20a,20bの動作により軸方向に移
動する。このため、孔30内の電界分布は変化する。
【0134】図18は、導電性シールド35の底面側先
端部の位置と、バルブ可動側モールド部2の孔30内の
最大電界強度との関係を示す図である。この図18中の
実線は真空バルブ20a,20bが閉路時、破線は開路
時の特性である。図18の横軸は導電性シールド35の
先端位置を示す。0は可動側導体22a,22b側の埋
めこみ金属36の先端位置を示す。距離L1は、絶縁操
作ロッド31a,31bにおける埋めこみ金属36,3
7間の距離である。
【0135】図18に示すように、閉路時において、導
電性シールド35の先端位置がL1/2よりも接地底面
側になると、孔30内の最大電界強度は、急激に上昇す
る。
【0136】一方、開路時において、導電性シールド3
5の先端位置が0よりも可動側導体33a,33b側に
なると、孔30内の最大電界強度は、急激に上昇する。
【0137】したがって、導電性シールド35の底面側
の位置を、可動側導体22a,22b側の埋めこみ金属
36の先端位置0から距離L1/2までの範囲内とする
ことにより、孔30内の最大電界強度を、閉路時、開路
時ともにほぼ等しくすることができ、電界強度を低減で
きる。
【0138】また、このスイッチギヤ111の構成によ
り、最大電界部が絶縁部87沿面に位置するため、金属
電極が起点となる放電に比べて、放電の起点となる初期
電子が抑制され、耐電圧を向上させることができる。
【0139】これにより、バルブ可動側モールド部2の
接地層89を施していない孔30内部の沿面絶縁距離及
び絶縁操作ロッド31a,31bの沿面絶縁距離を縮小
化でき、スイッチギヤを縮小化できる。
【0140】(第6の実施の形態)図19は、本実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側断
面図である。図20は図19のB部の拡大図である。
【0141】図19及び図20のスイッチギヤ112
は、上記スイッチギヤ111と同様であるが、絶縁部8
7及び孔30の形状に特徴がある。
【0142】孔30の側面において、導電性シールド3
5の埋設されている部分の絶縁部87と絶縁操作ロッド
31a,31bの軸との距離Raは、導電性シールド3
5が埋め込まれていない接地底面側の部分の絶縁部87
と絶縁操作ロッド31a,31bの軸との距離Rbより
小さくなるように、絶縁部87及び孔30は形成され
る。
【0143】導電性シールド35の埋設されている部分
から導電性シールド35が埋め込まれていない接地底面
側の部分までにおいて、孔30の側面と絶縁操作ロッド
31a,31bの軸との間の距離の変化は、連続的であ
る。したがって、孔30の側面には、底面と平行な面が
含まれない。
【0144】例えば、図20の側断面において、軸間距
離Ra部と軸間距離Rb部との間は、曲率半径R1の曲
線と曲率半径R2の曲線でつながれる。
【0145】曲率半径R1の曲線と曲率半径R2の曲線
とのつなぎ部には、接地側底面とほぼ平行な直線部を持
たなければ、直線部が存在してもよい。
【0146】本実施の形態に係るスイッチギヤ112に
おいて、絶縁部87及び孔30は、距離Raが距離Rb
より小さくなる形状である。
【0147】これにより、導電性シールド35近傍の固
体絶縁物の樹脂厚は厚く、導電性シールド35のない部
分の固体絶縁物の樹脂厚は薄くなるため、電界集中が起
こる導電性シールド35近傍における電界強度を低減で
きる。
【0148】また、接地側に電位分担を移行できるた
め、バルブ可動側モールド部2の孔30の沿面電界を平
準化できる。
【0149】また、図20の側断面に示すように、軸間
距離Ra部と軸間距離Rb部とが、曲率半径R1の曲線
と曲率半径R2の曲線でつながれ、当該曲線と曲線のつ
なぎ部が、接地側底面とほぼ平行な直線部を持たないよ
うに、絶縁部87及び孔30が形成される。これによ
り、孔30の沿面電界をより一層平準化できる。
【0150】また、本実施の形態に係るスイッチギヤ1
12においては、バルブ可動側モールド部2の全体の大
きさを変化させることなく、接地層が施されていない絶
縁部87内部の孔30の沿面距離を長くでき、絶縁距離
を長くできる。これにより、耐電圧が向上して絶縁距離
を縮小化できる。
【0151】また、絶縁部87の樹脂量を低減できるた
め経済性が増す。
【0152】(第7の実施の形態)図21は、本実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側断
面図である。
【0153】図21のすスイッチギヤ113のバルブ可
動側モールド部2は、導電性シールド35と、導電性シ
ールド35a,35bと、導体33とを一体に形成した
シールド導体38を具備する。シールド導体38は、絶
縁部87に埋設される。
【0154】導電性シールド35a,35bは、それぞ
れ接合部34a,34bを包囲する状態で絶縁部87に
埋設される。
【0155】本実施の形態に係るスイッチギヤ113に
おいては、導電性シールド35によって孔30内部の電
界強度が低減され、孔30内部の最大電界を絶縁物沿面
に移行させることができるため、耐電圧性能が向上し、
沿面距離を縮小化できる。
【0156】また、接合部34a,34bのそれぞれを
包囲し絶縁部87に埋設された導電性シールド35a,
35bを具備することにより、バルブモールド部1a,
1bとの接合部分の電界強度を低減できるため、耐電圧
性能が向上し、接合部34a,34bの絶縁距離を縮小
化できる。
【0157】また、導電性シールド35,35a,35
bと導体33とを一体の金属で成形したシールド導体3
8を具備することにより、部品点数を低減できると共
に、組立性を向上及び組立時間を短縮化できる。
【0158】また、導電性シールド35,35a,35
bと導体33とを一体化にしたことにより、バルブ可動
側モールド部2に、バルブモールド部1a,1bを接合
させ、絶縁操作ロッド31a,31bをそれぞれバルブ
モールド部1a,1bの可動側導体22a,22bに接
続した時、接合部34a,34b及び孔30の双方にお
ける導電性シールド35a,35b,35の偏芯による
電界の局所的な集中を防止できる。このため、導電性シ
ールド35a,35b,35の偏芯による電界の局所的
な集中を考慮した電界設計を行う必要がなく、一層コン
パクトな絶縁設計を行うことができる。
【0159】(第8の実施の形態)図22は、本実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側断
面図である。図23は図22のC部の拡大図である。
【0160】本実施の形態においては、バルブモールド
部1aを用いて説明するが、バルブモールド部1bにつ
いても同様である。
【0161】図22及び図23に示すスイッチギヤ11
4において、真空バルブ20aの側面は絶縁容器98a
である。
【0162】導電性シールド26は、真空バルブ20a
の可動側端部を覆い、真空バルブ20aの絶縁容器98
aの一方の端部を覆う。
【0163】導電性シールド26は、絶縁容器98を包
囲する部分26aと、真空バルブ20aの可動側フラン
ジ90aとほぼ平行な平坦部26bと、真空バルブ20
aの可動側通電軸91を包囲する部分26cとを具備す
る。
【0164】絶縁容器98aを包囲する部分26aの外
径φAは、可動側通電軸91を包囲する部分26cの外
径φBよりも大きい。
【0165】絶縁容器98aを包囲する部分26aと平
坦部26bとの間の面は曲面である。すなわち、絶縁容
器98aを覆う部分26aと平坦部26bとは、曲率を
持ってつながれる。
【0166】平坦部26bと可動側フランジ90aとの
間には、導電性パッキン28が具備される。
【0167】導電性シールド25は、真空バルブ20a
の固定側端部を覆い、真空バルブ20aの絶縁容器98
aの他方の端部を覆う。
【0168】導電性シールド25は、絶縁容器98aを
包囲する部分25aと、真空バルブ20aの固定側フラ
ンジ90bとほぼ平行な平坦部25bとを具備する。
【0169】絶縁容器98aを包囲する部分25aと平
坦部25bとの間の面は曲面である。
【0170】真空バルブ20aを固体絶縁物で覆う場
合、ガラス又はセラミックである絶縁容器98aと真空
封着部である金属フランジ90a,90bとの接合部
は、異種材料であることから応力が発生し易い。
【0171】しかしながら、本実施の形態に係るスイッ
チギヤ114においては、真空バルブ20aの可動側お
よび固定側の両端部に、真空バルブ20aの絶縁容器9
8a端部を覆う導電性シールド25,26がそれぞれ具
備される。
【0172】これにより、絶縁容器98aとフランジ9
0a,90bとの接続部分に剥離が生じたとしても、こ
の剥離の生じた部分は導電性シールド25,26で覆わ
れた部分であるため、十分な電界緩和を図ることがで
き、電気的な欠陥部となることを防止でき、不良率を低
減できる。
【0173】また、真空バルブ20aに導電性シールド
26を具備することで、真空バルブ20a端部の応力緩
和と電界緩和、バルブモールド部1aとバルブ可動側モ
ールド部2との接合部分の電界緩和、及び可動側導体2
2aの電界緩和を、一つの部品で行うことができ、電界
緩和、応力緩和による絶縁性能、信頼性の向上、部品点
数の削減、工数低減、作業性の向上を図ることができ
る。
【0174】また、導電性シールド26の平坦部26b
と真空バルブ20aの可動側フランジ90aとの間に具
備される導電性パッキン28が、注型時における真空バ
ルブ20aの可動導体22a側の樹脂止めとして用いら
れるとともに、導電性シールド26を真空バルブ20a
の可動側とほぼ同電位とする作用を実現するため、部品
点数を削減できる。
【0175】(第9の実施の形態)図24は、本実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側断
面図である。図25は図24のD部の拡大図である。
【0176】本実施の形態においては、バルブモールド
部1aを用いて説明するが、バルブモールド部1bにつ
いても同様である。
【0177】図24及び図25のスイッチギヤ115に
おいて、接合部23aの形状は凹型である。導電性シー
ルド25は、絶縁容器98aを包囲する部分25aと、
真空バルブ20aの固定側フランジ90bとほぼ平行な
平坦部25bと、凹型の固定側接合部23aの孔を包囲
する部分25cとを具備する。
【0178】本実施の形態に係るスイッチギヤ115に
おいては、真空バルブ20aに導電性シールド25を具
備することで、真空バルブ20aの端部の応力緩和と電
界緩和及びバルブモールド部1aの固定側接合部23a
の電界緩和を、一つの部品で行うことができ、電界緩
和、応力緩和による絶縁性能の向上、信頼性の向上、部
品点数の削減、工数低減、作業性の向上を図ることがで
きる。
【0179】(第10の実施の形態)図26は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0180】本実施の形態においては、バルブモールド
部1aを用いて説明するが、バルブモールド部1bにつ
いても同様である。
【0181】図26のスイッチギヤ116は、真空バル
ブ20aの固定側導体21の端部を凹形状とする。固定
側導体21の孔の内側には、例えば母線接続モールド部
3などの他のコンポーネントと通電するための接触子が
挿入される。バルブモールド部1aでは、固定側接合部
23aも凹形状である。
【0182】本実施の形態に係るスイッチギヤ116に
おいては、真空バルブ20aの固定側導体21が凹形状
とされ、固定側導体21の孔の内側に接触子が挿入さ
れ、固定側接合部23aも凹形状である。
【0183】これにより、他のコンポーネントとバルブ
モールド部1aとを安定的に接合でき、固定側導体21
の端部と固定側接合部23aとの距離を短くすることが
でき、バルブモールド部1aの軸方向の大きさを縮小化
できる。
【0184】また、真空バルブ20aの固定側導体21
の凹形状の先端部において、固定側導体21の接続部分
の電界緩和及び固定側接合部23aの電界緩和を図るこ
とができ、スイッチギヤを縮小化できる。
【0185】(第11の実施の形態)図27は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0186】図27のスイッチギヤ117は、上述した
各種のスイッチギヤ101〜116の変形例である。ス
イッチギヤ117は、バルブモールド部1aの絶縁部8
6aの外周面に変流器6を具備し、バルブモールド部1
bの絶縁部86bの外周面に変流器6を具備する。
【0187】これにより、バルブモールド部1a,1b
間のスペースを有効活用でき、スイッチギヤを縮小化で
きる。
【0188】(第12の実施の形態)図28は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。図29は図28のスイッチギヤを正面方
向から見た場合のバルブモールド部1bとバルブ可動側
モールド部2の配置を示す図である。
【0189】図28のスイッチギヤ118は、上記第1
1の実施の形態に係るスイッチギヤ117の変形例であ
り、真空バルブ20a,20bの軸方向F2において、
変流器6の位置が隣り合うバルブモールド部1a,1b
間で異なるように配置される。
【0190】これにより、変流器6を設けるスペースを
削減でき、スイッチギヤを縮小化できる。
【0191】(第13の実施の形態)図30は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0192】本実施の形態においては、バルブモールド
部1aを用いて説明するが、バルブモールド部1bにつ
いても同様である。
【0193】図30のスイッチギヤ119のバルブモー
ルド部1aは、真空バルブ20aの側面を包囲し、絶縁
部86aに埋設された変流器6を具備する。
【0194】これにより、変流器6を設けるスペースを
削減でき、スイッチギヤを縮小化できる。また、変流器
6を取付ける工数も削減できる。
【0195】(第14の実施の形態)図31は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0196】本実施の形態においては、バルブモールド
部1aを用いて説明するが、バルブモールド部1bにつ
いても同様である。
【0197】図31のスイッチギヤ120は、上述した
スイッチギヤ101〜119の変形例である。スイッチ
ギヤ120のバルブモールド部1aは、可動側にフラン
ジ部92aを具備し、固定側にフランジ部92bを具備
する。フランジ部92a,92bは、バルブモールド部
1aと他のコンポーネントとの間で機械的な接合を行う
ために用いられる。
【0198】バルブモールド部1aは、フランジ部92
a,92bの径方向の最小長が、真空バルブ20aの外
面を覆う絶縁部86aの最大径より大きくなるように形
成される。
【0199】これにより、バルブモールド部1aの接合
部24aとバルブ可動側モールド部2の接合部34aと
の接地側電界強度、バルブモールド部1aの接合部23
aと母線接続モールド部3の接合部42との接地側電界
強度を低減でき、絶縁性能が向上する。また絶縁部86
aの樹脂量を削減できるため、経済性を向上させること
ができる。
【0200】(第15の実施の形態)本実施の形態で
は、上記スイッチギヤ101〜120において、断路器
用真空バルブ20aを具備するバルブモールド部1a
と、遮断器用真空バルブ20bを具備するバルブモール
ド部1bとを、ほぼ同一形状とする。
【0201】これにより、バルブモールド部1a,1b
と接合されるバルブ可動側モールド部2の接合部34
a,34bの形状、母線接続モールド部3の接合部42
の形状、主回路接続モールド部4の接合部47の形状、
他の各種コンポーネントの接合部の形状を統一でき、バ
ルブモールド部1a,1bを回路構成に合わせて変更す
るだけで、構成可能な回路を格段に増加できる。
【0202】また、構成可能な回路を増加できるにもか
かわらず、コンポーネントの種類をさらに低減でき、部
品を標準化でき、かつ列盤構成した場合に一つの盤内で
構成可能な回路を増加させることができる。この結果、
スイッチギヤを縮小化できる。
【0203】また、コンポーネントを製作するための金
型数も低減でき、製造上のメリットが得られる。これに
より、安価で信頼性の高いスイッチギヤを実現できる。
【0204】(第16の実施の形態)図32は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す正
面断面図である。
【0205】図32のスイッチギヤ121は、バルブモ
ールド部1aと母線43とを接続する母線接続モールド
部3を具備する。
【0206】母線接続モールド部3の接合部41a,4
1bは、母線43との接続に用いられる。接合部41
a,41bは、母線接続導体40のうち棒状導体40b
の両端に、それぞれが逆向きとなるように具備される。
【0207】接合部42は、バルブモールド部1aとの
接続に用いられる。接合部42は、母線接続導体40の
うちL字状導体40aの端部に配設される。L字状導体
40aの一端は、棒状導体40bのほぼ中央に接続され
る。L字状導体40aの他端に、接合部42が備えられ
る。
【0208】母線接続導体40は、棒状導体40bの軸
とL字状導体40aの他端部の軸とが交差しない形状で
ある。
【0209】これにより、L字状導体40aの他端部の
軸を中心に、母線接続モールド部3を180度回転させ
てバルブモールド部1aと接続するだけで、同じ形状の
母線接続モールド部3で2方向の母線接続位置を形成で
きる。この結果、より少ないコンポーネントで列盤構成
の自由度を向上させることができる。
【0210】(第17の実施の形態)図33は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0211】図33のスイッチギヤ122は、バルブモ
ールド部1aと母線との間を接続する母線接続モールド
部3を具備する。
【0212】母線接続モールド部3の接合部41a,4
1bは、母線との接続に用いられる。
【0213】母線接続モールド部3の母線接続用接合部
41aは、スイッチギヤ本体の正面方向を向いて母線と
接続される。母線接続用接合部41bは、背面方向を向
いて母線43と接続される。
【0214】これにより、スイッチギヤを並列に配置し
て列盤する際の並列盤間の母線連絡及びスイッチギヤの
正面方向及び背面方向に設置されたトランスとの連結を
容易に行うことができる。また、電気室内のスイッチギ
ヤの列盤及び配置構成の自由度を向上させることができ
る。
【0215】(第18の実施の形態)図34及び図35
は、本実施の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の第
1及び第2の例を示す側断面図である。
【0216】図34及び図35のスイッチギヤ123,
124は、上記スイッチギヤ101〜122の変形例で
ある。
【0217】スイッチギヤ123,124において、単
一のバルブ可動側モールド部2の隣り合う接合部34
a,34bの軸の距離Lの半分と、母線接続モールド部
3の接合部41a,41bの軸と接合部42の軸との距
離とは、ほぼ等しい。
【0218】これにより、L字状導体40aの他端部の
軸を中心に、母線接続モールド部3を180度回転させ
て接続した時の母線位置と、同相で隣り合うバルブモー
ルド部1bに接続された母線接続モールド部3の母線位
置とをほぼ同一にすることができる。この結果、より少
ないコンポーネントで列盤構成の自由度を一層向上させ
ることができる。
【0219】(第19の実施の形態)図36は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0220】図36のスイッチギヤ125では、主回路
接続モールド部4の主回路接続導体45が3つ以上の接
続端部を持つ場合について説明する。なお、主回路接続
導体45の接続端部の数は自由に変更できる。
【0221】主回路接続導体45の第1の接続端部に
は、ケーブル5を接続するための主回路外部引込ケーブ
ル用接合部46が具備される。
【0222】主回路接続導体45の第2の接続端部に
は、バルブモールド部1bの固定側接合部23bとの接
合に用いられる接合部47が具備される。
【0223】主回路接続導体45の第3及び第4の接続
端部には、接合部47a,47bが具備される。接合部
47a,47bには、絶縁栓48が接続される。
【0224】接合部46,47,47a,47bには、
接地層45は施されていない。
【0225】なお、接合部47a,47bには、絶縁栓
48の代わりに計器用変圧器、避雷器、真空接地装置等
を具備するコンポーネントを接続してもよい。
【0226】また、スイッチギヤ125の主回路接続モ
ールド部4は、円盤電極49aと導体49bを具備す
る。
【0227】円盤電極49aは、主回路接続導体45近
傍に配置され、絶縁部94に埋設される。
【0228】導体49bは、一端が円盤状電極49aに
接続されており、他端が絶縁部94の外層に突出する。
【0229】本実施の形態に係るスイッチギヤ125で
は、接合部47a,47bに、例えば計器用変成器、避
雷器、真空接地装置等を具備するコンポーネントを接続
することができ、回路構成の適用範囲を一層拡大でき、
スイッチギヤを縮小化できる。
【0230】また、スイッチギヤ125では、円盤状電
極49aから絶縁部94の外層に、接地層から絶縁され
た導体49bが突出される。これにより、円盤状電極4
9aと主回路との間に静電容量を有することができ、こ
の静電容量を用いて主回路の充電・非充電を検出するこ
とができる。
【0231】(第20の実施の形態)図37及び図38
は、本実施の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の第
1例及び第2例を示す側断面図である。図39は、本実
施の形態に係るスイッチギヤで構成される電気回路の例
を示す図である。
【0232】図37のスイッチギヤ126は、図39の
電気回路c67を構成する密閉型スイッチギヤである。
【0233】スイッチギヤ126では、バルブ可動側モ
ールド部2d,2eの接合部34a,34bの軸が各相
それぞれ直線的となるように、バルブ可動側モールド部
2d,2eが配置される。
【0234】バルブ可動側モールド部2dの接合部34
aには、断路器用バルブモールド部1aが接合され、接
合部34bには、通電用バルブモールド部1cが接合さ
れる。
【0235】バルブ可動側モールド部2eの接合部34
aには、遮断器用バルブモールド部1bが接合され、接
合部34bには、断路器用バルブモールド部1dが接合
される。
【0236】通電用バルブモールド部1cの接合部23
cと遮断器用バルブモールド部1bの固定側接合部23
bには、機器接続モールド部14が接合される。
【0237】バルブ可動側モールド部2dに接合された
断路器用バルブモールド部1aの固定側接合部23aに
は、母線接続モールド部3が接合されている。母線接続
モールド部3は母線と連結している。
【0238】バルブ可動側モールド部2eに接合された
断路器用バルブモールド部1dの固定側接合部23dに
は、主回路接続モールド部4が接合されている。主回路
接続モールド部4はケーブル5と連結している。
【0239】主回路接続モールド部4の接合部47a,
47bには、計器用変圧器9、接地装置用バルブモール
ド部18が接続されている。接地装置用バルブモールド
部18の可動側導体は、図示していない接地と接続さ
れ、接地装置用操作機構11cにより駆動する。
【0240】操作室17には、接地装置用操作機構11
a、11bが備えられる。操作室17において、それぞ
れバルブ可動側モールド部2d、2eに埋め込まれた導
体33の接地操作が行われる。
【0241】図38のスイッチギヤ127は、図39の
電気回路c69を構成する密閉型スイッチギヤである。
【0242】スイッチギヤ127でも、スイッチギヤ1
26と同様に、バルブ可動側モールド部2d,2eの接
合部34a,34bの軸が各相それぞれ直線的となるよ
うに、複数のバルブ可動側モールド部2d,2eが配置
される。
【0243】バルブ可動側モールド部2dの接合部34
a,34bには、断路器用バルブモールド部1a,1d
が接合される。
【0244】バルブ可動側モールド部2bの接合部34
a,34bには、遮断器用バルブモールド部1b,1g
が接合される。
【0245】バルブモールド部1d,1bは、機器接続
モールド部14で連結される。バルブモールド部1aは
母線接続モールド部3を介して母線と連結される。バル
ブモールド部1gは主回路接続モールド部4を介してケ
ーブル5と連結される。
【0246】主回路接続モールド部4には、上記スイッ
チギヤ126と同様に、計器用変圧器9及び接地装置用
バルブモールド部18が接合される。
【0247】操作室17には、接地装置用操作機構11
a,11bが配設される。操作室17では、バルブ可動
側モールド部2d,2eの導体33の接地操作が行われ
る。
【0248】なお、図37及び図38に示されたバルブ
モールド部については、必要に応じて断路器用、遮断器
用、通電用などバルブモールド部の種別を自由に変更可
能である。
【0249】また、主回路接続モールド部4に接続され
た計器用変圧器9、接地装置用バルブモールド部18
は、必要に応じて絶縁栓、避雷器に代えてもよい。
【0250】本実施の形態に係るスイッチギヤ126,
127では、複数のバルブ可動側モールド部2d,2e
が、接合部34a,34bの軸が各相それぞれ直線的に
なるように配設される。これにより、スイッチギヤ12
6,127では、バルブモールド部との取合い数を増加
させることができる。
【0251】また、必要に応じてバルブモールド部の固
定側の間を固体絶縁物で覆われた機器接続モールド部1
4で連結することができ、回路構成に応じてバルブモー
ルド部を断路器用、遮断器用、通電用等に変更すること
で、例えば上記図39に示すような様々な電気回路を、
一つの盤で構成でき、構成可能な適用回路が格段に増加
する。
【0252】また、適用回路が増加するにもかかわら
ず、コンポーネントの種類をさらに低減でき、部品を標
準化でき、列盤構成した場合に一つの盤内で構成可能な
回路を増加させることができる。この結果、スイッチギ
ヤを縮小化できる。
【0253】また、コンポーネントを製作するための金
型数も低減でき、製造上のメリットが得られる。これに
より、安価で信頼性の高いスイッチギヤを実現できる。
【0254】(第21の実施の形態)図40は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0255】図40のスイッチギヤ128は、上記第2
0の実施の形態に係るスイッチギヤ126と同様であ
る。
【0256】バルブ可動側モールド部2d,2eは隣り
合って配置される。すなわち、バルブ可動側モールド部
2dの接合部34bとバルブ可動側モールド部2eの接
合部34aとは隣り合って配置される。
【0257】バルブ可動側モールド部2dの接合部34
bには、バルブモールド部1cが接合される。バルブ可
動側モールド部2eの接合部34aには、バルブモール
ド部1bが接合される。
【0258】バルブ可動側モールド部2dの接合部34
bの軸とバルブ可動側モールド部2eの接合部34aの
軸との間の距離は、それぞれ単一のバルブ可動側モール
ド部2d,2eの接合部34a,34bの軸間の距離と
ほぼ等しい。
【0259】また、接合部34a,34b間の距離Lの
半分と、母線接続モールド部3の接合部41a,41b
の軸と接合部42の軸との距離とは、ほぼ等しい。
【0260】本実施の形態に係るスイッチギヤ128に
おいては、接合部42の軸を中心として、母線接続モー
ルド部3を180度回転させて接続した時の母線位置
と、同相で隣り合うバルブモールド部に接続された母線
接続モールド部の母線位置とをほぼ同一にすることがで
きる。この結果、5以上の位置を母線配設箇所とするこ
とができ、少ないコンポーネントで適用回路と列盤構成
の自由度を一層向上させることができる。
【0261】(第22の実施の形態)図41は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの構成の一例を示す側
断面図である。
【0262】図41のスイッチギヤ129は、上記スイ
ッチギヤ101〜128の変形例である。スイッチギヤ
129では、バルブ可動側モールド部2に、円盤電極3
9aと導体39bが具備される。
【0263】円盤電極39aは、導体33近傍に配置さ
れ、絶縁部87に埋設される。
【0264】導体39bは、一端が円盤状電極39aに
接続されており、他端が絶縁部87の外層に突出する。
【0265】このように、接地層89から絶縁された導
体39bを、円盤状電極39aから絶縁部87の外層に
突出させることにより、円盤状電極39aと主回路との
間に静電容量を有することができ、この静電容量を用い
てバルブ可動側の充電・非充電を検出することができ
る。また、真空バルブの真空不良を検出できる (第23の実施の形態)図42は、本実施の形態に係る
密閉型スイッチギヤにおけるコンポーネント間の接続方
法の一例を示す概要図である。
【0266】図43は、本実施の形態に係る密閉型スイ
ッチギヤにおける接合部の構成の一例を示す断面図であ
る。
【0267】図42及び図43に示すように、本実施の
形態に係るスイッチギヤでは、バルブモールド部1a,
1b、バルブ可動側モールド部2、母線接続モールド部
3、主回路接続モールド部4等の各コンポーネントの間
に、各コンポーネントの絶縁部よりも弾性率が小さい絶
縁物19a〜19fを介在させ、各コンポーネントが接
合される。
【0268】絶縁物19a〜19fが接合部に挟まれる
と、接合時に、各接合部の間において弾性力が発生す
る。すなわち、絶縁物19a〜19fを挿入せずにコン
ポーネントを組み合わせた場合の接合部間の隙間t1よ
りも、絶縁物19a〜19fの厚さt2の方が大きい。
【0269】これにより、接合部の密着性が良くなり、
絶縁性能が向上する。この結果、接合部を縮小化でき
る。
【0270】また、コンポーネント間の接続は、絶縁物
19a〜19fを挿入するだけで良いため、接続方法が
非常に簡素化され、組立性を向上させることができる。
【0271】(第24の実施の形態)図44は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤにおける接合部の一例
を示す断面図である。
【0272】本実施の形態に係る密閉型スイッチギヤ
は、上記第23の実施の形態に係る密閉型スイッチギヤ
の変形例である。
【0273】コンポーネントの接合部間に挟まれる前に
おける絶縁物19a〜19fの中心側の厚さをt3、外
周側の厚さをt4とする。
【0274】本実施の形態においては、中心側の厚さt
3の方が外周側の厚さt4よりも厚くなるように、絶縁物
19a〜19fを形成する。
【0275】これにより、絶縁物19a〜19fを挟ん
でコンポーネントを接続する時、絶縁物19a〜19f
とコンポーネントの接合部との異種固体絶縁物界面に
は、界面の電界強度が高い中心側から接地側である外周
方向に向かって面圧が加わる。この結果、接合面の空気
層は、中心側から外周方向に向かって押し出され、界面
の密着性をより一層向上させることができる。
【0276】また、コンポーネントの接続後、異種固体
絶縁物界面の中で電界強度が高い中心側に最も面圧が加
わるため、界面の耐電圧性能が向上し、接合部を縮小化
できる。
【0277】(第25の実施の形態)図45は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤにおける接合部の一例
を示す断面図である。
【0278】本実施の形態にに係る密閉型スイッチギヤ
は、上記第23及び第24の実施の形態に係る密閉型ス
イッチギヤの変形例である。
【0279】絶縁物19a〜19fを挟まない状態でコ
ンポーネントを組み合わせた場合に接合部間に形成され
る中心側の隙間をt5、外周側の隙間をt6とする。
【0280】本実施の形態において、各コンポーネント
の接合部は、中心側の隙間t5の方が外周側の隙間t6よ
りも小さくなるように形成される。
【0281】そして、この接合部間に、絶縁物19a〜
19fを挟んでコンポーネントが組み立てられる。
【0282】これにより、絶縁物19a〜19fを挟ん
でコンポーネント間を接続する場合に、絶縁物19a〜
19fとコンポーネントの接合部との異種固体絶縁物界
面において、界面の電界強度が高い中心側から接地側で
ある外周方向に向かって面圧が加わる。この結果、接合
面の空気層は、中心側から外周方向に向かって押し出さ
れ、界面の密着性をより一層向上させることができる。
【0283】また、コンポーネント間の接続後、異種固
体絶縁物界面の中で電界強度が高い中心側に最も面圧が
加わるため、界面の耐電圧性能が向上し、接合部を縮小
化できる。
【0284】(第26の実施の形態)図46は、本実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤにおける接合部の一例
を示す断面図である。
【0285】本実施の形態に係る密閉型スイッチギヤ
は、上記第23乃至第25の実施の形態に係る密閉型ス
イッチギヤの変形例である。
【0286】本実施の形態において、互いに接合される
コンポーネントの接合部の形状を、一方は凹形とし、他
方は凸形とする。コンポーネントは、凹形の接合部の中
心部を包囲する導電性シールド97を具備する。
【0287】各コンポーネントの接合部は、互いに接合
される接合部の接合面の傾きが、接合方向F3と垂直な
方向を0度とした場合に、接合方向F3と垂直な方向か
ら25度〜50度となるように、形成される。
【0288】図47は、界面の角度θと界面における最
大電界強度の関係を示す特性図である。この図47か
ら、界面角度θには、電界強度を低減できる最適値が存
在することがわかる。なお、この接続面の傾きとして
は、特に40度〜50度の角度が好ましい。
【0289】このように、コンポーネントと絶縁物19
a〜19fとの界面の角度θを25度〜50度の範囲と
することにより、異種絶縁物界面の電界強度を低減で
き、耐電圧性能を向上させることができる。その結果、
接合部を縮小化できる。
【0290】(第27の実施の形態)本実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤは、上記第23乃至第26の実施
の形態に係る密閉型スイッチギヤの変形例である。
【0291】本実施の形態においては、コンポーネント
間の接合部分で挟まれる絶縁物絶縁物19a〜19fの
形状を、母線接続用及び主回路外部引込ケーブル用を除
いて、2種類以下とする。
【0292】これにより、各コンポーネントの接合部を
標準化でき、接合の取り合わせの自由度を大幅に向上さ
せることができる。
【0293】(第28の実施の形態)本実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤは、上記第1乃至第22の実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤと同様であるが、バルブ
モールド部とバルブ可動側モールド部のうち少なくとも
一方を、それぞれ三相一体とする。
【0294】これにより、モールド部品点数を削減する
ことができる (第29の実施の形態)本実施の形態による密閉型スイ
ッチギヤは、上記第1乃至第28の実施の形態に係る密
閉型スイッチギヤと同様であるが、絶縁部の外層面に、
各相毎に接地層を設け、この接地層を各相毎に色分けす
る。
【0295】このように、絶縁部の外層面に、各相毎に
接地層が設けられ、各接地層が各相毎に色分けされるこ
とにより、接地層を施すだけで各相を容易に識別でき、
据付時の相確認作用が容易になる。
【0296】また、接地層から容易に相を識別できるた
め、相識別のためのマーク等を新たに行う必要がなく、
組立時の工数を低減できる。
【0297】(第30の実施の形態)本実施の形態によ
る密閉型スイッチギヤは、上記第29の実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤと同様であるが、接地層の色分け
箇所を、受電端及びトランスとの接続部分とする。
【0298】これにより、接地層を施すだけで各相を容
易に識別でき、受電端でのケーブル接続時、トランスと
の連結時等の現地据付作業時における相確認作業が容易
になる。
【0299】(第31の実施の形態)本実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤは、上記第1乃至第30の実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤと同様であるが、真空バ
ルブの絶縁容器表面に、シランカップリング処理が施さ
れている。
【0300】なお、上記各図では、真空バルブを絶縁部
で覆うバルブモールド部を示しているが、真空バルブを
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で覆う機器であれば、そ
の外部形状は変更可能である。
【0301】このように、例えば、セラミック又はガラ
ス等で構成された真空バルブの絶縁容器の表面に、シラ
ンカップリング処理を施すことにより、絶縁容器と絶縁
物との接着性が大幅に向上し、絶縁容器と樹脂間の界面
の絶縁性能を大幅に向上させることができる。この結
果、バルブモールド部を縮小化でき、信頼性を向上させ
ることができる。
【0302】図48は、セラミックに施したシランカッ
プリング処理の有無による絶縁特性の影響の一例を示す
特性図である。
【0303】この図48に示すように、シランカップリ
ング処理を真空バルブの絶縁容器であるセラミック表面
に施すことにより、セラミックとエポキシとの界面の部
分放電特性、絶縁破壊特性が、ともに大幅に向上する。
【0304】また、シランカップリング処理によって、
セラミックとエポキシとの界面の接着性は大幅に向上
し、絶縁性能も向上する。
【0305】なお、絶縁容器はガラスの場合でも同様の
作用効果を得ることができる。
【0306】(第32の実施の形態)本実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤは、上記第31の実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤの変形例について説明する。
【0307】上記図22及び図23に示すように、真空
バルブ20aの固定側及び可動側に、金属性シールド2
5,26をそれぞれ備える。
【0308】本実施の形態においては、金属性シールド
25,26に導電性塗料を塗布し、真空バルブ20aの
絶縁容器98aの表面にシランカップリング処理を施
す。
【0309】そして、本実施の形態では、金属性シール
ド25,26、真空バルブ20aをエポキシ等の熱硬化
性樹脂で覆い、バルブモールド部1aを形成する。
【0310】なお、上記図22及び図23では、真空バ
ルブを絶縁部で覆うバルブモールド部を示しているが、
真空バルブをエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂で覆う機器
であれば、その外部形状は変更可能である。
【0311】例えばエポキシ等の熱硬化性樹脂で注型す
ると、真空バルブ20aの両端面に備えた金属シールド
25,26と真空バルブ20aの絶縁容器98aとの間
の樹脂に、その硬化収縮により金属シールド25,26
側に剥離が生じる場合がある。
【0312】しかしながら、本実施の形態では、剥離し
た樹脂面に導電塗料が転写されるため、剥離が部分放電
等の発生要因とはならず、絶縁性能を向上させることが
でき、歩留まりを向上させることができる。
【0313】この結果、コンポーネントの縮小化及び信
頼性の向上を図ることができる。
【0314】(第33の実施の形態)本実施の形態に係
る密閉型スイッチギヤは、上記第1乃至第32の実施の
形態に係る密閉型スイッチギヤの変形例である。
【0315】本実施の形態においては、真空バルブ、バ
ルブ可動側部、母線接続部、主回路外接続部等のスイッ
チギヤ構成機器を覆う絶縁部の絶縁材料として、2種類
以上の粒径分布を有する無機物粒子と、コアシェル構造
を有するゴム粒子とを充填材としたエポキシ樹脂を用い
る。
【0316】すなわち、真空バルブ、バルブ可動側部、
母線接続部、主回路外部取合部等のスイッチギヤ構成機
器を、2種類以上の粒径分布を有する無機物粒子とコア
シェル構造を有するゴム粒子とを充填材としたエポキシ
樹脂で覆い、適用回路に合わせて各々のコンポーネント
を接続して、スイッチギヤが構成される。
【0317】ここで、充填材として用いる無機物粒子
は、例えば球状の溶融シリカが好ましい。
【0318】これにより、絶縁特性を高めることができ
る。
【0319】図49は、充填材を変化させた場合のエポ
キシ樹脂の絶縁特性の一例を示す特性図である。
【0320】この特性は、図50に示すような形状のサ
ンプルを用いて取得したデータである。サンプルでは、
3mmのギャップ長を設けた一対の電極150a,15
0bがエポキシ樹脂151で覆われている また、図49中のX,Y,Zは、下記の充填材における
特性である。
【0321】X(本実施の形態適用樹脂):球状シリカ
とコアシェル構造を有するゴム粒子 Y(比較1):球状シリカ Z(比較2):アルミナ 図49に示すように、XとYとを比較すると、Xの方が
Yよりも約10%絶縁破壊電圧が高い。
【0322】Xの方がYよりも破壊電圧が高くなるの
は、ゴム粒子により放電の進展が抑制されたためであ
り、本実施の形態のエポキシ樹脂を用いることにより、
スイッチギヤをより一層小型化することができ、信頼性
の向上を図ることができる。
【0323】上記各実施の形態に係る密閉型スイッチギ
ヤでは、固体絶縁物の外周部に接地層が施される。固体
絶縁物の外周部に接地層を施した場合、固体絶縁物の内
部の電気的ストレスは、外周部に接地層を施していない
ものに比べて非常に高い。したがって、固体絶縁物の絶
縁特性は極めて重要な要素である。
【0324】本実施の形態においては、絶縁特性の高い
エポキシ樹脂を適用することにより、より一層高ストレ
ス設計が可能となり、スイッチギヤの小型化、高信頼性
化を図ることができる。
【0325】また、YとZとを比較すると、Yの方がZ
よりも約50%も破壊電圧が高くなる。したがって、充
填材として使用する無機物粒子としては、球状シリカが
効果的である。
【0326】また、本実施の形態のエポキシ樹脂を用い
ることによって、クリープ特性を含む熱機械特性と破壊
靭性が向上するため、真空バルブを注型した時の耐クラ
ック性が向上し、高信頼性のスイッチギヤを得ることが
できる。
【0327】(第34の実施の形態)本発明は、上記各
実施の形態に限定されるものではなく、実施段階では種
々に変形して実施することが可能である。例えば、上記
各実施の形態では、バルブ可動側モールド部として2箇
所又は3箇所の接合部を備える場合について説明した
が、これに限らず、必要とされる回路構成に応じて接合
部の数を変更可能である。
【0328】また、各実施の形態は、可能な限り適宜組
み合わせて実施でき、組み合わせた作用効果を得ること
ができる。
【0329】
【発明の効果】以上説明した本発明のスイッチギヤによ
れば、コンポーネントを安定的に接合でき、コンポーネ
ントを任意に組み合わせることで構成可能な適用回路を
大幅に増加でき、導入容易なスイッチギヤを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るスイッチギ
ヤの第1例を示す側断面図。
【図2】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第2例を
示す側断面図。
【図3】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第3例を
示す側断面図。
【図4】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第4例を
示す側断面図。
【図5】 同実施の形態に係るスイッチギヤで構成され
る電気回路の第1例を示す図。
【図6】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第5例を
示す側断面図。
【図7】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第6例を
示す側断面図。
【図8】 同実施の形態に係るスイッチギヤで構成され
る電気回路の第2例を示す図。
【図9】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第7例を
示す側断面図。
【図10】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第8例
を示す側断面図。
【図11】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第9例
を示す側断面図。
【図12】 本発明の第3の実施の形態に係るスイッチ
ギヤの例を示す側断面図。
【図13】 同実施の形態に係るスイッチギヤで構成さ
れる電気回路の第1例を示す図。
【図14】 同実施の形態に係るスイッチギヤで構成さ
れる電気回路の第2例を示す図。
【図15】 同実施の形態に係るスイッチギヤで構成さ
れる電気回路の第3例を示す図。
【図16】 本発明の第5の実施の形態に係るスイッチ
ギヤの例を示す側断面図。
【図17】 同実施の形態に係るスイッチギヤのA部の
拡大図。
【図18】 導電性シールドの底面側先端部の位置とバ
ルブ可動側モールド部の孔内の最大電界強度との関係を
示す図。
【図19】 本発明の第6の実施の形態に係るスイッチ
ギヤの例を示す側断面図。
【図20】 同実施の形態に係るスイッチギヤのB部の
拡大図。
【図21】 本発明の第7の実施の形態に係るスイッチ
ギヤの例を示す側断面図。
【図22】 本発明の第8の実施の形態に係るスイッチ
ギヤの例を示す側断面図。
【図23】 同実施の形態に係るスイッチギヤのC部の
拡大図。
【図24】 本発明の第9の実施の形態に係るスイッチ
ギヤの例を示す側断面図。
【図25】 同実施の形態に係るスイッチギヤのD部の
拡大図。
【図26】 本発明の第10の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図27】 本発明の第11の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図28】 本発明の第12の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図29】 同実施の形態に係るスイッチギヤの正面
図。
【図30】 本発明の第13の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図31】 本発明の第14の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図32】 本発明の第16の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す正面断面図。
【図33】 本発明の第17の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図34】 本発明の第18の実施の形態に係るスイッ
チギヤの第1例を示す側断面図。
【図35】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第2例
を示す側断面図。
【図36】 本発明の第19の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図37】 本発明の第20の実施の形態に係るスイッ
チギヤの第1例を示す側断面図。
【図38】 同実施の形態に係るスイッチギヤの第2例
を示す側断面図。
【図39】 同実施の形態に係るスイッチギヤで構成さ
れる電気回路の例を示す図。
【図40】 本発明の第21の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図41】 本発明の第22の実施の形態に係るスイッ
チギヤの例を示す側断面図。
【図42】 本発明の第23の実施の形態に係るスイッ
チギヤの接続例を示す断面図。
【図43】 同実施の形態に係る接合部の一例を示す断
面図。
【図44】 本発明の第24の実施の形態に係るスイッ
チギヤの接合部の一例を示す断面図。
【図45】 本発明の第25の実施の形態に係るスイッ
チギヤの接合部の一例を示す断面図。
【図46】 本発明の第26の実施の形態に係るスイッ
チギヤの接合部の一例を示す断面図。
【図47】 接合部の界面の角度θと界面における最大
電界強度の関係を示す特性図
【図48】 セラミックに施したシランカップリング処
理の有無による絶縁特性の影響の一例を示す特性図。
【図49】 充填材を変化させた場合のエポキシ樹脂の
絶縁特性の一例を示す特性図。
【図50】 充填材を変化させた場合のエポキシ樹脂の
絶縁特性の調査に用いられたサンプルの一例を示す断面
図。
【図51】 従来の気中絶縁スイッチギヤの内部構成例
を示す側面図。
【図52】 従来の密閉型スイッチギヤの内部構成例を
示す側面図。
【符号の説明】
1a,1b…バルブモールド部、2…バルブ可動側モー
ルド部、3…母線接続モールド部、4…主回路接続モー
ルド部、5…ケーブル、8a,8b…操作機構、20
a,20b…真空バルブ、23a,24a,34a、3
4b…接合部、86a,86b,87,93,94…絶
縁部、22a,22b…可動側導体、33…導体、88
a,88b,95,99…接地層、32a,32b…摺
動通電部、35…導電性シールド、31a,31b…絶
縁操作ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 信孝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 宮川 勝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 大野 正道 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 齋藤 敏久 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 塩入 哲 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 槙島 聡 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 木下 晋 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G017 AA33 5G026 QA03 RA03

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチギヤ構成機器と、前記スイッチ
    ギヤ構成機器を絶縁するための絶縁部と、前記スイッチ
    ギヤ構成機器を垂直方向に接合するための接合部とを含
    む複数のコンポーネントを具備し、 前記複数のコンポーネントは、垂直方向に接合されるこ
    とを特徴とするスイッチギヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチギヤにおいて、 前記複数のコンポーネントのうち少なくとも一つは、バ
    ルブと、前記バルブを絶縁するための第1絶縁部と、前
    記バルブの固定側に対する接合に用いられる第1接合部
    と、前記バルブの可動側に対する接合に用いられる第2
    接合部とを具備するバルブモールド部であり、 前記複数のコンポーネントのうち他の少なくとも一つ
    は、複数の第3接合部と、前記複数の第3接合部のいず
    れかに前記第2接合部が接合された場合に前記バルブの
    可動側導体と通電する導体と、前記導体を絶縁するため
    の第2絶縁部とを具備するバルブ可動側モールド部であ
    ることを特徴とするスイッチギヤ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のスイッチギヤにおいて、 前記バルブモールド部と前記可動側モールド部とのうち
    少なくとも一方を三相一体とすることを特徴とするスイ
    ッチギヤ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載のスイッチギ
    ヤにおいて、 前記第1絶縁部の表面に備えられる第1接地層と、 前記第2絶縁部の表面に備えられる第2接地層とを具備
    し、前記複数の第3接合部のいずれかと前記第2接合部
    とを接合することを特徴とするスイッチギヤ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスイッチギヤにおいて、 前記第2絶縁部に埋設された前記導体近傍の円盤電極
    と、 前記導体近傍の円盤電極から外部に突出し前記第2接地
    層から絶縁されている電極接続導体とを具備することを
    特徴とするスイッチギヤ。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至請求項5のいずれか1項記
    載のスイッチギヤにおいて、 前記第2絶縁部の第1面は、孔の形成された凹面であ
    り、 前記複数の第3接合部のうち少なくとも一つは、前記第
    1面と対向する第2面に備えられ、 前記導体に備えられており前記凹面に配置された接触子
    を具備することを特徴とするスイッチギヤ。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項5のいずれか一項記
    載のスイッチギヤにおいて、 前記第2絶縁部の第1面は、孔の形成された凹面であ
    り、 前記複数の第3接合部のうち少なくとも一つは、前記第
    1面と対向する第2面に備えられ、 前記第2絶縁部に埋設され、前記孔を包囲し、前記導体
    とほぼ同電位となる導電性シールドを具備することを特
    徴とするスイッチギヤ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスイッチギヤにおいて、 前記導電性シールドと、前記第2絶縁部に埋設され前記
    複数の第3接合部を包囲する複数の接合部用導電性シー
    ルドと、前記導体とを一体に形成したシールド導体を具
    備することを特徴とするスイッチギヤ。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8記載のスイッチギ
    ヤにおいて、 前記孔は密閉されており、 前記密閉された孔には、気体の絶縁媒体が封入されてお
    り、 前記複数の第3接合部のいずれかと前記第2接合部とが
    接合された場合に前記可動側導体と接続され、前記密閉
    された孔に配置される絶縁操作ロッドを具備することを
    特徴とするスイッチギヤ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記導電性シールドの前記第1面側の端部は、前記絶縁
    操作ロッドの軸方向において、前記可動側導体側で前記
    絶縁操作ロッドに埋設されている埋め込み金属の先端と
    前記可動側導体の反対側で前記絶縁操作ロッドに埋設さ
    れている埋め込み金属の先端との中間よりも、前記可動
    側導体側に位置することを特徴とするスイッチギヤ。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10項記載のスイ
    ッチギヤにおいて、 前記導電性シールドに包囲されている位置における前記
    第2絶縁部と前記絶縁操作ロッドの軸との第1の距離
    は、前記導電性シールドに包囲されていない前記第1面
    側の位置における前記第2絶縁部と前記絶縁操作ロッド
    の軸との第2の距離よりも小さく、 前記第1の距離から前記第2の距離への変化は、連続的
    であり、 前記孔の側面は、前記絶縁操作ロッドの軸方向と垂直な
    面を含まないことを特徴とするスイッチギヤ。
  12. 【請求項12】 請求項2乃至請求項11のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記バルブの絶縁容器の可動側端部を覆う可動側導電性
    シールドと、 前記バルブの絶縁容器の固定側端部を覆う固定側導電性
    シールドとを具備することを特徴とするスイッチギヤ。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記可動側導電性シールドは、前記絶縁容器を包囲する
    部分と、前記バルブの可動側フランジとほぼ平行な平坦
    部と、前記バルブの可動側通電軸を包囲する部分とを具
    備し、 前記絶縁容器を包囲する部分の外径は、前記可動側通電
    軸を包囲する部分の外径よりも大きく、 前記絶縁容器を包囲する部分と前記平坦部との間の面は
    曲面であることを特徴とするスイッチギヤ。
  14. 【請求項14】 請求項12又は請求項13記載のスイ
    ッチギヤにおいて、 前記第1接合部は、凹形状であり、 前記固定側導電性シールドは、前記絶縁容器を覆う部分
    と、前記第1接合部の孔の中心部を包囲する部分とを具
    備することを特徴とするスイッチギヤ。
  15. 【請求項15】 請求項2乃至請求項14のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記バルブの固定側導体は、凹形状であることを特徴と
    するスイッチギヤ。
  16. 【請求項16】 請求項2乃至請求項15のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記第1絶縁部の外周面に変流器を具備することを特徴
    とするスイッチギヤ。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記複数の第3接合部のそれぞれに前記第2接合部が接
    合された場合、隣り合う前記バルブモールド部間で前記
    バルブの軸方向における前記変流器の位置が異なること
    を特徴とするスイッチギヤ。
  18. 【請求項18】 請求項2乃至請求項15のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記バルブの側面を包囲し、前記第1絶縁部に埋設され
    た変流器を具備することを特徴とするスイッチギヤ。
  19. 【請求項19】 請求項2乃至請求項18のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記バルブモールド部は、可動側及び固定側にフランジ
    部を具備し、 前記フランジ部の外径は、前記第1絶縁部の外径よりも
    大きいことを特徴とするスイッチギヤ。
  20. 【請求項20】 請求項2乃至請求項19のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 3以上の接続端部を持つ母線接続導体と、前記母線接続
    導体を絶縁するための絶縁部と、前記接続端部のうち2
    つの母線用接続端部に対する接合に用いられ同じ軸を持
    ち反対方向を向く2つの第4接合部と、前記接続端部の
    うち前記バルブ接合用の接続端部に対する接合に用いら
    れる第5接合部とを具備し、前記第4接合部の軸と前記
    第5接合部の軸とが交差しない母線接続モールド部を具
    備することを特徴とするスイッチギヤ。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記第4接合部の一方は、前記バルブモールド部と前記
    バルブ可動側モールド部の正面方向を向き、前記第4接
    合部の他方は、背面方向を向くことを特徴とするスイッ
    チギヤ。
  22. 【請求項22】 請求項20又は請求項21記載のスイ
    ッチギヤにおいて、 前記第4接合部の軸と前記第5接合部の軸との距離は、
    隣り合う前記第3接合部の軸の距離のほぼ半分であるこ
    とを特徴とするスイッチギヤ。
  23. 【請求項23】 請求項2乃至請求項22のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 複数の接続端部を持ち前記バルブモールド部と主回路外
    部引込ケーブルの間を接続する主回路接続導体と、前記
    主回路接続導体を絶縁するための絶縁部と、前記主回路
    接続導体の接続端部に対する接合に用いられる接合部と
    を具備する主回路接続モールド部を具備することを特徴
    とするスイッチギヤ。
  24. 【請求項24】 請求項23記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記主回路接続導体を絶縁するための絶縁部に埋設され
    た前記主回路接続導体近傍の円盤電極と、 前記主回路接続導体近傍の円盤電極から外部に突出し前
    記主回路接続導体を絶縁するための絶縁部の表面に備え
    られる接地層から絶縁されている電極接続導体とを具備
    することを特徴とするスイッチギヤ。
  25. 【請求項25】 請求項2乃至請求項24記載のスイッ
    チギヤにおいて、 前記複数の第3接合部の軸が互いに平行になるように配
    置された複数の前記バルブ可動側モールド部を具備する
    ことを特徴とするスイッチギヤ。
  26. 【請求項26】 請求項25記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記複数のバルブ可動側モールド部間で隣り合う前記第
    3接合部の軸の距離と、前記バルブ可動側モールド部内
    で隣り合う前記第3接合部の軸の距離とがほぼ等しいこ
    とを特徴とするスイッチギヤ。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至請求項26のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記絶縁部よりも弾性率が小さく、互いに接合される前
    記接合部の間に備えられる絶縁物を具備することを特徴
    とするスイッチギヤ。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記絶縁物の厚さは、中心側の方が外周側よりも厚いこ
    とを特徴とするスイッチギヤ。
  29. 【請求項29】 請求項27又は請求項28記載のスイ
    ッチギヤにおいて、 互いに接合される前記接合部の間隔は、中心側の方が外
    周側よりも小さいことを特徴とするスイッチギヤ。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至請求項29のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 互いに接合される前記接合部の一方は凹形状であり他方
    は凸形状であり、 互いに接合される前記接合部の接合面の傾きは、接合方
    向に対する垂直方向から25度〜50度の間の角度とな
    ることを特徴とするスイッチギヤ。
  31. 【請求項31】 主回路を絶縁物で覆ったスイッチギヤ
    において、 前記主回路を絶縁するための絶縁部と、 前記絶縁部の表面を覆い、相に応じて色分けされる接地
    層とを具備することを特徴とするスイッチギヤ。
  32. 【請求項32】 請求項31記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記接地層は、受電端及びトランスとの接続部において
    色分けされることを特徴とするスイッチギヤ。
  33. 【請求項33】 スイッチギヤにおいて、 絶縁容器の表面にシランカップ処理の施されたバルブ
    と、 前記バルブを絶縁するための絶縁部とを具備することを
    特徴とするスイッチギヤ。
  34. 【請求項34】 請求項33記載のスイッチギヤにおい
    て、 前記バルブの固定側面と前記バルブの絶縁容器の固定側
    端部とを覆い、導電性塗料の塗布された第1金属シール
    ドと、 前記バルブの可動側面と前記バルブの絶縁容器の可動側
    端部とを覆い、導電性塗料の塗布された第2金属シール
    ドとを具備することを特徴とするスイッチギヤ。
  35. 【請求項35】 請求項1乃至請求項34のいずれか1
    項記載のスイッチギヤにおいて、 前記絶縁部は、2種類以上の粒径分布を持つ無機物粒子
    と、コアシェル構造を持つゴム粒子とを充填材とするエ
    ポキシ樹脂を絶縁材料として用いることを特徴とするス
    イッチギヤ。
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