JP2003332677A - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路

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JP2003332677A
JP2003332677A JP2002137607A JP2002137607A JP2003332677A JP 2003332677 A JP2003332677 A JP 2003332677A JP 2002137607 A JP2002137607 A JP 2002137607A JP 2002137607 A JP2002137607 A JP 2002137607A JP 2003332677 A JP2003332677 A JP 2003332677A
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JP2002137607A
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Shinji Kaneko
真二 金子
Kazumichi Kishiyu
和導 旗手
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体レーザの伝送帯域を拡大することができ
る半導体レーザ駆動回路を実現するものである。 【解決手段】変調された情報信号に基づく駆動電流によ
り駆動する半導体レーザを用いた半導体レーザ駆動回路
において、駆動電流の半導体レーザまでの伝送路に接続
され、当該接続点を介して伝送路から定電流を引き込む
定電流手段と、伝送路における接続点と定電流手段との
間に接続され、定電流手段の電位を基準とする負荷抵抗
とを設け、負荷抵抗を可変させて半導体レーザの動作抵
抗との間でインピーダンス整合をとるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザ駆動回
路に関し、例えば光ディスク装置の光ピックアップに適
用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば光ディスク装置において
は、光ピックアップの光源に用いられる半導体レーザを
情報信号に応じて点灯駆動させることにより、当該半導
体レーザから光ディスク上にレーザ光を照射しながら当
該情報信号に基づくピット列を形成するようになされて
いる。
【0003】そしてこの光ディスク装置では、記録時に
半導体レーザから出射されるレーザ光の波形(以下、こ
れを光出力波形と呼ぶ)の列について、当該光出力波形
ごとにそれぞれピークレベルに達している場合のみ、光
ディスク上に形成されるピット列から元の情報信号を確
実に再生し得るようになされている。
【0004】実際に、半導体レーザとして発振波長が68
0〔nm〕の赤色レーザを用いた光ディスク装置では、記
録時における情報信号の伝送速度が10〔Mbit/sec〕の
場合には、半導体レーザの光出力波形の立上り時間及び
立下り時間がそれぞれ2.0〔nsec〕以下であっても、実
用上十分にピークレベルに達することができる。
【0005】そして近年では、半導体レーザとして発振
波長が400〔nm〕である青色レーザが使用されることが
多く、この場合、記録時における情報信号の伝送速度が
35〔Mbit/sec〕と設定されることから、半導体レーザ
の光出力波形列について全ての光出力波形をピークレベ
ルに到達させるためには、半導体レーザの光出力波形の
立上り時間及び立下り時間をそれぞれ1.0〔nsec〕以下
にする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、製造上の制限
に起因して、現状では半導体レーザの光出力波形の立上
り時間及び立下り時間はそれぞれ1.5〜2.0〔nsec〕が限
界であり、1.0〔nsec〕以下に到達することは非常に困
難となる問題があった。
【0007】かかる製造上の制限としては、第1に、使
用する半導体レーザを赤色レーザから青色レーザに代え
ると、半導体レーザの駆動回路における等価回路の時定
数が大きくなり、当該半導体レーザの応答周波数が低下
するという問題があった。
【0008】すなわち半導体レーザの動作抵抗の抵抗値
を10〔Ω〕から約15〜20〔Ω〕に、当該動作抵抗に並列
接続されるコンデンサの並列容量を10〔pF〕から20〜25
〔pF〕にそれぞれ大きく変更する必要があり、動作抵抗
及び並列容量の値をそれぞれ上げたことで、半導体レー
ザの応答周波数が低帯域となってしまう。
【0009】また第2に、半導体レーザは通常、カソー
ド電極がパッケージと導通接続されており、単純には駆
動回路内で半導体レーザへの最終段にPNP形トランジ
スタを設けて当該半導体レーザを駆動させる必要がある
が、当該駆動回路がIC(Integrated Circuit)化さ
れた場合にはPNP形トランジスタを高速化させること
が困難である。
【0010】さらに最近の青色レーザからなる半導体レ
ーザを用いた光ディスク装置では、高速な記録再生が要
求されており、情報信号の伝送速度も赤色レーザの場合
の2倍に相当する70〔Mbit/sec〕に上げなければなら
ず、変調方式に基づく反転間隔が長くなると、これに応
じた半導体レーザの光出力波形列がそれぞれピークレベ
ルに達することができない状態となっている。この結
果、光ディスク上に形成されるピットがトラック形状で
はなく1方向に偏った雫形状になるおそれがあった。
【0011】単品部品の増幅器では正負の2電源を使用
することができるため、駆動回路内で半導体レーザへの
最終段にNPN形トランジスタを設けた場合には、当該
半導体レーザの光出力波形の立上り時間及び立下り時間
を共に1.0〔nsec〕以下に達成させ得るようであるが、
光ピックアップの小型化を考慮すると実際上NPN形ト
ランジスタを採用することは非常に困難であった。
【0012】すなわち図5おける半導体レーザ駆動回路
1では、差動対を構成する第1及び第2のNPN形トラ
ンジスタTR1、TR2を有し、当該第1のNPN形ト
ランジスタTR1のベースに入力される変調信号に基づ
く記録電圧Vを増幅して、当該第1のNPN形トラン
ジスタTR1のコレクタから駆動電流として半導体レー
ザ2に供給することにより、当該半導体レーザ2を点灯
駆動するようになされている。
【0013】この場合、第1のNPN形トランジスタT
R1と一体に差動対を構成する第2のNPN形トランジ
スタTR2のベースには、電池3から一定電圧の基準電
圧が印加されると共に、これら第1及び第2のNPN形
トランジスタTR1、TR2の共通エミッタは、抵抗R
1を介して接地されている。また第1のNPN形トラン
ジスタTR1のコレクタは、直接定電圧源VCCに接続
されており、当該定電圧源VCCと第2のPNP形トラ
ンジスタTR2のコレクタとの間に半導体レーザ2が介
挿されている。
【0014】かかる構成の半導体レーザ駆動回路1で
は、半導体レーザ2が正の電源と導通接続ができるよう
に、当該半導体レーザ2のカソード電極がグランドであ
るパッケージと絶縁している必要があるが、実際には駆
動時の放熱を考慮して、半導体レーザ2をパッケージに
接地するようになされているため採用されない。
【0015】また図5との対応部分に同一符号を付した
図6における半導体レーザ駆動回路5では、上述の図5
に示す半導体レーザ駆動回路1と異なり、定電圧源V
CCと第2のPNP形トランジスタTR2のコレクタと
の間に抵抗R2及びPNP形トランジスタTR3を挿入
して、当該PNP形トランジスタ3のコレクタと第2の
NPN型トランジスタTR2のコレクタとの接続中点に
半導体レーザ2のアノード電極を接続するようにして、
当該半導体レーザ2のカソード電極を接地するようにな
されている。
【0016】しかし、この半導体レーザ駆動回路5で
は、差動対を構成する第1及び第2のNPN形トランジ
スタTR1、TR2の共通エミッタに負の電源を接続す
る必要があるため、IC化のような小型化には実用上不
十分であった。
【0017】半導体レーザ2の応答周波数を広帯域にす
べく、見かけ上の半導体レーザ2の動作抵抗を小さくす
るには、当該動作抵抗と並列に別の抵抗を接続すれば良
いが、半導体レーザ2はある意味の定電圧ダイオードで
あり、約4.0〔V〕の動作電位をもっているため、単純に
抵抗を並列接続しただけでは、動作抵抗の変化に十分に
対応し得ないという問題があった。
【0018】さらに半導体レーザ2の動作抵抗に並列接
続した抵抗にコンデンサを直列接続することで、当該抵
抗に流れる直流電流を阻止することができると考えられ
るが、半導体レーザ2のモードが記録、再生又は消去と
変化するため、電流変化に応じてコンデンサの充放電を
行わねばならず、その分だけ電流を流す必要があり、こ
の結果過電流が発生した場合には過渡応答が生じるとい
った問題が残ることとなる。
【0019】さらに変調された情報信号は周波数帯域が
非常に低いところまでスペクトラムが広がっており、イ
ンピーダンスも低く、コンデンサは数十〔μF〕と非常
に大きな容量が必要とされる。このためコンデンサの形
状が光ヒップアップに搭載できないほど大きくなり、構
造上インピーダンスが広帯域なものは存在しないことと
なる。
【0020】再生時に高周波重畳する際にはその影響を
避けるべく、記録時にのみ用いられる負荷を再生時には
切り離す必要があるが、トランジスタのスイッチ極間容
量が大きいため、オフ状態でのインピーダンス値が大き
いスイッチは現状には存在しない。
【0021】半導体レーザ2の応答周波数が数百〔MH
z〕の広帯域の増幅器を使用した負荷も考えられるが、1
00〔MHz〕以上の高周波数では当該増幅器におけるフィ
ードバックの遅延によって帰還がかからなくなり、イン
ピーダンスが増大する。さらには駆動回路自体の回路規
模が大きくなると、回路パターンのインダクタンスも無
視できなくなり影響を受けることとなる。
【0022】ここで、単電源動作を行うべく半導体レー
ザ2への最終段にPNP形トランジスタを設けた半導体
レーザ駆動回路10を、図5との対応部分に同一符号を
付した図7に示す。この半導体レーザ駆動回路10で
は、第1のNPN形トランジスタTR1のコレクタと定
電圧源VCCとの接続中点は、それぞれ抵抗R4、R5
を介して第1及び第2のPNP形トランジスタTR4、
TR5のエミッタに接続されている。
【0023】また第2のNPN形トランジスタTR2の
コレクタは、第1のPNP形トランジスタTR4のベー
ス及びコレクタに接続されると共に、第2のPNP形ト
ランジスタTR5のベースにも接続されている。
【0024】このようにこの半導体レーザ駆動回路10
では、第1のNPN形トランジスタTR1のベースに入
力された変調信号に基づく記録電圧Vを、2段構成で
なる第1及び第2のPNP形トランジスタTR4、TR
5を介して増幅された後、当該第2のPNP形トランジ
スタTR5のコレクタから駆動電流として半導体レーザ
2に供給することにより、当該半導体レーザ2を点灯駆
動するようになされている。
【0025】この半導体レーザ駆動回路10について、
かかる回路構成のうち第2のPNP形トランジスタTR
5及び半導体レーザ2における交流(AC:alternatin
g current)等価回路15を図8に示す。
【0026】この交流等価回路15では、第2のPNP
形トランジスタTR5に相当する電流源16と、当該第
2のPNP形トランジスタTR5の出力抵抗RTR5
び出力容量CTR5と、半導体レーザ2の極間容量C
LD及び動作抵抗RLDとが並列接続されると共に、第
2のPNP形トランジスタTR5から半導体レーザ2ま
での線路インピーダンス(主にインダクタンス)L1を
加えたLRCの伝送路を構成を有している。
【0027】かかる交流等価回路15において、インピ
ーダンス整合をとれば、半導体レーザ2の応答周波数の
伝送帯域を最適化し得ることがわかる。しかしながら、
図8に示す交流等価回路において、さらに直流(DC:
direct current)を加味した場合には、半導体レーザ2
の動作抵抗RLDには約4.0〔V〕の動作電圧が存在する
こととなり、すなわち当該動作抵抗RLDと直列に約4.
0〔V〕の電池が接続されたことと同様になるため、単純
に抵抗素子を挿入するだけではインピーダンスの整合を
とることができない。
【0028】またインピーダンス整合は電力損失を伴う
ため、記録時、再生時又は消去時における各モードの変
化を考慮しなけらばならないという問題があった。
【0029】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、半導体レーザの伝送帯域を拡大することができる半
導体レーザ駆動回路を提案しようとするものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、変調された情報信号に基づく駆動
電流により駆動する半導体レーザを用いた半導体レーザ
駆動回路において、駆動電流の半導体レーザまでの伝送
路に接続され、当該接続点を介して伝送路から定電流を
引き込む定電流手段と、伝送路における接続点と定電流
手段との間に接続され、定電流手段の電位を基準とする
負荷抵抗とを設け、負荷抵抗を可変させて半導体レーザ
の動作抵抗との間でインピーダンス整合をとるようにし
た。
【0031】この結果この半導体レーザ駆動回路では、
半導体レーザの出力レベルをその応答周波数が高帯域に
なっても上げることができる。かくして半導体レーザの
発振波長が比較的高くかつ情報信号の伝送速度が比較的
速い場合であっても、半導体レーザの光出力波形の立上
り時間及び立下り時間を格段と短くすることができる。
【0032】また本発明においては、伝送路における接
続点と定電流手段との間で負荷抵抗と直列に接続された
インピーダンス素子を設け、インピーダンス素子を可変
させて伝送路のインダクタンスとの間でインピーダンス
整合をとるようにした。
【0033】この結果この半導体レーザ駆動回路では、
半導体レーザへの伝送路のインダクタンスをも考慮しな
がら、半導体レーザの出力レベルをその応答周波数が高
帯域になっても上げることができる。かくして半導体レ
ーザの発振波長が比較的高くかつ情報信号の伝送速度が
比較的速い場合であっても、半導体レーザの光出力波形
の立上り時間及び立下り時間を格段と短くすることがで
きる。
【0034】さらに本発明においては、定電流手段は、
ベースに入力される切換信号の信号レベルに応じて動作
をオン状態又はオフ状態に切り換えるトランジスタを具
え、トランジスタの切り換えに応じて、伝送路からの定
電流の引き込みを開始又は停止するようにした。
【0035】この結果この半導体レーザ駆動回路では、
半導体レーザと並列にスイッチング素子を設けた場合と
比較して、高周波帯域におけるスイッチング素子の極間
容量やオン状態での飽和抵抗に影響されて不完全な動作
となるのを未然に防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0037】(1)本実施の形態による半導体レーザ駆
動回路の構成 図7との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、20は全体として記録再生用の光ディスク装置(図
示せず)の光ピックアップに搭載された本実施の形態に
よる半導体レーザ駆動回路を示し、記録データ出力部2
1及びエンコーダ22が設けられると共に、DC浮動型
インピーダンス整合回路23が新たに付加されたことを
除いて、図7に示す従来の半導体レーザ駆動回路10と
同様の構成からなる。
【0038】この光ディスク装置の記録動作時には、半
導体レーザ駆動回路20において、外部のビデオカメラ
(図示せず)や記録媒体を再生して得られる記録データ
D1を記録データ出力部21で受け取り、当該記録デー
タ出力部21から出力した記録データD1をエンコーダ
22において所定の変調方式で変調した記録電圧V
第1のNPN形トランジスタTR1のベースに供給す
る。
【0039】この第1のNPN形トランジスタTR1
は、第2のNPN形トランジスタTR2と一体に差動対
を構成しており、当該第1のNPN形トランジスタTR
1のベースには、上述の変調された記録データD1に基
づく記録電圧Vが入力されると共に、当該第2のNP
N形トランジスタTR2のベースには、電池3から一定
電圧の基準電圧が印加され、これら第1及び第2のNP
N形トランジスタTR1、TR2の共通エミッタは、抵
抗RT1を介して接地されている。
【0040】また第1のNPN形トランジスタTR1の
コレクタは、直接定電圧源VCCに接続されており、当
該コレクタと定電圧源VCCとの接続中点は、それぞれ
抵抗R4、R5を介して第1及び第2のPNP形トラン
ジスタTR4、TR5のエミッタに接続されている。
【0041】さらに第2のNPN形トランジスタTR2
のコレクタは、第1のPNP形トランジスタTR4のベ
ース及びコレクタに接続されると共に、第2のPNP形
トランジスタTR5のベースにも接続されている。
【0042】また半導体レーザ駆動回路20には、DC
浮動型インピーダンス整合回路23が設けられており、
記録時に、半導体レーザ2の動作電圧の変化に左右され
ることなく、当該半導体レーザ2の線路から定電流を引
き込んでその動作電圧を低下させるようになされてい
る。
【0043】このDC浮動型インピーダンス整合回路2
3は、オペアンプ24及びPNP形トランジスタ(以
下、これを整合用トランジスタと呼ぶ)TR6を有する
帰還回路構成でなり、当該オペアンプ24の入力段に設
けられたスイッチングとしての役割を果たすNPN形ト
ランジスタ(以下、これをスイッチング用トランジスタ
と呼ぶ)TR7が、外部入力されるモード選択信号S1
に基づく記録モード又は再生モードに応じてオフ動作又
はオン動作することにより、かかる帰還回路を構成する
整合用トランジスタTR6の出力を制御するようになさ
れている。
【0044】このスイッチング用トランジスタTR7
は、記録時には「L」レベルのモード選択信号S1がベ
ースに与えられてオフ動作する一方、再生時には「H」
レベルのモード選択信号S1がベースに与えられてオン
動作する。
【0045】スイッチング用トランジスタTR7のコレ
クタは、オペアンプ24の反転入力端子と、一端が接地
された抵抗R7の他端と、一端がオペアンプ24の正電
源端子及び定電圧源VCC間の接続中点に接続された抵
抗R8の他端とにそれぞれ接続されている。
【0046】オペアンプ24は、その出力端が整合用ト
ランジスタTR6のベースに接続され、非反転入力端子
が帰還抵抗R9を介して当該整合用トランジスタTR6
のコレクタと帰還ループを構成するように接続されてい
る。またオペアンプ24の負電源端子は接地されてい
る。
【0047】なおこのオペアンプ24は、接地電圧に近
いリファレンス電圧と信号電圧とを扱うため、正電源端
子及び負電源端子間の電源電圧範囲が十分なレイルアン
プを使う必要がある。
【0048】この帰還ループ内における帰還抵抗R9及
び整合用トランジスタTR6のコレクタ間の接続中点に
は、一端が接地された抵抗R10の他端と、一端が接地
された信号平滑用のコンデンサC1の他端とがそれぞれ
接続されている。
【0049】整合用トランジスタTR6のエミッタに
は、コイルL2の一端が接続され、当該コイルL2の他
端には、一端が第2のPNP形トランジスタTR5のコ
レクタ及び半導体レーザ2間の接続中点と接続された抵
抗R11の他端が接続されている。
【0050】この半導体レーザ駆動回路20において、
記録時には、記録データ出力部21及び続くエンコーダ
22から出力される変調された記録データD1に基づく
記録電圧Vが第1のNPN形トランジスタTR1のベ
ースに供給されると共に、記録モードを表す「L」レベ
ルのモード選択信号S1がDC浮動型インピーダンス整
合回路23のスイッチング用トランジスタTR7のベー
スに与えられる。
【0051】まずDC浮動型インピーダンス整合回路2
3において、スイッチング用トランジスタTR7がベー
スに与えられた「L」レベルのモード選択信号S1に基
づいてオフ動作をし、この結果、オペアンプ24の反転
入力端子には、接地された抵抗R7の端子間電圧が与え
られる。
【0052】このとき半導体レーザ駆動回路20では、
第1のNPN形トランジスタTR1のベースに入力され
た変調された記録データD1に基づく記録電圧Vを、
2段構成でなる第1及び第2のPNP形トランジスタT
R4、TR5を介して増幅された後、当該第2のPNP
形トランジスタTR5のコレクタ電流Iを半導体レー
ザ2に供給する。
【0053】またDC浮動型インピーダンス整合回路2
3において、オペアンプ24は、反転入力端子に与えら
れた抵抗R7の端子間電圧(リファレンス電圧)と非反
転入力端子に帰還抵抗R9を介して与えられた帰還電圧
との比較結果として得られるエラー電圧を出力端子から
整合用トランジスタTR6のベースに供給する。
【0054】これにより整合用トランジスタTR6は、
動作状態となり、第2のPNP形トランジスタTR5の
コレクタから供給される記録電流Iが、抵抗R11及
び続くコイルL2を介してエミッタに与えられると、コ
レクタからコレクタ電流を帰還抵抗R9を介してオペア
ンプ24の非反転入力端子にフィードバックさせる。
【0055】オペアンプ24は、整合用トランジスタT
R6と一体に帰還ループを構成していることにより、当
該整合用トランジスタTR6のコレクタの電位が接地さ
れた抵抗R7の端子間電圧と一致するまでフィードバッ
ク動作を行う。
【0056】やがて帰還ループのフィードバック動作が
安定状態となると、抵抗R10の端子間電圧が一定とな
るため、整合用トランジスタTR6は定電流動作とな
る。この結果、整合用トランジスタTR6のエミッタ側
におけるインピーダンスZは、整合用トランジスタTR
6のエミッタ電流をI、オペアンプ24の出力インピ
ーダンスをR、整合用トランジスタTR6の電流増幅
率をhfeとしたとき、次式、
【0057】
【数1】
【0058】で表され、I=10〔mA〕、R=10
〔Ω〕、hfe=100としたとき、インピーダンスZ
は、2.6〔Ω〕の動作抵抗をもつこととなる。
【0059】この半導体レーザ駆動回路20について、
かかる回路構成のうち第2のPNP形トランジスタTR
5、整合用トランジスタTR6及び半導体レーザ2にお
ける交流等価回路30を図2に示す。
【0060】この交流等価回路30では、第2のPNP
形トランジスタに相当する電流源31と、当該第2のP
NP形トランジスタの出力抵抗RTR5及び出力容量C
TR と、DC浮動型インピーダンス整合回路23のう
ち整合用トランジスタTR6のエミッタと直列する抵抗
R11及びコイルL2と、半導体レーザ2の極間容量C
LD及び動作抵抗RLDとが並列接続されている。
【0061】ここでこの交流等価回路30において、第
2のPNP形トランジスタTR5から半導体レーザ2ま
での線路インピーダンス(主にインダクタンス)L1を
無視した場合には、1次のLPF(ローパスフィルタ)
を構成することとなり、これらが半導体レーザ2の応答
周波数の帯域を決定する。
【0062】このように1次のLPFを構成する交流等
価回路30では、整合用トランジスタTR6のエミッタ
出力に基づく動作抵抗(インピーダンスZ)及びこれに
直列する抵抗R11が半導体レーザ2の動作抵抗RLD
と並列に入ると、第2のPNP形トランジスタTR5の
コレクタ出力に基づく負荷抵抗(出力抵抗)R
TR5は、半導体レーザ2の動作抵抗RLDを20
〔Ω〕、抵抗R11を18〔Ω〕としたとき、インピーダ
ンス整合の結果得られる値が約半分の10〔Ω〕となるた
め、等価的に半導体レーザ2の伝送帯域を拡大すること
ができる。
【0063】しかし実際上、この交流等価回路30に
は、第2のPNP形トランジスタTR5から半導体レー
ザ2までの線路インピーダンス(主にインダクタンス)
L1を無視することができないため、当該線路インピー
ダンスL1を加えた3次のLPFを構成する。
【0064】かかる3次のLPFを構成する交流等価回
路30において、第2のPNP形トランジスタTR5の
出力抵抗RTR5及び出力容量CTR5と、DC浮動型
インピーダンス整合回路23のうち整合用トランジスタ
TR6のエミッタと直列する抵抗R11及びコイルL2
とで入力側インピーダンスを構成する一方、半導体レー
ザ2の極間容量CLD及び動作抵抗RLDで出力側イン
ピーダンスを構成し、入力側インピーダンス及び出力側
インピーダンス間でインピーダンス整合をとることによ
り、反射損(信号波の一部がはね返る現象)となる電流
をなくして信号の減衰を防止するようになされている。
【0065】この3次のLPFを構成する交流等価回路
30のうち、出力側インピーダンスを構成する半導体レ
ーザ2の動作抵抗RLDが変化した場合、入力側インピ
ーダンスのうち抵抗R11以外はすべて固定値であるた
め、当該抵抗R11の値を可変させてインピーダンス整
合をとることにより、半導体レーザ2の出力レベルをそ
の応答周波数が高くなるにつれても上げることができ、
半導体レーザ2の応答周波数の帯域を広くすることがで
きる。
【0066】半導体レーザ2から引き出された線路は、
いわゆる選択度(コイル特性の良さを示す値)の低いイ
ンダクタンスであって、負荷抵抗に近く、低域から減衰
するCRフィルタになるため、上述の交流等価回路30
のようにコイルL2を挿入することにより伝送特性の改
善を図ることができる。
【0067】これに対して半導体レーザ駆動回路20に
おいて、再生時には、再生モードを表す「H」レベルの
モード選択信号S1がDC浮動型インピーダンス整合回
路23のスイッチング用トランジスタTR7のベースに
与えられることにより、当該スイッチング用トランジス
タTR7がオン動作をし、この結果、整合用トランジス
タTR6をカットオフすることにより、DC浮動型イン
ピーダンス整合回路23は半導体レーザ2から切り離さ
れて負荷とはならない。
【0068】(2)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この光ディスク装置(図示せず)
の記録時、光ピックアップに搭載された半導体レーザ駆
動回路20では、外部入力された記録データD1を変調
して記録電流Iに変換する。これと共に半導体レーザ
駆動回路20内のDC浮動型インピーダンス整合回路2
3は、外部入力された記録モードを表すモード選択信号
S1により動作オン状態とされる。
【0069】そして半導体レーザ駆動回路20内のDC
浮動型インピーダンス整合回路23では、オペアンプ2
4及び整合用トランジスタTR6からなる帰還ループを
構成するようにしたことにより、当該整合用トランジス
タTR6のエミッタ電流を常に一定にすることができ
る。
【0070】ここで図4に示すように、特性曲線F1に
よると、半導体レーザ2の出力レベルはその応答周波数
が高帯域になるにつれて低下するという特性を有する
が、特性曲線F3で示すように、第2のPNP形トラン
ジスタTR5及び整合用トランジスタTR6による入力
側インピーダンスと、半導体レーザ2による出力側イン
ピーダンスとでインピーダンス整合をとることにより、
半導体レーザ2の出力レベルをその応答周波数が高帯域
になっても上げることができる。なお、DC浮動型イン
ピーダンス整合回路23においてコイルL2を除いた場
合には、特性曲線F2のように特性曲線F1及びF3の
中間を表す結果が得られる。
【0071】その際、整合用トランジスタTR6のエミ
ッタと直列する抵抗R11及びコイルL2のみが可変値
であるが、当該整合用トランジスタTR6のエミッタ電
流が常に一定であるため、半導体レーザ2の動作電圧が
変化した場合でも、DC浮動型インピーダンス整合回路
23自体はその変化に影響されることなく安定して動作
することができる。
【0072】このように半導体レーザ2の伝送帯域を拡
大することにより、半導体レーザ2の発振波長が比較的
高くかつ記録時における記録データD1の伝送速度が比
較的速い場合であっても、半導体レーザ2の光出力波形
の立上り時間及び立下り時間を格段と短くすることがで
きる。
【0073】この結果、半導体レーザ2の光出力波形列
について、当該光出力波形ごとにそれぞれピークレベル
に達することができ、当該半導体レーザ2を記録データ
D1に応じて点灯駆動させて、当該半導体レーザ2から
光ディスク上にレーザ光を照射しながら記録データD1
に基づくピット列を形成したとき、当該各ピットの形状
を1方向に偏った雫形状ではなくトラック形状にするこ
とができる。この後再生時において、光ディスク上に形
成されるピット列から元の記録データD1を確実に再生
させ得ることができる。
【0074】また光ディスク装置の記録時又は再生時に
は、半導体レーザ駆動回路20内のDC浮動型インピー
ダンス整合回路23に記録モード又は再生モードを表す
モード選択信号S1を供給して当該DC浮動型インピー
ダンス整合回路23の動作をオン状態又はオフ状態とす
るようにしたことにより、半導体レーザ2と並列にスイ
ッチング素子を設けた場合と比較して高周波帯域におけ
るスイッチング素子の極間容量やオン状態での飽和抵抗
に影響されて不完全な動作となるのを未然に防止するこ
とができる。
【0075】以上の構成によれば、この光ディスク装置
の記録時、光ピックアップに搭載された半導体レーザ駆
動回路20において、オペアンプ24及び整合用トラン
ジスタTR6からなる帰還ループを構成するDC浮動型
インピーダンス整合回路23を、当該整合用トランジス
タTR6のエミッタを第2のPNP形トランジスタTR
5のコレクタ及び半導体レーザ2間の接続中点に接続す
るように設け、整合用トランジスタTR6を帰還ループ
に基づく定電流の負荷とするようにしたことにより、第
2のPNP形トランジスタTR5及び整合用トランジス
タTR6による入力側インピーダンスと、半導体レーザ
2による出力側インピーダンスとでインピーダンス整合
をとったときに、半導体レーザ2の動作電圧の変化に影
響されることなく、半導体レーザ2の出力レベルをその
応答周波数が高帯域になっても上げることができ、この
結果、当該半導体レー2の伝送帯域を拡大することがで
きる。
【0076】かくして半導体レーザ2の伝送帯域を拡大
した分、半導体レーザ2の発振波長が比較的高くかつ記
録時における記録データD1の伝送速度が比較的速い場
合であっても、半導体レーザ2の光出力波形の立上り時
間及び立下り時間を格段と短くして、半導体レーザ2の
光出力波形列について当該光出力波形ごとにそれぞれピ
ークレベルに達することにより、光ディスク上に形成さ
れたピット列について当該各ピットの形状を偏りのない
トラック状にすることができ、かくして再生時に光ディ
スク上に形成されるピット列から元の記録データD1を
確実に再生させ得ることができる光ディスク装置を実現
し得る。
【0077】(3)他の実施の形態 なお上述のように本実施の形態においては、変調された
記録データ(情報信号)D1に基づく記録電流(駆動電
流)Iにより駆動する半導体レーザ2を用いた半導体
レーザ駆動回路20内において、記録電流Iの半導体
レーザ2までの伝送路に接続され、当該接続点を介して
伝送路から定電流を引き込む定電流手段として、図1に
示すように、オペアンプ24及び整合用トランジスタT
R6からなる帰還ループを構成するDC浮動型インピー
ダンス整合回路23を適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、要は、当該伝送路か
ら定電流を引き込むことができれば、この他種々の構成
を広く適用するようにしても良い。
【0078】例えば図1との対応部分に同一符号を付し
た図4に示す半導体レーザ駆動回路40において、当該
半導体レーザ駆動回路40をDC浮動型インピーダンス
整合回路41を除いて同一構成としたとき、かかるDC
浮動型インピーダンス整合回路41では、図1に示すD
C浮動型インピーダンス整合回路23と異なり、NPN
形トランジスタを整合用トランジスタTR10として使
用する。
【0079】このDC浮動型インピーダンス整合回路4
1では、オペアンプ42及び整合用トランジスタTR1
0を有する帰還回路構成でなり、オペアンプ42は、そ
の出力端が整合用トランジスタTR6のベースに接続さ
れ、非反転入力端子が帰還抵抗R20を介して当該整合
用トランジスタTR10のコレクタと帰還ループを構成
するように接続されている。そして帰還抵抗R20と整
合用トランジスタTR10のコレクタとの接続中点は、
並列接続された抵抗R21及びコンデンサC10を介し
て定電圧源VCCと接続されている。かかる構成のDC
浮動型インピーダンス整合回路41によっても、上述の
DC浮動型インピーダンス整合回路23と同様の効果を
得ることができる。
【0080】また本発明においては、記録電流(駆動電
流)Iの半導体レーザ2までの伝送路における接続点
とDC浮動型インピーダンス整合回路(定電流手段)2
3との間に接続され、当該DC浮動型インピーダンス整
合回路(定電流手段)23の電位を基準とする負荷抵抗
として、整合用トランジスタTR6のエミッタに直列接
続された抵抗R11を適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、要は、半導体レーザ
の動作抵抗との間でインピーダンス整合をとることがで
きれば、この他種々の構成からなる可変可能な負荷抵抗
を適用するようにしても良い。
【0081】さらに本発明においては、記録電流(駆動
電流)Iの半導体レーザ2までの伝送路における接続
点とDC浮動型インピーダンス整合回路(定電流手段)
23との間で抵抗(負荷抵抗)R11と直列に接続され
たインピーダンス素子として、コイルL2を適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、要は、伝送路のインダクタンスとの間でインピーダ
ンス整合をとることができれば、この他種々の構成から
なる可変可能なインピーダンス素子を適用するようにし
ても良い。
【0082】さらに本発明においては、DC浮動型イン
ピーダンス整合回路(定電流手段)23において、ベー
スに入力されるモード選択信号(切換信号)S1の信号
レベル(「L」レベル又は「H」レベル)に応じて動作
をオン状態又はオフ状態に切り換えるトランジスタとし
て、スイッチング用トランジスタTR7を適用するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
要は切り換え制御に応じて、記録電流(駆動電流)I
の半導体レーザ2までの伝送路からの定電流の引き込み
を開始又は停止することができれば、この他種々の構成
からなるトランジスタを適用するようにしても良い。
【0083】さらに上述の実施の形態においては、本発
明による半導体レーザ駆動回路20を記録再生用の光デ
ィスク装置に適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、半導体レーザ2からの光ビ
ーム照射により光ディスク上にピット列を形成する記録
装置であれば、この他種々のディスク装置に適用するよ
うにしても良い。
【0084】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、変調され
た情報信号に基づく駆動電流により駆動する半導体レー
ザを用いた半導体レーザ駆動回路において、駆動電流の
半導体レーザまでの伝送路に接続され、当該接続点を介
して伝送路から定電流を引き込む定電流手段と、伝送路
における接続点と定電流手段との間に接続され、定電流
手段の電位を基準とする負荷抵抗とを設け、負荷抵抗を
可変させて半導体レーザの動作抵抗との間でインピーダ
ンス整合をとるようにしたことにより、半導体レーザの
出力レベルをその応答周波数が高帯域になっても上げる
ことができ、かくして半導体レーザの伝送帯域を拡大す
ることができる半導体レーザ駆動回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による半導体レーザ駆動回路の構
成を示す回路図である。
【図2】図1に示す半導体レーザ駆動回路の一部を対応
させた交流等価回路を示す回路図である。
【図3】半導体レーザの応答周波数と出力レベルとの関
係の説明に供する波形図である。
【図4】他の実施の形態における半導体レーザ駆動回路
内のDC浮動型インピーダンス整合回路の構成を示す回
路図である。
【図5】従来の半導体レーザ駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図6】従来の半導体レーザ駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図7】従来の半導体レーザ駆動回路の構成を示す回路
図である。
【図8】図7に示す従来の半導体レーザ駆動回路の一部
を対応させた交流等価回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1、5、10、20、40……半導体レーザ駆動回路、
2……半導体レーザ、3……電池、15、30……交流
等価回路、16、31……電流源、23、41……DC
浮動型インピーダンス整合回路、24、42……オペア
ンプ、TR5……第2のPNP形トランジスタ、TR
6、TR10……整合用トランジスタ、TR7……スイ
ッチング用トランジスタ、R9……帰還抵抗、R11…
…抵抗、L2……コイル、RTR5……出力抵抗、C
TR5……出力容量、CLD……極間容量、RLD……
動作抵抗。
フロントページの続き Fターム(参考) 5D119 AA08 AA37 BA01 DA01 DA05 DA07 EC12 FA05 HA44 HA68 5D789 AA08 AA37 BA01 DA01 DA05 DA07 EC12 FA05 HA44 HA68 5F073 BA05 EA07 EA13 EA14 GA02 GA24 GA25 GA38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変調された情報信号に基づく駆動電流によ
    り駆動する半導体レーザを用いた半導体レーザ駆動回路
    において、 上記駆動電流の上記半導体レーザまでの伝送路に接続さ
    れ、当該接続点を介して上記伝送路から定電流を引き込
    む定電流手段と、 上記伝送路における上記接続点と上記定電流手段との間
    に接続され、上記定電流手段の電位を基準とする負荷抵
    抗とを具え、上記負荷抵抗を可変させて上記半導体レー
    ザの動作抵抗との間でインピーダンス整合をとることを
    特徴とする半導体レーザ駆動回路。
  2. 【請求項2】上記伝送路における上記接続点と上記定電
    流手段との間で上記負荷抵抗と直列に接続されたインピ
    ーダンス素子を具え、 上記インピーダンス素子を可変させて上記伝送路のイン
    ダクタンスとの間でインピーダンス整合をとるを具える
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動回
    路。
  3. 【請求項3】上記定電流手段は、ベースに入力される切
    換信号の信号レベルに応じて動作をオン状態又はオフ状
    態に切り換えるトランジスタを具え、 上記トランジスタの切り換えに応じて、上記伝送路から
    の上記定電流の引き込みを開始又は停止することを特徴
    とする請求項1に記載の半導体レーザ駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006137303A1 (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 半導体レーザ駆動回路、並びに半導体レーザ駆動回路を備える光ディスク装置及び集積回路
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