JP2008235829A - レーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リンギングの発生を抑止でき、ピークのない周波数特性を実現できるレーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置を提供する。
【解決手段】第1および第2伝送線路11,12と、レーザダイオード13の駆動信号電流を第1の伝送線路11を介してレーザダイオード13に送出する第1駆動回路DRV11と、記駆動信号電流の高域成分を第2伝送線路12を介してレーザダイオード13に送出する第2駆動回路DRV12と、レーザダイオード13の特性変動に対応したコントロール信号CNT(±)に応じて第2伝送線路12の電流加算レベルを補正する補正回路FQCTLとを有する。
【選択図】図3
【解決手段】第1および第2伝送線路11,12と、レーザダイオード13の駆動信号電流を第1の伝送線路11を介してレーザダイオード13に送出する第1駆動回路DRV11と、記駆動信号電流の高域成分を第2伝送線路12を介してレーザダイオード13に送出する第2駆動回路DRV12と、レーザダイオード13の特性変動に対応したコントロール信号CNT(±)に応じて第2伝送線路12の電流加算レベルを補正する補正回路FQCTLとを有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、光ディスク装置等に適用可能なレーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置に関するものである。
記録再生が可能な光ディスク装置は、レーザダイオード(Laser Diode:LD)から出射されるレーザ光をディスクに照射してデータの記録、再生を行う。
図1は、レーザダイオードを大電流で駆動するレーザ駆動回路の基本的な構成例を示す回路図である。
このレーザ駆動回路1は、ライト(書き込み)信号の入力段のトランジスタQ0と、電流増幅出力段である複数のトランジスタQ1、Q2、・・・Qnと、抵抗素子R0〜Rnとを有する。トランジスタQ0とトランジスタQ1、Q2、・・・Qnはカレントミラーを構成し、たとえばフレキシブル伝送線路2を通してレーザダイオード(LD)3に接続さる。
レーザ駆動回路1において、トランジスタQ0に流れるライト電流は、カレントミラーを構成するトランジスタQ1〜Qnを通して電流増幅され、レーザダイオード3に流れる。
このようなレーザ駆動回路1においては、その終段で大部分の電流増幅が行われ、出力電流は出力段のトランジスタ数に比例し、その数により出力電流が決定される。そのため、出力容量はトランジスタ数倍に比例して増大する。
このようなレーザ駆動回路1においては、その終段で大部分の電流増幅が行われ、出力電流は出力段のトランジスタ数に比例し、その数により出力電流が決定される。そのため、出力容量はトランジスタ数倍に比例して増大する。
図2は、図1の簡易等価回路である。
レーザの発光周波数特性は、駆動回路1の出力容量(Cout)+端子間容量(Ct)と動作抵抗(Rd)で決まるので、出力からレーザダイオードまでのインダクタンス(Li)が小さく、レーザダイオードの動作抵抗が低ければあまり問題とはならない。
たとえば、780nmレーザダイオードの動作抵抗Rdは約5Ωであり、Cout+Ctが60pF時でも伝送帯域幅(BW)は530MHzとなり、必要な伝送帯域幅は確保される。
レーザの発光周波数特性は、駆動回路1の出力容量(Cout)+端子間容量(Ct)と動作抵抗(Rd)で決まるので、出力からレーザダイオードまでのインダクタンス(Li)が小さく、レーザダイオードの動作抵抗が低ければあまり問題とはならない。
たとえば、780nmレーザダイオードの動作抵抗Rdは約5Ωであり、Cout+Ctが60pF時でも伝送帯域幅(BW)は530MHzとなり、必要な伝送帯域幅は確保される。
レーザダイオードを用いた一般的な光ディスク装置の記録再生装置では、転送レート(rate)が10Mbpsと遅いことから、記録時の光パルス帯域は100MHzあれば十分である。
また、たとえばブルーレイディスク(Blu−ray disc)に使用される波長が400nmのレーザの動作抵抗Rdは20Ω〜15Ω(Ctは20pF前後)と大きいため、単純にCout+Ctが60pFで伝送帯域幅を計算すると1/4〜1/3となってその伝送帯域幅は150MHz〜180MHzとなる。
また、この波長が400nmの光ディスク装置では、1倍速の35Mbps、2倍速の70Mbpsも要求されており、必要な伝送帯域は300〜500MHzとなる。
しかしながら、使用するレーザの発光周波数特性はプロセスで決まるが、バラツイている。
また、レーザの動作抵抗Rdのバラツキや温度変化(周波数変動因子)による発光周波数特性の変化は、一般的に、APC(Auto Power Control)回路やレベル補正回路でレベルを抑えているが、原因が周波数特性の変化であるので、ライト波形を同一にすることが困難である。
また、レーザの動作抵抗Rdのバラツキや温度変化(周波数変動因子)による発光周波数特性の変化は、一般的に、APC(Auto Power Control)回路やレベル補正回路でレベルを抑えているが、原因が周波数特性の変化であるので、ライト波形を同一にすることが困難である。
小型化の光学系(OP)では伝送線路が必要となり、インダクタンス(inductance)の発生は避けられず、レーザ駆動回路の出力容量とで共振を起こしている。共振Qは動作抵抗Rdで決定し、Ifと温度で大きく変化する。
すなわち、共振Qは、上記容量とレーザダイオードの動作抵抗Rdで決定するが、このレーザダイオードの動作抵抗Rdはバラツキと温度変化を持っている。
したがって、共振Qが高いと発光周波数特性にピーク(peak)を持ち、いわゆるリンギング(ringing)が発生して、記録特性に悪影響を及ぼすと共に温度で大きく変化する。
結果として、記録波形は大きくバラツイテいるのが現状である。
また、共振を押さえ込む方法として、スナバ回路を使用しているが、伝送帯域が大きく低下してtr,tfが大きくなっている。
すなわち、共振Qは、上記容量とレーザダイオードの動作抵抗Rdで決定するが、このレーザダイオードの動作抵抗Rdはバラツキと温度変化を持っている。
したがって、共振Qが高いと発光周波数特性にピーク(peak)を持ち、いわゆるリンギング(ringing)が発生して、記録特性に悪影響を及ぼすと共に温度で大きく変化する。
結果として、記録波形は大きくバラツイテいるのが現状である。
また、共振を押さえ込む方法として、スナバ回路を使用しているが、伝送帯域が大きく低下してtr,tfが大きくなっている。
本発明は、リンギングの発生を抑止でき、ピークのない周波数特性を実現できるレーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、レーザダイオードを伝送線路を介して駆動するレーザ駆動回路であって、第1および第2伝送線路と、上記レーザダイオードの駆動信号電流を上記第1の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出する第1駆動回路と、上記駆動信号電流の高域成分を上記第2の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出する第2駆動回路と、上記レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて上記第2伝送線路の電流加算レベルを補正する補正回路とを有する。
本発明の第2の観点は、レーザダイオードを伝送線路を介して駆動するレーザ駆動方法であって、上記レーザダイオードの駆動信号電流を上記第1の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出するステップと、上記駆動信号電流の高域成分を上記第2の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出するステップと、上記レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて上記第2伝送線路の電流加算レベルを補正するステップとを有する。
本発明の第3の観点は、レーザダイオードによるレーザ光を記録媒体に照射することによりデータの記録を行う光記録装置であって、上記レーザダイオードを伝送線路を介して駆動するレーザ駆動回路を有し、上記レーザ駆動回路は、第1および第2伝送線路と、上記レーザダイオードの駆動信号電流を上記第1の伝送線路を介して前記レーザダイオードに送出する第1駆動回路と、上記駆動信号電流の高域成分を上記第2の伝送線路を介して前記レーザダイオードに送出する第2駆動回路と、上記レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて上記第2伝送線路の電流加算レベルを補正する補正回路と、を含む。
本発明によれば、第1駆動回路に供給されたレーザダイオードの駆動信号電流は第1の伝送線路を介してレーザダイオードに送出される。
また、第2駆動回路においては、駆動信号電流の高域成分が第2の伝送線路を介してレーザダイオードに送出される。このとき、補正回路により、レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて第2伝送線路の電流加算レベルが補正される。
また、第2駆動回路においては、駆動信号電流の高域成分が第2の伝送線路を介してレーザダイオードに送出される。このとき、補正回路により、レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて第2伝送線路の電流加算レベルが補正される。
本発明によれば、リンギングの発生を抑止でき、ピークのない周波数特性を実現できる利点がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に関連付けて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る周波数補正回路を採用したレーザ駆動回路の構成例を示す回路図である。
本レーザ駆動回路10は、図3に示すように、バッファアンプBF11、npn型バイポーラトランジスタ(以下、単にトランジスタという)Q11〜Q13、抵抗素子Re11,Re12,R11、キャパシタC11,C12、第1伝送線路11、第2伝送線路12、およびレーザダイオード(LD)13、信号入力端子T11,T12,T13を有する。
第1および第2伝送線路11,12は、たとえば50Ω/35mmの伝送線路として形成される。
第1および第2伝送線路11,12は、たとえば50Ω/35mmの伝送線路として形成される。
信号入力端子T11には、たとえばレーザの駆動信号であるライト信号(電流)WRSが供給され、信号入力端子T12には、第1FQコントロール信号CNT(+)が供給され、信号入力端子T13には、第2FQコントロール(−)が供給される。
バッファアンプBF11の入力が信号入力端子T11に接続され、出力が第1トランジスタとしてのトランジスタQ11のベースに接続されている。
バッファアンプBF11は、たとえば必要な伝送周波数帯で出力インピーダンスが10Ω以下となるように設定されている。このため、バッファアンプBF11により信号の出力インピーダンスは10Ω以下となる。
バッファアンプBF11は、たとえば必要な伝送周波数帯で出力インピーダンスが10Ω以下となるように設定されている。このため、バッファアンプBF11により信号の出力インピーダンスは10Ω以下となる。
信号源としてのトランジスタQ11のコレクタが第1伝送線路11の一端およびキャパシタC11の第1電極に、エミッタが抵抗素子Re11を介して基準電位Vss(たとえば接地電位)に接続されている。
このトランジスタQ11は、信号源のDC成分と低域成分を第1の伝送線路11を介してレーザダイオード13に送出する第1の駆動回路DRV11として機能する。
トランジスタQ11は、エミッタ接地アンプとして形成されている。
このトランジスタQ11は、信号源のDC成分と低域成分を第1の伝送線路11を介してレーザダイオード13に送出する第1の駆動回路DRV11として機能する。
トランジスタQ11は、エミッタ接地アンプとして形成されている。
第2トランジスタとしてのトランジスタQ12のベースが信号入力端子T13に接続され、コレクタが第2伝送線路12の一端に接続され、エミッタが第3トランジスタとしてトランジスタQ13のエミッタ、抵抗素子R11の一端、および抵抗素子Re12を介して基準電位Vssに接続されている。
このトランジスタQ12は、信号源の高城成分を第2伝送線路12を介してレーザダイオード13に送出する第2の駆動回路DRV12として機能する。
このトランジスタQ12は、信号源の高城成分を第2伝送線路12を介してレーザダイオード13に送出する第2の駆動回路DRV12として機能する。
キャパシタC11の第2電極と抵抗素子R11の他端が接続されてハイパスフィルタHPFが形成されている。
このハイパスフィルタHPFは、周波数分離部として機能する。
以上の構成により周波数分離伝送が実現可能となっている。
このハイパスフィルタHPFは、周波数分離部として機能する。
以上の構成により周波数分離伝送が実現可能となっている。
トランジスタQ13のベースが信号入力端子T12に接続され、コレクタがレーザダイオード13のアノード側に接続されている。
トランジスタQ12とトランジスタQ13により差動スイッチ回路が構成され、第1および第2コントロール信号CNT(±)で分流比をコントロールする。
トランジスタQ13は、FQコントロール回路(補正回路)FQCTLとして機能する。
また、トランジスタQ12,Q13はベース接地アンプとして形成されている。
トランジスタQ12とトランジスタQ13により差動スイッチ回路が構成され、第1および第2コントロール信号CNT(±)で分流比をコントロールする。
トランジスタQ13は、FQコントロール回路(補正回路)FQCTLとして機能する。
また、トランジスタQ12,Q13はベース接地アンプとして形成されている。
なお、第1および第2コントロール信号CNT(±)は、FQ変動因子であるレーザダイオード13の動作抵抗Rdまたは温度を考慮した信号として供給される。
レーザダイオード13は、カソード側が第1および第2伝送線路11,12の他端側に接続され、アノード側がキャパシタC12を介して所定電位に接続されている。
レーザダイオード13は、第1および第2伝送線路11,12を伝送されてきた両成分を合成した電流で駆動される。
レーザダイオード13は、第1および第2伝送線路11,12を伝送されてきた両成分を合成した電流で駆動される。
ここで、上記構成を有するレーザ駆動回路の動作を説明する。
信号入力端子T11に供給されたライン信号電流WRSは、トランジスタQ11に供給され、ハイパスフィルタHPFを介して高域成分がトランジスタQ12に供給される。
トランジスタQ11は、カレントミラー回路としての機能を有し、ライト信号電流WRSは第1伝送線路11を伝搬され、これにより第1伝送線路11を介したレーザダイオード13の駆動が行われる。
また、トランジスタQ12により高域成分は第2伝送線路12を伝搬され、これにより、第2伝送線路12を介したレーザダイオード13の駆動が行われる。
以上の動作が周波数分離伝送である。
トランジスタQ11は、カレントミラー回路としての機能を有し、ライト信号電流WRSは第1伝送線路11を伝搬され、これにより第1伝送線路11を介したレーザダイオード13の駆動が行われる。
また、トランジスタQ12により高域成分は第2伝送線路12を伝搬され、これにより、第2伝送線路12を介したレーザダイオード13の駆動が行われる。
以上の動作が周波数分離伝送である。
この際、トランジスタQ12と差動で動作するとトランジスタQ13のベースに第1コントロール信号CNT(+)が供給され、トランジスタQ12のベースに第2コントロール信号CNT(−)が供給され、差動回路の分流比がコントロールされて、共振Qが低下するように制御される。
共振Qがレーザダイオード13の動作抵抗Rdで決まり温度で変化することから、第1および第2コントロール信号CNT(±)は、FQ変動因子であるレーザダイオード13の動作抵抗Rdまたは温度を考慮した信号として供給される。
すなわち、レーザダイオード13の周波数分離伝送回路の第2伝送路12の電流加算レベルが、温度情報やRd情報でコントロールされて、リンギングの発生が抑止され、ピークのない周波数特性が実現される。
共振Qがレーザダイオード13の動作抵抗Rdで決まり温度で変化することから、第1および第2コントロール信号CNT(±)は、FQ変動因子であるレーザダイオード13の動作抵抗Rdまたは温度を考慮した信号として供給される。
すなわち、レーザダイオード13の周波数分離伝送回路の第2伝送路12の電流加算レベルが、温度情報やRd情報でコントロールされて、リンギングの発生が抑止され、ピークのない周波数特性が実現される。
図4は、図3の回路の抵抗負荷時のFQコントロール時の周波数特性を示す図である。
図4は、第1コントロール信号CNT(+)が第2コントロール信号CNT(−)に対して、+100mV時、−100mV時、最大平坦時、Q低下最大時の周波数特性を示している。
図4からわかるように、図3の回路は、最大平坦時には共振のピークのみがダンピング(dumping)されている。
なお、高域の周波数特性は、レーザダイオードの特性が入ってくるので異なることから、利用するのは、常温時の回路設定のQ=1までである。
図4は、第1コントロール信号CNT(+)が第2コントロール信号CNT(−)に対して、+100mV時、−100mV時、最大平坦時、Q低下最大時の周波数特性を示している。
図4からわかるように、図3の回路は、最大平坦時には共振のピークのみがダンピング(dumping)されている。
なお、高域の周波数特性は、レーザダイオードの特性が入ってくるので異なることから、利用するのは、常温時の回路設定のQ=1までである。
図5は、図3の回路の周波数分離伝送とFQコントロール特性を示す図である。
図5は、抵抗負荷時の周波数分離伝送とFQコントロールの動作波形を示している。
低容量レーザ駆動回路で駆動すると、共振周波数、共振Q共に上昇し、Rdが低下すると、ダンピング(dumping)不足となって中域レベルにピークを持つ。
本実施形態のように、FQコントロールでQダンピングを行えば、平坦帯域は拡大する。
なお、本実施形態では、低容量レーザ駆動回路を採用することが可能で、この場合、出力容量は10pF以下とすることができ、共振周波数は350MHzと高く、ピークも7dBアップとなっている。
図5は、抵抗負荷時の周波数分離伝送とFQコントロールの動作波形を示している。
低容量レーザ駆動回路で駆動すると、共振周波数、共振Q共に上昇し、Rdが低下すると、ダンピング(dumping)不足となって中域レベルにピークを持つ。
本実施形態のように、FQコントロールでQダンピングを行えば、平坦帯域は拡大する。
なお、本実施形態では、低容量レーザ駆動回路を採用することが可能で、この場合、出力容量は10pF以下とすることができ、共振周波数は350MHzと高く、ピークも7dBアップとなっている。
<最適な適用例>
本実施形態に係る周波数補正回路は、レーザ駆動回路としての出力容量が十分小さく、伝送路との共振周波数が伝送周波数に対し十分高く、かつ共振Qが十分低い広帯域回路に適用するものである。
具体的には、伝送帯域幅(BW)を500MHzとすると、たとえば出力容量10pF程度で、伝送線路のインダクタンス(inductance)が10nH以下であり、500MHzとなる共振Qを限りなく1に近づけるようにした回路に適用可能である。
本実施形態に係る周波数補正回路は、レーザ駆動回路としての出力容量が十分小さく、伝送路との共振周波数が伝送周波数に対し十分高く、かつ共振Qが十分低い広帯域回路に適用するものである。
具体的には、伝送帯域幅(BW)を500MHzとすると、たとえば出力容量10pF程度で、伝送線路のインダクタンス(inductance)が10nH以下であり、500MHzとなる共振Qを限りなく1に近づけるようにした回路に適用可能である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るレーザ駆動回路の構成例を示す回路図である。
本レーザ駆動回路10Aは、図3の回路10のバッファアンプBF11の前段側に、ライト電流スイッチ21、周波数補正回路22、および低出力容量駆動回路23が配置されている。
なお、図10Aの回路においては、バッファアンプBF11は低出力容量駆動回路23に含まれるように構成されている。
なお、図10Aの回路においては、バッファアンプBF11は低出力容量駆動回路23に含まれるように構成されている。
ライト電流スイッチ21は、ライトデータ(peak, bias, cool)によってコントロールした電流源211〜213による電流をスイッチイングしたライト信号電流WRSを周波数補正回路22に供給する。
周波数補正回路22は、トランジスタQ21〜Q27、抵抗素子Re21〜Re23、キャパシタC21、信号入力端子T21,T22,T23、および周波数補正された信号の出力端子T24を有する。
信号入力端子T21には、ライト電流スイッチ21によるライト信号電流WRSが供給され、信号入力端子T22には、第1コントロール信号CNT21が供給され、信号入力端子T23には、第2コントロール信号CNT22が供給される。
信号源としてのトランジスタQ21(第4トランジスタ)のベースおよびコレクタが信号入力端子T21に接続され、エミッタが抵抗素子Re21を介して電源電位Vccに接続されている。そして、トランジスタQ21のベースがトランジスタQ22(第5トランジスタ)のベースおよびトランジスタQ23(第6トランジスタ)のベースに接続されている。
これらのトランジスタQ21,Q22,Q23によりカレントミラー(current mirror)回路221が構成される。
トランジスタQ22のエミッタが抵抗素子Re22を介して電源電位Vccに接続され、かつ、キャパシタC21の第1電極に接続され、コレクタがトランジスタQ24,Q25のエミッタに共通に接続されている。トランジスタQ23のエミッタが抵抗素子Re23を介して電源電位Vccに接続され、コレクタがトランジスタQ26,Q27のエミッタに共通に接続されている。
キャパシタC21の第2電極が基準電位Vssに接続されている。このように、図9の周波数補正回路22においては、周波数補正用素子222としてキャパシタC21のみ設けている。
これらのトランジスタQ21,Q22,Q23によりカレントミラー(current mirror)回路221が構成される。
トランジスタQ22のエミッタが抵抗素子Re22を介して電源電位Vccに接続され、かつ、キャパシタC21の第1電極に接続され、コレクタがトランジスタQ24,Q25のエミッタに共通に接続されている。トランジスタQ23のエミッタが抵抗素子Re23を介して電源電位Vccに接続され、コレクタがトランジスタQ26,Q27のエミッタに共通に接続されている。
キャパシタC21の第2電極が基準電位Vssに接続されている。このように、図9の周波数補正回路22においては、周波数補正用素子222としてキャパシタC21のみ設けている。
トランジスタQ24のコレクタおよびトランジスタQ26のコレクタが接続され、その接続点が基準電位Vssに接続されている。トランジスタQ25のコレクタおよびトランジスタQ27のコレクタが接続され、その接続点が信号出力端子T24に接続されている。
そして、トランジスタQ24のベースおよびトランジスタQ27のベースが、第1コントロール信号CNT21が供給される信号入力端子T22に接続されている。トランジスタQ25のベースおよびトランジスタQ26のベースが、第2コントロール信号CNT22が供給される信号入力端子T23に接続されている。
トランジスタQ24、Q25により第1電流スイッチ回路223が構成され、トランジスタQ26,Q27により第2電流スイッチ回路224が構成されている。そして、上述した接続関係をもつトランジスタQ24〜Q27により分流比可変回路としての電流乗算器(current multiplier)225が構成され、分流比を可変するように構成されている。
そして、トランジスタQ24のベースおよびトランジスタQ27のベースが、第1コントロール信号CNT21が供給される信号入力端子T22に接続されている。トランジスタQ25のベースおよびトランジスタQ26のベースが、第2コントロール信号CNT22が供給される信号入力端子T23に接続されている。
トランジスタQ24、Q25により第1電流スイッチ回路223が構成され、トランジスタQ26,Q27により第2電流スイッチ回路224が構成されている。そして、上述した接続関係をもつトランジスタQ24〜Q27により分流比可変回路としての電流乗算器(current multiplier)225が構成され、分流比を可変するように構成されている。
低出力容量駆動回路23は、トランジスタ(npn型バイポーラトランジスタ)Q28、抵抗素子Re24、およびトランジスタQ28の出力インピーダンスを低下させる機能を有する広帯域低インピーダンスのバッファアンプBF23を有する。
トランジスタQ28のベースおよびコレクタが周波数補正回路22の信号出力端子T24およびバッファアンプBF23の入力に接続され、エミッタが抵抗素子Re24を介して基準電位Vssに接続されている。このトランジスタQ28は第2カレントミラー回路231として機能する。
バッファアンプBF23(図3のバッファアンプBF11に相当)は、たとえば必要な伝送周波数帯で出力インピーダンスが10Ω以下となるように設定されている。このため、バッファアンプBF23により信号の出力インピーダンスは10Ω以下となる。
このように、トランジスタQ28の出力インピーダンスを低下させる機能を有する広帯域低インピーダンスのバッファアンプBF23を設けることにより、レーザ駆動回路の出力容量を低下させることができ、これにより、駆動段回路の信号源インピーダンス変化による周波数特性の変化を防止でき、帰還容量がミラー効果でゲイン倍となる出力容量の増加を最小限にすることによって、伝送周波数特性を拡大することができるように構成されている。
トランジスタQ28のベースおよびコレクタが周波数補正回路22の信号出力端子T24およびバッファアンプBF23の入力に接続され、エミッタが抵抗素子Re24を介して基準電位Vssに接続されている。このトランジスタQ28は第2カレントミラー回路231として機能する。
バッファアンプBF23(図3のバッファアンプBF11に相当)は、たとえば必要な伝送周波数帯で出力インピーダンスが10Ω以下となるように設定されている。このため、バッファアンプBF23により信号の出力インピーダンスは10Ω以下となる。
このように、トランジスタQ28の出力インピーダンスを低下させる機能を有する広帯域低インピーダンスのバッファアンプBF23を設けることにより、レーザ駆動回路の出力容量を低下させることができ、これにより、駆動段回路の信号源インピーダンス変化による周波数特性の変化を防止でき、帰還容量がミラー効果でゲイン倍となる出力容量の増加を最小限にすることによって、伝送周波数特性を拡大することができるように構成されている。
なお、図6の周波数補正回路22のトランジスタQ21〜Q27はpnp型バイポーラトランジスタにより構成されているが、npp型トランジスタを採用することも可能である。この場合、接続関係が電源電位側と基準電位側と逆となるが、回路の機能としては、図6の回路と同等の機能を有する。
ここで、上記構成を有するレーザ駆動回路の動作を新たに追加された回路の動作を中心に説明する。
ライト電流スイッチ21において、ライトデータ(peak, bias, cool)によってコントロールした電流をスイッチイングしたライト信号電流WRSが周波数補正回路22に供給される。
周波数補正回路に供給されたライン信号電流WRSは、トランジスタQ21,Q22,Q23により構成されるカレントミラー回路221に供給される。
トランジスタQ12のエミッタには、周波数補正用素子部222を形成するキャパシタC21が付加されている。
ここで、トランジスタQ21,Q22,Q23のエミッタ側の抵抗素子Re21,Re22,Re23の抵抗値を等しく設定することにより(Re21=Re22=Re23)、トランジスタQ21,Q22,Q23それぞれのコレクタ電流は、次のようになる。
トランジスタQ21のコレクタ電流はライト信号電流、トランジスタQ22のコレクタ電流は反転ハイブースト(high boost)ライト信号電流(第1信号電流)、トランジスタQ23のコレクタ電流は反転ライト信号電流(第2信号電流)となる。
トランジスタQ12のエミッタには、周波数補正用素子部222を形成するキャパシタC21が付加されている。
ここで、トランジスタQ21,Q22,Q23のエミッタ側の抵抗素子Re21,Re22,Re23の抵抗値を等しく設定することにより(Re21=Re22=Re23)、トランジスタQ21,Q22,Q23それぞれのコレクタ電流は、次のようになる。
トランジスタQ21のコレクタ電流はライト信号電流、トランジスタQ22のコレクタ電流は反転ハイブースト(high boost)ライト信号電流(第1信号電流)、トランジスタQ23のコレクタ電流は反転ライト信号電流(第2信号電流)となる。
電流スイッチ回路223,224を構成するトランジスタQ24,25、およびトランジスタQ26,Q27で、トランジスタQ22,Q23のコレクタ出力を、第1コントロール信号CNT21と第2コントロール信号CNT22の電圧差によって分流して出力する。
トランジスタQ24とトランジスタQ26、並びにトランジスタQ25とトランジスタQ27のコレクタ同士が接続されていることから、低域電流が一定で、分流比の異なる信号電流がトランジスタQ28に流れる(周波数特性(周波数振幅特性)がコントロールされる)。
この周波数特性は、温度やレーザダイオードの動作抵抗Rd値でコントロールされる。
この周波数特性がコントロールされた信号電流が低出力容量駆動回路23に供給される。
低出力容量駆動回路23に供給された信号電流は、第2カレントミラー回路231を構成するトランジスタQ28により電流増幅され、バッファアンプBF23を介して第1句駆動回路DRV11を形成するトランジスタQ11のベースに供給される。
これにより、上述したレーザダイオード13の周波数分離伝送回路におけるライト信号に応じたレーザダイオード13の発光駆動が行われる。
トランジスタQ24とトランジスタQ26、並びにトランジスタQ25とトランジスタQ27のコレクタ同士が接続されていることから、低域電流が一定で、分流比の異なる信号電流がトランジスタQ28に流れる(周波数特性(周波数振幅特性)がコントロールされる)。
この周波数特性は、温度やレーザダイオードの動作抵抗Rd値でコントロールされる。
この周波数特性がコントロールされた信号電流が低出力容量駆動回路23に供給される。
低出力容量駆動回路23に供給された信号電流は、第2カレントミラー回路231を構成するトランジスタQ28により電流増幅され、バッファアンプBF23を介して第1句駆動回路DRV11を形成するトランジスタQ11のベースに供給される。
これにより、上述したレーザダイオード13の周波数分離伝送回路におけるライト信号に応じたレーザダイオード13の発光駆動が行われる。
図6の回路において、信号電流に対し、トランジスタQ22とトランジスタQ23はエミッタ接地アンプ(amplifier)として動作するが、いわゆるカレントミラーアンプであることから、抵抗素子Re21,Re22,Re23の抵抗値を小さくすることで周波数特性の低下は抑制される。
また、トランジスタQ22,Q23に対し、スイッチトランジスタとして機能するトランジスタQ24,Q25,Q26,Q27はベース接地アンプとなっていることから、出力容量の影響が抑制され広帯域アンプとなる。同時に、トランジスタQ24,Q26、トランジスタQ25,Q27の出力容量も帰還容量のみとなる。
トランジスタQ28もカレントミラーアンプとなっており、抵抗素子Re24の抵抗値を小さくすることで広帯域となる。
また、トランジスタQ22,Q23に対し、スイッチトランジスタとして機能するトランジスタQ24,Q25,Q26,Q27はベース接地アンプとなっていることから、出力容量の影響が抑制され広帯域アンプとなる。同時に、トランジスタQ24,Q26、トランジスタQ25,Q27の出力容量も帰還容量のみとなる。
トランジスタQ28もカレントミラーアンプとなっており、抵抗素子Re24の抵抗値を小さくすることで広帯域となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1および第2伝送線路11,12と、レーザダイオード13の駆動信号電流を第1の伝送線路11を介してレーザダイオード13に送出する第1駆動回路DRV11と、記駆動信号電流の高域成分を第2伝送線路12を介してレーザダイオード13に送出する第2駆動回路DRV12と、レーザダイオード13の特性変動に対応したコントロール信号CNT(±)に応じて第2伝送線路12の電流加算レベルを補正する補正回路FQCTLとを有することから、共振によるピークはFQコントロールで低下することから、周波数補正による伝送帯域の低下を抑えることが可能となる。
そして、動作抵抗Rdが小さいレーザダイオードの駆動でも広帯域化が可能となり、安定なライト動作が可能となる。
そして、動作抵抗Rdが小さいレーザダイオードの駆動でも広帯域化が可能となり、安定なライト動作が可能となる。
なお、上述したレーザ駆動回路は、たとえば波長が400nm帯の半導体レーザを搭載するブルーレイディスク(Blu−ray disc)等に光記録再生装置に適用可能である。
図7は、本発明の実施形態に係るレーザ駆動回路を採用可能な光記録再生装置の簡略構成を示す図である。
この光記録再生装置100は、記録媒体(たとえば光ディスク)101、光ピックアップ(光ヘッド)110、記録系120、再生系130、制御系140、およびシステムコントローラ150を有する。
光記録再生装置100は、光ディスク101をモータ駆動回路102により駆動されるスピンドルモータ103にて回転駆動し、光ディスク101の記録トラックを光ヘッド110によりレーザ光で走査することにより、所定のデータフォーマット(たとえば、ブルーレイディスクに適合したフォーマット、CDの規格に適合したフォーマット)で、デジタルデータを光学的に記録し、再生する。
光ヘッド110は、レーザ駆動回路により駆動されデジタルデータの記録再生用のレーザダイオード111、レーザダイオード111が放射したレーザ光を検出するフォトディテクタ112やレーザダイオード111の放射したレーザ光の光ディスク101のよる反射光を検出するフォトディテクタ113等を内蔵している。
記録系120は、入力端子121から入出力インタフェース122を介して供給される記録すべきデジタルデータDTを上記した所定のデータフォーマットの記録データ列に変換するエンコーダ123や、記録データ列に応じたライトパルスを発生するパルス発生回路124、ライトパルスに応じてライト信号電流を生成して光ヘッド110のレーザダイオード111を駆動するレーザ駆動回路125等を有する。
このレーザ駆動回路125としては、たとえば図3、図6のレーザ駆動回路が適用される。
したがって、レーザ駆動回路125は、広帯域で安定な発光周波数補正が可能であることから、レーザダイオード111は、安定な発光周波数で発光する。
このレーザ駆動回路125としては、たとえば図3、図6のレーザ駆動回路が適用される。
したがって、レーザ駆動回路125は、広帯域で安定な発光周波数補正が可能であることから、レーザダイオード111は、安定な発光周波数で発光する。
再生系130は、光ヘッド110のフォトディテクタ113による検出出力を再生増幅する再生増幅回路131やデコーダ132等を有する。
デコーダ132は、光ディスク101の記録トラックからの反射光の検出出力について、上述の記録系120のエンコーダ123に対応するデコード処理によりデータを再生し、再生データを出力端子133から出力する。
デコーダ132は、光ディスク101の記録トラックからの反射光の検出出力について、上述の記録系120のエンコーダ123に対応するデコード処理によりデータを再生し、再生データを出力端子133から出力する。
制御系140は、光ヘッド110のフォトディテクタ113による検出出力を再生増幅する再生増幅回路141、再生増幅回路141を受けてサーボ制御を行うスピンドルサーボ回路142やヘッドサーボ回路143等を有する。
システムコントローラ150は、アナログデジタル変換機能(A/D)を有しており、その入力ポートに光ヘッド110のフォトディテクタ113による検出出力が再生増幅回路141により供給され、光ヘッド110のレーザダイオード111が放射したレーザ光を検出するフォトディテクタ112による検出出力がプリアンプ151を介して供給される。
システクコントローラ150は、供給されデジタル信号に変換された検出信号に応じて記録系120のパルス発生回路124およびレーザ駆動回路125の処理を制御する。
システクコントローラ150は、供給されデジタル信号に変換された検出信号に応じて記録系120のパルス発生回路124およびレーザ駆動回路125の処理を制御する。
なお、この光記録再生装置は、一例であって、本発明が適用される光記録装置は、図7の構成に限るもではないことはいうまでもない。
光記録再生装置100によれば、レーザ駆動回路125は、広帯域で安定な発光周波数補正が可能であることから、レーザダイオード111は、安定な発光周波数で発光することが可能となり、1倍速の35Mbps、2倍速の70Mbpsも要求され、必要な伝送帯域は300〜500MHzとなる波長が400nmの光ディスク装置等に適用することが可能である。
10,10A・・・レーザ駆動回路、Q11〜Q13・・・npn型バイポーラトランジスタ、Re11,Re12,R11・・・抵抗素子、C11,C12・・・キャパシタ、11・・・第1伝送線路、12・・・第2伝送線路、13・・・レーザダイオード、DRV11・・・第1駆動回路、DRV12・・・第2駆動回路、FQCTL・・・FQコントロール回路、HPF・・・ハイパスフィルタ、21・・・ライト電流スイッチ、22・・・周波数補正回路、23・・・低出力容量駆動回路、Q21〜Q27・・・トランジスタ(pnp)、Re21〜Re23・・・抵抗素子、C21・・・キャパシタ、100・・・光記録再生装置、101・・・記録媒体(たとえば光ディスク)、110・・・光ピックアップ(光ヘッド)、111・・・レーザダイオード、120・・・記録系、125・・・レーザ駆動回路、130・・・再生系、140・・・制御系、150・・・システムコントローラ。
Claims (9)
- レーザダイオードを伝送線路を介して駆動するレーザ駆動回路であって、
第1および第2伝送線路と、
上記レーザダイオードの駆動信号電流を上記第1の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出する第1駆動回路と、
上記駆動信号電流の高域成分を上記第2の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出する第2駆動回路と、
上記レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて上記第2伝送線路の電流加算レベルを補正する補正回路と
を有するレーザ駆動回路。 - 上記第1駆動回路は、
駆動信号電流を電流増幅して上記第1伝送線路に出力する第1トランジスタを含み、
上記第2駆動回路は、
上記高域成分を電流増幅して上記第2伝送線路に出力する第2トランジスタを含み、
上記補正回路は、
上記第2トランジスタと差動回路を形成し、出力が上記レーザダイオードに接続された第3トランジスタを含む
請求項1記載のレーザ駆動回路。 - 上記コントロール信号は、上記第2および第3トランジスタの制御端子に相補的な信号として供給され、
上記補正回路は、
上記コントロール信号に応じて分流比をコントロールする
請求項2記載のレーザ駆動回路。 - 上記第1駆動回路の出力と上記第2駆動回路間に、ハイパスフィルタが配置されている
請求項3記載のレーザ駆動回路。 - 上記第1駆動回路の前段に、
上記レーザダイオードの駆動信号の周波数特性を補正する周波数補正回路を有し、
上記周波数補正回路は、
駆動信号電流を増幅し、かつ周波数特性を持つ第1信号電流と、周波数特性を持たない第2信号電流とを生成するカレントミラー回路と、
上記レーザダイオードの周波数変動に対応したコントロール信号に応じて上記第1信号電流と上記第2信号電流の分流比を可変する分流比可変回路と、を含む
請求項1記載のレーザ駆動回路。 - 上記カレントミラー回路は、
信号源となる第4トランジスタと、
周波数補正用素子が接続されており、上記第4トランジスタによる信号電流を反転させて上記第1信号電流を生成する第5トランジスタと、
上記第1トランジスタによる信号電流を反転させて上記第2信号電流を生成する第6トランジスタと、を含み、
上記分流比可変回路は、
上記第1信号電流が供給される第1電流スイッチ回路と、
上記第2信号電流が供給される第2電流スイッチ回路と、を有する電流乗算器により形成され、
上記第5トランジスタおよび第6トランジスタは、
エミッタ接地アンプとして形成され、
上記第1電流スイッチ回路および第2電流スイッチ回路は、
ベース接地アンプとして形成されている
請求項5記載のレーザ駆動回路。 - 上記分流比可変回路の出力信号を電流増幅する第2カレントミラー回路と、
上記第2カレントミラー回路の出力インピーダンスを低下させるバッファと
を有する請求項5または6記載のレーザ駆動回路。 - レーザダイオードを伝送線路を介して駆動するレーザ駆動方法であって、
上記レーザダイオードの駆動信号電流を上記第1の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出するステップと、
上記駆動信号電流の高域成分を上記第2の伝送線路を介して上記レーザダイオードに送出するステップと、
上記レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて上記第2伝送線路の電流加算レベルを補正するステップと
を有するレーザ駆動方法。 - レーザダイオードによるレーザ光を記録媒体に照射することによりデータの記録を行う光記録装置であって、
上記レーザダイオードを伝送線路を介して駆動するレーザ駆動回路を有し、
上記レーザ駆動回路は、
第1および第2伝送線路と、
上記レーザダイオードの駆動信号電流を上記第1の伝送線路を介して前記レーザダイオードに送出する第1駆動回路と、
上記駆動信号電流の高域成分を上記第2の伝送線路を介して前記レーザダイオードに送出する第2駆動回路と、
上記レーザダイオードの特性変動に対応したコントロール信号に応じて上記第2伝送線路の電流加算レベルを補正する補正回路と、を含む
光記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007077416A JP2008235829A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | レーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置 |
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JP2007077416A JP2008235829A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | レーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置 |
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JP2007077416A Pending JP2008235829A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | レーザ駆動回路、レーザ駆動方法、および光記録装置 |
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JP (1) | JP2008235829A (ja) |
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- 2007-03-23 JP JP2007077416A patent/JP2008235829A/ja active Pending
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