JP2003331989A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

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JP2003331989A
JP2003331989A JP2002132658A JP2002132658A JP2003331989A JP 2003331989 A JP2003331989 A JP 2003331989A JP 2002132658 A JP2002132658 A JP 2002132658A JP 2002132658 A JP2002132658 A JP 2002132658A JP 2003331989 A JP2003331989 A JP 2003331989A
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male
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JP2002132658A
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Shinya Fujita
伸也 藤田
Hitoshi Okumura
均 奥村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サブコネクタハウジング同士の対応が誤った
状態でのコネクタ同士の嵌合を防ぐ。 【解決手段】 雄ハウジング20A,20B,20Cと
雌ハウジング40A,40B,40Cとの間には誤結防
止手段が設けられており、雌雄両コネクタF,Mの嵌合
に際して、雄側と雌側とでハウジング同士の組み合わせ
が正しい場合には、雄ハウジング20A,20Bの誤結
防止突部28A,28Bが雌ハウジング40A,40B
の受入部47A,47Bに受け入れられて両コネクタ
F,Mが正規嵌合される。雄側と雌側とでハウジング同
士の組み合わせが誤っていた場合には、雄ハウジング2
0A,20Bの誤結防止突部28A,28Bが正対した
雌ハウジング40B,40Cに干渉して両コネクタF,
Mの正規嵌合が規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームにサブコ
ネクタハウジングを収容してなる分割コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】分割コネクタとして、本願出願人が既に
出願(特願2001−224873)したものがある。
このものは、図14に示すように、6個の収容室1が形
成されたフレーム2と、収容室1に収容可能な3種類の
サブコネクタハウジング3A,3B,3Cとを備えてい
る。3種類のサブコネクタハウジング3A,3B,3C
は、装着される雌側端子金具4A,4B,4Cの大きさ
が互いに異なっており、回路構成等に応じて使用するサ
ブコネクタハウジング3A,3B,3Cの種類及びその
個数と装着する収容室1の場所とが適宜定められる。図
示しないが相手の雄側コネクタも同様に、6個の収容室
が形成されたフレームと、収容室内に装着される3種類
のサブコネクタハウジングと備えており、3種類のサブ
コネクタハウジングには、雌側に対応して互いに大きさ
の異なる雄側端子金具が装着される。雌雄のコネクタを
嵌合すると、雄側のサブコネクタハウジングに装着され
る雄側端子金具の先端部が、そのサブコネクタハウジン
グと正対する位置にある雌側サブコネクタハウジング4
A,4B,4Cの雌側端子金具3A,3B,3Cに差し
込まれて両者が電気的に接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のコネクタは、互
いに種類の異なるサブコネクタハウジングに対しても同
じフレームを使用することができるため、多様な回路構
成に対し柔軟に対応できるという利点を有するが、その
反面、作業者がフレームの収容室に誤ったサブコネクタ
ハウジングを装着してしまうことが起こりうる。雌雄両
コネクタを嵌合する際に、雌雄間でサブコネクタハウジ
ング同士の種類が正しく対応していない場合でも、例え
ば小さいサイズの雄側端子金具の先端部が大きいサイズ
の雌側端子金具の内側へ差し込まれてしまうことがあ
り、そうすると、両コネクタがそのまま正規の位置まで
嵌合されてしまって作業者が誤りに気付かないおそれが
あった。本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、サブコネクタハウジング同士の対応が誤っ
た状態でのコネクタ同士の嵌合を防ぐことの可能な分割
コネクタを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る分割コネクタは、互いに嵌合
可能な第1と第2のコネクタを備えるとともに、前記第
1のコネクタは、収容室を備えた第1フレームと、前記
収容室に収容可能とされた複数種類の第1サブコネクタ
ハウジングとを備え、前記第2のコネクタは、収容室を
備えた第2フレームと、前記収容室に収容可能とされた
複数種類の第2サブコネクタハウジングとを備え、前記
第1と第2のコネクタを正規に嵌合することにより、前
記第1サブコネクタハウジングに装着された端子金具
と、その第1サブコネクタハウジングと正対する第2サ
ブコネクタハウジングに装着された端子金具とが互いに
接続されるようにしたものにおいて、前記第1サブコネ
クタハウジングと前記第2サブコネクタハウジングとの
間には、前記第1と第2のコネクタの嵌合に際して、互
いに対応する種類のサブコネクタハウジング同士が正対
した場合には両コネクタの正規嵌合を許容し、互いに対
応しない種類のサブコネクタハウジング同士が正対した
場合には両コネクタの正規嵌合を規制する誤結防止手段
が設けられているところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記誤結防止手段は、前記第1サブコネクタ
ハウジングから嵌合方向の前方へ向けて突出して設けら
れてかつ種類ごとに異なった形態とされた誤結防止突部
と、前記第2サブコネクタハウジングに設けられて対応
する種類の第1サブコネクタハウジングが有する誤結防
止突部のみを受け入れ可能な受入部とから構成され、前
記第1と第2のコネクタの嵌合に際して、互いに対応す
る種類のサブコネクタハウジング同士が正対した場合に
は、前記誤結防止突部が前記受入部に受け入れられるこ
とで両コネクタの正規嵌合が許容され、互いに対応しな
い種類のサブコネクタハウジング同士が正対した場合に
は、前記誤結防止突部が前記第2サブコネクタハウジン
グに干渉することで両コネクタの正規嵌合が規制される
構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のものにおいて、前記第1及び第2のサブコネク
タハウジングにおいては、装着される端子金具の大きさ
ごとに互いに異なる種類が設定されているところに特徴
を有する。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、第
1サブコネクタハウジングと第2サブコネクタハウジン
グとの間に誤結防止手段を設けたことで、両側のサブコ
ネクタハウジング同士の対応が誤った状態で両コネクタ
が正規嵌合されることが規制される。
【0008】請求項2の発明によれば、誤結防止手段
は、第1サブコネクタハウジングに設けた誤結防止突部
と、第2サブコネクタハウジングに設けた受入部とから
構成されている。第1と第2のコネクタの嵌合に際し
て、両側のサブコネクタハウジング同士の組み合わせが
正しい場合には、第1サブコネクタハウジングの誤結防
止突部が正対した第2サブコネクタハウジングの受入部
に受け入れられて両コネクタが正規嵌合される。第1と
第2とでサブコネクタハウジング同士の組み合わせが誤
っていた場合には、第1サブコネクタハウジングの誤結
防止突部が、正対した第2サブコネクタハウジングに干
渉して両コネクタの正規嵌合が規制される。
【0009】請求項3の発明によれば、端子金具の大き
さごとにサブコネクタハウジングの種類を分けたため、
第1と第2のサブコネクタハウジングの対応を誤った状
態で両側のコネクタを嵌合しようとしたときに、例えば
小さいサイズの雄側端子金具のタブ部がそれより大きい
サイズの雌側端子金具に差し込まれて、両コネクタが正
規の位置まで嵌合されてしまうことを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態について
図1から図13を参照して説明する。本実施形態の分割
コネクタは、図1に示すように、互いに嵌合可能な雌雄
一対の分割コネクタF,Mを備えて構成されている。な
お、以下の説明においては、雄側分割コネクタM(本発
明の「第1のコネクタ」に相当)と雌側分割コネクタF
(本発明の「第2のコネクタ」に相当)とのそれぞれに
ついて互いに相手と嵌合する側を前面とする。
【0011】雄側分割コネクタMは、複数の収容室11
を有した雄側フレーム10(本発明の「第1フレーム」
に相当)と、各収容室11に収容可能な3種類の雄側サ
ブコネクタハウジング20A,20B,20C(本発明
の「第1サブコネクタハウジングに相当、以下雄ハウジ
ングという)とを備えている。
【0012】雄側フレーム10は、合成樹脂製であっ
て、図2及び図3に示すように、その前部には横長で略
角筒状をなすフード部12が前方へ開口して形成されて
いる。雄側フレーム10の後部は、フード部12よりも
一回り小さな略箱形の枠状をなしており、その内側には
格子状の仕切壁13によって仕切られることで上下2段
横4列に整列した計8個の収容室11が形成されてい
る。各収容室11は、前後に開放した略長方形をなして
おり、上下の収容室11が互いにほぼ対称構造となって
いる。
【0013】雄ハウジング20A,20B,20Cは、
合成樹脂により略直方体状に形成され、図4及び図5に
示すように、3種類とも外形が互いに概ね同形をなし、
雄側フレーム10の任意の収容室11内へ後方から嵌入
可能となっている。なお、下段の収容室11には、雄ハ
ウジング20A,20B,20Cが上下反転した姿勢で
収容される。これらの雄ハウジング20A,20B,2
0Cは、装着される端子金具の大きさごとに種類が分け
られている。即ち、雄ハウジング20Aには、小雄端子
21Aを収容可能な小キャビティ22Aが幅方向に3つ
並んで形成されている。また、雄ハウジング20Bに
は、中雄端子21Bを収容可能な中キャビティ22Bが
幅方向に2つ並んで形成されている。さらに、雄ハウジ
ング20Cには、大雄端子21Cを収容可能な大キャビ
ティ22Cが1つのみ形成されている。各キャビティ2
2A,22B,22Cは、それぞれ前後に開口して後側
の開口から雄端子21A,21B,21Cを挿入可能と
されるとともに、前側の開口には雄端子21A,21
B,21Cの有するタブ部23A,23B,23Cが挿
通されて、これが雄ハウジング20A,20B,20C
の前方へ突出した形態となる。各キャビティ22A,2
2B,22Cの底面には、前端寄り位置に上下に撓み変
形可能なランス24A,24B,24Cが形成され、こ
のランス24A,24B,24Cによって雄端子21
A,21B,21Cが抜け止め状態で係止されるように
なっている。雄ハウジング20Aにおいては、の上面に
は、リテーナ26がヒンジ26Aを介して開閉可能に一
体化された状態で設けられている。このリテーナ26の
下面には各小キャビティ22A内へ突出可能な計3つの
突起26Bが形成され、図4(A)に示すように、リテ
ーナ26を閉じた状態で突起26Bが小雄端子21Aに
係止することで、小雄端子21Aが二重に抜け止めされ
るようになっている。
【0014】雄ハウジング20A,20B,20Cの上
面には、やや前端寄りかつ幅方向の中央に、ロック突起
27が突設されている。雄ハウジング20Aにおいて
は、このロック突起27はリテーナ26の上面に一体に
形成されている。一方、雄側フレーム10には、上側の
収容室11の内上面及び下側の収容室11の内下面に、
ロック突起27が進入可能な進入溝14が後端から前方
へ延びて形成されている。また、雄側フレーム10の上
下面には、各進入溝14に対応する位置に上下方向に撓
み変形可能な弾性ロック片15が片持ち状に形成され、
その先端から進入溝14内へ突設された係止爪15A
が、ロック突起27に係止することで、雄ハウジング2
0A,20B,20Cが収容室11内に抜け止め状態で
保持されるようになっている。
【0015】一方、雌側分割コネクタFは、複数の収容
室31を有した雌側フレーム30(本発明の「第2フレ
ーム」に相当)と、これらの各収容室31に収容可能な
3種類の雌側サブコネクタハウジング40A,40B,
40C(本発明の「第2サブコネクタハウジング」に相
当、以下雌ハウジングという)とを備えている。
【0016】雌側フレーム30は、合成樹脂製であっ
て、図6及び図7に示すように、横長で略箱形の枠状を
なしている。雌側フレーム30の内側には、格子状の仕
切壁32によって仕切られることで上下2段横4列に整
列した計8個の収容室31が形成されている。各収容室
31は、前後に開放した略長方形をなしており、上下の
収容室31が互いにほぼ対称構造となっている。雌側フ
レーム30は、前端側からその大部分を雄側フレーム1
0のフード部12内に嵌入可能とされている。また、雌
側フレーム30の上面中央には、上下に撓み変形可能な
ロックアーム33が片持ち状に形成され、雌雄両フレー
ム30,10を正規に嵌合したときには、このロックア
ーム33がフード部12の内上面に突設されたロック受
部17に係止することで両フレーム30,10が離間不
能にロックされるようになっている。
【0017】雌ハウジング40A,40B,40Cは、
合成樹脂により略直方体状に形成され、図8及び図9に
示すように、3種類とも外形が互いに概ね同形をなし、
雌側フレーム30の任意の収容室31に対して後方から
嵌入可能となっている。なお、下段の収容室31には、
雌ハウジング40A,40B,40Cが上下反転した姿
勢で収容される。これらの雌ハウジング40A,40
B,40Cは、装着される雌端子の種類ごとに種類が分
けられている。即ち、雌ハウジング40Aには、小雌端
子41Aを収容可能な小キャビティ42Aが幅方向に3
つ並んで形成されている。また、雌ハウジング40Bに
は、中雌端子41Bを収容可能な中キャビティ42Bが
幅方向に2つ並んで形成されている。さらに、雌ハウジ
ング40Cには、大雌端子41Cを収容可能な大キャビ
ティ42Cが1つのみ形成されている。なお、小雌端子
41Aは小雄端子21A、中雌端子41Bは中雄端子2
1B、大雌端子41Cは大雄端子21Cに対応してお
り、雌ハウジング40Aは雄ハウジング20A、雌ハウ
ジング40Bは雄ハウジング20B、雌ハウジング40
Cは雄ハウジング20Cに対応する関係にある。各キャ
ビティ42A,42B,42Cは、それぞれ前後に開口
しており、後側の開口から雌端子41A,41B,41
Cを挿入可能とされている。また、前側の開口からは雄
端子21A,21B,21Cのタブ部23A,23B,
23Cが挿入されて、このタブ部23A,23B,23
Cが雌端子41A,41B,41Cの有する箱形の端子
接続部43A,43B,43C内に差し込まれて雌雄の
両端子が電気的に接続されるようになっている。
【0018】また、各キャビティ42A,42B,42
Cの底面には、前端側寄り位置に上下に撓み変形可能な
ランス44A,44B,44Cが形成され、このランス
44A,44B,44Cによって雌端子41A,41
B,41Cが抜け止め状態で係止されるようになってい
る。また、雌ハウジング40Aの上面には、リテーナ4
5がヒンジ45Aを介して開閉可能に一体化された状態
で設けられている。リテーナ45の下面には各小キャビ
ティ42A内へ突出可能な計3つの突起45Bが形成さ
れ、図8(A)に示すように、このリテーナ45を閉じ
た状態で突起45Bが小雌端子41Aに係止すること
で、小雌端子41Aが二重に抜け止めされるようになっ
ている。
【0019】雌ハウジング40A,40B,40Cの上
面には、やや前端寄りかつ幅方向の中央に、ロック突起
46が突設されている。雌ハウジング40Aにおいて
は、このロック突起46はリテーナ45の上面に一体に
形成されている。一方、雌側フレーム30には、上側の
収容室31の内上面及び下側の収容室31の内下面に、
ロック突起46が進入可能な進入溝34が後端から前方
へ延びて形成されている。また、雌側フレーム30の上
下面には、各進入溝34に対応する位置に上下方向に撓
み変形可能な弾性ロック片35が片持ち状に形成され、
その先端から進入溝34内へ突設された係止爪35A
が、ロック突起46に係止することで、雌ハウジング4
0A,40B,40Cが収容室31内に抜け止め状態で
保持されるようになっている。
【0020】さて、上記した雄ハウジング20A,20
B,20Cと雌ハウジング40A,40B,40Cとの
間には、以下に述べるように、雌雄のハウジング同士の
対応が間違った状態で雌雄両コネクタF,Mが嵌合され
ることを防止するための誤結防止手段が設けられてい
る。雄ハウジング20Aには、前端下部から前方へ向け
て誤結防止突部28Aが突設されている。この誤結防止
突部28Aは、雄ハウジング20Aのほぼ全幅にわたっ
て形成されている。一方、対応する雌ハウジング40A
の前面下部には、受入部47Aが全幅にわたって凹んで
形成されており、図10(A)に簡略化して示すよう
に、雄ハウジング20Aと雌ハウジング40Aとの互い
の前面を突き合せたときに、誤結防止突部28Aが受入
部47A内に受け入れられるようにされている。
【0021】また、雄ハウジング20Bには、前端下部
から前方へ向けて誤結防止突部28Bが突設されてい
る。この誤結防止突部28Bは、雄ハウジング20Bの
正面から見て左半分の領域に形成されている。一方、対
応する雌ハウジング40Bの前面下部には受入部47B
が右半分の領域に凹んで形成されており、図10(B)
に簡略化して示すように、雄ハウジング20Bと雌ハウ
ジング40Bとの互いの前面を突き合せたときに、誤結
防止突部28Bが受入部47B内に受け入れられるよう
にされている。なお、雄ハウジング20C及び雌ハウジ
ング40Cには、誤結防止突部や受入部は設けられてい
ない。つまり、雄ハウジング20A,20B,20C及
び雌ハウジング40A,40B,40Cは、誤結防止突
部28A,28B又は受入部47A,47Bを含めた前
面部分の形状が各種類ごとに異なるようにされている。
【0022】本実施形態は以上の構成であり、続いてそ
の作用について説明する。雌雄の両フレーム10,30
には、回路構成等に応じて適宜使用するハウジングの種
類とその個数と装着する収容室11,31の位置とが決
定される。雄側フレーム10の各収容室11に、雄ハウ
ジング20A,20B,20Cを後方から嵌入していく
と、進入溝14内にロック突起27が進入し、雄ハウジ
ング20A,20B,20Cが正規の位置まで至るとと
もに、ロック突起27の後側に弾性ロック片15が弾性
的に係止して、雄ハウジング20A,20B,20Cが
抜け止め状態で保持される。同様に、雌側フレーム30
の各収容室11に雌ハウジング40A,40B,40C
を嵌入すると、進入溝34に進入したロック突起46に
弾性ロック片35が弾性的に係止することで、雌ハウジ
ング40A,40B,40Cが抜け止め状態で保持され
る。
【0023】続いて、上記のようにして組み立てられた
雄側分割コネクタMと雌側分割コネクタFとを嵌合す
る。図1に矢線で示すように、雌側分割コネクタFの雌
側フレーム30をフード部12内へ嵌め入れていくと、
フード部12内に突出した雄ハウジング20A,20
B,20Cの各タブ部23A,23B,23Cが正対す
る雌ハウジング40A,40B,40Cのキャビティ4
2A,42B,42C内に挿入され、そこに収容された
雌端子41A,41B,41Cの端子接続部43A,4
3B,43C内に差し込まれる。そして、両コネクタ
F,Mが、雌側フレーム30の前端面がフード部12の
奥壁に突き当たる正規の嵌合位置まで嵌合されると、図
11に示すように、各雄ハウジング20A,20B,2
0Cの前面が正対する雌ハウジング40A,40B,4
0Cの前面に突き当たるとともに、誤結防止突部28
A,28Bが対応する雌ハウジング40A,40Bの受
入部47A,47Bに受け入れられる。
【0024】ここで、両コネクタF,Mを組み立てる際
に、作業者がフレーム10,30に収容するハウジング
の種類や位置を間違えてしまうことが起こりうる。例え
ば雄ハウジング20Aに正対する位置の収容室31に雌
ハウジング40Bが装着されていた場合には、雌雄両コ
ネクタF,Mを嵌合する途中で、図12(A)及び図1
3に示すように、誤結防止突部28Aの先端が雌ハウジ
ング40Bの前面に突き当たり、両コネクタF,Mのそ
れ以上の嵌合が規制される。従って、作業者は、両コネ
クタF,Mが正規の嵌合位置に至らないことから、組み
付けの誤りを認知することができる。
【0025】また、上記と同様に、雄ハウジング20B
に正対する位置に雌ハウジング40Cが装着されていた
場合には、図12(B)に示すように、嵌合途中で誤結
防止突部28Bの先端が雌ハウジング40Cの前面に突
き当たり、両コネクタF,Mの正規嵌合が規制される。
さらに、雄ハウジング20Aに正対する位置に雌ハウジ
ング40Cが装着されていた場合にも同様に、嵌合途中
で誤結防止突部28Aの先端が雌ハウジング40Cの前
面に突き当たって両コネクタF,Mの正規嵌合が規制さ
れる。
【0026】なお、雄側の方が雌側よりも大きなサイズ
の端子が装着されていた場合、即ち、雄ハウジング20
Bに正対する位置に雌ハウジング20Aが装着されてい
た場合、又は雄ハウジング20Cに正対する位置に雌ハ
ウジング20A,20Bが装着されていた場合には、嵌
合の途中で、雄端子21B,21Cのタブ部23B,2
3Cが相手側のキャビティ42A,42Bの開口縁部に
突き当たるため、この場合も両コネクタF,Mの正規嵌
合が規制される。
【0027】以上のように、本実施形態によれば、雄ハ
ウジング20A,20B,20Cと雌ハウジング40
A,40B,40Cとの間に誤結防止手段を設けたこと
で、雌雄のハウジング同士の対応が誤った状態で両コネ
クタF,Mが正規嵌合されることが規制される。
【0028】また、誤結防止手段は、雄ハウジング20
A,20Bに設けた誤結防止突部28A,28Bと、雌
ハウジング40A,40Bに設けた受入部47A,47
Bとから構成されている。雌雄両コネクタF,Mの嵌合
に際して、雄側と雌側とでハウジング同士の組み合わせ
が正しい場合には、雄ハウジング20A,20Bの誤結
防止突部28A,28Bが雌ハウジング40A,40B
の受入部47A,47Bに受け入れられて両コネクタ
F,Mが正規嵌合される。雄側と雌側とでハウジング同
士の組み合わせが誤っていた場合には、雄ハウジング2
0A,20Bの誤結防止突部28A,28Bが正対した
雌ハウジング40B,40Cに干渉して両コネクタF,
Mの正規嵌合が規制される。
【0029】また、端子金具の大きさごとにハウジング
の種類を分けたため、雌雄のハウジングの対応を誤った
状態で両コネクタF,Mを嵌合しようとしたときに、小
さいサイズの雄端子21A,21Bのタブ部23A,2
3Bがそれより大きいサイズの雌端子41B,41Cに
差し込まれて、両コネクタF,Mが正規の位置まで嵌合
されてしまうことを防止できる。
【0030】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態では、収容する端子金具の大きさに
よってサブコネクタハウジングを種類分けしたが、他の
要素に基づいて種類分けしても良い。例えば同じサイズ
の端子金具が装着されるサブコネクタハウジング同士で
あっても、種類分けして誤結防止手段を設けることで、
端子金具が回路構成上間違った相手と接続されるの防ぐ
ことができる。 (2)誤結防止突部の形状、位置、個数等は適宜変更す
ることができ、雌側のサブコネクタハウジングに設けて
も良く、あるいは雌雄両側のサブコネクタハウジングに
設けても良い。 (3)上記実施形態では、各収容室に一個ずつサブコネ
クタハウジングが収容されるものを示したが、本発明に
よれば、サブコネクタハウジングは例えば隣り合う一対
の収容室に跨って一個のものが装着されるような形態の
ものを用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における雌雄の分割コネクタの嵌合
前の状態を示す側断面図
【図2】雄側フレームの正面図
【図3】雄側フレーム及び雄ハウジングの分解側断面図
【図4】3種類の雄ハウジングを示す側断面図
【図5】その正面図
【図6】雌側フレームの正面図
【図7】雌側フレーム及び雌ハウジングの側断面図
【図8】3種類の雌ハウジングを示す側断面図
【図9】その正面図
【図10】誤結防止手段の構成を簡略的に示す説明図
【図11】雌雄の分割コネクタを正規嵌合した状態を示
す側断面図
【図12】誤結防止突部が相手側ハウジングに干渉した
状態を簡略的に示す説明図
【図13】雌雄の分割コネクタの嵌合が規制された状態
を示す側断面図
【図14】従来例における分割コネクタを示す平面図
【符号の説明】
M…雄側分割コネクタ(第1のコネクタ) F…雌側分割コネクタ(第2のコネクタ) 10…雄側フレーム(第1フレーム) 11…収容室 20A,20B,20C…雄ハウジング(第1サブコネ
クタハウジング) 21A,21B,21C…雄端子(端子金具) 28A,28B…誤結防止突部(誤結防止手段) 30…雌側フレーム(第2フレーム) 31…収容室 40A,40B,40C…雌ハウジング(第2サブコネ
クタハウジング) 41A,41B,41C…雌端子(端子金具) 47A,47B…受入部(誤結防止手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な第1と第2のコネクタ
    を備えるとともに、 前記第1のコネクタは、収容室を備えた第1フレーム
    と、前記収容室に収容可能とされた複数種類の第1サブ
    コネクタハウジングとを備え、 前記第2のコネクタは、収容室を備えた第2フレーム
    と、前記収容室に収容可能とされた複数種類の第2サブ
    コネクタハウジングとを備え、 前記第1と第2のコネクタを正規に嵌合することによ
    り、前記第1サブコネクタハウジングに装着された端子
    金具と、その第1サブコネクタハウジングと正対する第
    2サブコネクタハウジングに装着された端子金具とが互
    いに接続されるようにしたものにおいて、 前記第1サブコネクタハウジングと前記第2サブコネク
    タハウジングとの間には、前記第1と第2のコネクタの
    嵌合に際して、互いに対応する種類のサブコネクタハウ
    ジング同士が正対した場合には両コネクタの正規嵌合を
    許容し、互いに対応しない種類のサブコネクタハウジン
    グ同士が正対した場合には両コネクタの正規嵌合を規制
    する誤結防止手段が設けられていることを特徴とする分
    割コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記誤結防止手段は、前記第1サブコネ
    クタハウジングから嵌合方向の前方へ向けて突出して設
    けられてかつ種類ごとに異なった形態とされた誤結防止
    突部と、前記第2サブコネクタハウジングに設けられて
    対応する種類の第1サブコネクタハウジングが有する誤
    結防止突部のみを受け入れ可能な受入部とから構成さ
    れ、前記第1と第2のコネクタの嵌合に際して、互いに
    対応する種類のサブコネクタハウジング同士が正対した
    場合には、前記誤結防止突部が前記受入部に受け入れら
    れることで両コネクタの正規嵌合が許容され、互いに対
    応しない種類のサブコネクタハウジング同士が正対した
    場合には、前記誤結防止突部が前記第2サブコネクタハ
    ウジングに干渉することで両コネクタの正規嵌合が規制
    される構成としたことを特徴とする請求項1に記載の分
    割コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2のサブコネクタハウジ
    ングにおいては、装着される端子金具の大きさごとに互
    いに異なる種類が設定されていることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の分割コネクタ。
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JP7348090B2 (ja) 2020-01-24 2023-09-20 日本航空電子工業株式会社 コネクタ組立体

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