JP2020077568A - 積層式コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フロントマスクを設けることなく、雄端子を収容することができる積層式コネクタを提供する。【解決手段】積層式コネクタであって、雄端子22は、筒状の本体部24と、本体部24の前端から前方に突出するタブ部26と、を備えており、複数のサブハウジングは、少なくとも、互いに積層される第5サブハウジング12E、及び、第6サブハウジング12F、を備えており、第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fの互いに対向する面には、雄端子22が収容される下側収容溝46E及び上側収容溝36Fがそれぞれ開口して設けられ、雄端子22は、下側収容溝46E及び上側収容溝36Fとの間に位置しており、第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fの前面には、第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fが積層された状態において、雄端子22のタブ部26が挿通されるタブ挿通口が開口して設けられている。【選択図】図9
Description
本明細書によって開示される技術は、積層式コネクタに関する。
従来の積層式コネクタの一例として、下記特許文献1に記載の積層式コネクタが知られている。この積層式コネクタは、複数の電線の末端に各々固定される複数の雌型端子と、これらの雌型端子を保持するための複数のサブハウジングと、複数のサブハウジングが互いに積層された状態に保持するホルダハウジングと、を備えている。
ホルダハウジングは、積層されたサブハウジングのうち相手方コネクタに対向する面を一括して覆うフロントマスク部と、サブハウジングを前記フロントマスク部よりも後側の位置で外側から保持する保持部とを備える。
上記構成では、フロントマスク部を設けることにより、サブハウジングに収容された雌型端子の前方への抜け止めがなされている。しかしながら、雄型端子によって積層式コネクタを構成しようとした場合、相手側の雌型端子と接触するタブ部が、サブハウジングの相手側コネクタと対向する面から嵌合方向前方に突出していることから、積層されたサブハウジングに保持部を上方から取付ける際に、フロントマスク部がタブ部に干渉することでホルダハウジングをサブハウジングに取付けることができない。
本明細書で開示される積層式コネクタは、前後方向に長い形状をなす雄端子と、上下方向に互いに積層され、前記雄端子が収容される複数のサブハウジングと、を備える積層式コネクタであって、前記雄端子は、筒状の本体部と、前記本体部の前端から前方に突出するタブ部と、を備えており、前記複数のサブハウジングは、少なくとも、互いに積層される一のサブハウジング、及び、二のサブハウジング、を備えており、前記一のサブハウジング及び前記二のサブハウジングの互いに対向する面には、前記雄端子が収容される一の収容溝及び二の収容溝がそれぞれ開口して設けられ、前記雄端子は、前記一の収容溝及び前記二の収容溝との間に位置しており、前記一のサブハウジング及び前記二のサブハウジングの前面には、前記一のサブハウジング及び前記二のサブハウジングが積層された状態において、前記雄端子のタブ部が挿通される挿通口が開口して設けられ、前記挿通口は、前記一の収容溝及び前記二の収容溝と連通しており、前記挿通口の開口の大きさは、前記本体部よりも小さくなっている。
挿通口の開口の大きさは本体部よりも小さくなっているため、従来のように、サブハウジングの前面にフロントマスクを設けることなく、雄端子が前方に抜け落ちることを抑制することができる。したがって、雄端子によって積層式コネクタを構成することができる。
また、互いに積層された前記複数のサブハウジングを収容可能なハウジング本体を備える構成としても良い。
互いに積層された複数のサブハウジングをハウジング本体に収容することで、複数のサブハウジングを積層された状態に保持することができる。
また、前記雄端子の前記本体部の前端部は、前記タブ部に向けて傾斜するテーパー状をなしており、前記一の収容溝の内壁の前端部、又は、前記二の収容溝の内壁の前端部の少なくとも一方は、前記本体部の前端部の形状に合わせて、前記挿通口に向けて傾斜するテーパー状をなしている構成としても良い。
本体部の前端部はタブ部に向けて傾斜するテーパー状をなしていることから、一の収容溝の内壁の前端部、又は、二の収容溝の内壁の前端部の少なくとも一方を、本体部の前端部の形状に合わせて、挿通口に向けて傾斜するテーパー状をなす形状にすることで、本体部の前端部が一の収容溝の内壁の前端部、又は、二の収容溝の内壁の前端部の少なくとも一方に後方から当接し、雄端子がサブハウジングから前方に抜け落ちることを抑制することができる。
また、前記二のサブハウジングの上方に前記一のサブハウジングが積層されることとされ、前記二のサブハウジングの後端には、第1嵌合部が設けられ、前記一のサブハウジングの後端には、下方に突出し、前記第1嵌合部と嵌合可能とされ、前記第1嵌合部と嵌合することで、前記二のサブハウジングに対して、上方、及び、前方に変位することを抑制する第2嵌合部が設けられている構成としても良い。
一のサブハウジングが、二のサブハウジングに対して、上方、及び、前方に変位することを抑制することができる。
また、前記二のサブハウジングの幅方向両端には、上方に片持ち状に突出し、さらに内方に突出する一対のロックアームが設けられ、前記一のサブハウジングの両側面には、一対の第1突部が突設されており、前記一対のロックアームが前記一対の第1突部を側方から覆いつつ、前記一対の第1突部が前記一対のロックアームの端部に下方から当接可能に位置することで、前記一のサブハウジングは、前記二のサブハウジングに対して側方及び上方に変位することが抑制され、前記一のサブハウジングの前記一対の第1突部の前方には、前記一対のロックアームに前方から当接可能な一対の第2突部が突設されており、前記一対の第2突部が前記一対のロックアームに前方から当接することで、前記一のサブハウジングは、前記二のサブハウジングに対して後方に変位することが抑制される構成としても良い。
一のサブハウジングが、二のサブハウジングに対して、側方、上方、及び、後方に変位することを抑制することができる。
本明細書に開示される技術によれば、雄端子によって積層式コネクタを構成することができる。
<実施形態>
図1から図14を参照して本実施形態を説明する。本実施形態の積層式コネクタ10は、図1、図2に示すように、上下方向に互いに積層される複数のサブハウジング12から構成されるサブハウジング組立体14と、前方にフード状に開口するフード部16A、及び、サブハウジング組立体14が後方から収容され、サブハウジング組立体14を積層された状態に保持するサブハウジング収容部16Bを有する筒状のハウジング本体16と、を備えている。以降の説明では、図1から図14におけるX方向を前後方向の前方とし、Y方向を左右方向の右方とし、Z方向を上下方向の上方とする。
図1から図14を参照して本実施形態を説明する。本実施形態の積層式コネクタ10は、図1、図2に示すように、上下方向に互いに積層される複数のサブハウジング12から構成されるサブハウジング組立体14と、前方にフード状に開口するフード部16A、及び、サブハウジング組立体14が後方から収容され、サブハウジング組立体14を積層された状態に保持するサブハウジング収容部16Bを有する筒状のハウジング本体16と、を備えている。以降の説明では、図1から図14におけるX方向を前後方向の前方とし、Y方向を左右方向の右方とし、Z方向を上下方向の上方とする。
雄端子22は、図9、図11、図12に示すように、前後方向に長い形状をなしており、筒状の本体部24と、本体部24の前端から前方に突出する板状のタブ部26と、本体部24の後端から後方に突出しており、電線Wの芯線に圧着される電線接続部28と、を備えている。本体部24の前端部30は、タブ部26に向けて傾斜するテーパー状をなしている。また、本体部24の下面には、端子側突部32が突設されている。
サブハウジング組立体14は、図3から図6に示すように、互いに積層される6つのサブハウジング12と、最下段のサブハウジング12に下方から取付けられるリテーナ34と、から構成されている。
6つのサブハウジング12のうち、上から1段目の第1サブハウジング12A及び2段目の第2サブハウジング12Bには、タブサイズの大きい雄端子(図示せず)が収容される。また、上から3段目の第3サブハウジング12C、4段目の第4サブハウジング12D、5段目の第5サブハウジング(一のサブハウジング)12E、6段目の第6サブハウジング(二のサブハウジング)12Fには、タブサイズの小さい雄端子22が収容される。以降は、5段目の第5サブハウジング12E、及び、6段目の第6サブハウジング12Fについて詳細に説明する。
第5サブハウジング12Eは、板状をなしており、図7、図10に示すように、第5サブハウジング12Eの上面には、前後方向に長い上側収容溝36Eが、左右方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。上側収容溝36Eは、前方に位置する前方収容溝38Eと、後方に位置する後方収容溝40Eと、から構成され、前方収容溝38Eと後方収容溝40Eとは、前後方向に所定の間隔を開けて配されている。
第5サブハウジング12Eの下面には、図11、図12に示すように、前後方向に長い下側収容溝46Eが、左右方向に所定の間隔を開けて複数設けられている。第5サブハウジング12Eには、左右方向に長い板状をなす底板部42Eが設けられており、底板部42Eは、それぞれの下側収容溝46Eの一部を下方から覆っている。底板部42Eの下側収容溝46Eと対向する面には、図9に示すように、前方に片持ち状に突出するランス部48が設けられている。
第5サブハウジング12Eの後面には、雄端子22が挿通される複数のキャビティ50Eが開口して設けられており、それぞれのキャビティ50Eの内部は、それぞれの下側収容溝46Eと連通している。
図10に示すように、第5サブハウジング12Eの前面の上端部には、雄端子22のタブ部26が挿通される複数の上側挿通口52Eが開口して設けられており、それぞれの上側挿通口52Eは、上側収容溝36Eと連通している。上側収容溝36Eの内壁の前端部55Eは、上側挿通口52Eに向けて傾斜するテーパー状をなしており、雄端子22の本体部24の前端部30の形状に合わせて、同じ角度の傾斜となっている。
図11に示すように、第5サブハウジング12Eの前面の下端部には、雄端子22のタブ部26が挿通される複数の下側挿通口54Eが開口して設けられており、それぞれの下側挿通口54Eは、下側収容溝46Eと連通している。下側収容溝46Eの内壁の前端部58Eは、下側挿通口54Eに向けて傾斜するテーパー状をなしており、雄端子22の本体部24の前端部30の形状に合わせて、同じ角度の傾斜となっている。
図10に示すように、第5サブハウジング12Eの後端の両側には、一対の凹部59Eが開口して設けられている。また、第5サブハウジング12Eの後端の両側には、下方(積層状態では第6サブハウジング12F側)に突出し、さらに前方に突出する一対の鉤部(第2嵌合部)60が設けられている。
第5サブハウジング12Eの左右方向両端(幅方向両端)には、上方に片持ち状に突出する一対のロックアーム62Eが設けられており、一対のロックアーム62Eの上端部には、内方に突出する一対のロック部64Eが設けられている。
図7に示すように、第5サブハウジング12Eの両側面には、一対の第1突部66E、及び、一対の第2突部68Eが突設されている。一対の第1突部66Eは、一対のロックアーム62Eの下方に位置しており、一対の第2突部68Eは、一対の第1突部66E及び一対のロックアーム62Eの前方に位置している。
図7に示すように、第5サブハウジング12Eの両側面には、一対の第1突部66E、及び、一対の第2突部68Eが突設されている。一対の第1突部66Eは、一対のロックアーム62Eの下方に位置しており、一対の第2突部68Eは、一対の第1突部66E及び一対のロックアーム62Eの前方に位置している。
第6サブハウジング12Fは、第5サブハウジング12Eと略同じ形状をなしており、一対の鉤部60が設けられていない点を除き、第5サブハウジング12Eと同じ構成となっている。第5サブハウジング12Eの各部の符号は、語尾に「E」を付加していたが、第6サブハウジング12Fの各部の符号は、語尾に「F」を付加して第5サブハウジング12Eと区別する。第5サブハウジング12Eの下側収容溝46Eに雄端子22が収容された状態で、第5サブハウジング12Eは、第6サブハウジング12Fの上方に積層される。
雄端子22が第5サブハウジング12Eのキャビティ50Eから、下側収容溝46E内に収容されると、図9に示すように、本体部24の端子側突部32が、第5サブハウジング12Eのランス部48Eの前端に前方から当接可能に位置する。これにより、雄端子22の後方への抜け止めがなされている。
第5サブハウジング12Eと第6サブハウジング12Fとが積層されると、図9に示すように、サブハウジング12Fの上側収容溝36Fの前方収容溝38Fに雄端子22の前端部30が収容され、後方収容溝40Fに雄端子22の電線接続部28が収容される。また、サブハウジング12Fの前方収容溝38Fと後方収容溝40Fとの間に、サブハウジング12Eの底板部42Eが収容される。
また、第5サブハウジング12Eと第6サブハウジング12Fとが積層されると、図8に示すように、第5サブハウジング12Eの下側挿通口54Eと、第6サブハウジング12Fの上側挿通口52Fとからなる一つのタブ挿通口(挿通口)70が形成される。タブ挿通口70の開口の大きさは、本体部24よりも小さくなっており、本体部24の前端部30は、第5サブハウジング12Eの下側収容溝46Eの内壁の前端部58E、及び、第6サブハウジング12Fの上側収容溝36Fの内壁の前端部55Fに前方から当接している。これにより、雄端子22は、前方への抜け止めがなされている。
図13、図14を参照して第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fの組付けを行う手順について説明する。なお、第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fの組付けは、第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fを上下逆にした状態で行っても良い。
先ず、図13に示すように、第6サブハウジング12Fの一対の凹部(第1嵌合部)59Fに、第5サブハウジング12Eの一対の鉤部60の先端を収容し、第5サブハウジング12Eの一対の鉤部60と、第6サブハウジング12Fの一対の凹部59Fとを嵌合する。次に、図14に示すように、第5サブハウジング12Eを、第6サブハウジング12F側に倒すと、第6サブハウジング12Fの一対のロックアーム62Fが、第5サブハウジング12Eの一対の第1突部66Eを左右両側方から覆いつつ、第5サブハウジング12Eの第1突部66Eに下方から当たることにより、一対のロックアーム62Fは外方に弾性変位し、第5サブハウジング12Eに組付けられる。なお、第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12F以外の他のサブハウジング12についても同様に組付けられる。
第5サブハウジング12E及び第6サブハウジング12Fの組付けが完了した状態において、第5サブハウジング12Eを上方に変位させようとすると、第5サブハウジング12Eの一対の鉤部60が第6サブハウジング12Fの一対の凹部59Fの内壁に下方から当接し、さらに、第5サブハウジング12Eの一対の第1突部66Eが第6サブハウジング12Fの一対のロックアーム62Fのロック部64Fに下方から当接するため、第5サブハウジング12Eは、第6サブハウジング12Fに対して上方に変位することが抑制される。
また、第5サブハウジング12Eを前方に変位させようとすると、第5サブハウジング12Eの一対の鉤部60が、第6サブハウジング12Fの一対の凹部59Fの開口縁に後方から当接するため、第5サブハウジング12Eは第6サブハウジング12Fに対して前方に変位することが抑制される。
また、第5サブハウジング12Eを側方(左方又は右方)に変位させようとすると、第5サブハウジング12Eの第1突部66Eが、第1突部66Eを側方から覆う第6サブハウジング12Fのロックアーム62Fに当接するため、第5サブハウジング12Eは、第6サブハウジング12Fに対して側方に変位することが抑制される。
また、第5サブハウジング12Eを後方に変位させようとすると、第5サブハウジング12Eの第2突部68Eが、第6サブハウジング12Fの一対のロックアーム62Fの前端に前方から当接し、第5サブハウジング12Eが後方に変位することが抑制される。
以上のように本実施形態によれば、タブ挿通口(挿通口)70の開口の大きさは本体部24よりも小さくなっているため、従来のように、サブハウジングの前面にフロントマスクを設けることなく、雄端子22が前方に抜け落ちることを抑制することができる。
また、互いに積層された複数のサブハウジング12をハウジング本体16に収容することで、複数のサブハウジング12を積層された状態に保持することができる。
また、本体部24の前端部30はタブ部26に向けて傾斜するテーパー状をなしていることから、第5サブハウジング(一のサブハウジング)12Eの下側収容溝(一の収容溝)46Eの内壁の前端部58E、又は、第6サブハウジング(二のサブハウジング)12Fの上側収容溝(二の収容溝)36Fの内壁の前端部55Fの少なくとも一方を、本体部24の前端部30の形状に合わせて、タブ挿通口70(挿通口)に向けて傾斜するテーパー状をなす形状にすることで、本体部24の前端部30が第5サブハウジング(一のサブハウジング)12Eの下側収容溝(一の収容溝)46Eの内壁の前端部58E、又は、第6サブハウジング(二のサブハウジング)12Fの上側収容溝(二の収容溝)36Fの内壁の前端部55Fの少なくとも一方に後方から当接し、雄端子22が第5サブハウジング12E、及び、第6サブハウジング12Fから前方に抜け落ちることを抑制することができる。
また、第5サブハウジング(一のサブハウジング)12Eが、第6サブハウジング(二のサブハウジング)12Fに対して、上方、及び、前方に変位することを抑制することができる。
また、第5サブハウジング(一のサブハウジング)12Eが、第6サブハウジング(二のサブハウジング)12Fに対して、側方、上方向、及び、後方に変位することを抑制することができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、サブハウジング12側にランス部48が設けられている構成としたが、雄端子にランス部を設ける構成としても良い。
(2)上記実施形態では、サブハウジング12は、6つである構成としたが、サブハウジング12の数は、2つ以上であればいくつでも良い。
(3)上記実施形態では、第5サブハウジング12Eの下側収容溝46Eの内壁の前端部58E、及び、第6サブハウジング12Fの上側収容溝36Fの内壁の前端部55Fは、本体部24の前端部30の形状に合わせて、上側挿通口52F及び下側挿通口54Eに向けて傾斜するテーパー状をなしている構成としたが、第5サブハウジングの下側収容溝の内壁の前端部、又は、第6サブハウジングの上側収容溝の内壁の前端部の少なくとも一方が、本体部の前端部の形状に合わせてテーパー状をなしている構成としても良い。
(4)上記実施形態では、タブ挿通口70は、第5サブハウジング12Eの下側挿通口54Eと、第6サブハウジング12Fの上側挿通口52Fとからなる構成としたが、第6サブハウジングの上側挿通口を設けない構成とし、第5サブハウジングの下側挿通口をタブ挿通口である構成としても良い。
(5)上記実施形態では、一つのサブハウジング12に鉤部60を一対設けているものの、鉤部60を一つだけ設けるようにしても良い。
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、サブハウジング12側にランス部48が設けられている構成としたが、雄端子にランス部を設ける構成としても良い。
(2)上記実施形態では、サブハウジング12は、6つである構成としたが、サブハウジング12の数は、2つ以上であればいくつでも良い。
(3)上記実施形態では、第5サブハウジング12Eの下側収容溝46Eの内壁の前端部58E、及び、第6サブハウジング12Fの上側収容溝36Fの内壁の前端部55Fは、本体部24の前端部30の形状に合わせて、上側挿通口52F及び下側挿通口54Eに向けて傾斜するテーパー状をなしている構成としたが、第5サブハウジングの下側収容溝の内壁の前端部、又は、第6サブハウジングの上側収容溝の内壁の前端部の少なくとも一方が、本体部の前端部の形状に合わせてテーパー状をなしている構成としても良い。
(4)上記実施形態では、タブ挿通口70は、第5サブハウジング12Eの下側挿通口54Eと、第6サブハウジング12Fの上側挿通口52Fとからなる構成としたが、第6サブハウジングの上側挿通口を設けない構成とし、第5サブハウジングの下側挿通口をタブ挿通口である構成としても良い。
(5)上記実施形態では、一つのサブハウジング12に鉤部60を一対設けているものの、鉤部60を一つだけ設けるようにしても良い。
10:積層式コネクタ
12:サブハウジング
12E:第5サブハウジング(一のサブハウジング)
12F:第6サブハウジング(二のサブハウジング)
16:ハウジング本体
22:雄端子
24:本体部
26:タブ部
30:前端部
36E,36F:上側収容溝(二の収容溝)
46E:下側収容溝(一の収容溝)
55E,55F:上側収容溝の内壁の前端部
58E:下側収容溝の内壁の前端部
59E,59F:凹部(第1嵌合部)
60:鉤部(第2嵌合部)
62E,62F:ロックアーム
66E:第1突部(突部)
68E:第2突部(突部)
70:タブ挿通口(挿通口)
12:サブハウジング
12E:第5サブハウジング(一のサブハウジング)
12F:第6サブハウジング(二のサブハウジング)
16:ハウジング本体
22:雄端子
24:本体部
26:タブ部
30:前端部
36E,36F:上側収容溝(二の収容溝)
46E:下側収容溝(一の収容溝)
55E,55F:上側収容溝の内壁の前端部
58E:下側収容溝の内壁の前端部
59E,59F:凹部(第1嵌合部)
60:鉤部(第2嵌合部)
62E,62F:ロックアーム
66E:第1突部(突部)
68E:第2突部(突部)
70:タブ挿通口(挿通口)
Claims (5)
- 前後方向に長い形状をなす雄端子と、上下方向に互いに積層され、前記雄端子が収容される複数のサブハウジングと、を備える積層式コネクタであって、
前記雄端子は、筒状の本体部と、前記本体部の前端から前方に突出するタブ部と、を備えており、
前記複数のサブハウジングは、少なくとも、互いに積層される一のサブハウジング、及び、二のサブハウジング、を備えており、
前記一のサブハウジング及び前記二のサブハウジングの互いに対向する面には、前記雄端子が収容される一の収容溝及び二の収容溝がそれぞれ開口して設けられ、前記雄端子は、前記一の収容溝及び前記二の収容溝との間に位置しており、
前記一のサブハウジング及び前記二のサブハウジングの前面には、前記一のサブハウジング及び前記二のサブハウジングが積層された状態において、前記雄端子のタブ部が挿通される挿通口が開口して設けられ、前記挿通口は、前記一の収容溝及び前記二の収容溝と連通しており、
前記挿通口の開口の大きさは、前記本体部よりも小さくなっている積層式コネクタ。 - 互いに積層された前記複数のサブハウジングを収容可能なハウジング本体を備える請求項1に記載の積層式コネクタ。
- 前記雄端子の前記本体部の前端部は、前記タブ部に向けて傾斜するテーパー状をなしており、
前記一の収容溝の内壁の前端部、又は、前記二の収容溝の内壁の前端部の少なくとも一方は、前記本体部の前端部の形状に合わせて、前記挿通口に向けて傾斜するテーパー状をなしている請求項1又は請求項2に記載の積層式コネクタ。 - 前記二のサブハウジングの上方に前記一のサブハウジングが積層されることとされ、
前記二のサブハウジングの後端には、第1嵌合部が設けられ、前記一のサブハウジングの後端には、下方に突出し、前記第1嵌合部と嵌合可能とされ、前記第1嵌合部と嵌合することで、前記二のサブハウジングに対して、上方、及び、前方に変位することを抑制する第2嵌合部が設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の積層式コネクタ。 - 前記二のサブハウジングの幅方向両端には、上方に片持ち状に突出し、さらに内方に突出する一対のロックアームが設けられ、前記一のサブハウジングの両側面には、一対の第1突部が突設されており、
前記一対のロックアームが前記一対の第1突部を側方から覆いつつ、前記一対の第1突部が前記一対のロックアームの端部に下方から当接可能に位置することで、前記一のサブハウジングは、前記二のサブハウジングに対して側方及び上方に変位することが抑制され、
前記一のサブハウジングの前記一対の第1突部の前方には、前記一対のロックアームに前方から当接可能な一対の第2突部が突設されており、前記一対の第2突部が前記一対のロックアームに前方から当接することで、前記一のサブハウジングは、前記二のサブハウジングに対して後方に変位することが抑制される請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の積層式コネクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018211235A JP2020077568A (ja) | 2018-11-09 | 2018-11-09 | 積層式コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018211235A JP2020077568A (ja) | 2018-11-09 | 2018-11-09 | 積層式コネクタ |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020077568A true JP2020077568A (ja) | 2020-05-21 |
Family
ID=70724305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018211235A Pending JP2020077568A (ja) | 2018-11-09 | 2018-11-09 | 積層式コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020077568A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220094853A (ko) * | 2020-12-29 | 2022-07-06 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 커넥터 |
-
2018
- 2018-11-09 JP JP2018211235A patent/JP2020077568A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220094853A (ko) * | 2020-12-29 | 2022-07-06 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 커넥터 |
KR102484077B1 (ko) | 2020-12-29 | 2023-01-04 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 커넥터 |
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