JP2006059597A - ジョイントコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 後からの回路変更に対応可能なジョイントコネクタを提供する。
【解決手段】 コネクタハウジング20が第1分割ハウジング21Aと第2分割ハウジング21Bとに分割される。第1分割ハウジング21Aに対して、ジョイント端子10が圧入により装着され、一側の第1タブ12Aが嵌合凹部23Aに突出する。次に、第1分割ハウジング21Aが第2分割ハウジング21Bに対して組み付けられると、他側の第2タブ12Bは圧入により位置決めされて嵌合凹部23Bに突出する。両ハウジング21A,21Bはロック機構40,42によって結合状態にロックされる。ジョイント端子10を取り外す場合は、ロックを解除して両分割ハウジング21A,21Bを解離したのち、第1分割ハウジング21Aからジョイント端子10を抜けばよい。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ジョイントコネクタに関する。
従来ジョイントコネクタの一例として、以下のようなものが知られている。これは、相手コネクタとの嵌合凹部を互いに反対側の面に設けたコネクタハウジングに対して、両側に端子片を突設してなるジョイント端子が、両側の端子片を各嵌合凹部に臨ませた状態でインサート形成により装着された構造であって、両嵌合凹部にそれぞれ相手コネクタを嵌合することにより、電線を各種態様で分岐接続するものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−330007号公報
上記のように、ジョイント端子がインサート成形によりコネクタハウジングに装着されたものは、ジョイント端子が一体的に埋め込まれることから、防水性を得る場合等には有用であるが、一旦成形されたのちはジョイント端子を交換することができず、したがって後から回路変更された場合に、同コネクタを用いては対応できないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、後からの回路変更に対応可能なジョイントコネクタを提供するところにある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、後からの回路変更に対応可能なジョイントコネクタを提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジングにはそれぞれに相手コネクタが嵌合される一対の嵌合凹部が設けられ、このコネクタハウジング内には、前記両嵌合凹部間にわたって臨む端子片を有するジョイント端子が装着されたジョイントコネクタにおいて、前記コネクタハウジングが前記両嵌合凹部の間の位置で分割され、両分割ハウジングが着脱可能に組み付けられるようになっており、前記ジョイント端子が一方の分割ハウジングに対して圧入により装着されて、一側の端子片がこの一方の分割ハウジングの前記嵌合凹部に臨むとともに、前記両分割ハウジングが組み付けられることに伴い、前記ジョイント端子の他側の端子片が他方の分割ハウジングの前記嵌合凹部に臨むようになっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ジョイント端子と前記他方の分割ハウジングとの間には、前記他側の端子片が前記他方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨むに当たって圧入により位置決めする位置決め部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記両分割ハウジングのいずれか一方には、相手の分割ハウジングに設けられた被ロック部に弾性的に係止して、両分割ハウジングを正規の組み付け状態にロックするロック部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記両分割ハウジングのいずれか一方には、相手の分割ハウジングに設けられた被ロック部に弾性的に係止して、両分割ハウジングを正規の組み付け状態にロックするロック部が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
一方の分割ハウジングにジョイント端子が圧入により装着され、一側の端子片がこの一方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨む。次にこの一方の分割ハウジングに対して他方の分割ハウジングが組み付けられると、他側の端子片がこの他方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨んでコネクタが完成する。ジョイント端子を取り外す場合は、両分割ハウジングを外したのち、一方の分割ハウジングからジョイント端子を外せばよい。
コネクタハウジングを2分割したことで、両分割ハウジングを着脱しつつジョイント端子の交換等が行え、後から行われる回路変更に簡単に対応することができる。
一方の分割ハウジングにジョイント端子が圧入により装着され、一側の端子片がこの一方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨む。次にこの一方の分割ハウジングに対して他方の分割ハウジングが組み付けられると、他側の端子片がこの他方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨んでコネクタが完成する。ジョイント端子を取り外す場合は、両分割ハウジングを外したのち、一方の分割ハウジングからジョイント端子を外せばよい。
コネクタハウジングを2分割したことで、両分割ハウジングを着脱しつつジョイント端子の交換等が行え、後から行われる回路変更に簡単に対応することができる。
<請求項2の発明>
両分割ハウジングの結合部分には、公差等によって止むを得ずがたつきがあり、そのためにジョイント端子の他側の端子片が、他方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨む当たって正規位置からずれる可能性がある。
その点本発明では、ジョイント端子を他方の分割ハウジングに対しても圧入するようにしたから、他側の端子片を他方の分割ハウジングの嵌合凹部に対して、正規位置で臨ませることができる。その結果、端子片と相手コネクタに装着された端子金具との間の電気的接続を高い信頼性を持って取ることができる。
<請求項3の発明>
両分割ハウジングは、ロック部が相手の被ロック部に弾性的に係止することで、組み付け状態にロックされる。ロック部を強制的に弾性変位させることでロックが解除され、引き続いて両分割ハウジングを引き離すことで解離できる。
両分割ハウジングの結合部分には、公差等によって止むを得ずがたつきがあり、そのためにジョイント端子の他側の端子片が、他方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨む当たって正規位置からずれる可能性がある。
その点本発明では、ジョイント端子を他方の分割ハウジングに対しても圧入するようにしたから、他側の端子片を他方の分割ハウジングの嵌合凹部に対して、正規位置で臨ませることができる。その結果、端子片と相手コネクタに装着された端子金具との間の電気的接続を高い信頼性を持って取ることができる。
<請求項3の発明>
両分割ハウジングは、ロック部が相手の被ロック部に弾性的に係止することで、組み付け状態にロックされる。ロック部を強制的に弾性変位させることでロックが解除され、引き続いて両分割ハウジングを引き離すことで解離できる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
本実施形態のジョイントコネクタは、図1に示すように、合成樹脂製のコネクタハウジング20内に、4個のジョイント端子10が装着されるようになっており、さらにコネクタハウジング20は2個に分割されている。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。
本実施形態のジョイントコネクタは、図1に示すように、合成樹脂製のコネクタハウジング20内に、4個のジョイント端子10が装着されるようになっており、さらにコネクタハウジング20は2個に分割されている。
ジョイント端子10は、図2に示すように、細長いバスバー11の両側縁から、4本ずつのタブ12A,12Bが一定ピッチで、かつ左右対称位置において直角に突設されている。一側(同図の左側)の第1タブ12Aの根元部分には、テーパ縁14を介して一定の幅広形状(等幅部15)となった第1圧入部13Aが形成されている。他側の第2タブ12Bの根元部分には、根元側に向けて次第に幅広とされたテーパ縁16を有する第2圧入部13Bが形成されている。
このような構造になるジョイント端子10が、4個準備されている。
このような構造になるジョイント端子10が、4個準備されている。
コネクタハウジング20は、上記したように、第1分割ハウジング21Aと第2分割ハウジング21Bとに分割されている。
第1分割ハウジング21Aは、外形がやや横長の直方体状をなしており、図3に示すように、一面側に開口した嵌合凹部23Aが形成され、反対側の面は、比較的厚肉の基壁27で閉鎖されている。
この基壁27にはジョイント端子10の装着部28が上下4段にわたって形成され、各装着部28には、ジョイント端子10の第1タブ12A側が外方から挿入されるようになっている。詳細には、基壁27の外面側に、ジョイント端子10をほぼ緊密に挿入可能な挿入溝29がほぼ全幅にわたって切られている。この挿入溝29は、奥側が厚さの半分強の位置で行き止まりとされ、バスバー11がほぼ収まる奥行寸法となっている。挿入溝29の入口には、先拡がりのテーパ状となったガイド30が形成されている。
第1分割ハウジング21Aは、外形がやや横長の直方体状をなしており、図3に示すように、一面側に開口した嵌合凹部23Aが形成され、反対側の面は、比較的厚肉の基壁27で閉鎖されている。
この基壁27にはジョイント端子10の装着部28が上下4段にわたって形成され、各装着部28には、ジョイント端子10の第1タブ12A側が外方から挿入されるようになっている。詳細には、基壁27の外面側に、ジョイント端子10をほぼ緊密に挿入可能な挿入溝29がほぼ全幅にわたって切られている。この挿入溝29は、奥側が厚さの半分強の位置で行き止まりとされ、バスバー11がほぼ収まる奥行寸法となっている。挿入溝29の入口には、先拡がりのテーパ状となったガイド30が形成されている。
挿入溝29の行き止まり面には、ジョイント端子10の第1タブ12Aが圧入状態で貫通可能な第1圧入孔31Aが、都合4個第1タブ12Aと同じピッチで形成され、第1嵌合凹部23Aの奥面に開口している。第1圧入孔31Aは、挿入溝29に開口した入口側の大部分が、タブ12Aとほぼ同じ幅で、出口側の端部が若干幅広とされている。
第1分割ハウジング21Aの嵌合凹部23Aには、それぞれ4個ずつの相手コネクタ50が嵌合されるようになっている。相手コネクタ50は、縦長の雌ハウジング51を備え、雌ハウジング51内には、図7の一部に示すように、電線の端末に固着された雌端子(図示せず)が収容されるキャビティ52が、上下4段にわたって形成されている。キャビティ52の上下方向のピッチは、ジョイント端子10の装着部28のピッチと整合している。
嵌合凹部23A内には縦向きに3本の仕切壁24が形成され、それにより相手コネクタ50が個別に嵌合される4個の収容室25Aが形成されている。各収容室25A間のピッチは、ジョイント端子10におけるタブ12Aの列設ピッチと同じである。
嵌合凹部23A内には縦向きに3本の仕切壁24が形成され、それにより相手コネクタ50が個別に嵌合される4個の収容室25Aが形成されている。各収容室25A間のピッチは、ジョイント端子10におけるタブ12Aの列設ピッチと同じである。
第2分割ハウジング21Bは、上記した第1分割ハウジング21Aよりも前後方向に少し短い直方体状をなしており、図4に示すように、一面側には第1分割ハウジング21Aの嵌合凹部23Aと同じ深さの嵌合凹部23Bが形成され、反対側の面は、比較的薄肉の基壁33で閉鎖されている。
この基壁33には、ジョイント端子10の第2タブ12B側が外方から圧入可能となっている。そのため基壁33の外面には、4個ずつの第2圧入孔31Bが、上下4段にわたって形成されている。第2圧入孔31Bの横方向のピッチは、第2タブ12Bのピッチと同じであり、また、第2圧入孔31B列の上下方向のピッチは、第1分割ハウジング21Aの装着部28と同じピッチで対応している。
この基壁33には、ジョイント端子10の第2タブ12B側が外方から圧入可能となっている。そのため基壁33の外面には、4個ずつの第2圧入孔31Bが、上下4段にわたって形成されている。第2圧入孔31Bの横方向のピッチは、第2タブ12Bのピッチと同じであり、また、第2圧入孔31B列の上下方向のピッチは、第1分割ハウジング21Aの装着部28と同じピッチで対応している。
第2分割ハウジング21Bの基壁33は、ジョイント端子10における第2タブ12B側の第2圧入部13Bの形成領域の長さにほぼ等しい厚みを有している。
第2圧入孔31Bは、入口側のほぼ半分の厚さ部分が、奥細りのテーパ部34とされており、より詳細には、図6の鎖線で示すように、入口の幅が、第2圧入部13Bの根元側の幅よりも小さく、かつ両側縁は、第2圧入部13Bのテーパ縁16よりも緩やかなテーパ状となっている。また、出口側の残りの厚さ部分は、タブ12Bの幅にほぼ等しい等幅部35とされている。
第2圧入孔31Bは、入口側のほぼ半分の厚さ部分が、奥細りのテーパ部34とされており、より詳細には、図6の鎖線で示すように、入口の幅が、第2圧入部13Bの根元側の幅よりも小さく、かつ両側縁は、第2圧入部13Bのテーパ縁16よりも緩やかなテーパ状となっている。また、出口側の残りの厚さ部分は、タブ12Bの幅にほぼ等しい等幅部35とされている。
第2分割ハウジング21Bの嵌合凹部23Bにも、同様に3本の仕切壁24が形成されることによって4個の収容室25Bが形成されている。各収容室25B間のピッチは、ジョイント端子10における第2タブ12Bの列設ピッチと同じである。各収容室25Bには、上記した相手コネクタ50と基本的構造が同じになる相手コネクタ50が、個別に嵌合されるようになっている。
第1分割ハウジング21Aの左右の側面には、その後端側(基壁27側)に、一対のロック突部40が形成されている。ロック突部40の外面における後部側は、前方に向けて上り勾配となったテーパ面41とされている。
一方、第2分割ハウジング21Bの左右の側面における後端(基壁33側)には、弾性変位可能なロック枠42が、後方に突出して形成されている。後記するように、第1分割ハウジング21Aと第2分割ハウジング21Bとの基壁27,33の外面同士が合わせられた場合に、ロック突部40がロック枠42の溝43内に嵌って係止する設定となっている。
一方、第2分割ハウジング21Bの左右の側面における後端(基壁33側)には、弾性変位可能なロック枠42が、後方に突出して形成されている。後記するように、第1分割ハウジング21Aと第2分割ハウジング21Bとの基壁27,33の外面同士が合わせられた場合に、ロック突部40がロック枠42の溝43内に嵌って係止する設定となっている。
なお、第1分割ハウジング21Aの上面における後端部の幅方向の中央位置には、1枚のリブ45が、また、同下面における後端部の幅方向の両端部に寄った位置には、2枚のリブ45が後方に突出して形成されている。
一方、第2分割ハウジング21Bの後端の外周には、第1分割ハウジング21Aの後端部を嵌める短寸のフード部47が形成されており、このフード部47の上面における幅方向の中央位置に、上側のリブ45をほぼ緊密に挿通する1本のガイド溝48が、また、フード部47の下面における幅方向の両端部に寄った位置に、下側のリブ45をそれぞれほぼ緊密に挿通する2本のガイド溝48が形成されている。
一方、第2分割ハウジング21Bの後端の外周には、第1分割ハウジング21Aの後端部を嵌める短寸のフード部47が形成されており、このフード部47の上面における幅方向の中央位置に、上側のリブ45をほぼ緊密に挿通する1本のガイド溝48が、また、フード部47の下面における幅方向の両端部に寄った位置に、下側のリブ45をそれぞれほぼ緊密に挿通する2本のガイド溝48が形成されている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。まず第1分割ハウジング21Aに対してジョイント端子10が装着される。それには、図3に示すように、ジョイント端子10が、一側の第1タブ12Aを基壁27に向けた姿勢とされ、同第1タブ12A側から対応する装着部28に向けて挿入される。
ジョイント端子10は、第1タブ12Aが挿入溝29を通ったのち対応する第1圧入孔31Aに挿通され、挿入の終盤近くになると、第1タブ12Aの第1圧入部13Aが第1圧入孔31Aの入口に臨む。さらに押し込まれると、第1圧入部13Aはテーパ縁14側から第1圧入孔31Aの両側壁に食い込むようにして圧入され、図4に示すように、バスバー11が挿入溝29に嵌ってその奥面に突き合ったところで押し込みが停止される。
ジョイント端子10は、第1タブ12Aが挿入溝29を通ったのち対応する第1圧入孔31Aに挿通され、挿入の終盤近くになると、第1タブ12Aの第1圧入部13Aが第1圧入孔31Aの入口に臨む。さらに押し込まれると、第1圧入部13Aはテーパ縁14側から第1圧入孔31Aの両側壁に食い込むようにして圧入され、図4に示すように、バスバー11が挿入溝29に嵌ってその奥面に突き合ったところで押し込みが停止される。
全4段にわたって、上記の動作が行われる。各段のジョイント端子10は、バスバー11を基壁27内に埋設し、かつ一側の第1タブ12Aを嵌合凹部23Aひいては収容室25A内の所定位置に突出させた状態で強固に保持される。他側の第2タブ12Bは、根元の第2圧入部13Bも含めて基壁27の後面から突出した状態となる。
続いて、上記のように4個のジョイント端子10が圧入された第1分割ハウジング21Aが、図4に示すように、第2分割ハウジング21Bに対して、互いに背中合わせの姿勢となって組み付けられる。この組み付けに際しては、まず第1分割ハウジング21Aの基壁27から突出しているジョイント端子10の第2タブ12Bが第2圧入孔31Bに挿通され、テーパ部34で芯出しされつつ等幅部35に進入する。
組み付けの終盤近くになると、ロック枠42が相手のロック突部40のテーパ面41に乗り上げて弾性変位し、またリブ45がガイド溝48に挿通しつつ、第1分割ハウジング21Aの基壁27側が第2分割ハウジング21Bのフード部47内に嵌合される。なお、両分割ハウジング21A,21Bの上下の姿勢が間違っていたら、リブ45がフード部47の先端縁に当たってそれ以上の組み付けが規制されることで、誤組みが防止される。
両分割ハウジング21A,21Bの姿勢が正規で、組み付けが終盤近くになると、上記に加えて、第2タブ12Bの第2圧入部13Bが第2圧入孔31Bの入口に臨む。さらに押し込まれると、図6に詳細に示すように、第2圧入部13Bはそのテーパ縁16を、第2圧入孔31Bにおけるテーパ部34から等幅部35の両側壁に食い込むようにして圧入され、図5に示すように、両分割ハウジング21A,21Bの基壁27,33の外面同士が当たったところで押し込みが停止される。
両分割ハウジング21A,21Bの姿勢が正規で、組み付けが終盤近くになると、上記に加えて、第2タブ12Bの第2圧入部13Bが第2圧入孔31Bの入口に臨む。さらに押し込まれると、図6に詳細に示すように、第2圧入部13Bはそのテーパ縁16を、第2圧入孔31Bにおけるテーパ部34から等幅部35の両側壁に食い込むようにして圧入され、図5に示すように、両分割ハウジング21A,21Bの基壁27,33の外面同士が当たったところで押し込みが停止される。
これにより、全4個のジョイント端子10の第2タブ12Bは、その第2圧入部13Bが第2圧入孔31Bに圧入されることで強固に位置決めされ、嵌合凹部23Bひいては収容室25B内の定位置に突出される。この間に、ロック枠42がロック突部40を乗り越え、ロック枠42が復元変位しつつその溝43内にロック突部40が嵌って係止されることにより、両分割ハウジング21A,21B間が結合状態にロックされる。
両分割ハウジング21A,21Bの組み付けが完了したら、図5及び図7の鎖線に示すように、両嵌合凹部23A,23Bの収容室25A,25B内に、それぞれ対応する相手コネクタ50が嵌合される。各相手コネクタ50に収容された雌端子(図示せず)は、収容室25A,25B内に突出したジョイント端子10の対応する第1タブ12Aまたは第2タブ12Bと嵌合接続される。
一方、回路変更に伴い、異なった種類のジョイント端子、例えば第1タブ12Aや第2タブ12Bの本数が4本未満であったり、またジョイント端子が2連同士とか、3連と1連といったように分断されているもの等と、交換する必要がある場合は、以下のようにする。
まず図5または図7の状態から、治具等を用いてロック枠42を外方に強制的に弾性変位させると、ロック突部40がロック枠42の溝43から抜けて係止が解除されるため、引き続いて第2分割ハウジング21Bを引っ張ると、第1分割ハウジング21Aから外される。
まず図5または図7の状態から、治具等を用いてロック枠42を外方に強制的に弾性変位させると、ロック突部40がロック枠42の溝43から抜けて係止が解除されるため、引き続いて第2分割ハウジング21Bを引っ張ると、第1分割ハウジング21Aから外される。
ここで、第2分割ハウジング21B側の第2圧入孔31Bに、ジョイント端子10の第2タブ12Bが圧入されているが、第2タブ12B側では、第2圧入部13Bが、第2分割ハウジング21Bの抜き方向に対して先細りのテーパ状になっているから、第1タブ12A側の第1圧入部13Aのように等幅部15を有するものと比べると圧入力が弱いと言える。それに加え、バスバー11も挿入溝29に緊密に挿入されているから、上記のように第2分割ハウジング21Bを引っ張った際には、ジョイント端子10が第1分割ハウジング21A側に残った状態で、第2分割ハウジング21Bが単体で外される。そののち、交換が必要とされるジョイント端子10が、第1分割ハウジング21Aの装着部28から引き抜かれる。
新たなジョイント端子は、既述した要領で第1分割ハウジング21Aに装着され、そののち第1分割ハウジング21Aと第2分割ハウジング21Bとが組み付けられる。
新たなジョイント端子は、既述した要領で第1分割ハウジング21Aに装着され、そののち第1分割ハウジング21Aと第2分割ハウジング21Bとが組み付けられる。
以上説明したように本実施形態によれば、コネクタハウジング20が、それぞれに嵌合凹部23A,23Bを備えた分割ハウジング21A,21Bに2分割され、両分割ハウジング21A,21Bがロック機構を介して着脱できるようにしたから、両分割ハウジング21A,21Bを着脱しつつジョイント端子10の交換が行え、同コネクタハウジング20をそのまま利用した上で、後から行われる回路変更に対応することが可能である。
また上記のように、両分割ハウジング21A,21Bをロック枠42とロック突部40とからなるロック機構を介して着脱する構造とする場合、公差等によって両分割ハウジング21A,21Bが止むを得ずがたつく可能性がある。そのとき、仮にジョイント端子10の第2タブ12Bが、単に第2分割ハウジング21Bの嵌合凹部23Bすなわち収容室25B内に突出する構造であると、第2タブ12Bの収容室25Bに対する位置が正規からずれる可能性もある。
その点この実施形態では、ジョイント端子10の第2タブ12Bを第2分割ハウジング21Bの収容室25Bに突出させるに当たり、第2圧入部13Bを第2圧入孔31Bに対して圧入するようにしたから、第2タブ12Bを収容室25B内に正規位置で突出させることができる。その結果、ジョイント端子10の第2タブ12Bと、相手コネクタ50に装着された雌端子との軸心同士が整合して嵌合され、両者間の電気的接続を良好に取ることができる。
その点この実施形態では、ジョイント端子10の第2タブ12Bを第2分割ハウジング21Bの収容室25Bに突出させるに当たり、第2圧入部13Bを第2圧入孔31Bに対して圧入するようにしたから、第2タブ12Bを収容室25B内に正規位置で突出させることができる。その結果、ジョイント端子10の第2タブ12Bと、相手コネクタ50に装着された雌端子との軸心同士が整合して嵌合され、両者間の電気的接続を良好に取ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ジョイント端子の第2タブを圧入して第2分割ハウジングの嵌合凹部に突出させるようにしたが、第2タブはほぼ緊密に挿通される挿通孔を通して嵌合凹部に突出する構造であってもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ジョイント端子の第2タブを圧入して第2分割ハウジングの嵌合凹部に突出させるようにしたが、第2タブはほぼ緊密に挿通される挿通孔を通して嵌合凹部に突出する構造であってもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)ジョイント端子が圧入される段数は任意である。
(3)上記実施形態でも一部述べたが、ジョイント端子について、バスバーの左右両側縁から突設されるタブの数は任意であり、また左右で数が異なっていてもよい。また、各段において、ジョイント端子が2以上に分断された状態で装着されるようになっていてもよい。
(4)嵌合凹部に嵌合される相手コネクタの数も任意である。
(3)上記実施形態でも一部述べたが、ジョイント端子について、バスバーの左右両側縁から突設されるタブの数は任意であり、また左右で数が異なっていてもよい。また、各段において、ジョイント端子が2以上に分断された状態で装着されるようになっていてもよい。
(4)嵌合凹部に嵌合される相手コネクタの数も任意である。
(5)両分割ハウジングのロック機構に関し、ロック枠とロック突部とが、上記実施形態に示したのと反対側の分割ハウジングに設けられていてもよい。
(6)またロック機構として、一方の分割ハウジングに、先端に突部を設けたロック片を備え、この突部が相手の分割ハウジングに設けられた凹部に弾性的に嵌る等、他の機構であってもよい。
(6)またロック機構として、一方の分割ハウジングに、先端に突部を設けたロック片を備え、この突部が相手の分割ハウジングに設けられた凹部に弾性的に嵌る等、他の機構であってもよい。
10…ジョイント端子
12A…第1タブ(一側の端子片)
12B…第2タブ(他側の端子片)
13A…第1圧入部
13B…第2圧入部(位置決め部)
20…コネクタハウジング
21A…第1分割ハウジング(一方の分割ハウジング)
21B…第2分割ハウジング(他方の分割ハウジング)
23A,23B…嵌合凹部
25A,25B…収容室
27,33…基壁
28…装着部
31A…第1圧入孔
31B…第2圧入孔(位置決め部)
40…ロック突部(被ロック部)
42…ロック枠(ロック部)
12A…第1タブ(一側の端子片)
12B…第2タブ(他側の端子片)
13A…第1圧入部
13B…第2圧入部(位置決め部)
20…コネクタハウジング
21A…第1分割ハウジング(一方の分割ハウジング)
21B…第2分割ハウジング(他方の分割ハウジング)
23A,23B…嵌合凹部
25A,25B…収容室
27,33…基壁
28…装着部
31A…第1圧入孔
31B…第2圧入孔(位置決め部)
40…ロック突部(被ロック部)
42…ロック枠(ロック部)
Claims (3)
- コネクタハウジングにはそれぞれに相手コネクタが嵌合される一対の嵌合凹部が設けられ、このコネクタハウジング内には、前記両嵌合凹部間にわたって臨む端子片を有するジョイント端子が装着されたジョイントコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングが前記両嵌合凹部の間の位置で分割され、両分割ハウジングが着脱可能に組み付けられるようになっており、前記ジョイント端子が一方の分割ハウジングに対して圧入により装着されて、一側の端子片がこの一方の分割ハウジングの前記嵌合凹部に臨むとともに、前記両分割ハウジングが組み付けられることに伴い、前記ジョイント端子の他側の端子片が他方の分割ハウジングの前記嵌合凹部に臨むようになっていることを特徴とするジョイントコネクタ。 - 前記ジョイント端子と前記他方の分割ハウジングとの間には、前記他側の端子片が前記他方の分割ハウジングの嵌合凹部に臨むに当たって圧入により位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のジョイントコネクタ。
- 前記両分割ハウジングのいずれか一方には、相手の分割ハウジングに設けられた被ロック部に弾性的に係止して、両分割ハウジングを正規の組み付け状態にロックするロック部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のジョイントコネクタ。
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JP2004238564A JP2006059597A (ja) | 2004-08-18 | 2004-08-18 | ジョイントコネクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-08-18 JP JP2004238564A patent/JP2006059597A/ja active Pending
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