JP2003331688A - キー装置 - Google Patents
キー装置Info
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- JP2003331688A JP2003331688A JP2002134951A JP2002134951A JP2003331688A JP 2003331688 A JP2003331688 A JP 2003331688A JP 2002134951 A JP2002134951 A JP 2002134951A JP 2002134951 A JP2002134951 A JP 2002134951A JP 2003331688 A JP2003331688 A JP 2003331688A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key top
- key
- switch
- shape
- key device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、単体のスイッチに対し複数の方向
から操作可能なキートップ構造を提供するものである。 【解決手段】本発明におけるキートップ構造は、1つの
スイッチ2を作動させるための個々に動作する複数の操
作部32、33を備えたキートップ3を設けて構成した
ものであり、この構成により、携帯電話機等携帯電子機
器の状況に応じて1つのスイッチを複数の異なる方向か
ら操作することができることになり、携帯電話機等の操
作の利便性が大幅に向上することとなる。
から操作可能なキートップ構造を提供するものである。 【解決手段】本発明におけるキートップ構造は、1つの
スイッチ2を作動させるための個々に動作する複数の操
作部32、33を備えたキートップ3を設けて構成した
ものであり、この構成により、携帯電話機等携帯電子機
器の状況に応じて1つのスイッチを複数の異なる方向か
ら操作することができることになり、携帯電話機等の操
作の利便性が大幅に向上することとなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキー装置に関し、特
に携帯電話機等の小型電子機器に使用され、1つのスイ
ッチを複数の方向から操作するキー装置に関する。
に携帯電話機等の小型電子機器に使用され、1つのスイ
ッチを複数の方向から操作するキー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機等の小型電子機器に使
用されるスイッチ等のキー装置としては、単体のプッシ
ュスイッチまたはパネルスイッチに対しそれらを作動さ
せるキートップには、操作部が1箇所のみ存在する、い
わゆるスイッチ対操作部の構成比が1対1であり、本体
の正面、側面または液晶表示面に配置されるのが一般的
であった。従来、それらの基本構造としては、樹脂ば
ね、弾性部材、回転軸機構等によりキートップに復元力
を与えるキー装置が知られている。特に回転軸を用いた
例としては、特開平11―23241号公報及び特開平
7―272590号公報などに記載がある。
用されるスイッチ等のキー装置としては、単体のプッシ
ュスイッチまたはパネルスイッチに対しそれらを作動さ
せるキートップには、操作部が1箇所のみ存在する、い
わゆるスイッチ対操作部の構成比が1対1であり、本体
の正面、側面または液晶表示面に配置されるのが一般的
であった。従来、それらの基本構造としては、樹脂ば
ね、弾性部材、回転軸機構等によりキートップに復元力
を与えるキー装置が知られている。特に回転軸を用いた
例としては、特開平11―23241号公報及び特開平
7―272590号公報などに記載がある。
【0003】例えば、特開平11―23241号公報及
び特開平7―272590号公報によれば、どちらも、
スイッチを押圧する操作部の一端を回転軸で回転自在に
保持し、操作部に設けられたキートップを押すことによ
り操作部を回転して、操作部の他端でスイッチを押圧す
るよう構成したものである。
び特開平7―272590号公報によれば、どちらも、
スイッチを押圧する操作部の一端を回転軸で回転自在に
保持し、操作部に設けられたキートップを押すことによ
り操作部を回転して、操作部の他端でスイッチを押圧す
るよう構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のキー装置を有するスイッチ装置において
は、車載ホルダー、ベルトクリップホルダーまたはキャ
リングケース等に設置したり、胸ポケットやバック等に
入れていた場合、操作のために手を延ばした方向等から
キートップを操作し難い場合があるという問題があっ
た。また、折畳み式携帯電話機においては、セットを開
かないと電源キーや通話キーを操作できないという問題
があった。
ような従来のキー装置を有するスイッチ装置において
は、車載ホルダー、ベルトクリップホルダーまたはキャ
リングケース等に設置したり、胸ポケットやバック等に
入れていた場合、操作のために手を延ばした方向等から
キートップを操作し難い場合があるという問題があっ
た。また、折畳み式携帯電話機においては、セットを開
かないと電源キーや通話キーを操作できないという問題
があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、単体のスイッチに対し複数の方向か
ら操作可能なキー装置を提供するものである。
になされたもので、単体のスイッチに対し複数の方向か
ら操作可能なキー装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明におけるキー装置
は、1つのスイッチを作動させる複数の操作部を備えた
キートップにてなるという構成を有している。この構成
により、キートップに対し携帯電話機等の状況に応じて
操作可能な複数の操作部を設けたことにより、1つのス
イッチを異なる方向から操作することができることにな
る。
は、1つのスイッチを作動させる複数の操作部を備えた
キートップにてなるという構成を有している。この構成
により、キートップに対し携帯電話機等の状況に応じて
操作可能な複数の操作部を設けたことにより、1つのス
イッチを異なる方向から操作することができることにな
る。
【0007】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが前記操作部の操作により前記1つのスイッチを作動
する1つの作用部を有し、前記複数の操作部と前記1つ
の作用部とともに一体に形成してなるという構成を有し
ている。この構成により、キートップを一体構造とした
ことにより、簡単な構成でキー操作の利便性を向上する
ことができる。
プが前記操作部の操作により前記1つのスイッチを作動
する1つの作用部を有し、前記複数の操作部と前記1つ
の作用部とともに一体に形成してなるという構成を有し
ている。この構成により、キートップを一体構造とした
ことにより、簡単な構成でキー操作の利便性を向上する
ことができる。
【0008】本発明におけるキー装置は、前記スイッチ
がプリント基板に実装されたプッシュスイッチであると
いう構成を有している。この構成により、プッシュスイ
ッチに用いる場合でも、異なる方向から容易に操作する
ことができる。
がプリント基板に実装されたプッシュスイッチであると
いう構成を有している。この構成により、プッシュスイ
ッチに用いる場合でも、異なる方向から容易に操作する
ことができる。
【0009】本発明におけるキー装置は、前記スイッチ
がプリント基板に実装されたパネルスイッチであるとい
う構成を有している。この構成により、パネルスイッチ
に用いる場合でも、異なる方向から容易に操作すること
ができる。
がプリント基板に実装されたパネルスイッチであるとい
う構成を有している。この構成により、パネルスイッチ
に用いる場合でも、異なる方向から容易に操作すること
ができる。
【0010】本発明におけるキー装置は、前記スイッチ
がプリント基板に実装されたパターンスイッチであると
いう構成を有している。この構成により、パターンスイ
ッチに用いる場合でも、異なる方向から容易に操作する
ことができる。
がプリント基板に実装されたパターンスイッチであると
いう構成を有している。この構成により、パターンスイ
ッチに用いる場合でも、異なる方向から容易に操作する
ことができる。
【0011】本発明におけるキー装置は、前記スイッチ
が前記プリント基板上の水平面に対して垂直可動する垂
直可動プッシュスイッチであるという構成を有してい
る。この構成により、垂直可動プッシュスイッチに対し
ても、異なる方向から容易に対応することができる。
が前記プリント基板上の水平面に対して垂直可動する垂
直可動プッシュスイッチであるという構成を有してい
る。この構成により、垂直可動プッシュスイッチに対し
ても、異なる方向から容易に対応することができる。
【0012】本発明におけるキー装置は、前記スイッチ
が前記プリント基板上の水平面に対して水平可動する水
平可動プッシュスイッチであるという構成を有してい
る。この構成により、水平可動プッシュスイッチに対し
ても、異なる方向から容易に対応することができる。
が前記プリント基板上の水平面に対して水平可動する水
平可動プッシュスイッチであるという構成を有してい
る。この構成により、水平可動プッシュスイッチに対し
ても、異なる方向から容易に対応することができる。
【0013】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが多色成形にてなるという構成を有している。この構
成により、キートップを弾力的に回転する際のたわみ動
作加重を小さくすることができ、操作を容易にすること
ができる。
プが多色成形にてなるという構成を有している。この構
成により、キートップを弾力的に回転する際のたわみ動
作加重を小さくすることができ、操作を容易にすること
ができる。
【0014】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部は前記L
字形状のそれぞれ異なる側面に設けられ、それぞれ前記
1つの作用部を作動するという構成を有している。この
構成により、携帯電話機等の状況に応じて複数の方向か
ら選択して同一のスイッチを操作することができ、キー
操作の利便性を向上することができる。
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部は前記L
字形状のそれぞれ異なる側面に設けられ、それぞれ前記
1つの作用部を作動するという構成を有している。この
構成により、携帯電話機等の状況に応じて複数の方向か
ら選択して同一のスイッチを操作することができ、キー
操作の利便性を向上することができる。
【0015】本発明におけるキー装置は、前記1つの作
用部が導電材料にて構成されるという構成を有してい
る。この構成により、作用部を導電性とすることによ
り、例えば、基板上のパターンスイッチを容易に作動さ
せることができることになる。
用部が導電材料にて構成されるという構成を有してい
る。この構成により、作用部を導電性とすることによ
り、例えば、基板上のパターンスイッチを容易に作動さ
せることができることになる。
【0016】本発明におけるキー装置は、前記複数の操
作部の1つに前記作用部を前記スイッチの方に押圧する
突起部を備えるという構成を有している。この構成によ
り、操作部に作用部を押すための突起部を設けることに
より、スイッチに対し作用部を容易に押圧することがで
きることになる。
作部の1つに前記作用部を前記スイッチの方に押圧する
突起部を備えるという構成を有している。この構成によ
り、操作部に作用部を押すための突起部を設けることに
より、スイッチに対し作用部を容易に押圧することがで
きることになる。
【0017】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記キートップの端部には前記複数
の操作部の動作により前記キートップを弾力的に回転す
る支点となるキートップ回転機構部を備えるという構成
を有している。この構成により、キートップの支点とな
るキートップ回転機構部を設けることにより、複数の操
作部により容易にスイッチを作動させることができるこ
とになる。
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記キートップの端部には前記複数
の操作部の動作により前記キートップを弾力的に回転す
る支点となるキートップ回転機構部を備えるという構成
を有している。この構成により、キートップの支点とな
るキートップ回転機構部を設けることにより、複数の操
作部により容易にスイッチを作動させることができるこ
とになる。
【0018】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部のうち前記キート
ップを弾力的に回転する支点から遠い方の操作部により
前記略L字形状の頂点部近辺でたわみ変形する形状とさ
れるという構成を有している。この構成により、略L字
形状の頂点部近辺でたわみ変形する形状としたことによ
り、キートップの支点から遠い方の操作部のたわみ動作
加重が小さくなり、容易に操作できることになる。
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部のうち前記キート
ップを弾力的に回転する支点から遠い方の操作部により
前記略L字形状の頂点部近辺でたわみ変形する形状とさ
れるという構成を有している。この構成により、略L字
形状の頂点部近辺でたわみ変形する形状としたことによ
り、キートップの支点から遠い方の操作部のたわみ動作
加重が小さくなり、容易に操作できることになる。
【0019】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部のうち前記キート
ップを弾力的に回転するする支点から遠い方の操作部が
熱可塑性樹脂にて成型され、他の操作部が弾性部材にて
成型される多色成形にて構成するという構成を有してい
る。この構成により、キートップの支点から遠い方の操
作部を熱可塑性樹脂で成型したことにより、その操作部
のたわみ動作加重を小さくでき、容易に操作することが
できることになる。
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部のうち前記キート
ップを弾力的に回転するする支点から遠い方の操作部が
熱可塑性樹脂にて成型され、他の操作部が弾性部材にて
成型される多色成形にて構成するという構成を有してい
る。この構成により、キートップの支点から遠い方の操
作部を熱可塑性樹脂で成型したことにより、その操作部
のたわみ動作加重を小さくでき、容易に操作することが
できることになる。
【0020】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部が熱可塑性樹脂に
て成型され、前記キートップの前記略L字形状の頂点部
近辺部分が弾性部材にて成型される多色成形とするとい
う構成を有している。この構成により、略L字形状の部
分を弾性部材で成型したことにより、キートップの支点
から遠い方の操作部のたわみ動作加重が小さくなり、容
易に操作することができることになる。
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部が熱可塑性樹脂に
て成型され、前記キートップの前記略L字形状の頂点部
近辺部分が弾性部材にて成型される多色成形とするとい
う構成を有している。この構成により、略L字形状の部
分を弾性部材で成型したことにより、キートップの支点
から遠い方の操作部のたわみ動作加重が小さくなり、容
易に操作することができることになる。
【0021】本発明におけるキー装置は、前記キートッ
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部が熱可塑性樹脂ま
たは弾性部材にて成型され、前記キートップの前記略L
字形状の頂点部近辺部分が金属板にて構成されるという
構成を有している。この構成により、略L字形状の頂点
部近辺部分を金属板で構成したことにより、キートップ
の支点から遠い方の操作部のたわみ動作加重が小さくな
り、容易に操作できることになる。
プが略L字形状に形成され、前記複数の操作部はそれぞ
れ前記1つの作用部を作動するべく前記L字形状の異な
る側面に設けられ、前記複数の操作部が熱可塑性樹脂ま
たは弾性部材にて成型され、前記キートップの前記略L
字形状の頂点部近辺部分が金属板にて構成されるという
構成を有している。この構成により、略L字形状の頂点
部近辺部分を金属板で構成したことにより、キートップ
の支点から遠い方の操作部のたわみ動作加重が小さくな
り、容易に操作できることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
の第1ないし第4の実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)まず、図1を参照して、本発明の
第1の実施の形態におけるキー装置の構成を説明する。
図1に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキート
ップ3を設け、キートップ3にはL字形状のそれぞれの
側面に2つの操作部32および操作部33を設け、2つ
の操作部32および操作部33は筐体4の隣接した筐体
側面42および筐体側面43からそれぞれ外部に突出す
るよう構成される。また、キートップ3には操作部3
2、33の操作により動作する作用部35が1箇設けら
れ、また、キートップ3の一端には軸34により固定さ
れたキートップ回転機構部31が設けられ、操作部3
2、33を操作すると、キートップ3はキートップ3を
固定しているキートップ回転機構部31を支点としてた
わみ、またはしなうように弾力的に回転する。
の第1ないし第4の実施の形態を詳細に説明する。 (第1の実施の形態)まず、図1を参照して、本発明の
第1の実施の形態におけるキー装置の構成を説明する。
図1に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキート
ップ3を設け、キートップ3にはL字形状のそれぞれの
側面に2つの操作部32および操作部33を設け、2つ
の操作部32および操作部33は筐体4の隣接した筐体
側面42および筐体側面43からそれぞれ外部に突出す
るよう構成される。また、キートップ3には操作部3
2、33の操作により動作する作用部35が1箇設けら
れ、また、キートップ3の一端には軸34により固定さ
れたキートップ回転機構部31が設けられ、操作部3
2、33を操作すると、キートップ3はキートップ3を
固定しているキートップ回転機構部31を支点としてた
わみ、またはしなうように弾力的に回転する。
【0023】本実施の形態では、筐体4にはキートップ
3のキートップ回転機構部31を保持し、キートップ3
を弾力的に回転させるための回転機構部41が設けら
れ、作用部35の作動に対応する箇所に、プリント基板
1と、プリント基板1上の水平面に実装された垂直可動
する垂直可動プッシュスイッチ2とが配置され、垂直可
動プッシュスイッチ2を作動させるキートップ3ととも
にキートップ保持構造を構成する。
3のキートップ回転機構部31を保持し、キートップ3
を弾力的に回転させるための回転機構部41が設けら
れ、作用部35の作動に対応する箇所に、プリント基板
1と、プリント基板1上の水平面に実装された垂直可動
する垂直可動プッシュスイッチ2とが配置され、垂直可
動プッシュスイッチ2を作動させるキートップ3ととも
にキートップ保持構造を構成する。
【0024】キートップ回転機構部31の構造および固
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点しとて、梃子の原理により動作するものとする。軸3
4とキートップ3を同一材料の一体成型とし、圧入等に
より筺体4に直接固着してもよい。また、キートップ3
は熱可塑性樹脂、弾性部材等により加工成形されている
ものとする。ここでいう熱可塑性樹脂としては、ABS
樹脂やポリカーボネート樹脂等があり、弾性部材として
は、熱可塑性エラストマーやシリコンゴム等がある。
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点しとて、梃子の原理により動作するものとする。軸3
4とキートップ3を同一材料の一体成型とし、圧入等に
より筺体4に直接固着してもよい。また、キートップ3
は熱可塑性樹脂、弾性部材等により加工成形されている
ものとする。ここでいう熱可塑性樹脂としては、ABS
樹脂やポリカーボネート樹脂等があり、弾性部材として
は、熱可塑性エラストマーやシリコンゴム等がある。
【0025】次に、図1ないし図6を参照して、本発明
の第1の実施の形態におけるキー装置の動作を説明す
る。まず、図1に示すように、筐体側面42側に設けら
れた操作部32を矢印A方向に押圧した場合について説
明する。今、操作部32を矢印A方向に押圧または操作
すると、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として図1中2点鎖線で示した形に変形し操作方向と
同方向に突出している作用部35を下方に移動して、垂
直可動プッシュスイッチ2を押圧することになる。垂直
可動プッシュスイッチ2がフルストロークとなり、キー
トップ3の操作を止めると、垂直可動プッシュスイッチ
2の復帰力と、キートップ3のたわみによる復元力とに
よりキートップ3は押し戻され、元の位置に戻る。垂直
可動プッシュスイッチ2の復帰力に関わるメカニカル部
分の詳細な説明はここでは省略する。
の第1の実施の形態におけるキー装置の動作を説明す
る。まず、図1に示すように、筐体側面42側に設けら
れた操作部32を矢印A方向に押圧した場合について説
明する。今、操作部32を矢印A方向に押圧または操作
すると、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として図1中2点鎖線で示した形に変形し操作方向と
同方向に突出している作用部35を下方に移動して、垂
直可動プッシュスイッチ2を押圧することになる。垂直
可動プッシュスイッチ2がフルストロークとなり、キー
トップ3の操作を止めると、垂直可動プッシュスイッチ
2の復帰力と、キートップ3のたわみによる復元力とに
よりキートップ3は押し戻され、元の位置に戻る。垂直
可動プッシュスイッチ2の復帰力に関わるメカニカル部
分の詳細な説明はここでは省略する。
【0026】次に、図2を参照して、筐体側面43側に
設けられた操作部33を矢印B方向に押圧した場合につ
いて説明する。今、筐体側面43側に設けられた操作部
33を矢印B方向に押圧すると、キートップ3はキート
ップ回転機構部31を支点とする回転と、図2の2点鎖
線円aおよび図3に示す略L字形状のキートップ3の頂
点部近辺を支点とする矢印C方向のキートップ3の操作
部33のたわみ変形とにより、図2の2点鎖線円bおよ
び図4に示す矢印B方向と同方向に突出している突起部
36が作用部35に接触し、キートップ3が図2中2点
鎖線で示した軌道を描いて、垂直可動プッシュスイッチ
2を押下する。
設けられた操作部33を矢印B方向に押圧した場合につ
いて説明する。今、筐体側面43側に設けられた操作部
33を矢印B方向に押圧すると、キートップ3はキート
ップ回転機構部31を支点とする回転と、図2の2点鎖
線円aおよび図3に示す略L字形状のキートップ3の頂
点部近辺を支点とする矢印C方向のキートップ3の操作
部33のたわみ変形とにより、図2の2点鎖線円bおよ
び図4に示す矢印B方向と同方向に突出している突起部
36が作用部35に接触し、キートップ3が図2中2点
鎖線で示した軌道を描いて、垂直可動プッシュスイッチ
2を押下する。
【0027】この場合も操作部32を矢印A方向から押
圧した場合と同様に、垂直可動プッシュスイッチ2がフ
ルストロークとなり、キートップ3の操作を止めると垂
直可動プッシュスイッチ2の復帰力によりキートップ3
は押し戻され、元の位置に戻る。
圧した場合と同様に、垂直可動プッシュスイッチ2がフ
ルストロークとなり、キートップ3の操作を止めると垂
直可動プッシュスイッチ2の復帰力によりキートップ3
は押し戻され、元の位置に戻る。
【0028】さらに、図3に示すように、キートップ3
は、略L字形状のキートップ3の頂点部近辺の肉厚dを
局部的に薄くしたり、図5に示すように中心部を削除し
たり、また図6に示すように幅寸法eを狭くすることに
より、たわみ易くして、操作部33を操作しやすくし、
かつ操作荷重を小さくすることができる。なお、例え
ば、肉厚dを0.5から0.7mm程度、幅寸法eを2mm
から3mm程度とすることができる。
は、略L字形状のキートップ3の頂点部近辺の肉厚dを
局部的に薄くしたり、図5に示すように中心部を削除し
たり、また図6に示すように幅寸法eを狭くすることに
より、たわみ易くして、操作部33を操作しやすくし、
かつ操作荷重を小さくすることができる。なお、例え
ば、肉厚dを0.5から0.7mm程度、幅寸法eを2mm
から3mm程度とすることができる。
【0029】このように、矢印B方向に押圧すると、キ
ートップ3のたわみ変形と垂直可動プッシュスイッチ2
に対する直接押圧との2重作用により、垂直可動プッシ
ュスイッチ2を容易に操作することが可能となる。
ートップ3のたわみ変形と垂直可動プッシュスイッチ2
に対する直接押圧との2重作用により、垂直可動プッシ
ュスイッチ2を容易に操作することが可能となる。
【0030】次に、図7ないし図9を参照して、本発明
の第1の実施の形態におけるキートップ3の操作部3
2、33の材質について説明する。図7に示す場合は、
操作部32を熱可塑性樹脂で成形し、操作部33を弾性
部材37で成形する多色成形により構成する。また、図
8に示す場合は、2箇所に設けた操作部32、33を熱
可塑性樹脂で成形し、2箇所の操作部32、33のつな
ぎ部である略L字形状部分の頂点部近辺を弾性部材37
(a)で成型する多色成形により構成する。このような
構成とすることにより、本実施の形態におけるキー装置
は、操作部33をキー操作する際に、たわみ動作荷重が
さらに小さくなり、容易に操作することができることに
なる。
の第1の実施の形態におけるキートップ3の操作部3
2、33の材質について説明する。図7に示す場合は、
操作部32を熱可塑性樹脂で成形し、操作部33を弾性
部材37で成形する多色成形により構成する。また、図
8に示す場合は、2箇所に設けた操作部32、33を熱
可塑性樹脂で成形し、2箇所の操作部32、33のつな
ぎ部である略L字形状部分の頂点部近辺を弾性部材37
(a)で成型する多色成形により構成する。このような
構成とすることにより、本実施の形態におけるキー装置
は、操作部33をキー操作する際に、たわみ動作荷重が
さらに小さくなり、容易に操作することができることに
なる。
【0031】さらに、図9に示すように、キートップ3
の2つの操作部32、32を熱可塑性樹脂で成形し、2
つの操作部32、33のつなぎ部である略L字形状部分
を弾性の金属板38により接続して、弾性材によるばね
構造とすることにより、たわみの動作荷重が小さくな
り、容易に操作することができることになる。尚、ここ
で使用する金属板は、一般のばね材料であり、例えば、
板厚は0.2mmから0.3mm程度である。本実施の形態
における操作部32、33と金属板38との接続手段と
しては、超音波溶着、熱かしめまたは一体成型等があ
る。
の2つの操作部32、32を熱可塑性樹脂で成形し、2
つの操作部32、33のつなぎ部である略L字形状部分
を弾性の金属板38により接続して、弾性材によるばね
構造とすることにより、たわみの動作荷重が小さくな
り、容易に操作することができることになる。尚、ここ
で使用する金属板は、一般のばね材料であり、例えば、
板厚は0.2mmから0.3mm程度である。本実施の形態
における操作部32、33と金属板38との接続手段と
しては、超音波溶着、熱かしめまたは一体成型等があ
る。
【0032】以上説明したように、本実施の形態におけ
るキートップ3は、1つの垂直可動プッシュスイッチ2
に対して矢印A方向または矢印B方向のどちらからでも
動作可能であり、状況に応じて操作しやすい方向から操
作できるので、操作の利便性を向上することができる。
るキートップ3は、1つの垂直可動プッシュスイッチ2
に対して矢印A方向または矢印B方向のどちらからでも
動作可能であり、状況に応じて操作しやすい方向から操
作できるので、操作の利便性を向上することができる。
【0033】(第2の実施の形態)次に、図10のA方
向押圧時の断面図、図11のB方向押圧時の断面図、図
12のパターンスイッチの平面図を参照して、本発明の
第2の実施の形態におけるキー装置について説明する。
本実施の形態におけるキートップ3は、第1の実施の形
態のものとは、垂直可動プッシュスイッチ2をパターン
スイッチ12に変更した点が相違している。しかし、キ
ートップ3の形状は同様である。
向押圧時の断面図、図11のB方向押圧時の断面図、図
12のパターンスイッチの平面図を参照して、本発明の
第2の実施の形態におけるキー装置について説明する。
本実施の形態におけるキートップ3は、第1の実施の形
態のものとは、垂直可動プッシュスイッチ2をパターン
スイッチ12に変更した点が相違している。しかし、キ
ートップ3の形状は同様である。
【0034】次に、図10を参照して、本発明の第2の
実施の形態におけるキー装置について詳細に説明する。
図10に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキー
トップ3を設け、キートップ3には、L字形状のそれぞ
れの筐体側面42、43側に、熱可塑性樹脂、弾性部材
等により加工成形された2つの操作部32および操作部
33を設け、2つの操作部32および操作部33は筐体
4の隣接する筐体側面42および筐体側面43からそれ
ぞれ外部に突出するよう構成される。また、キートップ
3には、導電性材料で構成され、操作部32、33の操
作により動作する作用部39が1箇設けられ、操作部3
2、33と作用部39とは多色成形にて構成される。ま
た、キートップ3の一端には軸34により固定されたキ
ートップ回転機構部31が設けられ、操作部32、33
を操作すると、キートップ3はキートップ3を固定して
いるキートップ回転機構部31を支点としてたわみ、ま
たはしなうように弾力的に回転する。
実施の形態におけるキー装置について詳細に説明する。
図10に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキー
トップ3を設け、キートップ3には、L字形状のそれぞ
れの筐体側面42、43側に、熱可塑性樹脂、弾性部材
等により加工成形された2つの操作部32および操作部
33を設け、2つの操作部32および操作部33は筐体
4の隣接する筐体側面42および筐体側面43からそれ
ぞれ外部に突出するよう構成される。また、キートップ
3には、導電性材料で構成され、操作部32、33の操
作により動作する作用部39が1箇設けられ、操作部3
2、33と作用部39とは多色成形にて構成される。ま
た、キートップ3の一端には軸34により固定されたキ
ートップ回転機構部31が設けられ、操作部32、33
を操作すると、キートップ3はキートップ3を固定して
いるキートップ回転機構部31を支点としてたわみ、ま
たはしなうように弾力的に回転する。
【0035】また、本実施の形態においては、作用部3
9の作動に対応する箇所に配置されたプリント基板1
と、プリント基板1上に実装されたパターンスイッチ1
2と、パターンスイッチ12を作動させるキートップ3
と、キートップ3のキートップ回転機構部31を保持し
キートップ3を作動したときに、キートップ3をたわま
せ、キートップ3を弾力的に回転させるために筐体4に
固定された回転機構部41とにより、キートップ保持構
造を構成する。
9の作動に対応する箇所に配置されたプリント基板1
と、プリント基板1上に実装されたパターンスイッチ1
2と、パターンスイッチ12を作動させるキートップ3
と、キートップ3のキートップ回転機構部31を保持し
キートップ3を作動したときに、キートップ3をたわま
せ、キートップ3を弾力的に回転させるために筐体4に
固定された回転機構部41とにより、キートップ保持構
造を構成する。
【0036】キートップ回転機構部31の構造および固
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として梃子の原理により動作するものとする。また、
軸34とキートップ3を同一材料の一体成型とし圧入等
により筺体に固着してもよい。
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として梃子の原理により動作するものとする。また、
軸34とキートップ3を同一材料の一体成型とし圧入等
により筺体に固着してもよい。
【0037】また、本実施の形態におけるキー装置の動
作としては、第1の実施の形態におけるキートップ3の
動作と同様であり、操作部32をA方向に押すか、操作
部33をB方向(図12に示す)に押すことにより、作
用部39によりプリント基板1上に設けられたパターン
スイッチ12を押圧して、パターンスイッチ12を作動
させるようにする。
作としては、第1の実施の形態におけるキートップ3の
動作と同様であり、操作部32をA方向に押すか、操作
部33をB方向(図12に示す)に押すことにより、作
用部39によりプリント基板1上に設けられたパターン
スイッチ12を押圧して、パターンスイッチ12を作動
させるようにする。
【0038】ここで、図12を参照して、基板上のパタ
ーンスイッチ12の構成を説明する。パターンスイッチ
12は、図12に示すように、かぎ状に構成され、導電
性材料で構成された作用部39が接触することにより、
パターンどうしが接続してスイッチがオンになる。
ーンスイッチ12の構成を説明する。パターンスイッチ
12は、図12に示すように、かぎ状に構成され、導電
性材料で構成された作用部39が接触することにより、
パターンどうしが接続してスイッチがオンになる。
【0039】本実施の形態において、キートップ3を元
位置に復帰させるための手段としては、キートップ回転
機構部31および筐体回転機構部41を固定して、キー
トップ3を押したときにキートップ3をたわませ、指を
離したときにたわみの復元力およびスイッチの復帰力に
よりキートップ3を元位置に復帰させるようにしている
が、キートップ回転機構部31を筐体回転機構部41に
固定せず、軸34を中心にキートップ3を回転させるよ
うに構成した場合は、キートップ3ないし作用部39を
元位置に復帰させるためのばね構造またはクッション構
造等を具備することが望ましい。ここでは、このような
ばね構造またはクッション構造に関する詳細な説明は省
略するが、例えば、筐体回転機構部41をばね構造また
はクッション構造にして、筐体回転機構部41によりキ
ートップ回転機構部31を復帰させることにより、キー
トップ3ないし作用部39を元位置に復帰させるように
してもよい。
位置に復帰させるための手段としては、キートップ回転
機構部31および筐体回転機構部41を固定して、キー
トップ3を押したときにキートップ3をたわませ、指を
離したときにたわみの復元力およびスイッチの復帰力に
よりキートップ3を元位置に復帰させるようにしている
が、キートップ回転機構部31を筐体回転機構部41に
固定せず、軸34を中心にキートップ3を回転させるよ
うに構成した場合は、キートップ3ないし作用部39を
元位置に復帰させるためのばね構造またはクッション構
造等を具備することが望ましい。ここでは、このような
ばね構造またはクッション構造に関する詳細な説明は省
略するが、例えば、筐体回転機構部41をばね構造また
はクッション構造にして、筐体回転機構部41によりキ
ートップ回転機構部31を復帰させることにより、キー
トップ3ないし作用部39を元位置に復帰させるように
してもよい。
【0040】(第3の実施の形態)次に、図13のA方
向押圧時の断面図、図14のB方向押圧時の断面図を参
照して、本発明の第3の実施の形態におけるキー装置に
ついて説明する。本実施の形態におけるキートップ3
は、第1の実施の形態のものとは、プッシュスイッチを
プリント基板1の面に対して水平可動する水平可動プッ
シュスイッチ5に変更した点が相違しており、キートッ
プ3の形状および材質構成は同様である。
向押圧時の断面図、図14のB方向押圧時の断面図を参
照して、本発明の第3の実施の形態におけるキー装置に
ついて説明する。本実施の形態におけるキートップ3
は、第1の実施の形態のものとは、プッシュスイッチを
プリント基板1の面に対して水平可動する水平可動プッ
シュスイッチ5に変更した点が相違しており、キートッ
プ3の形状および材質構成は同様である。
【0041】次に、図13を参照して、本発明の第3の
実施の形態におけるキー装置について詳細に説明する。
図13に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキー
トップ3を設け、キートップ3にはL字形状のそれぞれ
の側面に2つの操作部32および操作部33を設け、2
つの操作部32および操作部33は筐体4の隣接する筐
体側面42および筐体側面43からそれぞれ外部に突出
するよう構成される。また、キートップ3には操作部3
2、33の操作により動作する作用部35が1箇設けら
れる。さらに、キートップ3の一端には軸34により固
定されたキートップ回転機構部31が設けられ、操作部
32、33を操作すると、キートップ3はキートップ3
を固定しているキートップ回転機構部31を支点として
たわみ、またはしなうように弾力的に回転する。
実施の形態におけるキー装置について詳細に説明する。
図13に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキー
トップ3を設け、キートップ3にはL字形状のそれぞれ
の側面に2つの操作部32および操作部33を設け、2
つの操作部32および操作部33は筐体4の隣接する筐
体側面42および筐体側面43からそれぞれ外部に突出
するよう構成される。また、キートップ3には操作部3
2、33の操作により動作する作用部35が1箇設けら
れる。さらに、キートップ3の一端には軸34により固
定されたキートップ回転機構部31が設けられ、操作部
32、33を操作すると、キートップ3はキートップ3
を固定しているキートップ回転機構部31を支点として
たわみ、またはしなうように弾力的に回転する。
【0042】また、本実施の形態においては、作用部3
5の作動に対応する箇所に配置されたプリント基板1
と、プリント基板1上の水平面に実装された水平可動す
る水平可動プッシュスイッチ5と、水平可動プッシュス
イッチ5を作動させるキートップ3と、キートップ3の
キートップ回転機構部31を保持して、キートップ3を
作動させたときにキートップ3をたわませ、弾力的に回
転させるために筐体4に設けられた回転機構部41とに
よりキートップ保持構造を構成する。
5の作動に対応する箇所に配置されたプリント基板1
と、プリント基板1上の水平面に実装された水平可動す
る水平可動プッシュスイッチ5と、水平可動プッシュス
イッチ5を作動させるキートップ3と、キートップ3の
キートップ回転機構部31を保持して、キートップ3を
作動させたときにキートップ3をたわませ、弾力的に回
転させるために筐体4に設けられた回転機構部41とに
よりキートップ保持構造を構成する。
【0043】キートップ回転機構部31の構造および固
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として梃子の原理により動作するものとする。また、
軸34とキートップ3を同一材料の一体成型とし圧入等
により筺体に固着してもよい。
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として梃子の原理により動作するものとする。また、
軸34とキートップ3を同一材料の一体成型とし圧入等
により筺体に固着してもよい。
【0044】また、本実施の形態におけるキー装置の動
作としては、第1および第2の実施の形態におけるキー
トップ3の動作と同様であり、操作部32をA方向に押
すか、操作部33をB方向(図14に示す)に押すこと
により、作用部35によりプリント基板1上に設けられ
た水平可動プッシュスイッチ5を水平方向に押圧して、
水平可動プッシュスイッチ5を作動させるようにする。
作としては、第1および第2の実施の形態におけるキー
トップ3の動作と同様であり、操作部32をA方向に押
すか、操作部33をB方向(図14に示す)に押すこと
により、作用部35によりプリント基板1上に設けられ
た水平可動プッシュスイッチ5を水平方向に押圧して、
水平可動プッシュスイッチ5を作動させるようにする。
【0045】(第4の実施の形態)次に、図15のA方
向押圧時の断面図、図16のB方向押圧時の断面図を参
照して、本発明の第4の実施の形態におけるキー装置に
ついて説明する。本実施の形態におけるキー装置は、第
1の実施の形態のものとは、垂直可動プッシュスイッチ
2をパネルスイッチ6に変更した点が相違しており、キ
ートップ3の形状および材質構成は同様である。
向押圧時の断面図、図16のB方向押圧時の断面図を参
照して、本発明の第4の実施の形態におけるキー装置に
ついて説明する。本実施の形態におけるキー装置は、第
1の実施の形態のものとは、垂直可動プッシュスイッチ
2をパネルスイッチ6に変更した点が相違しており、キ
ートップ3の形状および材質構成は同様である。
【0046】次に、図15を参照して、本発明の第4の
実施の形態におけるキー装置について詳細に説明する。
図13に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキー
トップ3を設け、キートップ3にはL字形状のそれぞれ
の側面に2つの操作部32および操作部33を設け、2
つの操作部32および操作部33は筐体4の隣接する筐
体側面42および筐体側面43からそれぞれ外部に突出
するよう構成される。また、キートップ3には操作部3
2、33の操作により動作する作用部35が1箇設けら
れる。さらに、キートップ3の一端には軸34により固
定されたキートップ回転機構部31が設けられ、操作部
32、33を操作すると、キートップ3はキートップ3
を固定しているキートップ回転機構部31を支点として
たわみ、またはしなうように弾力的に回転する。
実施の形態におけるキー装置について詳細に説明する。
図13に示すキー装置は、略L字形状に形成されたキー
トップ3を設け、キートップ3にはL字形状のそれぞれ
の側面に2つの操作部32および操作部33を設け、2
つの操作部32および操作部33は筐体4の隣接する筐
体側面42および筐体側面43からそれぞれ外部に突出
するよう構成される。また、キートップ3には操作部3
2、33の操作により動作する作用部35が1箇設けら
れる。さらに、キートップ3の一端には軸34により固
定されたキートップ回転機構部31が設けられ、操作部
32、33を操作すると、キートップ3はキートップ3
を固定しているキートップ回転機構部31を支点として
たわみ、またはしなうように弾力的に回転する。
【0047】また、本実施の形態においては、作用部3
5の作動に対応する箇所に配置されたプリント基板1
と、プリント基板1上の水平面に実装された垂直可動す
るパネルスイッチ6と、パネルスイッチ6を作動させる
キートップ3と、キートップ3のキートップ回転機構部
31を保持して、キートップ3を作動させたときにキー
トップ3をたわませ、弾力的に回転させるために筐体4
に設けられた回転機構部41とによりキートップ保持構
造を構成する。
5の作動に対応する箇所に配置されたプリント基板1
と、プリント基板1上の水平面に実装された垂直可動す
るパネルスイッチ6と、パネルスイッチ6を作動させる
キートップ3と、キートップ3のキートップ回転機構部
31を保持して、キートップ3を作動させたときにキー
トップ3をたわませ、弾力的に回転させるために筐体4
に設けられた回転機構部41とによりキートップ保持構
造を構成する。
【0048】キートップ回転機構部31の構造および固
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として、梃子の原理により動作するものとする。
定は、上記のように、一般的には軸34を設けて行うも
のとし、キートップ3はキートップ回転機構部31を支
点として、梃子の原理により動作するものとする。
【0049】また、パネルスイッチ6は通常、金属また
はプラスチック製のドーム形状に形成されるシート状の
スイッチであり、詳細説明は省略する。本実施の形態に
おけるキー装置の動作としては、第1ないし第3の実施
の形態におけるキートップ3の動作と同様であり、操作
部32をA方向に押すか、操作部33をB方向(図16
に示す)に押すことにより、作用部35によりプリント
基板1上に設けられた垂直可動パネルスイッチ6を垂直
方向に押圧して、垂直可動パネルスイッチ6を作動させ
るようにする。
はプラスチック製のドーム形状に形成されるシート状の
スイッチであり、詳細説明は省略する。本実施の形態に
おけるキー装置の動作としては、第1ないし第3の実施
の形態におけるキートップ3の動作と同様であり、操作
部32をA方向に押すか、操作部33をB方向(図16
に示す)に押すことにより、作用部35によりプリント
基板1上に設けられた垂直可動パネルスイッチ6を垂直
方向に押圧して、垂直可動パネルスイッチ6を作動させ
るようにする。
【0050】次に、図17および図18の斜視図を参照
して、本発明の第1ないし第4の実施の形態におけるキ
ー装置を利用した折畳み式携帯電話機について説明す
る。図17は折畳んだ状態を示し、図18は開いた状態
を示す。図17および図18において、本発明のキー装
置を、例えば電源キーに適用した場合、折畳み式携帯電
話機を折畳んだ状態では矢印A方向に操作し、開いた状
態では矢印A、Bの両方向どちらでも操作可能となり、
どちらを押しても同一のスイッチを作動させることがで
き、状況に応じた操作性を確保することができる。
して、本発明の第1ないし第4の実施の形態におけるキ
ー装置を利用した折畳み式携帯電話機について説明す
る。図17は折畳んだ状態を示し、図18は開いた状態
を示す。図17および図18において、本発明のキー装
置を、例えば電源キーに適用した場合、折畳み式携帯電
話機を折畳んだ状態では矢印A方向に操作し、開いた状
態では矢印A、Bの両方向どちらでも操作可能となり、
どちらを押しても同一のスイッチを作動させることがで
き、状況に応じた操作性を確保することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明におけるキー装置は、上記のよう
に構成され、特に、1つのキートップ上に、1つのスイ
ッチに対して異なる方向から操作可能な複数の、例え
ば、2つの操作部を設けることにより、部品点数を増や
すことなく、複数方向から操作できるので、携帯電話機
等がどのような状況にあっても、操作性を損なうことな
く、安価に操作性を向上させることができる。
に構成され、特に、1つのキートップ上に、1つのスイ
ッチに対して異なる方向から操作可能な複数の、例え
ば、2つの操作部を設けることにより、部品点数を増や
すことなく、複数方向から操作できるので、携帯電話機
等がどのような状況にあっても、操作性を損なうことな
く、安価に操作性を向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるキー装置の
A方向押圧時の断面図、
A方向押圧時の断面図、
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるキー装置の
B方向押圧時の断面図、
B方向押圧時の断面図、
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるキー装置の
略L字形状頂点部の拡大図、
略L字形状頂点部の拡大図、
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるキー装置の
B方向押圧時の作用部部分拡大図、
B方向押圧時の作用部部分拡大図、
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるキートップ
の斜視図、
の斜視図、
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるキートップ
の斜視図、
の斜視図、
【図7】本発明の第1の実施の形態における多色成型に
よるキー装置の断面図、
よるキー装置の断面図、
【図8】本発明の第1の実施の形態における他の多色成
型によるキー装置の断面図、
型によるキー装置の断面図、
【図9】本発明の第1の実施の形態における板金接続を
使用したキー装置の断面図、
使用したキー装置の断面図、
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるキー装置
のA方向押圧時の断面図、
のA方向押圧時の断面図、
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるキー装置
のB方向押圧時の断面図、
のB方向押圧時の断面図、
【図12】本発明の第2の実施の形態における基板上の
パターンスイッチの平面詳細図、
パターンスイッチの平面詳細図、
【図13】本発明の第3の実施の形態におけるキー装置
のA方向押圧時の断面図、
のA方向押圧時の断面図、
【図14】本発明の第3の実施の形態におけるキー装置
のB方向押圧時の断面図、
のB方向押圧時の断面図、
【図15】本発明の第4の実施の形態におけるキー装置
のA方向押圧時の断面図、
のA方向押圧時の断面図、
【図16】本発明の第4の実施の形態におけるキー装置
のB方向押圧時の断面図、
のB方向押圧時の断面図、
【図17】本発明の第1ないし第4の実施の形態におけ
るキー装置を採用した折畳み状態の携帯電話機の斜視
図、
るキー装置を採用した折畳み状態の携帯電話機の斜視
図、
【図18】本発明の第1ないし第4の実施の形態におけ
るキー装置を採用した開いた状態の携帯電話機の斜視
図。
るキー装置を採用した開いた状態の携帯電話機の斜視
図。
1 プリント基板
2 垂直可動プッシュスイッチ
3 キートップ
4 筐体
5 水平可動プッシュスイッチ
6 パネルスイッチ
12 パターンスイッチ
31 キートップ回転機構部
32、33 操作部
34 軸
35 作用部
36 突起部
37 37(a) 弾性部材
38 金属板
39 導電材にて構成される作用部
41 筐体回転機構部
42、43 筐体側面
Claims (16)
- 【請求項1】1つのスイッチを作動させる複数の操作部
を備えたキートップにてなることを特徴とするキー装
置。 - 【請求項2】前記キートップは前記操作部の操作により
前記1つのスイッチを作動する1つの作用部を有し、前
記複数の操作部と前記1つの作用部とともに一体に形成
してなることを特徴とする請求項1記載のキー装置。 - 【請求項3】前記スイッチはプリント基板に実装された
プッシュスイッチであることを特徴とする請求項1また
は2記載のキー装置。 - 【請求項4】前記スイッチはプリント基板に実装された
パネルスイッチであることを特徴とする請求項1または
2記載のキー装置。 - 【請求項5】前記スイッチはプリント基板に実装された
パターンスイッチであることを特徴とする請求項1また
は2記載のキー装置。 - 【請求項6】前記スイッチは前記プリント基板上の水平
面に対して垂直可動する垂直可動プッシュスイッチであ
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
のキー装置。 - 【請求項7】前記スイッチは前記プリント基板上の水平
面に対して水平可動する水平可動プッシュスイッチであ
ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
のキー装置。 - 【請求項8】前記キートップは多色成形にてなることを
特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のキー装
置。 - 【請求項9】前記キートップは略L字形状に形成され、
前記複数の操作部は前記L字形状のそれぞれ異なる側面
に設けられ、それぞれ前記1つの作用部を作動すること
を特徴とする請求項1または2記載のキー装置。 - 【請求項10】前記1つの作用部は導電材料にて構成さ
れることを特徴とする請求項1、2、8または9記載の
キー装置。 - 【請求項11】前記複数の操作部の1つに前記作用部を
前記スイッチの方に押圧する突起部を備えることを特徴
とする請求項1、2または9記載のキー装置。 - 【請求項12】前記キートップは略L字形状に形成さ
れ、前記複数の操作部はそれぞれ前記1つの作用部を作
動するべく前記L字形状の異なる側面に設けられ、前記
キートップの端部には前記複数の操作部の動作により前
記キートップを弾力的に回転する支点となるキートップ
回転機構部を備えることを特徴とする請求項1、2また
は9記載のキー装置。 - 【請求項13】前記キートップは略L字形状に形成さ
れ、前記複数の操作部はそれぞれ前記1つの作用部を作
動するべく前記L字形状の異なる側面に設けられ、前記
複数の操作部のうち前記キートップを弾力的に回転する
支点から遠い方の操作部により前記略L字形状の頂点部
近辺でたわみ変形する形状とされることを特徴とする請
求項1、2または9記載のキー装置。 - 【請求項14】前記キートップは略L字形状に形成さ
れ、前記複数の操作部はそれぞれ前記1つの作用部を作
動するべく前記L字形状の異なる側面に設けられ、前記
複数の操作部のうち前記キートップを弾力的に回転する
する支点から遠い方の操作部が熱可塑性樹脂にて成型さ
れ、他の操作部が弾性部材にて成型される多色成形にて
構成することを特徴とする請求項1、2、8または9記
載のキー装置。 - 【請求項15】前記キートップは略L字形状に形成さ
れ、前記複数の操作部はそれぞれ前記1つの作用部を作
動するべく前記L字形状の異なる側面に設けられ、前記
複数の操作部が熱可塑性樹脂にて成型され、前記キート
ップの前記略L字形状の頂点部近辺部分が弾性部材にて
成型される多色成形とすることを特徴とする請求項1、
2、8または9記載のキー装置。 - 【請求項16】前記キートップは略L字形状に形成さ
れ、前記複数の操作部はそれぞれ前記1つの作用部を作
動するべく前記L字形状の異なる側面に設けられ、前記
複数の操作部が熱可塑性樹脂または弾性部材にて成型さ
れ、前記キートップの前記略L字形状の頂点部近辺部分
が金属板にて構成されることを特徴とする請求項1、2
または9記載のキー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134951A JP2003331688A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | キー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002134951A JP2003331688A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | キー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003331688A true JP2003331688A (ja) | 2003-11-21 |
Family
ID=29697403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002134951A Pending JP2003331688A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | キー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003331688A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008098003A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Yamatake Corp | 操作キー構造 |
JP2010134673A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Nohmi Bosai Ltd | 警報器 |
JP2011076661A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nec Personal Products Co Ltd | ライブラリ装置 |
-
2002
- 2002-05-10 JP JP2002134951A patent/JP2003331688A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008098003A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Yamatake Corp | 操作キー構造 |
JP2010134673A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-06-17 | Nohmi Bosai Ltd | 警報器 |
TWI505237B (zh) * | 2008-12-04 | 2015-10-21 | Nohmi Bosai Ltd | 警報器 |
JP2011076661A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Nec Personal Products Co Ltd | ライブラリ装置 |
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