JP5045277B2 - 電子機器におけるキー構造及び電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、電子機器におけるキー構造及び電子機器に係り、例えば、折畳み式の携帯電話機において操作部を構成し、メタルドームをキーボタンを介して押下しクリック感を得ることが可能なキー構造、及び該キー構造を備えた電子機器に関する。
従来より、携帯型の電子機器としての携帯電話機等は、操作面に多数のキーボタンを有し、組立ての際は、これらのキーボタンを予めシート上に配設して、キーシートとし、このキーシートを扱うことによって、容易に組立てが行うことができるようになされている。
すなわち、図5に示すように、携帯電話機101において、操作部102は、例えば数字等を入力するためのテンキー等の合成樹脂製の多数のキーボタン103、103、…が、例えば合成ゴム製のシート部材104上の所定の位置に接着剤105を用いて固定されてなるキーシート106が、ドーム状に突起したメタルドーム107を有するスイッチ108等の部品が搭載された基板109上に配置されて構成されている(例えば、特許文献1等参照。)。
各キーボタン103は、その周縁部に、非押下状態で、筐体110のキーボタン103の先端部を露出させるための開口部110aの縁部の裏面110bに、その上面が接触される鍔状に突起したフランジ部103aを有している。
シート部材104は、各キーボタン103を載置するボタン載置部104aと、各ボタン載置部104aに背向する裏面の中央部に形成されメタルドーム107を押下するためのスイッチ作動用突起部104bと、シート部材104の周縁部に形成されたシール部104cとを有している。
シール部104cの突起部104p、104qは、それぞれ、筐体110の裏面、及び基板109に密着され、各キーボタン103と筐体110との間の隙間等からの水等の浸入を遮断する密閉性が確保されている。
スイッチ108は、直上の対応するキーボタン103が押下されることによって、メタルドーム107にスイッチ作動用突起部104bが押し付けられ、メタルドーム107が平坦化されて、例えばオン状態とされる。キーボタン103の押圧力が除かれると、シート部材104及びメタルドーム107の復元力によって、スイッチ作動用突起部104bは元の位置に戻され、メタルドーム107も元のドーム形状に戻り、例えばオフ状態とされる。
また、非押下状態では、各キーボタン103のフランジ部103aの上面と、筐体110の開口部110aの縁部の裏面とは接触している。
操作部102は、テンキーのほか、ソフトキーとしてのメールモード選択キー(以下、単にメールキーともいう)や、入力モード切替えキー、決定キー、カーソルキー(4方向キー)、ブラウザモード選択キー、メニューキーを有している。テンキー及びソフトキーを問わず、各キーは、専用のキーボタン103、スイッチ作動用突起部104b、及びメタルドーム107が対応付けられて配置されている。
ここで、各キーに対応するメタルドームの形状、寸法、及び操作に必要な荷重(変形に必要な押圧力)は、略同一である。
さらに、最近は、デザイン上の観点から、図6に示すように、例えば、メールキーと入力モード切替えキーとを、キーボタンを共通として連結キーとするキー構造が採用されてきている(例えば、特許文献2等参照。)。
すなわち、図6(a)に示すように、メールキー201と入力モード切替えキー202の2つのキーで共通とされるキーボタン203が取り付けられ、キーボタン203の裏面側にスイッチ作動用の押し子204,205が形成されたキーシート206と、対応する押し子204,205によって押圧されて弾性変形するドーム状に突起した複数のメタルドーム207,208が形成されたメタルドームシート209とが、FPC(Flexible Printed Circuit)等からなる回路基板211上に配置されている。
このキーボタン203は、テンキー群の各キーのキーボタンに対して縦長の寸法とされ、キーボタン203の上部の押下により、メールキー201のオン/オフ、下部の押下により、入力モード切替えキー202のオン/オフが可能となる。
ここで、メタルドーム207,208の操作に必要な荷重は、テンキー群の各キーのメタルドームと略同一に設定されている。
例えば、メールキー201をオンとしたい場合には、キーボタン203の上部を押下する。これによって、図6(b)に示すように、押下部位の直下の押し子204が、対応するドーム状のメタルドーム207の中央部を押下し、メタルドーム207は、潰れるように変形する。
こうして、メタルドーム207が、潰れるように変形して、すなわち、平坦化されて、スイッチがオン状態とされる。
キーボタン203の押圧力が除かれると、メタルドーム207の反発力(復元力)及びキーシート206の反発力F0によって、キーボタン203は元の位置に戻され、メタルドーム207も元のドーム形状に戻り、オフ状態とされる。
このとき、操作者は、押下力と逆向きの反発力を手指で受けることによって、クリック感が指先に与えられる。
なお、このほか、カーソルキーの上下左右の各サイドキー、ブラウザモード選択キーとメニューキーも、連結キーとされる。
しかしながら、連結キーとされた場合でも、メタルドーム207の必要な荷重は、単一キーであるテンキー群の各キーと略同一であるため、操作者は、テンキー群の各キーの押下時とは異なる反発力を、手指に受けてしまう。
例えば、メールキー201を操作するために、キーボタン203の上部を押下する場合には、図6(b)に示すように、キーボタン203を含めキーシート206も弾性変形してしまう。
このため、操作者によっては、テンキー群の各キーの操作と比べて、メタルドーム207の反発力以上の強い力で押下する必要があり、キー操作が重く感じられる上に、メタルドーム207の反発力が、キーボタン203を含むキーシート206に阻止されるため、クリック感が弱く感じられる。
このように、同一の操作部内のキーボタンでありながら、テンキー群のキーと、ソフトキー群のキーとで、操作感(クリック感)が異なってしまっていた。
そこで、大型のボタンに弾性材を当てて、押圧操作感を他の小さいボタンに合わせる技術(例えば、特許文献3等参照。)を適用することが考えられる。
特開2001−216869号公報 特開2004−311156号公報 特開平07−114857号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術では、依然として、良好な操作性を得ることが困難であるという点である。
例えば、上記従来技術は、操作感といっても、単に、押圧操作感を均一化するための技術であり、メタルドームの反発力によって、クリック感を得る場合には、適用できない。
したがって、連結キーが設けられた操作部において、連結キーと、これ以外の単一キー(非連結キー)とで、キーボタンで操作者の手指が受ける反発力が異なるため、操作感(クリック感)が不均一となってしまい、操作性が悪化する。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、操作性を向上させることができる電子機器におけるキー構造及び電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、電子機器の入力装置を構成し、複数のキーボタンと、上記キーボタンの裏面側に設けられ、操作者が手指で上記キーボタン押下すると、弾性変形して、オン/オフ操作を行うためのドーム状に突起した複数のドーム状ばねとが配置されているキー構造に係り、上記ドーム状ばねは、上記操作者が対応する上記キーボタンを押下した際、当該キーボタンを介して、上記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、必要な荷重が設定されているとともに、上記複数のキーボタンが、複数の第1のドーム状ばねにまたがる共通のキーボタンであって、上記複数の第1のドーム状ばねを別々に弾性変形させるための第1のキーボタンと、単一の第2のドーム状ばねを弾性変形させるための第2のキーボタンとを含み、上記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、上記第1のドーム状ばねの上記荷重が、上記第2のドーム状ばねの上記荷重よりも、高く設定されていることを特徴としている。
また、この発明の第2の構成は、複数のキーボタンと、上記キーボタンの裏面側に設けられ、操作者が手指で上記キーボタン押下すると、弾性変形して、オン/オフ操作を行うためのドーム状に突起した複数のドーム状ばねとが配置されているキー構造を備えた電子機器に係り、上記ドーム状ばねは、上記操作者が対応する上記キーボタンを押下した際、当該キーボタンを介して、上記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、必要な荷重が設定されているとともに、上記複数のキーボタンは、複数の第1のドーム状ばねにまたがる共通のキーボタンであって、上記複数の第1のドーム状ばねを別々に弾性変形させるための第1のキーボタンと、単一の第2のドーム状ばねを弾性変形させるための第2のキーボタンとを含み、上記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、上記第1のドーム状ばねの上記荷重が、上記第2のドーム状ばねの上記荷重よりも、高く設定されていることを特徴としている。
この発明の構成によれば、キーボタンの裏面側に、キーボタンの押下によって弾性変形して、オン/オフ操作を行うためのドーム状に突起したドーム状ばねが配置され、ドーム状ばねは、ドーム状ばねは、対応するキーボタンで所定の復元力を受けるように、オン/オフ操作のために必要な荷重が設定されているので、操作性を向上させることができる。
キーボタンの裏面側に、キーボタンの押下によって弾性変形して、オン/オフ操作を行うためのドーム状に突起したドーム状ばねが配置され、ドーム状ばねは、対応するキーボタンで所定の復元力を受けるように、オン/オフ操作のために必要な荷重が設定されていることによって、操作性を向上させるという目的を実現した。
図1は、この発明の一実施例である携帯電話機の下部ユニットの構成を示す平面図、図2は、図1のA−A線に沿った断面図、図3は、図1のB−B線に沿った断面図、また、図4は、同携帯電話機のキー構造の機能を説明するための説明図である。
この例の電子機器としての携帯電話機は、図1に示すように、折畳可能な筐体を備えると共に、通話機能やデータ通信機能を有し、表示部が設けられた上部ユニットと、操作部1が設けられた下部ユニット2とが、折畳可能なようにヒンジ部3で相互に結合されて構成されている。
上部ユニットは、扁平な上部筐体に、例えば液晶表示装置からなる表示部や、通話時に受話音声を出力する受話部等が実装されて概略構成され、下部ユニット2は、扁平な下部筐体5に、CPU(中央処理装置)等からなる制御部や、ROM、RAM等の半導体メモリからなる記憶部、通話やデータ通信を行うための無線通信部、各種操作キー等からなる操作部1、送話音声を入力する送話部、電池パックを有する電源部等が実装されて概略構成されている。
上部筐体及び下部筐体5は、それぞれ、例えば合成樹脂成型品からなり、内面側を構成するフロントケースと、外面側を構成するリアケースとを有し、組み合されたフロントケースとリアケースとが、リブにおける嵌合によって、又は雌ねじや雄ねじ等の固定具による締付けによって、組み立てられてなっている。
操作部1は、図1に示すように、各テンキーを含むテンキー部6と、例えば、ブラウザやメーラを起動するためのソフトキー部7とを有している。
テンキー部6は、例えば、数字等を入力するためのテンキー8,9,…,18と、アスタリスクキー19と、シャープキー21と、音声通話を行うために用いる通話開始キー22と、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー23と、電源の入切りを行ったり各種操作を中止するために用いられる電源キー24とを有している。
ソフトキー部7は、メーラを起動させるためのメールモード選択キー25と、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキー26と、操作を決定するために用いられる決定キー27と、表示部に表示された表示画面上のカーソルを上下左右方向へ移動させるための各サイドキーからなるカーソルキー(4方向キー)28と、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー29と、操作メニューを表示させるためのメニューキー31とを有している。
操作部1においては、各キーを構成する複数のキーボタン34(41)が取り付けられ、キーボタン34(41)の裏面側にスイッチ作動用の押し子35(42,44)が設けられたキーシート33と、対応する押し子35(42,44)によって押圧されて弾性変形するドーム状に突起した複数のメタルドーム37(高荷重メタルドーム43,45)が形成されたステンレス鋼薄板等からなるメタルドームシート36とが、FPC(Flexible Printed Circuit)等からなり、メタルドーム37(高荷重メタルドーム43,45)によってオン/オフされる接点が形成された回路基板38上に配置されている(図2及び図3参照)。回路基板38は、例えば、金属製の支持体(不図示)によって下方から支持されている。
ここで、キーボタン34(41)の押下によってメタルドーム37(高荷重メタルドーム43,45)が弾性変形して、スイッチの開閉が行われ、かつ、押下力と逆向きの反発力を受けることによって、クリック感が操作者の指先に与えられ、これによって、操作者は、操作が確実に行われたことを認識する。
この例では、テンキー部6のキーは、キーボタン34と、押し子35及びメタルドーム37とが1対1に対応している単一キー(非連結キー)とされている一方、ソフトキー部7のキーは、隣接するキー同士でキーボタン41が共通とされる連結キーを含んでいる。
例えば、テンキー部6のクリアキー23では、図2に示すように、キーシート33の所定の位置に形成されたキーボタン34と、キーボタン34の裏面側に設けられた押し子35によって押下され、メタルドームシート36の所定の位置に形成されたメタルドーム37とは、1対1に対応している。
また、例えば、ソフトキー部7のメールモード選択キー25と、入力モード切替えキー26キーとでは、図3に示すように、縦長のキーボタン41が共通とされ、キーボタン41の上部が押下されると、押し子42によって、対応する高荷重メタルドーム43が弾性変形し、キーボタン41の下部が押下されると、押し子44によって、対応する高荷重メタルドーム45が弾性変形して、それぞれ、スイッチの開閉が行われる。
ソフトキー部7の連結キーでは、テンキー部6の単一キー(非連結キー)に対して、操作のために必要な高荷重メタルドームの荷重(スイッチの開閉のための所定の変形に必要な荷重)が比較的高く設定され、操作者がキーボタンにおいて手指に受ける反発力(復元力)が、テンキー部6のキーと略同一となるようにされている。
ここで、上記必要な荷重は、ソフトキー部7の連結キーの高荷重メタルドームでは、テンキー部6の単一キーのメタルドーム37の略1.1倍〜略2.0倍に設定されている。
上記必要な荷重は、例えば、高荷重メタルドームの材料のほか、共通とされるキーボタンの寸法及び形状、キーボタンを含むキーシートの材料や力学的特性、キーボタンの押圧位置、高荷重メタルドームの数や配置箇所、複数の高荷重メタルドームの位置関係等に基づいて、適正な値に設定される。
例えば、メールモード選択キー25と、入力モード切替えキー26とでは、共に、対応する高荷重メタルドーム43,45は、テンキー部6のキー(クリアキー23等)に比べて、高荷重とされ、操作者がキーボタン41において手指に受ける反発力(復元力)が、テンキー部6のキーと略同一となるようにされている。
すなわち、操作のために必要な高荷重メタルドーム43,45の荷重が比較的高く設定され、ここで、必要な荷重は、高荷重メタルドーム43,45では、メタルドーム37の例えば、略1.2倍に設定されている。
この例では、メタルドーム37では、略1.1[N]に設定されているのに対して、高荷重メタルドーム43,45では、略1.3[N]に設定されている。
このように、この例のキー構造46は、例えば、2つのキーで共通とされるキーボタン41が取り付けられ、キーボタン41の裏面側にスイッチ作動用の押し子42,44が設けられたキーシート33と、対応する押し子42,44によって押圧されて弾性変形するドーム状に突起した複数の高荷重メタルドーム43,45が形成されたメタルドームシート36とが、回路基板38上に配置されているとともに、高荷重メタルドーム43,45は、テンキー部6のキーに比べて、操作のために必要な荷重が比較的高く設定されて概略構成されている。
このほか、ソフトキー部7では、カーソルキーの各サイドキー、ブラウザモード選択キーとメニューキーでも、上記キー構造が適用されて、キーボタンが共通とされ、メタルドームは、テンキー部6のキーに比べて、高荷重とされ、操作者がキーボタンにおいて手指に受ける反発力が、テンキー部6のキーと略同一となるようにされている。
次に、図4を参照してこの例の携帯電話機のキー構造の機能について説明する。
携帯電話機において、例えば、メーラを起動させたい場合には、キーボタン41の上部を押下して、メールモード選択キー25をオンとする。
キーボタン41の上部の押下によって、キーボタン41は、クリアキー23のキーボタン34と異なり、連結キーとして縦長の形状を有していることにより、図4に示すように、キーボタン41を含むキーシート33は、その上部が湾曲するように弾性的に変形する。
そして、押下部位の直下の押し子42が、対応する高荷重メタルドーム43の中央部を押下し、高荷重メタルドーム43は、潰れるように弾性的に変形する。
ここで、キーシート33の反発力に加え、高荷重メタルドーム43は、操作のために必要な荷重が比較的高く設定されていることにより、高荷重メタルドーム43を、オンとなるまで押し切る(変形させる)ために比較的高い押圧力が必要となる。
高荷重メタルドーム43は、潰れるように変形して、すなわち、平坦化されて、スイッチが例えばオン状態とされる。
キーボタン41の押圧力が除かれると、高荷重メタルドーム43の反発力及びキーシート33の反発力Faによって、キーボタン41(及び押し子42)は元の位置に戻され、高荷重メタルドーム43も元のドーム形状に戻り、例えばオフ状態とされる。
操作者は、キーボタン41において押下力と逆向きの反発力を手指で受けることによって、クリック感が操作者の指先に与えられ、これによって、操作者は、操作が確実に行われたことを認識する。
操作者がキーボタン41において手指で受ける反発力は、高荷重メタルドーム43は、操作のために必要な荷重が比較的高く設定されていることにより、テンキー部6のキーにおける反発力と略同一であり、メールモード選択キー25を、例えば、テンキー部6のキー(クリアキー23等)と連続して操作したとしても、違和感が生じることがない。
なお、メールモード選択キー25の機能を中心に説明したが、入力モード切替えキー26のほか、他のソフトキー部7の連結キー(カーソルキー28等)でも同様に、テンキー部6のキー(クリアキー23等)と同様の操作感(クリック感)が得られる。
このように、この例の構成によれば、ソフトキー部7の連結キーでは、テンキー部6の単一キー(非連結キー)に対して、操作のために必要な高荷重メタルドームの荷重(スイッチの開閉のための所定の変形に必要な荷重)が比較的高く設定され、操作者がキーボタンにおいて手指に受ける反発力(復元力)が、テンキー部6の単一キーと略同一となるようにされているので、操作部1において、操作感(クリック感)を均一化して、操作性を向上させることができる。
例えば、メールモード選択キー25と、入力モード切替えキー26とでは、共に、対応する高荷重メタルドーム43,45は、テンキー部6のキー(クリアキー23等)に比べて、操作のために必要な高荷重メタルドーム43,45の荷重が比較的高く設定され、操作者がキーボタンにおいて手指に受ける反発力が、テンキー部6のキー(クリアキー23等)と略同一となるようにされているので、例えば、連結キーが設けられた操作部1において、操作感(クリック感)を均一化して、操作性を向上させることができる。
また、メタルドーム自体の必要な荷重を調整することで、操作感を均一化しているので、例えば、弾性体等の部材を追加する必要がない。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、ソフトキー部7のメールモード選択キー25と、入力モード切替えキー26等で、隣接するキー同士で縦長のキーボタンが共通とされる連結キーが用いられている操作部(入力装置)で、キーボタンと、押し子及びメタルドームとが1対1に対応している単一キー(非連結キー)からなるテンキー部6のキーに対して、キーボタンで受ける反発力が弱くなって、十分なクリック感が得られない不具合を解消する場合について述べたが、これに限らず、例えば、キーボタンを含むキーシートの材質が異なるキー同士や、単一キー同士でも、キーボタンの寸法や形状の差異によって、同一のメタルドームを用いては操作感が異なってしまうような場合にも適用できる。
また、キーボタンが共通とされる連結キーで、複数のメタルドームで、操作のために必要なメタルドームの荷重を、単一キー(非連結キー)に対して、高荷重とする場合について述べたが、これらの複数のメタルドームにおいて、各メタルドームの荷重を略同一とせずに、配置位置や、キーとしての機能に応じて変更するようにしても良い。
また、上述した実施例では、ソフトキー部7の連結キーでは、テンキー部6の単一キーに対して、操作のために必要なメタルドームの荷重を、略1.1〜略2.0倍に設定して、高荷重とする場合について述べたが、2.0倍を越えた値に設定しても良い。
例えば、高荷重メタルドーム43,45の必要な荷重を、メタルドーム37の略1.2倍に設定する場合について述べたが、これに限らず、略1.1〜略2.0倍の範囲内で調整しても良いし、この範囲を越えても良い。
また、操作部1の各キーについて、操作のために必要なメタルドームの荷重を変更する場合に、必ずしも、操作者がキーボタンにおいて手指に受ける反発力(復元力)が、均一化されるように荷重を設定しなくても、例えば、逆に操作感の違いが強調されるように設定しても良い。
また、ソフトキー部7において、操作を決定するために用いられる決定キー27と、表示部に表示された表示画面上のカーソルを上下左右方向へ移動させるための各サイドキーからなるカーソルキー(4方向キー)28とを、キーボタンを共通としても良い。
また、メタルドームシートは、単一のシートとは限らず、例えば、テンキー部6と、ソフトキー部7とで、分割されていても良い。また、メタルドームの材料としては、ステンレス鋼に限らず、他の金属や合金を用いても良い。また、キーシートについても、単一のシートとは限らず、分割されていても良い。
また、帯状の、又は折曲可能なメタルドームシートを用いて、筐体の側面に設けられるサイドキーを構成する場合にも適用することができる。例えば、腕時計型携帯端末の操作部を筐体の周側面に設けるような場合に、帯状のメタルドームシートを湾曲させて配置するようなときにも適用できる。
また、連結キーで、メタルドームの直上のキーボタンの部位を押下して、各キーをオン/オフさせる場合のほか、例えば、2つのメタルドームの中間部の直上のキーボタンの部位を押下して、両メタルドームに同時に必要な荷重を与えて、別のキーとしての機能を持たせる場合にも適用できる。
また、筐体の両面に操作部を設けるような場合に、回路基板の両側に一対のメタルドームシートを配置して用いることができる。
また、メタルドームに対応する接点が配置される回路基板としては、FPC(Flexible Printed Circuit)等の可撓性印刷回路基板に限らず、剛性が比較的高い板状の回路基板を用いても良い。
携帯型の電子機器としては、携帯電話機のほか、データ通信機能を有するPHS端末や、PDA、携帯型のコンピュータを用いる場合に適用できる。また、携帯型の電子機器のほか、操作部(入力装置)を有する据置き型の電子機器を用いる場合に適用できる。
この発明の一実施例である携帯電話機の下部ユニットの構成を示す平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 図1のB−B線に沿った断面図である。 同携帯電話機のキー構造の機能を説明するための説明図である。 関連する技術を説明するための説明図である。 関連する技術を説明するための説明図である。
符号の説明
1 操作部(入力装置)
2 下部ユニット(電子機器の一部)
6 テンキー部
7 ソフトキー部
8,9,…,18 テンキー
22 通話開始キー
23 クリアキー
24 電源キー
25 メールモード選択キー
26 入力モード切替えキー
27 決定キー
28 カーソルキー
29 ブラウザモード選択キー
31 メニューキー
33 キーシート
34 キーボタン(第2のキーボタン)
35,42,44 押し子(作動子)
36 メタルドームシート(ドームシート)
37 メタルドーム(ドーム状ばね、第2のドーム状ばね)
38 回路基板
41 キーボタン(第1のキーボタン)
43,45 高荷重メタルドーム(ドーム状ばね、第1のドーム状ばね)
46 キー構造(電子機器におけるキー構造)

Claims (5)

  1. 電子機器の入力装置を構成し、複数のキーボタンと、前記キーボタンの裏面側に設けられ、操作者が手指で前記キーボタン押下すると、弾性変形して、オン/オフ操作を行うためのドーム状に突起した複数のドーム状ばねとが配置されているキー構造であって、
    前記ドーム状ばねは、前記操作者が対応する前記キーボタンを押下した際、当該キーボタンを介して、前記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、必要な荷重が設定されているとともに、
    前記複数のキーボタンは、複数の第1のドーム状ばねにまたがる共通のキーボタンであって、前記複数の第1のドーム状ばねを別々に弾性変形させるための第1のキーボタンと、単一の第2のドーム状ばねを弾性変形させるための第2のキーボタンとを含み、前記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、前記第1のドーム状ばねの前記荷重が、前記第2のドーム状ばねの前記荷重よりも、高く設定されていることを特徴とする電子機器におけるキー構造。
  2. 複数の前記キーボタンと、前記キーボタンの裏面側にスイッチ作動用の作動子とが設けられたキーシートと、対応する前記作動子によって押圧されて弾性変形する前記ドーム状ばねが複数配置されているドームシートとが、前記ドーム状ばねによってオン/オフされる接点が形成された回路基板の上に配置されていることを特徴とする請求項記載の電子機器におけるキー構造。
  3. 前記第1のドーム状ばねの前記荷重は、前記第1のキーボタンの寸法形状、前記第1のキーボタンを含む前記キーシートの力学的特性、前記第1のキーボタンの押圧位置、前記第1のキーボタンに対応する前記第1のドーム状ばねの数、前記第1のドーム状ばねの配置箇所、又は複数の前記第1のドーム状ばねの位置関係に基づいて、設定されることを特徴とする請求項記載の電子機器におけるキー構造。
  4. 前記第1のドーム状ばねの前記荷重は、前記第2のドーム状ばねの前記荷重に対して、1.1倍以上2.0倍以下の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電子機器におけるキー構造。
  5. 複数のキーボタンと、前記キーボタンの裏面側に設けられ、操作者が手指で前記キーボタン押下すると、弾性変形して、オン/オフ操作を行うためのドーム状に突起した複数のドーム状ばねとが配置されているキー構造を備えた電子機器であって、
    前記ドーム状ばねは、前記操作者が対応する前記キーボタンを押下した際、当該キーボタンを介して、前記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、必要な荷重が設定されているとともに、
    前記複数のキーボタンは、複数の第1のドーム状ばねにまたがる共通のキーボタンであって、前記複数の第1のドーム状ばねを別々に弾性変形させるための第1のキーボタンと、単一の第2のドーム状ばねを弾性変形させるための第2のキーボタンとを含み、前記操作者の手指に及ぼす反発力が略同一となるように、前記第1のドーム状ばねの前記荷重が、前記第2のドーム状ばねの前記荷重よりも、高く設定されていることを特徴とする電子機器。
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