JP2001076574A - 入力装置および入力装置を備える電子機器 - Google Patents

入力装置および入力装置を備える電子機器

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JP2001076574A
JP2001076574A JP24917099A JP24917099A JP2001076574A JP 2001076574 A JP2001076574 A JP 2001076574A JP 24917099 A JP24917099 A JP 24917099A JP 24917099 A JP24917099 A JP 24917099A JP 2001076574 A JP2001076574 A JP 2001076574A
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switch
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Takashi Kayama
俊 香山
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減らし構造が簡単で小型化を図る
ことができる入力装置および入力装置を備える電子機器
を提供すること。 【解決手段】 押すためのキートップ22と、スイッチ
40を有する基部24、キートップ22に固定されかつ
キートップ22を基部24に対して保持するワイヤー部
材であって、キートップ22を押すことにより基部24
のスイッチ40を押す際に弾性的に変形するワイヤー部
材30と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば携帯型の
情報処理装置や据置型の情報処理装置等の電子機器等に
搭載される入力装置および入力装置を備える電子機器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器、たとえばパーソナルコンピュ
ータのような情報処理装置は、使用者が指で操作するた
めの複数のキーを備えるキーボード等を有している。図
18の従来のキー入力装置では、ハウジング1000と
プレート1001の間にメンブレンシート1002が配
置されている。ハウジング1000の上には、P方向に
押すことにより操作可能なキートップ1003が設定さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
キーの構造では、キートップ1003を上下動させるた
めのリンク機構1004やカップラバー1005を使っ
た構造であるために、寸法Dに関する薄型化が困難であ
る。しかもこのようなキーは部品点数が多いので、コス
トダウンに限界があり組立時の不良率の低減も困難であ
る。そこで本発明は上記課題を解消し、部品点数を減ら
し構造が簡単で小型化を図ることができる入力装置およ
び入力装置を備える電子機器を提供することを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、押す
ためのキートップと、スイッチを有する基部、前記キー
トップに固定されかつ前記キートップを前記基部に対し
て保持するワイヤー部材であって、前記キートップを押
すことにより前記基部の前記スイッチを押す際に弾性的
に変形するワイヤー部材と、を備えることを特徴とする
入力装置である。請求項1では、ワイヤー部材がキート
ップに固定されかつキートップを基部に対して保持する
ようになっている。このワイヤー部材は、キートップを
押すことにより基部のスイッチを押す際に弾性的に変形
する。これにより、ワイヤー部材を用いて簡単な構造に
することにより、部品点数を減らし構造が簡単になり小
型化を図ることができる。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記ワイヤー部材の一端部と他端部は、
前記基部側に保持されている。請求項2では、キートッ
プが押されると、ワイヤー部材の一端部と他端部が、基
部側に保持された状態でワイヤー部材が弾性的に変形す
る。
【0006】請求項3の発明は、請求項2に記載の入力
装置において、前記キートップを押すことにより前記基
部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の一
端部は、前記基部側において位置が固定された状態で回
転自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基部
側において移動自在である。請求項3では、キートップ
を押すことによりスイッチを押すと、ワイヤー部材の一
端部は基部側において位置が固定された状態で回転自在
であり、ワイヤー部材の他端部は基部側において移動自
在である。
【0007】請求項4の発明は、請求項2に記載の入力
装置において、前記キートップを押すことにより前記基
部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の一
端部は、前記基部側において位置が固定された状態で回
転自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基部
側において位置が固定された状態で回転自在である。請
求項4では、キートップを押すことによりスイッチを押
すと、ワイヤー部材の一端部は基部側において位置が固
定された状態で回転可能であり、かつワイヤー部材の他
端部は基部側において位置が固定された状態で回転自在
である。
【0008】請求項5の発明は、請求項2に記載の入力
装置において、前記キートップを押すことにより前記基
部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の一
端部は、前記基部側において移動自在であり、前記ワイ
ヤー部材の他端部は、前記基部側において移動自在であ
る。請求項5では、キートップを押すことによりスイッ
チを押すと、ワイヤー部材の一端部は基部側において移
動自在であり、ワイヤー部材の他端部は基部側において
移動自在である。
【0009】請求項6の発明は、請求項1に記載の入力
装置において、前記ワイヤー部材は、前記基部に対面す
る前記キートップの内面側に圧入あるいは引っ掛けるこ
とにより固定されている。
【0010】請求項7の発明は、請求項6に記載の入力
装置において、前記ワイヤー部材は、前記キートップの
内面を保持する折り曲げ部分と、前記折り曲げ部分と前
記ワイヤー部材の一端部を接続する第1トーション部分
と、前記折り曲げ部分と前記ワイヤー部材の他端部を接
続する第2トーション部分とを有し、前記キートップを
押すことにより前記第1トーション部分と前記第2トー
ション部分の傾きが変化するとともに前記ワイヤー部材
の一端部と前記ワイヤー部材の他端部が前記基部側で移
動又は回転する。請求項7では、ワイヤー部材の折り曲
げ部分がキートップの内面を保持する。この折り曲げ部
分とワイヤー部材の一端部は第1トーション部分により
接続されている。折り曲げ部分とワイヤー部材の他端部
は第2トーション部分により接続されている。そしてキ
ートップを押すことにより第1トーション部分と第2ト
ーション部分の傾きが変化するとともにワイヤー部材の
一端部とワイヤー部材の他端部が移動又は回転する。
【0011】請求項8の発明は、請求項3に記載の入力
装置において、前記基部には、前記ワイヤー部材の他端
部が移動する際に案内してクリック動作を発生する案内
部を有する。請求項8では、案内部がワイヤー部材の他
端部を移動する際に案内しながらクリック動作を発生す
ることにより、使用者はキートップを押す際のクリック
動作を感じることができる。
【0012】請求項9の発明は、請求項5に記載の入力
装置において、前記基部には、前記ワイヤー部材の一端
部が移動する際に案内する第1案内部と、前記ワイヤー
部材の他端部が移動する際に案内する第2案内部と、を
有する。
【0013】請求項10の発明は、入力装置を備える電
子機器であり、前記入力装置は、押すためのキートップ
と、スイッチを有する基部、前記キートップに固定され
かつ前記キートップを前記基部に対して保持するワイヤ
ー部材であって、前記キートップを押すことにより前記
基部の前記スイッチを押す際に弾性的に変形するワイヤ
ー部材と、を備えることを特徴とする入力装置を備える
電子機器である。請求項10では、ワイヤー部材がキー
トップに固定されかつキートップを基部に対して保持す
るようになっている。このワイヤー部材は、キートップ
を押すことにより基部のスイッチを押す際に弾性的に変
形する。これにより、ワイヤー部材を用いて簡単な構造
にすることにより、部品点数を減らし構造が簡単になり
小型化を図ることができる。
【0014】請求項11の発明は、請求項10に記載の
入力装置を備える電子機器において、前記ワイヤー部材
の一端部と他端部は、前記基部側に保持されている。請
求項11では、ワイヤー部材の一端部と他端部が、基部
側に保持された状態でワイヤー部材が弾性的に変形す
る。
【0015】請求項12の発明は、請求項11に記載の
入力装置を備える電子機器において、前記キートップを
押すことにより前記基部の前記スイッチを押す際には、
前記ワイヤー部材の一端部は、前記基部側において位置
が固定された状態で回転自在であり、前記ワイヤー部材
の他端部は、前記基部側において移動自在である。請求
項12では、キートップを押すことによりスイッチを押
すと、ワイヤー部材の一端部は基部側において位置が固
定された状態で回転自在であり、ワイヤー部材の他端部
は基部側において移動自在である。
【0016】請求項13の発明は、請求項11に記載の
入力装置を備える電子機器において、前記キートップを
押すことにより前記基部の前記スイッチを押す際には、
前記ワイヤー部材の一端部は、前記基部側において位置
が固定された状態で回転自在であり、前記ワイヤー部材
の他端部は、前記基部側において位置が固定された状態
で回転自在である。請求項13では、キートップを押す
ことによりスイッチを押すと、ワイヤー部材の一端部は
基部側において位置が固定された状態で回転可能であ
り、かつワイヤー部材の他端部は基部側において位置が
固定された状態で回転自在である。
【0017】請求項14の発明は、請求項11に記載の
入力装置を備える電子機器において、前記キートップを
押すことにより前記基部の前記スイッチを押す際には、
前記ワイヤー部材の一端部は、前記基部側において移動
自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基部側
において移動自在である。請求項14では、キートップ
を押すことによりスイッチを押すと、ワイヤー部材の一
端部は基部側において移動自在であり、ワイヤー部材の
他端部は基部側において移動自在である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0019】図1は、本発明の入力装置の好ましい実施
の形態を備える電子機器の一例を示している。この電子
機器10は、たとえば携帯型のコンピュータであり、こ
の電子機器10は、本体12と表示部14を有してい
る。本体12は、入力装置16を備えており、この入力
装置16は、いわゆるキーボードタイプの入力装置であ
る。表示部14は、たとえば液晶表示装置を用いること
ができる。図2と図3は、本体12に配置されている入
力装置16を示している。この入力装置16は、複数の
キー20を備えている。
【0020】図4は、図3に示すキー20の好ましい構
造例を示している。図4のキー20は、概略的にはキー
トップ22、基部24、ワイヤー部材30およびクッシ
ョン材32等を有している。キートップ22は、使用者
がP方向に押すためのものであり、図4の状態ではキー
トップ22はP方向に押されていない開放状態を示して
いる。キートップ22は、ABS(アクリロニトリルブ
タジエンスチレン)、PA(ポリアミド)、POM(ポ
リアセタール)、PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)等の材料により作ることができる。クッション材3
2は、ゴムやウレタン等を採用することができる。ワイ
ヤー部材30は、たとえばSUS(ステンレス鋼)やピ
アノ線を用いることができる。
【0021】基部24は、図1の本体12の一部を構成
しており、基部24は、たとえばプレート34とシート
36を有している。シート36は、たとえばいわゆるメ
ンブレンシートを採用することができる。このプレート
34はたとえば放熱性および電磁波の吸収能力に優れた
アルミニウム等を採用することができる。プレート34
の上面には、上述したシート36がたとえば接着剤によ
り貼り付けられている。シート36の一部分には、図4
に示すように、クッション材32に対応してスイッチ4
0が設けられている。スイッチ40は電極42と電極4
4を有している。電極42は、シート36の部材46の
内面に貼り付けられており、電極44は部材48の内面
に貼り付けられている。部材46,48はスペーサ50
により間隔をおいて配置されている。このスペーサ50
により形成された空間の中に、電極42と44が間隔を
離して対面して位置している。
【0022】キートップ22は、上述したようにプラス
チックにより作られているが、このキートップ22の形
状は、正方形あるいは長方形状である。キートップ22
の上面は押圧面22Aとなっており、キートップ22の
内面22Bには、図6に示すように、突起54が形成さ
れている。キートップ22を押し下げた時に、この突起
54は、図4のクッション材32を押して、スイッチ4
0の電極42,44を電気的に接触させる機能を有して
いる。
【0023】図6に示すように、キートップ22の内面
22B側には、取付部58と保持部60を有している。
取付部58は、突起58A,58Bを有しており、突起
58A,58Bは対向して設けられている。突起58
A,58Bには、ワイヤー部材30の一部分がはめ込む
ような凹部58Cがそれぞれ設けられている。保持部6
0の中には、ワイヤー部材30の一部分がE方向にスラ
イド可能にはめ込むようになっている。
【0024】ワイヤー部材30は、図4および図5に示
すような形状になっており、ワイヤー部材30は図5に
示すように折り曲げ部分60と、固定端部(一端部)6
2、第1トーション部64、移動端部(他端部)66、
第2トーション部68を有している。折り曲げ部分60
は、ほぼZ字型になっており、平面部分であって、折り
曲げ部分60は図6のキートップ22の内面22Bに、
たとえば圧入あるいは引っ掛けにより固定されている。
第1トーション部64は、折り曲げ部分60と固定端部
62を接続している部分である。第2トーション部68
は、移動端部66と折り曲げ部分60とを接続している
部分である。移動端部66は突出部66Fを有してい
る。
【0025】基部24のプレート34には、成形するこ
とにより固定部70と案内部72を設けている。これら
の固定部70と案内部72は、図7に示すように、プレ
ート34から垂直に立てて形成されている。固定部70
の穴にはワイヤー部材30の固定端部62が回転可能に
支持されている。案内部72の案内溝76には、ワイヤ
ー部材30の移動端部66が移動可能にはめ込まれてい
る。図8はこの案内部72の形状の例を示している。案
内部72の案内溝76は、第1部分76Aと第2部分7
6Bを有しており、第1部分76Aと第2部分76B
は、X方向に平行であり、第3部分76Cにより接続さ
れている。この第3部分76Cは、Y方向に沿って形成
されている。
【0026】図4のようにキートップ22がP方向に押
されていない開放状態では、ワイヤー部材30の可動端
部66は、図8のポジションD1に位置されており、図
9に示すようにキートップ22が指FによりP方向に中
間部分まで押された場合には、図8に示すようにワイヤ
ー部材30の可動端部66はポジションD1からポジシ
ョンD2まで移動する。さらに使用者が指Fでキートッ
プ22をP方向に押し下げると、可動端部66はポジシ
ョンD2の位置からY方向に沿って上に移動して第3部
分76Cから第2部分76Bに移り、最終的にはポジシ
ョンD3まで移動する。これにより、使用者が指Fで図
4、図9、図10に示すようにキートップ22を押し下
げると、第3部分76Cのところでキートップ22のク
リック感を出すことができる。すなわち、案内部72の
第1部分76A、第3部分76Cおよび第2部分76B
の移行部分は、キートップ22のクリック感を演出する
クリック感発生部である。
【0027】図6のキートップ22の取付部58の突起
58A,58Bの間には、図5の折り曲げ部分60の部
分60Gがはめ込まれている。また図6のキートップ2
2の保持部60には、図5の折り曲げ部分60の部分6
0Hが保持されており、この部分60Hは必要に応じて
E方向に移動可能になっている。
【0028】次に、上述したキー20の操作例について
説明する。図4は、キートップ22がまだ使用者の指に
より押されていない開放状態を示している。この状態で
は、ワイヤー部材30の移動端部66は案内部72の図
8に示すポジションD1に位置されている。図4のスイ
ッチ40の電極42,44は離れておりスイッチオフ状
態である。使用者が指でキートップ22の押圧面22A
をP方向に押し下げ始めると、図4と図7に示すキート
ップ22の開放状態から、図9に示す中間位置まで下が
ってくる。キートップ22が図9の中間位置まで下がっ
てくると、図8に示すようにワイヤー部材30の可動端
部66は、案内部72のポジションD1からポジション
D2の方向にX方向に移動する。そして、使用者が指で
図10に示すようにキートップ22をP方向に押し下げ
ると、移動端部66はポジションD2の位置から突出部
66Fが部分72Aに当たることでY方向に持ち上が
り、第3部分76Cから第2部分76Bに移る。この持
ち上がる時に、使用者の指Fはワイヤー部材30とキー
トップ22を介してクリック感を感じることができる。
移動端部66は第2部分76Bに沿って移動して移動端
部66はポジションD3に至る。このように移動端部6
6がポジションD3に達すると、図11に示すように、
キートップ22の突起54がクッション材32を介して
スイッチ40の電極42,44を電気的に接触させる。
これによりスイッチ40はオン状態になる。クッション
材32があるので、突起54はスイッチ40を直接押す
ことがなく、使用者の指Fがキートップ22を強く押し
てもスイッチ40は損傷しない。その後使用者の指がキ
ートップ22の押圧面22Aから離れると、ワイヤー部
材30の弾性復帰力によりキートップ22を図4と図7
に示す初期状態に復帰させることができる。
【0029】キートップ22が図4においてP方向に押
し下げられると、図5に示す第1トーション部分64と
第2トーション部分68は、傾斜角度が変化していく
が、この場合に、その傾斜角度の変化に伴って、図4に
示すワイヤー部材30の固定端部62は、固定部70に
おいて回転するとともに、ワイヤー部材30の移動端部
66は上述したように案内部72の案内溝に沿って移動
することになる。図9と図10に示すように、この際に
ワイヤー部材30の突出部66Fがキートップ22の下
面側を支えている。ここで突出部66Fが案内部72の
部分72Aに当たることで、第3部分76CにD2方向
(図8参照)の力が働き、更にキートップ22が押し下
げられることで移動端部66の位置が第3部分76Cに
移動する。よってD2方向に第3部分76Cが移動する
際にキートップ22を押し上げようとする力の変化が起
こり、クリック感を生み出す。図12は、隣接するキー
20,20の配置例を示しており、キー20,20のそ
れぞれのキートップ22,22の間隔Lは、隣接のキー
トップが当たらなくかつ異物が入りにくい値に設定され
ている。
【0030】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図4に示したキー20の形態では、ワイヤー部
材30の移動端部66が案内部72により案内されてい
る一方、ワイヤー部材30の固定端部62は位置を変え
ずに固定部70で回転可能に支持されている。これに対
して図13と図14の実施の形態では、ワイヤー部材3
0は、図5に示す折り曲げ部分60、第1トーション部
64、第2トーション部68、移動端部66およびもう
1つの移動端部66Aを有している。もう1つの移動端
部66Aは、ワイヤー部材30の一端部に相当し、移動
端部66はワイヤー部材30の他端部に相当する。
【0031】このようにワイヤー部材の両方の端部が移
動端部66A,66であるので、それに対応して、プレ
ート34からは案内部72A,72が立ち上げて形成さ
れている。移動端部66Aは案内部72Aにより案内さ
れるとともに、移動端部66は案内部72により案内さ
れる。案内部72A,72は、それぞれ反対方向に向け
て案内溝76が形成されている。これらの溝76,76
の形状は同じ形状であり、使用者の指がキートップ22
の押圧面22AをP方向に押し下げることにより、2つ
の移動端部66A,66によりクリック感を感じること
ができる。
【0032】このようなワイヤー部材30の両端部が移
動端部である場合には、図14に示すようにキートップ
22の内面22Bには、図6に示す取付部58と同様な
2つの取付部58,58が設けられている。これにより
図5に示すワイヤー部材30の折り曲げ部分60の部分
60Gと部分60Hはともに取付部58,58において
回転可能にはめ込まれている。
【0033】図15は、本発明のさらに別の実施の形態
を示しており、図13の実施の形態と異なるのはワイヤ
ー部材30の移動端部66Aが、案内部72Fにより移
動可能に支持されていることである。案内部72Fの案
内溝72Gは、図13の例とは異なり直線状になってい
る。ただしこのようにワイヤー部材30の移動端部66
A側の案内溝72Gを、直線形状にしても構わない。図
15に示すキー20のその他の形状部分については、図
13あるいは図4の例と同じである。
【0034】図16と図17は本発明のさらに別の実施
の形態を示している。図16に示すように、ワイヤー部
材30の一端部である固定端部162が、プレート34
の固定部70に回転可能に保持されている。同様にして
ワイヤー部材30の他端部である固定端部166も、プ
レート34の固定部70Hにより回転可能に固定されて
いる。つまり図16のキー20は、ワイヤー部材30の
一端部と他端部がプレート34側に回転可能に固定され
たいわゆる両端固定型のものである。このような形態を
取る場合には、図16に示すキートップ22の内面側2
2Bには、保持部60と保持部60Hが形成されてお
り、保持部60Hにはワイヤー部材の部分60Gが移動
可能にはめ込まれており、保持部60にはワイヤー部材
30の部分60Hがやはり移動可能に保持されている。
このように保持部60、60Hを設ければ、ワイヤー部
材30の固定端部162と固定端部166をプレート3
4側に回転可能に固定しても、キートップ22をP方向
に押し下げた時に、ワイヤー部材30の部分60G,6
0Hの逃げるための部分を確保することができる。
【0035】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、入力装置が電子機器に搭載される場
合においては、電子機器としては図1に示すような携帯
型のコンピュータに限らず、他の種類の電子機器、たと
えば携帯型の情報端末、携帯電話やビデオカメラ等を含
むものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品点数を減らし構造が簡単で小型化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置の好ましい実施の形態を備え
た電子機器の一例を示す斜視図。
【図2】図1の入力装置を示す側面図。
【図3】入力装置および本体を示す平面図。
【図4】入力装置のキーの構造例を示す側面図。
【図5】図4のP方向から見たキーの平面図。
【図6】キーの構造例を示す断面図。
【図7】図4のP方向から見たキーであり、開放された
状態を示す図。
【図8】ワイヤー部材の可動端部の案内部の構造例を示
す図。
【図9】キートップが中間位置まで押し下げられた様子
を示す図。
【図10】キートップが下まで押し下げられた様子を示
す図。
【図11】キートップが下まで押し下げられた状態を示
す別の方向から見た図。
【図12】隣接するキートップの配置例を示す図。
【図13】本発明の別の実施の形態を示し、ワイヤー部
材の両端部が移動端部である例を示す図。
【図14】図13の実施の形態におけるキートップの構
造例を示す図。
【図15】ワイヤー部材の両端部が移動端部である場合
の別の例を示す図。
【図16】本発明のさらに別の実施の形態を示してお
り、ワイヤー部材の両端部が固定端部である場合の例を
示す図。
【図17】図16の実施の形態におけるキートップの構
造例を示す図。
【図18】従来のキートップの構造例を示す図。
【符号の説明】
10・・・電子機器、16・・・入力装置、20・・・
キー、22・・・キートップ、24・・・基部、30・
・・ワイヤー部材、32・・・クッション材、40・・
・スイッチ、60・・・折り曲げ部分、62・・・固定
端部(一端部)、64・・・第1トーション部、66・
・・移動端部(他端部)、68・・・第2トーション
部、72・・・案内部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押すためのキートップと、 スイッチを有する基部、 前記キートップに固定されかつ前記キートップを前記基
    部に対して保持するワイヤー部材であって、前記キート
    ップを押すことにより前記基部の前記スイッチを押す際
    に弾性的に変形するワイヤー部材と、を備えることを特
    徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイヤー部材の一端部と他端部は、
    前記基部側に保持されている請求項1に記載の入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記キートップを押すことにより前記基
    部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の一
    端部は、前記基部側において位置が固定された状態で回
    転自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基部
    側において移動自在である請求項2に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 前記キートップを押すことにより前記基
    部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の一
    端部は、前記基部側において位置が固定された状態で回
    転自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基部
    側において位置が固定された状態で回転自在である請求
    項2に記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記キートップを押すことにより前記基
    部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の一
    端部は、前記基部側において移動自在であり、前記ワイ
    ヤー部材の他端部は、前記基部側において移動自在であ
    る請求項2に記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイヤー部材は、前記基部に対面す
    る前記キートップの内面側に圧入あるいは引っ掛けるこ
    とにより固定されている請求項1に記載の入力装置。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤー部材は、 前記キートップの内面を保持する折り曲げ部分と、 前記折り曲げ部分と前記ワイヤー部材の一端部を接続す
    る第1トーション部分と、 前記折り曲げ部分と前記ワイヤー部材の他端部を接続す
    る第2トーション部分とを有し、 前記キートップを押すことにより前記第1トーション部
    分と前記第2トーション部分の傾きが変化するとともに
    前記ワイヤー部材の一端部と前記ワイヤー部材の他端部
    が前記基部側で移動又は回転する請求項2に記載の入力
    装置。
  8. 【請求項8】 前記基部には、前記ワイヤー部材の他端
    部が移動する際に案内してクリック動作を発生する案内
    部を有する請求項3に記載の入力装置。
  9. 【請求項9】 前記基部には、前記ワイヤー部材の一端
    部が移動する際に案内する第1案内部と、前記ワイヤー
    部材の他端部が移動する際に案内する第2案内部と、を
    有する請求項5に記載の入力装置。
  10. 【請求項10】 入力装置を備える電子機器であり、 前記入力装置は、 押すためのキートップと、 スイッチを有する基部、 前記キートップに固定されかつ前記キートップを前記基
    部に対して保持するワイヤー部材であって、前記キート
    ップを押すことにより前記基部の前記スイッチを押す際
    に弾性的に変形するワイヤー部材と、を備えることを特
    徴とする入力装置を備える電子機器。
  11. 【請求項11】 前記ワイヤー部材の一端部と他端部
    は、前記基部側に保持されている請求項10に記載の入
    力装置を備える電子機器。
  12. 【請求項12】 前記キートップを押すことにより前記
    基部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の
    一端部は、前記基部側において位置が固定された状態で
    回転自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基
    部側において移動自在である請求項11に記載の入力装
    置を備える電子機器。
  13. 【請求項13】 前記キートップを押すことにより前記
    基部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の
    一端部は、前記基部側において位置が固定された状態で
    回転自在であり、前記ワイヤー部材の他端部は、前記基
    部側において位置が固定された状態で回転自在である請
    求項11に記載の入力装置を備える電子機器。
  14. 【請求項14】 前記キートップを押すことにより前記
    基部の前記スイッチを押す際には、前記ワイヤー部材の
    一端部は、前記基部側において移動自在であり、前記ワ
    イヤー部材の他端部は、前記基部側において移動自在で
    ある請求項11に記載の入力装置を備える電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006310035A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Nec Corp スイッチシート及び携帯端末
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WO2020189098A1 (ja) * 2019-03-15 2020-09-24 オムロン株式会社 スイッチ装置、キー入力装置及びスイッチ装置の製造方法

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