JP4617988B2 - スイッチシート及び携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、基板のキー接点との物理的・電気的な接触を取るために用いられるメタルドームを有するスイッチシート及び携帯端末に関し、特に、EMCと放熱を同時に対策できるスイッチシート及び携帯端末に関する。
携帯電話機などの携帯端末は、ここ数年で、通信速度が上昇し、求められる機能が多様化し、電池の容量上昇に対する充電電流が増加している。これらの影響を受けて、携帯端末においては、基板に実装される無線パワーアンプIC、充電IC、電源ICなどのICが発する熱量が増加している。
また、従来の携帯端末の押釦スイッチにおいて、光源を備えたプリント配線板上に、透光性のシリコーンゴム又は熱可塑性エラストマー製の作動部と非作動部とよりなるキーパッドを設置し、キーパッド上の作動部を除く非作動部上に、表面に非透光性皮膜を、裏面に導電性を有する光反射層を形成した絶縁性樹脂フィルムを敷設し、かつ導電性を有する光反射層をア−ス接続したものがある(特許文献1参照)。
実用新案登録第3024123号公報
各ICについて熱効率の向上が努められているものの、求められるレベルにまで技術的に追いついてはいない。また、市場の要求等で携帯端末の薄型化が求められるため、ユーザーが触る部分により熱が伝わりやすくなってきていることが問題視されるようになった。この点について、PL法によって電子機器の表面温度規定に関して定められているため、これまで以上に発熱への対策が要求される。また、世界的に普及した携帯電話機では地域によって静電気の発生しやすさが異なるため、国によっては規格自体厳しい所も存在する。そして、前述のように携帯端末の薄型化が求められるため、EMC(Electro-MagnetIC Compatibility;電磁両立性)対策といった視点から見ても厳しい方向に進み、薄い平面で実装する対策が必要と考えられる。さらに、特許文献1に記載の押釦スイッチでは、耐静電破壊特性を持たせることが可能であるものの、シリコーンゴム又は熱可塑性エラストマー製のキーパッドとプリント配線板が接触する構成であるため、発熱への対策が十分であるとはいえない。
本発明の主な課題は、熱とEMCの2つの問題を同時に解決できるようにすることである。
本発明の第1の視点においては、基板のキー接点との物理的・電気的な接触を取るために用いられるメタルドームを有するスイッチシートにおいて、基板のキー接点に対応する領域に穴部を有するとともに、シート状の熱伝導素材よりなり、かつ、電気的に導通しない熱伝導部材と、前記熱伝導部材の前記基板側とは反対側の面に形成された導電性被膜と、前記導電性被膜の前記熱伝導部材側とは反対側の面に形成されるとともに、前記熱伝導部材の前記穴部以外の領域に孔部を有する樹脂シートと、前記基板の前記キー接点のスイッチ要素を構成するとともに、前記熱伝導部材の前記穴部に収納されて取り付けられ、かつ、ドーム状に形成された金属よりなるメタルドームと、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の視点においては、基板のキー接点との物理的・電気的な接触を取るために用いられるメタルドームを有するスイッチシートにおいて、樹脂シートと、前記樹脂シートの基板側の面のうち前記基板のキー接点に対応する領域以外の領域に形成されるとともに、ゲル状の熱伝導素材よりなり、かつ、電気的に導通しない熱伝導部材と、前記樹脂シートの前記基板側とは反対側の面に形成された導電性被膜と、前記基板の前記キー接点のスイッチ要素を構成するとともに、前記樹脂シートの基板側の面の前記基板の前記キー接点に対応する領域に取り付けられ、かつ、ドーム状に形成された金属よりなるメタルドームと、を備えることを特徴とする。
本発明の前記スイッチシートにおいて、前記熱伝導部材は、前記基板のグランド接点及び金属シールドの一方又は両方に接触し、前記導電性被膜は、前記基板の前記グランド接点及び前記金属シールドの一方又は両方に電気的に接続されるように構成されることがこのましい。
本発明の前記スイッチシートにおいて、前記基板の前記スイッチシート側とは反対側の面に折り返して、前記基板の金属シールド又はグランド接点と前記熱伝導部材を接触させ、かつ、前記金属シールド又は前記グランド接点と前記導電性被膜を電気的に接続させるための接続部を有することが好ましい。
本発明の前記スイッチシートにおいて、前記基板とフレキシブル基板を介して電気的に接続する第2の基板の金属シールド又はグランド接点と前記熱伝導部材を接触させ、かつ、前記第2の基板の前記金属シールド又は前記グランド接点と前記導電性被膜を電気的に接続させるとともに、前記フレキシブル基板に沿って配される第2の接続部を有することが好ましい。
本発明の前記スイッチシートにおいて、前記導電性被膜は、銀ペーストよりなることが好ましい。
本発明の第3の視点においては、前記スイッチシートが筐体内に実装された前記基板とキーシートの間に配されることを特徴とする。
本発明(請求項1−7)によれば、携帯電話機等の携帯端末に対してEMCと放熱の2つを同時に対策できる。すなわち、外部からの静電気等の衝撃から内部基板を守り、さらに同時に基板に実装された部品から発生した熱を効率的に発散させることができる。この2つを結びつけた理由は熱にせよ静電気にせよどちらも広い基板内のグランドに落とすことで対策できるという共通点を持っているからである。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る携帯端末について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る携帯端末の構成を模式的に示した部分断面図である。図2は、本発明の実施形態1に係る携帯端末の基板の構成を模式的に示した平面図である。図3は、本発明の実施形態1に係る携帯端末の基板とスイッチシートの組立体の構成を模式的に示した平面図である。
携帯端末1は、携帯可能なコンピュータ機能を有する端末であり、放熱やEMC対策がPCのような大きな電子機器に比べて難しいもの、例えば、携帯電話機、PHS、PDA、ポータブルゲーム機等が挙げられる。携帯端末1は、基板10と、スイッチシート20と、キーシート30と、筐体40と、を有する。
基板10は、筐体40内に実装される配線基板である(図1、2参照)。基板10は、キーシート30側の面にキー接点10a、グランド接点10b、10c、10dを有する。キー接点10aは、スイッチシート20のメタルドーム24と対応する位置に配設され、キーシート30のキーボタン部30aの押下により対応するメタルドーム24と接触可能である。グランド接点10b、10c、10dは、レジスト処理されずに基板10の表面上に露出された電極状の接点であり、グランドと接続されている。グランド接点10bは、スイッチシート20の熱伝導シート21と接触するとともに、スイッチシート20の導電性被膜22と導電性テープ14を介して電気的に接続する(図3参照)。グランド接点10cは、スイッチシート20の熱伝導シート21と接触する(図1参照)。グランド接点10dは、スイッチシート20の接続部20bにおける熱伝導シート21と接触するとともに、スイッチシート20の接続部20bにおける導電性被膜22と導電性テープ15を介して電気的に接続する(図3参照)。基板10には、キー接点10aと反対側の面にIC11、12が実装されており、IC11をシールドする金属シールド13が実装されている(図1参照)。IC11、12として、例えば、発熱しやすい電源IC、充電IC、無線系のパワーアンプなどが挙げられる。金属シールド13は、基板10のグランドに接続されている。
スイッチシート20は、基板10のキー接点10aとの物理的・電気的な接触を取るために用いられるメタルドーム24を有するシート状のスイッチ用部材である(図1参照)。スイッチシート20は、筐体40内であって基板10のキー接点10a側の面に取り付け(貼り付け)られる。スイッチシート20は、熱伝導シート21と、導電性被膜22と、樹脂シート23と、メタルドーム24と、が一体化して構成される。スイッチシート20は放熱対策機能とEMC対策機能を兼ね備える。スイッチシート20は、基板10のグランド接点10bの近傍に、当該グランド接点10bと熱伝導シート21を接触させ、かつ、導電性テープ14を介してグランド接点10bと導電性被膜22を接続するための接続部20aを有する(図3参照)。スイッチシート20は、基板10のグランド接点10dの近傍に、当該グランド接点10dと熱伝導シート21を接触させ、かつ、導電性テープ15を介してグランド接点10dと導電性被膜22を接続するための接続部20bを有する(図3参照)。スイッチシート20は、基板10のキー接点10aが配された面の裏面側に折り返して、金属シールド13と熱伝導シート21を接触させ、かつ、導電性テープ(図示せず)を介して金属シールド(図1の13)と導電性被膜22を電気的に接続するための接続部20cを有する(図3参照)。なお、スイッチシート20は、接続部20a、20b、20cの領域において、樹脂シート(図1の23)が形成されておらず、熱伝導シート21と導電性被膜22の二層構成である。
ここで、携帯電話機の場合、IC11の強度向上や、IC11が動作時に発生するノイズが無線のアンテナ感度に悪影響を及ぼすのを防止するために、図1のように金属シールド13を実装することがよくある。基板10のキー操作面は比較的グランド接続面が限られ狭い範囲でしかグランド接続できないのに対し、基板10のキー操作面の裏面に配された金属シールド13であれば比較的広くグランド接続することができるので、スイッチシート20の接続部(図3の20c)によって金属シールド13と導電性被膜22を電気的に接続すればEMC対策として効果的である。
熱伝導シート21は、パソコンのCPUの放熱などで使われているシートであり、ICのような発熱体からシートが受け取った熱を、例えばパソコンの場合であるとCPUからヒートシンク側に効率よく受け渡すような働きをするシートである(図1参照)。熱伝導シート21の素材には、適度な粘着性を有し、基板10に貼り付き易く、電気的に導通しない薄い素材が用いられ、例えば、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、ニトリル−ブタジエン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロール系樹脂、ABS樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、アクリル系樹脂、アミド系樹脂、イミド系樹脂等を用いることができる。熱伝導シート21は、基板10のキー接点10aと対応する位置にメタルドーム24を収容して取り付けるための複数の穴部21aを有する。穴部21aを有するのは、キーシート30が数万回と押されるため、熱伝導シート21はそこまで衝撃には強い製品ではないため破損するおそれが強いからである。
導電性被膜22は、導電性の被膜であり、例えば、銀ペースト等を用いることができる(図1参照)。導電性被膜22は、熱伝導シート21の筐体40側の面に形成(塗布)されている。導電性被膜22は、導電性テープ14、15を介して基板10のグランド接点10b、10dと電気的に接続し、導電性テープ(図示せず)を介して金属シールド13と電気的に接続する(図3参照)。導電性被膜22は、導電性テープ14、15との接触面積が多くなるように、メッシュ状ではなく、平面状で形成されることが好ましい。導電性被膜22は、外部から侵入してきた静電気を受けて、基板10のグランド接点10b、10d、金属シールド13を介してグランドに導く。
樹脂シート23は、メタルドーム24を固定するための樹脂よりなるシートであり、例えば、ビニールシートを用いることができる(図1参照)。樹脂シート23は、熱伝導シート21の穴部21aの近傍にて接着剤(図示せず)を介してメタルドーム24を固定する。樹脂シート23は、メタルドーム24が存在しない領域において、複数の孔部23aが形成されている。孔部23aは、静電気を導電性被膜22で捕らえるために意図的に設けたものである。
メタルドーム24は、金属製のドーム状のスイッチである(図1参照)。メタルドーム24は、熱伝導シート21の各穴部21aに収容されて、接着剤(図示せず)によって熱伝導シート21及び樹脂シート23に取り付けられる。メタルドーム24は、静電気対策のために、銀ペースト等の導電性被膜を形成(塗布)してもよい。この場合、コストの関係上、広い平面上に銀ペーストを塗るのではなく、メッシュ状に形成することが好ましい。
キーシート30は、シートにキーボタン部30aが形成された部材である(図1参照)。キーシート30のシート部分は筐体40とスイッチシート20の間に配され、キーボタン部30aは筐体40の穴部40aから露出する。キーシート30はゴムやプラスチックなどで構成される。キーシート30の所定のキーボタン部30aを押下することで、対応するメタルドーム24が潰れ、当該メタルドーム24が対応する基板10のキー接点10aと接触し、導通する。
次に、本発明の実施形態1に係る携帯端末のスイッチシートを用いてどのようにしてEMC対策と熱対策が行われているのかを説明する。
EMC対策について説明する。例えば、図1の筐体40の穴部40aなどから侵入した静電気は、孔部23aを通じて導電性被膜22に捕らえられ、導電性被膜22、導電性テープ14、15、グランド接点10b、10dという経路を経てグランドに落ちる、あるいは、導電性被膜22、導電性テープ(図示せず)、金属シールド13という経路を経てグランドに落ちる。これにより、EMCに対応することができる。
熱対策について説明する。IC11、12の熱は、基板10のキー接点10a側の面に回りこむことがしばしばで、ユーザーが触るキー操作面に伝わりやすい環境にある。このキー操作面に伝わる熱は、熱伝導シート21、グランド接点10b、10c、10dという経路を経てグランドに伝わる、あるいは、熱伝導シート21、金属シールド13という経路を経てグランドに伝わる。なお、キー操作面に伝わる熱は、導電性被膜22を介してグランドに伝わる。これにより、熱はグランドや金属シールド13等に発散する。こうすることによって、熱源の裏側であるキー操作面が熱くなることを回避することができる。
実施形態1によれば、外部からの静電気等の電気的衝撃から基板を守り、同時に基板に実装された電子部品から発生した熱を効率的に発散させることができる。また、熱伝導シートに導電性被膜を形成することにより、導電性と熱伝導性を同時に有し、メタルドームを貼り付けるシートとして必要な特性、例えば、機械的特性を有するシートに用いられる導電性と熱伝導性を有する素材を新たに開発することなく、安価に実現できる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る携帯端末について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る携帯端末の構成を模式的に示した部分断面図である。
実施形態2の携帯端末では、スイッチシート50について、実施形態1の携帯端末の構成と異なる。その他は同様である。スイッチシート50は、基板10のキー接点10aとの物理的・電気的な接触を取るために用いられるメタルドーム54を有するシート状のスイッチ用部材である。スイッチシート50は、筐体40内であって基板10のキー接点10a側の面に取り付け(貼り付け)られる。スイッチシート50は、熱伝導ゲル51と、樹脂シート52と、導電性被膜53と、メタルドーム54と、が一体化して構成される。スイッチシート50は放熱対策機能とEMC対策機能を兼ね備える。スイッチシート50の基板10への実装形態は、実施形態1と同様である。
熱伝導ゲル51は、ゲル状の熱伝導素材よりなり、樹脂シート52の接着剤として用いられる。熱伝導ゲル51は、樹脂シート52の基板10側の面に形成されており、メタルドーム54が配される領域には形成されていない。
樹脂シート52は、メタルドーム54を固定するための樹脂よりなるシートであり、例えば、ビニールシートを用いることができる。樹脂シート52は、基板10側の面に熱伝導ゲル51が形成されており、基板10のキー接点10aと対応する位置に接着剤(図示せず)を介してメタルドーム54を固定されている。樹脂シート52は、筐体40側の面に導電性被膜53が形成されている。樹脂シート52は、実施形態1の樹脂シートの孔部(図1の23a)のようなものはない。
導電性被膜53は、導電性の被膜であり、例えば、銀ペースト等を用いることができる。導電性被膜53は、樹脂シート52の筐体40側の面に形成(塗布)されている。導電性被膜53は、導電性テープ(図示せず)を介して基板10のグランド接点(図示せず;図2の10b、10dと同様なもの)と電気的に接続し、導電性テープ(図示せず)を介して金属シールド13と電気的に接続する。導電性被膜53は、導電性テープとの接触面積が多くなるように、メッシュ状ではなく、平面状で形成されることが好ましい。導電性被膜53は、外部から侵入してきた静電気を受けて、グランド接点、金属シールド13を介してグランドに導く。
メタルドーム54は、金属製のドーム状のスイッチである。メタルドーム54は、樹脂シート52の熱伝導ゲル51が形成されていない部分に、接着剤(図示せず)によって取り付けられている。
実施形態2によれば、熱伝導ゲル51の膜厚に応じて、メタルドーム54を実施形態1のメタルドーム(図1の24)よりも薄くすることができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3に係る携帯端末について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る携帯端末の上側基板、下側基板、及びスイッチシートの組立体の構成を模式的に示した平面図である。
実施形態3に係る携帯端末は、折畳型携帯電話機に適用したものである。実施形態3に係る携帯端末は、基本的な構成は実施形態1、2と同様であるが、スイッチシート70の導電性被膜71と上側基板60のグランド接点60a(金属シールド62、63でもよい)と電気的に接続するための接続部70dを有する点が実施形態1、2のスイッチシートと異なる。接続部70dは、上側基板60と下側基板10を電気的に接続するフレキシブル基板(図示せず)の形状に沿って形成することができる。接続部70dにおける導電性被膜71は上側基板60のグランド接点60aと導電性テープ65を介して電気的に接続される。なお、接続部70dにおける熱伝導シート(図示せず)又は熱伝導ゲル(図示せず)は上側基板60のグランド接点60aと接触させてもよい。
実施形態3によれば、上側基板60下と側基板10の間のグランド接続を強化することができ、フレキシブル基板から発生するデジタルノイズのシールド効果を持たせることもできる。
本発明の実施形態1に係る携帯端末の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態1に係る携帯端末の基板の構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態1に係る携帯端末の基板とスイッチシートの組立体の構成を模式的に示した平面図である。 本発明の実施形態2に係る携帯端末の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態3に係る携帯端末の上側基板、下側基板、及びスイッチシートの組立体の構成を模式的に示した平面図である。
符号の説明
1 携帯端末
10 基板(下側基板)
10a キー接点
10b、10c、10d グランド接点
11、12 IC
13 金属シールド
14、15 導電性テープ
20 スイッチシート
20a、20b、20c 接続部
21 熱伝導シート(熱伝導部材)
21a 穴部
22 導電性被膜
23 樹脂シート
23a 孔部
24 メタルドーム
30 キーシート
30a キーボタン部
40 筐体
40a 穴部
50 スイッチシート
51 熱伝導ゲル(熱伝導部材)
52 樹脂シート
53 導電性被膜
54 メタルドーム
60 上側基板
60a グランド接点
61 IC
62、63 金属シールド
64 カメラモジュール
65 導電性テープ
70 スイッチシート
70a、70b、70c、70d 接続部
71 導電性被膜
72 メタルドーム

Claims (7)

  1. 基板のキー接点に対応する領域に穴部を有するとともに、シート状の熱伝導素材よりなり、かつ、電気的に導通しない熱伝導部材と、
    前記熱伝導部材の前記基板側とは反対側の面に形成された導電性被膜と、
    前記導電性被膜の前記熱伝導部材側とは反対側の面に形成されるとともに、前記熱伝導部材の前記穴部以外の領域に孔部を有する樹脂シートと、
    前記基板の前記キー接点のスイッチ要素を構成するとともに、前記熱伝導部材の前記穴部に収納されて取り付けられ、かつ、ドーム状に形成された金属よりなるメタルドームと、
    を備えることを特徴とするスイッチシート。
  2. 樹脂シートと、
    前記樹脂シートの基板側の面のうち前記基板のキー接点に対応する領域以外の領域に形成されるとともに、ゲル状の熱伝導素材よりなり、かつ、電気的に導通しない熱伝導部材と、
    前記樹脂シートの前記基板側とは反対側の面に形成された導電性被膜と、
    前記基板の前記キー接点のスイッチ要素を構成するとともに、前記樹脂シートの基板側の面の前記基板の前記キー接点に対応する領域に取り付けられ、かつ、ドーム状に形成された金属よりなるメタルドームと、
    を備えることを特徴とするスイッチシート。
  3. 前記熱伝導部材は、前記基板のグランド接点及び金属シールドの一方又は両方に接触し、
    前記導電性被膜は、前記基板の前記グランド接点及び前記金属シールドの一方又は両方に電気的に接続されるように構成されることを特徴とする1又は2記載のスイッチシート。
  4. 前記基板の前記スイッチシート側とは反対側の面に折り返して、前記基板の金属シールド又はグランド接点と前記熱伝導部材を接触させ、かつ、前記金属シールド又は前記グランド接点と前記導電性被膜を電気的に接続させるための接続部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のスイッチシート。
  5. 前記基板とフレキシブル基板を介して電気的に接続する第2の基板の金属シールド又はグランド接点と前記熱伝導部材を接触させ、かつ、前記第2の基板の前記金属シールド又は前記グランド接点と前記導電性被膜を電気的に接続させるとともに、前記フレキシブル基板に沿って配される第2の接続部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のスイッチシート。
  6. 前記導電性被膜は、銀ペーストよりなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載のスイッチシート。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一に記載のスイッチシートが筐体内に実装された前記基板とキーシートの間に配されることを特徴とする携帯端末。
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