JP2001312940A - キースイッチ装置及びキーボード - Google Patents

キースイッチ装置及びキーボード

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JP2001312940A JP2000134333A JP2000134333A JP2001312940A JP 2001312940 A JP2001312940 A JP 2001312940A JP 2000134333 A JP2000134333 A JP 2000134333A JP 2000134333 A JP2000134333 A JP 2000134333A JP 2001312940 A JP2001312940 A JP 2001312940A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押下操作されるキートップを有するキースイ
ッチ装置において、キートップの操作性を損なうことな
くキートップの設置スペースを削減する。 【解決手段】 キースイッチ装置10は、互いに独立動
作可能に相互連結される一対のキートップ12、14
と、それらキートップ12、14の動作に個別に対応し
て互いに異なる電気接点を開閉するスイッチ機構16と
を備える。両キートップ12、14は、支軸を介して相
対回動可能に相互連結される。それらキートップ12、
14には、支軸に隣接して下方へ突出する脚が形成され
る。それら脚は、両キートップ12、14の相互連結領
域を、押下力に抗して回路基板28の上方所定位置に支
持する。またキートップ12、14の相互連結領域に
は、上方へ突出する突起40、42が設けられる。操作
者は、押下操作時に指で突起40、42を触ることによ
り、両操作面12a、14aの境界領域を認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押下操作されるキ
ートップを有するキースイッチ装置に関する。さらに本
発明は、そのようなキースイッチ装置を複数個備えたキ
ーボードに関する。本発明は特に、携帯型情報機器に着
脱自在に接続して使用されるキーボードに好適に適用で
きる。
【0002】
【従来の技術】従来、電子手帳、携帯情報端末(PD
A)等の、手持操作可能な携帯型情報機器において、機
器自体に入力装置としてのキーボードを備えずに、ペン
や指を用いたタッチ操作及び手書操作により入力を行う
ものが知られている。この種のペン入力式の携帯型情報
機器では、操作者によっては、特に文章等の大量の情報
を入力する際の入力速度が、キーボード入力式の情報機
器に比べて低下する場合がある。このような不都合に対
処するために、ペン入力式の携帯型情報機器において
も、専用の小型キーボードを選択的かつ着脱自在に接続
して使用できるものが提案されている。
【0003】ペン入力式の携帯型情報機器に接続して使
用可能な小型キーボードとして、ノート型パーソナルコ
ンピュータ等に付属するキーボードを、キー(すなわち
キースイッチ装置のキートップ)の個数や配列を実質的
に変えずにキーボード単体として独立させた構造のもの
がある。このような小型キーボードは、多数のキーの操
作性を所望水準に維持できる範囲で、それらキーの寸法
及び配置間隔を縮小することが要求されるので、それ自
体、携帯型情報機器に比べて寸法や重量の点で携帯性に
劣るものになる。また、この種の小型キーボードは、一
般にコネクタ付ケーブルを介して携帯型情報機器に接続
されるので、機器接続状態でキーボード自体を手持操作
することは困難であり、したがって正確かつ円滑な入力
操作を行うためには、机上や膝上に置いた状態で使用す
ることが望ましい。
【0004】これに対し、例えば特開平11−2826
08号公報に開示されるように、ノート型パーソナルコ
ンピュータ等に付属するキーボードに比べて、キー数を
さらに削減することで一層の小型化を図るとともに、コ
ネクタ付ケーブルを用いずに、キーボード筐体に機械的
に連結される接続部を介して携帯型情報機器に接続でき
る小型キーボードが提案されている。このような小型キ
ーボードは、キー数の削減に対応して、キーの寸法及び
配置間隔を過剰に縮小することなく、操作者の片手に容
易に載せられる程度まで小型軽量化できるので、携帯性
に非常に優れるものとなる。しかも、キーボード筐体が
接続部を介して携帯型情報機器を支持できるので、キー
ボードを携帯型情報機器と一体的に片手で保持した状態
で入力操作できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の手持操
作可能な小型キーボードは、特にペン入力式の携帯型情
報機器に選択的に接続される周辺装置として使用する場
合に、携帯性及び操作性の点で極めて優れた機能を発揮
するものである。しかし、キー数の削減に伴い、各キー
による文字入力の操作手順が、パーソナルコンピュータ
等に付属する一般的なキーボードにおける入力操作手順
とは異なるものにならざるを得ない。そこで、携帯型情
報機器に接続した状態での手持操作が可能な程度まで小
型軽量化できる携帯性に優れたキーボードにおいて、一
般的なキーボードにおける操作手順と実質的同一の操作
手順で文字入力可能なキー数及びキー配列を有するキー
ボードの開発、並びにそのようなキーボードの実現を可
能にする小型で操作性に優れたキースイッチ装置の開発
が要望されている。
【0006】したがって本発明の目的は、押下操作され
るキートップを有するキースイッチ装置において、キー
トップの操作性を損なうことなくキートップの設置に必
要なスペースを削減できるキースイッチ装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、複数個のキースイッ
チ装置を備えたキーボードにおいて、一般的なキーボー
ドにおける操作手順と実質的同一の操作手順による文字
入力が可能なキー数及びキー配列を実現でき、しかも個
々のキースイッチ装置のキートップの操作性を損なうこ
となく小型軽量化を促進できるキーボードを提供するこ
とにある。本発明のさらに他の目的は、複数個のキース
イッチ装置を備えたキーボードにおいて、一般的なキー
ボードにおける操作手順と実質的同一の操作手順による
文字入力が可能なキー数及びキー配列を実現でき、しか
も携帯型情報機器に接続した状態で手持操作できるキー
ボードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、キートップを押下操作す
ることにより電気回路を開閉するキースイッチ装置にお
いて、互いに独立動作可能に相互連結される複数のキー
トップと、複数のキートップに近接して配置され、それ
らキートップの動作に個別に対応して互いに異なる電気
接点を開閉するスイッチ機構とを具備することを特徴と
するキースイッチ装置を提供する。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のキースイッチ装置において、複数のキートップが軸を
介して相対回動可能に相互連結されるキースイッチ装置
を提供する。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のキースイッチ装置において、複数のキートップ
の相互連結領域に、外力に抗して相互連結領域を支持す
る支持部が形成されるキースイッチ装置を提供する。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載のキースイッチ装置において、複数
のキートップの相互連結領域に、キースイッチ装置の外
方へ突出する突起が形成されるキースイッチ装置を提供
する。請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれ
か1項に記載のキースイッチ装置において、スイッチ機
構が、複数のキートップを個別に弾性的に支持する複数
の導電性ばね部材を備え、それら導電性ばね部材の各々
が、複数のキートップの各々の動作に伴い弾性変形して
電気接点を開閉するキースイッチ装置を提供する。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載のキースイッチ装置を複数個具備す
るキーボードを提供する。請求項7に記載の発明は、請
求項6に記載のキーボードにおいて、複数個のキースイ
ッチ装置をそれぞれの複数のキートップが少なくとも部
分的に露出する状態に収容する筐体と、筐体に連結さ
れ、複数個のキースイッチ装置を携帯型情報機器に電気
的に接続できる接続部とをさらに具備し、筐体が接続部
を介して携帯型情報機器を着脱自在に支持できるように
構成されるキーボードを提供する。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のキーボードにおいて、筐体に、それぞれを片手で握持
可能な一対の握持部が設けられるキーボードを提供す
る。請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のキーボ
ードにおいて、一対の握持部が、筐体の互いに反対側の
端部領域に設けられ、複数個のキースイッチ装置が、そ
れぞれの複数のキートップをそれら握持部の間に配列し
て筐体に収容され、個々のキースイッチ装置の複数のキ
ートップがそれらの相互連結領域を中心に、筐体の一対
の握持部の間の略中央に位置する仮想二等分線の両側で
規定された異なる2つの方向性のうちいずれかの方向性
を呈するように、互いに並んで配置されるキーボードを
提供する。
【0012】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のキーボードにおいて、複数個のキースイッチ装置の
複数のキートップが、筐体上で仮想二等分線に関して実
質的線対称の配列形態を有する請求項9に記載のキーボ
ードを提供する。請求項11に記載の発明は、筐体と、
筐体に収容される複数個のキースイッチ装置とを具備す
るキーボードにおいて、筐体は、それぞれを片手で握持
可能な一対の握持部を備え、複数個のキースイッチ装置
の各々は、互いに独立動作可能に相互連結されて筐体か
ら少なくとも部分的に露出する複数のキートップと、複
数のキートップに近接して筐体に収容され、それらキー
トップの動作に個別に対応して互いに異なる電気接点を
開閉するスイッチ機構とを備え、個々のキースイッチ装
置の複数のキートップがそれらの相互連結領域を中心
に、一対の握持部の各々を握持した手の指によって操作
可能な位置で互いに並んで配置されることを特徴とする
キーボードを提供する。
【0013】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のキーボードにおいて、個々のキースイッチ装置の
複数のキートップが、軸を介して相対回動可能に相互連
結されるキーボードを提供する。請求項13に記載の発
明は、請求項11又は12に記載のキーボードにおい
て、個々のキースイッチ装置の複数のキートップの相互
連結領域に、指圧力に抗して相互連結領域を支持する支
持部が形成されるキーボードを提供する。
【0014】請求項14に記載の発明は、請求項11〜
13のいずれか1項に記載のキーボードにおいて、個々
のキースイッチ装置の複数のキートップの相互連結領域
に、キースイッチ装置の外方へ突出する突起が形成さ
れ、キースイッチ装置を操作する指で突起を触覚認識で
きるようになっているキーボードを提供する。請求項1
5に記載の発明は、請求項11〜14のいずれか1項に
記載のキーボードにおいて、一対の握持部が、筐体の互
いに反対側の端部領域に設けられ、複数個のキースイッ
チ装置の複数のキートップが、筐体上で一対の握持部の
間の略中央に位置する仮想二等分線に関して実質的線対
称の配列形態を有するキーボードを提供する。
【0015】請求項16に記載の発明は、請求項11〜
15のいずれか1項に記載のキーボードにおいて、筐体
に連結され、複数個のキースイッチ装置を携帯型情報機
器に電気的に接続できる接続部をさらに具備し、筐体が
接続部を介して携帯型情報機器を着脱自在に支持できる
ように構成されるに記載のキーボードを提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一
又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。図面を
参照すると、図1は本発明の一実施形態によるキースイ
ッチ装置10の分解斜視図、図2はキースイッチ装置1
0の組立断面図である。キースイッチ装置10は、互い
に独立動作可能に相互連結される一対のキートップ1
2、14と、それらキートップ12、14に近接して配
置され、両キートップ12、14の動作に個別に対応し
て互いに異なる電気接点を開閉するスイッチ機構16と
を備えて構成される。
【0017】一対のキートップ12、14は、操作者に
よる押下力を受ける操作面12a、14aをそれぞれに
備える。それら操作面12a、14aは、互いに略同一
の寸法及び形状を有し、両キートップ12、14を相互
連結したときに互いに組み合わされて略長円形の平面形
状を呈する。各キートップ12、14は、操作面12
a、14aの円弧状外縁の反対側に、長円形の長軸方向
へ略矩形状に延出する延長部分18、20を備える。そ
れら延長部分18、20は、長軸方向に沿ったそれぞれ
の側面18a、20aで実質的に相互接触して、互いに
相補的に組み合わされ、それにより両キートップ12、
14の相互連結領域を構成する。
【0018】図3に分解して示すように、一方のキート
ップ12の延長部分18には、その側面18aから長円
形の短軸方向へ延びる円柱状の支軸22が突設される。
他方のキートップ14には、その延長部分20の下面
に、長円形の短軸方向へ延びて支軸22を摺動自在に受
容する断面円弧状の軸受溝24が凹設される。一対のキ
ートップ12、14は、それらの支軸22と軸受溝24
との係合により、支軸22を中心として相対回動可能に
相互連結される。
【0019】スイッチ機構16は、一対のキートップ1
2、14の下方に配置されて両キートップ12、14を
個別に弾性的に支持する一対の導電性ばね部材26と、
それら導電性ばね部材26の下方に配置されて両導電性
ばね部材26を固定的に担持する回路基板28とから構
成される。各導電性ばね部材26は、それ自体の弾性変
形によりばね性を発揮し得るドーム形状の金属片からな
り、そのドーム頂部を対応のキートップ12、14側に
向けて、各キートップ12、14と回路基板28との間
に配置される。各導電性ばね部材26はそのドーム頂部
の外面で、対応のキートップ12、14の裏面12b、
14bに摺動自在に当接される。また、各導電性ばね部
材26はその下端縁で、1枚の電気絶縁性のシート30
に固定され、シート30が回路基板28の上面に固定的
に載置される。シート30には、各導電性ばね部材26
に対応する位置に、円形の開口部32が貫通形成され
る。
【0020】回路基板28の上面には、図示しない電気
回路の一部として、2組の接点34がパターン形成され
る。各組の接点(すなわち接点対)34は、シート30
の各開口部32内に位置決めされて、各導電性ばね部材
26の下方に互いに離隔して配置される。各導電性ばね
部材26は、下記のように対応のキートップ12、14
の回動動作に伴い弾性変形して、各接点対34を開閉す
るように作用する。
【0021】例えばキートップ12の操作面12aに押
下力が加わらないときには、キートップ12の下にある
導電性ばね部材26は、そのドーム頂部外面でキートッ
プ12を回路基板28から鉛直上方へ離れたストローク
上限位置(初期位置)に付勢支持する。そして操作者の
押下操作によりキートップ12が押下げられたときに
は、導電性ばね部材26はキートップ12に上方への弾
性付勢力を及ぼしつつ、押し潰されるように変形する。
キートップ12がストローク下限位置に到達すると、導
電性ばね部材26はそのドーム頂部内面で接点対34に
接触して接点対34を閉成する。キートップ12への押
下力が解除されると、導電性ばね部材26が弾性的に復
元し、そのドーム頂部が接点対34から離脱して接点対
34を開成するとともに、キートップ12を初期位置へ
復帰させる。
【0022】キートップ14においても、操作面14a
への押下力の負荷及び解除により、キートップ14の下
にある導電性ばね部材26が同様に作用して、他の接点
対34を閉成及び開成する。なお、各キートップ12、
14による接点開閉動作は、支軸22を中心とした回動
動作であり、連結した他方のキートップ12、14から
独立して遂行できる。
【0023】上記構成において、各操作面12a、14
aに押下力を負荷したときに、各キートップ12、14
が支軸22を中心として円滑に回動動作できるようにす
るためには、押下力に抗して支軸22を所定位置に固定
的に支持する必要がある。その目的で両キートップ1
2、14には、それらの延長部分18、20の末端に、
それぞれ支軸22及び軸受溝24に隣接して下方へ突出
する支持部すなわち脚36、38が形成される。それら
脚36、38はそれぞれの先端で、回路基板28上に載
置されたシート30に摺動自在に当接され、それにより
両キートップ12、14の相互連結領域及び支軸22
を、押下力に抗して回路基板28の上方所定位置に支持
する。
【0024】また、相互連結される一対のキートップ1
2、14は、それらの操作面12a、14aが相互連結
領域を中心に互いに隣接して配置されるので、操作者が
例えば指でいずれか一方のキートップ12、14の操作
面12a、14aに押下力を負荷する際には、それら操
作面12a、14aの境界領域を指で触覚認識できるこ
とが有利である。その目的で両キートップ12、14に
は、それらの延長部分18、20の上面に、上方へ突出
する突起40、42が設けられる。それら突起40、4
2は、両キートップ12、14を相互連結したときに互
いに組み合わされて、両操作面12a、14aの境界領
域で上方に膨出する略楕円形の隆起部分を形成する。操
作者は、押下操作時に指で突起40、42を触ることに
より、両操作面12a、14aの境界領域を認識するこ
とができる。
【0025】上記構成を有するキースイッチ装置10の
操作方法の一例を、図4を参照して以下に説明する。ま
ず操作者は、所望の指でキースイッチ装置10の一対の
キートップ12、14の組み合わされた突起40、42
に触れ、一対の操作面12a、14aの境界領域を認識
する(図4(a))。このとき、それら突起40、42
を含むキートップ12、14の相互連結領域は、それぞ
れの脚36、38によって回路基板28の上方所定位置
に固定的に支持される。この状態(すなわちホームポジ
ション)から、例えばキートップ12を押下したいとき
には、指をキートップ12に接触させたままで操作面1
2a上に摺動式に移動させて、操作面12aに押下力を
負荷する。それによりキートップ12は、対応の導電性
ばね部材26の弾性付勢力に抗して支軸22を中心に下
方へ回動し、ストローク下限位置で接点対34(図2)
を閉じる(図4(b))。その後、指を引き上げてキー
トップ12の操作面12aから離せば、接点対34が開
く。
【0026】キートップ12に対応する接点対34を閉
成した後に、指を操作面12aから引き上げずに、両突
起40、42上のホームポジションに摺動式に戻してお
くこともできる。このようにすれば、例えば次にキート
ップ14を押下したい場合に、ホームポジションから直
ちに指を操作面14a上に摺動式に移動させて、キート
ップ14を押下操作することができる(図4(c))。
【0027】上記構成を有するキースイッチ装置10に
よれば、一対のキートップ12、14を互いに独立動作
可能に相互連結するとともに、それらキートップ12、
14が個々に異なる接点対34を開閉する構成としたの
で、従来のキースイッチ装置を2個並設したものと同等
の機能を有しつつ、2つのキートップ12、14の設置
に必要なスペースを効果的に削減することができる。ま
た、一対のキートップ12、14が支軸22を介して相
対回動可能に相互連結される構成は、相互連結部の構造
を簡略化でき、キートップ12、14自体も小型化でき
る利点がある。
【0028】しかも、それらキートップ12、14の相
互連結領域に、押下力に抗して相互連結領域を支持する
脚36、38を形成したので、操作者が1本の指で、い
ずれか一方のキートップ12、14を容易かつ確実に押
下操作できるとともに、両方のキートップ12、14を
同時に押下することを未然に防止できる。さらに、一対
のキートップ12、14の相互連結領域に、キースイッ
チ装置10の外方へ突出する突起40、42を設けたか
ら、操作者が指で両操作面12a、14aの境界領域を
容易に認識でき、それらキートップ12、14(機能的
には2個のスイッチ)の間のホームポジションの確立に
より、各キートップ12、14を視認することなく正確
に操作できる。
【0029】本発明に係るキースイッチ装置は、上記実
施形態以外の様々な構成を有することができる。例え
ば、3つ以上のキートップを互いに独立動作可能に相互
連結するとともに、スイッチ機構がそれらキートップの
動作に個別に対応して互いに異なる電気接点を開閉する
ように構成することができる。図5及び図6は、例とし
て3つのキートップ44、46、48を互いに独立動作
可能に相互連結した構成を示す。
【0030】この実施形態では、各キートップ44、4
6、48は、基本的には前述した各キートップ12、1
4と同様の構成を有する。つまりそれらキートップ4
4、46、48は、1つの軸を介して相対回動可能に相
互連結されるものであり、回動軸の一方の側に2つのキ
ートップ44、46が並列配置され、両キートップ4
4、46の境界線の延長上で回動軸の他方の側に1つの
キートップ48が配置される。さらに詳しくは、3つの
キートップ44、46、48は、互いに相補的に組み合
わされてそれらキートップ44、46、48の相互連結
領域を構成する延長部分50、52、54をそれぞれに
備える。並列側の一方のキートップ44の延長部分50
には、その側面から長円形の短軸方向へ延びる円柱状の
支軸56が突設され、他方のキートップ46の延長部分
52には、その側面から同様に短軸方向へ延びて支軸5
6を摺動自在に受容する中空円筒状の軸受筒58が突設
される。もう1つのキートップ48の延長部分54に
は、その下面に、長円形の短軸方向へ延びて軸受筒58
を摺動自在に受容する断面円弧状の軸受溝60が凹設さ
れる。さらに、各キートップ44、46、48には、そ
れらの相互連結領域に、外力に抗して相互連結領域を支
持する脚62と、キースイッチ装置の外方へ突出する突
起64とが形成されている。
【0031】上記した3つのキートップ44、46、4
8に対し、図示しないがスイッチ機構は、例えばそれら
キートップ44、46、48を個別に弾性的に支持する
複数の導電性ばね部材26と、それら導電性ばね部材2
6の各々に対応して回路基板28上に形成される複数の
接点対34とから構成することができる。このような構
成を有するキースイッチ装置によっても、前述したキー
スイッチ装置10と同等の種々の作用効果が奏されるこ
とは理解されよう。
【0032】なお、上記したキートップ12、14、4
4、46、48は、所望の樹脂材料から一体的に成形で
きる。また、前述した導電性ばね部材26と回路基板2
8上の接点対34とからなるスイッチ機構16に代え
て、それぞれに接点を担持する一対のフレキシブル回路
基板を重ね合わせたシート状スイッチ(例えばメンブレ
ンスイッチと称する)と、キートップとメンブレンスイ
ッチとの間に配置され、キートップの下降動作に伴い接
点対を閉じるように作用する弾性作動部材とからなるス
イッチ機構を採用することもできる。
【0033】図7は、前述したキースイッチ装置10を
複数個備える本発明の一実施形態によるキーボード70
を示す。キーボード70は、複数個(図で30個)のキ
ースイッチ装置10を、それぞれの一対のキートップ1
2、14の少なくとも操作面12a、14aが露出する
状態に、所定の配列で収容する筐体72を備える。すな
わちキーボード70は、互いに独立して操作できる計6
0個のキートップ12、14を筐体72の上面に配列さ
せたものである。それらキースイッチ装置10における
相互連結されたキートップ12、14は、連結状態でい
ずれも実質的同一の寸法及び形状を呈する。
【0034】キーボード70では、前述したキースイッ
チ装置10における回路基板28及びシート30がいず
れも、キーボード70に組み込まれる全てのキースイッ
チ装置10に対して共通する大判の回路基板及びシート
として形成され、この大判の回路基板が、筐体72の下
板部材74上に固定的に支持される(図2)。また、個
々のキースイッチ装置10の各キートップ12、14
は、その操作面12a、14aよりも裏面12b、14
bの方が若干大きく、それにより操作面12a、14a
の外縁に沿って、外側へ張り出すフランジ部分76、7
8が形成されている。各キートップ12、14のフラン
ジ部分76、78はその上面の張出面で、キーボード7
0の筐体72の上板部材80に係合して、キートップ1
2、14をストローク上限位置に係止する(図2)。
【0035】筐体72の上板部材80には、個々のキー
スイッチ装置10のキートップ12、14がストローク
上限位置にあるときに、それらの操作面12a、14a
を上板部材80の外部に露出させる略長円形の複数(3
0)個の貫通穴82が形成されている。各貫通穴82
は、各キートップ12、14のフランジ部分76、78
に係合する段付周縁82a(図2)を有し、それにより
各キートップ12、14の操作面12a、14aを上板
部材80の上面から僅かに突出させ得るようになってい
る。なお上記構成においては、キートップ12、14が
そのフランジ部分76、78と筐体72の上板部材80
との係合によりストローク上限位置に係止されていると
きに、導電性ばね部材26が僅かに押し潰された状態で
初期弾性復元力を生じていることが、非操作時のキート
ップ12、14のがたつきを排除する点で有利である。
【0036】筐体72には、互いに反対側の端部領域
に、それぞれを操作者の片手で握持可能な一対の握持部
84が設けられる。それら握持部84は、図8に示すよ
うに、筐体72の下板部材74がその両側端領域で下方
に膨出するとともに、上板部材80の両側端領域に段差
無く連結されることにより形成された膨出曲面形状をそ
れぞれに有する。複数個のキースイッチ装置10は、そ
れぞれの一対のキートップ12、14をそれら握持部8
4の間に配列して筐体72に収容される。このとき、個
々のキースイッチ装置10の一対のキートップ12、1
4は、それらの相互連結領域を中心に、各握持部84を
握持した手の指によって操作可能な位置で、互いに並ん
で配置される。
【0037】さらに特定すれば、個々のキースイッチ装
置10の一対のキートップ12、14は、それらの相互
連結領域を中心に、筐体72の上板部材80上で一対の
握持部84の間の略中央に位置する仮想二等分線86の
両側で規定された異なる2つの方向性のうち、いずれか
の方向性を呈するように、互いに並んで配置される。す
なわち、両握持部84の間の仮想二等分線86の図で左
側にある複数(15)個のキースイッチ装置10は、筐
体72の上板部材80を上方から見たときに、それらの
キートップ12、14がいずれも右上がりに傾斜した方
向性を呈するように配置される。同様に、両握持部84
の間の仮想二等分線86の図で右側にある複数(15)
個のキースイッチ装置10は、それらのキートップ1
2、14がいずれも左上がりに傾斜した方向性を呈する
ように配置される。
【0038】このようなキートップ12、14の配列形
態は、操作者が片手で一方の握持部84を、その親指を
上に向けた状態で握ったときに、その手の親指で、仮想
二等分線86で分割されたいずれか近い側の複数(1
5)個のキースイッチ装置10を、容易に押下操作でき
るようにするためのものである。特に、操作者が操作対
象のキートップ12、14を視認することなく親指入力
できるようにするためには、複数個のキースイッチ装置
10のキートップ12、14が、筐体72上で一対の握
持部84の間の仮想二等分線86に関して実質的線対称
の配列形態を有することがさらに有利である。しかし、
本発明に係るキーボードは、搭載した複数個のキースイ
ッチ装置の操作方法を限定するものでなく、したがっ
て、上記配列を有する複数個のキースイッチ装置10
を、親指入力以外の多様な方法(例えば一般的なキーボ
ードにおける両手五指による打鍵入力方法)で入力操作
できる。また、上記配列以外の多様な配列で、複数個の
キースイッチ装置10を筐体72上に配置することがで
きる。
【0039】キーボード70はさらに、筐体72に連結
され、複数個のキースイッチ装置10を携帯型情報機器
88(図9)に電気的に接続できる接続部90を備え
る。接続部90は、携帯型情報機器88に着脱自在に接
続可能なコネクタ92を内蔵して、筐体72の一対の握
持部84の間に延びる一方(操作者から見て奥側)の外
縁に沿って配置される。また接続部90は、コネクタ9
2を露出させる開口部分94を有する箱体であり、携帯
型情報機器88に設置した接続相手のコネクタ(図示せ
ず)をコネクタ92に適正に接続したときに、携帯型情
報機器88の一部分が開口部分94を通して接続部90
に受容されるようになっている。その結果、キーボード
70の筐体72は、接続部90を介して携帯型情報機器
88を着脱自在に支持できるように構成されている。
【0040】好ましくは接続部90は、図示のように蝶
着部96を介して筐体72に回動可能に連結される。蝶
着部96は、筐体72の外縁に沿って延びる回動軸線の
周りで接続部90を回動可能に支持するとともに、例え
ば公知の摩擦構造によって、接続部90を所望の回転角
度位置に静止保持できるようになっている。このような
構成によれば、操作者は、キーボード70を接続した携
帯型情報機器88を手で保持することなく、例えばキー
ボード70の筐体72の両握持部84をそれぞれの手で
握持した状態で、前述したように各キースイッチ装置1
0に対して親指入力を行うことができる。
【0041】図10は、本発明の好適な実施形態による
接続部90の構成を分解図で示す。この実施形態では、
接続部90は、上下2枚のパネル98、100を組み合
わせて構成され、下パネル98の内面略中央に、回路基
板102に実装されたコネクタ92が固定されている。
キーボード70の各キースイッチ装置10とコネクタ9
2とは、ケーブル104によって接続されている。下パ
ネル98及び上パネル100の一側縁には、それぞれに
複数の軸半体106、108が互いに離間して形成され
る。両パネル98、100を適正に組み合わせると、対
応する下側の軸半体106と上側の軸半体108とが互
いに協働して、複数の回動軸を形成する。それら回動軸
は、筐体70の外縁に沿って設けられた複数の蝶着部9
6に回動可能に連結される。
【0042】下パネル98及び上パネル100の他側縁
110、112は、互いに協働して、携帯型情報機器8
8の一端のコネクタ設置部分を受け入れる開口部分94
を構成する。コネクタ92は、下パネル98の他側縁1
10に隣接して配置され、開口部分94に携帯型情報機
器88の一部分を挿入すると同時に、携帯型情報機器8
8のコネクタに摺動式に接続されるようになっている。
両パネル98、100の間には、それらの左右両端にそ
れぞれ配置される一対のレバー114が、回動可能に挟
持される。各レバー114は、回動軸となる軸ピン11
6を中心として、一端に形成される爪118と、他端に
形成される板ばね120とを一体的に備える。
【0043】各レバー114の板ばね120は、その自
由端で接続部90の外面に係合して、他端の爪118が
両パネル98、100によって画定される接続部90の
内部空間に進入する回転方向へ、各レバー114を弾性
的に付勢する。各レバー114には、軸ピン116に隣
接して、接続部90の外部に露出する操作面122が設
けられる。これら一対のレバー114は、通常は板ばね
120の付勢作用により、双方の爪118が接続部90
の内部空間に突入した位置に保持される。この状態で、
携帯型情報機器88のコネクタ設置部分を開口部分94
に挿入すると、各レバー114の爪118が携帯型情報
機器88により押されて、各レバー114が板ばね12
0の付勢に抗して回動する。そして、携帯型情報機器8
8のコネクタが接続部90のコネクタ92に適正に接続
された時点で、各レバー114の爪118が、板ばね1
20の付勢により携帯型情報機器88に設けた凹所(図
示せず)にスナップ式に嵌入される。それにより携帯型
情報機器88は、コネクタ92に電気的に接続されると
ともに接続部92に機械的に支持された使用可能状態に
係止保持される。携帯型情報機器88を接続部92から
脱離する際には、両レバー114の操作面122を板ば
ね120の付勢に抗して押し込んで、爪118と携帯型
情報機器88との係合を解除すればよい。
【0044】上記構成を有するキーボード70は、キー
トップ12、14の設置に必要なスペースを効果的に削
減可能なキースイッチ装置10を複数個組み込んだもの
であるから、各キートップ12、14の操作性を損なう
ことなく、キーボード70の小型軽量化を促進できる。
この場合、キートップ12、14自体も小型化できるの
で、小型化された筐体72においても、パーソナルコン
ピュータ等に付属する従来の一般的なキーボードにおけ
るキー数と同等の個数のキートップ12、14を、従来
のキー配列と同様の配列で設置できる。したがってキー
ボード70によれば、一般的なキーボードにおける操作
手順と実質的同一の操作手順による文字入力を実施する
ことができる。
【0045】また、筐体72に、それぞれを操作者の片
手で握持可能な一対の握持部84を設けるとともに、個
々のキースイッチ装置10のキートップ12、14がそ
れらの相互連結領域を中心に、各握持部84を握持した
手の指によって操作可能な位置で互いに並んで配置され
る構成としたから、携帯型情報機器88に接続した状態
でキーボード70を手持操作することが可能になる。さ
らに、全てのキースイッチ装置10が、一対のキートッ
プ12、14の相互連結領域に設けた突起40、42に
より、隣接する2キーの間のホームポジションを確立で
きるので、操作者が操作対象のキースイッチ装置10の
キートップ12、14を視認することなく、正確に入力
操作することができる。
【0046】なお、キーボード70に接続できる携帯型
情報機器88としては、電子手帳、携帯情報端末(PD
A)、ペンコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ等
の通称を有する種々の手持操作可能な情報機器が挙げら
れる。さらに、携帯電話、PHS等の移動電話におい
て、情報端末として使用できる構成を有するものも、本
発明に係るキーボードの使用対象機器である。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、押下操作されるキートップを有するキースイ
ッチ装置において、キートップの操作性を損なうことな
く、キートップの設置に必要なスペースを削減すること
が可能になる。また、このようなキースイッチ装置を複
数個備えた本発明に係るキーボードによれば、一般的な
キーボードにおける操作手順と実質的同一の操作手順に
よる文字入力が可能なキー数及びキー配列を実現でき、
しかも個々のキースイッチ装置のキートップの操作性を
損なうことなく小型軽量化を促進できる。さらに本発明
によれば、一般的なキーボードにおける操作手順と実質
的同一の操作手順による文字入力が可能なキー数及びキ
ー配列を実現しつつ、携帯型情報機器に接続した状態で
手持操作できるキーボードが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるキースイッチ装置の
分解斜視図である。
【図2】図1のキースイッチ装置の組立断面図である。
【図3】図1のキースイッチ装置における一対のキート
ップの分解斜視図である。
【図4】図1のキースイッチ装置の操作方法の一例を示
す図で、(a)指をホームポジションに置いた状態、
(b)一方のキースイッチを押下した状態、及び(c)
他方のキースイッチを押下した状態を示す。
【図5】本発明の他の実施形態によるキースイッチ装置
で使用される3つのキートップの組立斜視図である。
【図6】図5に示す3つのキートップの分解斜視図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態によるキーボードの斜視図
である。
【図8】図7のキーボードの概略正面図である。
【図9】図7のキーボードを携帯型情報機器に接続した
状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の好適な実施形態によるキーボードの
接続部を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
10…キースイッチ装置 12、14、44、46、48…キートップ 16…スイッチ機構 22、56…支軸 24、60…軸受溝 36、38…脚 40、42…突起 58…軸受筒 70…キーボード 72…筐体 84…握持部 86…仮想二等分線 90…接続部 92…コネクタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップを押下操作することにより電
    気回路を開閉するキースイッチ装置において、 互いに独立動作可能に相互連結される複数のキートップ
    と、 前記複数のキートップに近接して配置され、それらキー
    トップの動作に個別に対応して互いに異なる電気接点を
    開閉するスイッチ機構と、を具備することを特徴とする
    キースイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のキートップが軸を介して相対
    回動可能に相互連結される請求項1に記載のキースイッ
    チ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のキートップの相互連結領域
    に、外力に抗して該相互連結領域を支持する支持部が形
    成される請求項1又は2に記載のキースイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のキートップの相互連結領域
    に、キースイッチ装置の外方へ突出する突起が形成され
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載のキースイッチ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチ機構が、前記複数のキート
    ップを個別に弾性的に支持する複数の導電性ばね部材を
    備え、それら導電性ばね部材の各々が、該複数のキート
    ップの各々の動作に伴い弾性変形して前記電気接点を開
    閉する請求項1〜4のいずれか1項に記載のキースイッ
    チ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のキ
    ースイッチ装置を複数個具備するキーボード。
  7. 【請求項7】 複数個の前記キースイッチ装置をそれぞ
    れの前記複数のキートップが少なくとも部分的に露出す
    る状態に収容する筐体と、該筐体に連結され、該複数個
    のキースイッチ装置を携帯型情報機器に電気的に接続で
    きる接続部とをさらに具備し、該筐体が該接続部を介し
    て携帯型情報機器を着脱自在に支持できるように構成さ
    れる請求項6に記載のキーボード。
  8. 【請求項8】 前記筐体に、それぞれを片手で握持可能
    な一対の握持部が設けられる請求項7に記載のキーボー
    ド。
  9. 【請求項9】 前記一対の握持部が、前記筐体の互いに
    反対側の端部領域に設けられ、前記複数個のキースイッ
    チ装置が、それぞれの前記複数のキートップをそれら握
    持部の間に配列して前記筐体に収容され、個々の該キー
    スイッチ装置の該複数のキートップがそれらの相互連結
    領域を中心に、該筐体の該一対の握持部の間の略中央に
    位置する仮想二等分線の両側で規定された異なる2つの
    方向性のうちいずれかの方向性を呈するように、互いに
    並んで配置される請求項8に記載のキーボード。
  10. 【請求項10】 前記複数個のキースイッチ装置の前記
    複数のキートップが、前記筐体上で前記仮想二等分線に
    関して実質的線対称の配列形態を有する請求項9に記載
    のキーボード。
  11. 【請求項11】 筐体と、該筐体に収容される複数個の
    キースイッチ装置とを具備するキーボードにおいて、 前記筐体は、それぞれを片手で握持可能な一対の握持部
    を備え、 前記複数個のキースイッチ装置の各々は、互いに独立動
    作可能に相互連結されて前記筐体から少なくとも部分的
    に露出する複数のキートップと、該複数のキートップに
    近接して前記筐体に収容され、それらキートップの動作
    に個別に対応して互いに異なる電気接点を開閉するスイ
    ッチ機構とを備え、 個々の前記キースイッチ装置の前記複数のキートップが
    それらの相互連結領域を中心に、前記一対の握持部の各
    々を握持した手の指によって操作可能な位置で互いに並
    んで配置されること、を特徴とするキーボード。
  12. 【請求項12】 個々の前記キースイッチ装置の前記複
    数のキートップが、軸を介して相対回動可能に相互連結
    される請求項11に記載のキーボード。
  13. 【請求項13】 個々の前記キースイッチ装置の前記複
    数のキートップの相互連結領域に、指圧力に抗して該相
    互連結領域を支持する支持部が形成される請求項11又
    は12に記載のキーボード。
  14. 【請求項14】 個々の前記キースイッチ装置の前記複
    数のキートップの相互連結領域に、該キースイッチ装置
    の外方へ突出する突起が形成され、該キースイッチ装置
    を操作する指で該突起を触覚認識できるようになってい
    る請求項11〜13のいずれか1項に記載のキーボー
    ド。
  15. 【請求項15】 前記一対の握持部が、前記筐体の互い
    に反対側の端部領域に設けられ、前記複数個のキースイ
    ッチ装置の前記複数のキートップが、該筐体上で該一対
    の握持部の間の略中央に位置する仮想二等分線に関して
    実質的線対称の配列形態を有する請求項11〜14のい
    ずれか1項に記載のキーボード。
  16. 【請求項16】 前記筐体に連結され、前記複数個のキ
    ースイッチ装置を携帯型情報機器に電気的に接続できる
    接続部をさらに具備し、該筐体が該接続部を介して携帯
    型情報機器を着脱自在に支持できるように構成される請
    求項11〜15のいずれか1項に記載のキーボード。
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