JP2003331464A - 光ディスク記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

光ディスク記録媒体およびその製造方法

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JP2003331464A
JP2003331464A JP2002131861A JP2002131861A JP2003331464A JP 2003331464 A JP2003331464 A JP 2003331464A JP 2002131861 A JP2002131861 A JP 2002131861A JP 2002131861 A JP2002131861 A JP 2002131861A JP 2003331464 A JP2003331464 A JP 2003331464A
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JP2002131861A
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Hideyoshi Horigome
秀嘉 堀米
Shoji Kinoshita
昌治 木下
Yoshiki Tanaka
善喜 田中
Yoshihiro Takatani
佳弘 高谷
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Memory Tech Corp
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  • Holo Graphy (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い再生効率で、且つ高い記録密度でホログ
ラムを記録することができる光ディスク記録媒体を提供
する。 【解決手段】 一方の面に物理的なプリフォーマットが
施された第1の基板11と、この第1の基板11のプリ
フォーマットが施された面上に形成された反射膜12
と、反射膜12の上に形成された厚さが50μm〜43
0μmの透明層13と、この透明層13との間に所定の
間隔を空けて配置された透明体からなる第2の基板15
と、透明層13と第2の基板15との間に充填されたホ
ログラム記録用の記録層14とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホログラムを記
録するための記録層を有する光ディスク記録媒体および
その製造方法に関し、特にデフォーカス用の透明層を介
して記録層とプリフォーマットされた反射層とが対向す
る光ディスク記録媒体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ホログラムによって光ディス
ク記録媒体に情報を超高密度で記録するホログラフィッ
ク記録方式が知られている。このホログラフィック記録
方式では、イメージ情報を担持する情報光と記録用参照
光とを光ディスク記録媒体の内部の記録層内で重ね合わ
せて干渉縞パターンを生成し、この干渉縞パターンを光
ディスク記録媒体の記録層に記録することによってイメ
ージ情報の書き込みが行われる。記録された干渉縞パタ
ーンから情報を再生する場合には、その光ディスク記録
媒体中に記録された干渉縞パターンに書込時と同様の再
生用参照光を照射し、干渉縞パターンによって回折を生
じさせてイメージ情報を再生する。
【0003】近年では、光ディスク記録媒体の記録層の
厚み方向も利用して、干渉縞パターンを3次元的に書き
込むことにより、記録密度を更に増加させるようにした
ボリュームホログラフィの開発が注目されている。この
ボリュームホログラフィによる記録方式を利用し、更に
多重記録を行うことによって情報の記録容量を飛躍的に
増大させることができる。
【0004】このようなボリュームホログラフィによる
光ディスク記録媒体への情報記録及び再生に係る装置及
びその方法が、国際公開番号WO99/44195号に
開示されている。本発明を理解するために、同公開公報
に記載のボリュームホログラフィを記録する光ディスク
記録媒体について簡単に説明する。図13に示すよう
に、光ディスク記録媒体101は、円形の透明基板10
1a,101bの間にホログラム記録用の記録層101
cを設けると共に、透明基板101bの記録層101c
とは反対側の面に反射膜101dを形成し、これらを基
板101eと貼り合わせて構成され、反射膜101dに
は、光ディスク記録媒体101の半径方向に複数のアド
レスサーボ領域が所定の角度間隔で配列され、周方向に
並ぶこれらアドレスサーボ領域間には、情報記録領域が
設けられている。アドレスサーボ領域には、フォーカス
サーボ制御やトラッキングサーボ制御を行うためのサー
ボ情報及び情報記録領域に対するアドレス情報が、予め
エンボスピット101fによって記録(プリフォーマッ
ト)してある。
【0005】光ディスク記録媒体の具体的な構成として
は、透明基板101a,101bが、例えば500μm
程度の厚みを有し、記録層101cが、例えば200μ
mの厚みを有している。記録層101cは、レーザ光で
所定時間照射されたときに、レーザ光の強度に応じて屈
折率、誘電率及び反射率等の光学特性が変化するホログ
ラム記録材料によって形成されている。
【0006】ボリュームホログラフィによる記録層10
1cへの記録の一例としては、図示のように、記録すべ
き情報を担持する情報光111と記録用参照光112と
が記録層101c内において、厚み方向の干渉縞を生成
するように、透明基板101a側から情報光111と記
録用参照光112とを同時に所定時間照射して、記録層
101c内に干渉縞パターンを立体的に定着させること
により情報を立体的なホログラムとして記録する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録層10
1cに記録すべき情報は、図14に示すような空間光変
調器113により与えられる二次元的に配列された情報
パターンである。この情報パターンは、空間光変調器を
構成する二次元配列された各ドット114の光の透過・
非透過を制御することにより得られる。この場合、ホロ
グラム面上には、ドット114の配列ピッチpDとレンズ
の焦点距離fおよび記録光の波長λで決定される周期で
スパイク状の光強度分布が得られ、これが線形的記録を
阻害する。このため、従来は、ホログラム面を焦点距離
から若干ずらすことにより、光強度分布を平均化するデ
フォーカス法が用いられる。また、特にエンボスピット
101fが形成された記録媒体の場合、記録層101c
とエンボスピット101fとがあまり近いと、ホログラ
ム記録再生上不都合を生じる。このため、記録層101
cと反射膜101dとの間には、所定の厚さの透明基板
101bが挿入される。
【0008】しかしながら、透明基板101bの厚みが
厚すぎると、記録されるホログラムの径Dが大きくなり
すぎてしまい、記録密度が低下してしまう。また、記録
密度を高めようとすると、隣接するホログラム同士のオ
ーバーラップが生じる。100%の回折効率が得られる
ホログラムをいくつ多重化できるかを示す数値をMナン
バーと呼び、このMナンバーは記録材料によって決定さ
れる。ホログラムの多重化数をMとすれば、再生効率η
は、Mナンバーを多重化数Mで割った値の二乗に比例す
る。このため、再生効率を高めるためには、極力多重化
数Mを減らすことが必要である。このためには、透明基
板101bが適切な厚みであることが必要である。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、高い再生効率が得られ、且つ高い記録密度での記
録が可能な光ディスク記録媒体およびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の光デ
ィスク記録媒体は、一方の面に物理的なプリフォーマッ
トが施された第1の基板と、この第1の基板のプリフォ
ーマットが施された面上に形成された反射膜と、前記反
射膜の上に形成された厚さが50μm〜430μmの透
明層と、この透明層との間に所定の間隔を空けて配置さ
れた透明体からなる第2の基板と、前記透明層と前記第
2の基板との間に充填されたホログラム記録用の記録層
とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る第2の光ディスク記録
媒体は、一方の面に物理的なプリフォーマットが施され
た厚さが50μm〜430μmの透明フィルムと、この
透明フィルムのプリフォーマットが施された面上に形成
された反射膜と、前記反射膜を介して前記透明フィルム
を保持する第1の基板と、前記透明フィルムとの間に所
定の間隔を空けて配置された透明体からなる第2の基板
と、前記透明層と前記第2の基板との間に充填されたホ
ログラム記録用の記録層とを備えたことを特徴とする。
【0012】ここで、透明層の厚さが50〜430μm
に規定されているのは、以下の理由による。すなわち、
いま、図14に示された空間光変調器113の各ドット
の直径をdDとすると、1つの円形ドットが与える回折
パターンは、次式で与えられる。
【0013】
【数1】 E(θ)=J1(dDθr/λ)/(dDθr/λ)
【0014】ここで、図15に示すように、J1(x)
/xは、Airy関数と呼ばれ、sinx/xと波形的には類
似するが、最初の零点がx=±1.22に現れる関数で
ある。従って、ホログラムが少なくとも回折パターンの
最初の零点間の情報は全部収めるものと仮定すると、そ
の最小径dHは、次式で与えられる。
【0015】
【数2】dH=2.44fλ/dD
【0016】但し、fはレンズの焦点距離、λは記録光
の波長である。ここで、波長λとして現在利用可能なも
のは、390nm〜650nmである。また、レンズの
焦点距離としては3mmが平均的である。更に、空間光
変調器113のドットの直径dDとしては、13.7μ
mまたは17μmが使用されている。従って、λ=65
0nm、dD=13.7μmとすると、
【0017】
【数3】 dH=2.44×3×10-3×650×10-9/13.7×10-6 ≒347μm
【0018】となる。同様に、λ=390nm、dD
17μmとすると、
【0019】
【数4】 dH=2.44×3×10-3×390×10-9/17×10-6 ≒168μm
【0020】となる。光ディスク記録媒体の内部の屈折
率n≒1.52とすると、媒体内では波長が1/1.5
2倍になるので、
【0021】
【数5】λ=650nm、dD=13.7μmの場合 dH≒228μm λ=390nm、dD=17μmの場合 dH≒110μm
【0022】となる。ここで、図16に示すように、レ
ンズ115のNA(開口数)=0.5とすると、θ0
30°である。ただし、媒体内部では、スネルの法則に
より、
【0023】
【数6】n0sinθ0=n1sinθ10=1.0(空気),n1=1.52(ガラス)
【0024】であるから、
【0025】
【数7】 θ1=sin-1(sinθ0/n1) =sin-1(NA/n1) ≒19.2°
【0026】ここで、2ε≒dHという経験則に従う
と、
【0027】
【数8】λ=650nm、dD=13.7μmの場合 2ε≒228μm λ=390nm、dD=17μmの場合 2ε≒110μm
【0028】従って、焦点面からホログラム形成面まで
の距離Δfは次のように求められる。
【0029】
【数9】λ=650nm、dD=13.7μmの場合 Δf=(228/2)(1/tan19.2°) ≒327μm λ=390nm、dD=17μmの場合 Δf=(110/2)(1/tan19.2°) ≒158μm
【0030】通常、記録層の厚みは、200μmである
から、ホログラム面(焦点位置からΔfだけ離れた位
置)を記録層の中心当たりに位置させるとすれば、透明
層の厚みは、50μm〜430μmとなる。また、ベス
トモードをλ=532nm、dD=13.7μmとする
と、
【0031】
【数10】 2ε=dH =2.44×3×10-3×532×10-9 /(1.52×13.7×10-6) ≒187μm
【0032】従って、Δfは、
【0033】
【数11】 Δf=(187/2)(1/tan19.2°) ≒268μm
【0034】となる。よって、透明層の厚みは、約20
0μmがベストモードである。また、記録層を安定に保
持するためには、第1および第2の基板の厚さは、0.
5mm以上であることが望ましい。
【0035】本発明に係る第1の光ディスク記録媒体の
製造方法は、第1の基板の一方の面上にエンボスピット
を形成する工程と、前記第1の基板のエンボスビットが
形成された面に反射膜を形成する工程と、前記第1の基
板の前記反射膜が形成された面上に厚さ50μm〜43
0μmの透明層を形成する工程と、前記透明層が内側に
配置されるように、前記第1の基板と所定の間隔を空け
て透明な第2の基板を配置する工程と、前記第1の基板
と前記第2の基板との間にホログラム記録用の記録材料
を充填して記録層を形成する工程とを備えたことを特徴
とする。
【0036】ここで、透明層を形成する工程は、例えば
透明フィルムを、第1の基板の反射膜が形成された面上
に接着する工程である。
【0037】また、本発明に係る第2の光ディスク記録
媒体の製造方法は、50μm〜430μmの透明フィル
ムの一方の面上にエンボスピットを形成する工程と、前
記透明フィルムのエンボスピットを形成した面に反射膜
を形成する工程と、前記透明フィルムを前記反射膜を介
して第1の基板に接着する工程と、前記透明フィルムが
内側に配置されるように、前記第1の基板と所定の間隔
を空けて透明な第2の基板を配置する工程と、前記第1
の基板と前記第2の基板との間にホログラム記録用の記
録材料を充填して記録層を形成する工程とを備えたこと
を特徴とする。
【0038】なお、これらの光ディスク記録媒体の製造
方法において、記録材料を充填する工程は、例えば第1
および第2の基板の間の空間を減圧して記録材料を充填
する工程である。
【0039】本発明の光ディスク記録媒体の製造方法に
よれば、透明層と第2の基板との間に先ず記録層を充填
するのではなく、透明層が第1の基板上に形成されてか
ら、第1の基板と第2の基板との間に記録材料の充填が
なされるため、透明層を50〜430μmと薄くした場
合でも、第1の基板の存在により、記録材料の充填を支
障なく行うことができる。
【0040】また、本発明の第3の光ディスク記録媒体
の製造方法は、第1の基板の一方の面上にエンボスピッ
トを形成する工程と、前記第1の基板のエンボスピット
が形成された面に反射膜を形成する工程と、厚さ50μ
m〜430μmの透明板をホルダの上面に固定してその
上に液体状の記録材料を塗布し、その上から透明な第2
の基板を押し付けて前記透明板と第2の基板との間に前
記記録材料からなる記録層を形成してなる三層構造体を
形成する工程と、前記反射膜が形成された第1の基板と
前記三層構造体とを前記反射膜および透明板を内側にし
て張り合わせる工程とを備えたことを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施の形態について説明する。図1は、この発明
の一実施形態に係る光ディスク記録媒体を説明するため
の図である。図1に示すように、円板状の光ディスク記
録媒体1は、周方向に分割された複数のフレーム2(こ
の例では、フレーム#00〜#97)を備え、これら各
フレーム2は、更に周方向に分割された複数のセグメン
ト3(この例では、セグメント#00〜#13)から構
成されている。各セグメント3は、サーボ領域6と、一
部の隣接するサーボ領域6間を除いてはホログラム記録
領域7とを備え、一部の隣接するサーボ領域6間(この
例では、セグメント#00のサーボ領域6とセグメント
#01のサーボ領域6間)には、アクセス位置を示すア
ドレス情報が記録されたアドレス領域8が形成されてい
る。
【0042】各サーボ領域6には、光ディスク記録・再
生装置における各種の動作のタイミングの基準となるサ
ーボクロックピットと、例えばサンプルド・サーボ方式
によってフォーカスサーボ及びトラッキングサーボを行
うためのサーボピットとが予めエンボスピットにより記
録されている。アドレス領域8には、プリ・アンブル、
同期マーク、アドレスパート、エンドアドレスマーク、
ポスト同期マーク及びポスト・アンブルが予めエンボス
ピットにより記録されている。ホログラムの記録の際に
は、このアドレス領域8にプリフォーマットされている
情報を利用して、各ホログラム記録領域7の情報記録位
置に対する光ヘッドからの情報光、記録用参照光及び再
生用参照光の照射位置の位置合わせを行う。光ディスク
記録・再生装置は、サーボ領域6に記録されているサー
ボクロックピット及びサーボピットを利用してフォーカ
シングやトラッキングを行うと共に、アドレス領域8に
記録されているアドレス情報を検出して各ホログラム記
録領域7における情報光、記録用参照光及び再生用参照
光の照射位置を合わせている。ホログラム記録領域7
は、エンボスビットによる物理フォーマットが施されて
いないミラー領域である。
【0043】図2は、この光ディスク記録媒体1の拡大
した部分断面図である。光ディスク記録媒体1は、図中
下から順に、円形の第1の基板11、反射膜12、透明
層13、記録層14および第2の基板15を積層して構
成されている。第1の基板11と透明層13の間の反射
膜12の部分には、アドレス情報やサーボ情報等を示す
エンボスピット16が形成されている。第1の基板11
としては、厚さ0.6〜1.2mmのガラスまたはポリ
カーボネート等の樹脂が使用される。反射膜12は、例
えばAlの蒸着層である。透明層13は、厚さ50〜4
30μm、好ましくは200μmで、透明度が高く、複
屈折が少なく、吸水率が小さいポリエーテルサルフォ
ン、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ガラス等が用
いられる。記録層14はレーザ光で所定時間照射された
ときに、レーザ光の強度に応じて屈折率、誘電率及び反
射率等の光学特性が変化するホログラム記録材料によっ
て形成されており、例えばデュポン(Dupont)社製のフ
ォトポリマ(Photopolymers)HRF−600(製品
名)等が使用される。この記録層14は、厚さ約200
μmに設定されている。第2の基板15としては、厚さ
0.5mmのガラスまたはポリカーボネート等の樹脂が
使用される。
【0044】次に、このように構成された光ディスク記
録媒体1の製造方法について説明する。図3は、第1の
実施形態に係る光ディスク記録媒体1の製造工程を示す
フローチャート、図4および図5は、同実施形態におけ
る光ディスク記録媒体1の製造工程に沿った部分拡大断
面図である。先ず、図4(a)に示すように、第1の基
板11上にエンボスピット16を形成する(S11)。
第1の基板11がガラス基板である場合には、例えばガ
ラス基板の上にUV(紫外線)硬化樹脂をエンボスピッ
トの凹凸の深さに相当する厚み分だけ塗布し、図示しな
いスタンパをUV硬化樹脂に押し当てながら、反対側か
らUVを照射することによりエンボスピットを形成する
ことができる。また、第1の基板11がポリカーボネー
ト等の樹脂の場合には、直接モールド成形によってエン
ボスピット付きの基板を形成することができる。
【0045】次に、図4(b)に示すように、第1の基
板11のエンボスピット16が形成された面にAlの蒸
着などによって反射膜12を形成する(S12)。続い
て、図4(c)に示すように、第1の基板11の反射膜
12が形成された面に、厚さ200μmの樹脂フィルム
を透明な接着剤17を用いて接着することにより透明層
13を形成する。なお、透明層13は、膜厚が制御可能
であれば、スピンコート等により形成することもでき
る。続いて、図5(a)に示すように、透明層13が形
成された第1の基板11と約200μmの間隔を空け
て、第2の基板15を配置する(S14)。そして最後
に、図5(b)に示すように、透明層13と第2の基板
15との隙間に、記録材料を充填して記録層14を形成
する(S15)。
【0046】図6および図7は、記録材料の具体的な充
填方法を説明するための図である。図6(a),(b)
に示すように、透明層13が形成された円形の第1の基
板11と円形の第2の基板15との間は、その外周部お
よび内周部に挿入されたスペーサ17によって所定の隙
間18を確保する。外周部のスペーサ17の一部は開口
部19となっており、この開口部19を介して隙間18
と外部とが連通している。
【0047】このように形成されたディスク1´を真空
チャンバ21内に収容する。真空チャンバ21内には、
更に記録材料である液体感光剤22を満たした容器23
が配置される。この状態で真空ポンプを駆動して真空チ
ャンバ21内を減圧する。この場合、第1の基板11と
第2の基板15に挟まれた隙間18も開口部19を介し
て外部と同圧となるので、圧力による反り等は発生しな
い。
【0048】真空チャンバ21内を所定圧まで減圧した
ら、ディスク1´の開口部19を液体感光剤22の液面
よりも少し沈める。そして、真空チャンバ21内の圧力
を常圧に戻す。この場合、ディスク1´の隙間18は、
減圧されたままなので、液体感光剤22は隙間18に吸
い上げられる。隙間18に液体感光剤22が行き渡った
ら、ディクス1´を真空チャンバ21内から取り出し、
接液部に付着している感光剤を拭き取る。ここで、開口
部19と反対側に小さい気泡が残る可能性がある。その
場合には、開口部19を上にして、暫く放置する。これ
により気泡が開口部19を介して外部に放射される。最
後に、開口部19のみに強い紫外線を照射し、感光剤を
硬化させて開口部19を防ぐ。
【0049】図8は、第2の実施形態に係る光ディスク
記録媒体1の製造工程を示すフローチャート、図9は、
同実施形態における光ディスク記録媒体1の製造工程に
沿った部分拡大断面図である。先ず、図9(a)に示す
ように、200μmの樹脂フィルム31の下面にエンボ
スピット32を形成する(S21)。例えば、樹脂フィ
ルム31の下面にUV硬化樹脂33を塗布し、スタンパ
34を押し当てて、エンボスピット32を形成する。続
いて、図9(b)に示すように、透明フィルム31のエ
ンボスピット32を形成した面に、反射膜12をAl蒸
着などにより形成する(S22)。そして、エンボスピ
ット16が形成された樹脂フィルム31を、接着剤35
を介して第1の基板11上に接着する(S23)。以後
の工程は、先の実施形態と同様であるため、詳しい説明
は割愛する。
【0050】図10は、第3の実施形態に係る光ディス
ク記録媒体1の製造工程を示すフローチャート、図11
および図12は、同実施形態における光ディスク記録媒
体1の製造工程に沿った部分拡大断面図である。先ず、
第1の実施形態と同様の方法で、第1の基板11上にエ
ンボスピット16を形成する(S31)。次に、第1の
実施形態と同様の方法で、第1の基板11のエンボスピ
ット16が形成された面にAlの蒸着などによって反射
膜12を形成する(S32)。
【0051】次に、50〜430μmの透明層13と第
2の基板15との間に記録層14が形成された三層構造
体を作成する(S33)。この三層構造体は、例えば次
のように作成することができる。すなわち、図11
(a)に示すように、上下に対向するホルダ41,42
のうち、下側ホルダ41の上に、50〜430μm、好
ましくは200μmの透明層13を形成する円板状で中
心孔43aを有するガラス等からなる透明板43を配置
し、エアーの吸引力によって透明板43を保持する。ま
た、上側ホルダ42の下面に厚さ500μm程度の円板
状で中心孔15aを有する第2の基板15を配置し、第
2の基板15をエアーの吸引力によって保持する。透明
板43の内周部と外周部には、約200μmの厚みを有
するスペーサ44を装着しておく。記録層14を形成す
る液体状の記録材料45を透明板43の所定の半径位置
にリング状に塗布し、上側ホルダ42に保持された第2
の基板15を透明板43に押し付けて、記録材料45を
第2の基板15と透明板43の間の200μmの隙間に
記録材料45を薄く伸ばして充填する。このようにして
三層構造体46が形成される。
【0052】次に、図12に示すように、エンボスピッ
ト16および反射膜12が形成された第1の基板11
を、反射膜12を上にして回転テーブル51の上に中心
位置決めして装着し、反射膜12側の最内周部と最外周
部とに両面接着テープ47を貼り付け、反射膜12側の
最内周部に、例えばエポキシ系接着剤や嫌気性瞬間接着
剤等の液体状の接着剤48をリング状に塗布する。次
に、接着剤48が塗布された第1の基板11の上に、上
側ホルダ51に保持されていた三層構造体46を透明層
13が下になるように乗せ、回転テーブル51を回転さ
せると、接着剤48は遠心力により外側に流れて行き、
反射膜12の全面に広がる。そして、接着剤48が固化
することにより、反射膜12が形成された第1の基板1
1と三層構造体46とが張り合わされる。
【0053】なお、以上の各実施形態では、透明層13を
200μmとしたが、50〜430μmの間で任意の厚
さとすることができる。また、第1の基板11や樹脂フ
ィルム31の表面に反射膜12を形成する場合、製造過
程で反射膜12の表面が腐食したり反射膜12の表面に
傷などが付かないように、反射膜12の表面に保護膜を
形成するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録層と反射膜との間の透明層の厚みを適切な値に設定
したので、高い再生効率が得られ、且つ高い記録密度で
の記録が可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態に係る光ディスク記録
媒体を説明するための図である。
【図2】 同光ディスク記録媒体の拡大した部分断面図
である。
【図3】 同光ディスク記録媒体の製造方法を示すフロ
ーチャートである。
【図4】 同光ディスク記録媒体の製造工程に沿った拡
大部分断面図である。
【図5】 同光ディスク記録媒体の製造工程に沿った拡
大部分断面図である。
【図6】 同光ディスク記録媒体の記録材料の充填工程
を説明するための図である。
【図7】 同光ディスク記録媒体の記録材料の充填工程
を説明するための図である。
【図8】 同光ディスク記録媒体の製造方法を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 同光ディスク記録媒体の製造工程に沿った拡
大部分断面図である。
【図10】 本発明の第3の実施形態に係る光ディス記
録媒体の製造方法を示すフローチャートである。
【図11】 同光ディスク記録媒体の製造工程に沿った
拡大部分断面図である。
【図12】 同光ディスク記録媒体の製造工程に沿った
拡大部分断面図である。
【図13】 従来の光ディスク記録媒体の拡大部分断面
図である。
【図14】 光ディスク記録媒体に書き込む二次元デー
タを生成する空間光変調器を示す図である。
【図15】 1つのドットによって形成される回折パタ
ーンを示す図である。
【図16】 光ディスク記録媒体への記録時の媒体とレ
ンズとの間の関係を示す図である。
【符号の説明】
1…光ディスク記録媒体、11…第1の基板、12…反
射膜、13…透明層、14…記録層、15…第2の基
板、16…エンボスピット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀米 秀嘉 神奈川県横浜市港北区新横浜2−5−1 日総第13ビル7階 株式会社オプトウェア 内 (72)発明者 木下 昌治 神奈川県横浜市港北区新横浜2−5−1 日総第13ビル7階 株式会社オプトウェア 内 (72)発明者 田中 善喜 茨城県真壁郡明野町宮後2193 メモリーテ ック株式会社内 (72)発明者 高谷 佳弘 茨城県真壁郡明野町宮後2193 メモリーテ ック株式会社内 Fターム(参考) 2K008 AA04 DD01 EE04 5D029 NA01 5D090 AA01 BB12 CC12 CC14 DD02 FF14 KK12 KK14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に物理的なプリフォーマットが
    施された第1の基板と、 この第1の基板のプリフォーマットが施された面上に形
    成された反射膜と、 前記反射膜の上に形成された厚さが50μm〜430μ
    mの透明層と、 この透明層との間に所定の間隔を空けて配置された透明
    体からなる第2の基板と、 前記透明層と前記第2の基板との間に充填されたホログ
    ラム記録用の記録層とを備えたことを特徴とする光ディ
    スク記録媒体。
  2. 【請求項2】 一方の面に物理的なプリフォーマットが
    施された厚さが50μm〜430μmの透明フィルム
    と、 この透明フィルムのプリフォーマットが施された面上に
    形成された反射膜と、 前記反射膜を介して前記透明フィルムを保持する第1の
    基板と、 前記透明フィルムとの間に所定の間隔を空けて配置され
    た透明体からなる第2の基板と、 前記透明層と前記第2の基板との間に充填されたホログ
    ラム記録用の記録層とを備えたことを特徴とする光ディ
    スク記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記透明層の厚さは、約200μmであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の光ディスク
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の基板の厚さは、
    0.5mm以上であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項記載の光ディスク記録媒体。
  5. 【請求項5】 第1の基板の一方の面上にエンボスピッ
    トを形成する工程と、 前記第1の基板のエンボスピットが形成された面に反射
    膜を形成する工程と、 前記第1の基板の前記反射膜が形成された面上に厚さ5
    0μm〜430μmの透明層を形成する工程と、 前記透明層が内側に配置されるように、前記第1の基板
    と所定の間隔を空けて透明な第2の基板を配置する工程
    と、 前記第1の基板と前記第2の基板との間にホログラム記
    録用の記録材料を充填して記録層を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする光ディスク記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記透明層を形成する工程は、透明フィ
    ルムを前記第1の基板の前記反射膜が形成された面上に
    接着する工程であることを特徴とする請求項5記載の光
    ディスク記録媒体の製造方法。
  7. 【請求項7】 50μm〜430μmの透明フィルムの
    一方の面上にエンボスピットを形成する工程と、 前記透明フィルムのエンボスピットを形成した面に反射
    膜を形成する工程と、 前記透明フィルムを前記反射膜を介して第1の基板に接
    着する工程と、 前記透明フィルムが内側に配置されるように、前記第1
    の基板と所定の間隔を空けて透明な第2の基板を配置す
    る工程と、 前記第1の基板と前記第2の基板との間にホログラム記
    録用の記録材料を充填して記録層を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする光ディスク記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記記録材料を充填する工程は、前記第
    1および第2の基板の間の空間を減圧して前記記録材料
    を充填する工程であることを特徴とする請求項5または
    7記載の光ディスク記録媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1の基板の一方の面上にエンボスピ
    ットを形成する工程と、 前記第1の基板のエンボスピットが形成された面に反射
    膜を形成する工程と、 厚さ50μm〜430μmの透明板をホルダの上面に固
    定してその上に液体状の記録材料を塗布し、その上から
    透明な第2の基板を押し付けて前記透明板と第2の基板
    との間に前記記録材料からなる記録層を形成してなる三
    層構造体を形成する工程と、 前記反射膜が形成された第1の基板と前記三層構造体と
    を前記反射膜および透明板を内側にして張り合わせる工
    程とを備えたことを特徴とする光ディスク記録媒体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記反射膜を形成する工程で形成され
    た反射膜の上に、保護膜を形成する工程を更に含むこと
    を特徴する請求項5,7または9記載の光ディスク記録
    媒体の製造方法。
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