JP2003330244A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2003330244A JP2002140431A JP2002140431A JP2003330244A JP 2003330244 A JP2003330244 A JP 2003330244A JP 2002140431 A JP2002140431 A JP 2002140431A JP 2002140431 A JP2002140431 A JP 2002140431A JP 2003330244 A JP2003330244 A JP 2003330244A
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賢二 泉宮
Tadayuki Ueda
忠行 植田
Takaharu Okutomi
隆治 奥富
Tomohito Ogata
智史 小片
Shinobu Kishi
岸  忍
Toshihiro Motoi
俊博 本井
Yumiko Azuma
由美子 東
Hiroyuki Maruyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像転写系において、わざわざ傷を避けてカ
ラーレジストを作成することなく、画像転写系に傷が複
数発生した場合であっても、各色共に傷の影響を含まな
い位置データを抽出できるようにする。 【解決手段】 色重ね合わせ用の複数のレジストマーク
の位置検出に基づいて中間転写ベルト6又は/及び画像
形成ユニット10Y,10M,10C,10Kを制御す
る制御装置15を備え、この制御装置15は中間転写ベ
ルト6に形成されたレジストマークに関して任意に設定
された基準値に対する各々のレジストマークの形成位置
を示す位置データDPを取得し、この各色毎のレジスト
マークの位置データDPを単位基準範囲毎に分割し、こ
こで分割された位置データDPに関して基準値を揃える
ための演算処理をし、ここで演算処理された基準値に対
する複数の位置データDPが重複する部分をその色のレ
ジストマークの位置データDPとして抽出するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はタンデム型のカラ
ープリンタや複写機、これらの複合機等に適用して好適
な画像形成装置及び画像作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、タンデム型のカラープリンタや複
写機、これらの複合機等が使用される場合が多くなって
きた。これらのカラー画像形成装置ではイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)色用
の各々の露光手段、現像装置、感光体ドラムと、中間転
写ベルト及び定着装置とを備えている。
【0003】例えば、Y色用の露光手段では任意の画像
情報に基づいて感光体ドラムに静電潜像を描くようにな
される。現像装置では感光体ドラムに描かれた静電潜像
にY色用のトナーを付着してカラートナー像を形成す
る。感光体ドラムはトナー像を中間転写ベルトに転写す
る。他のM、C、K色についても同様の処理がなされ
る。中間転写ベルトに転写されたカラートナー像は用紙
に転写された後に定着装置によって定着される。
【0004】ところで、この種のカラー画像形成装置に
よれば、中間転写ベルトに色ずれ無くカラートナー像を
形成しなければならない。色ずれ無く重ね合わされたカ
ラートナー像を用紙に転写するためである。
【0005】図15は従来例に係るカラーレジスト検知
例を示す図である。図15において、中間転写ベルト
(ベルトユニット又は紙搬送ベルトとも呼ばれる)6に
は任意の画像情報に基づく色画像を形成する前に定期又
は不定期に「カラーレジスト検知」と呼ばれる処理がな
される。この検知処理では反射型のフォトセンサ(以下
でレジストセンサともいう)12Aや12Bなどを用い
て中間転写ベルト6上の「フ」字状のカラーレジストマ
ーク(以下で単にカラーレジストRCともいう)が検出
される。
【0006】このとき、フォトセンサ12A等から出射
した光は中間転写ベルト6上のカラーレジストRCによ
って遮光される。この処理では中間転写ベルト6から反
射してくる光を検出することによりカラーレジストRC
のマーク位置(エッジ又は重心)を検出するようになさ
れる。エッジ検出データはRAM等に記録され、その
後、その記録を基にしてY、M、C、K色の各色ずれ量
を算出し、この色ずれ量を無くすようにトナー像を重ね
合わせるような各色毎に露光手段が調整される。
【0007】図16はレジストセンサ12A等による傷
に係る信号例を示す波形図である。図16において、横
軸は時間tであり、縦軸はレジストセンサ12A等によ
る位置検出信号S2の信号レベルである。図16に示す
実線はカラーレジスト形成前の中間転写ベルト6の色画
像形成面の状態を表す波形である。Lbは位置検出信号
S2のベース補正レベルである。Lthは閾値である。
【0008】この波形は中間転写ベルト6を一周回して
レジストセンサ12A等により、色画像形成面を検出す
ることにより得られる。このカラーレジスト検知処理を
妨げる要因の有無は閾値Lthを下回る信号レベルが存
在するか否かによって判断される。図16に示す信号例
によれば、閾値Lthに至る位置検出信号S2が検出さ
れており、中間転写ベルト6にカラーレジスト検知処理
の妨げの要因となるこすれ傷等が有る場合である。傷は
画像形成装置動作中に停電して中間転写ベルト6が急停
止した場合や、メンテナンス時の中間転写ベルト6の出
し入れの際に生ずることがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来方式の
タンデム型のカラー画像形成装置によれば、以下のよう
な問題がある。 カラーレジスト検知処理において、中間転写ベルト
(以下で画像転写系ともいう)の経時的な変化によっ
て、そのベルトに傷(耐久傷)が増えてくると、ベルト
傷等にセンサが反応してしまい、カラーレジストのマー
クエッジを正確に検出できない場合が多くなってくる。
このような場合はわざわざベルト傷等を避けてカラーレ
ジストを作成しなくてはならない。
【0010】 因みに、ベルト傷を含んだ位置検出デ
ータから傷データを除去する方法としてレジストマーク
を作成し、その後、基準タイミング立ち上げ時から各マ
ークラインエッジまでの経過時間を記憶し、この処理を
複数回繰り返し、全てのレジストマーク検知を試行した
上でレジストマーク(以下で印画像ともいう)が重なる
箇所のみを抽出する方法が考えられている。しかしなが
ら、この方法は突発的に現れるベルト傷等を除去するた
めに、毎回、上記処理を複数回繰り返さなければなら
ず、1回の色ずれ量の算出に多大が時間を要してしま
う。
【0011】そこで、この発明は上述した課題を解決し
たものであって、画像転写系の使用環境が経時的に変化
した場合であっても、わざわざベルト傷等を避けて印画
像を作成することなく、画像転写系に傷が複数発生した
場合であっても、各色共に傷の影響を含まない位置デー
タを抽出できるようにした画像形成装置及び画像作成方
法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像形成装置は任意の画像情報に基づ
いて色を重ね合わせ色画像を形成する装置であって、画
像転写手段と、この画像転写手段に各色毎に色重ね合わ
せ用の複数の印画像を形成する画像形成ユニットと、こ
の画像形成ユニットによって形成された印画像の位置を
検出する検出手段と、この検出手段の出力に基づいて画
像転写手段又は/及び画像形成ユニットを制御する制御
装置とを備え、画像転写手段で1つの印画像を形成する
領域を単位基準範囲としたとき、制御装置は画像転写手
段に形成された色重ね合わせ用の印画像に関して任意に
設定された基準値に対する各々の印画像の形成位置を示
す位置データを取得し、各色毎の印画像の位置データを
単位基準範囲毎に分割し、ここで分割された単位基準範
囲毎の位置データに関して基準値を揃えるための演算処
理をし、ここで演算処理された基準値に対する複数の位
置データが重複する部分をその色の色重ね合わせ用の印
画像の位置データとして抽出し、ここで抽出された位置
データに基づいて各色間における位置ずれ量を算出する
ことを特徴とするものである。
【0013】本発明に係る画像形成装置によれば、任意
の画像情報に基づいて色を重ね合わせ色画像を形成する
場合に、画像転写手段には画像形成ユニットによって各
色毎に色重ね合わせ用の複数の印画像が形成される。検
出手段では画像転写手段に形成された印画像の位置が検
出される。制御装置では検出手段の出力に基づいて画像
転写手段又は/及び画像形成ユニットを制御するように
なされる。
【0014】これを前提にして、制御装置では、画像転
写手段に形成された色重ね合わせ用の印画像に関して任
意に設定された基準値に対する各々の印画像の形成位置
を示す位置データを取得し、この各色毎の印画像の位置
データを単位基準範囲毎に分割し、ここで分割された単
位基準範囲毎の位置データに関して基準値を揃えるため
の演算処理をし、ここで演算処理された基準値に対する
複数の位置データが重複する部分をその色の色重ね合わ
せ用の印画像の位置データとして抽出し、ここで抽出さ
れた位置データに基づいて各色間における位置ずれ量を
算出するようになされる。
【0015】従って、基準値に対する位置データが重な
らない部分は傷に関する位置データとして除去すること
ができる。これにより、画像転写手段の経時使用によっ
て傷を含んだ位置データが取得された場合も、各色共に
傷の影響を含まない位置データを抽出することができ
る。このことで、わざわざ傷を避けて印画像を作成する
必要がなく、また、画像転写手段に傷が複数発生した場
合であっても、各色共に傷の影響を含まない位置データ
を抽出することができる。これにより、傷等による雑音
信号が重畳されない高信頼度の位置データに基づいて色
画像の形成位置を精度良く調整することができる。
【0016】更にまた、画像転写手段に作成された複数
の印画像の位置データに対して、傷の除去処理を1回で
実行するために複数回の印画像作成シーケンスを実行す
る必要がなく、従来方式に比べて位置ずれ量の算出時間
を短縮することができる。
【0017】本発明に係る画像形成方法は任意の画像情
報に基づいて色を重ね合わせ色画像を形成する方法であ
って、1つの印画像を形成する領域を単位基準範囲とし
て各色毎に色重ね合わせ用の複数の印画像を画像転写系
に形成すると共に、画像転写系に形成された色重ね合わ
せ用の印画像に関して予め基準値を設定し、画像転写系
に形成された色重ね合わせ用の印画像に関して基準値に
対する各々の印画像の形成位置を示す位置データを取得
し、ここで取得された各色毎の印画像の位置データを単
位基準範囲毎に分割し、ここで分割された単位基準範囲
毎の位置データに関して基準値を揃えるための演算処理
をし、ここで演算処理された基準値に対する複数の位置
データが重複する部分をその色の色重ね合わせ用の印画
像の位置データとして抽出し、ここで抽出された位置デ
ータに基づいて各色間における位置ずれ量を算出するこ
とを特徴とするものである。
【0018】本発明に係る画像形成方法によれば、任意
の画像情報に基づいて色を重ね合わせ色画像を形成する
際に、基準値に対する位置データが重ならない部分は傷
に関する位置データとして除去することができる。従っ
て、画像転写系の経時使用によって傷を含んだ位置デー
タが取得された場合も、各色共に傷の影響を含まない位
置データを抽出することができる。
【0019】このことで、わざわざ傷を避けて印画像を
作成する必要がなく、また、画像転写系に傷が複数発生
した場合であっても、各色共に傷の影響を含まない位置
データを抽出することができる。これにより、傷等によ
る雑音信号が重畳されない高信頼度の位置データに基づ
いて色画像の形成位置を精度良く調整することができ
る。
【0020】更にまた、画像転写系に作成された複数の
印画像の位置データに対して、傷の除去処理を1回で実
行するために複数回の印画像作成シーケンスを実行する
必要がなく、従来方式に比べて位置ずれ量の算出時間を
短縮することができる。これにより、画像転写系に正確
に色を重ね合わせることができるので、所望の転写紙に
色画像を精度良く転写することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施形態に係る画像形成装置及び画像作成方法に
ついて説明をする。図1は、本発明の実施形態としての
カラー画像形成装置100の構成例を示す概念図であ
る。この実施形態では、任意の画像情報に基づいて色を
重ね合わせ色画像を形成する場合に、色重ね合わせ用の
複数の印画像の位置を検出に基づいて画像転写手段又は
/及び画像形成ユニットを制御する制御装置を備え、画
像転写手段に形成された色重ね合わせ用の印画像に関し
て任意に設定された基準値に対する各々の印画像の形成
位置を示す位置データを取得し、この各色毎の印画像の
位置データを単位基準範囲毎に分割し、ここで分割され
た単位基準範囲毎の位置データに関して基準値を揃える
ための演算処理をし、ここで演算処理された基準値に対
する複数の位置データが重複する部分をその色の色重ね
合わせ用の印画像の位置データとして抽出し、ここで抽
出された位置データに基づいて各色間における位置ずれ
量を算出する。
【0022】これによって、基準値に対する位置データ
が重ならない部分は傷に関する位置データとして除去で
きるようにする。これと共に、画像転写手段の経時使用
によって傷を含んだ位置データが取得された場合も、各
色共に傷の影響を含まない位置データを抽出できるよう
にしたものである。
【0023】図1に示すカラー画像形成装置100は画
像形成装置の一例を構成するものでであり、任意の画像
情報に基づいて色を重ね合わせ、画像転写系に色画像を
形成する装置である。図1において、カラー画像形成装
置100は、画像形成装置本体101と画像読取装置1
02とから構成される。画像形成装置本体101の上部
には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置
202から成る画像読取装置102が設置されている。
自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿d
は搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置20
2の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光
され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
【0024】ラインイメージセンサCCDにより光電変
換されたアナログ信号は、図示しない画像処理部におい
て、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正及
び画像圧縮処理等がなされ、画像情報となる。その後、
画像情報は画像形成ユニットの一例となる画像書き込み
部(露光手段)3Y、3M、3C、3Kへ送られる。
【0025】自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬
送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原
稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を連続
して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積するようになされ
る(電子RDH機能)。この電子RDH機能は、複写機
能により多数枚の原稿内容を複写する場合、或いはファ
クシミリ機能により多数枚の原稿dを送信する場合等に
便利に使用される。
【0026】画像形成装置本体101は、タンデム型カ
ラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形
成ユニット(画像形成系)10Y、10M、10C、1
0Kと、画像転写手段(画像転写系)の一例を成す中間
転写体としての無終端状の中間転写ベルト6と、再給紙
機構(Automatic Document Unite;ADU機構)
を含む給紙搬送手段と、トナー像を定着するための定着
装置17とを有している。画像形成ユニット10Y、1
0M、10C、10Kでは印画像の一例となる色重ね合
わせ用の複数のカラーレジスト(パターン)を各色毎に
中間転写ベルト6に形成するようになされる。
【0027】イエロー(Y)色の画像を形成する画像形
成ユニット10Yは、像形成体としての感光体ドラム1
Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配置されたY色用の帯
電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及び像形成体
用のクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ(M)色
の画像を形成する画像形成ユニット10Mは、像形成体
としての感光体ドラム1Mと、M色用の帯電手段2M、
露光手段3M、現像装置4M及び像形成体用のクリーニ
ング手段8Mを有する。
【0028】シアン(C)色の画像を形成する画像形成
ユニット10Cは、像形成体としての感光体ドラム1C
と、C色用の帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4
C及び像形成体用のクリーニング手段8Cを有する。黒
(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kは、
像形成体としての感光体ドラム1Kと、K色用の帯電手
段2K、露光手段3K、現像装置4K及び像形成体用の
クリーニング手段8Kを有する。
【0029】帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2
Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光手段3C及び帯
電手段2Kと露光手段3Kとは、潜像形成手段を構成す
る。現像装置4Y、4M、4C、4Kによる現像は、使
用するトナー極性と同極性(本実施形態においては負極
性)の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印
加される反転現像にて行われる。中間転写ベルト6は、
複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されてい
る。
【0030】画像形成プロセスの概要について以下に説
明する。画像形成ユニット10Y、10M、10C及び
10Kより形成された各色の画像は、使用するトナーと
反対極性(本実施形態においては正極性)の1次転写転
写バイアス(不図示)が印加される1次転写ローラ7
Y、7M、7C及び7Kにより、回動する中間転写ベル
ト6上に逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラ
ー画像(色画像:カラートナー像)が形成される。カラ
ー画像は中間転写ベルト6から用紙Pへ転写される。
【0031】給紙カセット20A、20B、20C内に
収容された用紙Pは、給紙カセット20A、20B、2
0Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給
紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、2
2C、22D、レジストローラ23等を経て、2次転写
ローラ7Aに搬送され、用紙P上の一方の面(表面)に
カラー画像が一括して転写される(2次転写)。
【0032】カラー画像が転写された用紙Pは、定着装
置17により定着処理され、排紙ローラ24に挟持され
て機外の排紙トレイ25上に載置される。転写後の感光
体ドラム1Y、1M、1C、1Kの周面上に残った転写
残トナーは、像形成体クリーニング手段8Y、8M、8
C、8Kによりクリーニングされ次の画像形成サイクル
に入る。
【0033】両面画像形成時には、一方の面(表面)に
画像形成され、定着装置17から排出された用紙Pは、
分岐手段26によりシート排紙路から分岐され、それぞ
れ給紙搬送手段を構成する、下方の循環通紙路27Aを
経て、再給紙機構(ADU機構)である反転搬送路27
Bにより表裏を反転され、再給紙搬送部27Cを通過し
て、給紙ローラ22Dにおいて合流する。
【0034】反転搬送された用紙Pは、レジストローラ
23を経て、再度2次転写ローラ7Aに搬送され、用紙
Pの他方の面(裏面)上にカラー画像(カラートナー
像)が一括転写される。カラー画像が転写された用紙P
は、定着装置17(或いは定着装置17A)により定着
処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレ
イ25上に載置される。
【0035】一方、2次転写ローラ7Aにより用紙Pに
カラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転
写ベルト6は、中間転写ベルト用のクリーニング手段8
Aにより残留トナーが除去される。これらの画像形成の
際には、用紙Pとして52.3〜63.9kg/m
2(1000枚)程度の薄紙や64.0〜81.4kg
/m2(1000枚)程度の普通紙や83.0〜13
0.0kg/m2(1000枚)程度の厚紙や150.
0kg/m2(1000枚)程度の超厚紙を用い、線速
度を80〜350mm/sec程度とし、環境条件とし
て温度が5〜35℃程度、湿度が15〜85%程度の設
定条件とすることが好ましい。用紙Pの厚み(紙厚)と
しては0.05〜0.15mm程度の厚さのものが用い
られる。
【0036】上述のクリーニング手段8Aの上流側であ
って、中間転写ベルト6の左側には、トナー像の濃度検
知用のセンサ(以下、単にトナー濃度センサ11とい
う)が設けられており、画像形成ユニット10Y、10
M、10C及び10Kより中間転写ベルト6に形成され
たトナー像(色画像)の濃度を検出し、濃度検出信号S
1を発生するようになされる。
【0037】このトナー濃度センサ11に並べて検出手
段の一例となるトナー像位置ずれ検知用のセンサ(以
下、単にレジストセンサ12という)が設けられてお
り、中間転写ベルト6に形成されたカラーレジストの位
置を検出し、位置検出信号S2を発生するようになされ
る。
【0038】画像形成装置本体101には制御装置15
が設けられ、少なくとも、レジストセンサ12の出力に
基づいて中間転写ベルト6又は/及び画像形成ユニット
10Y、10M、10C及び10Kの入出力が制御され
る。例えば、レジストセンサ12から出力される位置検
出信号S2に基づいてカラーレジスト検知処理をするよ
うになされる。この検知処理には濃度検出信号S1を制
御対象に取り入れる場合もある。
【0039】カラーレジスト検知処理とは色重ね合わせ
用のカラーレジストを中間転写ベルト6に形成し、この
中間転写ベルト6に形成されたカラーレジストの位置
(エッジ、重心等)をレジストセンサ12によって検出
することをいう。この処理はカラーレジストの位置に基
づいて色画像の形成位置を調整するためである。この例
では、中間転写ベルト6の使用環境が経時的に変化した
場合であっても、本来のカラーレジストの位置を正確に
検出できるようにすると共に、高信頼度の位置検出信号
S2に基づいて色画像の形成位置を精度良く調整できる
ようになされる。
【0040】図2はカラー画像形成装置100の画像転
写及び画像形成系の構成例を示すブロック図である。図
2に示すカラー画像形成装置100は図1に示した中間
転写ベルト6を画像転写系Iとし、画像形成ユニット1
0Y,10M,10C,10Kを画像形成系IIとして抜
き出したものである。
【0041】図2において、カラー画像形成装置100
は制御装置15を有している。制御装置15では画像転
写系Iを一定方向に移動しながらY、M、C、K色の各
々のカラーレジストCRの位置データを取得する場合で
あって、基準値(位置)を通過する各々のカラーレジス
トの通過時間を基準タイミング信号(以下でVTOP信
号ともいう)に基づいて検出し、当該検出によって得ら
れる通過時間データを位置データに換算するようになさ
れる。
【0042】この基準値に関してはハードウエア上では
例えば、レジストセンサ12A等の取付位置が基準とな
る。ソフトウエア上ではVTOP信号が立ち上がった位
置である。VTOP信号はレジストセンサ12A等の下
をカラーレジストCRが通過する前に立ち上がるように
設定される。この例で制御装置15ではVTOP信号に
基づいて経過時間の計測を開始し、各々のカラーレジス
トが基準値を通過するときの経過時間を通過時間データ
として取得する。
【0043】制御装置15にはレジストセンサ12が接
続されており、中間転写ベルト6に形成されたトナー像
(色画像)の位置を検出して位置検出信号S2を発生す
るようになされる。この制御装置15には計数回路(カ
ウンタ)54が設けられ、VTOP信号に基づいて起動
され、時間データを出力するようになされる。
【0044】また、制御装置15には記憶装置の一例と
なるRAM57が設けられる。この例で計数回路54に
よって出力される時間データは、Y、M、C、K色の各
々のカラーレジストが基準値を通過するときの通過時間
データとして記憶される。
【0045】制御内容によっては制御装置15にレジス
トセンサ12A等の他にトナー濃度センサ11が接続さ
れ、中間転写ベルト6に形成されたトナー像(色画像)
の濃度を検出して濃度検出信号S1を発生するようにな
される。
【0046】制御装置15は濃度検出信号S1や位置検
出信号S2等に基づいて中間転写ベルト6及び画像形成
ユニット10Y,10M,10C,10Kを制御するよ
うになされる。中間転写ベルト6又は画像形成ユニット
10Y,10M,10C,10Kのいずれか一方を制御
するようにしてもよい。制御装置15の負担を軽減でき
る。
【0047】制御装置15には画像形成ユニット10
Y,10M,10C,10Kが接続されており、画像形
成ユニット10Yでは任意の画像情報Dinを構成するY
色用の画像情報Dyに基づいて中間転写ベルト6にY色
のトナー画像を形成し、画像形成ユニット10MではM
色用の画像情報Dmに基づいて中間転写ベルト6にM色
のトナー画像を形成し、画像形成ユニット10CではC
色用の画像情報Dcに基づいて中間転写ベルト6にC色
のトナー画像を形成し、画像形成ユニット10KではK
色用の画像情報Dkに基づいて中間転写ベルト6にK色
のトナー画像を形成するようになされる。
【0048】この例ではY色用の画像書き込み部(露光
手段)3Yには補正手段5Yが取り付けられており、制
御装置15からのY色用の書込み位置補正信号Syに基
づいてY色画像の形成位置を調整するようになされる。
同様にしてM色用の画像書き込み部3Mには補正手段5
Mが取り付けられており、制御装置15からのM色用の
書込み位置補正信号Smに基づいてM色画像の形成位置
を調整するようになされる。
【0049】C色用の画像書き込み部3Cには補正手段
5Cが取り付けられており、制御装置15からのC色用
の書込み位置補正信号Scに基づいてY色画像の形成位
置を調整するようになされる。同様にしてK色用の画像
書き込み部3Kには補正手段5Kが取り付けられてお
り、制御装置15からのK色用の書込み位置補正信号S
kに基づいてK色画像の形成位置を調整するようになさ
れる。
【0050】図3は制御装置15の位置ずれ制御系に係
る内部構成例を示すブロック図である。図3に示す制御
装置15は発振器51、分周器52、ポリゴン駆動回路
53、計数回路54、CPU(中央演算装置)55、ラ
ッチ回路56、RAM57、ディジタル/アナログ(D
/A)変換器58、二値化用のコンパレータ59、イン
デックス遅延回路510、VV生成回路511、HV生
成回路512、スキュー補正回路513、アナログ/デ
ィジタル(A/D)変換器514及びマスク生成回路5
15等を有している。
【0051】図3において、発振器51では基準周波数
のクロック信号CKを発生するようになされる。発振器
51には分周器52が接続されており、クロック信号C
Kを分周して所定の周波数のシステムクロック信号SC
Kを生成するようになされる。
【0052】分周器52にはポリゴン駆動回路53及び
計数回路54が接続されている。ポリゴン駆動回路53
ではCPU55からの回転位相設定信号Srに基づい
て、システムクロック信号SCKからY色用のポリゴン
駆動クロック信号(以下でYポリゴンCLKという)、
M色用のポリゴン駆動クロック信号(以下でMポリゴン
CLKという)、C色用のポリゴン駆動クロック信号
(以下でCポリゴンCLKという)及びK色用のポリゴ
ン駆動クロック信号(以下でKポリゴンCLKという)
が各々の生成される。YポリゴンCLKは画像書き込み
部3Yに出力され、MポリゴンCLKは画像書き込み部
3Mに出力され、CポリゴンCLKは画像書き込み部3
Cに出力され、及び、KポリゴンCLKは画像書き込み
部3Kに出力される。
【0053】コンパレータ59の一方には図2に示した
レジストセンサ12が接続され、その他方にはD/A変
換器58が接続され、CPU55からの閾値設定データ
Dthをディジタル/アナログ変換して閾値信号Sthを発
生する。閾値信号Sthはコンパレータ59に出力され
る。コンパレータ59ではレジストセンサ12からの位
置検出信号S2が閾値(制御基準値)に基づいて二値化
される。二値化後の位置検出信号S2は通過タイミング
パルス信号SPとなる。
【0054】コンパレータ59にはマスク生成回路51
5が接続されており、カラーレジスト以外の通過タイミ
ングパルス信号SPをマスクするようになされる。マス
ク生成回路515にはラッチ回路56が接続されてお
り、カラーレジスト以外をマスクされた通過タイミング
パルス信号SPに基づいて通過時間データDTを制御す
るようになされる。
【0055】一方、計数回路54ではCPU55からの
基準タイミング信号(VTOP信号)をリセット信号と
して起動され、システムクロック信号SCKをカウント
し、そのカウント値Coutを通過時間データDTとして
出力するようになされる。通過時間データDTはラッチ
回路56へ出力される。VTOP信号はK色の書込み位
置を検出する際の基準となり、他のY、M、C色のカラ
ーレジストの書込み位置を識別する際の基準となる。通
過時間データDTはK、Y、M、C色の各々のカラーレ
ジストの書込み位置を示すものとなる。例えば、K色の
カラーレジストの書込み位置はVTOP信号が立ち上が
った時刻を基準にしてシステムクロック信号SCKをカ
ウントすることで認識される。
【0056】上述の計数回路54にはラッチ回路56が
接続されており、マスク後の通過タイミングパルス信号
SPに基づいて通過時間データDTをラッチ制御するよ
うになされる。ラッチ回路56には記憶装置の一例とな
るRAM57が接続されており、Y、M、C、K色の各
々のカラーレジストが基準値を通過するときの通過時間
データDTが記憶される。RAM57には例えば、通過
時間データが先頭エッジから順に時系列に記録される。
RAM57はデータバス16を通じてCPU55に接続
され、通過時間データDTはCPU55によって読み出
される。通過時間データDTを位置データに変換するた
めである。
【0057】上述の濃度検出センサ11はA/D変換器
514に接続され、濃度検出信号S1がアナログ/ディ
ジタル変換される。A/D変換後の濃度検出データD1
はCPU55へ出力される。
【0058】また、インデックス遅延回路(以下で横倍
補正部ともいう)510はCPU55に接続されてお
り、上位の制御システムから供給されるY,M,C,K
の各色用のINDEX(クロック)信号を遅延制御デー
タD10に基づいて遅延し可変して、Y,M,C,Kの
各色用の遅延INDEX信号(delay YINDEX、delay
MINDEX、delay CINDEX、delay KINDEX)を画像転
送系Iへ出力するようになされる。
【0059】VV生成回路(以下で副走査補正部ともい
う)511はCPU55に接続されており、垂直方向の
書込み位置補正用のVV生成制御データD11に基づい
てY,M,C,Kの各色の副走査調整用の位置補正信号
Sy(YVV)、Sm(MVV)、Sc(CVV)、S
k(KVV)を各々生成し、これらの信号Sy、Sm、
Sc、Skを画像形成系IIへ出力するようになされる。
【0060】HV生成回路(以下で主走査補正部ともい
う)512はCPU55に接続されており、水平方向の
書込み位置補正用のVH生成制御データD12に基づい
てY,M,C,Kの各色の主走査調整用の位置補正信号
YHV、MHV、CHV、KHVを各々生成し、これら
の信号YHV、MHV、CHV、KHVを画像転写系I
へ出力するようになされる。書込み位置を調整できる。
【0061】スキュー補正回路(以下でスキュー補正部
ともいう)513はCPU55に接続されており、画像
傾き補正用のスキュー補正データD13に基づいてY,
M,C,Kの各色の副走査調整用のスキュー補正信号S
13を生成し、この信号S13を画像形成系IIへ出力す
るようになされる。スキュー補正回路513には複数の
モータが接続されており、スキュー補正信号S13に基
づいてモータが制御される。
【0062】図4はY色用の画像書込み部3Y及びその
補正手段5Yの構成例を示すイメージ図である。図4に
示すY色用の画像書込み部3Yは半導体レーザ光源3
1、光学系32,33、ポリゴンミラー34、ポリゴン
モータ35及びf(θ)レンズを有している。半導体レ
ーザ光源31ではY色用の画像情報Dyに基づいてレー
ザ光が発生される。半導体レーザ光源31から出射され
たレーザ光は光学系によって所定のビーム光に整形され
る。
【0063】このビーム光はポリゴンミラー34によっ
て副走査方向に偏向される。ポリゴンミラー34は制御
装置15からのYポリゴンCLKに基づき、ポリゴンモ
ータ35によって回転される。ポリゴンミラー34によ
って偏向されるビーム光はf(θ)レンズ36によって
感光体ドラム1Yの方へ結像される。
【0064】この画像書込み部3Yには補正手段5Yが
設けられる。補正手段5Yはレンズ保持機構41、f
(θ)調整機構42及び光軸調整機構43等を有してい
る。レンズ保持機構41にはf(θ)レンズ36が取り
付けられている。レンズ保持機構41はf(θ)調整機
構42及び光軸調整機構43に対して可動自在に取り付
けられる。f(θ)調整機構42では位置補正信号Sy
(YVV)に基づいてレンズ保持機構41をX−Y方向
に移動調整するようになされる。
【0065】光軸調整機構43では位置補正信号Sy
(YVV)に基づいてレンズ保持機構41をZ方向(光
軸方向)に移動調整するようになされる。これらの機構
42,43にはアクチュエータ(圧電素子)や全ネジボ
ルトのピッチ制御等により具現化される。感光体ドラム
1Yへのビーム光の書込み位置を調整するためである。
他の画像形成ユニット10M,10C,10Kにおいて
も同様な処理がなされる。このようにすると、画像形成
ユニット10Y,10M,10C,10K間でのf
(θ)レンズ36等の光学系位置ずれを無くことができ
る。
【0066】図5はレジストセンサ12A,12Bの配
置例を示す斜視図である。図5において、レジストセン
サ12A,12Bは例えば、トナー濃度センサ11の上
流側であって、中間転写ベルト6の両端の上部に設けら
れる。図5に示す中間転写ベルト6が主走査方向で一周
する間に例えば、「フ」字状の複数のレジストマーク
(MARK)から構成されるカラーレジストCRが形成
される。カラーレジストCRは図2に示した画像形成ユ
ニット10Y,10M,10C,10Kのよって形成さ
れる。中間転写ベルト6に形成されたカラーレジストC
Rの位置はレジストセンサ12A,12Bによって検出
される。そして、制御装置15ではカラーレジストCR
の位置に基づいて色画像の書込み位置を調整する色重ね
合わせ制御を実行する。
【0067】図6AはカラーレジストCRの印画例、図
6Bはレジストセンサ12A等による位置検出信号S2
及びこれに基づく通過タイミングパルス信号SPの波形
例を示す図である。
【0068】図6Aに示すカラーレジストCRは印画像
の一例であり、中間転写ベルト6の走行方向を主走査方
向とし、この主走査方向に直交する方向を副走査方向と
したとき、主走査方向に平行な線画及び副走査方向に直
交しない斜線画を組み合わせて構成される。例えば、カ
ラーレジストCRはレジストマークMARKの1つ1つ
が「フ」字状に形成される。レジストマークMARKは
中間転写ベルト6で所定の単位基準範囲Pr内に1つ1
つ連続して形成される。
【0069】このような形状にしたのは、マーク形成位
置を検出するためである。マーク形成位置は1つのレジ
ストマークMARKのエッジがレジストセンサ12A等
の下を通過するときのタイミングをもって検知される。
この例では図5に示したレジストセンサ12A等により
検出された位置検出信号S2は図6Bに示す所定の閾値
Tthに基づいて二値化される。
【0070】この例では主走査方向に平行な線画のエ
ッジで閾値Lthをクロスする時刻に位置検出信号S2
が立ち上がり、その後、エッジでS2が立ち下がる。
続いて、副走査方向に直交しない斜線画のエッジで閾
値Lthをクロスする時刻に位置検出信号S2が立ち上
がり、その後、エッジでS2が立ち下がる。つまり、
1つの「フ」字状のレジストマーク(MARK)から2
つのパルス信号が得られる。このパルス信号が通過タイ
ミングパルス信号SPとなる。
【0071】この通過タイミングパルス信号SPは図3
に示したコンパレータ59からマスク生成回路515を
経てラッチ回路56へ出力され、色画像の位置ずれを調
整するための基準に使用される。この例ではK色の書込
み位置に対するY,M,C色の書き込み位置のずれ量が
算出される。
【0072】このカラーレジストCRの形成方法によれ
ば、中間転写ベルト6の経時的な変化によって、トナー
が載っていない部分に、ベルト傷等が生じた場合、レジ
ストセンサ12A等において、ベルト傷が雑音となって
誤検知される場合が考えられ、位置検出信号S2のS/
N比を落とす原因となる。そこで、本発明方式ではベル
ト傷による雑音信号をデータ処理によって除去するよう
になされる。
【0073】この例では、各色共に全マークの位置検出
信号S2について、単位基準期間Trを設定し、この単
位基準期間Tr内において、位置検出信号S2が「H」
レベルとなるパルス幅を求める。この際のパルス幅は位
置検出信号S2の立ち上がりエッジから立ち下がりエ
ッジまでの期間や、立ち上がりエッジから立ち下が
りエッジまでの期間である。
【0074】この「H」レベルの期間はレジストマーク
MARKiが存在する範囲(マークが形成された範囲)
を示すようになる。この「H」レベルとなる期間につい
ては全てのレジストマークMARKiについて求められ
る。その後、全てのレジストマークMARKiの単位基
準期間Tr内における時間データに換算し、マーク発生
頻度が最も高い範囲をその色のマーク検出時の位置デー
タDPとして使用する。マーク発生頻度は単位基準範囲
Pr内でヒストグラムを作成し、通過タイミング信号S
Pにおいて同じカウント値Coutが多く分布する「H」
レベルの期間を抽出するようになされる。
【0075】図7A〜Dは通過タイミングパルス信号S
Pに基づく通過時間データDTの出力例を示す波形図で
ある。この例では単位基準期間Tr内に通過タイミング
パルス信号SPによってサンプリングされる通過時間デ
ータDTは、中間転写ベルト6の単位基準範囲Pr内に
おいて、基準位置から各々のレジストマークの形成位置
を測定して得られる位置データDPに相当(依存)す
る。この時間−位置関係を位置データDPの検出に利用
するものである。
【0076】つまり、通過時間データDTに基準値を演
算して位置データDPを得る。この通過時間データDT
を単位基準範囲Pr毎に分割するために、全ての通過時
間データDTを任意の単位基準期間Tr毎に分割する。
分割後の通過時間データDTは位置データDPとするた
めに基準値を揃える必要がある。そこで以下の演算処理
をする。この演算処理では単位基準範囲Pr毎に通過時
間データDTから基準値が引き算され、その後、単位基
準範囲Prの位置データを正規化するためのわり算がな
される。比較単位を揃えるためである。
【0077】基準値が揃えられた単位基準範囲Pr毎の
位置データDPは、当該色のカラーレジストCR毎に比
較され、重複する部分の位置データDPが見出される。
重複する部分は当該色のカラーレジストCRを代表する
位置データDPとなる。
【0078】この例では図7Aに示すVTOP信号が立
ち上がると計数回路54が起動される。VTOP信号は
図3に示したCPU55から計数回路54へリセット信
号として供給される。計数回路54では図7Bに示すシ
ステムクロック信号SCKがカウントされる。
【0079】この計数回路54に接続されたラッチ回路
56では、図6Aに示したレジストマークMARKiが
レジストセンサ12A等によって検出されると、図7C
に示すレジストマークMARK1、MARK2、MAR
K3・・・に関する通過タイミングパルス信号SPの例
えば、立ち上がり「0,2,4,6,8」やその立ち下
がり「1,3,5,7」等に基づいてカウンタ値Cout
がラッチされる。
【0080】この例ではレジストマークMARK1の通
過タイミングパルス信号SPの立ち上がり「0」に対し
てカウント値Coutが「150」、同様にして「1」に
対して「180」、「2」に対して「300」、「3」
に対して「330」・・・等がラッチされ、これらのカ
ウンタ値Coutが図7Dに示すレジストマークMARK
1の通過時間データDTとなる。他のレジストマークM
ARK2,MARK3・・・についても同様にして通過
時間データDTが得られる。
【0081】従って、1つのレジストマークMARKi
の通過時間データDTは、2つの立ち上がり時間データ
と、2つの立ち下がり時間データとの合計4個のデータ
から構成するようになされる。1色のカラーレジストC
Rをi=4個のレジストマークMARK1〜4で構成す
るものと想定すると、Y、M、C、K色で合計64個の
通過時間データDTが得られる。これらの通過時間デー
タDTは図3に示したRAM57へ格納される。
【0082】この例で図3に示したCPU55ではRA
M57に記憶された通過時間データDTから基準値に対
するY、M、C、K色の各々のカラーレジストCRの形
成位置を算出するようになされる。通過時間データDT
を位置データDPに換算するためである。
【0083】図8A〜Cは第1色〜第4色(Y、M、
C、K色)のカラーレジストCRの形成位置に係る通過
時間データDTの処理例を示す図である。図8Aに示す
通過時間データDTの記録例によれば、レジストマーク
MARK1に関しては、例えば、通過タイミングパルス
信号SPの立ち上がりNo.0に対してカウント値Cou
t=「150」が通過時間データDTとして記録され、
No1に対して「180」が同様にして記録され、No
2に対して「300」が記録され、No3に対して「3
30」が記録される。
【0084】レジストマークMARK2の通過時間デー
タDTに関しては通過タイミングパルス信号SPの立ち
上がりNo.4に対してカウント値Cout=「410」
が記録され、No5に対して「440」が記録され、N
o6に対して「560」が記録され、No7に対して
「580」が記録される。他のレジストマークMARK
3〜MARK64についても、通過タイミングパルス信
号SPに基づく通過時間データDTがRAM57に格納
される。通過時間データDTは位置データDPを求める
ために使用される。
【0085】この例では位置データDPは次ように換算
される。VTOP信号によって計数回路54が起動され
てから第1のレジストマークMARK1が検出されるま
でのカウント値Coutの中から、任意の通過時間データ
DTを選択して任意の基準値を設定する。この例では任
意の基準値に関して通過時間データ「140」を選択す
る。位置データDPは、まず、各々の通過時間データD
Tから、この基準値を示す通過時間データ「140」を
差し引くことにより求めるようになされる。この演算に
よって基準位置からレジストマークMARK1の形成位
置を特定できるようになる。
【0086】図8Bに示す位置データDPの記録例によ
れば、基準値を示す通過時間データが「140」である
ことから、レジストマークMARK1に関しては、通過
時間データDT=「150」が位置データDP=「1
0」に換算され、DT=「180」が位置データDP
「40」に換算され、DT=「300」が位置データD
P=「160」に換算され、DT=「330」が位置デ
ータDP=「190」に換算され、このレジストマーク
MARK1の形成位置を示す位置データDPがRAM5
7に記録される。
【0087】レジストマークMARK2に関しては通過
時間データDT=「410」が位置データDP=「27
0」に換算され、DT=「440」が位置データDP=
「300」に換算され、DT=「560」が位置データ
DP=「420」に換算され、DT=「580」が位置
データDP=「440」に換算され、このレジストマー
クMARK2の形成位置を示す位置データDPがRAM
57に記録される。他のレジストマークMARK3〜M
ARK64についても、各々の通過時間データDTから
基準値を示す通過時間データ「140」が差し引かれ、
レジストマークMARK3〜MARK64の形成位置を
示す位置データDPが求められる。各々の位置データD
PはRAM57に格納される。
【0088】この例ではレジストマークMARK1の位
置データDPを除く他のレジストマークMARK2〜M
ARK64の位置データDPは更に次ような位置比較用
の位置データDPに換算される。基準を揃えてレジスト
マークMARK1の位置データDPと、他のレジストマ
ークMARK2〜MARK64の位置データDPとを比
較するためである。位置比較用の位置データDPは各々
のレジストマークMARKi内から傷によるデータを排
除するために求められる。
【0089】この位置比較用の位置データDPを求める
には、全てレジストマークMARKiの位置データDP
を単位基準範囲Prに分割するようになされる。単位基
準範囲Prは通過タイミングパルス信号SPの比較範囲
を正規化するためであり、例えば、単位基準範囲Prを
示す長さデータを256(「0」〜「255」)と設定
する。位置比較用の位置データDPはレジストマークM
ARK1を基準にして他のレジストマークMARK2〜
MARK64の全ての位置データDPを「256」でわ
り算をする。
【0090】このわり算処理(演算処理)は、分割され
た単位基準範囲Pr毎の位置データDPに関して基準値
を揃えるためである。このわり算結果(余り;商)をも
って位置比較用の位置データDPが取得され、このレジ
ストマークMARK1の位置データDPと、レジストマ
ークMARK2〜MARK64の位置比較用の位置デー
タDPとがRAM57に記録するようになされる。
【0091】図8Cに示す位置比較用の位置データの記
録例によれば、単位基準範囲Prを示す長さデータが
「256」であることから、レジストマークMARK2
に関しては、位置データDP=「270」を「256」
で割ると、余りが「14」となる。これが位置比較用の
位置データ「14」となる。このような演算によって各
々の色のレジストマークMARKiの位置データDPが
位置比較用の位置データDPに換算される。
【0092】従って、位置データDP=「300」は位
置比較用の位置データ「44」に換算され、位置データ
DP=「420」は位置比較用の位置データ「164」
に換算され、位置データDP=「440」は位置比較用
の位置データ「184」に換算され、これらの位置比較
用の位置データDPがレジストマークMARK1の形成
位置を示す位置データDPと共にRAM57に記録され
る。
【0093】図9Aは第1〜第4色のカラーレジストC
Rの形成例及び、Bは第1色目のカラーレジストCRに
おける単位基準範囲Prの設定例を示す概念図である。
この例では図9Aに示す第1色目(例えば、K色)のカ
ラーレジストCRの書込み位置を第1基準値とし、第2
色目(例えば、C色)のカラーレジストCRの書込み位
置を第2基準値とし、第3色目(例えば、M色)のカラ
ーレジストCRの書込み位置を第3基準値とし、第4色
目(例えば、Y色)のカラーレジストCRの書込み位置
を第4基準値とする。
【0094】第1色目のカラーレジストCRは第1基準
値と第2基準値との間に形成される。第2色目のカラー
レジストCRは第2基準値と第3基準値との間に形成さ
れる。第3色目のカラーレジストCRは第3基準値と第
4基準値との間に形成される。第4色目のカラーレジス
トCRは第4基準値以下に形成される。
【0095】図9Bは図9Aで楕円形状で取り囲んだ部
分を抽出した図である。図9Bに示す第1色目のカラー
レジストCRにおいて、1つのレジストマークMARK
iを形成する領域を単位基準範囲Prとしたとき、CP
U55では色重ね合わせ用のカラーレジストCRに関し
て基準値に対する各々のカラーレジストCRの位置デー
タDPを単位基準範囲Pr毎に取得するようになされ
る。
【0096】CPU55では例えば、第1色目のカラー
レジストCRの位置データDPに関してレジストマーク
MARK1〜MARK4の形成位置を示す4つの単位基
準範囲Prに分割する。ここで分割された単位基準範囲
Pr毎の位置データDPに関しては、図8Cで説明した
ように基準値を揃えるためにわり算処理がなされる。基
準値を揃えることで、レジストマークMARK1の位置
データDPと他のレジストマークMARK2〜MARK
4の位置データDPとを比較することができ、この比較
結果でベルト傷等によるデータを排除することができ
る。
【0097】図10はレジストマークMARKに混入し
たベルト傷9の例を示す図である。図11A〜Eは図1
0に示したベルト傷9による傷データを除去する演算例
を示す図である。図10に示す例では、第1色目のカラ
ーレジストCRの位置検出時にベルト傷9等も同時に検
出される場合である。この例でベルト傷9はレジストマ
ークMARK1に生じている。従って、第1色目のレジ
ストマークMARK1の位置データDPには図11Aに
示すような傷データが含まれてしまう。しかし、4つの
レジストマークMARK1〜MARK4の位置データD
Pは重なるが傷データは、他のレジストマークMARK
2〜MARK4に同じような傷データが生じていない限
り、これらの位置データDPは重ならない。
【0098】つまり、この例では図11A〜Dに示した
4つのレジストマークMARK1〜MARK4の位置デ
ータDPが重なる部分を図11Eに示すように、その色
の色重ね合わせ用のカラーレジストCRの位置データD
Pとして抽出するようにした。従って、4つのレジスト
マークMARK1〜MARK4の位置データDPの論理
積を採るが如く、予め演算処理された基準値に対する位
置データDPを重ね合わせると、レジストマークMAR
K1に含まれた傷データは他のレジストマークMARK
2〜MARK4の位置データDPに重ならない。これに
より、ベルト傷9等による傷データを演算処理によって
再現性良く排除できるようになる。ここで抽出された位
置データDPに基づいて各色間における位置ずれ量を算
出するようになされる。
【0099】図12はCPU55における位置ずれ補正
例を示す概念図である。図12に示す位置ずれ補正例に
よれば、従来方式と同様にしてCPU55では例えば、
K色を基準にしてC、M、Y色等の画像書込み系を調整
するようになされる。
【0100】K色の位置データDPは例えば、[T1
B,T2B]で示される。T1BはレジストマークMA
RKiの最初の立ち上がり立ち下がりエッジに係る通過
時刻を示し、T2Bはその次の立ち上がり立ち下がりエ
ッジに係る通過時刻を示している。例えば、最初の立ち
上がりエッジを示すカウント値Coutが「10」で、そ
の立ち下がりエッジを示すカウント値Coutが「30」
の場合に、T1Bは「15」となる。次の立ち上がりエ
ッジを示すカウント値Coutが「100」で、その立ち
下がりエッジを示すカウント値Coutが「120」の場
合に、T1Bは「110」となる。
【0101】Y色の位置データDPは同様にして[T1
Y,T2Y]で示される。M色の位置データDPDPは
[T1M,T2M]で示され、C色の位置データDPは
[T1C,T2C]で示される。
【0102】この例でK色の位置データDPを基準にし
て、Y色の書込み位置を調整する場合によれば、Y色の
位置データDPが[T1Y,T2Y]で正常の書込み位
置となる場合であって、図12に示すようにY色に係る
レジストマークMARK5が例えば、εだけ遅れていた
ような場合は、Y色の位置データDP’として[T1
Y’,T2Y’]が検出される。この位置ずれを補正す
るために、ε1=(T1Y’−T1Y),ε2=(T2
Y’−T2Y)が演算される。この位置ずれε1、ε2
を無くすように書き込みタイミングが調整される。
【0103】続いて、本発明に係る画像形成方法につい
てカラー画像形成装置100の動作例について説明をす
る。図13はカラー画像形成装置100の動作例を示す
フローチャートである。図14は通過時間データDTに
基づく位置データDPの取得例を示すフローチャートで
ある。
【0104】この実施形態では任意の画像情報に基づい
て色を重ね合わせ色画像を形成する場合であって、1つ
のレジストマークMARKiを形成する領域を単位基準
範囲Prとして各色毎に色重ね合わせ用の複数のカラー
レジストCRを中間転写体(画像転写系)6に形成す
る。
【0105】つまり、カラーレジスト検知法において、
C、M、Y色の順に各色毎にレジストマークMARKi
を中間転写ベルト6に複数形成する。各レジストマーク
MARKiの通過タイミング信号SPをある単位基準時
間で分割し、この単位基準時間内における通過時間デー
タDTを位置データDPに換算する。その後、位置デー
タDPに関してヒストグラムを作成し、最も発生頻度の
高い位置データをその色のカラーレジストCRの位置デ
ータDPとして抽出することで、ベルト傷9等の影響を
除去できるようにする。
【0106】これを画像形成条件にして図13に示すフ
ローチャートのステップA1でカラーレジスト検知用の
カラーレジストデータに基づいて、K,C,M,Yの各
色のカラーレジストパターンを形成する。この例では各
々の画像形成ユニット10K,10C,10M,10Y
において同時にカラーレジストパターンが形成される。
【0107】例えば、画像形成ユニット10Kでは感光
体ドラム1KにK色用のフ字状のパターンが書き込ま
れ、K色用のトナー像が現像されてK色パターンPKが
形成される。同様にして、画像形成ユニット10Cでは
感光体ドラム1CにC色用のフ字状のパターンが書き込
まれ、C色用のトナー像が現像されてC色パターンPC
が形成される。
【0108】画像形成ユニット10Mでは感光体ドラム
1MにM色用のフ字状のパターンが書き込まれ、M色用
のトナー像が現像されてM色パターンPMが形成され
る。画像形成ユニット10Yでは感光体ドラム1YにY
色用のフ字状のパターンが書き込まれ、Y色用のトナー
像が現像されてY色パターンPYが形成される。
【0109】その後、ステップA2に移行して各々の感
光体ドラム1K,1C,1M,1Yから中間転写ベルト
6へK,C,M,Yの各色のトナー像によるカラーレジ
ストCRが一斉に転写される。そして、中間転写ベルト
6に各々形成されたK,C,M,Yの各色のカラーレジ
ストCRの位置は、ステップA3でレジストセンサ12
A等により検出するようになされる。
【0110】この例では図6Bに示したように位置検出
信号S2がレジストセンサ12A等により検出され、こ
の位置検出信号S2が所定の閾値Tthに基づいて二値化
される。二値化後の位置検出信号S2が通過タイミング
パルス信号SPとなる。この信号SPは図3に示したコ
ンパレータ59からマスク生成回路515を経てラッチ
回路56へ出力され、色画像の位置ずれを調整するため
の基準に使用される。
【0111】例えば、図14のサブルーチンをコールし
てそのフローチャートのステップB1でVTOP信号
(基準タイミング信号)に基づいて計数回路(タイマ)
54を起動する。この起動は中間転写ベルト6に形成さ
れた色重ね合わせ用のカラーレジストCRに関して予め
基準値を設定し、中間転写ベルト6に形成された色重ね
合わせ用のカラーレジストCRに関して基準値に対する
各々のカラーレジストCRの形成位置を示す位置データ
DPを取得するためである。
【0112】そして、ステップB2に移行してCPU5
5ではエンドマークを検出したかが判別される。この例
でエンドマークはY色パターンPYの最後のレジストマ
ークMARK16である。このエンドマークを検出して
いない場合は、ステップB3に移行して当該色のレジス
トマークMARKiの通過タイミングパルス信号SPの
立ち上がりエッジを検出したかがチェックされる。
【0113】この通過タイミングパルス信号SPの立ち
上がりエッジを検出した場合はステップB4に移行して
通過時間データDTを記憶する。この例では図6Bに示
したようにまず、K色の通過タイミングパルス信号SP
の立ち上がりエッジで計数回路54によるカウント値
Coutがラッチされ、通過時間データDTをRAM57
に記憶(ロード)するようになされる。
【0114】そして、ステップB5に移行して当該レジ
ストマークMARKiの立ち下がりエッジを検出したか
がチェックされる。その立ち下がりエッジを検出した場
合はステップB6に移行して通過時間データDTを記憶
する。この例では図6Bに示したように通過タイミング
パルス信号SPの立ち下がりエッジで計数回路54に
よるカウント値Coutがラッチされ、通過時間データD
TをRAM57に記憶(ロード)するようになされる。
【0115】その後、ステップB2に戻る。ステップB
2でエンドマークを検出しない場合はステップB3に移
行し、上述した通過時間データDTの取得処理を繰り返
すようになされる。例えば、K色の通過タイミングパル
ス信号SPの立ち上がりエッジで計数回路54による
カウント値Coutがラッチされ、通過時間データDTを
RAM57に記憶(ロード)するようになされる。
【0116】その後、ステップB6で通過タイミングパ
ルス信号SPの立ち下がりエッジで計数回路54によ
るカウント値Coutがラッチされ、通過時間データDT
をRAM57に記憶(ロード)するようになされる。こ
れにより、K色の1つのレジストマークMARK1に関
する位置データが取得される。このように、中間転写ベ
ルト6に各々形成されたK,C,M,Yの各色のカラー
レジストCRの形成位置を全部検出し、ステップB2で
エンドマークを検出した場合はステップB7に移行す
る。
【0117】ステップB7では通過時間データDTを位
置データDPに換算する。この例ではステップB2〜B
6で取得された各色毎のカラーレジストCRの通過時間
データDTを図8Bで説明したように、任意の基準値に
関して通過時間データ「140」を選択する。位置デー
タDPは、まず、各々の通過時間データDTから、この
基準値を示す通過時間データ「140」を差し引くこと
により求めるようになされる。この演算によって基準位
置からレジストマークMARK1の形成位置を特定でき
るようになり、基準値に対する位置データDPが得られ
る。他のレジストマークMARK2〜16についても同
様に演算される。
【0118】そして、ステップB71で位置データDP
を単位基準範囲Pr毎に分割し、ステップB72に移行
して単位基準範囲Pr毎の通過時間データDTに関して
基準値を揃えるための演算をする。このとき、図8Cで
説明したようにレジストマークMARK1の位置データ
DPを除く他のレジストマークMARK2〜MARK6
4の位置データDPは位置比較用の位置データDPに換
算される。
【0119】基準を揃えてレジストマークMARK1の
位置データDPと、他のレジストマークMARK2〜M
ARK64の位置データDPとを比較するためである。
位置比較用の位置データDPは各々のレジストマークM
ARKi内から傷によるデータを排除するために使用さ
れる。
【0120】そして、ステップB8に移行して基準値に
対する位置データDPが重なる部分をその色の色重ね合
わせ用のカラーレジストの位置データDPとして抽出す
る(図11参照)。ここで抽出された位置データDPは
後の各色間における位置ずれ量を算出するために使用さ
れる。このように、中間転写ベルト6に各々形成された
K,C,M,Yの各色のカラーレジストCRの位置デー
タDPを全部取得した場合はレジスト検知処理を終了し
て、図13に示したメインルーチンのステップA3に戻
る。
【0121】更に、ステップA4に移行してカラーレジ
ストCRの位置データDPに基づいてCPU55ではY
色ずれ量の補正値を演算するようになされる。この例で
はK色の書込み位置に対するY,M,C色の書き込み位
置のずれ量εが算出される。例えば、図12に示したよ
うにK色の位置データDPを基準にして、Y色の書込み
位置を調整する場合であって、Y色に係るレジストマー
クMARK5がεだけ遅れていたような場合、Y色の位
置データDP’として[T1Y’,T2Y’]が検出さ
れる。この位置ずれを補正するために、ε1=(T1
Y’−T1Y),ε2=(T2Y’−T2Y)が演算さ
れる。
【0122】その後、ステップA5に移行してK,C,
M,Yの各色に関して色ずれ補正を実行するか否かがC
PU55によって判断される。色ずれ補正を実行するか
否かは、予め設定された制御目標値と比較することで判
断される。例えば,Y色の色ずれ量が目標値を越え、そ
の色ずれ補正を要する場合はステップA6に移行し、C
PU55によって画像書込み部3Yが制御される。
【0123】このとき、Y色用の補正手段5Yにおい
て、位置補正信号Sy(YVV)に基づいてf(θ)調
整機構42及び光軸調整機構43が駆動され、レンズ保
持機構41がX−Y方向又は/及びZ方向(光軸方向)
に移動調整するようになされる。これにより、感光体ド
ラム1Yへのビーム光の書込み位置を調整することがで
き、上述した位置ずれε1、ε2等を無くすように書き
込みタイミング調整することができる。
【0124】その後、ステップA7に移行する。ステッ
プA7では他の色についても書込み位置調整処理を行う
かが判別される。他の色、つまり、M,C色等について
も書込み位置調整処理を行う場合はステップA6に戻っ
て上述した処理を繰り返すようになされる。なお、ステ
ップA5でK,C,M,Yの各色に関して色ずれ量が目
標値以下で色ずれ補正を要しない場合は書込み位置調整
処理を終了する。
【0125】このように、本発明に係る実施形態として
のカラー画像形成装置及び画像形成方法によれば、任意
の画像情報に基づいて色を重ね合わせ色画像を形成する
場合に、各色毎のカラーレジストCRの位置データDP
を単位基準範囲Pr毎に分割し、ここで分割された単位
基準範囲Pr毎の位置データDPに関して基準値を揃え
るための演算をし、ここで演算された基準値に対する位
置データDPが重なる部分をその色の色重ね合わせ用の
カラーレジストCRの位置データDPとして抽出するよ
うになされる。
【0126】従って、基準値に対する位置データDPが
重ならない部分をベルト傷9等に関する位置データDP
として除去することができる。これにより、中間転写ベ
ルト6の経時使用によってベルト傷9等を含んだ位置デ
ータDPが取得された場合も、各色共にベルト傷9等の
影響を含まない位置データDPを抽出することができ
る。このことで、わざわざベルト傷9を避けてカラーレ
ジストCRを作成する必要がなく、また、中間転写ベル
ト6に傷が複数発生した場合であっても、各色共にベル
ト傷9の影響を含まない位置データDPを抽出すること
ができる。
【0127】これにより、ベルト傷9等による雑音信号
が重畳されない高信頼度の位置データDPに基づいて色
画像の形成位置を精度良く調整することができる。従っ
て、中間転写ベルト6に正確に色を重ね合わせることが
できるので、所望の転写紙に色画像を精度良く形成する
ことができる。
【0128】更にまた、中間転写ベルト6に作成された
複数のカラーレジストCRの位置データDPに対して、
傷の除去処理を1回で実行できるために、複数回のカラ
ーレジスト作成シーケンスを実行する必要がなく、従来
方式に比べて位置ずれ量の算出時間を短縮することがで
きる。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置によれば、任意の画像情報に基づいて色を重ね
合わせ色画像を形成する場合に、色重ね合わせ用の複数
の印画像の位置を検出に基づいて画像転写手段又は/及
び画像形成ユニットを制御する制御装置を備え、この制
御装置は画像転写手段に形成された色重ね合わせ用の印
画像に関して任意に設定された基準値に対する各々の印
画像の形成位置を示す位置データを取得し、この各色毎
の印画像の位置データを単位基準範囲毎に分割し、ここ
で分割された単位基準範囲毎の位置データに関して基準
値を揃えるための演算処理をし、ここで演算処理された
基準値に対する複数の位置データが重複する部分をその
色の色重ね合わせ用の印画像の位置データとして抽出
し、ここで抽出された位置データに基づいて各色間にお
ける位置ずれ量を算出するものである。
【0130】この構成によって、基準値に対する位置デ
ータが重ならない部分は傷に関する位置データとして除
去することができる。従って、画像転写手段の経時使用
によって傷を含んだ位置データが取得された場合も、各
色共に傷の影響を含まない位置データを抽出することが
できる。これにより、わざわざ傷を避けて印画像を作成
する必要がなく、また、画像転写手段に傷が複数発生し
た場合であっても、各色共に傷の影響を含まない位置デ
ータを抽出することができる。
【0131】更にまた、画像転写手段に作成された複数
の印画像の位置データに対して、傷の除去処理を1回で
実行するために複数回の印画像作成シーケンスを実行す
る必要がなく、従来方式に比べて位置ずれ量の算出時間
を短縮することができる。
【0132】本発明に係る画像形成方法によれば、任意
の画像情報に基づいて色を重ね合わせ色画像を形成する
際に、画像転写系に形成された色重ね合わせ用の印画像
に関して任意に設定された基準値に対する各々の印画像
の形成位置を示す位置データを取得し、この各色毎の印
画像の位置データを単位基準範囲毎に分割し、ここで分
割された単位基準範囲毎の位置データに関して基準値を
揃えるための演算処理をし、ここで演算処理された基準
値に対する複数の位置データが重複する部分をその色の
色重ね合わせ用の印画像の位置データとして抽出し、こ
こで抽出された位置データに基づいて各色間における位
置ずれ量を算出するようになされる。
【0133】この構成によって、基準値に対する位置デ
ータが重ならない部分は傷に関する位置データとして除
去することができる。従って、画像転写系の経時使用に
よって傷を含んだ位置データが取得された場合も、各色
共に傷の影響を含まない位置データを抽出することがで
きる。
【0134】更にまた、画像転写系に作成された複数の
印画像の位置データに対して、傷の除去処理を1回で実
行できるために複数回の印画像作成シーケンスを実行す
る必要がなく、従来方式に比べて位置ずれ量の算出時間
を短縮化することができる。
【0135】この発明はタンデム型のカラープリンタや
複写機、これらの複合機等に適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのカラー画像形成装置
100の構成例を示す概念図である。
【図2】カラー画像形成装置100の画像転写及び画像
形成系の構成例を示すブロック図である。
【図3】制御装置15の位置ずれ制御系に係る内部構成
例を示すブロック図である。
【図4】Y色用の画像書込み部3Y及びその補正手段5
Yの構成例を示すイメージ図である。
【図5】レジストセンサ12A,12Bの配置例を示す
斜視図である。
【図6】A及びBはカラーレジストCRの印画例及びこ
れに基づく通過タイミングパルス信号SPの波形例を示
す図である。
【図7】通過タイミングパルス信号SPに基づく通過時
間データDTの出力例を示す波形図である。
【図8】A〜Cは第1色〜第4色(Y、M、C、K色)
のカラーレジストCRの形成位置に係る通過時間データ
DT及び位置データDPの記録例を示す図である。
【図9】A及びBは第1〜第4色目のカラーレジストC
Rの形成例及び第1色目のカラーレジストCRにおける
単位基準範囲Prの設定例を示す概念図である。
【図10】レジストマークMARKに混入したベルト傷
9の例を示す図である。
【図11】A〜Eは図10に示したベルト傷9による傷
データを除去する演算例を示す図である。
【図12】CPU55による位置ずれ補正例を示す概念
図である。
【図13】カラー画像形成装置100における動作例を
示すフローチャートである。
【図14】通過時間データDTに基づく位置データDP
の取得例を示すフローチャートである。
【図15】従来例に係るカラーレジスト検知例を示す図
である。
【図16】レジストセンサ12A等による傷に係る信号
例を示す波形図である。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K 感光体ドラム 3Y,3M,3C,3K 画像書込み部 4Y,4M,4C,4K 現像装置 5Y,5M,5C,5K 補正手段 6 中間転写体(画像転写手段) 10Y,10M,10C,10K 画像形成ユニット 11 トナー濃度センサ 12,12A〜12C レジストセンサ(検出手段) 15 制御装置 100 カラー画像形成装置 101 画像形成装置本体 102 画像読取装置 201 自動原稿送り装置 202 原稿画像走査露光装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 忠行 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 奥富 隆治 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 小片 智史 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 岸 忍 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 本井 俊博 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 東 由美子 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 丸山 宏之 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA23 DA38 DE02 DE07 DE10 EC03 ED04 EE07 2H300 EB04 EB07 EB12 EC02 EC05 EF08 EG03 EH16 EH36 EJ09 EJ27 GG21 QQ13 RR38 RR45 RR50 TT03 TT04 TT06 5C074 AA02 AA10 BB17 CC22 CC26 DD15 DD16 DD24 EE04 EE06 FF15 GG14 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の画像情報に基づいて色を重ね合わ
    せ色画像を形成する装置であって、 画像転写手段と、 前記画像転写手段に各色毎に色重ね合わせ用の複数の印
    画像を形成する画像形成ユニットと、 前記画像形成ユニットによって形成された印画像の位置
    を検出する検出手段と、 前記検出手段の出力に基づいて前記画像転写手段又は/
    及び前記画像形成ユニットを制御する制御装置とを備
    え、 前記画像転写手段で1つの前記印画像を形成する領域を
    単位基準範囲としたとき、 前記制御装置は、 前記画像転写手段に形成された色重ね合わせ用の印画像
    に関して任意に設定された基準値に対する各々の前記印
    画像の形成位置を示す位置データを取得し、 前記各色毎の印画像の位置データを前記単位基準範囲毎
    に分割し、 前記単位基準範囲毎に分割された位置データに関して前
    記基準値を揃えるための演算処理をし、 演算処理された前記基準値に対する複数の位置データが
    重複する部分をその色の色重ね合わせ用の印画像の位置
    データとして抽出し、 抽出された前記位置データに基づいて各色間における位
    置ずれ量を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像転写手段を一定方向に移動しな
    がら各々の前記印画像の位置データを取得する場合であ
    って、 前記画像転写手段で基準位置を通過する各々の印画像の
    通過時間を基準タイミング信号に基づいて検出し、当該
    検出によって得られる通過時間データを位置データに換
    算する制御装置を備えることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置には、 前記基準タイミング信号に基づいて起動され時間データ
    を出力する計数回路と、 前記計数回路によって出力される時間データを通過時間
    データとして記憶する記憶装置とを備え、 前記記憶装置には各々の印画像が基準位置を通過すると
    きの時間データが記憶されることを特徴とする請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 任意の画像情報に基づいて色を重ね合わ
    せ色画像を形成する方法であって、 1つの印画像を形成する領域を単位基準範囲として各色
    毎に色重ね合わせ用の複数の印画像を画像転写系に形成
    すると共に、前記画像転写系に形成された色重ね合わせ
    用の印画像に関して予め基準値を設定し、 前記画像転写系に形成された色重ね合わせ用の印画像に
    関して前記基準値に対する各々の前記印画像の形成位置
    を示す位置データを取得し、 取得された前記各色毎の印画像の位置データを前記単位
    基準範囲毎に分割し、 分割された前記単位基準範囲毎の位置データに関して前
    記基準値を揃えるための演算をし、 前記基準値を揃えられた複数の位置データが重複する部
    分をその色の色重ね合わせ用の印画像の位置データとし
    て抽出し、 抽出された前記位置データに基づいて各色間における位
    置ずれ量を算出することを特徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記画像転写系を一定方向に移動しなが
    ら各々の前記印画像の位置データを取得する場合であっ
    て、 前記画像転写系で基準位置を通過する各々の印画像の通
    過時間を基準タイミング信号に基づいて検出し、当該検
    出によって得られる通過時間データを位置データに換算
    することを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記基準タイミング信号に基づいて経過
    時間の計測を開始し、 前記各々の印画像が基準位置を通過するときの経過時間
    を通過時間データとして取得することを特徴とする請求
    項5に記載の画像形成方法。
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