JP2003330092A - 写真プリント装置およびプリント紙ユニット - Google Patents

写真プリント装置およびプリント紙ユニット

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JP2003330092A JP2002137821A JP2002137821A JP2003330092A JP 2003330092 A JP2003330092 A JP 2003330092A JP 2002137821 A JP2002137821 A JP 2002137821A JP 2002137821 A JP2002137821 A JP 2002137821A JP 2003330092 A JP2003330092 A JP 2003330092A
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寛 船越
Tadashi Maeda
匡 前田
Koji Maekawa
浩二 前川
Naohito Shiki
尚仁 志岐
Shigeru Okuno
茂 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影手段の配置位置や撮影アングルの調整を
より自由度が高い状態で行うことが可能な写真プリント
装置を提供する。 【解決手段】 撮影ユニット5を、本体装置4とは分離
して、撮影空間における天井部から吊り下げられた状態
で配置する。天井部から撮影ユニット5を吊り下げるア
ーム部は、カメラユニット5の配置位置を上下方向に移
動させることを可能とするとともに、撮影方向を上下左
右に変更することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の写真撮影
を行うとともに、その写真を背景画像などと合成した上
でシールプリントとして出力する写真プリント装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばゲームセンターなどの娯楽
施設において、利用者の写真撮影を行うとともに、その
写真を背景画像などと合成した上でシールプリントとし
て出力する写真シール自動販売機が設置されており、人
気を博している。この写真シール自動販売機は、写真撮
影のためのカメラ、照明装置、課金装置、撮影画像に対
して落書きなどの画像編集処理を行うためのモニターな
どを備えた筐体部と、遮光シートなどによって周囲を囲
われた撮影空間とによって構成されている。
【0003】従来の写真シール自動販売機では、写真撮
影のためのカメラは筐体部に固定された状態で備え付け
られており、撮影のバリエーションとしては、カメラの
ズーム機構を利用することによって、被写体としての利
用者の全身を撮影するか、顔近傍をアップで撮影するか
を選択できる程度であった。
【0004】これに対して、カメラを筐体に対して上下
移動可能に設けるとともに、カメラの撮影方向も上下方
向で変化させることが可能な装置も市販されている。こ
のような装置によれば、例えばカメラを上の方へ配置さ
せ、被写体を見下ろすようなアングルで撮影を行った
り、カメラを下の方へ配置させ、被写体を見上げるよう
なアングルで撮影を行ったりというような撮影を行うこ
とが可能となる。すなわち、写真の構図をある程度変化
させることができるので、利用者の好みに応じた写真撮
影を行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、昨今では、デ
ジタルカメラが広く普及しており、さらには、携帯電話
機にまでデジタルカメラが内蔵されるようになってい
る。すなわち、利用者は、このようなデジタルカメラに
よって自由度の高い状態で撮影を行うことに慣れ親しん
でいる。これに対して、写真シール自動販売機において
は、上記のように、カメラを上下に移動させることが可
能な程度であり、基本的には筐体部側からの撮影に限定
されることになる。すなわち、写真シール自動販売機に
おける撮影では、撮影アングルの自由度には制限がある
ので、利用者の要求に十全に応えることができないとい
う問題がある。
【0006】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、撮影手段の配置位置や撮影
アングルの調整をより自由度が高い状態で行うことが可
能な写真プリント装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る写真プリント装置は、被写体の撮影
を行う撮影手段と、上記撮影手段によって撮影された画
像に基づいて、プリント紙に対して画像の出力を行う画
像出力手段とを備えた写真プリント装置において、上記
撮影手段を、撮影空間の上部から吊り下げた状態で支持
するアーム部を備えており、上記アーム部が、上記撮影
手段の配置位置を少なくとも上下方向に移動させること
が可能となっているとともに、上記撮影手段における撮
影方向を上下左右に変更させることが可能となっている
ことを特徴としている。
【0008】上記の構成における写真プリント装置は、
利用者の写真撮影を行い、これに基づいてプリント紙に
対して画像の出力を行うことが可能となっているもので
ある。そして、上記の構成では、撮影手段が、アーム部
によって撮影空間の上部から吊り下げられた状態で配置
されおり、上下方向に移動可能となっているとともに、
撮影方向も上下左右に変更させることが可能となってい
る。よって、撮影手段による撮影は、撮影空間内のあら
ゆる方向に対して行うことが可能となり、撮影の構図や
アングルの自由度を従来よりも格段に向上させることが
できる。例えば、撮影空間の上部から吊り下げられた状
態で撮影手段が配置されているので、例えば床面を背景
に上から見下ろすような構図で撮影を行うことも可能と
なる。
【0009】また、従来では、撮影手段は、課金装置や
ディスプレイなどが設けられた本体装置に設けられてお
り、撮影方向は本体装置の正面側に限定されていたが、
上記の構成では、本体装置とは完全に独立して撮影手段
が設けられるので、撮影方向の自由度が向上し、例えば
本体装置を背景にして撮影を行うというようなことも可
能となる。
【0010】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記アーム部の上方に、該アーム
部を中心にして放射状となる方向でかつ斜め下方向に発
光する上部照明手段が設けられている構成としてもよ
い。
【0011】上記の構成によれば、上部照明手段は、撮
影手段を吊り下げるアーム部の上方から、アーム部を中
心として放射状となる方向でかつ斜め下方向に光を照射
することになる。したがって、撮影手段による撮影方向
がどの向きに設定されても、被写体に対して、ほぼ正面
となる斜め上方向から照明光が照射されることになるの
で、被写体に対して不要な影などを生じさせないで撮影
を行うことが可能となる。
【0012】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影空間の床面が、光を発す
る発光ステージによって構成されている構成としてもよ
い。
【0013】上記の構成によれば、発光ステージによっ
て床面を発光させることが可能となるので、例えば撮影
手段による撮影の構図を、背景が床面となるような状態
で設定した場合に、背景が光った状態で撮影を行うこと
が可能となる。また、この場合に、床面が光ることによ
って、背景に不要な被写体の影が生じることを防止する
ことが可能となる。
【0014】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影手段が、被写体の撮影を
行う撮像部と、上記撮像部による撮影画面を表示するカ
メラモニタとを備えている構成としてもよい。
【0015】上記の構成によれば、撮影手段に、撮像部
およびカメラモニタが設けられているので、撮影手段上
で撮影画面の確認を行うことが可能となる。よって、利
用者は、撮影手段に設けられたカメラモニタを見ながら
撮影手段を動かして撮影の構図を設定することが可能と
なるので、撮影手段の配置位置および撮影方向の設定を
より容易に行うことが可能となる。
【0016】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影手段が、さらにシャッタ
ータイミングを指示入力するシャッターボタンを備えて
いる構成としてもよい。
【0017】上記の構成によれば、撮影手段にシャッタ
ーボタンが設けられているので、利用者は、撮影手段の
配置位置および構図を決定し、ポーズを決めた時点で、
撮影手段に設けられたシャッターボタンを押して撮影を
行うことができる。ここで、例えばシャッターボタン
が、従来の構成のように、本体装置側に設けられている
場合には、利用者がポーズを決めている位置からシャッ
ターボタンの位置まで遠くなる場合が考えられ、シャッ
ターボタンを押しに本体装置まで移動し、押した後に急
いでまたポーズを取り直さなければならないという問題
があるが、上記の構成によれば、比較的近傍にある撮影
手段からシャッター指示を行うことが可能となる。
【0018】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影手段が、さらに利用者が
使用可能なファインダーを備えている構成としてもよ
い。
【0019】上記の構成によれば、撮影手段にファイン
ダーが設けられているので、例えば利用者が複数である
場合に、ある利用者が撮影者としてファインダーをのぞ
いて他の利用者を撮影する、というような用い方を行う
ことが可能となる。
【0020】また、カメラアングルによってはカメラモ
ニタを正面から見ることができないことも考えられ、例
えばカメラモニタが液晶表示装置によって構成されてい
る場合、視角特性の影響によって撮影画面を明確に確認
できない場合も想定される。このような場合に、ファイ
ンダーを用いて撮影状態の確認を行うことが可能とな
る。
【0021】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影手段が備える撮像部が、
ズーム機能を備えているとともに、上記撮影手段に、ズ
ームを調整するズームボタンが設けられている構成とし
てもよい。
【0022】本発明に係る写真プリント装置では、上記
のように、撮影手段による撮影の自由度が高く、撮影空
間内のあらゆる箇所において撮影を行うことが可能とな
っている。したがって、撮影手段と被写体との距離は、
利用者が設定した撮影手段の配置位置および撮影方向な
どに応じて大きく変わることになる。ここで、上記の構
成によれば、撮影手段の撮像部にズーム機能が設けられ
ているので、より最適な倍率での撮影が可能となり、利
用者が満足いく構図の写真撮影を行うことが可能とな
る。
【0023】また、撮影手段にズームボタンが設けられ
ているので、利用者は、撮影手段の配置位置や撮影方向
の設定を行いながら、ズーム調整も手元で容易に行うこ
とが可能となる。
【0024】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影手段における撮像部で生
成される画像データが、ビデオ出力信号として上記カメ
ラモニタに伝送される構成としてもよい。
【0025】上記の構成によれば、カメラモニタには、
ビデオ出力信号が入力されることになる。ここで、カメ
ラモニタとして用いられるモニタ装置は、通常、ビデオ
出力信号を入力することが可能となっている製品が多い
ので、上記の構成によれば、入手しやすいモニタ装置を
カメラモニタとして適用することが可能となり、装置コ
ストを低減することができる。また、撮影手段内におい
て、撮像部からカメラモニタに映像信号を伝送する配線
を完結することができるので、例えば本体装置から映像
信号を引いてこなければならない構成と比較して、配線
の簡素化を図ることができる。
【0026】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記の構成において、上記撮影手段および上記画像出力
手段の動作を制御する制御装置と、撮影処理が行われる
際に、利用者に対して各種メッセージおよび撮影画像を
表示するための表示手段とを備えた本体装置が設けられ
ているとともに、上記撮影手段における撮像部で生成さ
れる画像データが、上記制御装置においてRGB信号に
変換され、このRGB信号が、上記表示手段および上記
カメラモニタに伝送される構成としてもよい。
【0027】上記の構成では、撮像部で生成された画像
データは、まず本体装置に設けられた制御装置に伝送さ
れる。また、本体装置には、利用者に対して各種メッセ
ージおよび撮影画像を表示するための表示手段が設けら
れている。一般的に、本体装置に設けられる制御装置
は、PCなどによって構成される場合が多く、表示手段
はPC用途のモニタである場合が多い。このような場合
には、制御装置から表示手段に伝送される映像信号は、
RGB信号である場合が多いことになる。
【0028】RGB信号は、一般的に、ビデオ出力信号
と比較して、受信側で表示される画像の画質が良好とな
る。したがって、上記の構成のように、制御装置から出
力されるRGB信号を、撮影手段に設けられたカメラモ
ニタに伝送することによって、カメラモニタにおける表
示品位を向上させることができる。
【0029】また、撮像部からは、制御装置に向けて画
像データを伝送すればよいので、撮像部からビデオ出力
信号を出力する必要のある構成と比較して、撮像部にビ
デオ出力信号に変換する回路を設ける必要がなくなる。
また、撮像部からビデオ出力信号を出力し、これをカメ
ラモニタに伝送する構成と比較して、カメラモニタにビ
デオ出力信号を復号する回路を設ける必要をなくすこと
ができる。
【0030】また、本発明に係るプリント紙ユニット
は、画像が印刷されるプリント紙と、上記プリント紙に
関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、上記本発
明に係る写真プリント装置に備えられた識別情報読み取
り手段によって、上記識別媒体に記録されている識別情
報が読み取られ、その内容が確認された上で上記プリン
ト紙に画像が出力されることを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、識別情報読み取り手
段で読みとった識別情報に基づいて、装着されたプリン
ト紙が、当該写真プリント装置において利用可能なもの
であるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタ
を動作可能とすることが可能となる。すなわち、写真プ
リント装置において指定されているプリント紙以外は使
用できないように設定することが可能となる。
【0032】また、識別情報に用紙枚数情報を含ませる
ことによって、プリント紙を使用するごとに用紙枚数を
カウントダウンすることにより、残りの用紙枚数を把握
することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少な
くなってきた際に、これを表示手段などによって警告す
るような構成としておけば、利用者の利用中に用紙切れ
を起こすというような不具合を回避することが可能とな
る。
【0033】また、識別情報に用紙種類情報を含ませる
ことによって、これらを考慮して画像データの色成分な
どを補正することにより、その用紙やインクフィルムに
的確な画像出力を行うことが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図17に基づいて説明すれば、以下のとおりで
ある。
【0035】図1(a)および図1(b)は、本実施形
態に係る写真プリント装置1の外観を示している。この
写真プリント装置1は、利用者の写真を撮影する撮影部
2と、撮影した写真に対して落書きなどの編集を利用者
に行わせる編集部3とを有しており、同図(a)は写真
プリント装置1における撮影部2側からの外観を示し、
同図(b)は編集部3側からの外観を示している。ま
た、図2(a)ないし図2(d)は、写真プリント装置
1の背面図、側面図、正面図、上面図をそれぞれ示して
いる。なお、図2(a)の背面図は、写真プリント装置
1における編集部3側からの正面図を示しており、図2
(c)の正面図は、写真プリント装置1における撮影部
2側からの正面図を示している。以下、これらの図を参
照しながら説明する。
【0036】撮影部2は、利用者が撮影処理を行う際に
用いられる領域であり、本体装置4、カメラユニット
(撮影手段)5、天井照明装置(上部照明装置)6、お
よび発光ステージ7などから構成されている。本体装置
4は、詳細は後述するが、操作の指示内容や撮影画像な
どを表示するとともに、利用者による各種指示入力を受
け付けるタッチパネルを備えたディスプレイや、課金装
置、照明装置などを備えている。また、本体装置4の内
部には、写真プリント装置1における各種動作を制御す
る制御装置が備えられている。
【0037】そして、この本体装置4の正面側に、利用
者の撮影を行うための撮影空間が設けられている。この
撮影空間の天井側には、天井照明装置6が設けられてい
るとともに、この天井照明装置6の中心部近傍から下方
に突き出した状態でカメラユニット5が設けられてい
る。カメラユニット5は、その高さを自由に移動させる
ことが可能となっているとともに、撮影方向も上下左右
自由に設定することが可能となっている。なお、この天
井照明装置6およびカメラユニット5の詳細については
後述する。
【0038】また、撮影空間の床面には発光ステージ7
が設けられている。発光ステージ7は、例えば瞬間発光
光源としてのストロボ照明装置などを内蔵しており、撮
影タイミングに合わせて床面全体が発光することが可能
となっているものである。また、この発光ステージ7
は、連続発光光源としての蛍光灯などを内蔵するもので
あってもよい。
【0039】この発光ステージ7は、単色で発光するも
のであってもよいし、利用者から指示された色で発光す
ることが可能となっていてもよい。さらに、発光ステー
ジ7の床面が複数の領域に分割されており、各領域を任
意の色で発光させることが可能となっていてもよい。
【0040】また、図示はしていないが、撮影空間の側
面側には、例えば遮光性を有するシートなどによって構
成される側壁が設けられている。この側壁によって、外
部の光が撮影空間に入射することが防止される。この側
壁の撮影空間側の面は、例えば単色で塗られていてもよ
いし、何らかの模様や絵柄が描かれていてもよい。
【0041】また、撮影空間の側面のうち、本体装置4
に対して左右となる面(以降、左側面および右側面と称
する)、および本体装置4に対して正面となる面(以
降、背面と称する)が、それぞれ異なる色、模様、絵柄
となっていてもよい。このような場合、利用者は、背景
にしたい色、模様、絵柄となっている面の側壁がバック
となるようにカメラユニット5の撮影方向を設定して撮
影することが可能となる。
【0042】なお、上記では、側壁を遮光性を有するシ
ートなどによって構成される例を示したが、これに限定
されるものではなく、例えばストロボ照明装置などを内
蔵した発光面として三方の側壁を構成してもよい。ま
た、これらの側壁における発光面が、それぞれ異なる色
で発光することが可能となっていてもよく、これらの色
が利用者から指示された色であるようにしてもよい。さ
らに、各側壁の発光面が複数の領域に分割されており、
各領域を任意の色で発光させることが可能となっていて
もよい。
【0043】さらに、上記のそれぞれの側壁に、色、模
様、絵柄の異なる複数のカーテンが設けられており、こ
れらを切り替えることが可能となっていてもよい。ま
た、このカーテンの切替が、利用者が、例えば撮影部デ
ィスプレイ10に対して指示入力することによって自動
的に行われるようになっていてもよい。
【0044】編集部3は、利用者が、撮影部2において
撮影処理を終了した後に、撮影画像に対して落書きなど
の編集処理を行う際に用いられる領域であり、デジタイ
ザユニット8などによって構成される。デジタイザユニ
ット8は、詳細は後述するが、編集画面を表示する編集
用ディスプレイおよびタッチペンなどを備えており、利
用者はタッチペンを用いて落書きなどの編集処理を行
う。また、編集部3には、編集処理を行っている利用者
の背後を覆うための編集部用カーテン9が設けられてい
る。また、デジタイザユニット8の下部には、プリント
排出口が設けられており、編集処理が施された撮影画像
データに基づいてプリントされた写真プリントがこのプ
リント排出口から排出される。
【0045】以上のような構成の写真プリント装置1に
おいて、利用者は、まず撮影部2における撮影空間に入
って撮影処理を行い、その後編集部3に移動して編集処
理を行い、出力された写真プリントを受け取る、という
流れでサービスを受けることになる。
【0046】次に、本体装置4について説明する。図3
は、本体装置4の外観の概略を示す斜視図である。同図
に示すように、本体装置4は、撮影部ディスプレイ1
0、スピーカ11、課金装置12、および本体照明装置
13L・13Rを備えた構成となっている。
【0047】撮影部ディスプレイ10は、撮影部2にお
ける処理が行われる際に、利用者に対して各種メッセー
ジや撮影画像などを表示するための表示手段である。具
体的には、この撮影部ディスプレイ10には、オープニ
ング画面の表示、課金処理指示画面の表示、撮影処理に
おける各種操作内容の表示、撮影時の撮影画面の表示な
どが行われる。
【0048】この撮影部ディスプレイ10は、例えば液
晶表示素子などのフラットパネルディスプレイやCRT
(Cathode Ray Tube)などによって構成されるとともに、
その表面にタッチパネルが設けられている。このタッチ
パネルとしては、例えば感圧式のものが用いられ、利用
者は、画面上に表示されたボタンなどを指で押すことに
よって、各種処理の選択などの指示を入力する。
【0049】なお、上記では、撮影部ディスプレイ10
にタッチパネルを設け、このタッチパネルによって利用
者からの指示が入力される構成となっているが、これに
限定されるものではなく、例えば撮影部ディスプレイ1
0の近傍にボタンやポインティングデバイスなどを設
け、これらを利用者からの入力手段として機能させる構
成としてもかまわない。
【0050】スピーカ11は、利用者に対して各種操作
上のガイダンス音声や効果音などを出力するための拡声
装置である。
【0051】課金装置12は、利用者からの課金処理を
行うためのものであり、コイン投入口、リセットボタ
ン、コイン返却口などによって構成される。コイン投入
口は、利用者がプレイ料金として所定金額のコインを投
入するための投入口である。また、コイン返却口は、釣
り銭が生じた場合や、コインが投入された後でリセット
された場合に、コインを利用者に対して返却するための
返却口である。また、図示はしていないが、コイン投入
口には課金処理部が設けられており、所定料金が投入さ
れたか否かのチェック処理や釣り銭処理などが行われ
る。また、図示はしていないが、利用者から徴収したコ
インを蓄積するコイン容器が、本体装置4の内部に設け
られている。
【0052】本体照明装置13L・13Rは、撮影時に
フラッシュとして機能するとともに、通常時の照明とし
て機能するものである。この本体照明装置13L・13
Rの内部には、例えば撮影時にフラッシュとして発光す
る、瞬間発光光源としてのストロボ照明部、および通常
時の照明として発光する蛍光灯などが備えられている。
【0053】なお、本体装置4における撮影部2側の面
は、3つの面4L・4C・4Rとに分割されており、撮
影部2側から見て左側の面4Lに本体照明装置13L、
右側の面4Rに本体照明装置13R、中央の面4Cに撮
影部ディスプレイ10、スピーカ11、課金装置12が
設けられている。また、面4Cは、撮影部2側から見て
奥まった位置に配置されるとともに、面4L・4Rは、
それぞれ法線方向が撮影空間の中央よりに向くように配
置されている。このような配置による作用・効果につい
ては後述する。
【0054】次に、天井照明装置6およびカメラユニッ
ト5の構成について説明する。図4は、天井照明装置6
およびカメラユニット5の外観の概略を示す斜視図であ
る。天井照明装置6は、略四角錐形状となっており、そ
の四角錐の底面が撮影部2における天井部に接するよう
に設けられている。そして、この四角錐における4つの
錐面に、それぞれ発光面が設けられている。すなわち、
天井照明装置6の4つの発光面によって、撮影空間内に
おける本体装置4側の空間、左側面側の空間、右側面側
の空間、および背面側の空間が、それぞれ斜め上方向か
ら照明されることになる。なお、天井照明装置6の発光
面は、撮影時にフラッシュとして発光する瞬間発光光源
としてのストロボ装置や、連続発光光源としての蛍光灯
などによって構成される。
【0055】また、天井照明装置6の四角錐形状の頂点
近傍からアーム部14が下方向に突き出すように設けら
れており、このアーム部14の下側先端部にカメラユニ
ット5が取り付けられている。すなわち、別の言い方を
すれば、天井照明装置6は、アーム部14の上部におい
て、該アーム部14を中心にして放射状となる方向でか
つ斜め下方向に発光することになる。
【0056】なお、上記では、天井照明装置6は、各錐
面に発光面が設けられた四角錐形状となっており、その
四角錐の底面が天井部に接した構成となっているが、こ
れに限定されるものではない。例えば、発光面は4つで
ある必要はなく、複数の方向に放射状に発光することが
可能であれば、どのような形態であってもよい。また、
各発光面が独立して設けられる構成であってもよいし、
天井部から各発光面が吊り下げられた形態であってもか
まわない。
【0057】アーム部14は、複数の継ぎ手部および間
接部が設けられており、これらの継ぎ手部および間接部
が動作することによって、カメラユニット5の配置位置
を変更させることが可能となっている。具体的には、ま
ず、アーム部14には、上下方向に伸縮することが可能
な継ぎ手部が設けられている。この継ぎ手部の伸縮によ
って、カメラユニット5は上下方向に移動可能となる。
また、アーム部14には、x軸方向、y軸方向、z軸方
向にそれぞれ回転可能な3つの間接部が設けられてい
る。ここで、x軸方向とは、カメラユニット5における
撮影方向とし、y軸方向とは、上記撮影方向に垂直で、
かつカメラユニット5における水平方向とし、z軸方向
とは、上記撮影方向に垂直で、かつカメラユニット5に
おける鉛直方向とする。これらの間接部によって、カメ
ラユニット5は、上下左右のあらゆる方向に撮影方向を
設定できるとともに、撮影方向に対するカメラユニット
5の回転も可能となる。
【0058】このアーム部14における継ぎ手部および
間接部は、利用者がカメラユニット5を手動で動かす力
によって動作するようになっている。すなわち、利用者
は、アーム部14の自由度の範囲内で、カメラユニット
5の位置や向きを自由に手動で動かすことが可能となっ
ている。これにより、利用者は、撮影空間内において、
あらゆる方向に対して撮影を行うことが可能となってい
る。たとえば、被写体の背景を、本体装置4側、左側面
側、右側面側、背面側のいずれの方向にすることも可能
であるし、さらに下向きに撮影することによって床面を
背景にすることも可能である。
【0059】なお、上記では、カメラユニット5を利用
者の手動によって動かす構成としているが、これに限定
されるものではなく、カメラユニット5の移動および向
きのコントローラを例えば本体装置4などに設け、利用
者はこのコントローラを操作することによってカメラユ
ニット5の位置や向きを制御するような構成としてもか
まわない。しかしながら、このようなコントローラによ
る制御を行う構成の場合、アーム部14の継ぎ手部およ
び間接部をモータ制御する必要が生じることになるの
で、機構が複雑化し、装置コストが上昇するという問題
や、カメラユニット5の位置や向きのコントロールが難
しくなり、操作性が悪くなるというような問題などが考
えられる。
【0060】また、上記では、アーム部14は、カメラ
ユニット5の配置位置を上下方向に移動させることが可
能な構成となっているが、これに限定されるものではな
く、カメラユニット5の配置位置を三次元的に移動可能
となっていてもよい。
【0061】カメラユニット5は、図4に示すように、
カメラレンズ5A、カメラモニタ5B、シャッターボタ
ン5C、ズームボタン5D、ファインダー5E、および
ハンドル5Fを備えた構成となっている。
【0062】カメラレンズ5Aは、カメラユニット5に
おけるレンズ部であり、ここから入射した光が内蔵され
た撮像素子によって受光されて光電変換され、画像デー
タが生成される。また、このカメラレンズ5Aにはズー
ム機構が備えられている。上記撮像素子としては、例え
ばCCD(Charge Coupled Device)型やCMOS(comple
mentary metal-oxide semiconductor)型の固体撮像素子
などが挙げられるが、入射した光を光電変換して画像デ
ータを生成することが可能な素子であればどのようなも
のを用いてもよい。
【0063】カメラモニタ5Bは、撮影時の撮影画面表
示に用いられるモニタである。このカメラモニタ5B
は、例えば液晶表示素子などのフラットパネルディスプ
レイや、小型のCRT(Cathode Ray Tube)などによって
構成される。利用者は、このカメラモニタ5Bに表示さ
れる撮影画面を見ることによって、撮影アングルや構図
などを確認することができる。
【0064】シャッターボタン5Cは、利用者が撮影開
始を指示するためのボタンである。ズームボタン5D
は、利用者が撮影時のズーム状態を調整するためのボタ
ンであり、ズームアップボタンおよびズームダウンボタ
ンなどによって構成される。
【0065】ファインダー5Eは、利用者がファインダ
ーをのぞいて撮影アングルや構図などを決定したい場合
に利用されるものである。例えば利用者が複数である場
合に、ある利用者が撮影者としてファインダーをのぞい
て他の利用者を撮影する、というような利用方法が考え
られる。また、カメラアングルによってはカメラモニタ
5Bを正面から見ることができないことも考えられ、例
えばカメラモニタ5Bが液晶表示装置によって構成され
ている場合、視角特性の影響によって撮影画面を明確に
確認できない場合も想定される。このような場合に、フ
ァインダー5Eを用いて撮影状態の確認を行うことが可
能となる。なお、図4において、ファインダー5Eは実
際にはカメラユニット5の裏面側に設けられており、カ
メラユニット5のおもて面側に見えているのはファイン
ダー5E用のビューレンズとなる。
【0066】また、カメラユニット5の両側面にはハン
ドル5F・5Fが設けられており、利用者はこのハンド
ル5Fを用いてカメラユニット5の移動やアングルの調
整などを行うことになる。
【0067】次に、編集部3に設けられるデジタイザユ
ニット8の構成について説明する。図5は、デジタイザ
ユニット8の外観の概略を示す斜視図である。同図に示
すように、デジタイザユニット8は、3つのデジタイザ
15A・15B・15Cおよび3つのタッチペン16A
・16B・16Cを備えている。また、デジタイザユニ
ット8の下部には、編集処理が完了した画像データに基
づいてプリントされた写真プリントが排出されるプリン
ト排出口17が設けられている。
【0068】デジタイザ15A・15B・15Cは、落
書きなどの編集処理時に、編集対象の画像の表示や各種
編集ツールの選択表示などを行うものである。このデジ
タイザ15A・15B・15Cは、例えば液晶表示素子
などのフラットパネルディスプレイやCRTなどによっ
て構成されるとともに、その表面にタッチパネルが設け
られている。このタッチパネルとしては、例えば静電結
合方式のタブレットなどが好適に用いられるが、電磁誘
導方式、感圧方式、レーザ方式などのタブレットを用い
てもよい。
【0069】タッチペン16A・16B・16Cは、デ
ジタイザ15A・15B・15Cのそれぞれに対応して
設けられており、デジタイザ15A・15B・15Cに
おけるタッチパネルを利用して、落書きなどの画像描画
や、表示されている各種編集ツール、操作ボタンなどの
選択を行うための入力手段である。
【0070】ここで、編集処理時において、各デジタイ
ザ15A・15B・15Cに表示される表示画面につい
て、図10を参照しながら説明する。同図に示すよう
に、表示画面上における左上隅には、編集処理を行うこ
とが可能な制限時間の残り時間が表示される。また、表
示画面上における中央には、編集対象となる画像が表示
され、この画像に対してタッチペン16A・16B・1
6Cを用いて落書きなどの編集処理が行われる。この画
像の左には、編集処理を行うためのツール類の選択領域
が表示される。ツール類としては、例えば複数の種類か
らなるペンおよびその色、消しゴム、複数の背景の模様
およびその色、複数のスタンプなどが挙げられる。
【0071】また、編集対象となる画像の右には、編集
対象となる画像を選択するための選択画像、すなわち、
上記の画像の選択処理において選択された画像が表示さ
れる。利用者は、タッチペン16A・16B・16Cに
よって選択画像をタッチすることによって、中央に編集
対象として表示される画像を切り替えることが可能とな
っている。
【0072】そして、デジタイザ15A・15B・15
Cは、デジタイザユニット8の上面に、それぞれ異なる
角度が正面となるように設けられている。詳しく説明す
ると、まず、デジタイザユニット8の背面側は本体装置
4の背面に接しており、デジタイザ15A・15B・1
5Cのそれぞれの正面となる方向が放射状となるよう
に、デジタイザ15A・15B・15Cが配置されてい
る。すなわち、例えば同時に3人の利用者が編集処理を
行う場合、各利用者はデジタイザユニット8を取り囲む
ような状態で配置されるようになる。また、上記のよう
に、デジタイザ15A・15B・15Cは、デジタイザ
ユニット8の上面に設けられているので、各利用者は、
デジタイザユニット8を取り囲んだ状態で顔を見合わせ
ながら、上記のような編集処理を行うことが可能となっ
ている。
【0073】ここで、従来の編集処理に関する構成につ
いて説明しておく。従来、例えば2つの画面で落書きな
どの編集処理を行うことが可能な構成としては、例えば
本体装置の壁面に2つのデジタイザを並んだ状態で設け
た構成のものが存在している。このような構成の場合、
2人の利用者が編集処理を行う際には、それぞれが隣り
合った状態で同じ方向を見ていることになる。よって、
編集処理を行っている最中は、互いの表情を見ることが
できず、また、相手が落書きしている内容は編集画面に
反映されるものの、落書きの動作自体を確認することが
できなかった。したがって、編集処理中の利用者同士の
コミュニケーションは比較的取りづらいものであった。
【0074】これに対して、本実施形態のようなデジタ
イザユニット8の構成によれば、利用者はデジタイザユ
ニット8を取り囲むように配置されるので、互いの表情
を確認することが容易となるとともに、デジタイザユニ
ット8の上面にデジタイザ15A・15B・15Cが並
んで配置されているので、他の人が行っている編集作業
内容も容易に確認することが可能となる。よって、編集
処理中においても、利用者間で話し合ったり、相手が行
っている落書きについてコメントしたり、というような
コミュニケーションが可能となる。すなわち、上記のよ
うな構成のデジタイザユニット8によれば、編集処理中
における娯楽性をより向上させることが可能となる。
【0075】なお、上記では、デジタイザユニット8の
上面に、3つのデジタイザ15A・15B・15Cを放
射状に配置した構成を示したが、これに限定されるもの
ではなく、複数の利用者が互いに顔を見合わせながら編
集処理を行うことが可能な形態であれば、どのような構
成であってもよい。例えば、デジタイザを2台とし、そ
れぞれが互いに反対方向が正面となるようにデジタイザ
ユニットに設けた構成としてもよい。また、デジタイザ
ユニット8の上面はフラットでなくてもよく、各デジタ
イザがそれぞれの正面方向に傾斜しているような形状で
あってもよい。また、図5に示すデジタイザユニット8
は、その上面の形状が多角形となっているが、例えば半
円形状のようになっていてもかまわない。さらに、デジ
タイザユニット8に1つの大型のデジタイザを設け、複
数の利用者が同時に多方向から、1つのデジタイザ内に
表示された複数の編集画面に対して編集処理を行うよう
な構成としてもかまわない。
【0076】次に、上記写真プリント装置1の構成につ
いて、図7に示すブロック図を参照しながら説明する。
同図に示すように、写真プリント装置1は、前記したカ
メラユニット5、撮影部ディスプレイ10、およびデジ
タイザ15に加えて、制御装置(制御手段)18、記憶
装置19、課金処理部20、照明装置21、IDタグリ
ーダ/ライタ(識別情報読み取り手段)22、およびプ
リンタ(画像出力手段)23を備えている。なお、デジ
タイザ15は、上記のデジタイザ15A・15B・15
Cに相当するものである。
【0077】制御装置18は、写真プリント装置1内に
おける上述した各種構成の動作を統括的に制御するもの
である。この制御装置18は、例えばPCベースのコン
ピュータによって構成される。そして、各種構成の動作
制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させるこ
とによって行われる。このプログラムは、例えばCD−
ROMなどのリムーバブルメディアに記録されているも
のを読み出して使用する形態であってもよいし、ハード
ディスクなどにインストールされたものを読み出して使
用する形態であってもよい。また、この制御装置18が
インターネットなどの通信ネットワークに接続された構
成とする場合、この通信ネットワークを介して上記プロ
グラムをダウンロードしてハードディスクなどにインス
トールして実行する形態なども考えられる。
【0078】記憶装置19は、上記したハードディスク
などの不揮発性の記憶装置によって構成されるものであ
る。この記憶装置19に記憶される内容としては、上記
した制御プログラム、OS(Operating System)プログラ
ム、およびその他各種プログラム、撮影カメラにおける
動作設定値、撮影した画像および編集した画像の画像デ
ータなどが挙げられる。上記の撮影カメラにおける動作
設定値としては、装置出荷時やメンテナンス時などに設
定されるホワイトバランスの値、撮影画像の明暗などを
調整する際の画像処理に関する各種パラメータ値などが
挙げられる。
【0079】課金処理部20は、利用者から徴収する課
金に関する処理を行うブロックである。課金処理部20
による課金状況に応じて、制御装置18が該当利用者に
対する動作を制御する。
【0080】照明装置21は、前記した天井照明装置
6、本体装置4に設けられた本体照明装置13L・13
R、および発光ステージ7などに相当するものであり、
撮影時にフラッシュとして機能するとともに、通常時の
照明としても機能するものである。制御装置18は、照
明装置21に対して、撮影の瞬間にフラッシュ照明を行
わせるなどの制御や、各照明装置におけるフラッシュ照
明の色の制御などを行うことになる。
【0081】IDタグリーダ/ライタ22およびプリン
タ23は、プリンタユニットを構成しており、このプリ
ンタユニットに対して、写真プリントの出力媒体となる
プリント紙32およびIDタグ(識別媒体)31がプリ
ント紙ユニットとしてセットで納入されるようになって
いる。
【0082】プリンタ23は、出力すべき画像データが
制御装置18から送られてくると、その画像データに基
づいてプリント紙32に印刷を行うものである。このプ
リンタ23としては、例えば昇華型プリンタが用いられ
る。なお、昇華型プリンタを用いる場合には、プリント
紙32およびIDタグ31に加えて、昇華型用インクフ
ィルムがセットととなって納入されることになる。
【0083】IDタグリーダ/ライタ22は、IDタグ
31に記録されている各種識別情報を読み出して制御装
置18に出力する。IDタグ31は、メモリ機能を有す
るICチップなどによって構成されるものである。上記
識別情報としては、固有ID、用紙枚数、用紙種類、お
よび、インク固有の色情報(インクフィルムがセットと
なっている場合)などが挙げられる。
【0084】制御装置18は、IDタグリーダ/ライタ
22で読みとった識別情報に基づいて、装着されたプリ
ント紙32およびインクフィルムが、当該写真プリント
装置1において利用可能なものであるかを判定し、利用
可能である場合にのみプリンタ23を動作可能とする。
すなわち、写真プリント装置1において指定されている
プリント紙32およびインクフィルム以外は使用できな
いように設定されていることになる。
【0085】また、IDタグ31に記録されている用紙
枚数情報に基づいて、プリント紙を使用するごとに用紙
枚数をカウントダウンしていくことによって、残りの用
紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用
紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などに
よって警告するような構成としておけば、利用者の利用
中に用紙切れを起こすというような不具合を回避するこ
とが可能となる。なお、用紙枚数をカウントダウンする
際には、IDタグ31に記録されている用紙枚数情報も
書き換えるようにする。これにより、用紙を使い切った
場合には、IDタグ31に記録されている用紙枚数情報
も0となり、このIDタグ31を無効にすることが可能
となる。
【0086】また、IDタグ31に記録されている用紙
種類情報や、インク固有の色情報を読み出すことによっ
て、これらを考慮して画像データの色成分などを補正す
ることにより、その用紙やインクフィルムに的確な画像
出力を行うことが可能となる。
【0087】IDタグ31としては、無線によりデータ
通信を行うことが可能な非接触型IDタグと、端子が設
けられた接触型IDタグとがあり、IDタグリーダ/ラ
イタ22としては、これらのどちらか一方あるいは両方
に対応したものとなる。
【0088】なお、上記の例では、IDタグを利用して
利用可能なプリント紙であるか否かを確認するようにな
っているが、これに限定するものではなく、例えば、プ
リント紙およびインクフィルムを梱包する梱包材などに
プリントされているバーコードなどを利用して確認する
ような構成としてもよい。しかしながら、バーコードを
用いる場合には、含めることのできる情報量が少ないこ
とや、例えば用紙枚数のカウントダウンによる情報の書
き換えができない、などの問題がある。
【0089】なお、上記のプリント紙としては、通常の
紙状媒体である紙状シートであってもよいし、粘着シー
トおよび該粘着シールの粘着面に貼り付けられている剥
離シートからなるシールシートであってもよい。
【0090】図7に示すブロック図では、カメラユニッ
ト5は、上記したカメラモニタ5Bとともに、撮像部5
G、および操作ボタン5Hが備えられた構成となってい
る。撮像部5Gは、上記の撮像素子に対応するブロック
であり、撮影画像データを生成するブロックである。ま
た操作ボタン5Hは、カメラユニット5に備えられたシ
ャッターボタン5Cやズームボタン5Dに相当するもの
である。
【0091】撮像部5Gで生成された画像データは、制
御装置18に伝送されるとともに、NTSC(National
Television System Committee)方式のビデオ出力信号と
して、カメラモニタ5Bに伝送される。すなわち、カメ
ラモニタ5Bは、撮像部5Gからビデオ出力信号を受信
して、撮影されている画像をリアルタイム表示するよう
になっている。
【0092】一方、撮像部5Gから制御装置18に伝送
された画像データは、制御装置18においてRGB信号
に変換され、このRGB信号が撮影部ディスプレイ10
に伝送される。すなわち、撮影部ディスプレイ10は、
制御装置18からRGB信号を受信して、撮影されてい
る画像をリアルタイム表示するようになっている。
【0093】ここで、ビデオ出力信号とRGB信号との
違いについて説明しておく。RGB信号は、画像(動
画)データにおけるR成分、G成分、B成分のデータを
それぞれ独立して伝送するデータであるのに対して、N
TSC方式などのビデオ出力信号は、これらのデータを
多重化して1つの伝送経路で伝送することが可能となっ
ている信号である。すなわち、ビデオ出力信号を受信側
の装置が受信すると、これをまずYC分離によって輝度
信号と色信号とに分離し、これらをRGBマトリクス回
路によってRGB信号に変換する処理が行われることに
なる。このように、ビデオ出力信号は、複数種類の信号
が多重化されたものであるので、これをRGB信号に変
換する際には、変換の精度やノイズなどの影響によっ
て、画質の低下が避けられないものとなっている。
【0094】ここで、図7に示す構成では、撮影部ディ
スプレイ10にはRGB信号が入力されている一方、カ
メラモニタ5Bにはビデオ出力信号が入力されている。
すなわち、カメラモニタ5Bに表示される撮影画面は、
若干画質が低下しているものとなる。また、撮像部5G
にビデオ出力信号に変換する回路を設けるとともに、カ
メラモニタ5Bにビデオ出力信号を復号する回路を設け
る必要があることになる。
【0095】このような問題を解消する構成として、図
8に示すブロック図のような構成とすることも可能であ
る。図8に示す構成では、撮像部5Gで生成された画像
データは、制御装置18に伝送されてRGB信号に変換
され、このRGB信号が、信号分配器24を介してカメ
ラモニタ5Bおよび撮影部ディスプレイ10に伝送され
るようになっている。このような構成によれば、撮影部
ディスプレイ10に加えてカメラモニタ5BにもRGB
信号が伝送されることになるので、カメラモニタ5Bに
おける撮影画像の表示品位を向上させることができると
ともに、撮像部5Gにビデオ出力信号に変換する回路を
設ける必要や、カメラモニタ5Bにビデオ出力信号を復
号する回路を設ける必要をなくすことができる。
【0096】しかしながら、カメラモニタ5Bは、カメ
ラユニット5に設けられるという構造上、比較的表示画
面が小さいものとなる場合が多い。よって、カメラモニ
タ5Bにビデオ出力信号を入力させる構成であっても、
表示品位の劣化の問題はそれほど大きいものではないと
言える。また、カメラモニタ5Bとして用いられるモニ
タ装置は、通常、ビデオ出力信号を入力することが可能
となっている製品が多いので、カメラモニタ5Bにビデ
オ出力信号を復号する回路を設けることのコスト上のデ
メリットも少ないものであると言える。さらに、図8に
示す構成とする場合、本体装置4に設けられることにな
るであろう信号分配器24からカメラモニタ5Bまでの
配線が必要となる一方、図7に示す構成の場合には、カ
メラモニタ5Bに画像信号を入力する配線は、カメラユ
ニット5内での配線で十分となるというメリットもあ
る。
【0097】次に、以上のような構成の写真プリント装
置1における撮影処理について、より具体的な例を説明
する。上記のように、撮影部2において、カメラユニッ
ト5は、上下方向に移動可能であるとともに、その撮影
方向を上下左右自由に設定することが可能となってい
る。したがって、撮影部2における撮影空間内を自由に
背景として用いて撮影することが可能となっている。
【0098】ここで、撮影空間における左側面、右側
面、および背面の側壁が発光する構成を想定し、利用者
が各発光場所の色を指定することが可能となっている例
について説明する。図9は、撮影部ディスプレイ10に
おいて、側壁の各発光面、発光ステージ7、および、本
体照明装置13L・13Rの発光の色を選択するための
表示画面例を示している。この表示画面では、左側に撮
影空間の概形図および発光箇所を示す図が表示されると
ともに、右側に各発光箇所の色の選択マトリクスが表示
されている。利用者は、選択マトリクスを利用して、各
発光箇所の色を選択することになる。そして、ここで選
択された発光設定に応じて、制御装置18が、シャッタ
ータイミングに合わせて各照明装置を発光させることに
なる。
【0099】図9に示す例では、左側面を赤色で発光さ
せ、背面を青色で発光させ、発光ステージ7(ゆか)を
紫で発光させるように設定されている。また、その他の
発光箇所は発光しないように設定されている。このよう
に設定した場合、例えば利用者が左側面および背面を背
景にして、上方から撮影するような構図にカメラユニッ
ト5の位置および撮影方向を設定すれば、背景の下側領
域が紫色、背景の右側領域が青色、背景の左側領域が赤
色となった撮影画像を得ることができる。
【0100】なお、図9に示す例では、撮影の構図に入
らない発光箇所に関しては、発光箇所の色が選択されて
おらず、発光しないように設定されているが、これは、
不必要な発光が行われることによって、撮影画像中の色
がにごることを防止することを目的としているものであ
る。ここで、例えば利用者が、撮影の構図に入らない発
光箇所に関しても発光させるように設定していた場合、
設定どおりに発光させてもよいし、カメラユニット5の
位置および撮影方向を検知して、撮影の構図に入らない
と予測される発光箇所の発光を行わないような制御が制
御装置18によって行われるようにしてもよい。
【0101】なお、さらに天井照明装置6の発光の色を
利用者が選択することができるようになっていてもかま
わない。しかしながら、天井照明装置6からの光は、基
本的に被写体の正面上方から照らされる光となるので、
白色以外の色の光を照射すると、顔の色などが不自然に
なることが予想される。よって、天井照明装置6の発光
の色を選択可能とする必要性は少ないと予想される。
【0102】また、上記では、カメラユニット5の位置
および撮影方向を検知して、撮影の構図に入らないと予
測される発光箇所の発光を行わないような制御が制御装
置18によって行われる構成について記載したが、これ
を天井照明装置6の発光に適用してもよい。つまり、天
井照明装置6は、上記のように発光面が4つあり、それ
ぞれ発光方向が異なるようになっているので、カメラユ
ニット5の位置および撮影方向に応じて、発光する面が
制御装置18によって自動的に選択されるようになって
いてもよい。
【0103】また、上記では、撮影空間における左側
面、右側面、および背面の側壁が発光する構成を想定
し、利用者が各発光場所の色を指定することが可能とな
っている例について説明したが、側壁に複数のカーテン
が設けられており、これらを選択する構成であっても、
上記と同様の選択処理を行うことが可能である。すなわ
ち、発光の色の選択の代わりに、カーテンの色、模様、
絵柄を場所に応じて選択するようにすればよい。
【0104】次に、カメラユニット5と本体装置4との
間の領域に被写体が入って撮影を行う場合について説明
する。図6(a)および(b)は、この場合の撮影状態
を示す模式図である。
【0105】前記したように、本体装置4において、撮
影部ディスプレイ10、スピーカ11、課金装置12が
配置される面4Cは、撮影部2側から見て奥まった位置
に配置されるとともに、本体照明装置13L・13Rが
それぞれ配置される面4L・4Rは、それぞれ法線方向
が撮影空間の中央よりに向くように配置されている。し
たがって、このような本体装置4の前に被写体が立って
撮影を行うと、被写体の斜め後方から本体照明装置13
L・13Rからの照明光が照射された状態で撮影が行わ
れることになる。したがって、このような状態で撮影が
行われると、図6(c)に示すように、被写体の輪郭部
分が軽いハレーションを起こして、明るくぼやけたよう
な状態となる。すなわち、被写体の輪郭部分が輝いてい
るような写真を得ることができるので、幻想的な雰囲気
の写真を撮影することが可能となる。
【0106】次に、上記写真プリント装置1における処
理の流れについて、図11に示すフローチャートを参照
しながら説明する。まず、ステップ1(以降、S1のよ
うに称する)において、利用者が撮影空間として設定さ
れている作業空間に進入したとする。ここで利用者は、
課金装置12に対して代金を投入し、課金処理部20に
よって課金処理が行われる(S2)。
【0107】課金処理が正常に完了したことが確認され
ると、S3において撮影処理が開始される。この撮影処
理において、利用者は、撮影空間内のどのスペースを利
用するかを選択し、また、カメラユニット5の配置位置
および撮影方向を設定し、カメラモニタ5Bで構図を確
認しながら撮影を行う。また、撮影処理時間内であれば
何枚でも撮影を行うことが可能なシステムの場合には、
以上のような撮影処理が複数回行われることになる。
【0108】そして、S4において撮影処理が終了した
か否かが判定され、終了していない場合には(S4にお
いてNO)、S3における撮影処理が繰り返し行われ
る。撮影処理の終了は、利用者によって撮影処理の終了
指示が出されるか、撮影処理時間がオーバーした場合と
なる。
【0109】撮影処理が終了したことが確認されると
(S4においてYES)、利用者は撮影部2から編集部
3に移動し、デジタイザ15A・15B・15Cおよび
タッチペン16A・16B・16Cを用いて編集処理が
開始される(S5)。そして、S6において編集処理が
終了したか否かが判定され、終了していない場合には
(S6においてNO)、S5に戻って編集処理が継続さ
れる。
【0110】編集処理が終了したことが確認されると
(S6においてYES)、編集が施された画像データが
プリンタ23に伝送され、この画像データに基づいてプ
リンタ23がプリント紙32に対して画像出力し、これ
がプリント排出口17から排出される(S7)。以上の
シーケンスによって、ある利用者による撮影から編集、
出力に至るプレイ動作が終了する。
【0111】次に、背景の照明のバリエーションに関し
て説明する。上記では、撮影空間の左側面、右側面、背
面が、それぞれ異なる色、模様、絵柄となっている例、
および、それぞれの面が発光する例について説明した。
以下では、これらの側壁、および床面、天井面などの壁
面の照明演出の例について説明する。
【0112】第1の例として、側壁に対して、特定の形
状の光領域が照射されるように光を照射する照明手段を
設ける構成が挙げられる。例えば、発光手段としてスト
ロボ装置や蛍光灯などを設けるとともに、特定の形状の
開口部が設けられた遮光手段を発光手段と側壁との間に
配置する構成が考えられる。
【0113】図12(a)は、上記のような照明手段の
構成例を示す側面図である。同図に示すように、照明手
段41は、発光手段としての発光装置42、遮光手段と
しての回転遮光フィルタ43、発光色変更手段としての
回転色フィルタ44、およびフィルタ回転装置45を備
えている。
【0114】発光装置42は、所定の方向に白色光を照
射する装置である。この発光装置42は、例えば、撮影
時に瞬間的に発光する瞬間発光装置としてのストロボ装
置や、撮影時も含めて連続的に発光する連続発光装置と
しての蛍光灯や白熱電球などによって構成される。
【0115】回転遮光フィルタ43は、円盤状の遮光板
によって構成されており、円の中心を中心にして回転可
能に設けられている。また、図12(b)に示すよう
に、回転遮光フィルタ43には、円の中心から放射方向
に分割されることによって複数の扇形領域が設けられて
おり、各扇形領域内に、それぞれ異なる特定の形状の開
口部42A…が設けられている。そして、回転遮光フィ
ルタ43を回転移動させることによって、発光装置42
から出射した光の光路上に、上記開口部42Aのいずれ
か1つが配置されることになる。すなわち、発光装置4
2から出射した光は、上記開口部42A以外の領域が遮
光されて、開口部42Aの形状の光として出射されるこ
とになる。
【0116】回転色フィルタ44は、円盤状の板によっ
て構成されており、円の中心を中心にして回転可能に設
けられている。また、図12(c)に示すように、回転
色フィルタ44には、円の中心から放射方向に分割され
ることによって複数の扇形領域が設けられており、各扇
形領域内に、それぞれ異なる色のカラーフィルタ44A
…が設けられている。そして、回転色フィルタ44を回
転移動させることによって、発光装置42から出射した
光の光路上に、上記カラーフィルタ44Aのいずれか1
つが配置されることになる。すなわち、発光装置42か
ら出射した光は、上記カラーフィルタ44Aを通過する
ことによって、その色の光となってから回転遮光フィル
タ43を通過することになる。
【0117】フィルタ回転装置45は、回転遮光フィル
タ43および/または回転色フィルタ44の回転位置を
変化させる装置であり、例えば回転モータなどによって
構成される。なお、このフィルタ回転装置45を設けず
に、回転遮光フィルタ43および/または回転色フィル
タ44を手動で回転させる構成としてもよい。
【0118】以上のように、照明手段41は、回転色フ
ィルタ44の回転位置を変化させることによって照射す
る光の色を変更することができ、回転遮光フィルタ43
の回転位置を変化させることによって照射する光領域の
形状を変更することができるようになっている。そし
て、この照明手段41からの光を撮影空間内の壁面に照
射させることによって、壁面に、特定の色および形状の
光の絵柄を映し出すことが可能となる。すなわち、この
ような光の絵柄を投影した壁面を背景として撮影を行う
ことによって、より多彩な背景照明演出で撮影を行うこ
とが可能となる。
【0119】なお、上記では、特定の方向に発光する発
光手段の前に回転式の遮光手段を設けた構成としたが、
これに限定されるものではなく、例えば、広い範囲の方
向に発光する発光手段の周囲に、特定の形状の開口部を
1つ以上設けた遮光手段を設けるような構成としてもよ
い。このような構成によれば、撮影空間内の複数の壁面
に、所定の形状の光の絵柄を全体的に投影することが可
能となる。
【0120】ここで、撮影空間における左側面、右側
面、および背面の側壁に、上記のような照明手段41に
よって光を投影する際に、利用者が投影する光の色およ
び形状を選択する手段の例について説明する。図14
は、撮影部ディスプレイ10において、側壁、床面、お
よび本体面に投影する光の色および形状を選択するため
の表示画面例を示している。
【0121】この表示画面例は、基本的には図9で示し
た表示画面例と同様となっているが、形状を選択する欄
が新たに設けられている。すなわち、背景の色および形
状を指定したい箇所における色を選択するとともに、そ
の箇所の光の形状を指定することが可能となっている。
【0122】図14に示す例では、左側面に、赤色の星
形の形状からなる光を投影させ、背面に、青色のハート
形の形状からなる光を投影させ、床面に、紫色の×形の
形状からなる光を投影させるように設定されている。ま
た、その他の発光箇所は発光しないように設定されてい
る。このように設定した場合、例えば利用者が左側面お
よび背面を背景にして、上方から撮影するような構図に
カメラユニット5の位置および撮影方向を設定すれば、
背景の下側領域に紫色の×形の模様、背景の右側領域に
青色のハート形の模様、背景の左側領域に赤色の星形の
模様が形成された撮影画像を得ることができる。
【0123】次に、第2の例として、側壁に面状の発光
装置を設けるとともに、この発光装置の発光方向側前方
に、特定の形状の開口部が設けられた遮光手段を配置す
る構成が考えられる。
【0124】図13(a)は、上記のような構成を示す
側面断面図である。同図に示すように、側壁に設けられ
た発光装置51の発光方向側前方に、遮光手段としての
遮光フィルタ膜52、および発光色変更手段としての色
フィルタ膜53が設けられている。
【0125】発光装置51は、面状に発光する装置であ
る。この発光装置51は、例えば、撮影時に瞬間的に発
光する瞬間発光装置としてのストロボ装置や、撮影時も
含めて連続的に発光する連続発光装置としての蛍光灯や
白熱電球などによって構成される。
【0126】遮光フィルタ膜52は、図13(b)に示
すように、遮光性を有するシート状の部材に、特定の絵
柄となるように開口部が設けられた開口絵柄領域52A
…をそれぞれ異なる絵柄で複数備えた構成となってお
り、その上部および下部がロール状に巻かれた状態で配
置されている。そして、ロール状態に巻かれたロール部
を回転させることによって、所望の絵柄の開口絵柄領域
52Aが発光装置51による発光領域の前面に位置する
ように、遮光フィルタ膜52を移動させる。
【0127】色フィルタ膜53は、図13(c)に示す
ように、特定の色成分のカラーフィルタ領域53A…が
それぞれ異なる色で複数設けられた構成となっており、
その上部および下部がロール状に巻かれた状態で、発光
装置51と遮光フィルタ膜52との間の領域に配置され
ている。そして、ロール状態に巻かれたロール部を回転
させることによって、所望の色成分のカラーフィルタ領
域53Aが発光装置51による発光領域の前面に位置す
るように、色フィルタ膜53を移動させる。すなわち、
発光装置51から出射した光は、上記色フィルタ膜53
を通過することによって、その色の光となってから、遮
光フィルタ膜52を通過することになる。
【0128】以上のように、色フィルタ膜53におい
て、光を透過させるカラーフィルタ領域53Aを変化さ
せることによって照射する光の色を変更することがで
き、遮光フィルタ膜52において、光を透過させる開口
絵柄領域52Aを変化させることによって光の絵柄を変
更することができるようになっている。よって、このよ
うな光の絵柄が発光する壁面を背景として撮影を行うこ
とによって、より多彩な背景照明演出で撮影を行うこと
が可能となる。また、この構成の場合、背景の絵柄自体
が発光することになるので、正面からのフラッシュ光の
光に負けずに、明確な光の絵柄からなる背景とすること
ができる。
【0129】なお、この第2の例においても、第1の例
において図14を参照しながら説明した表示画面例と同
様の表示画面によって、背景の色および絵柄を選択する
ようにすることも可能である。
【0130】なお、上記では、側壁に設けられた発光装
置の前方に遮光フィルタ膜52および色フィルタ膜53
を設けた構成となっているが、さらに遮光フィルタ膜5
2の前方、すなわちカメラユニット5側に、背景光の偏
向を行う背景光偏向装置51が設けられた構成としても
よい。ここで、光の偏向とは、光の進行方向を変更する
ことをいい、光の屈折、反射、回折などを含むものであ
る。なお、背景光偏向装置51は、被写体の前側に配置
することもできるし、被写体の後側に配置することもで
きるものとする。
【0131】図15は、背景光偏向装置51として透過
型の位相回折格子52を用いた構成例を示している。こ
の位相回折格子52は、一方の面が平坦に形成され、他
方の面に凹凸が等間隔に形成されており、平坦な面が前
側に、凹凸を有する面が後側になるように配備されてい
る。なお、実施例では、凹凸のピッチPは0.1mmのオー
ダであり、凸部における頂角は、鋭角でも鈍角でもよ
い。
【0132】上記の位相回折格子52において、凹凸を
有する面から光が入射され、平坦な面から光が出射され
る場合には、図15に示すように、異なる方向からの入
射光を同じ方向へ出射することができる。これにより、
例えば図16(a)に示すような背景画像を発光装置5
1および遮光フィルタ膜52などによって表示させた場
合、背景光偏向装置51(位相回折格子52)を透過し
た光の画像は、図16(b)に示すように、上記背景画
像を複数重ねた画像となる。したがって、位相回折格子
52を設けることにより、多様な背景にすることができ
る。
【0133】なお、背景光偏向装置51は、図17に示
すように、シート状の光偏向部品53を前後に複数枚配
備することができる。この場合、さらに複雑な背景にす
ることができる。また、背景光偏向装置51は、図17
に示すように、シート状の光偏向部品53を巻き取って
収容する巻取り装置53を配備するようにしてもよい。
この場合、複数の光偏向部品53…の何れかを使用した
り、複数の光偏向部品53…の幾つかを組み合わせて使
用したりすることができ、さらに多様な背景にすること
ができる。
【0134】また、光偏向部品がビニール状であって柔
軟に折曲げ可能な薄膜で構成される場合は、撮影空間の
上部にカーテンレールのような移動レールを設け、上記
薄膜をカーテンのように移動可能に配備してもよい。こ
れにより、上記薄膜がカーテンのように波状となり、背
景光の偏向方向が複雑に構成され、より幻想的な背景絵
柄を取得することができる。
【0135】さらに、上記薄膜を短冊状に分割すること
もできる。この場合、利用者がのれんから体の一部を出
しながら、かつ、のれん状部品の光学特性により、背景
光を細かく偏向することで、幻想的な背景を演出するこ
とができる。
【0136】また、光偏向部品が光源からの距離により
光学的特性が変化するようなものを使用する場合には、
光偏向部品が配備される背景光偏向装置51は、背景と
の距離が調節可能であることが望ましい。この場合、背
景と背景光偏向装置51との距離を変更することにより
背景を変化させることができるので、多様な背景絵柄の
演出が可能となる。なお、前記距離の調節は、利用者が
手動で行ってもよいし、モータなどで電気的に行っても
よい。
【0137】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る写真プリン
ト装置は、上記撮影手段を、撮影空間の上部から吊り下
げた状態で支持するアーム部を備えており、上記アーム
部が、上記撮影手段の配置位置を少なくとも上下方向に
移動させることが可能となっているとともに、上記撮影
手段における撮影方向を上下左右に変更させることが可
能となっている構成である。
【0138】これにより、撮影手段による撮影は、撮影
空間内のあらゆる方向に対して行うことが可能となり、
撮影の構図やアングルの自由度を従来よりも格段に向上
させることができるという効果を奏する。
【0139】また、本体装置とは完全に独立して撮影手
段が設けられるので、撮影方向の自由度が向上し、例え
ば本体装置を背景にして撮影を行うというようなことも
可能となるという効果を奏する。
【0140】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記アーム部の上方に、該アーム部を中心にして放射状
となる方向でかつ斜め下方向に発光する上部照明手段が
設けられている構成としてもよい。
【0141】これにより、上記の構成による効果に加え
て、撮影手段による撮影方向がどの向きに設定されて
も、被写体に対して、ほぼ正面となる斜め上方向から照
明光が照射されることになるので、被写体に対して不要
な影などを生じさせないで撮影を行うことが可能となる
という効果を奏する。
【0142】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影空間の床面が、光を発する発光ステージによっ
て構成されている構成としてもよい。
【0143】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えば撮影手段による撮影の構図を、背景が床面と
なるような状態で設定した場合に、背景が光った状態で
撮影を行うことが可能となるという効果を奏する。ま
た、この場合に、床面が光ることによって、背景に不要
な被写体の影が生じることを防止することが可能となる
という効果を奏する。
【0144】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影手段が、被写体の撮影を行う撮像部と、上記撮
像部による撮影画面を表示するカメラモニタとを備えて
いる構成としてもよい。
【0145】これにより、上記の構成による効果に加え
て、利用者は、撮影手段に設けられたカメラモニタを見
ながら撮影手段を動かして撮影の構図を設定することが
可能となるので、撮影手段の配置位置および撮影方向の
設定をより容易に行うことが可能となるという効果を奏
する。
【0146】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影手段が、さらにシャッタータイミングを指示入
力するシャッターボタンを備えている構成としてもよ
い。
【0147】これにより、上記の構成による効果に加え
て、利用者は、撮影手段の配置位置および構図を決定
し、ポーズを決めた時点で、撮影手段に設けられたシャ
ッターボタンを押して撮影を行うことができるという効
果を奏する。
【0148】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影手段が、さらに利用者が使用可能なファインダ
ーを備えている構成としてもよい。
【0149】これにより、上記の構成による効果に加え
て、例えば利用者が複数である場合に、ある利用者が撮
影者としてファインダーをのぞいて他の利用者を撮影す
る、というような用い方を行うことが可能となるという
効果を奏する。
【0150】また、カメラアングルによって撮影画面を
明確に確認できない場合にも、ファインダーを用いて撮
影状態の確認を行うことが可能となるという効果を奏す
る。
【0151】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影手段が備える撮像部が、ズーム機能を備えてい
るとともに、上記撮影手段に、ズームを調整するズーム
ボタンが設けられている構成としてもよい。
【0152】これにより、上記の構成による効果に加え
て、より最適な倍率での撮影が可能となり、利用者が満
足いく構図の写真撮影を行うことが可能となるという効
果を奏する。
【0153】また、撮影手段にズームボタンが設けられ
ているので、利用者は、撮影手段の配置位置や撮影方向
の設定を行いながら、ズーム調整も手元で容易に行うこ
とが可能となるという効果を奏する。
【0154】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影手段における撮像部で生成される画像データ
が、ビデオ出力信号として上記カメラモニタに伝送され
る構成としてもよい。
【0155】これにより、上記の構成による効果に加え
て、入手しやすいモニタ装置をカメラモニタとして適用
することが可能となり、装置コストを低減することがで
きるという効果を奏する。また、撮影手段内において、
撮像部からカメラモニタに映像信号を伝送する配線を完
結することができるので、例えば本体装置から映像信号
を引いてこなければならない構成と比較して、配線の簡
素化を図ることができるという効果を奏する。
【0156】また、本発明に係る写真プリント装置は、
上記撮影手段および上記画像出力手段の動作を制御する
制御装置と、撮影処理が行われる際に、利用者に対して
各種メッセージおよび撮影画像を表示するための表示手
段とを備えた本体装置が設けられているとともに、上記
撮影手段における撮像部で生成される画像データが、上
記制御装置においてRGB信号に変換され、このRGB
信号が、上記表示手段および上記カメラモニタに伝送さ
れる構成としてもよい。
【0157】これにより、上記の構成による効果に加え
て、カメラモニタにおける表示品位を向上させることが
できるという効果を奏する。また、撮像部からビデオ出
力信号を出力する必要のある構成と比較して、撮像部に
ビデオ出力信号に変換する回路を設ける必要がなくなる
という効果を奏する。また、撮像部からビデオ出力信号
を出力し、これをカメラモニタに伝送する構成と比較し
て、カメラモニタにビデオ出力信号を復号する回路を設
ける必要をなくすことができるという効果を奏する。
【0158】また、本発明に係るプリント紙ユニット
は、画像が印刷されるプリント紙と、上記プリント紙に
関する識別情報を記録する識別媒体とを備え、上記本発
明に係る写真プリント装置に備えられた識別情報読み取
り手段によって、上記識別媒体に記録されている識別情
報が読み取られ、その内容が確認された上で上記プリン
ト紙に画像が出力される構成である。
【0159】これにより、写真プリント装置において指
定されているプリント紙以外は使用できないように設定
することが可能となるという効果を奏する。
【0160】また、識別情報に用紙枚数情報を含ませる
ことによって、プリント紙を使用するごとに用紙枚数を
カウントダウンすることにより、残りの用紙枚数を把握
することが可能となるという効果を奏する。
【0161】また、識別情報に用紙種類情報を含ませる
ことによって、これらを考慮して画像データの色成分な
どを補正することにより、その用紙やインクフィルムに
的確な画像出力を行うことが可能となるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る写真プリント装置の
外観を示す斜視図であり、同図(a)は写真プリント装
置における撮影部側からの外観を示し、同図(b)は編
集部側からの外観を示している。
【図2】同図(a)ないし同図(d)は、上記写真プリ
ント装置の背面図、側面図、正面図、上面図をそれぞれ
示している。
【図3】本体装置の外観の概略を示す斜視図である。
【図4】天井照明装置およびカメラユニットの外観を示
す斜視図である。
【図5】デジタイザユニットの外観の概略を示す斜視図
である。
【図6】同図(a)および(b)は、カメラユニットと
本体装置との間の領域に被写体が入って撮影を行う場合
の撮影状態を示す模式図である。
【図7】写真プリント装置の概略構成を示すブロック図
である。
【図8】図7の構成とは異なる構成例を示すブロック図
である。
【図9】撮影部ディスプレイにおいて、側壁の各発光
面、発光ステージ、および、本体照明装置の発光の色を
選択するための表示画面例を示す図である。
【図10】編集処理時において、デジタイザに表示され
る表示画面例を示す図である。
【図11】写真プリント装置における処理の流れを示す
フローチャートである。
【図12】同図(a)は、上記のような照明手段の構成
例を示す側面図であり、同図(b)は、回転遮光フィル
タの構成例を示す平面図であり、同図(c)は、回転色
フィルタの構成例を示す平面図である。
【図13】同図(a)は、側壁に面状の発光装置を設け
るとともに、この発光装置の発光方向側前方に、特定の
形状の開口部が設けられた遮光手段を配置する構成を示
す側面断面図であり、同図(b)は、遮光フィルタ膜の
構成例を示す平面図であり、同図(c)は、色フィルタ
膜の構成例を示す平面図である。
【図14】撮影部ディスプレイにおいて、側壁、床面、
および本体面に投影する光の色および形状を選択するた
めの表示画面例を示す図である。
【図15】背景光偏向装置として透過型の位相回折格子
を用いた構成例を示す図である。
【図16】同図(a)は、背景表示装置から出射される画
像を示す正面図であり、同図(b)は、背景光偏向装置か
ら出射される画像を示す正面図である。
【図17】本実施形態における背景光偏向装置の構成例
を示す側面図である。
【符号の説明】
1 写真プリント装置 2 撮影部 3 編集部 4 本体装置 5 カメラユニット(撮影手段) 5A カメラレンズ 5B カメラモニタ 5E ファインダー 5G 撮像部 5H 操作ボタン 6 天井照明装置(上部照明装置) 7 発光ステージ 8 デジタイザユニット 10 撮影部ディスプレイ 12 課金装置 13L・13R 本体照明装置 14 アーム部 15A・15B・15C デジタイザ 16A・16B・16C タッチペン 17 プリント排出口 18 制御装置 20 課金処理部 21 照明装置 22 IDタグリーダ/ライタ(識別情報読み取り手
段) 23 プリンタ(画像出力手段) 24 信号分配器 31 IDタグ(識別媒体) 32 プリント紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E (72)発明者 前川 浩二 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 志岐 尚仁 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 奥野 茂 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2H104 AA19 BC48 2H105 AA03 AA08 5C022 AA13 AB15 AB62 AB66 AC03 AC27 5C052 AA11 DD02 FA02 FA03 FA04 FB05 FD06 FD09 FE07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の撮影を行う撮影手段と、上記撮影
    手段によって撮影された画像に基づいて、プリント紙に
    対して画像の出力を行う画像出力手段とを備えた写真プ
    リント装置において、 上記撮影手段を、撮影空間の上部から吊り下げた状態で
    支持するアーム部を備えており、 上記アーム部が、上記撮影手段の配置位置を少なくとも
    上下方向に移動させることが可能となっているととも
    に、上記撮影手段における撮影方向を上下左右に変更さ
    せることが可能となっていることを特徴とする写真プリ
    ント装置。
  2. 【請求項2】上記アーム部の上方に、該アーム部を中心
    にして放射状となる方向でかつ斜め下方向に発光する上
    部照明手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の写真プリント装置。
  3. 【請求項3】上記撮影空間の床面が、光を発する発光ス
    テージによって構成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の写真プリント装置。
  4. 【請求項4】上記撮影手段が、被写体の撮影を行う撮像
    部と、上記撮像部による撮影画面を表示するカメラモニ
    タとを備えていることを特徴とする請求項1、2、また
    は3記載の写真プリント装置。
  5. 【請求項5】上記撮影手段が、さらにシャッタータイミ
    ングを指示入力するシャッターボタンを備えていること
    を特徴とする請求項4記載の写真プリント装置。
  6. 【請求項6】上記撮影手段が、さらに利用者が使用可能
    なファインダーを備えていることを特徴とする請求項4
    または5記載の写真プリント装置。
  7. 【請求項7】上記撮影手段が備える撮像部が、ズーム機
    能を備えているとともに、上記撮影手段に、ズームを調
    整するズームボタンが設けられていることを特徴とする
    請求項4ないし6のいずれか一項に記載の写真プリント
    装置。
  8. 【請求項8】上記撮影手段における撮像部で生成される
    画像データが、ビデオ出力信号として上記カメラモニタ
    に伝送されることを特徴とする請求項4記載の写真プリ
    ント装置。
  9. 【請求項9】上記撮影手段および上記画像出力手段の動
    作を制御する制御装置と、撮影処理が行われる際に、利
    用者に対して各種メッセージおよび撮影画像を表示する
    ための表示手段とを備えた本体装置が設けられていると
    ともに、 上記撮影手段における撮像部で生成される画像データ
    が、上記制御装置においてRGB信号に変換され、この
    RGB信号が、上記表示手段および上記カメラモニタに
    伝送されることを特徴とする請求項4記載の写真プリン
    ト装置。
  10. 【請求項10】画像が印刷されるプリント紙と、上記プ
    リント紙に関する識別情報を記録する識別媒体とを備
    え、 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の写真プリント
    装置に備えられた識別情報読み取り手段によって、上記
    識別媒体に記録されている識別情報が読み取られ、その
    内容が確認された上で上記プリント紙に画像が出力され
    ることを特徴とするプリント紙ユニット。
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