JP2003329309A - 給湯器 - Google Patents

給湯器

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JP2003329309A
JP2003329309A JP2002132546A JP2002132546A JP2003329309A JP 2003329309 A JP2003329309 A JP 2003329309A JP 2002132546 A JP2002132546 A JP 2002132546A JP 2002132546 A JP2002132546 A JP 2002132546A JP 2003329309 A JP2003329309 A JP 2003329309A
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heater
supply
pouring
passage
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Koji Kishio
浩次 岸尾
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Noritz Corp
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注水機能付きの給湯器に対し逆流防止弁を配
設した場合に、逆流防止弁から若干の漏出水が生じても
ハウジング内・外での水濡れ被害を回避する。 【解決手段】 浴槽に注水するための供給路の途中に、
正常時には供給路の内圧を受けて閉弁状態に維持され供
給路側が負圧になると開弁して大気連通路33aに連通
させる逆流防止弁31を配設する。給湯器ハウジング1
2の一部を凹陥没させて受水槽11を形成する一方、大
気連通路の下流端を受水槽まで延ばす。受水槽にヒータ
手段7と水位検知手段8とを設置し、受水槽内に所定水
位以上の漏出水があればコントローラ6によりヒータ手
段を加熱作動させて蒸発させる。受水槽を設けずに熱交
換缶体20のいずれかの部位に大気連通路の下流端を導
いて燃焼バーナ23の燃焼熱により蒸発させるようにし
てもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上水道等からの給
水を受けて浴槽又は洗濯槽等の貯槽に対し直接又は間接
に注水(注湯をも含む)し得る注水機能を備えた給湯器
において、給水元側での負圧発生等に起因する上記貯槽
側からの逆流入を回避するための逆流防止弁が設けられ
た場合に、その逆流防止弁からの漏出水によるハウジン
グ内及びハウジング外での被害を抑制し得るようにした
給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の注水機能付きの給湯器と
して、入水路からの水道水(浄水)を燃焼バーナにより
加熱される熱交換器に通過させて熱交換加熱し加熱後の
湯を出湯路を通して給湯栓に給湯する一方、上記出湯路
から分岐する注湯路を付設して貯槽としての浴槽に対し
注水・注湯可能にしたものが知られている。このもので
は上記注湯路の下流端が浴槽の底部又は側部の注湯口に
直接にあるいは追い焚き循環路を介して浴槽の底部又は
側部に設置された循環部品の注湯口に間接に接続され、
注湯電磁弁の開閉切換により浴槽に対し上記入水路から
の水を注水・注湯可能にされている。
【0003】ところで、上記の注水機能付きの給湯器に
おいては、上記の入水路に水を供給する給水元側が停電
もしくは断水等の発生に起因して給水圧の圧力低下もし
くは負圧状態に陥る結果、上記浴槽側の水が給湯器の出
湯路や入水路に逆流入するおそれがある。このような逆
流入を回避する対策の一つとして、従来はバキュームブ
レーカ等を経路の途中に連通させて配設することが行わ
れている。
【0004】すなわち、上記バキュームブレーカを正常
時はバネ圧及び注湯路側の給水圧により閉弁状態に維持
して大気連通口と注湯路等との間を遮断するようにする
一方、注湯路側が所定の負圧状態になれば開弁し注湯路
等と大気連通口とを連通させて負圧を破壊するようにし
ている。これにより、上記の負圧状態に陥った際の浴槽
側からの逆流入を回避するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の逆流
を回避するためのバキュームブレーカにおいては、負圧
状態が万一発生した場合には開弁状態のバキュームブレ
ーカを通して大気連通口から水が漏出することになる。
加えて、負圧状態という異常事態までには至らなくて
も、注湯使用時に注湯路側に作用するおそれのあるウォ
ーターハンマーや流量の急変等に起因してバキュームブ
レーカが瞬間的に開弁したり開弁傾向に陥る結果、上記
大気連通口からチョロチョロとした僅かな量の水の漏出
が生じることも考えられる。
【0006】このような漏出水が生じると、給湯器のハ
ウジング内に配設されている種々の機器類の内でも水濡
れに耐性のないものに悪影響を及ぼすおそれがある一
方、ハウジング外に漏れると給湯器設置場所の床面を濡
らしてしまうという被害が発生することにもなる。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、注水機能付き
の給湯器に対し逆流防止弁を配設した場合に、その逆流
防止弁を通して発生するおそれのある漏出水に起因する
ハウジング内・外における水濡れ被害を回避することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、漏出水をハウジング内に貯留させてハウ
ジング外に出ないようにする、漏出水をハウジング内の
発熱部位に導いて蒸発させる、あるいは、ハウジング内
に貯留した漏出水をヒータ手段により加熱して蒸発させ
る等の対策を施すこととしたものであり、併せて、特に
ヒータ手段により蒸発させる場合には漏出水が逆流防止
弁から供給路上流側の圧力低下又は負圧状態の発生に起
因して生じるものであるという特有の条件を加味して、
上記ヒータ手段の作動制御を行うようにしたものであ
る。
【0009】具体的には、請求項1に係る発明では、給
水元から所定の給水圧を受けて供給される給水を貯槽に
対し供給路を通して注水・遮断の切換可能に注水する注
水機能を有する給湯器を対象にして次の特定事項を備え
ることとした。すなわち、ハウジング内を通過する上記
供給路に対し、上記供給路内の内圧低下を受けて開弁作
動し上記供給路と大気連通路とを連通させることにより
上記貯槽側から給水元側への逆流入を回避する逆流防止
弁を介装し、上記逆流防止弁の開弁作動に伴い上記大気
連通路に漏出する漏出水を受けて貯留する受水槽を上記
ハウジング内に設けることとした。
【0010】この請求項1によれば、逆流防止弁を通し
て漏出水が生じても、その漏出水は受水槽に受け止めら
れて貯留されるため、ハウジング内の他の機器類に水濡
れを発生させることもなく、また、ハウジング外に漏れ
ることも防止し得る。これにより、ハウジング内での水
濡れ被害の発生や、給湯器設置場所の床面等の水漏れ被
害の発生を回避し得ることになる。この請求項1の給湯
器は、漏出水が発生すればその量がある程度以上あるこ
とが予想される場合に好適に適用される。
【0011】ここで、上記の「逆流防止弁」としては、
前述のバキュームブレーカの他に、例えば弁体の一側に
供給路上流側の給水一次圧を導き、他側に供給路下流側
(貯槽側)の給水二次圧を導き、両者の圧力差により給
水一次圧が給水二次圧よりも高い正常時には上記弁体を
閉弁状態に維持する一方、圧力低下や負圧状態が供給路
上流側に発生すれば上記圧力差の正負が逆転する結果、
上記弁体が開弁作動されて供給路下流側と大気連通口と
を連通させるように構成された圧力バランス型の弁装置
をも含むものである。
【0012】また、上記の「受水槽」としては、ハウジ
ングの構成壁の一部を凹陥させて凹所を形成したり、タ
ンクを別途配設したり、あるいは、給湯器の熱交換缶体
の一部に凹所を形成したりするようにすればよい。以上
の点は以下の各請求項においても同様である。
【0013】さらに、上記の「貯槽」としては、前述の
浴槽に他に、例えば洗濯機の洗濯槽があり、この洗濯槽
の場合には洗濯槽の底部又は底部近傍の側面の注水口に
供給路の下流端が接続されて供給路からの注水により水
張りが行われるようにしたものである。
【0014】以上の各用語の解釈については以下の各請
求項において同じである。
【0015】請求項2に係る発明では、給水元から所定
の給水圧を受けて供給される給水を貯槽に対し供給路を
通して注水・遮断の切換可能に注水する注水機能を有す
る給湯器を対象にして、次の特定事項を備えることとし
た。すなわち、ハウジング内を通過する上記供給路に対
し、上記供給路内の内圧低下を受けて開弁作動し上記供
給路と大気連通路とを連通させることにより上記貯槽側
から給水元側への逆流入を回避する逆流防止弁を介装
し、上記大気連通路を、その下流端が、上記逆流防止弁
の開弁作動に伴い上記大気連通路に漏出する漏出水を、
燃焼器により熱交換加熱される熱交換缶体の廃熱を受け
る発熱部位に導くように配設することとした。
【0016】この請求項2によれば、逆流防止弁を通し
て漏出水が生じても、その漏出水は大気連通路を通して
上記発熱部位に導かれるため、この発熱部位と接触し加
熱されそして蒸発されることになる。これにより、ハウ
ジング内の他の機器類に水濡れ被害の発生や、ハウジン
グ外に漏れて給湯器設置場所の床面等の水漏れ被害の発
生を回避し得ることになる。この請求項2の給湯器は、
漏出水が発生したとしてもその量がちょろちょろ程度の
比較的少量と予想される場合に好適に適用される。
【0017】ここで、上記の「発熱部位」としては、例
えば熱交換缶体を構成する缶体壁の外表面もしくはその
缶体壁の接合フランジ部、又は、熱交換缶体内の燃焼排
ガスを排気させるための排気筒の筒壁の外表面もしくは
内部に配設されている断熱材等を採用すればよい。
【0018】また、上記逆流防止弁と発熱部位との上下
位置関係がどのようであっても大気連通路を通して漏出
水を発熱部位まで導くことが可能である。すなわち例え
ば上記逆流防止弁が上位で発熱部位が下位であれば主と
して重力作用により漏出水が導かれ、上記逆流防止弁が
下位で発熱部位が上位であっても供給路側から開弁状態
の逆流防止弁を通して大気連通路側に作用する供給路内
の内圧により漏出水が押されて上位の発熱部位まで導か
れる。
【0019】請求項3に係る発明では、給水元から所定
の給水圧を受けて供給される給水を貯槽に対し供給路を
通して注水・遮断の切換可能に注水する注水機能を有す
る給湯器を対象にして、次の特定事項を備えることとし
た。すなわち、ハウジング内を通過する上記供給路に対
し、上記供給路内の内圧低下を受けて開弁作動し上記供
給路と大気連通路とを連通させることにより上記貯槽側
から給水元側への逆流入を回避する逆流防止弁を介装
し、上記逆流防止弁の開弁作動に伴い上記大気連通路に
漏出する漏出水を受けて貯留する受水槽と、この受水槽
内に貯留される水を加熱することにより蒸発処理するヒ
ータ手段とを上記ハウジング内に設けることとした。
【0020】この請求項3によれば、逆流防止弁を通し
て漏出水が生じても、その漏出水は受水槽に受け止めら
れて貯留されるため、ハウジング内の他の機器類に水濡
れを発生させることもなく、また、ハウジング外に漏れ
ることも防止し得る。これにより、ハウジング内での水
濡れ被害の発生や、給湯器設置場所の床面等の水漏れ被
害の発生を回避し得ることになる。しかも、その受水槽
に貯留された漏出水をヒータ手段により積極的に蒸発さ
せて消滅させることが可能になる。なお、この請求項3
の給湯器は、請求項1と同様に漏出水が発生すればその
量がある程度以上あることが予想される場合に好適に適
用される。
【0021】上記の請求項3におけるヒータ手段は手動
にてON・OFFさせて漏出水を蒸発させるようにして
もよいが、好ましくは以下の内から選択した作動制御を
追加することによりユーザーの手を煩わすことなく自動
的に漏出水の蒸発・消滅を行うようにすればよい。
【0022】第1の作動制御としては、上記ヒータ手段
の作動を制御する制御手段をさらに備え、上記制御手段
として、上記逆流防止弁が介装された位置の供給路に水
が流れることになる通水作動の回数、時間又は量のいず
れかにより規定される通水積算値が設定積算値に到達す
る毎に上記ヒータ手段の加熱作動を行う構成とする(請
求項4)。供給路内の一時的な圧力低下や圧力変動等に
起因して逆流防止弁が瞬間的もしくは一時的に開弁作動
してしまい、これに伴い若干の漏出が生じる発生度合を
通水作動の積算履歴に基づき確率的に想定すると、上記
通水積算値が設定積算値に到達する毎に受水槽には若干
量の漏出水が貯留されていると考えられる。このため、
この通水積算値に応じてヒータ手段を加熱作動させるこ
とで貯留されている漏出水をその都度蒸発させて消滅さ
せることが可能になる。なお、上記設定積算値として
は、通水作動の回数であれば例えば100回を設定すれ
ばよく、また、ヒータ手段の加熱作動は受水槽の容量と
の関係で受水槽内の漏出水を蒸発させ得る程度の所定時
間だけ行えばよい(請求項5において同じ)。
【0023】第2の作動制御としては、上記ヒータ手段
の作動を制御する制御手段をさらに備え、上記制御手段
として、上記逆流防止弁が介装された位置の供給路に流
される流量が設定流量以下で行われることになる通水作
動の回数、時間又は量のいずれかにより規定される通水
積算値が設定積算値に到達する毎に上記ヒータ手段の加
熱作動を行う構成とする(請求項5)。上記の如き瞬間
的もしくは一時的な逆流防止弁の開弁作動による漏出は
通水流量がある低流量値のときに生じ易いと考えられ
る。つまり、通水流量がある大流量値から小流量値に流
量低下したときに逆流防止弁に圧力低下の影響が及び易
くなるため、所定の設定流量以下での通水作動の通水積
算値が設定積算値に到達する毎に受水槽には若干量の漏
出水が貯留されていると考えられる。このため、この通
水積算値に応じてヒータ手段を加熱作動させることで貯
留されている漏出水をその都度蒸発させて消滅させるこ
とが可能になる。なお、上記設定流量としては、給湯器
の最低作動流量よりも少し大きい流量範囲の流量値を設
定すればよく、例えば3L/minが挙げられる。
【0024】第3の作動制御としては、上記受水槽の水
位を検知する水位検知手段と、この水位検知手段からの
出力に基づいて上記ヒータ手段の作動を制御する制御手
段とをさらに備え、上記制御手段として、上記水位検知
手段からの出力が設定水位以上になれば上記ヒータ手段
を作動させる一方、上記出力が設定水位未満になれば上
記ヒータ手段の作動を停止させる構成とする(請求項
6)。この場合には、受水槽内の漏出水の有無及びその
程度を水位検知手段により直接的に把握した上でヒータ
手段の加熱作動を行うことが可能になる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の給湯
器によれば、逆流防止弁を通して漏出水が生じても、そ
の漏出水を受水槽に受け止めて貯留することができる。
これにより、ハウジング内での水濡れ被害の発生や、給
湯器設置場所の床面等の水漏れ被害の発生を回避するこ
とができる。
【0026】請求項2の給湯器によれば、逆流防止弁を
通して漏出水が生じても、その漏出水を大気連通路を通
して発熱部位に導くことができ、この発熱部位との接触
加熱により蒸発させることができる。これにより、ハウ
ジング内・外への漏出水による水濡れ被害の発生を防止
することができる上に、発生した漏出水も消滅させるこ
とができる。
【0027】請求項3の給湯器によれば、逆流防止弁を
通して漏出水が生じても、その漏出水を受水槽に受け止
めて貯留した上で、ヒータ手段による加熱により蒸発さ
せることができる。これにより、ハウジング内・外への
漏出水による水濡れ被害の発生を防止することができる
上に、受水槽に貯留された漏出水も消滅させることがで
きる。
【0028】請求項4〜請求項6のいずれかによれば、
請求項3におけるヒータ手段の作動制御により受水槽に
貯留される漏出水を自動的に蒸発・消滅させることがで
きる。特に、請求項4によれば通水積算値に基づく確率
的手法により、請求項5によれば漏出水の発生し易い流
量範囲での通水積算値に基づく確率的手法により、請求
項6によれば漏出水の発生状況の直接的把握により、そ
れぞれヒータ手段の加熱作動の制御を確実に行うことが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0030】図1は、本発明が適用される注水機能付き
給湯器の一例を示したものであり、後述の各実施形態の
基本構造部分を示すものである。
【0031】この給湯器1は、給湯機能を実現する給湯
回路2と、貯槽としての浴槽3内の湯水の追い焚き機能
を実現する強制循環式の追い焚き循環回路4と、上記給
湯回路2と追い焚き循環回路4とを接続して注湯(注
水)機能を実現する注湯回路5とを備えたものである。
【0032】上記給湯回路2は、水道管に接続された入
水路21から導入される水を熱交換缶体20内の給湯側
熱交換器22において燃焼器としての燃焼バーナ23の
燃焼熱との熱交換加熱により加熱し、加熱後の湯を出湯
路24及び給湯路25を通して下流端の給湯栓26a,
26bまで給湯させるようになっている。上記入水路2
1と出湯路24との間にはバイパス路27が設けられ
て、調整弁27aによる水の混合調節制御により設定温
度への温度調整が行われるようになっている。上記給湯
栓26aは台所等に配設されたカランであり、上記給湯
栓26bは浴室や洗面台等に設置されたシャワーカラン
である。
【0033】上記入水路21には入水温度センサ28
と、入水流量センサ29とが配設されている。また、上
記出湯路24には上記給湯栓26a,26bもしくは注
湯回路5に供給される湯水の温度を検出する給湯温度セ
ンサ30と、逆流防止弁31と、流量調整弁32とが上
流側から順に配設されている。つまり、上記逆流防止弁
31は、加熱源としての熱交換器22よりも下流側位置
であって、後述の注湯電磁弁52よりも上流側でかつ流
量調整弁32よりも上流側位置に介装されている。そし
て、給湯温度や注湯温度を所定の設定温度になるように
燃焼バーナ23の燃焼を制御する給湯制御がコントロー
ラ6内の給湯制御部により行われ、この給湯制御部では
上記入水流量センサ29の検出流量が最低作動流量以上
になると、入水温度センサ28、入水流量センサ29及
び給湯温度センサ30からの各検出値に基づいて上記給
湯制御を行うようになっている。
【0034】上記逆流防止弁31は、上記流量調整弁3
2よりも上流側位置の出湯路24から分岐する分岐連通
路311と、この連通路311内に介装されて上記位置
における出湯路24内の圧力を受ける弁体312とを備
えている。この弁体312はその開閉動作により後述の
各実施形態における大気連通路33a〜33cを連通・
遮断するようになっており、正常時には上記出湯路24
内の圧力を受けて閉弁状態に維持され、これにより、上
記大気連通路33a〜33cを遮断状態に維持されるよ
うになっている。一方、上記出湯路24内の圧力が負圧
状態に陥るとその負圧を受けて上記弁体312が開弁作
動され、出湯路24と大気連通路33a〜33cとを連
通させるようになっている。この連通により負圧が破壊
されて上流側への逆流を回避するようになっている。な
お、上記弁体312には補助的に閉弁付勢するバネが補
助的に設けられている。
【0035】上記追い焚き循環回路4は、それぞれ浴槽
3に連通接続された戻り路41及び往き路42からなる
循環路43を備え、上記戻り路41から循環ポンプ44
の作動により風呂側熱交換器45に戻される浴槽3内の
湯水を燃焼バーナ46の燃焼熱により熱交換加熱し、加
熱後の湯水を往き路42を通して再び上記浴槽3内に供
給して追い焚きさせるようになっている。
【0036】上記戻り路41には、循環湯水の循環方向
上流側から順に、水圧検出により浴槽3の水位を検出す
る水位センサ47と、上記循環ポンプ44と、循環流の
通過によりフラップが開いて循環判定のON指令が出力
される水流スイッチ48と、浴槽3内から風呂側熱交換
器45に戻される循環湯水の温度を検出する戻り温度セ
ンサ49とが配設されている。上記戻り温度センサ49
からの検出値に基づいて追い焚き時における浴槽3内の
湯水温度が把握されて所定温度までの追い焚き制御が上
記コントローラ6内の追い焚き制御部により行われるよ
うになっている。
【0037】上記注湯回路5は、上流端が上記流量調整
弁32の下流側位置から分岐し、下流端が上記循環路4
3のいずれかの位置(図1では戻り路41の循環ポンプ
44よりも下流側位置を例示)に連通する注湯路51を
備えており、この注湯路51を通して上記給湯回路2か
らの湯水を追い焚き循環回路4に流入させて浴槽3に注
湯し得るようになっている。上記注湯回路5の注湯路5
1には、上流側から順に、上記コントローラ6により開
閉制御されて注湯か遮断かの切換を行う注湯電磁弁52
と、注湯流量を検出する注湯流量センサ53と、それぞ
れ浴槽3側への流通をのみ許容する構造を有する二段配
置の逆止弁54,55とが配設されている。上記注湯流
量センサ53からの検出値あるいは上記水位センサ47
からの検出値に基づいて浴槽3への湯張り量の把握が行
われ、所定水位までの注湯制御が上記コントローラ6内
の注湯制御部により行われるようになっている。
【0038】上記コントローラ6の注湯制御部は、例え
ばリモコンの湯張りスイッチがON操作されると、注湯
電磁弁52を開いて燃焼バーナ23の燃焼を開始し、以
後、上記リモコン等に設定された所定温度になるように
上記燃焼バーナ23の燃焼作動や流量調整弁32の開度
調整を行うようになっている。これにより、上記所定温
度の湯が給湯回路2から注湯回路5及び追い焚き循環回
路4を通して浴槽3に落とし込まれ、水位センサ47に
よる検出水位が所定水位に到達するか、もしくは注湯流
量センサ53による積算湯量が所定湯量に到達すると上
記注湯電磁弁52を閉じ燃焼バーナ23の燃焼作動を停
止して終了する。なお、湯張りではなくて浴槽3に対し
水張りを行う場合には、水張りスイッチのONにより注
湯電磁弁52を開くことにより入水路21からの水が浴
槽3に注水されることになる。
【0039】以上の給湯回路2の入水路21及び出湯路
24と、注湯回路5の注湯路51と、追い焚き循環回路
4の戻り路41とによって、本発明の貯槽に対する供給
路が構成されている。
【0040】そして、以上の給湯器1を基本構成として
その逆流防止弁31からの漏出水対策としてさらに以下
の各実施形態で示す構成が付加されている。
【0041】<第1実施形態>図2は上記給湯器1を前
提とする第1実施形態を示す。この第1実施形態は上記
給湯器1に対し受水槽11を設けたものである。
【0042】すなわち、上記給湯器1の外装ケースであ
るハウジング12の底壁部分が部分的に下方向に凹陥さ
れて上方に開口する受水槽11が一体に形成され、逆流
防止弁31からの大気連通路33aの先端開口が上記受
水槽11に臨む上方位置に配設されている。
【0043】これにより、上記逆流防止弁31から若干
量の漏出水が大気連通路33aに漏出したとしても、そ
の漏出水は大気連通路33aを通して受水槽11まで導
かれて受水槽11内に受け止められる。この受水槽11
の容量は予想される漏出水量に応じて設定されており、
これにより、漏出水がたとえ生じたとしても、その漏出
水はその全てが受水槽11内に貯留されることになる。
このため、ハウジング12内の他の機器に対する水濡れ
被害や、ハウジング12外に漏出して給湯器1の下方の
床面等の水濡れ被害の発生を回避することができる。
【0044】<第2実施形態>図3は上記給湯器1を前
提とする第2実施形態を示す。この第2実施形態は第1
実施形態に対しヒータ手段7を追加し、このヒータ手段
7による加熱作動を制御手段としてのコントローラ6に
より制御するようにしたものである。
【0045】上記ヒータ手段7は例えば電気ヒータによ
り構成されており、受水槽11近傍位置のハウジング1
2に設置されて伝熱により受水槽11内の漏出水を加熱
して蒸発させるようになっている。
【0046】上記コントローラ6には上記ヒータ手段7
の作動を制御することにより受水槽11内の漏出水を蒸
発処理する加熱制御部が備えられ、この加熱制御部は逆
流防止弁31の分岐連通路311が連通する位置の出湯
路24を湯水が現在までに通過した履歴を表す通水パラ
メータ値を順次積算し、この積算した値(通水積算値)
が設定積算値に到達すれば上記ヒータ手段7を所定時間
だけ加熱作動(ON作動)させるようになっている。
【0047】上記通水積算値としては、上記の湯水が通
過した履歴として通水回数、通水時間又は通水量の内か
ら選択した通水パラメータ値を積算した値により構成す
ればよい。通水回数を通水パラメータ値とする場合に
は、入水流量センサ29が給湯制御部による給湯制御の
開始条件である最低作動流量以上の入水流量を検出する
毎にカウントすればよい。通水時間を通水パラメータ値
とする場合には、内蔵タイマを備え上記入水流量センサ
29が最低作動流量以上の入水流量を検出することによ
り上記内蔵タイマの計時を開始させ、最低作動流量未満
になればその計時を停止させる処理を繰り返すようにす
ればよい。また、通水量を通水パラメータ値とする場合
には、上記上記入水流量センサ29が最低作動流量以上
の入水流量を検出した時点から最低作動流量未満になる
までの検出流量値を積算しその流量積算処理を繰り返す
ようにすればよい。また、上記の通水回数を通水パラメ
ータ値とする場合には、燃焼バーナ23が燃焼作動され
る回数についての情報を給湯制御部から出力させこの出
力に基づいて積算するようにしてもよい。
【0048】また、上記設定積算値としては、浴槽3の
設置位置状況(例えば給湯器1に対する浴槽3の上下位
置関係)や、入水路21に対する給水元の状況(例えば
水道管直結又は高架水槽からのポンプ圧送等)に応じ
て、逆流防止弁31からの漏出が発生する度合を確率論
的に予め想定し、これに基づいて設定すればよい。この
設定積算値は、予め固定的に記憶設定しておいてもよい
が、想定される状況毎に複数の設定積算値を記憶設定し
ておき給湯器1の設置現場毎にその設置状況に応じて例
えばdipスイッチ等により選択させるようにしてもよ
い。設定積算値の例示としては、通水回数を判断基準と
する場合には例えば「100回」を設定すればよい。
【0049】以上によれば、逆流防止弁31からの漏出
水が発生しても、その漏出水は受水槽11に貯留されて
ハウジング12内・外への水濡れ被害の発生を回避する
ことができる上に、通水積算値が設定積算値に到達する
毎にコントローラ6の加熱制御部によりヒータ手段7が
ON作動されて上記受水槽11内の漏出水を蒸発処理さ
せて自動的に消滅させることができる。上記ヒータ手段
7をON作動させているときには、リモコン61に対し
その旨を表示してユーザーに報知するようにしてもよ
い。
【0050】なお、上記の通水積算値の積算では出湯路
24を湯水が通過するとき、すなわち給湯栓26a,2
6bへの給湯時と、注湯路51を介しての浴槽3への注
湯時との双方を含むをようにしているが、注湯時にのみ
上記積算を行うようにしてもよい。この場合には、コン
トローラ6の注湯制御部による注湯制御開始条件である
リモコン61の注湯スイッチのON操作信号を受けたと
きにのみ通水積算値の積算を行うようにすればよい。
【0051】また、上記の通水積算値の積算では、入水
流量が最低作動流量以上になれぱその全てについて行う
ようにしているが、例えば入水流量が最低作動流量以上
であって、最低作動流量より僅かに大きい流量範囲(例
えば3〜4L/min)における通水に限定して積算を
行うようにしてもよい。
【0052】<第3実施形態>図4は上記給湯器1を前
提とする第3実施形態を示す。この第3実施形態は第2
実施形態に対し水位検知手段8をさらに追加し、この水
位検知手段8による水位検知に基づいてヒータ手段7に
よる加熱作動制御をコントローラ6の加熱制御部により
行うようにしたものである。
【0053】上記水位検知手段8は例えば水位電極によ
り構成され、受水槽11内の所定の低レベル位置に配設
されている。そして、この水位検知手段8は受水槽11
内に所定水位以上の水が有るか否か(漏出水が有るか否
か)を検知してコントローラ6の加熱制御部に出力する
ようになっている。
【0054】上記ヒータ手段7の加熱作動を制御する加
熱制御部では、上記水位検知手段8が受水槽11内に所
定水位の漏出水が有ると検知している期間中は上記ヒー
タ手段7をON作動し、非検知であればそのヒータ手段
7をOFF状態にするようになっている。
【0055】この第3実施形態によれば、受水槽11内
に所定水位以上の漏出水が発生すれば、即座にヒータ手
段7がON作動されてその漏出水を蒸発処理することが
できる。つまり、漏出水が現実に発生する毎に自動的に
蒸発させて消滅させることができる。
【0056】<第4実施形態>図5は上記給湯器1を前
提とする第4実施形態を示す。この第4実施形態は給湯
器1の逆流防止弁31からの大気連通路33bを熱交換
缶体20の発熱部位まで延びるように配設し、その発熱
部位の熱により漏出水を蒸発させるようにしたものであ
る。
【0057】上記熱交換缶体20は、図6に詳細を示す
ように燃焼バーナ23を収容する燃焼缶体部201と、
この燃焼缶体部201の上に配置される熱交換器22を
収容する熱交換缶体部202と、この熱交換缶体部20
2の上に配置される図示省略の排気筒部とからなり、順
に接合されて一体化されたものである。そして、本第4
実施形態では、隣接する各部の接合フランジ部203
(図6では燃焼缶体部201と熱交換缶体部202との
接合フランジ部を図示)に凹溝状部材204を一体に固
定している。この凹溝状部材204が燃焼バーナ23か
らの熱を受けて発熱する熱交換缶体20の発熱部位を構
成する。
【0058】一方、大気連通路33bは、一端が逆流防
止弁31の弁体312の臨んで開口し、他端(下流端)
331bが上記凹溝状部材204の上方開口に臨んで開
口するように配設されている。
【0059】そして、この第4実施形態では、逆流防止
弁31から漏出水が僅かでも生じる毎にその漏出水が大
気連通路33b内に順次溜められ、ついにはその下流端
331bまで到達すると上記凹溝状部材204に放出さ
れる。凹溝状部材204は燃焼バーナ23が燃焼作動さ
れる毎に熱交換缶体20の壁を通して燃焼熱が伝熱され
て発熱するため、この熱により上記凹溝状部材204内
の漏出水が蒸発されて消滅することになる。
【0060】なお、上記凹溝状部材204を熱交換缶体
20に対し別途設けなくても、上記接合フランジ部20
3の周端縁を立ち上げて接合フランジ部203自体を凹
溝状に形成し、この接合フランジ部203に対し上記大
気連通路33bの下流端331bからの漏出水を導くよ
うにしてもよい。
【0061】<第5実施形態>図7は上記給湯器1を前
提とする第5実施形態を示す。この第5実施形態は熱交
換缶体20の発熱部位として、第4実施形態の如く熱交
換缶体20の外表面もしくは構成壁とするのではなく
て、排気筒部205としたものである。
【0062】この第5実施形態の大気連通路33cは、
一端が逆流防止弁31の弁体312の臨んで開口し、他
端(下流端)331cが上記排気筒部205の内側に配
設された図示省略の断熱材まで延びて開口するように配
設されている。
【0063】そして、この第5実施形態では、逆流防止
弁31から漏出水が僅かでも生じる毎にその漏出水が大
気連通路33c内に順次溜められ、ついにはその下流端
331cまで到達すると上記排気筒部205内の断熱材
中にしみ込むことになる。この断熱材は燃焼バーナ23
が燃焼作動される毎に排気筒部205内を通過する排ガ
スから熱を受けて発熱するため、この熱により断熱材中
に含まれた漏出水が蒸発されて消滅することになる。つ
まり、上記断熱材が熱交換缶体20の発熱部位を構成す
ることになる。
【0064】なお、上記大気連通路33cの下流端33
1cからの漏出水が排気筒部205の外表面に垂れ落ち
るように大気連通路33cを配設してもよい。この場合
でも、排気筒部205を発熱部位として漏出水を蒸発さ
せることができる。
【0065】<他の実施形態>なお、本発明は上記第1
〜第5実施形態に限定されるものではなく、その他種々
の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1
〜第5実施形態では、給湯回路2から浴槽3への注湯
を、間に追い焚き循環回路4を介して行う給湯器1を例
にして本発明を適用した場合を示したが、これに限ら
ず、追い焚き循環回路4を省略して、つまり、風呂釜部
分を省略して給湯回路2から浴槽3に対し直接に注湯す
る構成の給湯器に本発明を適用してもよい。
【0066】注水機能の注水(注湯)対象である貯槽と
して上記各実施形態では浴槽3を採用した場合を示した
が、例えば洗濯槽を貯槽としてもよい。つまり、給湯器
から洗濯槽へ洗濯もしくはすすぎ用の水張り(湯張り)
のための注水(注湯)を行う供給路に対し逆流防止弁を
介装した場合に本発明を適用することもできる。上記洗
濯槽が大気開放の貯槽であり、ここで使用されている湯
又は水は雑水となるため、浴槽の場合と同様に逆流発生
等を防止するために逆流防止弁を介装させる必要がある
からである。
【0067】上記各実施形態では逆流防止弁31が供給
路の一部を構成する出湯路24に介装された例を示した
が、これに限らず、逆流防止弁を注湯路51に介装した
場合に本発明を適用してもよい。
【0068】第1〜第3の各実施形態では受水槽11を
ハウジング12の壁自体により形成した例を示したが、
これに限らず、受水槽をタンクにより構成してもよい。
この場合にはヒータ手段7又は水位検知手段8を上記タ
ンクに対し取り付けるようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施形態の基本構成を示す模式図で
ある。
【図2】第1実施形態を示す、図1の部分対応図であ
る。
【図3】第2実施形態を示す、図1の部分対応図であ
る。
【図4】第3実施形態を示す、図1の部分対応図であ
る。
【図5】第4実施形態を示す、図1の部分対応図であ
る。
【図6】図5の部分拡大断面図である。
【図7】第5実施形態を示す、図1の部分対応図であ
る。
【符号の説明】
1 給湯器 3 浴槽(貯槽) 6 コントローラ(制御手段) 7 ヒータ手段 8 水位検知手段 11 受水槽 12 ハウジング 20 熱交換缶体 21 入水路(供給路) 23 燃焼バーナ(燃焼器) 24 出湯路(供給路) 29 入水流量センサ 31 逆流防止弁 33a〜33c 大気連通路 51 注湯路(供給路) 41 戻り路(供給路) 203 接合フランジ部(発熱部位) 204 凹溝状部材(発熱部位) 205 排気筒部(発熱部位) 331b,331c 大気連通路の下流端

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水元から所定の給水圧を受けて供給さ
    れる給水を貯槽に対し供給路を通して注水・遮断の切換
    可能に注水する注水機能を有する給湯器において、 ハウジング内を通過する上記供給路に対し、上記供給路
    内の内圧低下を受けて開弁作動し上記供給路と大気連通
    路とを連通させることにより上記貯槽側から給水元側へ
    の逆流入を回避する逆流防止弁が介装され、 上記逆流防止弁の開弁作動に伴い上記大気連通路に漏出
    する漏出水を受けて貯留する受水槽が上記ハウジング内
    に設けられていることを特徴とする給湯器。
  2. 【請求項2】 給水元から所定の給水圧を受けて供給さ
    れる給水を貯槽に対し供給路を通して注水・遮断の切換
    可能に注水する注水機能を有する給湯器において、 ハウジング内を通過する上記供給路に対し、上記供給路
    内の内圧低下を受けて開弁作動し上記供給路と大気連通
    路とを連通させることにより上記貯槽側から給水元側へ
    の逆流入を回避する逆流防止弁が介装され、 上記大気連通路は、その下流端が、上記逆流防止弁の開
    弁作動に伴い上記大気連通路に漏出する漏出水を、燃焼
    器により熱交換加熱される熱交換缶体の廃熱を受ける発
    熱部位に導くように配設されていることを特徴とする給
    湯器。
  3. 【請求項3】 給水元から所定の給水圧を受けて供給さ
    れる給水を貯槽に対し供給路を通して注水・遮断の切換
    可能に注水する注水機能を有する給湯器において、 ハウジング内を通過する上記供給路に対し、上記供給路
    内の内圧低下を受けて開弁作動し上記供給路と大気連通
    路とを連通させることにより上記貯槽側から給水元側へ
    の逆流入を回避する逆流防止弁が介装され、 上記逆流防止弁の開弁作動に伴い上記大気連通路に漏出
    する漏出水を受けて貯留する受水槽と、この受水槽内に
    貯留される水を加熱することにより蒸発処理するヒータ
    手段とが上記ハウジング内に設けられていることを特徴
    とする給湯器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の給湯器であって、 上記ヒータ手段の作動を制御する制御手段を備え、 上記制御手段は、上記逆流防止弁が介装された位置の供
    給路に水が流れることになる通水作動の回数、時間又は
    量のいずれかにより規定される通水積算値が設定積算値
    に到達する毎に上記ヒータ手段の加熱作動を行うように
    構成されている、給湯器。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の給湯器であって、 上記ヒータ手段の作動を制御する制御手段を備え、 上記制御手段は、上記逆流防止弁が介装された位置の供
    給路に流される流量が設定流量以下で行われることにな
    る通水作動の回数、時間又は量のいずれかにより規定さ
    れる通水積算値が設定積算値に到達する毎に上記ヒータ
    手段の加熱作動を行うように構成されている、給湯器。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の給湯器であって、 上記受水槽の水位を検知する水位検知手段と、この水位
    検知手段からの出力に基づいて上記ヒータ手段の作動を
    制御する制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記水位検知手段からの出力が設定水
    位以上になれば上記ヒータ手段を作動させる一方、上記
    出力が設定水位未満になれば上記ヒータ手段の作動を停
    止させるように構成されている、給湯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2270597A1 (en) 2003-04-09 2011-01-05 Nikon Corporation Exposure method and apparatus and device manufacturing method

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