JP2003328859A - Lpgの圧力調整器 - Google Patents

Lpgの圧力調整器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン冷却水とPTCヒータとを併用した
熱交換部を有する圧力調整器におけるPTCヒータによ
る熱効率を向上し、液体LPGを短時間で気化ガスにで
きるようにする。 【解決手段】 二個のPTCヒータ10を電極15を挟
んで互いに反対方向へ向いた面を露出させて保持体11
に保持させたPTCユニット18を、熱交換室2の内部
に突出形成した収装室20に嵌め込んでその互いに向か
い合った壁部分21a,21bにPTCヒータ10の露
出面を重ね、二つの壁部分21a,21bに沿って液体
LPGが流れるようにした。PTCヒータ10が熱交換
室2の内部に設置された大気中への放熱量が少ないこと
と二つの壁部分21a,21bを直接加熱することとに
よって、高い熱効率で液体LPGを加熱し短時間で気化
ガスを得ることができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLPG(液化石油ガ
ス)を所定正圧の気化ガスに調整して吸気管路に噴射さ
せることによりエンジンに供給するシステムに使用され
る圧力調整器、殊に低温時においてLPGを所要の気化
ガスとすることができる機能を具えた圧力調整器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】LPGを火花点火エンジンの燃料に使用
することは広く知られており、ベーパライザ(レギュレ
ータ)とミキサとを使用して大気圧程度に減圧した気化
ガスを吸気管路に吸引させてエンジンに供給する、とい
う従前から行なわれている周知の方式に代えて、実開昭
59−43659号公報などに記載されているように液
体のまま吸気管路に噴射させる方式、および特開平6−
17709号公報などに記載されているように所定正圧
の気化ガスに調整して吸気管路に噴射させる方式が提案
されている。
【0003】ところが、液体のまま吸気管路に噴射させ
る方式は、ボンベ内の飽和蒸気圧を利用してそのまま或
いはポンプで更に加圧して噴射させるものとしている
が、液体のLPGは温度の影響を受けやすく容易に気化
するという不安定な性質をもっているので、現在では所
定正圧の気化ガスに調整して噴射させる方式が主流とな
っている。
【0004】ボンベ内の高圧の液体LPGを気体の状態
が安定よく維持される圧力範囲内で所定正圧の気化ガス
に変換する圧力調整器は、ボンベから送られてくる液体
LPGを加熱して気化ガスとする熱交換部と、気化ガス
を所定正圧に減圧調整して目的機器に向け送出する調圧
部とを具えており、気化ガスを吸気管路に噴射してエン
ジンに供給するシステムにおいては、熱交換部における
液体LPGの加熱にPTCヒータとエンジン冷却水とを
併用したものが提案されている。即ち、液体LPGをエ
ンジン暖機前の低温時にPTCヒータによって加熱気化
し、エンジン暖機後はエンジン冷却水によって加熱気化
することにより、エンジン冷却水温度が低い低温時に電
気抵抗熱を用いて短時間で気化ガスが得られるようにす
ることを図ったものである。
【0005】図8は現在提供されているPTCヒータと
エンジン冷却水とを併用した圧力調整器を示すものであ
って、液体LPGを気化ガスとする熱交換部51は熱交
換室52,PTCヒータ53,温水室54を有し、気化
ガスを所定正圧とする調圧部61は調圧室62,ダイヤ
フラム63,入口弁66を有している。
【0006】PTCヒータ53は熱交換部51の外側壁
に形成したくぼみ57に嵌め込まれ、くぼみ57を覆っ
て外側壁に取り付けたカバー板58に基部を固定した板
ばね状の電極59の自由端部を押し当てることによって
熱交換室52の一つの壁55に隙間なく重ねられてい
る。温水室54はPTCヒータ53を重ねた壁55と向
かい合った壁56に沿って形成されている。ボンベから
入口52aを通って熱交換室52に送り込まれた液体L
PGは壁55を熱交換面としてPTCヒータ53が発生
する熱によって加熱され気化するか、またはもう一つの
壁56を熱交換面として温水室54を入口54aから出
口54bへと流れるエンジン冷却水が有する熱によって
加熱され気化する。
【0007】調圧室62は調整ばね64を作用させたダ
イヤフラム63によって容積可変であり、入口弁66は
このダイヤフラム63の変位に応じて回動するレバー6
5に取り付けられて熱交換室52の出口52bに連通す
る弁座口67を開閉する。調圧室62の気化ガスが送出
口62aから目的機器である噴射弁に送られることによ
り調圧室62の圧力が設定圧力よりも低くなると、入口
弁66が弁座口67を開いて熱交換室52の気化ガスを
調圧室62に流入させ、設定圧力よりも高くなると入口
弁66が弁座口67を閉じる。このことにより、調圧室
62に所定正圧、一般には30KPa程度に調整された
気化ガスが保有されることとなる。尚、熱交換室52で
液体LPGが完全に気化されておらず、調圧室62に流
入する気化ガスに液体LPGが混入していても、流入の
際に減圧することによって気化し調圧室62には気化ガ
スのみが保有される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の圧力調整器にお
けるPTCヒータ53は、一つの面がカバー体58を挟
んで大気に向いているためこの面から発する熱の大部分
が大気中へ放出され、壁55に重ねられた面から発する
熱のみが液体LPGの加熱に使用されることとなって、
通電開始から充分な熱交換機能を発揮できる温度に達す
るまで長い時間を要し、低温時に短時間で気化ガスを得
るという目的を達成させるうえで不満足であるばかり
か、熱効率がよくないため限られた大きさ、使用個数の
PTCヒータで液体LPGの混入がない気化ガスを安定
して得ることが困難である、という問題をもっている。
【0009】尚、液体LPGを大気圧程度の気化ガスと
するベーパライザ(レギュレータ)についても液体LP
Gが送入される一次室をPTCヒータで加熱することが
例えば特開平8−303304号公報、特開平11−3
24813号公報に記載されているが、これらにおいて
もPTCヒータは一つの面が一次室の壁に重ねられもう
一つの面が大気に向いているため前記と同じ問題をもっ
ている。
【0010】本発明は液体LPGを低温時にPTCヒー
タで加熱し気化ガスにするようにした圧力調整器がもっ
ている、PTCヒータの大気への放熱量が多いために気
化ガス生成に至るまでに長い時間を要し、また熱効率が
よくない、という前記問題点を解決するためになされた
ものであって、液体LPGを短時間で気化ガス生成に至
らせることができるとともに高い熱効率で気化ガスを安
定して得ることができる熱交換部を具えたものとするこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】熱交換室とPTCヒータ
とエンジン冷却水が通過する温水室とを有し熱交換室に
送入された液体LPGを加熱して気化ガスとする熱交換
部、および熱交換部で作られた気化ガスを所定正圧に調
整してエンジン吸気管路に設置した噴射弁に送る調圧部
を具えたLPGの圧力調整器がもっている前記課題を解
決するために、PTCヒータは少なくとも各一個が電極
を挟んで互いに反対方向へ向いた面を両側面に露出させ
て保持体に保持されているとともに、熱交換室は外側壁
に開放した収装室を内部に突出させて有しており、そし
て保持体は収装室に嵌め込まれてPTCヒータの互いに
反対側へ向いた面を収装室の互いに向かい合った壁部分
にそれぞれ重ねており、熱交換室に送入された液体LP
GがPTCヒータが重ねられた壁部分に沿って流れるも
のとした。
【0012】熱交換面である収装室の壁部分に重ねられ
ていないPTCヒータの面は電極を挟んで保持体の内部
で互いに向かい合っており、これらの面が熱交換部外部
の大気に向いていないことによって大気への放熱量がき
わめて少なく、収装室を囲んだ壁全体を加熱するために
通電開始から短時間で液体LPGを気化ガスにする温度
に到達することができる。また、外部の大気への放熱量
が少ないこととPTCヒータを重ねた二つの壁部分に沿
って液体LPGが流れることとによって、高い熱効率で
大流量時においても気化ガスを安定して得ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明すると、図1乃至図4に示す第一の実施の形態
において、熱交換部1は図示しないボンベから送られて
くる液体LPGの入口3および生成した気化ガスを調圧
室26に送出する出口4を一側方に片寄せてほぼ向かい
合わせに有する熱交換室2と、熱交換室2と調圧室26
との隔壁6に沿って設けられエンジン冷却水を入口8か
ら出口9へと通過させる温水室7と、熱交換室2の内部
に配備した四個の円板形のPTCヒータ10とを有して
いる。
【0014】PTCヒータ10はその二個が一つの保持
体11に保持されている。即ち、この保持体11は取付
壁12によって互いに区画されて反対側の側面に開放し
た二つのくぼみ13と、これらのくぼみ13の開放端部
外側周縁に沿って形成した円環形の段部14とを有し、
取付壁12の両面中心部に重ねた板ばね状の電極15が
その一方に重ねた端子16とともに取付壁12に貫通さ
せたリベット17によって取付壁12に固定されてくぼ
み13の内部に設置され、PTCヒータ10は段部14
に嵌め込まれてそのくぼみ13に向いた面に電極15が
接触している。電極15はそのばね作用でPTCヒータ
10にその保持体11両側面に露出している面を段部1
4から押し出す方向の力を加えている。端子16は保持
体11の外部に突出して図示しない電源側に接続される
ものであり、これらのPTCヒータ10,保持体11,
電極15,端子16はPTCユニット18を構成してい
る。
【0015】熱交換室2は入口3が設けられている外側
壁19に開放した収装室20を周囲に空間を設けて内部
に突出させて有している。この収装室20に二個のPT
Cユニット18が互いに隣接して嵌め込まれ、開放面を
塞いで外側壁19に固定した押え板22によって収装室
20から抜け出さないようにされている。また、各PT
Cヒータ10の電極15を挟んで互いに反対方向へ向い
た面は、収装室20を形成した壁21の互いに向かい合
った壁部分21a,21bに電極15のばね作用により
押し付けられた状態で重ねられている。
【0016】一方、熱交換室2は入口3と出口4との間
を遮蔽してそれらの反対側端部近くまで延びる平板状の
仕切部材5を有しており、入口3から送入された液体L
PGは壁部分21a,21bのそれぞれ約二分の一領域
に沿って反対側端部へ向かって流れ、次にもう一つのそ
れぞれ約二分の一領域に沿って出口4へ向かって流れる
ようになっている。
【0017】本実施の形態によると、PTCヒータ10
の壁部分21a,21bに重ねられていない面は保持体
11の内部で電極15,くぼみ13および取付壁12を
挟んで向かい合っており、このこととPTCユニット1
8が熱交換室2の内部に差込まれていることとによっ
て、熱交換部1の外部の大気中への放熱量がきわめて少
なく、収装室20の壁21の全体を加熱し、殊にPTC
ヒータ10が重ねられている壁部分21a,21bが直
接加熱されることと相俟って、通電開始から短時間で液
体LPGを気化ガスにする温度に到達する。
【0018】また、入口3から熱交換室2に入った液体
LPGはPTCヒータ10が重ねられた互いに反対側の
壁部分21a,21bに沿う流れに二分割され、壁21
のほぼ全表面に接触し熱交換を行なって出口4に至るの
で、外部の大気への放熱量が少ないことと相俟って高い
熱効率で熱交換が行なわれ、極低温時または大流量時に
おいても気化ガスを安定して得ることができる。
【0019】更に、本実施の形態によると、二個のPT
Cヒータ10とそれらの電極15とを保持体11に組付
けてサンドイッチ構造としたPTCユニット18を収装
室20に出し入れ可能に嵌め込んだので、熱交換部1へ
のPTCヒータ10の設置がきわめて容易であるばかり
か、その保守、補修、交換などを簡単に行なうことがで
きる、という利点がある。
【0020】次に、調圧部23は調整ばね24を作用さ
せたダイヤフラム25によって容積可変とされた調圧室
26と、ダイヤフラム25の変位に応じて回動するレバ
ー27に取り付けられて出口4に連通した弁座口29を
開閉する入口弁28とを具えており、調圧室26の気化
ガスが送出口26aから噴射弁に送られることにより調
圧室26の圧力が設定圧力よりも低くなると入口弁28
が弁座口29を開いて熱交換室2の気化ガスを調圧室2
5に流入させ、設定圧力よりも高くなると入口弁28が
弁座口29を閉じることにより、調圧室26に一般には
30KPa程度の一定の正圧に減圧された気化ガスを保
有させることは従来のものと同じである。
【0021】図5乃至図7は熱交換部1の第二の実施の
形態を示すものであって、この熱交換部1は図示しない
ボンベから送られてくる液体LPGの入口3および生成
した気化ガスを図示しない調圧部の調圧室に送出する出
口4を一側方に片寄せてほぼ向かい合わせに有する熱交
換室2と、熱交換室2と調圧室との隔壁6に沿って設け
られエンジン冷却水を通過させる図示しない温水室と、
熱交換室2の内部に配備した四個の円板形のPTCヒー
タ10とを有しており、これらは第一の実施の形態と同
じである。
【0022】本実施の形態ではPTCヒータ10の四個
が一つの保持体31に保持されている。即ち、この保持
体31は取付壁32によって互いに区画されて反対側に
開放した二つのくぼみ33の二組を互いに接近させて有
しているとともに、これらのくぼみ33の開放端部外側
周縁に沿って円環形の段部34が設けられたものであ
り、二つの取付壁32のそれぞれの両面中心部に重ねた
板ばね状の電極15がその一方に重ねた端子16ととも
に取付壁32に貫通させたリベット17によって取付壁
32に固定されてくぼみ33の内部に設置され、PTC
ヒータ10は段部34に嵌め込まれてそれらのくぼみ3
3に向いた面に電極15が接触している。電極15はそ
のばね作用でPTCヒータ10に段部34から押し出す
方向の力を加えており、また端子16は保持体31の外
部に互いに平行に突出して図示しない電源側に接続され
るものであって、これらのPTCヒータ10,保持体3
1,電極15,端子16はPTCユニット38を構成し
ている。
【0023】熱交換室2は入口3および出口4が設けら
れている側の外側壁39に開放した収装室40を入口3
を設けた外側壁部分、入口3および出口4と反対側の外
側壁部分、隔壁6部分に沿って連続した空間を設けて内
部に突出させて有している。この収装室40にPTCユ
ニット38が互いに隙間なく嵌め込まれ、開放面を塞い
で外側壁39に固定した押え板42によって収装室40
から抜け出さないようにされている。また、各PTCヒ
ータ10の電極15を挟んで互いに反対方向へ向いた面
は、収装室40を形成した壁41の互いに向かい合った
壁部分41a,41bに電極15のばね作用で押し付け
られた状態で重ねられている。
【0024】本実施の形態においても、PTCヒータ1
0の壁部分41a,41bに重ねられていない面は保持
体31の内部で電極15,くぼみ33および取付壁32
を挟んで向かい合っており、このこととPTCユニット
38が熱交換室2の内部に差込まれていることによっ
て、熱交換部1の外部の大気中への放熱量がきわめて少
なく、収装室40の壁の全体を加熱し、殊にPTCヒー
タ10が重ねられている壁部分が直接加熱されることと
相俟って、通電開始から短時間で液体LPGを気化ガス
とする温度に到達することができる。
【0025】また、入口3から熱交換室2に入った液体
LPGは入口3を設けた外側壁部分とPTCヒータ10
が重ねられた一方の壁部分41aとの間を流れ、次に隔
壁6とPTCヒータ10が重ねられたもう一方の壁部分
41bとの間を流れて出口4に至り、その間に壁41の
全表面に接触することと外部の大気への放熱量が少ない
こととによって高い熱効率で熱交換が行なわれ、極低温
時または大流量時においても気化ガスを安定して得るこ
とができるものである。
【0026】加えて、本実施の形態によると、四個のP
TCヒータ10とそれらの電極15とを一個の保持体3
1に組付けて二組のサンドイッチ構造とした単一のPT
Cユニット38を収装室40に出し入れ可能に嵌め込ん
だので、熱交換部1へのPTCヒータの設置が更に簡単
容易になるばかりか、その保守、補修、交換などをきわ
めて簡単に行なうことができる、という利点がある。
【0027】尚、PTCヒータ10は四個に限られるも
のでなく、圧力調整器の仕様や容量によって二個或いは
六個とすることは言うまでもない。また、PTCヒータ
10への通電はエンジン冷却水の温度を検出して行なう
ものであり、エンジン暖機前の低温時にはPTCヒータ
10に通電して液体LPGを気化し、エンジン暖機後の
エンジン冷却水温度が充分に高くなった時点で通電を停
止するとともに温水室7にエンジン冷却水を通過循環さ
せて液体LPGを加熱気化する。
【0028】ここで、図8に示した従来品と図1乃至図
4に示した実施の形態に係る本発明品とを使用し、それ
らに同一容量のPTCヒータを同一個数設置して熱交換
室に同一流量の水を流し熱交換性能を比較した試験結果
を図9に示す。(A)は比熱=1Kcal/kg・℃、
1Kcal=1.163Wとして計算した熱効率、
(B)はPTCヒータの消費電力W(電圧12V 一
定)、(C)は熱交換室の入口と出口とにおける水の温
度差△T℃のそれぞれの経時変化であって、実線で表わ
した本発明品と破線で示した従来品とは消費電力の点で
本発明品が僅かに不利であるが、熱効率および温度差の
点で本発明品が大幅にすぐれていることが判る。この試
験結果からも、本発明によると高い熱効率で液化ガスを
良好に気化できることが理解される。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明によると液体LP
Gを低温時にエンジン冷却水に代ってPTCヒータで加
熱し気化ガスとする熱交換部を具えた圧力調整器を、P
TCヒータが発生する熱の大気への放熱量が少なく通電
開始から短時間で液体LPGを気化ガスにでき、低温時
のエンジン早期始動を可能とするばかりか、高い熱効率
で熱交換を行なって極低温時や大流量時においても気化
ガスを安定して得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う拡大断面図。
【図4】第一の実施の形態におけるPTCユニットの一
部切截した正面図。
【図5】本発明の第二の実施の形態を示す縦断面部分
図。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図。
【図7】図5のB−B線に沿う拡大断面図。
【図8】従来例を示す縦断面図。
【図9】本発明品と従来品との熱交換性能を比較する試
験結果を示す図。
【符号の説明】
1 熱交換部,2 熱交換室,7 温水室,10 PT
Cヒータ,11,31保持体,15 電極,18,38
PTCユニット,20,40 収装室,21a,21
b,41a,41b 壁部分,

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換室とPTCヒータとエンジン冷却
    水が通過する温水室とを有し前記熱交換室に送入された
    液体LPGを加熱して気化ガスとする熱交換部、および
    前記熱交換部で作られた気化ガスを所定正圧に調整して
    エンジン吸気管路に設置した噴射弁に送る調整部を具え
    たLPGの圧力調整器において、 前記PTCヒータは少なくとも各一個が電極を挟んで互
    いに反対方向へ向いた面を両側面に露出させて保持体に
    保持されているとともに、前記熱交換室は外側壁に開放
    した収装室を内部に突出させて有しており、 そして、前記保持体は前記収装室に嵌め込まれて前記P
    TCヒータの互いに反対方向へ向いた面を前記収装室の
    互いに向かい合った壁部分にそれぞれ重ねており、前記
    熱交換室に送入された液体LPGが前記PTCヒータが
    重ねられた壁部分に沿って流れるものとされている、 ことを特徴とするLPGの圧力調整器。
  2. 【請求項2】 前記保持体は二個のPTCヒータを保持
    してPTCユニットを構成しており、前記PTCユニッ
    トの少なくとも一個が前記収装室に嵌め込まれている請
    求項1に記載したLPGの圧力調整器。
  3. 【請求項3】 前記保持体は所要個数のPTCヒータを
    保持して単一のPTCユニットを構成しており、前記単
    一のPTCユニットが前記収装室に嵌め込まれている請
    求項1に記載したLPGの圧力調整器。
  4. 【請求項4】 前記熱交換室は液体LPGの入口と気化
    ガスの出口とを一側方に片寄せて有しているとともに、
    前記PTCヒータが重ねられた二つの前記壁部分をそれ
    ぞれ二分する仕切部材を有しており、前記入口から送入
    された液体LPGが二分割されて前記仕切部材によって
    区画された前記壁部分の一方の領域に沿って流れ、次に
    もう一方の領域に沿って前記出口に向かって流れるもの
    とされている請求項1に記載したLPGの圧力調整器。
  5. 【請求項5】 前記熱交換室は液体LPGの入口と気化
    ガスの出口とを一側方に片寄せて有しており、前記PT
    Cヒータが重ねられた二つの前記壁部分が前記入口から
    送入された液体LPGを一方の壁部分に沿って流し、次
    にもう一方の壁部分に沿って前記出口に向かって流すよ
    うに前記収装室が前記熱交換室の内部に突出している請
    求項1に記載したLPGの圧力調整器。
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