JPS6218812Y2 - - Google Patents

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JPS6218812Y2
JPS6218812Y2 JP1980058574U JP5857480U JPS6218812Y2 JP S6218812 Y2 JPS6218812 Y2 JP S6218812Y2 JP 1980058574 U JP1980058574 U JP 1980058574U JP 5857480 U JP5857480 U JP 5857480U JP S6218812 Y2 JPS6218812 Y2 JP S6218812Y2
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heating element
cylinder
semiconductor element
heat
vaporization
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JPS56158719U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は気化式石油燃焼器具に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 従来この種の石油燃焼器具は、気化筒を予め加
熱装置で設定した摂氏200〜240度の温度に加熱し
ておき、この温度になると燃焼空気と燃油を同時
に噴出して気化ガス及び混合気を作り、バーナ部
に流入して燃焼させるものであつた。
又、燃焼が継続されることによつて自己熱で気
化筒を加熱し安定燃焼するものである。
従つて、気化筒は燃焼に際して設定温度を短時
間に、しかも安定温度に保つことが重要な要素で
ある。
しかるに従来の加熱装置は半導体素子の発熱体
を複数個重合したもの、あるいは金属製発熱体を
備えたもの等を有していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前記従来の前者のものは比較的コンパクトで、
且つ自己熱制御するので別個の感熱体を取り付け
る必要がない利点を有する反面、熱容量が小さい
ので気化筒を摂氏200〜240度の温度に昇温するに
は数多く用いる必要があり高価となり、しかもこ
の半導体素子の持つ特性によつて、立ち上がり温
度が遅い為め加熱装置を始動後8〜10分位になら
ないと設定した温度に至らない欠点を有した。
又後者のものは、熱容量が大きいので立ち上が
り温度も早く気化筒を60秒位で気化筒を摂氏200
〜240度の温度に昇温する利点を有する反面、別
個の感熱体を取り付ける必要があり結局高価とな
ると共に、構造も大型化してしまう欠点を有し
た。
又前記両者の利点を解消する為、例えば本件出
願人の出願に係る実願昭55−47283号(実開昭56
−14922号公報)の如く、近年では両者を一定空
間を保つて重合して使用することが考えられ実施
されているが、しかしこのように半導体素子発熱
体と金属製発熱体とを一定空間を保つて重合した
としても、半導体素子発熱体は熱伝導以外の輻射
熱も受けるので、一定空間内も温度上昇されてし
まい、従つて経年変化により半導体素子発熱体は
抵抗値が増えたり、或いは劣化が早くなつたりし
て長期間の使用に耐えられないと言う新たな問題
が生じ、まだ完全とは言えぬものであつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案はこの問題点を解消するべく、気化筒
外方に加熱装置を取り付けると共に気化筒内に燃
焼空気と燃油とを供給して混合気を作りバーナ部
にて燃焼させるものに於いて、前記加熱装置は気
化筒底部に位置させた自己熱制御する半導体素子
発熱体と、更に気化筒の霧状燃油を衝突する側の
外周壁に位置させた金属製発熱体とを分離して成
り、且つ金属製発熱体は半導体素子発熱体にて通
電制御されるよう接続した事を特徴とする気化式
石油燃焼器具に関するものである。
〈作用〉 燃焼操作と同時に加熱装置16の半導体素子発
熱体18及び金属製発熱体20が発熱を開始す
る。
即ち、金属製発熱体20は熱容量が大きい為、
急速に摂氏200〜240度に温度上昇し保持板26を
介して燃油噴出用ノーズル14より噴出する霧状
燃油が衝突する気化筒1周壁を中心に該気化筒1
周壁及びバーナ部34を熱伝導で急速に加熱す
る。
同時に半導体素子発熱体18は熱容量が小さい
為ゆつくり温度上昇し、気化筒1底部に熱伝導で
加熱する。
この両者の発熱体18,20が総合されて約2
分経過すると気化筒1全体及び半導体素子発熱体
18は摂氏200〜240度に達するので、該半導体素
子発熱体18は電気抵抗大となり、通電停止状態
にされ、従つて半導体素子発熱体18及び金属製
発熱体20は発熱停止状態となる。
この金属製発熱体20と半導体素子発熱体18
とは分離され該半導体素子発熱体18は底部よ
り、又金属製発熱体20は周壁よりそれぞれ異な
つた位置から気化筒1を加熱するので、各発熱体
18,20同志は直接熱的干渉はせず、誤動作し
たりすることなく確実に作用し、且つ劣化が遅く
長期間の使用にも十分耐えられるものである。
一方気化筒1が各発熱素子18,20の加熱に
よつて摂氏200〜240度の設定温度に加熱される
と、半導体素子感熱素子29がこれを感知しスイ
ツチング作用することにより、点火器48が火花
放電を開始し、且つ燃焼用フアン4も始動し送風
を開始する。
この送風は送風路6の各分路8,10を分流し
て再びノーズル部7で合流し、この時ノーズル部
7にて風圧は制限され圧力を上昇し気化筒1内に
供給される。
同時に他方の分路10を流通する空気はノーズ
ル部7によつて送風路6全体の風圧が上昇される
ので、この上昇した風圧が静圧として分岐管11
を流入し定量油面器13に噴出した後上方の空室
内に供給され、燃油面に負荷され燃油が電磁弁1
5を介して流通し勢い良く燃油噴出用ノーズル1
4より霧状となつて気化筒1内に供給され、金属
製発熱体20によつて良好に加熱された気化筒1
周壁に衝突して気化ガス又は混合気となつて、バ
ーナ部34より噴出され点火器48によつて着火
され青火燃焼を開始するものである。
しばらく燃焼すると、バーナ部34の火炎が気
化筒1の受熱部3を加熱し、自己熱にて気化筒1
下方に熱伝導し加熱装置16に頼らなくとも燃焼
を継続出来るが、しかし途中で気化筒1が摂氏
200〜240度以下となつた時には、半導体素子発熱
体18がこれを検知し金属製発熱体20と共に再
び気化筒1を加熱することは勿論である。
更に前記状態の燃焼によつて室温が感知器12
の設定温度以上となれば、これを感知器12が感
知し弁機構9を開口し、送風量を減少させると共
に供給燃油量も同時に減少させて燃焼を小火力燃
焼させるものである。
〈実施例〉 1はアルミ鋳物製で比較的肉厚と成し、上方向
に内壁面が拡大テーパー(鋳物製である為製造上
からくる形状)のポツト状と成した気化筒で、拡
大する開口部2には受熱部3を突設させている。
4はフアンモーター5を有し、気化筒1に燃焼
空気を供給する燃焼フアンで送風路6の入口側に
備える。
前記送風路6の先端のノーズル部7を形成して
気化筒1にのぞませると共に、途中箇所を適宜の
面積比で2分流又はバイパスさせ、一方の分路8
には通電時開き通電停止時閉じる電磁弁等の弁機
構9を備え、他方の分路10は円径に凹凸のない
平坦部より分岐管11を連通延長し、且つノーズ
ル部7の手前で各分路8,10を合流させてい
る。前記弁機構9は室内の温度を検知するルーム
サーモスタツト等の感知器12と結線され、この
感知器12の設定温度によつて開閉制御される。
又分岐管11は燃油タンク(図示せず)と連通
する定量油面器13内の燃油に没入し乍ら開口さ
せ、送風路6内の空気圧を静圧として燃油面上に
負荷させる。
14は定量油面器13と連通し乍ら途中に安全
弁15を介在した燃油噴出用ノーズルで、先端を
気化筒1にのぞませ定量油面器13に負荷される
静圧に応じた量の燃油を霧状として気化筒1の円
周壁及び底面に噴出する。
16は気化筒1外方に備えられ該気化筒1を摂
氏200〜240度に加熱する加熱装置で、気化筒1底
部を下方に延長して形成された逆凹部17内に収
納されたPTCサーミスタ等の自己熱制御する半
導体素子発熱体18と、燃油噴出用ノーズル14
から噴出される霧状燃油が衝突する気化筒1外周
壁に形成された平坦部19に取り付けられたセラ
ミツクヒーター、シーズヒーター等の金属製発熱
体20とより構成されるものであり、半導体素子
発熱体18は気化筒1の加熱と共に金属製発熱体
20の通電を制御する如く該金属製発熱体20と
電気的に接続され気化筒1を常に一定温度に保つ
ように作用するものである。
又半導体素子発熱体18は裏面より発する熱を
無駄なく気化筒1に作用させる為のアルミ製の伝
熱板21と共にネジ22によつて気化筒1底部に
固定され、該気化筒1を遮熱空間Aを介して覆う
カバー体23により押圧板24を介して常に気化
筒1底部に押圧され乍らとりつけられるものであ
り、一方金属製発熱体20は熱を無駄なく広範囲
に渡つて伝達する為、上下に分割された2枚のア
ルミ製の保持板25,26によつてサンドイツチ
状に保持され、且つバネ板27のバネ作用で気化
筒1外周壁に向かつて押圧されながらネジ28に
よつて取り付けられているものである。
29はノーズル部7側方の気化筒1外周壁の突
部30の位置に、スプリング31及び可動板32
を介して常に気化筒1側に押圧されながらネジ3
3により固定されたPTCサーミスタ等の半導体
素子感熱体で、気化筒1の温度を感知し燃焼を開
始させるものである。
34はバーナ部で、耐熱性を有した丸板状のヘ
ツド35と、上下に炎口36を多数形成した炎口
体37と、略T字状で中央に流通口38を開口
し、且つ上部の外周側面に凹溝39を形成した整
流体40と、逆火防止ネツト41とを締結材42
にて一体にして構成される。
43は気化筒1の受熱部3外壁に進退自在に螺
着する締結材で、該締結材43を進入させると整
流体40の凹溝39に食い込みバーナ部34を固
定し、又退却させると整流体40の凹溝39より
離別しバーナ部34を気化筒1より離別される。
44は定量油面器13が異常に上昇した時内圧を
排出する弁体で、火力を大小切り替えた時の圧力
変動を調節する逃口45及び定量保持弁46と共
に定量油面器13内に備えられている。
又定量油面器13の油面位は燃油噴出用ノーズ
ル14と同一か、或いは若干下方に位置してい
る。
47は気化筒1のバーナ部34を覆つた燃焼室
で点火器48及びフレームセンサー49を備えて
いる。
50はカバー体23のフランジー部、51はカ
バー体23とフランジー部50とを締結するネジ
である。
〈考案の効果〉 この考案によれば、半導体素子発熱体と金属製
発熱体が有する大きな利点を有しつつ、燃焼の立
ち上がり時間を早められる。
特に半導体素子発熱体と金属製発熱体とを分離
させたので、半導体素子発熱体に対して金属製発
熱体から熱的影響少なくされ、従つて半導体素子
発熱体は誤動作したり或いは劣化を早めたりする
ことを防止される。
しかもこれにより、長期間に渡つて確実な作動
させられる。
又金属製発熱体は気化筒の霧状燃油が衝突する
側に備えられているので、気化ガス形成の中心部
である燃油衝突部分が確実にしかも短時間に加熱
されることとなりスムースなガス化、及び燃焼が
常に行える。
更に金属製発熱体は半導体素子発熱体にて制御
されるので感熱素子もすくなくさせられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案一実施例の説明図、第2図は
同気化筒の拡大断面図。 1……気化筒、16……加熱装置、18……半
導体素子発熱体、20……金属製発熱体、34…
…バーナ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化筒1外方に加熱装置16を取り付けると共
    に気化筒1内に燃焼空気と霧状燃油とを供給して
    混合気を作りバーナ部34にて燃焼させるものに
    於いて、前記加熱装置16は気化筒1底部に位置
    させた自己熱制御する半導体素子発熱体18と、
    更に気化筒1の霧状燃油を衝突する側の外周壁に
    位置させた金属製発熱体20とを分離して成り、
    且つ金属製発熱体20は半導体素子発熱体18に
    て通電制御されるよう接続した事を特徴とする気
    化式石油燃焼器具。
JP1980058574U 1980-04-28 1980-04-28 Expired JPS6218812Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980058574U JPS6218812Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28

Applications Claiming Priority (1)

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JP1980058574U JPS6218812Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28

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Publication Number Publication Date
JPS56158719U JPS56158719U (ja) 1981-11-26
JPS6218812Y2 true JPS6218812Y2 (ja) 1987-05-14

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ID=29653054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980058574U Expired JPS6218812Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28

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JP (1) JPS6218812Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6218811Y2 (ja) * 1980-04-08 1987-05-14

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JPS56158719U (ja) 1981-11-26

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