JP2003328682A - 横坑構築工法及び横坑構築装置 - Google Patents

横坑構築工法及び横坑構築装置

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JP2003328682A
JP2003328682A JP2002141041A JP2002141041A JP2003328682A JP 2003328682 A JP2003328682 A JP 2003328682A JP 2002141041 A JP2002141041 A JP 2002141041A JP 2002141041 A JP2002141041 A JP 2002141041A JP 2003328682 A JP2003328682 A JP 2003328682A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地中の横坑構築装置の地上からの位置の探索
における誤差をなくし、正確な探索ができるようになさ
れた横坑構築工法及び横坑構築装置を提供する。 【解決手段】 駆動モータにより回転されるカッター
ヘッドを有する横坑構築装置を先導体として用い、該カ
ッターヘッドを回転させて地中を掘削するとともに、地
山の崩壊を防止しながら推進管を上記横坑構築装置の後
方から順次推進させる横坑構築工法において、上記横坑
構築装置内に発信コイルを収納させておき、この発信コ
イルの形成する磁場を地上に設置した受信コイルに生ず
る誘導起電力に基づいて検出し、検出された磁場の強度
に基づいて、上記横坑構築装置の位置を探索するにあた
り、上記発信コイルとして、互いに軸方向を直交させた
一対のコイルからなるものを用い、発信コイルの形成す
る磁場を検出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、地中にト
ンネル等の横坑を構築したり或いは下水管きょを構築す
る場合に実施される横坑構築工法及びこの横坑構築工法
を実施するための横坑構築装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、土圧式セミシールド
機,泥水加圧式セミシールド機及び泥濃式セミシールド
機等の横坑構築装置(セミシールド機)乃至はこれらの
機械を使用した横坑構築工法(セミシールド工法)は、
適用土質も広く、また操作性にも富んでいることから、
地中にトンネル等の横坑を構築する場合或いは下水管き
ょを構築する場合には広く使用されている。
【0003】上記各工法の中で、例として、土圧式セミ
シールド工法について説明する。この工法は、先導体と
して動力により駆動する掘削装置と、方向修正ジャッキ
等が装備された横坑構築装置や掘削機本体により、地山
の崩壊を防止しながら推進管を推進伝達体として発進立
坑内の推進管体後部に配設したジャッキにより推進する
工法であり、こうした土圧式セミシールド工法を行うセ
ミシールド機は、例えば、特開昭57−15797号公
報,特開昭57−74498号公報或いは特公昭61−
25879号公報において提案されている。
【0004】これらの公報に記載されている土圧式セミ
シールド機は、駆動モータにより回転駆動し正面には複
数のビットが固定されてなるとともに内部に土砂等を導
入する開口が形成されたカッターヘッドと、このカッタ
ーヘッドの背面側に形成され該カッターヘッドの回転駆
動により地盤が掘削されて発生した土砂や泥土を外部に
排出するスクリューコンベアー等の排泥装置を備えてい
るものであり、上記土砂等は、この排泥装置により外部
に排出される。
【0005】そして、このような横坑構築工法において
は、電磁波を用いた横坑構築装置の位置探索が広く使わ
れている。すなわち、横坑構築装置に発信機となるコイ
ルを設けておき、このコイルが形成する磁場を、地上に
設置した受信機となるコイルに生ずる誘導起電力に基づ
いて検出することにより、地上において、地中の横坑構
築装置の位置を探索するものである。このように探索さ
れた横坑構築装置の位置に基づいて、この横坑構築装置
の進行方向を制御することによって、掘削の位置を制御
して、所定の位置に横坑を構築することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにして電磁波を用いて横坑構築装置の位置を探索す
る横坑構築工法においては、横坑構築装置と地上面との
間における埋設管の有無や、横坑構築装置から地上面ま
での距離、あるいは、地上における車の往来などの影響
を受け、探索精度及び探索に費やす時間はまちまちとな
り、必ずしも満足のいく結果を得られるとは限らなかっ
た。
【0007】その原因のひとつは、横坑構築装置に搭載
している発信機のコイル(ゾンデコイル)によって形成
される磁場には、性質上、以下の図8及び図9に示すよ
うに、磁界分布の方向性が存在することにある。
【0008】すなわち、図8に示すように、発信機のコ
イル101の軸に平行な方向については、発信機のコイ
ル101による磁場は、地上において発信機の直頂付近
で、発信機のコイル101と受信機のコイル102との
ずれに対して、大きな検出磁界の変化が得られるため、
探索は容易である。
【0009】しかし、図9に示すように、発信機のコイ
ル101の軸と受信機のコイル102の軸と直交する方
向については、発信機のコイル101による磁場は、地
上において発信機の直頂付近で、発信機のコイル101
と受信機のコイル102とのずれに対して、検出される
磁界の変化が少ないものとなり、探索に長時間を要し、
或いは位置の特定が困難となる。
【0010】このように、従来の横坑構築装置において
は、一方向に対しては探索が容易であるが、他の方向に
ついては、探索に長時間を要したり、位置の特定が困難
である。このため、このような横坑構築装置を用いる従
来の横坑構築工法においては、図10に示すように、横
坑構築装置に対する相対的な方向によって、横坑構築装
置の位置の探索に誤差を生じ、正確な探索ができない。
つまり、発信機のコイル101の軸に平行な方向につい
ては、高い精度で横坑構築装置の探索が行えるが、発信
機のコイル101の軸に直交する方向についての探索精
度が低いため、結果的に、横坑構築装置の位置は、発信
機のコイル101の軸に直交する方向にある程度の長さ
をもった領域103内としか特定できず、正確に探索で
きないこととなる。
【0011】そこで、本発明は、地中の横坑構築装置の
地上からの位置の探索における誤差をなくし、正確な探
索ができるようになされた横坑構築工法及び横坑構築装
置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、第1の発明(請
求項1記載の発明)は、駆動モータにより回転されるカ
ッターヘッドを有する横坑構築装置を先導体として用
い、該カッターヘッドを回転させて地中を掘削するとと
もに、地山の崩壊を防止しながら推進管を上記横坑構築
装置の後方から順次推進させる横坑構築工法に係るもの
であって、上記横坑構築装置内に発信コイルを収納させ
ておき、この発信コイルの形成する磁場を地上に設置し
た受信コイルに生ずる誘導起電力に基づいて検出し、検
出された磁場の強度に基づいて、上記横坑構築装置の位
置を探索するにあたり、上記発信コイルとして、互いに
軸方向を直交させた一対のコイルからなるものを用い、
発信コイルの形成する磁場を検出することを特徴とする
ものである。
【0013】この第1の発明の横坑構築工法によれば、
発信コイルが互いに軸方向を直交させた一のコイルと他
のコイルの一対のコイルからなり、磁界の変化が少ない
一のコイルの直交方向は、大きな検出磁界の変化を得ら
れる他のコイルの軸と平行な方向となることから、この
発信コイルと受信コイルとの位置関係に因ることなく大
きな検出磁界の変化を得ることが可能となり、このた
め、どのような方向から測定した場合にも、容易に地中
における横坑構築装置の位置を特定しながら横坑の構築
を行うことが可能となる。
【0014】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記第1の発明において、前記発信コイルをなす一
対のコイルに、互いに90°の位相差を有する交流電流
を供給することを特徴とするものである。
【0015】この第2の発明の横坑構築工法において
は、発信コイルは互いに軸方向を直交させた一対のコイ
ルからなり、しかもそれぞれのコイルには互いに90°
の位相差を有する交流電流を供給することから、この発
信コイルによれば対称磁界分布、すなわち、球状の磁界
分布を得ることが可能となり、このため、どのような方
向から測定した場合にも、容易に地中における横坑構築
装置の位置を特定しながら横坑の構築を行うことが可能
となる。
【0016】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、横坑構築装置に係るものであって、駆動モータによ
り回転されて土砂を掘削するカッターヘッドが先端側に
形成された本体部と、前記本体部内に収納され、互いに
軸方向を直交させた一対のコイルからなる発信コイルと
を備え、前記発信コイルは、各コイルが形成する磁場
を、地上の受信コイルに生ずる誘導起電力に基づいて検
出されることにより、地中における位置を探索されるこ
とを特徴とするものである。
【0017】この第3の発明の横坑構築装置によれば、
発信コイルが互いに軸方向を直交させた一のコイルと他
のコイルの一対のコイルからなり、磁界の変化が少ない
一のコイルの直交方向は、大きな検出磁界の変化を得ら
れる他のコイルの軸と平行な方向となることから、この
発信コイルと受信コイルとの位置関係に因ることなく大
きな検出磁界の変化を得ることが可能となり、このた
め、どのような方向から測定した場合にも、容易に地中
における横坑構築装置の位置を特定することが可能とな
る。
【0018】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記第3の発明において、前記発信コイルをなす一
対のコイルには、互いに90°の位相差を有する交流電
流が供給されることを特徴とするものである。
【0019】この第4の発明の横坑構築装置において
は、発信コイルは互いに軸方向を直交させた一対のコイ
ルからなり、しかもそれぞれのコイルには互いに90°
の位相差を有する交流電流を供給することから、この発
信コイルによれば対称磁界分布、すなわち、球状の磁界
分布を得ることが可能となり、このため、どのような方
向から測定した場合にも、容易に地中における横坑構築
装置の位置を特定されることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この実
施の形態は、本発明を、小口径(外径が30cm〜70
cm)の横坑構築装置に適用したものである。この横坑
構築装置は、駆動モータにより回転されるカッターヘッ
ドを有し、該カッターヘッドを回転させて地中を掘削す
るとともに、地山の崩壊を防止しながら推進管を上記横
坑構築装置の後方から順次推進させる横坑構築工法にお
いて、先導体として用いられるものである。
【0021】この実施の形態に係る横坑構築装置1は、
図1に示すように、横坑構築装置本体2と、この横坑構
築装置本体の正面に着脱可能に配設されたカッターヘッ
ド3とから構成されている。上記横坑構築装置本体2
は、円筒状に成形され、内部には上記カッターヘッド3
を回転駆動させるための駆動モータ4が配設されてい
る。この駆動モータ4の駆動軸4aには、歯車5が固定
されている。また、この横坑構築装置本体2の正面側内
周には、リング状に成形された内歯歯車6が配設され、
この内歯歯車6は、上記歯車5と噛合している。そし
て、この内歯歯車6の正面にはリング状の連結部材7を
介してアウターコーン8が固定されている。すなわち、
上記横坑構築装置本体2内の正面側には、上記駆動モー
タ4の駆動力により回転駆動されるアウターコーン8が
設けられている。このアウターコーン8は、外周面はリ
ング状に成形され内周面は正面側から背面側に亘って徐
々に縮径されてなるものであり、このアウターコーン8
の縮径された内周面には、複数の突片9が固定されてい
る。
【0022】また、上記駆動モータ4の上方には、土圧
制御弁10が固定されており、この土圧制御弁10の正
面側には、この横坑構築装置本体2内に流入した泥土を
後方に搬送する排泥管11が配設され、この排泥管11
の先端には、隔壁12が設けられている。この隔壁12
は円盤状に成形され、外周面には上記連結部材7よりも
縮径された円筒状のリング部13が溶接されており、こ
のリング部13の外周面と、上記回転駆動する連結部材
7との間には軸受14が配設されている。なお、上記隔
壁12には、図示しない排泥口が形成され、横坑構築装
置本体2内に流入した泥土は、この排泥口を通って上記
排泥管11内に流入する。
【0023】また、上記隔壁12の中心には、インナー
コーン15が固定されている。このインナーコーン15
は、アウターコーン8の奥行きとほぼ同じ奥行き(長
さ)を有するものであって、外周面は先端側から基端側
に亘って徐々に拡径されている。すなわち、この横坑構
築装置本体2の先端側には、上記アウターコーン8とイ
ンナーコーン15とからなる破砕部が設けられており、
後述するカッターヘッド3に形成された開口を通って内
部に流入した礫等は、上記駆動モータ4の駆動力により
回転駆動するアウターコーン8の内周面と固定されたイ
ンナーコーン15の外周面とにより、細かく破砕された
上で、上記排泥口を通過して排泥管11内に流入する。
なお、上記インナーコーン15の先端には、後述するカ
ッターヘッド3に設けられた一方の軸受け部48に当接
する他方の軸受部15aが形成されている。
【0024】そして、上述のように構成された横坑構築
装置本体2の先端には、カッターヘッド3が着脱可能に
固定されている。このカッターヘッド2は、図2に示す
ように、上記横坑構築装置本体2の外径とほぼ同じ長さ
の外径に成形された筒状部20と、この筒状部20の正
面に設けられた第1のカッタースポーク部21と、該筒
状部20の正面に設けられた第2のカッタースポーク部
22とを備えている。上記第1及び第2のカッタースポ
ーク部21,22は、何れも両端が上記筒状部20の先
端に溶接され、該筒状部20の先端に形成された開口を
一部閉塞するものである。そして、この第1のカッター
スポーク部21と第2のカッタースポーク部22とは、
正面視において、(交差するものではなく)X字状に一
体化されてなる。したがって、このカッターヘッド3の
正面には、扇型となされた二つの大きな開口23,24
と、扇形となされた二つの小さな開口25,26が設け
られている。
【0025】なお、上記第1のカッタースポーク部21
の両端には、それぞれゲージカッタービット27,28
が転動可能に配設され、該ゲージカッタービット27,
28間には、センタカッター29,30,31,32が
転動可能に配設されている。また、上記第2のカッター
スポーク部22には、インナーカッター33,34が転
動可能に配設されている。また、上記第1のカッタース
ポーク部21の一端側側面及び他端側側面には、外側に
外周スクレーパツース35,36が形成され、これら外
周スクレーパツース35,36の内側には、スクレーパ
ツース37,38が形成され、また、上記第2のカッタ
ースポーク部22の両端には、礫破砕ビット39,40
と、外周スクレーパツース41,42が形成され、これ
らの外周スクレーパツース41,42内側には、スクレ
ーパツース43,44が形成されている。また、上記筒
状部20の先端面であって、上記大きな開口23,24
が形成されている部位には、取込ビット45,46が形
成されている。なお、この実施の形態においては、上記
第2のカッタースポーク部22には、掘削する地山に加
泥材を注入する加泥材注入口47が設けられ、この加泥
材注入口47は、図示しない加泥材注入管に連結されて
いる。
【0026】また、上記カッターヘッド3を構成する第
1のカッタースポーク部21と第2のカッタースポーク
部22とが一体化されている部位(中心)の背面側に
は、図1に示すように、上記インナーコーン15の先端
に形成された他方の軸受部15aが挿入される一方の軸
受48が設けられている。そして、上記カッターヘッド
3を構成する筒状部20の後端は、間にスペーサ49を
介して上記アウターコーン8の先端に図示しないボルト
及びナットにより着脱可能に固定されている。
【0027】したがって、上述した実施の形態に係る横
坑構築装置1によれば、図1に示す駆動モータ4が回転
駆動すると、歯車5と噛合する内歯歯車6,アウターコ
ーン8及びカッターヘッド3が回転駆動する。そして、
このカッターヘッド3の回転駆動により、上記第1のカ
ッタースポーク部21又は第2のカッタースポーク部2
2に形成され又は配設されたゲージカッタービット2
7,28,センタカッター29,30,31,32,イ
ンナーカッター33,34,外周スクレーパツース3
5,36,スクレーパツース37,38,礫破砕ビット
39,40により、地山が掘削され、また、この地山内
に大きな礫が混入している場合には、上記ゲージカッタ
ービット27,28,センタカッター29,30,3
1,32,インナーカッター33,34或いは礫破砕ビ
ット39,40により破砕される。このとき、破砕され
た礫が図2に示す二つの小さな開口25,26から横坑
構築装置本体2内に取り込まれない場合であっても、上
記二つの大きな開口23,24から内部に取り込まれ
る。
【0028】そして、このように横坑構築装置本体2の
内部に取り込まれた礫は、土圧により、上記アウターコ
ーン8とインナーコーン15との間に到達し、大きな礫
は、該アウターコーン8の回転駆動力と土圧によりイン
ナーコーン15に挟まれてさらに細かく破砕され、この
さらに細かく破砕された礫は、上記隔壁12に形成され
た図示しない排泥口から排泥管11内に流入し、最終的
には、地上に排出される。
【0029】そして、この横坑構築装置1においては、
横坑構築装置本体2内に、この横坑構築装置の地中にお
ける位置を地上より探索するための発信器50が収納さ
れている。この発信器50は、図3,図4及び図5に示
すように、互いに軸方向を直交させた一対のコイル5
1,52と、交流電源54及び位相変換器55から構成
されている。この発信器50は、各コイル51,52が
形成する磁場により、地上に位置する受信コイル53に
誘導起電力を生じさせて検出させることにより、地中に
おける位置を探索されるものである。
【0030】また、本発明に係る横坑構築工法において
も、上記の発信器50の形成する磁場を地上に設置した
受信コイル53によって検出し、検出された磁場の強度
に基づいて、上記横坑構築装置1の位置を探索する。こ
の探索の際には、互いに軸方向を直交させた一対のコイ
ル51,52と、交流電源54及び位相変換器55から
構成されている発信器50を用い、地上に受信コイル5
3を位置させて、発信器50の形成する磁場を検出す
る。
【0031】これら横坑構築工法及び横坑構築装置にお
いては、上記発信器50をなす一対のコイル51,52
には、図5に示すように、交流電源54により、互いに
90°の位相差を有する交流電流、すなわち、サイン
(sin)波電流及びコサイン(cos)波電流がそれ
ぞれ供給される。このような90°の位相差を有する交
流電流を各コイル(SIN発信コイル及びcos発信コ
イル)51,52に流すため、各コイル51,52に供
給される電流は、90°の位相差を発生させる位相変換
器55を通して供給される。すなわち、図5に示すよう
に、これら一対のコイル51,52は、交流電源54に
対して並列に接続され、交流電源54から位相変換器5
5を介して、90°の位相差を有し、かつ、電流値の等
しい交流電流を供給される。
【0032】上記発信器50のコイル51,52に交流
電源を供給する回路は、より具体的には、図6に示すよ
うに、交流電源54として、電源器56から電源供給さ
れて作動する水晶発振器57と、この水晶発振器57の
出力を分周する分周器58と、から構成されており、こ
の発信器50は以下のように作動する。すなわち、電源
器56は、例えば、直流12Vの外部電源を供給され、
水晶発振器57及びその他の各回路を作動させるための
所定電圧を発生する。また、分周器58は、水晶発振器
57の出力を分周して、33kHz、または、8kHz
などの所定の周波数のサイン(sin)波電流を出力す
る。
【0033】また、分周器58の出力電流は、位相変換
器55に送られる。位相変換器55は、基準信号ループ
回路59に制御され、送られたサイン波電流を、サイン
波電流及びこのサイン波電流に対して90°の位相差を
有するコサイン(cos)波電流の2つに変換して出力
する。
【0034】位相変換器55から出力されたサイン波電
流は、増幅器60を経ることで増幅がなされてコイル5
1に供給され、サイン波の磁界を発生する。また、位相
変換器55から出力されたコサイン波電流は、増幅器6
1を経ることで増幅がなされてコイル52に供給され、
コサイン波の磁界を発生する。
【0035】次に、この発信器50の一対のコイル5
1,52が形成する磁界について説明する。以下、図7
に示すように、軸方向を直交させた一対のコイル51,
52が置かれている位置(交点)を原点とし、これらコ
イル51,52が形成する磁界をHx,Hyとする。こ
れら磁界Hx,Hyが、任意の点Pに置かれた受信器の
コイル53(検出コイル)に対して鎖交する磁界につい
て検討する。このとき、受信器のコイル53における磁
界Hpは、以下の式(1)によって示される。なお、式
(1)中のψは、受信器のコイル53の軸のx軸に対す
る角度である。
【0036】 Hp∝Hx×cosψ+Hy×sinψ ・・・(1)
【0037】ここで、一対のコイル51,52に同位相
の交流電流が供給されているものと仮定し、この場合に
それぞれのコイル51,52に印加される電圧をV×s
inωtとすると、コイルから生じる磁界の大きさは電
圧に比例することから、磁界Hx,Hyは、以下のよう
に示される。
【0038】 Hx=H×sinωt Hy=H×sinωt
【0039】したがって、以下の式(2)が成立する。 Hp∝H×sinωt×cosψ+H×sinωt×sinψ =H×sinωt×(cosψ+sinψ) ・・・(2)
【0040】上記式(2)より、受信器のコイル53の
軸のx軸に対する角度ψによって、Hpの大きさ(|H
p|)は、以下のようなものとなる。
【0041】 ψ=0°のとき、|Hp|=H ψ=45°のとき、|Hp|=(2/√2)×H ψ=90°のとき、|Hp|=H ψ=135°のとき、|Hp|=0
【0042】したがって、この場合には、検出される磁
界の強さは、受信器のコイル53の軸のx軸に対する角
度ψに依存することとなる。
【0043】しかし、この実施例の横坑構築装置1にお
いては、上述の通り、一対のコイル51,52には、互
いに90°の位相差を有する交流電流が供給されてい
る。このため、各コイル51,52に印加される電圧
は、V×sinωt、V×cosωtと表すことができ
る。したがって、磁界Hx,Hyは、以下のように示さ
れる。
【0044】 Hx=H×sinωt Hy=H×cosωt
【0045】したがって、以下の式(3)が成立する。
【0046】 Hp∝H×sinωt×cosψ+H×cosωt×sinψ =H×sin(ωt+ψ) ・・・(3)
【0047】上記式(3)より、この場合には、検出さ
れる磁界の強さは、受信器のコイル53の軸のx軸に対
する角度ψに依存することがなく、下記の式(4)に示
す通り、Hpの大きさ(|Hp|)は、Hであることが
わかる。
【0048】 |Hp|=H ・・・(4)
【0049】すなわち、この実施例の横坑構築装置1に
おいては、発信器50の各コイル51,52の形成する
磁場が合成されて、略々球形の磁場が形成され、発信器
50の各コイル51,52と地上の受信コイル53との
軸方向に関係なく、一定の磁界が検出されるので、地中
の横坑構築装置1の位置を地上から正確に探索すること
ができる。
【0050】すなわち、この横坑構築装置1において、
受信器のコイル53において検出される磁界の強度の変
化は、発信器50の各コイル51,52と地上の受信器
のコイル53との間の距離の変化にのみ依存したものと
なる。したがって、この横坑構築装置1においては、ど
のような方向についても同様の精度で、受信器のコイル
53において検出される磁界が極大となる位置、すなわ
ち、発信器50の各コイル51,52と地上の受信器の
コイル53との間の距離が極小となる発信機50の直頂
位置を特定することができる。
【0051】
【発明の効果】前述した本発明の一実施例の説明からも
明らかなように、第1の発明(請求項1記載の発明)に
係る横坑構築工法によれば、発信コイルが互いに軸方向
を直交させた一のコイルと他のコイルの一対のコイルか
らなり、磁界の変化が少ない一のコイルの直交方向は、
大きな検出磁界の変化を得られる他のコイルの軸と平行
な方向となることから、この発信コイルと受信コイルと
の位置関係に因ることなく大きな検出磁界の変化を得る
ことが可能となり、このため、どのような方向から測定
した場合にも、容易に地中における横坑構築装置の位置
を特定しながら横坑の構築を行うことが可能となる。
【0052】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
に係る横坑構築装置によれば、発信コイルは互いに軸方
向を直交させた一対のコイルからなり、しかもそれぞれ
のコイルには互いに90°の位相差を有する交流電流を
供給することから、この発信コイルによれば対称磁界分
布、すなわち、球状の磁界分布を得ることが可能とな
り、このため、どのような方向から測定した場合にも、
容易に地中における横坑構築装置の位置を特定しながら
横坑の構築を行うことが可能となる。
【0053】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
に係る横坑構築装置によれば、発信コイルが互いに軸方
向を直交させた一のコイルと他のコイルの一対のコイル
からなり、磁界の変化が少ない一のコイルの直交方向
は、大きな検出磁界の変化を得られる他のコイルの軸と
平行な方向となることから、この発信コイルと受信コイ
ルとの位置関係に因ることなく大きな検出磁界の変化を
得ることが可能となり、このため、どのような方向から
測定した場合にも、容易に地中における横坑構築装置の
位置を特定することが可能となる。
【0054】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
に係る横坑構築装置によれば、発信コイルは互いに軸方
向を直交させた一対のコイルからなり、しかもそれぞれ
のコイルには互いに90°の位相差を有する交流電流を
供給することから、この発信コイルによれば対称磁界分
布、すなわち、球状の磁界分布を得ることが可能とな
り、このため、どのような方向から測定した場合にも、
容易に地中における横坑構築装置の位置を特定されるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る横坑構築装置の構
成を示す断面図である。
【図2】上記横坑構築装置のカッターヘッドを示す正面
図である。
【図3】上記横坑構築装置における発信器及び受信器を
なすコイルを示す概念図である。
【図4】上記横坑構築装置における発信器の構成を示す
平面図、側面図及び正面図である。
【図5】上記横坑構築装置の発信器をなすコイルに電流
を供給するための回路の構成を示す回路図である。
【図6】上記横坑構築装置の発信器をなすコイルに電流
を供給するための回路構成を示すブロック図である。
【図7】上記発信器をなすコイル及び受信器の位置関係
を示す平面図である。
【図8】従来の横坑構築装置において発信器のコイルの
軸に平行な方向について検出される磁界の様子を示すグ
ラフである。
【図9】従来の横坑構築装置において発信器のコイルの
軸に直交する方向について検出される磁界の様子を示す
グラフである。
【図10】従来の横坑構築装置における横坑構築装置の
地中における位置の特定のしかたを示す平面図である。
【符号の説明】
1 横坑構築装置 2 横坑構築装置本体 3 カッターヘッド 4 駆動モータ 50 発信器 51,52 一対のコイル 53 受信コイル 54 交流電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータにより回転されるカッターヘ
    ッドを有する横坑構築装置を先導体として用い、該カッ
    ターヘッドを回転させて地中を掘削するとともに、地山
    の崩壊を防止しながら推進管を上記横坑構築装置の後方
    から順次推進させる横坑構築工法において、 上記横坑構築装置内に発信コイルを収納させておき、こ
    の発信コイルの形成する磁場を地上に設置した受信コイ
    ルに生ずる誘導起電力に基づいて検出し、検出された磁
    場の強度に基づいて、上記横坑構築装置の位置を探索す
    るにあたり、 上記発信コイルとして、互いに軸方向を直交させた一対
    のコイルからなるものを用い、発信コイルの形成する磁
    場を検出することを特徴とする横坑構築工法。
  2. 【請求項2】 前記発信コイルをなす一対のコイルに、
    互いに90°の位相差を有する交流電流を供給すること
    を特徴とする請求項1記載の横坑構築工法。
  3. 【請求項3】 駆動モータにより回転されて土砂を掘削
    するカッターヘッドが先端側に形成された本体部と、 前記本体部内に収納され、互いに軸方向を直交させた一
    対のコイルからなる発信コイルとを備え、 前記発信コイルは、各コイルが形成する磁場を、地上の
    受信コイルに生ずる誘導起電力に基づいて検出されるこ
    とにより、地中における位置を探索されることを特徴と
    する横坑構築装置。
  4. 【請求項4】 前記発信コイルをなす一対のコイルに
    は、互いに90°の位相差を有する交流電流が供給され
    ることを特徴とする請求項3記載の横坑構築装置。
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CN112146871A (zh) * 2020-09-15 2020-12-29 北京工业大学 一种基于贝叶斯网络的摆角铣头故障分析方法

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