JP2000121741A - ビット前方センサ及びこれを用いた地層測定方法 - Google Patents

ビット前方センサ及びこれを用いた地層測定方法

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JP2000121741A
JP2000121741A JP29069898A JP29069898A JP2000121741A JP 2000121741 A JP2000121741 A JP 2000121741A JP 29069898 A JP29069898 A JP 29069898A JP 29069898 A JP29069898 A JP 29069898A JP 2000121741 A JP2000121741 A JP 2000121741A
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Ryosuke Taniguchi
良輔 谷口
Shinichi Hattori
晋一 服部
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Japan Oil Gas and Metals National Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビットを挿入したまま、ビット前方の地層の
状態を計測できるビット前方センサを得ることを目的と
する。また、このビット前方センサを用いた地層測定方
法を得る。 【解決手段】 地中を掘削するビット3を取り付けた非
磁性金属パイプからなるセンササブ10と、センササブ
10にビット3の軸方向に縦波音響波を発振するように
取り付けられた磁歪振動子からなる発振子4と、センサ
サブ10にビット3の縦波音響波を受信するように取り
付けられた磁歪振動子からなる受信子5とを少なくとも
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビットを用いて
掘削する地層掘削において、ビット前方の地層の状態を
計測する方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、「石油鉱業便覧」(石油技術
協会編、1983年6月発行)の299頁に記載のもの
と類似する従来の地層測定装置を示す構成図である。図
において、1は掘削用やぐら、2は掘削用やぐら1に装
架されたドリルパイプ(管体ともいう)、3はドリルパ
イプ2の先端に装着されたビット、4はドリルパイプ2
の中間の管壁に取り付けられた発振子、5は受信子であ
る。また図14は、上記地層測定装置における測定部分
を拡大した模式図である。図において、6は泥水、7は
地層、14は地層7中の境界面である。
【0003】次に動作について説明する。ドリルパイプ
2の管壁に設けられた発振子4からドリルパイプ2の管
壁に対して垂直方向に音波を発振する。発振された音波
は、泥水6及び地層7中を伝播して受信子5に到達し、
受信子5はこの音波を受信する。発振子4から発振され
た音波が受信子5に到達するまでの時間と、発振子4と
受信子5との間の距離から、地層7中の音波の伝播速度
が測定される。掘り進むにつれて地質に何らかの変化が
あると、音波の伝播速度が変わるので、掘進により境界
面14を通過したことを知ることができる。
【0004】ところで、地層掘削中においては、掘り進
むビット3の前方の地層の状態を知ることが、掘進作業
を安全に行い、予測しない爆噴を生じたりしないために
必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
地層測定装置では、発振子4はドリルパイプ2の管壁に
設けられ、ドリルパイプ2の管壁に対して垂直方向に音
波を発振するので、抗井の横方向における地層7の状態
は測定することができても、ビット3前方における地層
7の状態を測定できないという問題点があった。また、
従来の発振子4及び受信子5を前方に取り付けるとして
も、従来の発振子4及び受信子5は振動に対する強度が
弱いので、ビット3を含むドリルパイプ2を一旦引き上
げた後、先端に発振子4や受信子5を取り付けた専用の
パイプを降ろすことが必要で、時間と経費のロスになる
という問題点があった。
【0006】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、ビットを挿入したまま、ビット
前方の地層の状態を計測できるビット前方センサを得る
ことを目的とする。また、このビット前方センサを用い
た地層測定方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビット前
方センサを用いた地層測定方法は、地中を掘削するビッ
トを取り付けた管体、この管体に備えた発振子と受信子
を含むビット前方センサにより、ビットの前方の地層の
音響特性を測定する地層測定方法であって、ビットの近
傍の前記管体に、ビットの軸方向に縦波音響波を発振す
る発振子と、縦波音響波がビット前方の地層境界面によ
り反射した反射波を受信する受信子とを備え付ける手順
と、発振子と受信子とビット前方の地層境界面とをルー
プとして含む発振回路を構成する手順と、測定すべき第
1の位置で、ビットの回転を停止した後、このビットに
荷重を加える手順と、発振回路の発振周波数f1を計測
する手順と、第1の位置から距離ΔLを掘進した後の第
2の位置で第1の位置での手順を繰り返して発振周波数
f2を計測する手順と、f1、f2、ΔLをもとに、第
1または第2の位置から地層境界面までの距離、もしく
は音波の伝播速度を演算する手順とを含むものである。
【0008】また、受信した複数の周波数からなる反射
波の中から特定の周波数の成分を抽出する手順を含むも
のである。
【0009】また、この発明に係るビット前方センサ
は、地中を掘削するビットを取り付けた非磁性金属パイ
プからなるセンササブと、このセンササブにビットの軸
方向に縦波音響波を発振するように取り付けられた磁歪
振動子からなる発振子と、センササブにビットの縦波音
響波を受信するように取り付けられた磁歪振動子からな
る受信子とを含むものである。
【0010】また、受信子は、センササブ上の発振子よ
りもビット先端に近い位置であって、センササブの円周
上の前記発振子が取り付けられた位置とは異なる角度位
置に設置され、且つ受信子と発振子との間であって、発
振子からビットの軸に平行な方向への縦波の送出を防げ
ない位置に音響絶縁溝を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1によるビット前方センサを用いた地層測定方法の
全体構成を図1を用いて説明する。図において、1は掘
削用やぐらであり、ドリルパイプ2(管体ともいう)を
支えると共に、図示しない駆動装置によりこれを回転駆
動するものである。3はドリルパイプ2の先端に取り付
けられた掘削ビット(単にビットとも言う)であり、ド
リルパイプ2が回転駆動されることで、地中を(図の下
方へと)掘進するものである。
【0012】10はビット3を一体的に取り付けたセン
ササブであり、非磁性材料(例えばステンレス)で作ら
れたパイプである。4はセンササブ10の表面に埋め込
まれた発振子(磁歪振動子)であり、その振動(音響振
動)は、ドリルパイプ2の回転軸(図示しない)に平行
の方向にセンササブ10中に縦波として送出される。な
お、図では発振子4を2個示したが、1個以上であれば
良い。5はセンササブ10の表面に埋め込まれた受信子
(磁歪振動子)であり、ドリルパイプ2の回転軸に平行
な縦波音響波を受信できるものである。なお、磁歪振動
子そのものの構造については、例えば、特開平7−29
4658号公報に開示されているので、詳細な説明は省
略する。センササブ10は、全体としてビット前方セン
サを構成している。
【0013】11は発振子4や受信子5と、地上との信
号伝送を行うと共に、信号のデータ処理を行う伝送/制
御システムである。25は地上に設けられたCPUを含
むデータ処理装置であり、以下に説明する測定、制御、
演算などを実行する装置である。
【0014】また図2は、センササブ10とビット3付
近を詳細に説明するための図である。12は説明のため
に示した掘削穴、13は発振子4から送出され、センサ
サブ10及びビット3の内部を伝わって、ビット3の先
端からビット3の前方(今後掘進する方向を前方とい
う)の地中に伝わる音響縦波を示している。14は地中
の音響特性が変わる境界面を示している。音響縦波13
は、境界面14によって反射した反射波をも含んでい
る。15は発振子4及び受信子5と地上との信号伝送の
ためのユニットである。ユニット15は、図1の伝送/
制御システム11と電気信号(または音響信号)的に接
続されている。
【0015】図3は、発振子4及び受信子5と境界面1
4までの地層の音響特性を含む伝送/制御システム11
の構成を説明するブロック図である(伝送部分は省
略)。この系は全体として正帰還回路(発振回路)を構
成している。検出器増幅率G2とドライブ増幅率G1
は、任意に変化させることが可能である。注入効率Ki
と検出効率Kdは、ビット3に荷重をかけて、これを掘
削穴12の底面に強く押しつけることによって、ある程
度向上させることができる。減衰率Afは地層の特性と
して決まった値である。
【0016】このように構成したループの周波数ゲイン
特性を図4に示す。特定の周波数(図4では310H
z、460Hz、920Hz)で特にループゲインが高
くなっている。
【0017】図5は、図1ないし図4に示した装置が動
作中の地層中の音響状態を示している。ビット3と境界
面14との間に半波長の定在波が立つ周波数成分では、
反射波の信号強度が最も高くなるので、図3に示す発振
回路のループゲインを適当に調節すれば、この周波数
(図4の460Hz)で発振する。
【0018】図6は、このようにして発振を開始させた
ときの信号振幅の時間変化を示している。もちろん、ル
ープゲインの高低によって、安定な発振状態に至る時間
は影響を受ける。一般には、少なくとも0.2秒程度で
安定する程度の十分なゲインを設定することが好まし
い。
【0019】次に、この発明によるビット前方センサを
用いた地層測定方法について図7及び図8のフローチャ
ートにより説明する。まず、上記図3に示した正帰還回
路があらかじめ構成され、図示しない指令信号を入力す
れば回路が発振するように調節してあるものとする(ス
テップS01)。図7において(a)図は、ビット前方
の地層を測定しようと思う第1の位置の状態を示してい
る(ステップS02)。図7(a)では、ビット3と境
界面14との間の距離L1はもちろん不明である。そし
てこの状態で一度ビット3の回転を止め、ドリルパイプ
2を押し下げてビット3に荷重を加え、ビット3と掘削
穴12の底面との接触性を上げる(ステップS03)。
これによって、図3の注入効率Kiと検出効率Kdが良
くなり、より安定した計測が行えるようになる。
【0020】次に、図示しない指令を与えて発振回路を
働かせると、前述したとおり、ビット3と境界面14と
の間に半波長の定在波が立つ周波数f1で発振が生じる
ので、このf1を測定する(ステップS04)。この
時、地層中での音響縦波の速度をvとすれば、 f1=v/(2L1) (1) が成立する。
【0021】次に、再びドリルを回転させて掘進し、第
1の位置より△L進んだ第2の位置(図5(b))で停
止し(ステップS05/S06)、再び同様にして共振
周波数f2を測定する(ステップS07)。この時、前
述の第1の位置での計測と同様に f2=v/2(L1−△L) (2) が成立する。
【0022】式(1)(2)よりvを消去すれば、 4(L1)2−4L1・△L−(f2/f1)=0 (3) が成立する。△L、f1、f2は測定値であることから
L1を求めることができる(ステップS08)。同様に
して、式(1)または式(2)からvを求めることがで
きる。
【0023】以上の説明において、ビット3を停止した
後、ビット3に荷重をかけると説明したが、ビット3の
回転を停止するだけで、ビット3が掘削穴12の底面に
押しつけられるならば、ステップS03の操作はなくて
も良い。また、ビット3の先端面で強い反射が生じるこ
とがあるが、この周波数は装置固有のものでありあらか
じめ分かっているから、フィルタによって除去されるよ
うあらかじめ仕組んでおくことは容易にできる。また、
発振回路は、地上の装置を含むループとして説明した
が、センササブ10の中に全体を仕組んで、データだけ
を地上に送るようにしても良い。
【0024】実施の形態2.ビット3前方に接近した二
つの境界面14がある場合、図9のように二つの周波数
の強い反射波が生じる。この場合、最も近い(周波数の
高い)境界面14だけ注目すれば良いと言うわけではな
い。そして、反射波の信号強度は、境界面14までの距
離と、その境界面14を境として、その前後における音
響インピーダンスの比率(音速の差とほぼ同意)の大小
によって決定されるので、2番目の強度の反射波(例え
ば、図4の310Hz)が掘削上は、より重要であると
言う場合も当然あり得る。
【0025】そこで、図3のブロック図の検出器増幅率
G2に相当するブロックを図10に示す可変周波数バン
ドパスフィルタを備えた可変増幅器に置き換える。そし
て、この可変周波数バンドパスフィルタの選択周波数を
調整して、注目すべき周波数を捉えるのである。
【0026】図11は、このようなバンドパスフィルタ
を用いる場合の図8のフローチャートの変化を説明する
図である。図において、ステップS14は、第1の位置
における周波数f1の測定方法を示しており、バンドパ
スフィルタを用いないで発振が生じるまでゲインを上げ
たときの周波数に対して、バンドパスフィルタを挿入し
て、他の周波数を選択できる。また、ステップS17
は、第2の位置における周波数f2の測定を示してい
る。
【0027】バンドパスフィルタの代わりに、適当な特
性のハイパスフィルタまたはローパスフィルタまたはこ
れらを組み合わせたものを用いても良いことは言うまで
もない。
【0028】実施の形態3.ビット3前方の地層の音波
速度を測定する上では、安定な発振状態を得ることがな
によりも必要であり、それには、受信子5が反射波を的
確に捉えることが必要である。しかしながら、発振子4
と受信子5はきわめて接近した位置に取り付けることに
なるので、受信子5は微弱な反射波信号よりも、発振子
4から発射された送信波を検出してしまうことになりか
ねず、これでは、図3に示した地層を含む発振ループが
構成されないので、正しい測定を行うことができない。
そこで、受信子5が発振子4からの波を直接受けること
がないような工夫が必要となる。
【0029】図12は、上記の目的を達成するための、
本発明の実施の形態3による発振子4及び受信子5を取
り付けたビット前方センサの構造を示す図である。図
は、発振子4を2個、受信子5を1個取り付けた場合を
示すものである。発振子4は、センササブ10(ステン
レスなどの非磁性金属である)の円周上の180°の位
置に取り付けられ、互いに同相で駆動される。発振子4
も受信子5も磁歪振動子を用いており、縦波(図に向か
って上下方向)の送受信はできるが、横波の送受信はで
きないものが用いられている。受信子5は、上記2つの
発振子4の出力波を受けにくい丁度中間の位置、且つ発
振子4よりもビット3の先端に近い位置に配置される。
【0030】20は受信子5の背面に設けられた空隙
(音響絶縁溝ともいう)であり、例えば、図に向かって
横方向の寸法と奥行き方向の寸法は、受信子5の横方向
と奥行き方向の寸法と同程度、縦(上下)方向は、例え
ば、1mm程度である。空隙20は、音響的には絶縁性
を示し、発振子4からの波が受信子5に直接入ることが
ないように、且つビット3の側から来る反射波の受信の
妨げにならないように、さらに発振子4の出力波がビッ
ト3の先端方向へ伝播する妨げにならないように設けら
れる。
【0031】なお、空隙20を設ける部分に、図2のユ
ニット15を装着しても良い。また、図12では、空隙
20を受信子5に接する位置に設けたが、発振子4と受
信子5の中間の位置なら、受信子5に接していなくても
良い。また、単純な直線状の溝に限らずコ字形状などで
も良い。
【0032】
【発明の効果】以上のようにこの発明の地層測定方法
は、ビットの近傍の前記管体に、ビットの軸方向に縦波
音響波を発振する発振子と、縦波音響波がビット前方の
地層境界面により反射した反射波を受信する受信子とを
備え付ける手順と、発振子と受信子とビット前方の地層
境界面とをループとして含む発振回路を構成する手順
と、測定すべき第1の位置で、ビットの回転を停止した
後、このビットに荷重を加える手順と、発振回路の発振
周波数f1を計測する手順と、第1の位置から距離ΔL
を掘進した後の第2の位置で第1の位置での手順を繰り
返して発振周波数f2を計測する手順と、f1、f2、
ΔLをもとに、第1または第2の位置から地層境界面ま
での距離を、もしくは音波伝播速度vを演算する手順と
を含むので、ビットを挿入したまま、ビット前方におけ
る地層の状態を測定できる効果が得られる。
【0033】また、この発明の地層測定方法によれば、
受信した複数の周波数からなる反射波の中から特定の周
波数の成分を抽出する手順を含むので、複数の境界面の
中から注目すべき境界面を検出できる効果が得られる。
【0034】また、この発明のビット前方センサによれ
ば、地中を掘削するビットを取り付けた非磁性金属パイ
プからなるセンササブと、このセンササブにビットの軸
方向に縦波音響波を発振するように取り付けられた磁歪
振動子からなる発振子と、センササブにビットの縦波音
響波を受信するように取り付けられた磁歪振動子からな
る受信子とを含むので、ビットを挿入したまま、ビット
前方における地層の状態を測定できる効果が得られる。
【0035】また、この発明のビット前方センサによれ
ば、受信子は、センササブ上の発振子よりもビットに近
い位置であって、センササブの円周上の、発振子が取り
付けられた位置とは異なる角度位置に設置され、且つ受
信子と発振子との間の発振子からビットの軸に平行な方
向への縦波の送出を防げない位置に音響絶縁溝を設けた
ので、受信子の受信感度を向上できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサを用いた地層測定方法の全体構成を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサのセンササブ付近を拡大した図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサを用いた地層測定方法における伝送/制御システム
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサを用いた地層測定方法における発振ループの周波数
ゲインを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサが動作中の地層中の音響状態を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサが発振を開始したときの信号振幅の時間変化を示す
図である。
【図7】 この発明の実施の形態1によるビット前方セ
ンサを用いた地層測定方法を説明するフローチャートで
ある。
【図8】この発明の実施の形態1によるビット前方セン
サを用いた地層測定方法を説明するフローチャートであ
る。
【図9】 この発明の実施の形態2を説明するための図
である。
【図10】 この発明の実施の形態2によるビット前方
センサの可変増幅器を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態2によるビット前方
センサの可変増幅器の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】 この発明の実施の形態3によるビット前方
センサの構造を示す構成図である。
【図13】 従来の地層測定装置を示す構成図である。
【図14】 従来の地層測定装置における測定部分を拡
大した図である。
【符号の説明】
1 掘削用やぐら、2 ドリルパイプ、3 ビット、4
発振子、5 受信子、6 泥水、7 地層、10 セ
ンササブ、11 伝送/制御システム、12 掘削穴、
13 音響縦波、14 境界面、15 ユニット、20
空隙、25 データ処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中を掘削するビットを取り付けた管
    体、この管体に備えた発振子と受信子を含むビット前方
    センサにより、前記ビットの前方の地層の音響特性を測
    定する地層測定方法であって、 前記ビットの近傍の前記管体に、前記ビットの軸方向に
    縦波音響波を発振する発振子と、前記縦波音響波が前記
    ビット前方の地層境界面により反射した反射波を受信す
    る受信子とを備え付ける手順と、 前記発振子と前記受信子と前記ビット前方の地層境界面
    とをループに含む発振回路を構成する手順と、 測定すべき第1の位置で、前記ビットの回転を停止した
    後、このビットに荷重を加える手順と、 前記発振回路の発振周波数f1を計測する手順と、 前記第1の位置から距離ΔLを掘進した後の第2の位置
    で前記第1の位置での前記手順を繰り返して発振周波数
    f2を計測する手順と、 前記f1、f2、ΔLをもとに、前記第1または第2の
    位置から前記地層境界面までの距離、もしくは音波の伝
    播速度を演算する手順とを含むことを特徴とするビット
    前方センサを用いた地層測定方法。
  2. 【請求項2】 受信した複数の周波数からなる反射波の
    中から特定の周波数成分をフィルタを用いて抽出する手
    順を含むことを特徴とする請求項1記載のビット前方セ
    ンサを用いた地層測定方法。
  3. 【請求項3】 地中を掘削するビットを取り付けた非磁
    性金属パイプからなるセンササブと、 このセンササブに前記ビットの軸方向に縦波音響波を発
    振するように取り付けられた磁歪振動子からなる発振子
    と、 前記センササブに前記ビットの縦波音響波を受信するよ
    うに取り付けられた磁歪振動子からなる受信子とを含む
    ことを特徴とするビット前方センサ。
  4. 【請求項4】 受信子は、センササブ上の発振子よりも
    ビット先端に近い位置であって前記センササブの円周上
    の前記発振子が取り付けられた位置とは異なる角度位置
    に設置され、且つ前記受信子と前記発振子との間の前記
    発振子からビットの軸に平行な方向への縦波の送出を防
    げない位置に音響絶縁溝を設けたことを特徴とする請求
    項3記載のビット前方センサ。
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