JP3269777B2 - 単軸掘削装置 - Google Patents

単軸掘削装置

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JP3269777B2
JP3269777B2 JP28042496A JP28042496A JP3269777B2 JP 3269777 B2 JP3269777 B2 JP 3269777B2 JP 28042496 A JP28042496 A JP 28042496A JP 28042496 A JP28042496 A JP 28042496A JP 3269777 B2 JP3269777 B2 JP 3269777B2
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単軸掘削装置に係
り、特にベースマシンに支持されて立設されたリーダに
沿って昇降自在とされた単掘削軸およびこれを回転駆動
させる回転駆動手段を有する単軸掘削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の掘削装置は、機械式深層地盤改
良やソイル杭等の造成に用いられている。近年、この掘
削装置に要求される掘削深度はより深まる傾向にある。
しかるに、この掘削装置はその装置構造の点から、ま
た、地盤強度の深さ方向のばらつきに伴う反力により、
掘削過程で徐々に曲がったり、捩じれたりすることが多
い。掘削軸の傾斜・捩じれが過度に生じると、造成され
る改良体が設計通りにならず、特に先行して造成した改
良体と、次に造成した改良体との間に、大きな未改良部
分が生じることがある。
【0003】そこで、最近は、掘削軸内に傾斜計を設け
て、傾斜度合いを測定しながら、掘削軸の傾斜を修正す
ることが行われている。この例としては、特開昭62−
110111号、特開平1−94117号、特開平1−
278687号公報に記載のものを挙げることができ
る。
【0004】これらは掘削軸内に傾斜計などの検出器を
設けて、その軸内を通して地上に至る信号ケーブル線を
配線して信号を導くか、掘削軸とは別に制御管を設け、
その内部に傾斜計を設けてその管内を通して地上に至る
信号ケーブル線を配線して信号を導くようにしている。
【0005】また、信号ケーブル線の接続部の伝送方法
としては、単位掘削軸の上下端部に電磁コイル等を埋設
した非接触型コネクターを利用するものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方式
には、根本的に次記の問題が残されている。
【0007】(1)掘削軸内の信号ケーブル線を介して
信号を伝達するものであるために、その信号ケーブル線
を通すためのスペースの確保を行う必要がある。特に継
手部分において、困難性をきたし、継手を含めた掘削軸
の構造上の制約が大きいばかりでなく、掘削軸の長さが
長くなるに従って、その損傷の都度交換する必要のある
信号ケーブル線のコストが嵩む。
【0008】(2)この種の掘削では、所定の長さの掘
削が終了したならば、単位掘削軸を継ぎ足して、続く深
度に対する掘削を行うが、単位掘削軸の継ぎ足し時にお
いて、同時に信号ケーブル線の継ぎ足しを行う必要があ
り、これが施工能率を低下させる原因になるとともに、
危険作業ともなっていた。
【0009】(3)また、前記非接触型のコネクターを
使用する場合には、単位掘削軸の継ぎ足し時に信号ケー
ブル線の接続作業が不要となる利点はあるものの、各単
位掘削軸の上下端部に電磁コイル等の非接触コネクター
の埋込みを行わなければならないため、既存の掘削軸を
そのままでは使用することができず、大幅な装置改造が
必要となるためコストが嵩むなどの問題がある。
【0010】そこで本発明の主たる課題は、信号ケーブ
ル線を不要とし、したがって、掘削軸の継ぎ足しにおけ
る信号ケーブル線の連結およびその付帯作業を不要とす
るばかりでなく、既存の掘削軸に簡易な加工を施すだけ
で、掘削中に傾斜角度などの掘削情報を容易に得ること
ができ、その結果きわめて高い掘削精度で掘削を行うこ
とが可能となる単軸掘削装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ベースマシンに支持されて立設されたリー
ダに沿って昇降自在とされた複数本の単位掘削軸を長手
方向に連結して構成される単掘削軸およびこれを回転駆
動させる回転駆動手段を有し、前記掘削軸内に設けられ
た掘削情報検出器と、この掘削情報検出器の近傍に固定
された音響発振子と、地上側に設けられた前記音響発振
子からの信号を受ける受信子とを有し、前記掘削情報検
出器からの掘削情報信号は有線で前記音響発振子に与え
られて、掘削情報信号に応じて音響発振子を発振させ、
この発振を前記掘削軸の機械的振動に変換させて当該掘
削軸を伝送媒体として前記受信子に与え、この受信子に
おいて機械的振動を電気信号に変換して掘削情報信号を
得る構成とし前記単位掘削軸相互の連結構造が、一方
の単位掘削軸の外面が六角筒形の突継手と、他方の単位
掘削軸の内面が六角筒形に形成された受継手とが嵌合さ
れ、その受継手のピン挿入孔から接合ピンを挿入させ
て、この接合ピンを前記突継手の外面に形成された半円
筒凹部に係止させた構造である、ことを特徴とするもの
である。
【0012】この場合に、前記掘削情報検出器は、掘削
軸の傾斜を検出する傾斜検出器である態様が提供され
る。また、前記受信子の取付け態様としては、たとえば
受信子を実質的に前記掘削軸の上端部に設け、同じく掘
削軸上端部に設けた電波式送信器を介して無線で信号を
取り出すこともできるし、また受信子を実質的に掘削軸
の上端部に設け、スリップリングを介して有線で信号を
取り出すようにしてもよい。さらには、前記受信子を前
記掘削軸の上端部に設けられたスイベルの非回転部分に
固定することもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に詳説する。本発明の単軸掘削装置1は、たとえば図
1〜図3に示す全体構造を有するものである。すなわ
ち、ベースマシン2の前方において支持され設置された
リーダ3はベースマシン2のリーダ受台4とバックステ
イ5により支えられる構造となっている。前記リーダ3
には、複数本の単位掘削軸を長手方向に連結して構成さ
れた長尺の掘削軸6が鉛直方向に移動可能なように設け
られ、その掘削軸6の頭部にはリーダ3に沿ってスライ
ドする動力源7が搭載されている。この動力源7の動力
は、減速機8を介して掘削軸6に伝達される。
【0014】動力源7としては、油圧モータが用いられ
ることもあるが、一般的には電動モータが多く用いられ
る。この種の電動モータは一台に限られず、複数台用い
ることも可能である。これら電動モータからの動力は図
示しない歯車列により一つにまとめられ、減速機8によ
り回転数が減速されて掘削軸6に伝達される。
【0015】掘削軸6は、単位掘削ロッドが長手方向に
複数本連結されて構成されたもので、その下方には攪拌
ヘッド6aを有し、下端に掘削ヘッド6bが取り付けら
れている。前記攪拌ヘッド6aは翼片または螺旋翼など
で構成される。また、図4に示すように、掘削軸6の上
端には、削孔水、安定液またはセメントミルクなどの地
盤改良材や安定液を供給するためのスイベル24が設け
られ、構造は図示しないが、掘削軸6内にはこれらの液
体流路が形成され掘削軸6の下端部から吐出可能になっ
ている。
【0016】本発明では、かかる掘削装置1による掘削
に際して、主に掘削している過程での掘削情報を得て精
度の高い掘削を行うものである。図4に掘削情報の全体
の系統を示した。すなわち、掘削軸6内に傾斜計11な
どの掘削情報検出器が設けられ、この傾斜計11の近傍
に音響発振子12が固定され、さらに地上側の適宜の位
置、たとえば掘削軸6の上端部に前記音響発振子12か
らの信号を受ける磁歪型の受信子または音響振動を検出
する加速度計などからなる受信子13が設けられてい
る。
【0017】傾斜計11からの傾斜角度信号は有線で音
響発振子12に対して与えられて、その信号に応じて音
響発振子12を発振させ、この発振を掘削軸6の音響振
動に変換させて当該掘削軸6を伝送媒体として受信子1
3に与え、この受信子13において音響振動を電気信号
に変換して傾斜角度を得る構成としてある。ここにおい
て、音響発振子としては、圧電型発振子や音響発振子な
どを使用することができるが、本発明では、音響発振子
を使用することがより好ましく、以下では音響発振子の
うち、特に磁歪型発振子を用いた場合の上記掘削情報の
系統を、図7をも参照しながらさらに詳しく説明する。
【0018】具体的には、図5に示されるように、掘削
軸6の先端部には検出信号発振ユニットを収納するため
の空間部が形成され、この空間部にはX・Y軸の2軸用
傾斜計11と、この傾斜計11からの傾斜検出信号を処
理するための信号変換処理部15Aと、励磁電流制御装
置15Bと、前記傾斜検出信号に応じた振動を発する磁
歪型発振子12と、傾斜計11等の掘削情報検出器およ
び磁歪型発振子12を動作させるための電源バッテリー
14が納められている。すなわち、図6および図7に示
されるように、傾斜計11に連結して信号発信側に、増
幅器31、A/D変換器32およびインパルス変調器3
3を有する信号変換処理部15Aが設けられ、この信号
変換処理部15Aから、磁歪型発振子12に励磁電流お
よびインパルス電流を与えるための励磁電流制御装置1
5Bが設けられている。傾斜計11からの傾斜角度信号
は、増幅器31で増幅され、A/D変換器32によりデ
ジタル信号に変換され、次いでインパルス変調器33で
変調されたのち、励磁電流制御装置15Bに与えられ
る。励磁電流制御装置15Bでは、前記変調信号に基づ
いて、インパルス電流を磁歪型発振子12に与え、磁歪
型発振子12を発振する構成となっている。磁歪型発振
子12は、これが固定された掘削軸6に弾性波を与え
る。
【0019】前記磁歪型発振子12は、掘削軸6の内面
に対して実質的に直に音響振動が伝播可能なように固定
されているので、その音響振動は掘削軸6を通して前記
受信子13まで伝播可能となっている。また、前記磁歪
型発振子12は、たとえば図10に示す外形をもつもの
であり、金属磁歪素子12aを多数積層したものに対し
て励磁コイル12bを巻回し、その励磁コイル12bに
大電流を流して励磁させて、同図矢印方向の振動加速度
を生成させるものである。掘削軸6に磁歪型発振子12
を固定する場合は、振動の伝播性および解析精度からし
、磁歪型発振子12の振動方向を鉛直方向に選択する
のが望ましい。
【0020】傾斜計11としては、一方向のみでもよい
が好ましくはX軸およびY軸の両方向についての傾斜角
度を測定するために、そのX軸およびY軸専用の傾斜計
11x,11yを設ける。このような傾斜計としては、
差動トランス、歪みゲージ、静電容量、加速度計などの
各種測定器を用いることができる。
【0021】また、必要ならば方位信号を取り込んで掘
削情報とすることができる。方位計としては、たとえば
図示されるように、掘削軸6の上端付近にロータリーエ
ンコーダーやポテンションメータ10などの回転角度計
測器を設けることにより、掘削軸6の回転角度から傾斜
計11の方位を測定することができる。なお、場合によ
っては別途掘削軸6の先端に磁気コンパスやジャイロな
どの絶対方位を測定し得る方位計を設けることもできる
(図示しない)。16は後に詳述する掘削深度計であ
る。
【0022】かくして、図4に示すように、傾斜計11
からの信号は磁歪型発振子12に与えられた後、これか
ら音響振動信号として掘削軸6を伝送媒体として受信子
13に与えられ、その受信信号がFM電波等の電波を用
いた電波送信器17により無線によって送信される。一
方、ベースマシン2または管理室18には中央演算処理
装置19が設けられ、電波送信器17からの電波を電波
受信器20により取り込む。それと共に掘削深度を計測
する深度計16からの深度信号および傾斜計11の方位
を計測する方位計からの方位信号等の地上部での計測情
報をも取り込み、これらの掘削情報を基に解析演算処理
し、結果をCRTなどの表示装置21に表示させるとと
もに、記録装置22に記録する。
【0023】ここでは、掘削軸6内に電波送信器17を
設置して直接的に電波受信器20を介して中央演算処理
装置19に送信する方法を採用しているが、電波を使用
せずに、図8に示すように掘削軸6の上部にいわゆるス
リップリング23を設けて有線で信号を取出し、中央演
算処理装置19に送信することもできる。また、図9に
示すように、受信子13を掘削軸6ではなく、掘削軸6
の上端に設置してあるスイベル24の非回転部分に固定
して、ここから有線により信号を送信することも可能で
ある。この場合には、電波送信器17やスリップリング
23が不要となる。
【0024】上記実施例においては、地下側の掘削情報
検出器は傾斜計11だけであるため、送受発振手段とし
て一対の磁歪型発振子12および受信子13しか用いて
いないが、傾斜計11の他に、たとえばジャイロ方位検
出器、トルク検出器などの掘削情報検出器を設ける場合
には、伝送効率を高めるために磁歪型発振子12および
受信子13の対を増設して複数の伝送受発振手段とする
のが望ましい。なお、伝送受発信手段として設けた一対
の磁歪型発振子12および受信子13を用いて、前記複
数の掘削情報検出器からの信号の発信タイミングをずら
すことによって区別することも可能である。
【0025】ところで、この種の削孔装置に対して掘削
軸を振動の伝送媒体とすることは不可能であるのではな
いかと懸念していた。すなわち、この種の掘削軸は、ネ
ジによる連結接合ではなく、ピン接合によって連結し、
回転トルクは角(たとえば六角)連結部を介して伝達さ
れるために、主にそのピン接合部分がネックとなって振
動が伝達されないのではないかとの懸念があった。しか
し、現実に実験を繰り返したところ、良好に伝送が行わ
れることが知見された。
【0026】図11〜図15は掘削軸6の連結構造例を
示すものである。すなわち、突継手60は端部外面が六
角筒となり、これに対して受継手61の内面も六角筒形
に形成され、図11に示すように、これらの突継手60
と受継手61とを嵌合した後に、受継手61のピン挿入
孔61aに接合ピン62を挿通させて、突継手60の外
面に形成された半円筒凹部60aに係止させて、最終的
には接合ピン62の抜け止めを止めピン挿入孔61bか
ら止めピン(図示せず)を挿入して接合ピン62を固定
するものである。
【0027】なお、前記突継手60と受継手61との間
に中間継手63を介在し、この中間継手63内に傾斜計
11等を収納することもできる。たとえば、図16に示
される例は、中間継手63の周面から切削により収納凹
陥部63a〜63cを夫々形成し、各収納凹陥部63a
〜63cに電源バッテリー14、磁歪型発振子12、傾
斜計11等を収納し蓋をしたもので、各機器間のコード
連結は連通孔63d、63e…を介して行う。
【0028】実際に、図11の継手60,61同士の接
合部分において振動がどのように伝播するか調べた。結
果を図17に示す。同図によれば、磁歪型発振子12に
よる加振側の測定点Aと反対側の測定点Bとの間でさほ
ど減衰がないことが判る。また、図16に示す態様にお
いて、3つの継手を経由して単位掘削軸を3本連結した
状態で掘削を行っている過程で、振動の伝播性を調べた
ところ、図18に示す結果を得た。この結果から判るの
は、別の手段により計測した掘削中の雑音データとの比
較から、その雑音を拾うものの、確実に磁歪型発振子1
2からの振動データを検知できることである。
【0029】上記実施例では、掘削軸6の先端に設けた
磁歪型発振子12から掘削軸6の上端に設けた受信子1
3に対して直接信号を伝送しているが、多数の単位掘削
軸を連結した場合には、振動の減衰を補うために、中継
送受信器(図示しない)を掘削軸6の長さ方向に適宜の
数だけ設け、この中継送受信器にて一旦磁歪型発振子1
2からの振動を受信し、そこで増幅した状態で発振させ
て、次の中継送受信器または受信子13に向かって振動
を発信することもできる。この場合の前記中継送受信器
は、受信子13と磁歪型発振子12とを組み合わせたも
のである。また、上記実施例のように、受信子13をス
イベル24に固定する場合には、掘削軸6とスイベル2
4との間で振動の減衰が大きいため、前記中継送受信器
を掘削軸6の上端近傍に設けるのが望ましい。他方、中
継送受信器としては、受信子13により振動を検出する
ものの、発信はたとえば電波発信により行い、その電波
を掘削軸6の上部に設けた電波受信子13により受信し
た後、外部の電波受信器20に対して発信させる構成と
することもできる。
【0030】一方、図19に前記掘削深度計16の測定
原理を示す。すなわち、動力源7および多軸減速機8の
ケーシング16Aに対して、リーダ3の頂部に滑車16
Bを設け、ベースマシン2のたとえばリーダ受台4に掘
削深度(速度)計16を設け、これらにワイヤ16Cを
巻き掛けて、掘削に伴って昇降するケーシング16Aの
移動量をワイヤ16Cの移動量として、掘削深度計16
により検出するものである。掘削深度計16では、ワイ
ヤ16Cの移動量をドラムの回転角度として検出し、深
度を検出する。具体的にはロータリエンコーダやポテン
ショメータを使用することができる。16Dはワイヤ1
6C張るための滑車である。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、信号ケー
ブル線を不要とし、したがって、掘削軸の継ぎ足しにお
ける信号ケーブル線の連結およびその付帯作業を不要と
するばかりでなく、既存の掘削軸に簡易な加工を施すだ
けで、掘削中に傾斜角度などの掘削情報を容易に得るこ
とができ、その結果きわめて高い掘削精度で掘削を行う
ことが可能となるなどの利点がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多軸掘削装置例の側面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】掘削軸の先端部分の正面図である。
【図4】全体の装置構成の概要図である。
【図5】掘削軸先端部の拡大縦断面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視図である。
【図7】信号系統の概要図である。
【図8】掘削軸から信号を取出すための他の構造例を示
す要部拡大図である。
【図9】掘削軸からの信号取出すための他の構造例を示
す要部拡大図である。
【図10】磁歪型発振子の外形図である。
【図11】連結部分における連結構造を示す縦断面図で
ある。
【図12】受継手の半断面正面図である。
【図13】その平面図である。
【図14】突継手の半断面正面図である。
【図15】その平面図である。
【図16】中間継手に磁歪型発振子を設けた例の縦断面
図である。
【図17】振動の伝播性の試験結果を示すグラフであ
る。
【図18】振動の伝播性の他の試験結果を示すグラフで
ある。
【図19】掘削深度の検出例を示す概要図である。
【符号の説明】
1…単軸掘削装置、2…ベースマシン、3…リーダ、4
…リーダ受け台、6…掘削軸、7…動力源、11…傾斜
計、12…磁歪型発振子、13…受信子、14…電源バ
ッテリー、15A…信号変換処理部、15B…励磁電流
制御装置、16…掘削深度計、17…電波送信器、18
…管理室、19…中央演算処理装置、20…電波受信
器、21…表示装置、23…スリップリング、24…ス
イベル、63…中間継手
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01C 9/00 (72)発明者 谷口 良輔 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社長崎製作所内 (72)発明者 坂本 隆博 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社長崎製作所内 (72)発明者 島田 隆史 長崎市丸尾町6番14号 三菱電機株式会 社長崎製作所内 (56)参考文献 特開 平1−278687(JP,A) 特開 平7−294658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 47/00 - 47/12 E02F 5/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースマシンに支持されて立設されたリー
    ダに沿って昇降自在とされた複数本の単位掘削軸を長手
    方向に連結して構成される単掘削軸およびこれを回転駆
    動させる回転駆動手段を有し、 前記掘削軸内に設けられた掘削情報検出器と、この掘削
    情報検出器の近傍に固定された音響発振子と、地上側に
    設けられた前記音響発振子からの信号を受ける受信子と
    を有し、 前記掘削情報検出器からの掘削情報信号は有線で前記音
    響発振子に与えられて、掘削情報信号に応じて音響発振
    子を発振させ、この発振を前記掘削軸の機械的振動に変
    換させて当該掘削軸を伝送媒体として前記受信子に与
    え、この受信子において機械的振動を電気信号に変換し
    て掘削情報信号を得る構成とし 前記単位掘削軸相互の連結構造が、一方の単位掘削軸の
    外面が六角筒形の突継手と、他方の単位掘削軸の内面が
    六角筒形に形成された受継手とが嵌合され、その受継手
    のピン挿入孔から接合ピンを挿入させて、この接合ピン
    を前記突継手の外面に形成された半円筒凹部に係止させ
    た構造である、 ことを特徴とする単軸掘削装置。
  2. 【請求項2】掘削情報検出器は、掘削軸の傾斜を検出す
    る傾斜検出器である請求項1記載の単軸削孔装置。
  3. 【請求項3】前記受信子は実質的に前記掘削軸の上端部
    に設けられ、同じく掘削軸上端部に設けられた電波式送
    信器を介して無線で信号を取り出すようにした請求項1
    または2記載の単軸掘削装置。
  4. 【請求項4】前記受信子は実質的に前記掘削軸の上端部
    に設けられ、スリップリングを介して有線で信号を取り
    出すようにした請求項1または2記載の単軸掘削装置。
  5. 【請求項5】前記受信子は前記掘削軸の上端部に設けら
    れたスイベルの非回転部分に固定してある請求項1また
    2記載の単軸掘削装置。
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