JP4184233B2 - 地盤改良体造成工法およびその装置 - Google Patents

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本発明は、軟弱地盤の改良や建築構造物の基礎の造成、地山の支保等に於いて適用されうる地盤改良体造成工法およびその装置、好ましくは長距離水平地盤改良体造成工法および造成装置に関するものである。
大深度都市構想時代を迎え、トンネル・地下鉄・道路・上下水道・地下街など、大深度地下の開発が進んでいる。これに伴い、大深度(40m以上)にも対応できる地盤改良技術が欠かすことのできないものとなっている。大深度地盤改良において、トンネル掘削に先行して行われる補助工法の一つにアンブレラ工法がある。アンブレラ工法は、半円状に鋼管等を打ち込む先受け工の総称であり、主にかさの部分の上部補強工程(アンブレラ工法の先受け工)とサイド補強工程から構成される。上部補強工程は使用される部材等により、次のように分類することができる。即ち、(1)鋼管を単体で使用する工法、(2)高圧で噴射される水(セメントミルク)と混合攪拌される硬化材を使用して噴射改良体を造成する工法、(3)鋼管および注入剤を組み合わせて使用し注入改良体を造成する工法、(4)鋼管および噴射改良体を組み合わせて使用する工法、である。
鋼管の使用は地盤改良体の平均的な剛性を大幅に増加させることが可能である。したがって先行変位の抑制や地山のゆるみ防止に非常に効果的である。(1)のような具体的な工法としてはパイプルーフ工法が挙げられるが、このような鋼管を単体で用いる工法では、鋼管を打ち込む施工の際に鋼管の周辺地盤が乱される事があり、好ましくない影響を与える可能性がある。また地下水位以下等の軟弱地盤では、鋼管単体では難しく、薬液注入工法との併用が必要である。(2)の工法としては、具体的にはMJS工法(メトロジェットシステム工法−出願人の商標)などが挙げられるが、鋼管を含まず、得られる剛性が小さいため、先行変位抑制効果がやや小さいと計算される。また造成の後から鋼管を挿入することを考えても数々の問題が想定される。(3)の工法としては具体的にはAGF工法等があり、(4)の工法においては具体的にはトレビジェット工法等が挙げられる。しかし、(3)の工法に使用される注入剤は地盤に与える好ましくない影響を無視できなく、また(3)と(4)の工法に使用される鋼管の鋼管長は最大で10から15mであって長さが短く、選択できる鋼管の種類も少なかった。このようにこれら工程は、多くの克服すべき問題点を含むものであった。
特開平7−3769号公報 MJS工法造成体の精度・品質向上方法技術資料その2、方向制御技術、ジェオフロンテ研究会、2002.11
本願発明者は上記問題を克服するために、優れた工法ではあるが、先行変位抑制効果等に問題を残していた(2)の工法のひとつであるMJS工法に、鋼管を地盤改良体内に設置させて、地盤改良体の剛性を向上させることを検討した。検討の目的の一つには、(4)の工法の問題点の一つである、鋼管の鋼管長が短く選択できる鋼管の種類が少ないといった問題点を克服することも含まれる。
従来のMJS工法では、鋼管を連結したパイプは硬質地盤における削孔管としての用途のみで使用されており、造成管と連動してパイプが連動回転する構造とはなっていなかった。そしてパイプは造成時に硬化剤の噴射や排泥吸引の障害となるため、造成を行う前に回収されていた。MJS工法へパイプを地盤補強材として地盤改良対内に設置させる工程を組み込むことを検討するにあたり、鋼管を設置する方法には、鋼管を、硬化材の噴射攪拌工程後に挿入する(再削穴を含む)方法と、噴射攪拌工程と同一作業で鋼管を挿入する方法が考えられた。前者の方法では、未固結状態の造成体に鋼管を挿入することになり、鋼管の位置が不安定になる可能性があり、また造成体の流出の危険がある。またパイプのための再削孔後にパイプを挿入する場合は、施工効率が大幅に低下する。そのため、噴射攪拌工程と同一作業でパイプを挿入する方法が、鋼管の位置が安定し、施工効率も良いと考えられる。
具体的な方法としては、(1)削孔、造成、挿入を交互に行う方法と、(2)削孔後、後退しながら硬化材の噴射攪拌と鋼管の挿入を同一作業で行う方法とが考えられる。
しかしながら前者の方法は、パイプが未固定地盤造成体の中に挿入されるため不安定になり、削孔における孔曲がりを助長する危険性があり、さらには作業が煩雑で施工効率が低下するため好ましくない。よって本願の新しい工法では、削孔後に造成とパイプ挿入を同一作業で行う方法を検討した。
本願発明者は、MJS工法の従来の主な特徴である、(1)強制排泥装置を備え、施工時の地盤内圧力を制御し、周辺地盤あるいは周辺構造物に対する影響を軽減できる、(2)方向制御装置により長距離(80m程度)を高精度に削孔し造成体の位置に関する精度を保証できる、という特徴にさらに、(3)工期短縮、経済性向上のために、鋼管挿入と改造体造成を同一作業で実施する、という特徴を加えることを目標としこれを達成した。
本願発明である工法および装置では、前記の目標を達成するため、パイプ挿入と造成をほぼ同一のステップの作業で随時実施させることを検討した。すなわち、造成管とこれを内包するパイプを連動して連動揺動回転する構造として削孔を行い、その後、パイプと造成管を後方向に移動させてゆくことにより、所定長の地盤改良を削孔部の先端から順次手前側に行うと同時に、パイプのみを前進させる工程を含むことにより、パイプを地盤改良体中に残存させるものである。パイプには造成のための噴射ポイントを所定間隔で設け、噴射位置を順次ずらせることにより所定長の造成を随時施工する。
すなわち本発明では、地盤削孔機で削孔し、削孔後、地盤を改良するための硬化材を超高圧で噴射しつつ硬化材噴射ロッドを引き戻すことによって、地盤補強体を含む地盤改良体を対象地盤に造成する地盤改良体造成工法において、側壁に長軸方向に所定のスパンで硬化材噴射穴および排泥吸引穴を複数対有するパイプと、該パイプ内を貫通するように挿入され、先導管、硬化材噴射穴および排泥吸引穴を有するモニタ部、多孔管の順で接続され硬化材噴射ロッドとを、前進させて目標地点までの削孔を行う削孔工程と、パイプを置き去りにし硬化材噴射ロッドのみを後退させて、モニタ部の硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置と、パイプの複数対の硬化材噴射穴および排泥吸引穴のうちの最初に一致した対の位置とを一致させ、次に、パイプと硬化材噴射ロッドを同時に揺動させかつパイプと硬化材噴射ロッドの双方を前記スパンの1つ分だけ後退させつつ、位置合わせされた硬化材噴射穴及び排泥吸引穴より硬化材噴射及び排泥吸引を行うことにより、前記スパンの1つ分の地盤造成体を造成する第1造成工程と、硬化材噴射ロッドを置き去りにしパイプのみを前記スパンの一つ分だけ前進させ、パイプの前記硬化材噴射穴および排泥吸引穴に後続する新しい硬化材噴射穴および排泥吸引穴の対の位置と、モニタ部の硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置とを一致させ、次に、パイプと硬化材噴射ロッドを同時に揺動させかつパイプと硬化材噴射ロッドの双方を前記スパンの1つ分だけ後退させつつ、位置合わせされた硬化材噴射穴及び排泥吸引穴より硬化材噴射及び排泥吸引を行うことにより、前記スパンの1つ分の新しい地盤造成体を造成する第2造成工程と、
第2造成工程を複数回繰り返すことにより地盤補強体としてのパイプが挿入された連続する地盤改良体を造成する造成繰り返し工程と、を含むことを特徴とする地盤改良体造成工法を提供する。
さらに、上記の地盤改良体造成工法に用いられる地盤改良体造成装置であって、パイプビットを先端に備え、かつ内壁に所定の間隔でノックピン有し、さらに側壁に長軸方向に所定のスパンで硬化材噴射穴および排泥吸引穴を複数対有するパイプと、前記パイプを堅持し回転させつつ前進又は後退させる前方マシンと、前記パイプ内を貫通するように挿入され、先導管、硬化材噴射穴および排泥吸引穴を有し、かつ外周に凸部を設けたモニタ部、及び多孔管(3)の順で接続され硬化材噴射ロッドと、前記硬化材噴射ロッドを回転させつつ前進又は後退させる後方マシンとを有し、前記パイプのノックピンと前記モニタ部の凸部が係合することにより、該パイプの硬化材噴射穴および排泥吸引穴と、該モニタ部の硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置が一致することを特徴とする地盤改良体造成装置を提供する。
本発明の地盤改良体造成工法及び装置により、大きな剛性を持つ改良体の築造が可能となり先行変位抑制効果に優れ、また鋼管の挿入と造成が一度に行なわれる為、工期の短縮が可能で経済的効果にも優れるという利点がある。
本発明の地盤改良体造成工法及び装置は、パイプビットを先端に備えたパイプと、これに貫通するように挿入された硬化材噴射ロッドを同時に前進させて削孔を終了した後、硬化材噴射ロッドのみを後方に移動させ、パイプの硬化材噴射穴および排泥吸引穴と多孔管の硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置を一致させ、次に地盤中に硬化材を噴射させながら、パイプと硬化材噴射ロッドを同時に揺動しつつ後退させ造成する。その後、硬化材噴射ロッドを置き去りにしてパイプのみが前進し、多孔管の前記穴とパイプの新しい硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置を一致させ、再び同様に造成を行う。このように、本願の発明は、削孔後、最初の位置合わせを行い、造成し、次の位置合わせを行い、これら工程を繰り返すことにより、パイプが挿入された地盤改良体を簡易に正確に造成する工程及び装置である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に基づく先導管1と、これに連続するモニタ部2、多孔管3、パイプビット5、パイプ6の概略側面図であり、更にこれらを正面から見た概略正面図、背面から見た概略背面図が示されている。パイプ6の構成単位である鋼管は、好ましくは、従来使用されるものよりも大きな剛性をもつφ165から216mm鋼管を使用することが好ましい。この使用により、先行変位抑制効果を向上させ、大きな剛性を持つ改良体が造成できる。鋼管の長さは好ましくは1.5から3.0mであり、さらに好ましくは約1.5mである。先導管1、モニタ部2、多孔管3は連続して接続され(以下これら連続されたものを硬化材噴射ロッド4と呼ぶ)、これらを連続した硬化材噴射ロッド4は、パイプビット5を先頭に備えるパイプ6に内包される。モニタ部2には、ここには図示されないが、排泥吸引穴7および硬化材噴射穴11が設けられ、これより硬化材の噴射及び排泥の吸引が行われる。
図2(1)は硬化材噴射ロッド4の概略斜視図、図2(2)はパイプ6の概略斜視図、図2(3)は硬化材噴射ロッド4を挿入したパイプ6を示す概略斜視図である。図2(1)の硬化材噴射ロッド4は、先導管1、モニタ部2、多孔管3を連続させた造成管である。多孔管3は硬化材噴射ロッドの本体部でもあり、モニタ部2には排泥液(スライム)を排出する排泥穴7が設けられる。図示されていないが排泥穴より後方の下側に、硬化剤噴射穴11が設けられている。多孔管3は、その内部に、硬化材、排泥、排泥吸引水、圧縮空気の送付、排泥の搬送、地盤内圧力信号伝達を行う経路等を設置し得るものである。多孔管3は、管の連続体であることが好ましくその接続される連続数は任意であり、造成目標地点までの所要距離に従い適宜連結伸張させることができる。
図2(2)のパイプ6は、先端にパイプビット5を設置し、その周面にはノックピン9、排泥穴8、噴射穴10が設けられている。パイプ6は造成体内に補強のために残置される鋼製パイプであり、好ましくは単位長1.5mほどの複数の鋼管を接続して使用できる。パイプビット5はその先端部にビットを有しており、切削の機能を有するとともに、切削時にはパイプ6の揺動トルクをモニタ部2に伝達する機能を有し、さらに造成後はパイプ6とともに造成体中に残置する。排泥穴8からはスライムが地盤より管内へ排出され、また噴射穴10を通じて硬化材が噴射される。本願の発明において、パイプ6の排泥穴8から噴射穴10までの距離と、硬化材噴射ロッド4の排泥穴7から硬化材噴射穴11までの距離は一致することが必須である。しかしながら、パイプ6の長軸方向に複数対設けられる排泥穴8と噴射穴10の対の距離は任意である。またパイプ6に使用される鋼管の数も任意であり、多孔管3と同様に造成目標地点までの所要距離に従い適宜連結伸張させることができる。1つの鋼管に排泥穴8と噴射穴10が一つずつ設けられるのが好ましいが、鋼管の長さによっては、一つの鋼管に複数対の排泥穴8と噴射穴10を設けることも可能であり、また排泥穴8と噴射穴10のない鋼管を、排泥穴8と噴射穴10を持つ鋼管の間に接続することも可能である。このような場合は必要に応じて1回の工程で造成する造成距離を適宜好ましく設定する必要がある。ノックピン9は、モニタ部2に取り付けた凸部とかみ合い、所定の位置で硬化材噴射ロッド4とパイプ6を互いに固定する。造成のために硬化材噴射ロッド4とパイプ6が回転させる時には、ノックピン9とモニタ部2の凸部による係合部によるトルク伝達機構により、パイプ6と硬化材噴射ロッド4には常に同じ揺動が与えられる。削孔あるいは造成の為に、硬化材噴射ロッド4とパイプ6を前後の方向に同時に移動させる場合は、パイプ6と硬化材噴射ロッド4を、前方マシン及び後方マシンで、同じ速度で移動させる。これによって互いの穴の位置も必要とされる位置から移動することなく、パイプ6と硬化材噴射ロッド4を移動できる。なおノックピン9とモニタ部2の凸部の係合部は、硬化材噴射ロッド4とパイプ6の揺動方向の動きを一致させるものであるが、互いにその前後方向へのスライド運動を抑制するものではない。すなわち例えばどちらか一方に前方向あるいは後方への力が加えられた場合、残りの一方の管はその場で静止状態を継続することが可能である。
多孔管3およびパイプ6は、どのような管の連結方法でも問題の生じない限り適用可能であるが、連結の一例としては、ボルトとナットを用いる事が可能である。例えば、多孔管3の各先端部又は一端に溝孔を穿設し、ボルトをスライドさせ、予め設けられたねじ孔にねじ止めすると共に、ナットで締止することによって連結を行うことが可能である。図2(3)は硬化材噴射ロッド4を挿入したパイプ6である。先導管1が先端にあり、方向修正時に削孔する状態の硬化材噴射ロッド4とパイプ6の形態を示している。直進掘進時にはパイプビット5が最先端になるよう位置決めされる。本願では、所定区間の造成、好ましくは鋼管長の造成、の終了後は、造成管の硬化材噴射穴11を次のパイプの硬化材噴射穴の位置に移動させるために、パイプ6を所定の長さ、好ましくは単位鋼管長さの分だけ、前方に移動する。即ち、パイプ6と造成管は、回転方向の動きは連動するが、前後方向には互いにスライドすることが可能である。これらの工程は後にさらに詳細に述べられるが、次のようにして行われる。即ち、削孔後、硬化材噴射ロッド4のみが後退し図2(2)に示されるノックピン9と図2(1)に記載されるモニタ部2の凸部を係合させ、次に硬化材噴射ロッド4とパイプ6を同時に揺動しつつ後退し硬化材を噴射して第一の造成を行い、その後、パイプ6のみが好ましくは1スパン分(1鋼管長さ)前進し、図2(2)に示される前記ノックピンよりも後方に位置する新たなノックピンとモニタ部2の凸部を係合させ、硬化材噴射ロッド4とパイプ6は同時に揺動しつつ後退させ硬化材の噴射を行い第二の造成を行い、このような工程を繰り返すことにより造成が完了される。
図3は、図2(3)の硬化材噴射ロッド4を挿入したパイプ6の面(a)、(b)、(c)についての概略断面図である。図3(1)はモニタ部2を挿入したパイプビット5の断面図であり、パイプビット5の中空部に設けられた凹部と、モニタ部2の周壁に設けられた4つの凸部が4箇所でかみ合っている。図3(2)はモニタ部2を挿入したパイプ6の断面図であり、パイプ6の中空部に設けられた2対のノックピンと、モニタ部2の周壁に設けられた4つのうち2つの凸部が2箇所でかみ合っている。図3(3)は、多孔管3を挿入したパイプ6の断面図であり、多孔管3の外周には凸部はなく、よって互いの動きは拘束されない。
削孔および造成時において、揺動トルクはねじれを回避するために、造成管でなくパイプ6に与えられる。(切削時の推力に関しては、造成管とパイプ6に対し個別の推力が与えられる。)しかしながら、例えば造成時のように地盤からは摩擦抵抗のみが加えられる場合と比較すると、削孔時には土砂を切削するために大きな力が必要であり、大きな揺動トルクが必要と考えられる。効果的に先端で揺動トルクを使用及び伝達するため、切削時には、図3(3)にも示されるようにパイプ6のトルクは多孔管3へは直接伝えられず、図3(1)に示されるようにパイプ6の先端に設けられる強度の大きなパイプビット5によって造成管のモニタ部2及び/又は(ここでは図示されないが)先導管1へと直接伝達される。パイプビット5とモニタ部2及び/又は先導管1は4箇所でかみ合っているために回転方向に対しては同じ運動を行うものであり、また強いトルクであっても瞬時かつ正確にモニタ部や先導管に伝達することができる。パイプビット5における係合位置の数は必要に応じて変更することが可能であるが、その求められる性質上、パイプ6とモニタ部2及び/又は先導管1の係合位置の数よりも多いことが好ましい。
図4は、本願発明の造成工法に従う概略工程図である。方向制御による削孔完了後に、穴の位置合わせをおこない、排泥、硬化材噴射及び後退を行い第1の段階の造成を行い、その後、次の位置あわせを行い、第2の段階の造成を行い、これら位置合わせと造成の工程を繰り返し、地盤改良体を造成してゆく工程を示している。図4(1)は、方向修正の削孔を完了した際の、硬化材噴射ロッドとパイプ5を示している。方向制御削孔を行った為に、パイプビット5の先より先導管1が露出している。この先導管1には、削孔時に方向を制御するウェッジ(楔形)を有する先端シュー、方向制御のための計測装置等を設置し得るものである。パイプ6には排泥穴8と硬化材噴射穴10が設けられているが、この段階ではモニタ2の排泥穴7や内側にノズル12を設置する硬化剤噴射穴11の位置とは一致していない。従ってモニタ2の排泥穴7や硬化剤噴射穴内11には石や泥が入り込むことがなく保護される。上記の穴には、任意により開閉壁を設ける事も可能である。
図4(2)は、削孔後に、パイプ6の排泥穴8と硬化材噴射穴10と、モニタ2の排泥穴7とノズル12を設置する硬化剤噴射穴11の位置を一致させた様子を示している。パイプ6の位置はそのままに、硬化材噴射ロッド4のみが後退され、位置決めが行われている。位置決めはノックピン9とモニタ部2の凸部を契合させることによって行われる。図4(3)は、位置決めをした硬化材噴射ロッド4とパイプ6を同時に揺動しつつ後退させ、造成を行う様子を示している。造成時にはモニタ部2のノズル12から噴射する硬化材はパイプ6に設けた噴射穴を通して地盤中に噴射される。また、排泥吸引穴より排泥の吸引が行われる。なお後退は1スパン分、即ち1鋼管単位の長さ、で行われることが好ましい。各鋼管に設けられた排泥穴8と硬化材噴射穴10により噴射・排泥を行い、鋼管単位長ずつの後退・造成を行うことにより、効率よく本願の造成を行うことができる。なお図示される排泥穴と硬化材噴射穴は単位管内に一組ずつであるが、必要に応じて複数組の排泥穴と硬化材噴射穴を設ける事も可能である。また若干の装置の変更に複数の単位管で同時に造成を行わせることも可能である。このような場合にはパイプのみを前進させる工程の距離を必要に応じて任意に変更する必要がある。
図4(4)は、1スパン分の造成が終了した様子を示している。1スパン分の造成が終了すると、次の位置合わせの為に硬化材の噴射は一時停止される。図4(5)は、最初の段階の造成終了後、次の造成の為に、パイプ6を1鋼管分だけ前進させ、モニタ2の排泥穴7とノズル12の位置と、パイプ6の排泥穴8と硬化材噴射穴10の位置を一致させた様子を示している。図4(6)は、二回目の位置決めを行った後、硬化材噴射ロッド4とパイプ6を同時に揺動しつつ噴射・後退させ、二回目の造成を行う様子を示している。図4(7)は、2スパン分、即ち2鋼管分の長さの造成を完了した様子を示している。図4(8)は、上記の造成と位置合わせの工程を繰り返すことにより、鋼管を内蔵する連続した造成体を製造する旨を述べている。
図5は、本発明の実施例の一つである装置が、のり面吹き付け12である切羽に削孔を行う様子を示した全体側面図である。本願の装置は、削孔工時のボーリングマシンあるいは造成工時の駆動装置としての役割を持つ。直進掘進時にはパイプビット5が最先端となり、方向修正掘進時にはパイプビット5より先に先導管1を押し出した状態で掘進が行われる。マシン台座上には前方マシン18及び後方マシン19が設置されており、両マシンは、該マシン台座上に設けられたレール上を個別に前後移動できる。アウター部材であるパイプ6とインナー部材である硬化材噴射ロッド4はそれぞれ前方マシン18と後方マシン19で堅持され、それぞれのマシンを作動させる事により削孔及び造成を行うことができる。即ち、前方マシン18と後方マシン19を同時に進行させる掘削進行時、あるいは前記マシンを同時または単独で進行あるいは後退させる造成時には、両マシンを必要に応じてレール上を同時あるいは単独でスライド前進あるいは後退させる。
造成後に地盤補強材となるパイプ6は、パイプ用パワースイベル15を含む前方マシン18で堅持され、独自に回転モータで回動又は回転される事が可能である。硬化材噴射ロッド4は、多孔管用クランプ16とスイベル17を有する後方マシン19で堅持され、独自に回転モータで回動又は回転される事が可能である。削孔時には、パイプ6の先端に設置されるパイプビット5の凹部とモニタ部2に設置される凸部の組み合わせにより、パイプ6に作用させた揺動トルクを造成管に伝達して削孔を行うので、削孔時に硬化材噴射ロッド4に後方マシン19から揺動トルクを加えなくても良い。即ち、造成時には、パイプ6をパイプ用パワースイベル15により揺動回転させ、揺動トルクがパイプ6のノックピン9により硬化材噴射ロッド4のモニタ部2へと伝達される。ただし削孔に必要な推力については、必要に応じて硬化材噴射ロッド4に後方マシン19から直接作用させる。尚、削孔の規模によりこの削孔マシンの大型又は小型のものを利用することができる。
図6は、本願発明の造成工法及び装置の実施例における方向制御削孔に優れた先導管およびモニタ部の概略平面透視図である。本願発明者は、方向制御等による削孔精度は造成体の品質を左右する重要な要因であることから、ボーリングの削孔制度の向上を目的に、方向修正方法を検討した。その結果、方向制御方式として構造が単純で可動部分がなく既存のモニタ部に比較的容易に搭載が可能なウェッジ方式が好ましいことを見出した。先導管1は、削孔時に方向を制御するウェッジを有する先端シュー、方向制御のための計測装置等を設置することができる。先行管の先端には、削孔を向上させるためにオーバーカットビット21が設けられている。本願の硬化材噴射ロッド4は造成しつつ手前に引き戻されるが、硬化材を噴射することにより地内圧がこもったり、あるいは硬化材噴射ロッド4と削孔された部分の間に間隙が生じることより圧力が外部に漏出し地内圧低下を招いたりする。よって、上部に設けられた圧力センサ20にて感知しつつ、削孔用清水量の調節、エア若しくは硬化材量の調節、あるいは排泥穴7の内壁に設けられた排泥用高圧ジェット管25によるエア若しくは清水噴射ノズルの調節などを行い、硬化材の蓄積とスライムの排出をスムーズにすることが方向制御の為に非常に有効である。測定された圧力は、圧力検出ケーブル管や無線用空管などで地上や外部へと情報を送ることができる。
図7は本発明の実施例による先導管およびモニタ部の概略側面透視図である。先導管1の先端には、削孔水を噴射するための第一削孔水ノズル22、第二削孔水ノズル23が備えられている。モニタ部2には、硬化材を噴射するための硬化材噴射ノズル12と、硬化材を包合する高圧エアを噴射する為のエアノズル24、及びスライムを排出するための排泥穴7と、スライムをスムーズに排出するための排泥用ジェット管34が備えられている。なお排泥用ジェット管34はエア用若しくは清水用ジェット管であってもよい。また噴射された硬化材の上部にいわゆるブリージング現象にてスライムが生ずる傾向があるために、排泥穴7は、硬化材噴射ノズル12の上方若しくは手前に設けられる必要がある。また、圧力や温度のセンサは、噴射された硬化材による地内圧をより正確に計測するためには、硬化材噴射ノズル12よりも遠方若しくは下方に設けられることが好ましい。
図8(1)と(2)は、図7におけるB−B'断面図、A―A'断面図を示した、即ち、図7に示される先導管1とモニタ部2の断面図を示したものである。B−B'断面図によって表される先導管1は、削孔のための水を運ぶ第1削孔水管26及び第2削孔水管27、硬化材を瞬結若しくは調整するための硬化調整剤のための硬化調整剤管28や、情報伝達・方向制御を行う2軸スピンモータージャイロ29、圧力・温度信号線30及びローリングフリー傾斜計31から構成されている。状況によりこれ以外の管や線等を更に含むことも可能である。A―A'断面図によって表されるモニタ部2は、造成時に使用する硬化材噴射装置、排泥吸引装置、地盤内圧力検出装置から構成されている。即ち、第1削孔水管26及び第2削孔水管27、硬化調整剤管28、硬化材管36、硬化材を包合するための空気を運ぶ圧縮空気管35、スライムを地上または地外へと運び排出するジェット噴射を行うための排泥用ジェット管34、圧力や温度などの情報を伝達する信号ケーブル専用管33、排泥専用管32から構成されるものである。必要に応じてこれら以外の線や管を含むことも可能である。硬化材噴射ノズルから高圧にて噴射されるエア包合された硬化材の噴射圧は、通常約400kg/cmが理想であるが、これに限定されない。ここでは図示されないが、本願に使用される多孔管3は、図8(2)に記載される管からあるいは管へと、輸送と伝達を行うものである。即ち、硬化材、排泥吸引水及び圧縮空気等の送出、排泥の搬送、地盤内圧力の伝達等の経路を内部に設置されるものである。
図9は、本願の工法、および従来の工法によって造成された鋼管を内包する地盤改良体の例を示すものである。図9(1)は、本願の工法によって造成されており、扇形の造成の上端部に鋼管が設置されている。図9(2)はAGF工法によって造成された地盤改良体である。図9(3)はパイプルーフ工法によって造成された地盤改良体である。
軟弱地盤の改良や建築構造物の基礎の造成、地山の支保等垂直施工等の様々な分野に利用可能であり、斜角施工、水平施工を含む全方位(オールラウンド)の地盤改良体造成にも利用可能である。
本発明に係る先導管、モニタ部、多孔管、パイプビット、パイプの概略側面図、およびこれら部材の概略正面図と概略背面図である。 (1)−(3)は、本発明に係るパイプ、硬化材噴射ロッド、及び硬化材噴射ロッドを挿入したパイプの概略斜視図である。 (1)−(3)は、図2(3)の硬化材噴射ロッドを挿入したパイプの面(a)、(b)、(c)における概略断面図である。 本工法および本装置における繰り返し造成を行う工程の概略工程図である。 本発明の実施例による装置を示す全体側面図である。 本発明の実施例による先導管およびモニタ部の概略平面透視図である。 本発明の実施例による先導管およびモニタ部の概略側面透視図である。 (1)は図7における線B−B'に関する断面図、(2)は線A−A'に関する断面図である。 (1)は本願の工法によって得られた地盤改良体の一例、(2)はAGF工法によって得られた地盤改良体の一例、(3)はパイプルーフ工法によって得られた地盤改良対の一例である。
符号の説明
1:先導管
2:モニタ部
3:多孔管
4:硬化材噴射ロッド
5:パイプビット
6:パイプ
7:モニタの排泥穴
8:パイプの排泥穴
9:ノックピン
10:パイプの噴射穴
11:モニタ部の硬化材噴射穴
12:ノズル
13:地盤造成体
14:のり面吹き付け
15:パイプ用スイベル
16:多孔管用油圧クランプ
17:スイベル
18:前方マシン
19:後方マシン
20:圧力センサ
21:オーバーカットビット
22:削孔水ノズル1
23:削孔水ノズル2
24:エアノズル
25:排泥用ジェット管
26:第1削孔水管
27:第2削孔水管
28:硬化調整剤用管
29:2軸スピンモータージャイロ
30:圧力・温度信号線
31:ローリングフリー傾斜計
32:排泥専用管
33:信号ケーブル専用管
34:排泥用ジェット管
35:圧縮空気管
36:硬化剤管

Claims (15)

  1. 地盤削孔機で削孔し、削孔後、地盤を改良するための硬化材を超高圧で噴射しつつ硬化材噴射ロッド(4)を引き戻すことによって、地盤補強体を含む地盤改良体を対象地盤に造成する地盤改良体造成工法において、
    側壁に長軸方向に所定のスパンで硬化材噴射穴(10)および排泥吸引穴(8)を複数対有するパイプ(6)と、該パイプ内を貫通するように挿入され、先導管(1)、硬化材噴射穴(11)および排泥吸引穴(7)を有するモニタ部(2)、多孔管(3)の順で接続され硬化材噴射ロッド(4)とを、前進させて目標地点までの削孔を行う削孔工程と、
    パイプ(6)を置き去りにし硬化材噴射ロッド(4)のみを後退させて、モニタ部(2)の硬化材噴射穴(11)および排泥吸引穴(7)の位置と、パイプの複数対の硬化材噴射穴(10)および排泥吸引穴(8)のうちの最初に一致した対の位置とを一致させ、次に、パイプと硬化材噴射ロッドを同時に揺動させかつパイプと硬化材噴射ロッドの双方を前記スパンの1つ分だけ後退させつつ、位置合わせされた硬化材噴射穴及び排泥吸引穴より硬化材噴射及び排泥吸引を行うことにより、前記スパンの1つ分の地盤造成体を造成する第1造成工程と、
    硬化材噴射ロッド(4)を置き去りにしパイプ(6)のみを前記スパンの一つ分だけ前進させ、パイプの前記硬化材噴射穴および排泥吸引穴に後続する新しい硬化材噴射穴(10)および排泥吸引穴(8)の対の位置と、モニタ部(2)の硬化材噴射穴(11)および排泥吸引穴(7)の位置とを一致させ、次に、パイプと硬化材噴射ロッドを同時に揺動させかつパイプと硬化材噴射ロッドの双方を前記スパンの1つ分だけ後退させつつ、位置合わせされた硬化材噴射穴及び排泥吸引穴より硬化材噴射及び排泥吸引を行うことにより、前記スパンの1つ分の新しい地盤造成体を造成する第2造成工程と、
    第2造成工程を複数回繰り返すことにより地盤補強体としてのパイプが挿入された連続する地盤改良体を造成する造成繰り返し工程と、
    を含むことを特徴とする地盤改良体造成工法。
  2. 該パイプが先端にパイプビットを備えていることを特徴とする請求項1に記載の地盤改良体造成工法。
  3. 該パイプが内壁に所定の間隔でノックピンを有し、該モニタ部が外周に凸部を有し、これらを係合させることにより、パイプの硬化材噴射穴および排泥吸引穴と、モニタ部の硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置を一致させ、位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の地盤改良体造成工法。
  4. パイプを堅持する前方マシンでパイプに揺動トルクを与えつつ前進させると共に、硬化材噴射ロッドを堅持する後方マシンにより硬化材噴射ロッドをパイプと同時に前進させることにより、削孔を行うことを特徴とする請求項1に記載の地盤改良体造成工法。
  5. 削孔が、パイプビットまたは先導管により行われることを特徴とする請求項2に記載の地盤改良体造成工法。
  6. 第2造成工程の位置合わせが、硬化材噴射ロッドを置き去りにしパイプのみを前記スパンの1つ分だけ前進させ、前記ノックピンよりも後方にあるノックピンと前記モニタ部の凸部を係合させることにより行われることを特徴とする請求項に記載の地盤改良体造成工法。
  7. 該削孔工程の硬化材噴射ロッドとパイプによる削孔が、該モニタ部の外壁に設けられた複数の凸部とパイプビットの内壁に設けられた複数の凹部とを契合させ、パイプに与えられた揺動トルクを硬化材噴射ロッドに伝達し、かつ後方マシンにより硬化材噴射ロッドに推力が、また前方マシンによりパイプに推力が与えられることにより、行われることを特徴とする請求項1に記載の地盤改良体造成工法。
  8. 第1造成工程において、硬化材を噴射すると同時に、生じた余剰の泥を位置合わせされた排泥吸引穴より多孔管内へ吸引排泥することを特長とする請求項1に記載の地盤改良体造成工法。
  9. 所定長が、パイプを構成する鋼管の単位長さであることを特徴とする請求項1に記載の地盤改良体造成工法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の地盤改良体造成工法に用いられる地盤改良体造成装置であって
    内壁に凹部を設けられたパイプビット(5)を先端に備え、かつ内壁に所定の間隔でノックピン(9)有し、さらに側壁に長軸方向に所定のスパンで硬化材噴射穴(10)および排泥吸引穴(8)を複数対有するパイプ(6)と、
    前記パイプを堅持し回転させつつ前進又は後退させる前方マシンと、
    前記パイプ内を貫通するように挿入され、先導管(1)、硬化材噴射穴(11)および排泥吸引穴(7)を有し、かつ外壁に凸部を設けたモニタ部(2)、及び多孔管(3)の順で接続され硬化材噴射ロッド(4)と、
    前記硬化材噴射ロッドを回転させつつ前進又は後退させる後方マシンとを有し、
    前記前方マシンから前記パイプに与えられた揺動トルクが前記モニタ部に伝達されるように、前記パイプビットの内壁の凹部と前記モニタ部の凸部とが係合可能であり、
    前記パイプの硬化材噴射穴および排泥吸引穴と、前記モニタ部の硬化材噴射穴および排泥吸引穴の位置が一致するように、前記パイプのノックピンと前記モニタ部の凸部とが係合可能であることを特徴とする地盤改良体造成装置。
  11. 該パイプが、鋼管を複数連結したものであることを特徴とする請求項10に記載の地盤改良体造成装置。
  12. 該鋼管の長さが3から1.5mの範囲内であることを特徴とする請求項11に記載の地盤改良体造成装置。
  13. モニタ部の外壁に設けられた凸部とパイプビットの内壁に設けられた凹部が4箇所で係合することを特徴とする請求項10に記載の地盤改良体造成装置。
  14. 該モニタ部が、硬化材噴射装置、排泥吸引装置、地盤内圧力検出装置を含むことを特徴とする請求項10に記載の地盤改良体造成装置。
  15. 該多孔管が、硬化材、排泥吸引水、圧縮空気の送付、排泥の搬送、地盤内圧力信号伝達を行う経路を含むことを特徴とする請求項10に記載の地盤改良体造成装置。
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