JP4057439B2 - 地中支保工の構築方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中支保工の構築方法に関するもので、特に、トンネル断面のアーチ部分となる地山内へ曲がり管を挿入・埋設する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、軟弱な地盤にトンネルを掘進する際には、掘削作業を行う前に、切羽からトンネル周辺の地山に掘進方向に向けてボーリングを行い、この削孔内に注入管を挿入して地盤固化剤を注入して上記地山を補強した後、上記補強した部分を掘削して支保工を構築する方法が行われている。しかし、この方法では、地山の補強と支保工の構築とを交互に繰り返して行わなければならないため、作業効率が悪く、工期が長期化するといった問題点があった。そこで、予め、トンネルの掘進方向に先進導坑を構築した後、上記先進導坑の側壁より、本坑のトンネル断面のアーチ部分となる地山内へ所定の曲率を有する曲がり鋼管を挿入・埋設してこれを先行支保工とし、しかる後に地山を掘削する方法が提案されている。
具体的には、図7(a),(b)に示すような、地山60に挿入する鋼管を、その側面に注入孔51hを有する曲がり鋼管(以下、外管という)51と、この外管51内に設けられた内管52との二重管構造とするとともに、上記内管52の先端部に、モータ53aにより回転する先端ビット53bを備えた先端装置53を取付けて地山60を掘削しながら上記二重管を推進する曲線ボーリング装置50を用いて上記外管51を上記地山60内に挿入して埋設する。この曲線ボーリング装置50では、外管51と内管52とを、先進導坑61内において、スイベル54にて結合し、外管51の外周面を推進装置55のホルダ55Hにて把持して推進させ、上記先端装置53で地山60を掘削しながら、上記外管51と内管52とを同時に地山60内に挿入させる。
【0003】
そして、上記地山60を掘削として外管51と内管52とを推進する工程と、内管52と外管51のそれぞれを繋ぎ合わせて二重管を延長する工程とを繰り返し行いながら、外管51を所定の長さまで挿入した後、上記先端装置53と内管52とを回収し、上記外管51内に、図8に示すような、吐出口56hの前,後にパッカー56pを備えた注入管56を挿入し、上記注入管56の後端部に接続された注入液移送管57を介して圧送された地盤固化剤を上記外管51内に吐出させ、上記外管51の側面に設けられた注入孔51hからトンネル周辺の地山60に上記地盤固化剤を注入して上記地山60を補強する。これにより、上記地盤固化材で補強された地山部に埋設された外管51から成る先行支保工を構築することができる(例えば、特許文献1,2、非特許文献1など)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−160980号公報(第2,3頁、第1,3図)
【特許文献2】
特開2002−242581号公報(第2,3頁、第1−3図)
【非特許文献1】
亀岡 美友、粕谷 太郎、「曲線ボーリング工法(TURIP工法)の開発」、土木学会誌、1995年4月号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法では、地山60の掘削に回転機構を用いているため、埋設する曲がり鋼管(外管51)の断面形状が円形のものに限られていた。また、上記曲線ボーリング装置50では、内管52の内部にモータ53aや先端ビット53b、更には、回転力伝導機構といった装置類を収納する必要があることから、内管52の内空部が狭くなってしまい、このため、掘削した泥土を効率よく排出することができないといった問題点があった。
【0006】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、曲がり鋼管を効率的にトンネル周辺の地山に挿入・埋設して先行支保工を構築する方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、先進導坑の側壁から曲がり管を地山に挿入して埋設しこれを先行支保工とする地中支保工の構築方法であって、上記曲がり管の先端部に上記曲がり管の外周に沿った筒状の案内刃を取付けるとともに、上記曲がり管内に配置された内管の外周部の先端でかつ上記案内刃の内側にジェット水噴射ノズルを取付けて、上記案内刃の中空側から、上記ジェット水噴射ノズルからのジェット水を上記地山内へ噴射しながら上記地山を掘削し、このジェット水により掘削された泥土を上記内管を介して排出しながら上記地山を掘削して、上記曲がり管を上記地山に挿入するようにしたことを特徴とするものである。これにより、削孔断面の形状の自由度が大きくなるので、断面が角状の管やH鋼などの円管以外の曲がり管あるいは曲線状の鋼材を埋設することが可能となる。また、管内に掘削装置を設置する必要がないことから、排土の効率が向上するので、施工効率を大幅に向上させることができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の地中支保工の構築方法において、曲がり管を効率的に推進させるために、上記案内刃に振動を与えながら、上記曲がり管を挿入するようにしたものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の地中支保工の構築方法において、上記曲がり管の強度を向上させるため、その断面形状を、曲率半径方向の肉厚がそれに直角な方向の肉厚よりも厚い形状としたものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の地中支保工の構築方法において、上記曲がり管に代えて、断面がH型の曲がり鋼材を用いるとともに、上記曲がり材の上,下のフランジ部とウェブとの間に上記外周部にジェット水噴射ノズルが取付けられた内管をそれぞれ取付けて上記鋼材を地山に挿入・埋設するようにしたものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の地中支保工の構築方法において、上記内管の後端部に削岩機を連結するとともに、上記内管と上記曲がり管とをスイベルにより接続して、上記曲がり管と上記内管とを同時に地山内へ挿入するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す図で、同図において、10は隣接して並行する2本のトンネル(本坑)11,12を構築するために先行して掘削された先進導坑である中央導坑、20はこの中央導坑10内に設置され、上記中央導坑10の支保工14の両肩部14a,14bから、掘削予定の本坑11,12のアーチ部分となる地山15内に、先行支保工となる円筒状の曲がり鋼管30,30を挿入・埋設するための曲線ボーリング装置である。
図2及び図3は、上記曲線ボーリング装置20の詳細を示す図で、21は外管である上記曲がり鋼管30内に、上記曲がり鋼管30と同心円状に配置される内管、22は上記曲がり鋼管30の先端部に、上記曲がり鋼管30の外周に沿って取付けられた筒状の案内刃、23はこの案内刃22の内側で上記曲がり鋼管30と内管21との間に設置されたジェットノズル、24は上記内管21の後端部に接続され、上記内管21を推進するための削岩機、25はこの削岩機24を搭載するとともに、上記削岩機24を地山15方向にスライドさせるためのガイドセルである。このガイドセル25は、図1に示すように、少なくとも削岩機24のスライド面が、上記曲がり鋼管30の曲率と同じ曲率を有する曲面により構成されている。また、26は上記曲がり鋼管30の後端部に設けられた、曲がり鋼管30と内管21とを接続するスイベル、27は上記ジェットノズル23に高圧水を圧送するための送水管、28は上記内管21の後端部に設けられた排土取出口である。なお、上記送水管27は上記曲がり鋼管30の内側で、上記内管21の外周部に沿って配管される。また、上記送水管27他端側は、図示しない高圧水圧送手段から圧送される高圧水の導入口に接続されている。
【0012】
次に、先行支保工の構築方法について説明する。
まず、先端側に案内刃22を取付けた曲がり鋼管30を予め掘削した地山15の切羽15aに挿入し、この曲がり鋼管30内に、その外周部の先端にジェットノズル23が取付けられた内管21を挿入する。そして、上記案内刃22の内側に設けられた上記ジェットノズル23から高圧のジェット水を上記地山15内に噴出させて上記地山15を掘削するとともに、削岩機24をガイドセル25に沿って地山15方向に移動させて上記内管21を推進し、上記曲がり鋼管30と内管21とを同時に上記地山15内へ挿入する。
ところで、曲がり鋼管30の先端側に案内刃22が取付けられていない場合には、図4(a)に示すように、上記ジェット水は、曲がり鋼管30の幅以上に広がってしまい、そのため、曲がり鋼管30の進行方向とは直角な方向も掘削されてしまう。このように、ジェット水が広がってしまうと、ジェット水による掘削力自体も低下して推進速度が遅くなってしまうだけでなく、曲がり鋼管30の周囲が余掘りによる空隙の発生や、ジェット水の水が地盤に過度に吸収されることにより、地盤が弱体化されてしまうという問題点が発生する。
これに対して、本例では、曲がり鋼管30の先端側に案内刃22が取付けてあるので、図4(b)に示すように、ジェット水は上記案内刃22の幅にほぼ近い領域に集中して噴出される。したがって、地山15を効率的に掘削することができる。また、先行支保工となる曲がり鋼管30の周囲には余掘りによる空隙ができにくく、ジェット水の水も拡散しない。したがって、地盤を弱体化することがないので、迅速に、かつ確実に先行支保工を構築することができる。
なお、このとき、上記案内刃22に、例えば、超音波振動子などを貼り付けて上記案内刃22に振動を与えたり、削岩機によって上記案内刃22に振動を与えたりしながら上記曲がり鋼管30と内管21とを推進するようにすれば、地山15の掘削効率を更に向上させることができる。
【0013】
上記曲がり鋼管30を継ぎ足して延長する場合には、従来通り溶接にて曲がり鋼管30,30を接続するが、内管21については、図3に示すように、内管21,21の接続部の外周側の、曲がり鋼管30の曲率半径方向に対して45°回転させた位置に、上記曲がり鋼管30方向に突出する突出片21kが設けられたフランジ21Fを取付け、上記フランジ21Fの突出片21k同士をボルト21Bにより締結して接続する。このとき、上記突出片21kの先端部が上記曲がり鋼管30の内壁にほぼ当接させるようにする。これにより、上記曲がり鋼管30が、地山15からの圧力によりその断面が曲率半径方向に潰されるような変形をした場合でも、上記曲がり鋼管30の中心位置を保持することができるだけでなく、フランジ21Fが曲がり鋼管30と噛み合うことがないので、上記曲がり鋼管30をスムースに地山15内へ挿入することができる。また、同様の理由で、曲がり鋼管30の挿入後の内管21の回収もスムースに行うことができる。また、安価な真円度の精度が劣る曲がり鋼管であっても、スムースに地山15内へ挿入することができる。
また、本例では、内管21,21を上記フランジ21Fの突出片21kにて接続しているので、上記接続部においては、突出片21k、21k間に上記送水管27を通すことができる。したがって、送水管27の配管が容易になるとともに、曲がり鋼管30と内管21間のスペースを有効に活用することができる。
【0014】
上記地山15を掘削した排土は、内管21の内側を通って外部へ排出される。具体的には、図2に示すように、上記内管21の後端部に排土取出口28を設け、この排土取出口28に図示しない排土用ポンプを取付けて、上記掘削した泥土を上記内管21の外部へ排出する。本例では、内管21の内部には、掘削装置などの装置類がないので、排土を効率よく回収することができる。
なお、このようにして地山15に曲がり鋼管30を埋設してこれを先行支保工とした後、上記曲がり鋼管30内からジェットノズル23、送水管27、及び、内管21を取出し、上記曲がり鋼管30内に、上記図8に示した注入管56と同様の注入管を備えた注入装置を挿入して、上記曲がり鋼管30の図示しない注入孔から上記地山15に地盤固化剤を注入して上記曲がり鋼管30の周辺の地山15を補強するようにすれば、先行支保工を更に強固にすることができる。
【0015】
このように、本実施の形態では、曲がり鋼管30の先端部に、上記曲がり管の外周に沿った筒状の案内刃22を取付けるとともに、この案内刃22の内側で上記曲がり鋼管30と、上記曲がり鋼管30内に配置された内管21との間にジェットノズル23を取付け、送水管27から上記ジェットノズル23に高圧水を送って、上記案内刃22の内空側から高圧のジェット水を地山15内に噴出させて上記地山15を掘削しながら先行支保工となる曲がり鋼管30を上記地山15内へ挿入するようにしたので、先行支保工周囲の地盤を弱体化することもなく、上記地山15中に容易に先行支保工を構築することができる。また、本例ではジェット水のみによる掘削を行うため、内管21の内部に装置類がないので、排土を効率よく回収することができる。
【0016】
なお、上記実施の形態では、円筒状の曲がり鋼管30を地山15に埋設してこれを先行支保工とした場合について説明したが、本例の曲線ボーリング装置20は回転部を有しないので、地山15に埋設する曲がり鋼管の断面形状を任意に選択することができる。
図5(a)はその一例を示す図で、断面形状が矩形の曲がり鋼管31であっても、円筒状の内管21を上記曲がり鋼管31の内壁側に内設するようにすれば、上記曲がり鋼管31と内管21とをスムーズに上記地山15中に挿入することが可能である。ところで、地山15中の曲がり鋼管の断面に作用する圧力の大きさは、直線管の場合には周方向にほぼ一定であるが、曲線管の場合には、その大きさは、曲がり鋼管の曲率半径方向の方がそれに直角な方向よりも大きいため、図5(b)に示すように、曲がり鋼管の断面には、曲がり鋼管をその曲率半径方向に押しつぶすような力が作用し、曲がり鋼管が変形してしまい、推進に支障をきたす恐れがある。したがって、曲線ボーリングにおいては、曲がり鋼管の強度を高める必要がある。このとき、曲がり鋼管が上記例のように、円筒状の曲がり鋼管30の場合には、円筒の曲率半径方向の肉厚を厚くして強度高める方法も考えられるが、このような円管を作製することは実用的ではない。また、曲がり鋼管30全体の肉厚を厚すると、コスト高となるが、本発明では、曲がり鋼管の断面形状を任意に選択することができるので、例えば、図5(a)に示すような、断面形状が矩形の曲がり鋼管31で、その曲率半径方向の面(=曲率半径方向に直交する面で、同図の上面と下面の相当する)31a,31bの内、曲率の大きい上面31a肉厚を、下面31bや曲率半径方向に直角な方向の面(同図の、側面)31c,32dの肉厚よりも厚く形成したものを用いれば、管全体の肉厚を厚することなく、曲がり鋼管31の強度を向上させることができるので、安価で、強度の高い曲がり鋼管を用いた先行支保工を構築することができる。なお、曲がり鋼管31の肉厚の変更箇所は、その曲率の大きい上記上面31aに限定されるものではなく、曲率の小さな下面31bの肉厚を大きくしてもよく、更には、両方を厚くすれば、更に強度を向上させることができる。
【0017】
また、図6に示すように、上記曲がり鋼管30,31に代えて、断面がH型の曲がり鋼材32を用いることも可能である。この場合には、上記曲がり鋼材32の上,下のフランジ部32F,32Fとウェブ32Wとの間にそれぞれ円筒形の内管21,21を内設するようにする。このとき、予め、上記内管21,21の側面に沿って複数の注入孔21hを設けておき、上記曲がり鋼材32の埋設後には、上記内管21内に注入装置を挿入して、上記注入孔21hを介して、上記地山15に地盤固化剤を注入して上記地山15を補強するようにすればよい。
上記断面がH型の曲がり鋼材32は、上下方向からの圧力に強いので、強度の高い先行支保工を構築することができるとともに、肉厚の厚い円筒状の曲がり鋼管30や上記断面形状が矩形の曲がり鋼管31よりも容易に入手可能であり、コスト低減も可能であるという利点を有する。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、地山に挿入される曲がり管の先端側に案内刃を取付けるとともに、この曲がり管の内側に配置された内管の外周部の先端でかつ上記案内刃の内側にジェット水噴射ノズルを取付け、上記ジェット水噴射ノズルからのジェット水を、上記案内刃の中空側から上記地山内へ噴射して地山を掘削しながら、上記曲がり管を上記地山に挿入してこれを先行支保工としたので、簡単な構成で、先行支保工を構築することができる。また、回転機構を必要としないジェット水のみによる掘削なので、削孔断面の形状の自由度を大きくすることが可能となり、強度の高い、断面が角状の管やH鋼などの円管以外の曲がり管あるいは曲線状の鋼材を埋設してこれを先行支保工とすることができる。また、管内に掘削装置等を設置する必要がないので、効率よく排土することができ、施工効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す図である。
【図2】 本実施の形態に係る曲線ボーリング装置の構成を示す図である。
【図3】 曲線ボーリング装置の要部断面図である。
【図4】 本実施の形態に係る地山の掘削方法を示す図である。
【図5】 断面形状が矩形の曲がり鋼管の挿入方法を示す図である。
【図6】 断面形状がH型の曲がり鋼管の挿入方法を示す図である。
【図7】 従来の曲線ボーリング装置の概要を示す図である。
【図8】 地盤固化剤の注入方法を示す図である。
【符号の説明】
10 中央導坑、11,12 本坑、14 中央導坑の支保工、15 地山、20 曲線ボーリング装置、21 内管、21F フランジ、21k 突出片、21B ボルト、22 案内刃、23 ジェットノズル、24 削岩機、
25 ガイドセル、26 スイベル、27 送水管、28 排土取出口、
30 曲がり鋼管。
Claims (5)
- 先進導坑の側壁から曲がり管を地山に挿入して埋設しこれを先行支保工とする地中支保工の構築方法において、上記曲がり管の先端部に上記曲がり管の外周に沿った筒状の案内刃を取付けるとともに、上記曲がり管内に配置された内管の外周部の先端でかつ上記案内刃の内側にジェット水噴射ノズルを取付けて、上記案内刃の中空側から、上記ジェット水噴射ノズルからのジェット水を上記地山内へ噴射しながら上記地山を掘削し、このジェット水により掘削された泥土を上記内管を介して排出しながら、上記曲がり管を上記地山に挿入するようにしたことを特徴とする地中支保工の構築方法。
- 上記案内刃に振動を与えながら、上記曲がり管を挿入するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の地中支保工の構築方法。
- 上記曲がり管の断面形状を、曲率半径方向の肉厚がそれに直角な方向の肉厚よりも厚い形状としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地中支保工の構築方法。
- 上記曲がり管に代えて、断面がH型の曲がり鋼材を用いるとともに、上記曲がり鋼材の上,下のフランジ部とウェブとの間に上記外周部にジェット水噴射ノズルが取付けられた内管をそれぞれ取付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地中支保工の構築方法。
- 上記内管の後端部に削岩機を連結するとともに、上記内管と上記曲がり管とをスイベルにより接続して、上記曲がり管と上記内管とを同時に地山内へ挿入するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地中支保工の構築方法。
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