JP2003326806A - 省電力装置および画像形成装置 - Google Patents

省電力装置および画像形成装置

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JP2003326806A
JP2003326806A JP2002141289A JP2002141289A JP2003326806A JP 2003326806 A JP2003326806 A JP 2003326806A JP 2002141289 A JP2002141289 A JP 2002141289A JP 2002141289 A JP2002141289 A JP 2002141289A JP 2003326806 A JP2003326806 A JP 2003326806A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリントスタート可のスタンバイから休止へ
移行する設定時間を比較的に長くしても無駄な電力消費
は抑制。 【解決手段】 操作部20;画像生成手段100および
センサ14,72,42;操作部からの動作指示に応答
して設定モードで画像生成しセンサの検出信号を監視す
る画像形成コントローラ12,51,41;ならびに、
画像生成を開始できるスタンバイモードで待機し、低電
力消費の休止モードに移行できる省電力コントローラ6
0;を備える画像形成装置において、スタンバイモード
では給電があり休止モードでは給電がない省電力給電線
+5Vとセンサの間に介挿したスイッチ手段15,7
3,43;および、設定モードの画像生成を終了し該画
像生成に関するセンサの検出信号の監視を終了した後に
スイッチ手段14,72,42をオフにするセンサ省エ
ネコントローラ12,51,41;を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、待機時電力消費の
節減機能を有する、省電力装置あるいは画像形成装置に
関し、特に、装置内の状態を検出するセンサおよびそれ
に給電する電気回路を備える省電力装置あるいは画像形
成装置に関する。これらの装置に含まれるものには具体
的には、これに限定する意図では無いが、例えば、プリ
ンタ,複写機,ファクシミリあるいはこれらの少なくと
も1者を含む画像処理システム、がある。
【0002】
【従来技術】例えば、感熱記録,熱定着,熱乾燥を利用
するプリンタ,複写機,ファクシミリなどは、画像形成
時の電力消費が大きい。そこで、画像形成を終了すると
装置の電源スイッチを自動遮断する提案がある。
【0003】例えば特開平7−129042号公報に
は、画像形成装置の電源回路とAC100Vプラグとの
間に、使用者がオン/オフできるとともに、リレー機能
を備えてCPUによってもオフできる電源スイッチを介
挿して、画像形成を終えるとCPUが該電源スイッチを
オフにして、画像形成装置の全電源を遮断する画像形成
装置が提示されている。
【0004】しかしながら、全電源を遮断すると、新た
に使用者が電源スイッチをオンにしなければ画像形成装
置を使用することができない。定着ヒータなどウォーム
アップに時間がかかる要素をもつ画像形成装置では、画
像形成が必要なとき使用者は電源スイッチをオンにして
からも、ウオームアップが完了するまで待たなければな
らない。また、この種の画像形成装置は、外部機器例え
ばコンピュータのプリントアウトコマンドに自動応答し
てコンピュータのドキュメントをプリントアウトする用
途には用いることができない。
【0005】そこで使用者の使い勝手を良くするため
に、設定モードの画像形成を終えても、画像形成指示に
応答して画像形成を開始可能スタンバイモードで待機す
るととともに、時間経過を計測して、新たに画像形成指
示を受けるとそれに応答して画像形成を開始するが、画
像形成指示を受けることなく設定時間が経過すると、復
帰指示の到来を認知する待機回路やデータ保持が必要な
メモリなど必要最小限の電気要素に給電を継続し他の電
気回路または電気要素には待機電力給電も遮断する休止
モード、に移行する画像形成装置が提示されている。ス
タンバイモードでは、例えば定着ローラを定着温度に維
持するための電力消費がかなりあるが、休止モードでは
この電力消費が無くなり、その他多くの電気回路への通
電も止まるので、電力消費は極めて少ない。休止モード
で、操作ボード入力あるいは通信によるプリントアウト
コマンドなど、画像形成装置の使用アクセスがあると、
復帰指示の到来を認知する待機回路が画像形成装置をス
タンバイモードに復帰させる。
【0006】例えば特開平8−251317号公報に
は、ホストからプリンタに通信が無い時にプリンタコン
トローラが省エネモードに切換り、このとき画像形成エ
ンジンの電源をオフにする画像形成装置が開示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】短時間で休止モードに
移行するような場合、複写モード設定の途中で操作者が
何かの都合で規定時間間隔内で操作を行わないと従来の
技術では、操作パネルの表示は、標準の操作モードの画
面設定になってしまい、せっかく設定条件を確立して
も、設定モードが表示されなくなったり、複写モード自
体が消去されてしまうといったことになり、使い勝手が
悪くなることも考えられる。休止モードへ移行する設定
時間を長くするとこのような問題は少なくなるが、操作
者が何もしないか、いないときも、スタンバイモードが
長く持続して電力を消費する。
【0008】例えば複写機には、コンタクトガラス上の
原稿を照明するランプを搭載した走査キャリッジがホー
ムポジションにあるかを検知するホームポジションセン
サ,コンタクトガラス上に原稿があるかを検知する原稿
センサ,ADF(自動原稿供給装置)に原稿がセットさ
れているかを検知する原稿センサ,原稿サイズセンサ,
原稿搬送路に原稿が滞留又はジャムしているかを検知す
る原稿搬送路のペーパセンサ,作像機構の給紙トレイ又
はカセットの紙有無およびサイズ検知をするペーパセン
サ,作像機構の給紙,搬送,排紙の残紙又はジャムを検
知するペーパセンサ等があり、スタンバイモードでは、
これらのセンサおよび検知回路に給電する。
【0009】これはまず、ランプの位置検知は画像形成
動作終了後、ランプが所定の位置に戻って次の画像形成
動作を行える状態にあることを検知するために必要であ
り、また原稿,転写紙検知は、紙搬送を正常に行うこと
ができる状態であるかを認識するために必要だからであ
る。
【0010】しかし、ランプ位置検出/紙搬送検知とも
に、画像形成動作を行わない限り、各検知手段での電力
消費は無駄になっているといえる。
【0011】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、無駄な電力消費を更に低減することを目的とし、
具体的には、スタンバイモードから休止モードへ移行す
る設定時間を比較的に長くしても無駄な電力消費は抑制
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)オペレータが動作
指示を入力するための操作部(20);電気負荷(モータ等)
およびセンサ(14,72,42);操作部が与える又は遠隔か
ら与えられる動作指示に応答して、電気負荷を駆動しセ
ンサの検出信号を監視する負荷コントローラ(12,51,4
1);ならびに、動作指示に応答して負荷駆動を開始可能
なスタンバイモードで待機し、該スタンバイモードに復
帰可能な低電力消費の休止モードに移行できる省電力コ
ントローラ(60);を備える省電力装置において、センサ
への通電をオン/オフするスイッチ手段(15,73,43);お
よび、電気負荷の駆動を終了し該駆動に関するセンサの
検出信号の監視を終了した後に前記スイッチ手段(15,7
3,43)をオフにするセンサ省エネコントローラ(12,51,4
1);を備えることを特徴とする省電力装置。
【0013】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当事項
の符号を、例示として参考までに付記した。以下も同様
である。
【0014】これによれば、電気負荷の駆動を終了しセ
ンサの検出信号の監視を終了した後に、スタンバイモー
ドであってもセンサへの給電が止まるので、スタンバイ
電力が低減する。したがって、スタンバイモードから休
止モードへ移行する設定時間を比較的に長くしても無駄
な電力消費が抑制される。
【0015】
【発明の実施の形態】(2)省電力コントローラ(60)
は、スタンバイモードで負荷コントローラ(12,51,41)お
よびセンサ省エネコントローラ(12,51,41)に給電し、休
止モードで該給電を停止する;上記(1)の省電力装
置。
【0016】休止モードでは負荷コントローラ(12,51,4
1)およびセンサ省エネコントローラ(12,51,41))への給
電が止まるので、電力消費が更に低減する。
【0017】(2a)前記スイッチ手段(15,73,43)は、
スタンバイモードでは給電があり休止モードでは給電が
ない省電力給電線(+5V)とセンサ(14,72,42)の間に介
挿された;上記(1)又は(2)の省電力装置。
【0018】休止モードでは、省電力給電線(+5V)およ
びスイッチ手段(15,73,43)の電力消費も無く、電力消費
が更に低減する。
【0019】(2b)負荷コントローラ(12,51,41)およ
びセンサ省エネコントローラ(12,51,41)は省電力給電線
(+5V)から給電され;省電力コントローラ(60)は、動作
指示対応の電気負荷の駆動および該駆動に関するセンサ
の検出信号の監視を終了すると計時を開始し、動作指示
がなく設定時間(Td1+Td2)が経過すると省電力給電線
(+5V)への給電を止める;上記(2a)の省電力装置。
【0020】電気負荷の駆動を終了しセンサの検出信号
の監視を終了してから、動作指示が無く設定時間(Td1+
Td2)が経過すると、負荷コントローラ(12,51,41)および
センサ省エネコントローラ(12,51,41)への給電が止まる
ので、装置は休止モードとなり、電力消費が更に低減す
る。
【0021】(3)オペレータが動作モードを設定し動
作指示を入力するための操作部(20);転写紙上に画像を
形成する画像生成手段(100)およびセンサ(14,72,4
2);前記操作部が与える又は遠隔から与えられる動作
指示に応答して設定があった動作モードで前記画像生成
手段を駆動しセンサの検出信号を監視する画像形成コン
トローラ(12,51,41);ならびに、動作指示に応答して該
駆動を開始可能なスタンバイモードで待機し、該スタン
バイモードに復帰可能な低電力消費の休止モードに移行
できる省電力コントローラ(60);を備える画像形成装置
において、センサへの通電をオン/オフするスイッチ手
段(15,73,43);および、設定があった動作モードの画像
生成を終了し該画像生成に関するセンサの検出信号の監
視を終了した後に前記スイッチ手段(15,73,43)をオフ
にするセンサ省エネコントローラ(12,51,41);を備える
ことを特徴とする画像形成装置。
【0022】これによれば、設定があった動作モードの
画像生成を終了しセンサの検出信号の監視を終了した後
に、スタンバイモードであってもセンサへの給電が止ま
るので、スタンバイ電力が低減する。したがって、スタ
ンバイモードから休止モードへ移行する設定時間を比較
的に長くしても無駄な電力消費が抑制される。
【0023】(4)省電力コントローラ(60)は、スタン
バイモードで画像形成コントローラ(12,51,41)およびセ
ンサ省エネコントローラ(12,51,41)に給電し、休止モー
ドで該給電を停止する;上記(3)の画像形成装置。
【0024】休止モードでは画像形成コントローラ(12,
51,41)およびセンサ省エネコントローラ(12,51,41)の電
力消費もなくなるので、画像形成装置の電力消費が更に
低減する。
【0025】(4a)前記スイッチ手段(15,73,43)は
スタンバイモードでは給電があり休止モードでは給電が
ない省電力給電線(+5V)とセンサ(14,72,42)の間に介
挿された、上記(3)又は(4)の画像形成装置。
【0026】休止モードでは省電力給電線(+5V)および
スイッチ手段(15,73,43)の電力消費が無く、画像形成
装置の電力消費が更に低減する。
【0027】(4b)負荷コントローラ(12,51,41)およ
びセンサ省エネコントローラ(12,51,41)は省電力給電線
(+5v)から給電され;省電力コントローラ(60)は、設定
があった動作モードの画像生成を終了し該画像生成に関
するセンサの検出信号の監視を終了してから動作指示が
なく省電力設定時間(Td1+Td2)が経過すると省電力給電
線(+5v)への給電を止める;上記(4a)の画像形成装
置。
【0028】設定があった動作モードの画像生成を終了
しセンサの検出信号の監視を終了してから、動作指示が
無く省電力設定時間(Td1+Td2)が経過すると、負荷コン
トローラ(12,51,41)およびセンサ省エネコントローラ(1
2,51,41))への給電が止まるので、画像形成装置は休止
モードとなり、電力消費が更に低減する。
【0029】(5)センサ省エネコントローラ(12,51,4
1)は、設定があった動作モードの画像生成を終了し該画
像生成に関するセンサの検出信号の監視を終了してから
動作指示がなくセンサ省エネ設定時間(Tds)が経過した
ときに、前記スイッチ手段(14,72,42)をオフにする;
上記(3)乃至(4b)のいずれかの画像形成装置。
【0030】これによれば、画像生成を終了してからの
状態検出を、センサ省エネ設定時間(Tds)の間継続する
ことができる。たとえば、原稿押さえの開き,ADF(3
0)への原稿の挿入,転写紙の補充又は交換等をセンサで
検出してこれをスタンバイモード継続条件或いは動作指
示(スタンバイ継続指示)とする場合、画像生成を終了
してからセンサ省エネ設定時間(Tds)の間、この動作指
示(スタンバイ継続指示)を認知することができ、操作
者の利便性が損なわれない。センサ省エネ設定時間(Td
s)はいわば、スタンバイ継続指示の入力を待つ時間であ
る。
【0031】(6)操作部(20)はセンサ省エネ設定時間
(Tds)を入力する手段を含み;画像形成装置は入力があ
ったセンサ省エネ設定時間(Tds)を保持する不揮発メモ
リ手段(264)を備え;センサ省エネコントローラ(12,51,
41)は、設定があった動作モードの画像生成を終了し該
画像生成に関するセンサの検出信号の監視を終了してか
ら動作指示がなく不揮発メモリ手段が保持するセンサ省
エネ設定時間(Tds)が経過したときに、前記スイッチ手
段(14,72,42)をオフにする;上記(5)の画像形成装
置。
【0032】すなわち、画像生成を終了してから、原稿
押さえの開き,ADF(30)への原稿の挿入,転写紙の補
充又は交換等であるスタンバイ継続指示、を画像形成装
置が待つ時間(Tds)を操作者が操作部(20)を用いて設定
できる。操作者は、利便性を損なわない待ち時間(Tds)
を設定することができる。
【0033】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0034】
【実施例】−第1実施例− 図1に本発明の第1実施例であるデジタル複写機の外観
を示す。このデジタル複写機は、大略で、自動原稿送り
装置〔ADF〕30と、操作部20と、スキャナ10
と、プリンタ100と、中継ユニット32と、ステープ
ラ及び作像された用紙を大量に積載可能なシフトトレイ
付きのフィニッシャ34と、両面反転ユニット33と、
給紙バンク35と、大容量給紙トレイ36及び1ビン排
紙トレイ31、の各ユニットで構成されている。複写機
本体であるプリンタ100は、感光体,チャージャ,画
像書き込み部、現像部,転写部,定着部ならびに給紙搬
送部など画像形成機構を備えている。
【0035】図2に、図1に示す複写機の電気系システ
ムの概要を示す。複写機メカ制御部すなわち画像読取り
および画像形成プロセス制御の主要部に、メイン制御板
50上の1つのMPU51と、スキャナ制御板11上の
1つのCPU12が用いられている。MPU51は作像
シーケンスおよび定着制御とシステム関係の制御を、C
PU12はスキャナ関係の制御をそれぞれ行う。MPU
51とCPU12とは、画像データインターフェース及
びシリアルインターフエースによって接続されている。
【0036】また、図2において、20は操作部、70
はI/O制御板、92は画像露光用のレーザ光を制御す
るLD制御板、41は給紙制御板、13はCCDを搭載
する読み取り制御板、90はマザーボード、60,91
は、複合機能を実現するためのアプリケーション拡張ユ
ニットで、91は、FAX機能を搭載したファクシミリ
制御ユニット、60は、パソコン,ワープロなどホスト
のドキュメントを印刷するプリンタ機能及びコピー,フ
ァクシミリ,プリンタの複合動作モードを制御するため
のプリンタコントローラ(ボード)である。80は電源
装置である。
【0037】スキャナ10には、コンタクトガラス上の
原稿を照明するランプを搭載した走査キャリッジがホー
ムポジションにあるかを検知するホームポジションセン
サ,往走査リミット位置にあるかを検知するリミット位
置センサおよびコンタクトガラス上に原稿があるかを検
知する原稿センサがある。これらのセンサを一括して図
2には、センサ14と示した。スキャナ10に着脱可の
ADF30には、原稿がセットされているかを検知する
原稿センサ,原稿サイズセンサおよび原稿搬送路に原稿
が滞留又はジャムしているかを検知する原稿搬送路のペ
ーパセンサがある。給紙ユニット40には、給紙トレイ
およびカセットの装着を検知するセンサ,そこの紙有無
およびサイズ検知をするペーパセンサおよび給送路の残
紙又はジャムを検知するペーパセンサがあり、これらの
センサを一括して図2には、センサ42と示した。作像
機構であるプリンタ100には、その内部の給紙,搬
送,排紙の残紙又はジャムを検知するペーパセンサおよ
び給,排紙路の設定状態を検出するセンサがあり、これ
らのセンサを一括して図2には、センサ72と示した。
【0038】図3に、電源装置80から、I/O制御板
(入出力インターフエイス)70,メイン制御板(メイ
ンコントローラ)50,マザーボード90及びプリンタ
コントローラ60への給電系統の概要、ならびに、プリ
ンタコントローラ60の概要を示す。
【0039】図3を参照すると、画像形成プロセスを制
御するメイン制御板50には、MPU51、CPU周辺
ASIC(Application Specific IC)54、画像処理A
SIC53、およびプリンタコントローラ60とのイン
タフェース機能および画像データの圧縮伸張機能を有し
たI/F(インターフェイス)52がある。
【0040】システムの制御を司るプリンタコントロー
ラ60には、複合機能を実現するためのMPU61とメ
イン制御板50とのインタフェースと操作部との通信機
能およびメモリの制御機能を有した周辺ASIC64お
よびその他がある。
【0041】原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ10
は、読み取りユニットにて、原稿に対するランプ照射の
反射光をミラー及びレンズにより受光素子に集光する。
受光素子(CCD)は、センサー・ボード・ユニット
(SBU)13にあり、CCDに於いて電気信号に変換
された画像信号は、SBU13上でディジタル信号すな
わち読取った画像デ−タに変換された後、SBU13か
ら、メイン制御板50上の画像処理ASIC53に出力
される。
【0042】SBU13からの読取り画像デ−タは、画
像処理ASIC53に転送され、画像処理ASIC53
が、光学系及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣
化(スキャナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り
画像デ−タの歪)を補正し、該画像デ−タをプリンタコ
ントローラ60に転送してメモリMEM65に書込む。
又は、プリンタ出力のための処理を施してプリンタ10
0のLD制御板92に与える。
【0043】すなわち、画像処理ASIC53には、読
取り画像デ−タをメモリMEM65に蓄積して再利用す
るジョブと、メモリMEM65に蓄積しないでLD制御
板92上のビデオ・データ制御(VDC)に出力してレ
−ザプリンタ機能で作像出力するジョブとがある。メモ
リMEM65に蓄積する例としては、1枚の原稿を複数
枚複写する場合、スキャナ10を1回だけ動作させ、読
取り画像デ−タをメモリMEM65に蓄積し、蓄積デー
タを複数回読み出す使い方がある。メモリMEM65を
使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場
合、読取り画像デ−タをそのままプリンタ出力用に処理
すれば良いので、メモリMEM65への書込みを行う必
要はない。
【0044】まず、メモリMEM65を使わない場合、
画像処理ASIC53は、読取り画像データに画像読取
り補正を施してから、面積階調に変換するための画質処
理を行う。画質処理後の画像データはLD制御板92上
のVDCに転送する。面積階調に変化された信号に対
し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するた
めのパルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ機能に
よって転写紙上に再生画像を形成する。
【0045】メモリMEM65に蓄積し、それからの読
み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像
の合成等を行う場合は、画像読取り補正を施した画像デ
ータは、プリンタコントローラ60の、画像メモリアク
セス制御機能がある周辺ASIC64に送られる。ここ
ではMPU61の、フラッシュEEPROMに格納され
た動作プログラムに従った制御によって、画像データと
メモリモジュ−ルMEM65のアクセス制御,外部パソ
コンPCのプリント用データの展開(文字コ−ド/キャ
ラクタビット変換),メモリー有効活用のための画像デ
ータの圧縮/伸張を行う。周辺ASIC64へ送られた
データは、データ圧縮後MEM65へ蓄積し、蓄積デー
タを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、
本来の画像データに戻し周辺ASIC64から画像処理
ASIC53へ戻される。
【0046】画像処理ASIC53へ戻されると、そこ
で画質処理を、そしてLCD制御板92上のVDCでの
パルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転写紙
上に顕像(トナ−像)を形成する。
【0047】複合機能の1つであるFAX送信機能は、
原稿スキャナ10の読取り画像データを画像処理ASI
C53にて画像読取り補正を施し、FAX制御ユニット
(FCU)91へ転送する。FCU91にて公衆回線通
信網へのデータ変換を行い、該通信網へFAXデータと
して送信する。FAX受信は、通信網からの回線データ
をFCU91にて画像データへ変換し、画像処理ASI
C53へ転送される。この場合特別な画質処理は行わ
ず、LCD制御板92上のVDCにおいてドット再配置
及びパルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転
写紙上に顕像を形成する。
【0048】メイン制御板50のMPU51は、画像デ
ータの流れを制御し、システムコントローラ60のMP
U61はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管
理する。このデジタル複合機能複写機の機能選択は、操
作部20にて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の
処理内容を設定する。
【0049】プリンタコントローラ60には、休止モー
ド時でも通電状態にある+5VEが供給される。メイン
制御板50には、休止モード時に通電がオフされる+5
Vが供給される。I/O制御板70には、同じく休止モ
ード時に通電がオフされる+5Vと+24Vがそれぞれ
供給される。
【0050】DC電源/AC制御板80には、コンバー
タ出力の+24Vと+5VE(+5Vの電圧)にそれぞ
れスイッチ83,84が接続されている。これらのスイ
ッチ83,84のオン/オフを行うための制御信号がプ
リンタコントローラ60からスイッチ83,84に与え
られる。休止モードに移行するとき、プリンタコントロ
ーラ60はこの制御信号でスイッチ83および84を共
にオフにする。
【0051】定着装置の目標温度を、トナー像を転写し
た転写紙の定着処理に定められた定着動作温度として定
着ローラの温度をそれに維持する、コピースタートある
いはプリントコマンドに応答して実質上遅れ時間無く画
像形成を開始することが出来る「スタンバイモード」
(作動モード)では、プリンタコントローラ60は上記
制御信号でスイッチ83および84を共にオンにしてい
る。
【0052】定着装置のヒータ86に通電するAC回路
85は、スイッチ83を通してあたえられる+24Vに
よって閉じられる電源リレーがあり、この電源リレーが
閉じることにより、商用交流ACが印加される。AC回
路85は、トライアック(位相制御スイッチング素子)
を用いる位相制御の交流通電回路であり、図示しない定
着温度センサの温度検出信号を参照して、定着温度が目
標温度になるように、トライアックの導通位相を制御す
る。
【0053】「低電力モード」ではプリンタコントロー
ラ60は、定着装置のヒータ86およびAC回路ならび
に動力系に+24Vを給電するスイッチ83をオフと
し、制御系および通信系に+5Vを給電するスイッチ8
4はオンを継続する。
【0054】「休止モード」ではプリンタコントローラ
60は、+24Vを給電するスイッチ83および+5V
を給電するスイッチ84を、ともにオフにする。
【0055】しかし休止モードではスイッチ83,84
がオフで、プリンタコントローラ60および操作部20
の、複写機使用の可能性を伺わせるオペータの行為又は
パソコンPCのプリントコマンドを検知するに最小限の
電気素子又は回路に+5VEが継続して印加される。プ
リンタコントローラ60においては、該検知を待ちそれ
に応答してスイッチ83,84をオンにする回路ならび
に不揮発保持が必要とされるデータを格納するメモリに
+5VEが継続して印加される。
【0056】操作部20からのキーインデータの解析や
表示の制御は、プリンタコントローラ60のMPU61
が行い、操作部20とのインターフェイスは周辺ASI
C64が受け持っている。周辺ASIC64と操作部2
0とは、この実施例では、マザーボード90とメイン制
御板50およびスキャナ制御板11を経由して接続され
ている。
【0057】図4に、図2に示すブロック区画14,3
0,42および72の中の前述の各種センサと、それへ
の給電をオン/オフするセンサスイッチ15,43,7
3と、オン/オフ制御をするCPU12,MPU51,
給紙制御板41との電気接続を、簡略化して示す。
【0058】図4の(a)はプリンタ100内のセンサ
72の給電系統を示す。プリンタコントローラ60によ
ってオン/オフ制御されるスイッチ84の出力電圧+5
Vがセンサスイッチ73に印加され、センサスイッチ7
3がMPU51によってオンにされているときに、セン
サ72に動作電圧+5Vが印加される。センサ72内の
主要なセンサは、反射型フォトセンサおよび透過型フォ
トセンサである。
【0059】1つの反射型フォトセンサは、発光ダイオ
ード72bとフォトトランジスタ72aでなり、紙又は
反射片72cが反射した発光ダイオード72bの光をフ
ォトトランジスタ72aが受光するとフォトトランジス
タ72aがオン(導通)となり、そのコレクタ電位であ
る検知信号が、機器アースレベル(低レベル)Lとな
る。紙又は反射片72cがなくなると、発光ダイオード
72bの光がフォトトランジスタ72aに当たらなくな
るため、フォトトランジスタ72aがオフ(非導通)と
なり、そのコレクタ電位である検知信号が、略+5V
(高レベル)Hとなる。検知信号はMPU71に与えら
れる。
【0060】この反射型フォトセンサ(72a,72
b)が通紙路に、通紙の表面又は裏面に対向するように
設置されているときには、その検知信号のLが紙72c
ありを表し、Hは紙なしを表す。仮に、到来する紙の先
端が当たると突出位置から待避位置に押される回動レバ
ーを通紙路に装備してそれと一体又は連結した反射片
(フィラー)72cが、紙によって押されているときに
は反射型フォトセンサ(72a,72b)の検出視野に
入り、紙がないときには該検出視野の外に移動する態様
でも、その検知信号のLが紙72cありを表し、Hは紙
なしを表す。
【0061】1つの透過型フォトセンサは、発光ダイオ
ード72eとフォトトランジスタ72dでなり、紙又は
遮光片72fが発光ダイオード72bとフォトトランジ
スタ72aとの間に入るとフォトトランジスタ72aが
オフとなり、そのコレクタ電位である検知信号がHとな
る。紙又は遮光片72fがなくなると、発光ダイオード
72bの光がフォトトランジスタ72aに当たるため、
フォトトランジスタ72aがオンとなり、そのコレクタ
電位である検知信号がLとなる。
【0062】この透過型フォトセンサ(72e,72
d)が通紙路に、通紙を間に置いて相対向するように設
置されているときには、その検知信号のLが紙72fな
しを表し、Hは紙ありを表す。仮に、到来する紙の先端
が当たると突出位置から待避位置に押される回動レバー
を通紙路に装備してそれと一体又は連結した遮光片(フ
ィラー)72fが、紙によって押されているときには透
過型フォトセンサ(72e,72d)の検出視野に入
り、紙がないときには該検出視野の外に移動する態様で
も、その検知信号のLが紙なしを表し、Hは紙ありを表
す。
【0063】いずれのタイプのセンサを用いても、セン
サスイッチ73がオンでセンサ72に+5Vが加わって
いる間、発光ダイオード72bに電流が流れるので、セ
ンサ72が電力を消費する。上述の反射型フォトセンサ
(72b,72a)の場合は、検知信号がL(紙あり)
の間は、フォトトランジスタ72aがオンでそれに接続
された限流抵抗に電流が流れるのでセンサでの電力消費
が少しあがる。上述の透過型フォトセンサ(72e,7
2d)の場合は、検知信号がL(紙なし)の間は、フォ
トトランジスタ72dがオンでそれに接続された限流抵
抗に電流が流れるのでセンサでの電力消費が少しあが
る。
【0064】図4の(b)は、スキャナ10およびAD
F30内のセンサ14等の給電系統を示す。これにおい
ては、プリンタコントローラ60によってオン/オフ制
御されるスイッチ84の出力電圧+5Vがセンサスイッ
チ15に印加され、センサスイッチ15がCPU12に
よってオンにされているときに、センサ14等に動作電
圧+5Vが印加される。センサ14等の検知信号はCP
U12に与えられる。センサ14等の内容は、前述のセ
ンサ72と同様である。
【0065】図4の(c)は、給紙バンク35および大
容量給紙トレイ36を含む給紙ユニット40内のセンサ
42の給電系統を示す。これにおいては、プリンタコン
トローラ60によってオン/オフ制御されるスイッチ8
4の出力電圧+5Vがセンサスイッチ43に印加され、
センサスイッチ43が給紙制御板41(の図示しないC
PU)によってオンにされているときに、センサ42に
動作電圧+5Vが印加される。センサ42の検知信号は
給紙制御板41(の図示しないCPU)に与えられる。
センサ42の内容は、前述のセンサ72と同様である。
【0066】なお、上述のセンサ72,14等,42に
は、キャリッジ位置センサなど、原稿,転写紙検出用の
ペーパセンサとは別のセンサも含まれる。これらの別の
センサでは、反射片(72a相当)あるいは遮光片(7
2f相当)は、例えばキャリッジなどの、被駆動部材に
装着されている。
【0067】図5の(a)に、操作部20の上面を拡大
して示し、図5の(b)には、操作部20の回路ブロッ
クを示す。操作部20は、ケース,液晶表示装置(LC
D)260,操作キー群254,262,263,表示
LED(発光ダイオード)261によって構成されてい
る。
【0068】電源キー254は、休止モードからスタン
バイモードに、またその逆への切換えを指示するための
操作キーである。休止モードが設定されている時に電源
キー254が一回押されると、休止モードからスタンバ
イモードに切換る。スタンバイモードであるときに電源
キー254が一回押されると、スタンバイモードから休
止モードに切換る。
【0069】図4の(b)に示す操作部20の電気制御
系の主体は、プリンタコントローラ60のMPU61と
コミュニケーションし、操作部20の入力を読取り、ボ
ード上の表示を制御するCPU253,このCPU25
3の制御プログラムが格納されているROM265,制
御時にデータの一時格納等を行うためのRAM266,
LCD260の描画データを格納するVRAM268,
このVRAM268に接続されLCD260の描画タイ
ミング制御等を行う液晶表示コントローラ(LCDC)
267等がある。LCDC267には、CFLの光源を
バックライト270として有するLCD260が接続さ
れる。CPU253には更に、CFLバックライト27
0を駆動するインバータ269,操作キー群254,2
62,263のキーマトリクス271,表示LED26
1のLEDマトリクス272およびそれらのLEDを駆
動するLED駆動装置273等が接続されている。ま
た、CPU253が接続されたデータバスには、画像処
理モード記憶用の不揮発性RAM(NVRAM)264
が接続されている。
【0070】図6および図7に、プリンタコントローラ
60のMPU61の、操作部20のCPU253と共同
して実行する、スタンバイモード/低電力モード/休止
モード間の切換え制御を示す。まず図6を参照すると、
図3に示すDC電源/AC制御板80と商用交流電源
(コンセント)との間の元電源スイッチが閉じてDC電
源/AC制御板80が動作電圧を与えると(ステップ
1)、MPU61は、電源オン応答の初期化処理(ステ
ップ2)をしてから、入力読取(ステップ3)を行う。
なお、以下においては、カッコ内にはステップと言う語
を省略してステップ番号数字のみを記す。
【0071】初期化処理(2)においては、プリンタコ
ントローラ60のMPU61がスイッチ83および84
をともにオンにしてから、すなわちスタンバイモードの
各部給電を設定してから、操作部20のCPU253が
MPU61の指示に応じて、NVRAM264にある標
準処理モードのコピー条件を読み出してLCD260に
表示する。入力読取(3)では、操作部20のCPU2
53が操作部20に対するユーザの操作を読み込んでプ
リンタコントローラ60のMPU61に報知し、また、
プリンタコントローラ60のMPU61が、パソコンP
Cおよびフアクシミリ91からのコマンドを解読する。
次に、入力読取(3)の概要を示す。
【0072】ユーザがコピーのモード設定のために操作
部20に入力操作をすると、操作部20のCPU253
がこれをMPU61に報知し、MPU61が、この入力
操作の時間間隔をセーブするレジスタRTiに、そこま
での時間間隔(経過時間)計測値Tiを書込んで(4
a,4b,5,6)、新たにモード設定入力間隔の計測
を開始し(7)、この計測を行っていることを示す情報
1をレジスタFTiに書込む(8)。
【0073】モード登録キーの押下,コピースターキー
の押下等、画像処理モードの設定の完了とみなしうる入
力がありこれをCPU253が報知するとMPU61
は、レジスタFTiをクリアする(9,10)。すなわ
ち、レジスタFTiの、モード入力の時間間隔データを
0にクリアする。この0は、タイマTd1のタイムオー
バによりスタンバイモードから低電力モード又は休止モ
ードに切換った時、画像処理モードの設定途中ではなか
ったことを意味する。レジスタFTiの1は、該設定途
中であった可能性が高いことを意味する。
【0074】コピースターキーの押下、あるいは、パソ
コンPC43またはFAXコントローラ91からの画像
処理要求に応じて画像処理を開始される時には、MPU
61は、Td1(例えば10sec)時限のタイマTd1の
計時動作を停止し(11,12)、設定モードの画像形
成が終了し、転写紙排紙を監視する期間のセンサ検出信
号の監視を終了した後に、センサスイッチ73,15お
よび43のオフをそれぞれMPU51,CPU12およ
び給紙制御板41に指示し(13,14a)、タイマT
d1の、新たなTd1時限の計時動作をスタートする
(14b)。オフ指示に応答してMPU51,CPU1
2および給紙制御板41はそれぞれ、センサスイッチ7
3,15および43をオフにする(14a)。
【0075】図7を参照する。入力が無くタイマTd1
がタイムオーバすると、MPU61は、図6のステップ
3,4aおよび21を経て、図7のステップ22から3
5に進んで、Td2(例えば10sec)時限のタイマTd
2をスタートして、低電力モードであることを示す
「1」をレジスタFLPに書込んで(36)、低電力モ
ードに移行する(37)。すなわち、スイッチ83をオ
フにする。スイッチ84はオンを継続する。そしてその
後、入力が無くタイマTd2がタイムオーバすると、休
止モードへ移行する(3−4a−21−38−24−2
5)。しかし、入力があると、スタンバイモードに移行
して、タイマTd1を再スタートする(3−4a−4b
−4c)。そして、センサスイッチ73,15および4
3のオンをそれぞれMPU51,CPU12および給紙
制御板41に指示する(4d)。このオン指示に応答し
てMPU51,CPU12および給紙制御板41はそれ
ぞれ、センサスイッチ73,15および43をオンにす
る(4d)。
【0076】ステツプ25で休止モードに移行した場合
には、その後、電源キー254の押下があると、現在休
止モードであるかをチエックして(3−4a−5−5−
9−11−13−15,16)、休止モードであると、
ユーザがスタンバイモードへの復帰を指示したとみなし
て、スタンバイモードに移行し(26a)、センサスイ
ッチ73,15および43のオンをそれぞれMPU5
1,CPU12および給紙制御板41に指示し(26
b)、タイマTd1をスタートし(27)、レジスタF
Tiのデータをチエックする(28)。レジスタFTi
のデータが1(前回のスタンバイモードから休止モード
への切換りが、ユーザの画像処理条件入力作業中であっ
た可能性が高い)であると、レジスタFTiをクリアし
て(29)、画像処理条件入力の時間間隔Ti(レジス
タRTiのデータ)が、設定値Tp以上(これを画像処
理モードの設定にてこずっていたと見なす)かをチエッ
クして(30)、そうであると、NVRAM228か
ら、前回モードの画像処理条件(コピーモード)を読み
出してLCD260に表示する(31)。
【0077】このような処理があることにより、ユーザ
のコピー処理モード(画像処理モード)を設定する操作
時間(RTi)が設定時間(Tp)を経過した場合に
は、ユーザが複雑なモード設定をしていると見なし、ス
タンバイモードから休止モードに移行してしまっても、
その後のスタンバイモードへの復帰時には、先ず前回モ
ード設定画面が、LCD260に表示される。
【0078】ところで、スタンバイモードに復帰する時
にレジスタFTiのデータが0のときには、前回の休止
モードへの移行はユーザのモード設定を阻害していない
と見なす。この場合には、NVRAM228から、標準
処理モードのコピーモード(画像処理条件)を読み出し
てLCD260に表示する(33)。
【0079】電源キー254がオンのときに休止モード
でないと、つまりスタンバイモードであると、画像処理
指示(要求)を待っているレディ状態であるかをチエッ
クして(17)、そうであるとユーザが休止モードへの
切換えを指示したとみなして、LCD260に表示中の
画像処理モードを、NVRAM264に前回モードとし
て書込み(24)、休止モードに移行する(25)。
【0080】外部(パソコンPC/ファクシミリ91)
からの画像処理要求があると(18)、現在が休止モー
ドであるかをチエックして(18,19)、休止モード
であると、「スタンバイモードに移行」(26a)以下
の、前述の処理に進む。
【0081】操作部20のCPU253は、以上に説明
した入力読取と入力対応処理に関連する処理の他に、置
数キーの押下の読込と入力数字データの生成,スタート
キーの押下の読込みと、スタート指示のプリンタコント
ローラ60への転送,用紙サイズの切換え入力の読取り
など、通常の複写機の操作/表示ボードの入出力制御を
行う。これらの処理を一括して、「その他の入力処理」
(20)として図7に示した。
【0082】この第1実施例では、スタンバイモードに
あって休止モードへの移行条件(Td1経過)が成立した場
合に低電力モードに移行するので、すなわち、操作部2
0の表示はそのままで、スイッチ83をオフにして定着
装置のヒータ86ならびに動力系への通電は止めるの
で、電力消費が低減する。しかし、操作部20の表示は
そのままで、入力読取は継続するので、オペレータの設
定がキャンセルされることはなく、オペレータは操作部
20に対する入力をさらに行うことが出来、再設定の煩
わしさが改善し、操作性が向上する。
【0083】低電力モードに移行してからそのまま設定
時間Td2が経過すると休止モードに移行し、休止モー
ドでは操作部20ではスイッチ84もオフにして、+5
Vも遮断して操作部20の表示も消すので、省エネ効果
が高い。設定時間Td2内に入力又は動作指示があると
スタンバイモードに復帰するので、オペレータの操作性
は高い。
【0084】−第2実施例− 第2実施例のハードウエア構成と制御概要は、前述の第
1実施例のものと同様である。しかし、第2実施例のプ
リンタコントローラ60のMPU61の、休止モードに
移行してからの、省エネモード切換え制御の内容が少し
異なる。第1実施例の図6に示す処理とは異なっている
処理を図8に示す。図7に示す処理は、第2実施例でも
同じである。以下、第1実施例と異なる部分のみを説明
する。
【0085】第2実施例では、プリンタコントローラ6
0のMPU61は、設定モードの画像形成が終了し、転
写紙排紙を監視する期間のセンサ検出信号の監視を終了
したときに、タイマTdsのTds時限の計時動作をス
タートし(14c)、タイマTd1のTd1時限の計時
動作をスタートする(14b)。その後オペレータの入
力がなくタイマTdsがタイムオーバすると(3−4a
−2114d)、センサスイッチ73,15および43
のオフをそれぞれMPU51,CPU12および給紙制
御板41に指示する(14e)。このオフ指示に応答し
てMPU51,CPU12および給紙制御板41はそれ
ぞれ、センサスイッチ73,15および43をオフにす
る(14e)。
【0086】ここで、タイマTdsに設定する時限値T
dsは、操作部20から入力できるものであり、入力値
が図5の(b)に示すNVRAM264に格納されてい
るものである。「入力読取」(3)で、操作キー群26
2の中の設定キーのオペレータ操作を読取るとCPU2
53が設定メニュー画面を液晶ディスプレイ260に表
示する。
【0087】オペレータが設定メニュー画面上の省エネ
切換え待ち時間の欄を指定すると、CPU253は、液
晶ディスプレイ260の表示面の一部に、図9に示す省
エネ切換え待ち時間設定画面260tiを表示する。オ
ペレータはここで、画面260ti上のアップ/ダウン
ボタンを操作して、タイマTdsに設定する時限値Td
s,タイマTd1に設定する時限値Td1およびタイマ
Td2に設定する時限値Td2を調整することができ
る。液晶ディスプレイ260の表示面上の、図示を省略
したEnterボタンをオペレータが操作すると、CP
U253がそのとき省エネ切換え待ち時間設定画面26
0tiに表示している時限値Tds(A),Td1
(B)およびTd2(C)をNVRAM264に更新書
込み(上書き)、かつ、プリンタコントローラ60のM
PU61に転送する。MPU61はRAMの該当データ
を転送を受けたデータに更新して、ステップ14dで参
照する。
【0088】なお、その後NVRAM264上のこれら
の時限値Tds,Td1およびTd2は、初期化処理
(2)において、操作部20のCPU253がMPU6
1の指示に応じてNVRAM264にある標準処理モー
ドのコピー条件を読み出してLCD260に表示すると
きに、CPU253がMPU61に転送する。MPU6
1はこれらのデータTds,Td1およびTd2をRA
Mに保持して、その後ステップ14d,22,38で参
照する。
【0089】
【発明の効果】以上のように、設定があった動作モード
の画像生成を終了し該画像生成に関するセンサの検出信
号の監視を終了した後に、スタンバイモードであっても
センサへの給電を止める(図6の14a,図8の14
e)ので、スタンバイ電力が低減する。したがって、ス
タンバイモードから休止モードへ移行する設定時間(T
d1+Td2)を比較的に長くしても無駄な電力消費が
抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の1実施例である複写
機の外観を示す正面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気系統のシステム構成
を示すブロック図である。
【図3】 図2に示すDC電源/AC制御板80とプリ
ンタコントローラ60の構成の概要を示すブロック図で
ある。
【図4】 図2に示すブロック区画14,30,42お
よび72の中の各種センサと、それへの給電をオン/オ
フするセンサスイッチ15,43,73と、オン/オフ
制御をするCPU12,MPU51,給紙制御板41と
の電気接続を、簡略化して示す電気回路図であり、
(a)はプリンタ100内のセンサ72の給電系統を、
(b)はスキャナ10およびADF30の内部のセンサ
14等の給電系統を、また、(c)は給紙バンク35お
よび大容量給紙トレイ36を含む給紙ユニット40内の
センサ42の給電系統を、それぞれ示す。
【図5】 (a)は図1に示す操作部20の拡大平面
図、(b)はその電気系統のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】 図3に示すプリンタコントローラ60のMP
U61の省エネモード制御の前半を示すフローチャート
である。
【図7】 図3に示すプリンタコントローラ60のMP
U61の省エネモード制御の後半を示すフローチャート
である。
【図8】 本発明の第2実施例の、プリンタコントロー
ラ60のMPU61の省エネモード制御の前半を示すフ
ローチャートである。
【図9】 本発明の第2実施例の、操作部20の液晶デ
ィスプレイ260に表示される切換え待ち時間設定画面
260tiの表示を示す平面図である。
【符号の説明】
13:センサー・ボード・ユニット 20:操作部 262:テンキー,クリア/ストップキー,コピースタ
ートキー 254:電源キー 255:指定キー 256:LED 260:パネル 261:LED 262:操作キー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペレータが動作指示を入力するための操
    作部;電気負荷およびセンサ;操作部が与える又は遠隔
    から与えられる動作指示に応答して、電気負荷を駆動し
    センサの検出信号を監視する負荷コントローラ;ならび
    に、動作指示に応答して負荷駆動を開始可能なスタンバ
    イモードで待機し、該スタンバイモードに復帰可能な低
    電力消費の休止モードに移行できる省電力コントロー
    ラ;を備える省電力装置において、 センサへの通電をオン/オフするスイッチ手段;およ
    び、電気負荷の駆動を終了し該駆動に関するセンサの検
    出信号の監視を終了した後に前記スイッチ手段をオフに
    するセンサ省エネコントローラ;を備えることを特徴と
    する省電力装置。
  2. 【請求項2】省電力コントローラは、スタンバイモード
    で負荷コントローラおよびセンサ省エネコントローラに
    給電し、休止モードで該給電を停止する、請求項1記載
    の省電力装置。
  3. 【請求項3】オペレータが動作モードを設定し動作指示
    を入力するための操作部;転写紙上に画像を形成する画
    像生成手段およびセンサ;前記操作部が与える又は遠隔
    から与えられる動作指示に応答して設定があった動作モ
    ードで前記画像生成手段を駆動しセンサの検出信号を監
    視する画像形成コントローラ;ならびに、動作指示に応
    答して該駆動を開始可能なスタンバイモードで待機し、
    該スタンバイモードに復帰可能な低電力消費の休止モー
    ドに移行できる省電力コントローラ;を備える画像形成
    装置において、 センサへの通電をオン/オフするスイッチ手段;およ
    び、設定があった動作モードの画像生成を終了し該画像
    生成に関するセンサの検出信号の監視を終了した後に前
    記スイッチ手段をオフにするセンサ省エネコントロー
    ラ;を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】省電力コントローラは、スタンバイモード
    で負荷コントローラおよびセンサ省エネコントローラに
    給電し、休止モードで該給電を停止する、請求項3記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】センサ省エネコントローラは、設定があっ
    た動作モードの画像生成を終了し該画像生成に関するセ
    ンサの検出信号の監視を終了してから動作指示がなくセ
    ンサ省エネ設定時間が経過したときに、前記スイッチ手
    段をオフにする;請求項3又は4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】操作部はセンサ省エネ設定時間を入力する
    手段を含み;画像形成装置は入力があったセンサ省エネ
    設定時間を保持する不揮発メモリ手段を備え;センサ省
    エネコントローラは、設定があった動作モードの画像生
    成を終了し該画像生成に関するセンサの検出信号の監視
    を終了してから動作指示がなく不揮発メモリ手段が保持
    するセンサ省エネ設定時間が経過したときに、前記スイ
    ッチ手段をオフにする;請求項5に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012212269A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置

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