JP2003326569A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2003326569A
JP2003326569A JP2002134072A JP2002134072A JP2003326569A JP 2003326569 A JP2003326569 A JP 2003326569A JP 2002134072 A JP2002134072 A JP 2002134072A JP 2002134072 A JP2002134072 A JP 2002134072A JP 2003326569 A JP2003326569 A JP 2003326569A
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JP
Japan
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mold
movable
molded product
die
injection molding
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JP2002134072A
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English (en)
Inventor
Koji Kojima
宏司 小島
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 固定金型と、可動金型と、固定金型と可
動金型の間において形成される、らせん形状部分を有す
るキャビティとを備えた射出成形用金型において、可動
金型は、可動金型本体と、キャビティのらせん形状部分
に対応するらせん形状部分を有する回転部材とで構成さ
れ、回転部材は、可動金型本体に関して自由に回転でき
るように可動金型本体に取り付けられており、可動金型
には、キャビティ内で成形された成形品を離型時に可動
金型から押し出すための押出し機構が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形用金型に関
する。特に、らせん形状部分を有する成形品を成形する
ための射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形工程において、ねじ部や傾斜羽
根などのらせん形状部分を有するプラスチック成形品を
取り出す際に成形品を損傷させないように、成形品のら
せん形状部分と可動金型のらせん形状部分が干渉しない
ように取り出すことが要求されている。従来では、この
ような成形品を取り出す方法として、成形品を押し出し
つつ可動金型を回転させる方法が提案されている。
【0003】そのため、可動金型は、可動金型本体と、
らせん形状部分を有しかつ可動金型本体内で回転するこ
とができる回転部材と、回転部材を回転駆動させるため
の回転駆動機構とで構成されるのが一般的である。この
ような回転駆動機構は多数の歯車やモータで構成されて
いるため、回転駆動機構の構造は、複雑であり、大きな
空間を必要としている。その結果、可動金型、延いては
射出成形用金型の大型化を招くという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を鑑み、本
発明の目的は、小型の射出成形用金型を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
射出成形用金型によれば、固定金型と、可動金型と、固
定金型と可動金型の間において形成される、らせん形状
部分を有するキャビティとを備えた射出成形用金型にお
いて、可動金型は、可動金型本体と、キャビティのらせ
ん形状部分に対応するらせん形状部分を有する回転部材
とで構成され、回転部材は、可動金型本体に関して自由
に回転できるように可動金型本体に取り付けられてお
り、可動金型には、キャビティ内で成形された成形品を
離型時に可動金型から押し出すための押出し機構が配置
されている。これにより、射出成形の成形品を取り出す
工程において、押出し機構によって成形品を可動金型か
ら離す時、成形品のらせん形状部分によって可動金型の
回転部材のらせん形状部分を回転させることができるた
め、成形品のらせん形状部分と可動金型のらせん形状部
分が干渉することなく成形品を可動金型から取り出すこ
とができる。
【0006】本発明の請求項2に係る射出成形用金型に
よれば、請求項1に係る射出成形用金型において、回転
部材は、軸受を介して可動金型本体に支持されている。
これにより、可動金型本体内で回転可能な回転部材の構
成を特定している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の射出
成形用金型の断面図である。図1において、100は本
発明の射出成形用金型を全体的に示している。射出成形
用金型100は、固定金型10と、可動金型20と、固
定金型10に対して可動金型20を移動させる移動機構
40とで主に構成されている。
【0008】最初に固定金型10の構成について説明す
る。固定金型10は、筒状部材11と、筒状部材11内
部に収納される柱状部材12とで主に構成されている。
筒状部材11と柱状部材12はボルト17によって互い
に螺着されている。筒状部材11の内側の下の角部に
は、環状溝部が投げられ、この溝部には、離型時に成形
品を固定金型10から払い落とすためにリング状の成形
品払い落とし用入子13が設けられている。この払い落
とし用入子13を固定金型10に留めるために、ボルト
16は、払い落とし用入子13に設けられた座ぐり穴1
5内で貫通し、かつ筒状部材11に設けられたねじ穴に
螺着されている。このボルトの頭部の座ぐり穴15に対
する距離を調整することにより、離型時に払い落とし用
入子13が固定金型10から離間する位置を規定するこ
とができる。また、払い落とし用入子13を可動金型2
0側に付勢するために、払い落とし用入子13と筒状部
材11との間には、少なくとも一つの払い落としスプリ
ング14が設けられている。このような構成により、こ
の払い落とし用入子13は、型締め時においてキャビテ
ィ35の側面及び上面の一部を構成するように筒状部材
11と当接した位置に位置し、かつ離型時において成形
品34を固定金型10から引き離すために筒状部材11
から離間した位置に位置する。
【0009】次に可動金型20の構成について説明す
る。可動金型20は、内側柱状部材と、筒状回転部材
と、外側筒状部材と、これら部材の下側に取り付けられ
ている受け板21とで概略的に構成されている。内側柱
状部材及び外側筒状部材は共に受け板21に固定されて
おり、回転することができない。一方、筒状回転部材
は、内側柱状部材と外側筒状部材に関して回転可能に構
成されている。
【0010】内側柱状部材は、中央の柱状部材25と、
柱状部材25を包囲した筒状部材26とで構成されてい
る。柱状部材25及び筒状部材26は、互いに固定さ
れ、その上面においてキャビティ35の一部を構成し、
その下面において受け板21に固定されている。本実施
例では、射出成形時には、柱状部材25の上面において
インサート33が配置される。また、押出しピン43
は、筒状部材26と受け板21を貫通して長手方向に延
びており、以下に説明するように金型10、20の長手
軸線方向に移動可能である。押出しピン43は、型締め
時において筒状部材26の上面と面位置でキャビティ3
5の一部を構成し、離型時において筒状部材26の上面
に対して突出して成形品34を押し出す。
【0011】筒状回転部材は、筒状の上側回転部材22
と、上側回転部材22の下部にボルト24で螺着された
筒状の下側回転部材23とで構成されている。上側回転
部材22は、その上面においてキャビティ35の一部と
してらせん形状の溝部を有している。上側回転部材22
及び下側回転部材23は、内周面において環状凹部を形
成し、この環状凹部において、固定金型10の側から、
第一ラジアルベアリング29と、スペーサ27と、第二
ラジアルベアリング30とを収納している。なお、スペ
ーサ27は、ベアリング29、30を離間するためのみ
に設けられており、回転部材22、23と共に回転しな
い。また、下側回転部材23は、その外周面において、
スラストベアリング28の間に介挿される環状突起部2
3aを有する。このように、筒状回転部材は、筒状回転
部材の内面においてラジアルベアリング29、30で支
持され、かつ外面においてスラストベアリング28で支
持されているので、筒状回転部材は、金型10、20の
長手軸線回りに自由に回転することができる、すなわ
ち、筒状回転部材に対して少量でも回転方向に外力が加
われば筒状回転部材が回転するように構成されている。
【0012】外側筒状部材は、受け板21に接続されて
いる筒状部材31と、押出し板32とで構成されてい
る。また、筒状部材31は、その下部の内周に形成され
た下側環状凹部においてスラストベアリング28を収納
している。筒状部材31は、その上部の内周において形
成された上側環状凹部において、押出し板32を収納し
ている。押出し板32は、受け板21及び筒状部材31
に設けられた穴内を貫通した押出し板用ピン42と接続
されており、以下に説明するように金型10、20の長
手軸線方向に移動可能である。押出し板32は、型締め
時において筒状部材31の上面と面位置でキャビティ3
5の一部を構成し、離型時において筒状部材31の上面
に対して成形品34を押し出す。
【0013】次に移動機構について説明する。40は移
動機構を全体的に示す。移動機構40は、上エジェクタ
プレート44、下エジェクタプレート45及びリターン
ピン41で構成されている。上エジェクタプレート44
と下エジェクタプレート45は、射出成形機の押出し装
置(図示せず)と接続されており、金型10、20の長
手軸線方向に移動可能となっている。また、上エジェク
タプレート44と下エジェクタプレート45の間には、
一端が押出し板32と接続された押出し板用ピン42の
端部と、押出しピン43の端部が接続されている。この
ような構成により、離型時においてエジェクタプレート
44、45を固定金型10側に移動させることにより、
押出し板32及び押出しピン43を可動金型20から突
出させ、成形品34を可動金型20から押し出すことが
できる。
【0014】リターンピン41は、一端においてエジェ
クタプレート44、45に接続されており、閉型時にお
いて、固定金型10側のパーティングライン面に突き当
たってエジェクタプレート44、45を押し下げ、かつ
押出しピン43を元の位置に戻することにより、固定金
型10が損傷するのを防止する役割を持つ。このような
構成により、型締め時において、エジェクタプレート4
4、45は押出し装置で押し出され、リターンピン41
の先端が固定金型に当たり、エジェクタプレート44、
45を元の位置まで押し戻す。また、離型時において、
エジェクタプレート44、45は、成形品34を可動金
型20から押し出すためにピン41、43を作動させ
る。
【0015】次に本発明の射出成形用金型の作用につい
て説明する。本発明の射出成形の工程は、型締め段階、
材料の射出段階、材料の保圧段階及び材料の冷却の段階
では従来とほぼ同じであり、離型及び成形品の取り出し
段階のみが従来と異なっている。従来では、らせん形状
部分を有する可動金型から成形品を離す際には、成形品
34に設けられたらせん形状部分が、可動金型に設けら
れたらせん形状部分を沿って移動するように、成形品を
押し出すと共に、可動金型を強制的に回転させることに
より、可動金型から成形品を取り出している。一方、本
発明では、離型時において可動金型を強制的に回転させ
ることなく成形品34を押し出す操作のみで成形品を金
型10、20から取り出している。
【0016】成形品34と可動金型20の上側回転部材
22の断面図である図2を参照しつつ成形品34の取り
出し工程について説明する。成形品34を固定金型10
から離すために、成形品34と係合した払い落とし用入
子13が固定金型10から突出することにより成形品3
4を固定金型10から払い落とす。一方、成形品34を
可動金型20から離すために、成形品34を押出しピン
43及び押出し板32によって金型10、20の長手軸
線方向(図2において矢印Aの方向)に押す。この時、
上側回転部材22は金型10、20の長手軸線回りに回
転自在であるので、成形品34が矢印A方向に移動する
時に成形品34のらせん形状部分34aが上側回転部材
22のらせん形状部分22aを押す力が、上側回転部材
22を回転方向Bに回転させる力に変換される。こうし
て、成形品34のらせん形状部分34aが上側回転部材
22のらせん形状部分22aに沿って移動する、すなわ
ち成形品34を可動金型20の可動金型20から取り外
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形用金型の断面図である。
【図2】本発明の射出成形用金型と成形品の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…固定金型 20…可動金型 22…回転部材 23…回転部材 32…押出し機構 34…成形品 35…キャビティ 43…押出し機構 100…射出成形用金型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型と、可動金型と、前記固定金型
    と前記可動金型の間において形成される、らせん形状部
    分を有するキャビティとを備えた射出成形用金型におい
    て、 前記可動金型は、可動金型本体と、前記キャビティのら
    せん形状部分に対応するらせん形状部分を有する回転部
    材とで構成され、前記回転部材は、前記可動金型本体に
    関して自由に回転できるように前記可動金型本体に取り
    付けられており、前記可動金型には、前記キャビティ内
    で成形された成形品を離型時に前記可動金型から押し出
    すための押出し機構が配置されていることを特徴とする
    射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記回転部材は、軸受を介して前記可動
    金型本体に支持されていることを特徴とする請求項1に
    記載の射出成形用金型。
JP2002134072A 2002-05-09 2002-05-09 射出成形用金型 Pending JP2003326569A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306033A (ja) * 2005-03-29 2006-11-09 Mitsubishi Electric Corp 成形金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006306033A (ja) * 2005-03-29 2006-11-09 Mitsubishi Electric Corp 成形金型
JP4555239B2 (ja) * 2005-03-29 2010-09-29 三菱電機株式会社 成形金型

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