JP2003326445A - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JP2003326445A
JP2003326445A JP2002134799A JP2002134799A JP2003326445A JP 2003326445 A JP2003326445 A JP 2003326445A JP 2002134799 A JP2002134799 A JP 2002134799A JP 2002134799 A JP2002134799 A JP 2002134799A JP 2003326445 A JP2003326445 A JP 2003326445A
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button
grinding
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JP2002134799A
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Hideaki Kitamura
英明 北村
Tomio Kubo
富美夫 久保
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Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者が一人で砥石とテ−ブルの
位置調整をしながらテ−ブル位置デ−タの設定を行うこ
とができるNC研削装置の提供。 【解決手段】 左右手パハンドル80の操作によ
り左右往復移動可能なテ−ブル3と、該テ−ブル上に保
持されたワ−ク2を加工するための砥石頭の砥石軸に軸
承された砥石9と、前記砥石軸を前後方向に移動可能な
サドル5および操作盤10,70を備えるNC研削装置
1であって、テ−ブルの操作盤70はサドル前面に備え
付けられた左右手パハンドル80の操作者が操作可能な
距離内の前記サドル5前面に設けられており、左右手パ
ハンドルを操作してテ−ブルを設定したい位置で停止
し、操作盤上のデ−タセット入力ボタン60を押しなが
ら設定したい位置のボタン(左端ボタン、左反転端ボタ
ン、右反転ボタン、ドレス点ボタン)56〜59を押す
ことにより制御装置CPUの記憶部にその位置座標が記
憶される構造となっていることを特徴とするNC研削装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属、セラミッ
ク、シリコン基板等のワ−クをプランジ研削、トラバ−
ス研削、平面加工成形、溝加工、切断する機械加工をな
すNC研削装置に関し、この研削装置を用いて回転する
砥石でワ−クを研削加工する際に、ワ−クに対する砥石
の位置の設定が容易なNC研削装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】砥石によりテ−ブル上に設けられたワ−
クを研削するサドルタイプまたはコラムタイプのNC研
削装置は知られており(特開昭55−83567号、同
59−59349号、同61−173851号、特開平
4−13552号、特開2000−135675号、同
2000−271866号、同2000−317829
号、同2001−170832号、特許第269418
9号、特許第3023018号)、また、岡本工作機械
製作所、日立精工、ナガセインテグレックス、シギア
(台湾)、Kellenberger(スイス)、Jones & Shipman
PLC(英国)、Jung(ドイツ)、Tacchella Machine S.
p.A(イタリア)等より市販されている。
【0003】図9、図10および図11にNC平面研削
機械1の一例を示す。図中、2はワ−ク、3は左右方向
(X軸方向)に往復移動可能なテ−ブル、4は電磁チャ
ック、5は前後方向(Z軸方向)に往復移動可能なサド
ル、6は砥石装置、7は砥石を垂直方向(Y軸方向)に
移動する昇降機構を備えたコラム、8は砥石軸頭、9は
砥石軸に備えられた砥石、Mは砥石軸回転駆動モ−タ
−、10は操作盤、11はベッド、12は研削液供給ノ
ズル、13は制御装置、14は軸装置、15はサ−ボモ
−タである。
【0004】砥石軸頭8の鉛直方向(Y軸方向)昇降動
力は、サ−ボモ−タ15から歯車16、送りネジ17、
ネジ受け18を介して砥石軸頭8に伝えられる。テ−ブ
ル3とワ−ク2との相対位置関数は既知とする(例え
ば、ハイデンハイン社のスケ−ルをテ−ブルに取り付
け、テ−ブル上に取り付けたリミットスイッチにワ−ク
左端が触れる位置をワ−ク基準原点とし、テ−ブル左端
反転位置をテ−ブル原点とする。
【0005】19は関数発生器、20は研削量設定器、
21はパルス発生回路、22は駆動回路である。関数発
生器19には、予め研削量設定器20(例えば対話型制
御装置10の操作キ−)により、研削すべきワ−ク形状
に対応する関数式が設定されている。この関数式は変数
として位置検出信号Aを用いるものである。従って、関
数発生器19には入力される位置検出信号Aに対応する
研削量信号Bを演算し、連続的に出力する。研削量信号
Bは、次ぎのパルス発生回路21に与えられる。パルス
発生回路21は研削量信号Bを信号処理して制御パルス
信号Cに変換し、駆動回路22に出力する。駆動回路2
2は、現在のテ−ブル位置において研削すべき量に応じ
てサ−ボモ−タ15を回転させる結果、砥石9は適性な
高さ位置に設定される。以上の動作は、操作盤10から
の運転指令により制御回路13を介して行われ
【0006】この平面研削装置1では、テ−ブル3上の
電磁チャック4にワ−ク2を固定し、サドル5を移動さ
せてZ軸方向の位置を決め、テ−ブル3をX軸方向に往
復移動させる過程で砥石軸頭8に備えられた回転してい
る砥石9をワ−ク2に接触させ、砥石軸頭をY軸方向に
サ−ボモ−タ15とボ−ルネジ17で送りをかけてワ−
クに切り込みをかけて研削する。この際、ワ−ク表面に
は図示されていない研削液供給ノズルより研削液が供給
される。
【0007】テ−ブル3の左右送りには、図示されてい
ないが、サ−ボバルブ油圧シリンダ−駆動方式(特許第
3023018号)、ボ−ルネジをサ−ボモ−タで駆動
する方式、あるいは、ボ−ルネジをリニアモ−タで駆動
する方式が利用されている。テ−ブル前面の固定部は、
左端リミットスイッチと右端リミットスイッチとドッグ
を有する。左端リミットスイッチおよび右端リミットス
イッチはそれぞれテ−ブル3の移動可能範囲の左端、右
端に設けられる。テ−ブルに備えられたドッグを左端リ
ミットスイッチまたは右端リミットスイッチと接触させ
ることにより、テ−ブル3が移動可能範囲を越えないよ
うに制御している。
【0008】図8は別の態様を示すNC研削装置の斜視
図で、1はNC平面研削装置、3は水平方向(X軸方
向)に往復移動可能なテ−ブル、5は前後方向(Z軸方
向)に往復移動可能なサドル、7はコラム、9は砥石、
10は対話型数値制御操作盤、10aはテ−ブル左右送
り手動パルス発生ハンドル、10bは砥石上下切り込み
手動パルス発生ハンドル、11はフレ−ム、15はサ−
ボモ−タ、17はボ−ルネジ軸、23は安全保護カバ
−、24は研削液供給ノズル、25は研削液タンク、2
6はフィルタ−、27はポンプ、28は研削液高さ位置
読取窓、29は油圧装置、30はオイルミスト潤滑エア
−取入口である。
【0009】図7にこのNC平面研削盤1の対話型数値
制御操作盤10の正面図を示す。対話型数値制御操作盤
10は各スイッチを操作、MDIシ−トキ−パネルのキ
−を押すことによりNC研削装置の制御ユニット部13
に所定の作業を指示するものである。ワ−クの研削に当
たって、作業者は図形対話型ソフトを内蔵し、ディスプ
レイ画面と操作盤を備える対話型数値制御操作盤10の
LCD表示画面に表示された指示に基づき、加工条件デ
−タを入力する。
【0010】操作盤10には、図7に示すように、電
源、種々のキ−、押しボタン、スイッチなどが設けられ
ている。NC研削装置1によりワ−ク2を自動研削する
に先立ち、作業者は、手動でテ−ブル上のワ−ク2と砥
石9の位置関係の設定や、総研削量の設定、加工原点等
の設定を行なう必要がある。総研削量の設定は、まず、
作業者が研削作業前に操作盤70前に赴き、モ−ド切り
替えスイッチで「研削量設定」モ−ドを選択して表示ユ
ニットのデ−タ設定キ−スイッチを動作可能とした後、
作業者がデ−タ設定キ−スイッチの上下位置表示パネル
の各桁表示欄に対応する部分のキ−を押すことにより、
各表示欄に所望の数値を表示させることにより総研削量
を設定している。
【0011】また、ワ−ク表面近傍までは砥石速進下降
スイッチを押して高速で移動し、ワ−ク表面1〜2μm
前後の研削開始点近傍までは手パハンドル10bの一回
転の送り量0.01mm、0.1mm、または1.0m
mで手パハンドルを回転して、もしくは砥石上下送り量
決めスイッチである手パハンドルのダイヤルの1目盛当
り0.01μm、0.1μmまたは1.0μmで砥石を
研削開始点まで送り、ワ−クに砥石が当って火花が発生
したら、自動に切り替えて研削が開始される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−271
866号、同2000−317829号公報などに開示
される砥石より離れた位置に操作盤10を備える従来の
NC研削装置においては、作業者が1名の場合は、作業
者は砥石とテ−ブル上のワ−クとの位置関係を調整し、
位置座標を読み取った後、いちいち操作盤10まで赴
き、加工条件を入力しなければならない。また、砥石と
テ−ブル上のワ−クとの位置関係を調整する作業者と該
作業者の指示により操作盤に加工条件を入力する操作者
の2名で作業する場合は人件費が高くなる。
【0013】特開2002−52443号公報は、左右
往復移動および前後移動可能なテ−ブルと、該テ−ブル
上に保持されたワ−クを加工するための砥石頭の砥石軸
に軸承された砥石と、操作盤を備える平面研削装置であ
って、前記平面研削装置の砥石は砥石カバ−により砥石
前後および側壁を保護され、該砥石カバ−の前部に砥石
上下位置表示とテ−ブル前後位置表示の位置表示パネ
ル、非常停止スイッチ、砥石速進上昇スイッチ、砥石速
進下降スイッチ、および砥石上下送り量決めスイッチが
設けられ、この位置表示パネルは制御装置により制御さ
れるNC平面研削装置を提案する。
【0014】このNC平面研削装置は、砥石カバ−の前
部に砥石上下位置表示とテ−ブル前後位置表示の位置表
示パネルが設けられたので、砥石の位置の状態を確認し
ながら操作を行うことができ、砥石と操作盤の間を行っ
たり来たりする必要がなくなる利点を有する。しかし、
この研削装置の砥石カバ−前面に設けられた操作盤は、
テ−ブルの左右送りの位置合わせを行う作業者が砥石近
傍で位置デ−タの入力操作を行う手法を開示するもので
はない。本発明は、テ−ブルの左右送りの位置合わせを
行う作業者が砥石近傍の操作盤でテ−ブルの左右送りの
位置決めを行えるNC研削装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、左
右手パハンドルの操作により左右往復移動可能なテ−ブ
ルと、該テ−ブル上に保持されたワ−クを加工するため
の砥石頭の砥石軸に軸承された砥石と、前記砥石軸を前
後方向に移動可能なサドル、および操作盤を備える研削
装置であって、前記テ−ブルの操作盤は、研削装置のサ
ドル前面に備え付けられた左右手パハンドルの操作者が
操作可能な距離内の前記サドル前面に設けられており、
左右手パハンドルを操作してテ−ブルを設定したい位置
で停止し、操作盤上のデ−タセット入力ボタンを押しな
がら設定したい位置のボタンを押すことにより制御装置
の記憶部にその位置座標が記憶される構造となっている
ことを特徴とする、研削装置を提供するものである。
【0016】テ−ブル操作盤が、作業者が研削装置の正
面で砥石とワ−クの開始関係を実際に確認しながら加工
条件を設定できる砥石近傍距離(20〜100cm)内
にあるので、砥石とワ−クの位置関係を実際に確認しな
がら加工条件を設定することが可能となった。
【0017】本発明の請求項2は、前記研削装置のサド
ル前面に設けられた操作盤上の設定したい位置の押しボ
タンは、左端ボタンと、左反転端ボタンと、右反転ボタ
ンと、ドレス点ボタンであることを特徴とする。
【0018】ワ−クテ−ブルの位置の設定に必要なドレ
ス点、右反転端、左反転端および左端の四箇所を設定で
きる。
【0019】本発明の請求項3は、前記研削装置のサド
ル前面に設けられた操作盤上には、更に、テ−ブルの現
在位置を表示する表示器、テ−ブル起動ボタン、右端停
止ボタン、デ−タセット有効/無効切替スイッチ、反転
速度設定ボリュ−ムが設けられていることを特徴とす
る。
【0020】サドル前面に設けられた操作盤の表示器に
砥石とワ−クの位置関係が表示されるので、作業者は、
わざわざ砥石より離れた位置に設置されている対話型入
力制御装置に設けられている位置表示パネルを見に赴く
必要がない。
【0021】本発明の請求項4は、前記研削装置は、更
に、砥石とワ−クの位置合わせは、サドル横の上下手パ
ハンドルとフレ−ム前面に設けられた前後送り手パハン
ドルで行うことができ、この前後送り手パハンドルは前
記左右手パハンドルと上下手パハンドル間に設けられて
いることを特徴とする。
【0022】砥石の開始点の位置設定を砥石の位置を確
認しながら操作可能となった。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明をさらに
詳細に説明する。図1は、テ−ブル位置設定操作盤をサ
ドル前面に設けた研削装置の部分正面図、図2はミリメ
−トル仕様型式操作盤の平面図、図3は別態様のインチ
仕様型式操作盤の平面図、図4は研削装置のブロック
図、図5はテ−ブル上のワ−クと砥石の位置関係を示す
説明図、図6はサドル前後送り手段であるフレ−ム前面
に設けられた前後送り手パハンドルとサドル横に設けら
れた上下手パハンドルの平面図を示す。
【0024】NC研削装置1としては、左右往復移動お
よび前後移動可能なテ−ブル3と、該テ−ブル上に保持
されたワ−ク2を加工するための砥石軸頭8の砥石軸に
軸承された砥石9と、テ−ブル操作盤70を備えるサド
ルタイプのNC研削装置であっても、左右往復移動可能
なテ−ブル3と、該テ−ブル上に保持されたワ−ク2を
加工するための砥石軸頭の砥石軸に軸承された砥石9
と、砥石軸をテ−ブルに対して前後方向に移動可能なコ
ラム7と、テ−ブル操作盤70を備えるコラムタイプの
NC研削装置いずれであってもよい。また、テ−ブル3
の左右の移動は、サ−ボバルブ油圧シリンダ−駆動方式
(特許第3023018号)、ボ−ルネジをサ−ボモ−
タで駆動する方式、あるいは、ボ−ルネジをリニアモ−
タで駆動する方式のいずれであってもよい。
【0025】図1において、70はワ−クを載せるテ−
ブル3の操作盤で、この操作盤70はフレ−ム11上に
前後(Z軸方向)移動可能に装備されたサドル5の前面
に取り付けられる。80は左右手パハンドル、81は左
右送り自動/手動切替テ−ブルレバ−である。90はサ
ドル前後送りハンドル、91は前後送りハンドル倍率切
替スイッチ、92はジョグ送りの前後切替スイッチ、1
00は砥石軸上下手動送り手段で、101は上下送りハ
ンドル、102は上下送りハンドル倍率切替スイッチ、
103はジョグ送りの上昇/下降切替スイッチである
(図6参照)。
【0026】このテ−ブル操作盤70は、図2に示すミ
リメ−トル仕様または図3示すインチ仕様に型式が分か
れ、いずれか一方が設置される。ミリメ−トル仕様の操
作盤70では、テ−ブル3の現在位置および反転速度を
表示する表示パネル44、テ−ブル位置表示灯46、テ
−ブル速度表示灯47、表示切替押しボタン48が設け
られている。表示切替押しボタン48は、ボタンを押す
毎にテ−ブル表示が「速度」、「位置」と切り替わり、
テ−ブル表示が現在位置のときはテ−ブル位置表示灯4
6が点灯し、テ−ブル表示がテ−ブル速度のときはテ−
ブル速度表示灯47が点灯する。インチ仕様のテ−ブル
操作盤70では、表示切替ボタン50を押す毎に表示パ
ネル45にテ−ブル3の現在位置および反転幅、反転回
数を表示する。49は表示リセット押しボタンで、テ−
ブル表示が「現在位置」のとき、表示を[0]にする。
【0027】テ−ブル操作盤70は、インチ仕様および
ミリメ−トル仕様ともさらに、点灯可能なテ−ブル起動
押しボタン51、点灯可能なテ−ブル押しボタン52、
アラ−ム表示灯53、+インチング押しボタン54、−
インチング押しボタン55、点灯可能な左端入力押しボ
タン56、点灯可能な左反転端入力押しボタン57、点
灯可能な右左反転端入力押しボタン58、点灯可能なド
レス点入力押しボタン59、デ−タセット入力押しボタ
ン60、デ−タセット有効/無効切替えスイッチ61、
テ−ブル原点表示灯62および反転速度設定ボリュ−ム
63を備える。
【0028】前記テ−ブル起動押しボタン51は、テ−
ブル原点で押すとテ−ブル反転を開始する。このテ−ブ
ル起動押しボタン51は、自動運転時は点灯する。自動
/手動の切替は左右送り自動/手動切替テ−ブルレバ−
81をハンドルマ−ク82の位置にするとハンドル軸の
クラッチが噛み合い左右手動送りが可能となる。また、
棒マ−ク84の位置にすると自動に切り替わる。運転し
ないときは、○マ−ク83に合わせる。
【0029】テ−ブル停止押しボタン52は、原点出し
後に作動でき、反転中のテ−ブル4を停止し、原点に戻
す。このテ−ブル停止押しボタン52は、左右送り自動
/手動切替テ−ブルレバ−81が自動モ−ドのとき、テ
−ブル3が原点に位置し、停止中に点灯する。
【0030】アラ−ム表示灯53は、サ−ボバルブコン
トロ−ラが異常作動時に点灯する。また、テ−ブルの原
点出しができていない場合および位置入力を誤操作した
場合には点滅する。+インチング押しボタン54は、原
点出し動作後に操作でき、位置入力押しボタン60と併
用し、これを押すことにより入力値を+方向に0.02
5mm(0.001インチ)単位で変更できる。同様
に、−インチング押しボタン55は、原点出し動作後に
操作でき、位置入力押しボタン60と併用し、入力値を
−方向に0.025mm(0.001インチ)単位で変
更できる。
【0031】左端入力押しボタン56は、原点出し動作
後、デ−タセット可能であり、デ−タ入力押しボタン6
0と併用し、有効/無効切替スイッチ61のを右に倒し
て有効側に位置させ、押しボタン60を押しながら左端
位置をティ−チング方式で入力する。インチング(位置
調整)のときも使用される。左端入力押しボタン56
は、テ−ブル位置が入力位置と一致したときに、1mm
(0.04インチ)の許容範囲で点灯する。デ−タセッ
トの有効/無効切替スイッチ61が左に倒されて無効側
に位置させられているとき、左端入力押しボタン56を
押すと位置を表示する。
【0032】左反転端入力押しボタン57は、原点出し
動作後、デ−タセット可能であり、デ−タ入力押しボタ
ン60と併用し、押しボタン60を押しながら左反転端
をティ−チング方式で入力する。インチング(位置調
整)のときも使用される。左反転端入力押しボタン57
は、テ−ブル位置が入力位置と一致したときに、1mm
(0.04インチ)の許容範囲で点灯する。デ−タセッ
トの有効/無効切替えスイッチ61が左に倒されて無効
側に位置させられているとき、左反転端入力押しボタン
57を押すと位置を表示する。
【0033】右左反転端入力押しボタン58は、原点出
し動作後、デ−タセット可能であり、デ−タ入力押しボ
タン60と併用し、押しボタン60を押しながら右反転
端をティ−チング方式で入力する。インチング(位置調
整)のときも使用される。右反転端入力押しボタン58
は、テ−ブル位置が入力位置と一致したときに、1mm
(0.04インチ)の許容範囲で点灯する。デ−タセッ
トの有効/無効切替えスイッチ61が左に倒されて無効
側に位置させられているとき、右反転端入力押しボタン
58を押すと位置を表示する。
【0034】ドレス点入力押しボタン59は、原点出し
動作後、デ−タセット可能であり、デ−タ入力押しボタ
ン60と併用し、押しボタン59を押しながらドレス点
をティ−チング方式で入力する。ドレス点入力押しボタ
ン59は、テ−ブル位置が入力位置と一致したときに、
1mm(0.04インチ)の許容範囲で点灯する。デ−
タセットの有効/無効切替スイッチ61が左に倒されて
無効側に位置させられているとき、ドレス点入力押しボ
タン59を押すと位置を表示する。
【0035】デ−タセット入力押しボタン60は、前述
したように、原点出し動作後、デ−タセット可能であ
り、位置入力押しボタン(56〜59)と併用して使用
し、このデ−タ入力押しボタン60を押しながら前記位
置入力ボタンのいずれかを押すと押したボタンの位置が
入力できる。
【0036】デ−タセット有効/無効切替スイッチ61
は、原点出し動作後、操作可能であり、右に倒して有効
側にあると位置入力可能となり、NC研削装置1の自動
運転不可となる。左に倒して無効側にあると位置入力不
可となり、NC研削装置1の自動運転が可能となる。
【0037】テ−ブル原点表示灯62は、テ−ブル位置
が原点位置と一致したときに1mm(0.04インチ)
の許容範囲で点灯する。電源投入時、アラ−ム時も点灯
する。反転速度設定ボリュ−ム63は、テ−ブルの反転
速度を設定するのに用いる。右に回すと反転速度は速く
なり、左に回すと遅くなる。
【0038】図4は、この操作盤70の制御回路構成の
一例を示す概略図であり、テ−ブル駆動源としてサ−ボ
バルブコントロ−ル油圧シリンダ−を用い、テ−ブル反
転コントロ−ラ−としてサ−ボアンプを使用している。
砥石軸の上下移動、テ−ブルの前後移動の駆動源にはサ
−ボモ−タを使用している。テ−ブル表示器は、インチ
仕様のテ−ブル表示器45であっても、ミリメ−トル仕
様のテ−ブル表示器44であってもよい。
【0039】図5は、砥石とテ−ブル3上のワ−ク(加
工物)2の位置関係を示す図である。操作盤70を使用
してのテ−ブル位置の入力は、「ドレス点」、「右反転
端」、「左反転端」および「左端」の四箇所を設定する
必要があり、次の関係を守る必要がある。左端≧左反転
端≧右反転端≧ドレス点+30mm>ドレス点≧原点=
0.00
【0040】例えば、ドレス点の設定は、通常、砥石9
のドレッシング作業を原点で行うので、原点と同位置に
設定する。右反転端、左反転端の設定は、ワ−クの寸法
に合わせて右反転端、左反転端の順に設定を行う。左端
の設定は油圧シリンダ−エンドよりも10mm(0.4
インチ)程度手前で設定する。コントロ−ラの制御の都
合上左反転端と同じか大きい値を設定しないとアラ−ム
となる。
【0041】テ−ブル位置の設定は、次の手順で行われ
る。 1) 操作盤70上のデ−タセット有効/無効切替スイ
ッチ61を有効側の右に回す。 2) 左右送り手パハンドル80を回してテ−ブル3を
移動させ、設定したい位置で停止する。 3) デ−タセット入力ボタン60を押しながら、設定
したい位置の入力押しボタン(56〜59)を押す(一
度に2箇所以上押すと入力されない)。 4) 設定した押しボタンのランプが点灯し、入力は完
了する。
【0042】位置設定が完了したら、デ−タセット有効
/無効切替スイッチ61を無効側の左に回す。テ−ブル
レバ−81を棒マ−ク84の「自動」に位置させて、対
話型数値制御操作盤10上の右端停止押しボタンを押す
と、テ−ブル3は原点まで高速で位置決めして停止す
る。この状態でテ−ブル起動可能となる。
【0043】上記ティ−チングで設定した位置を0.0
25mm(0.001インチ)単位で変更するには、変
更したい位置の入力押しボタン(56〜59)を押しな
がら、反転位置調整の「+方向」の押しボタン54また
は「−方向」の押しボタン55を押すと、押した方向に
入力位置が移動する。この押しスイッチ54,55は、
デ−タセット有効/無効切替スイッチ61が「無効」側
となっていればテ−ブル停止中、起動(反転)中とも有
効である。
【0044】サドル5の前後手動送りは、フレ−ム11
の前面に設けられた前後送り手パハンドル90とサドル
前後送りハンドル倍率切替スイッチ91を用いて行う。
前後送り手パハンドル90は、時計回りでサドル7は後
退し、反時計回りでサドルは前進する。サドル前後送り
ハンドル倍率切替スイッチ91は、1パルスの移動量を
設定でき、「切り」、「x0.1」、「x1」、「x1
0」および「x50」のメモリにスイッチを回して設定
する。「切り」は、前後ハンドル送りできない状態を、
「x0.1」は1パルス0.0001mm移動、「x
1」は1パルス0.001mm移動、「x10」は1パ
ルス0.01mm移動および「x50」は1パルス0.
05mm移動する。サドル前後ジョグ送り操作切替スイ
ッチ92は、左側に倒している間サドルが前進し、右側
に倒している間サドルが後退する。
【0045】サドル5横に設けられた砥石軸上下手動送
り手パハンドル101と砥石軸上下手動送り手パハンド
ル倍率切替スイッチ102とで砥石軸を上下移動でき
る。送り手パハンドル101は、時計回りで砥石軸は上
昇し、反時計回りで砥石軸は下降する。砥石軸上下送り
ハンドル倍率切替スイッチ102は、1パルスの移動量
を設定でき、「切り」、「x0.1」、「x1」および
「x10」のメモリにスイッチを回して設定する。「切
り」は、上下ハンドル送りできない状態を、「x0.
1」は1パルス0.0001mm移動、「x1」は1パ
ルス0.001mm移動、「x10」は1パルス0.0
1mm移動する。砥石軸上下ジョグ送り操作切替スイッ
チ103は、上に倒している間は砥石軸が上昇し、下側
に倒している間は砥石軸が下降する。
【0046】図4で示したように、操作盤70の位置表
示パネル44,45、および押しボタン類は、NC研削
装置1の各駆動部に直結する配線が施され、加工ソフト
プログラム、設定デ−タを記憶する記憶部ROM、各駆
動部に指令を発する指令部、各駆動部より発信される信
号を受信し、記録する記録部RAM、演算部および比較
部を有する制御ユニット部13などに配線が施され、制
御装置CPUにより制御される構造となっており、対話
型数値制御操作盤10にリンクしている。
【0047】よって、操作盤70でテ−ブルの位置合わ
せを行なったデ−タは、対話型数値制御操作盤10のR
OMやRAMにも記憶され、また、対話型数値制御操作
盤10のテ−ブル表示パネルにもデ−タを表示すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本発明のテ−ブル操作盤70を砥石9よ
り20〜100cmの近傍に備えたNC研削装置1は、
作業者が手動でテ−ブル3とワ−ク2の位置合わせを行
なうに一人で砥石9の底部のワ−ク2に対する位置を作
業者が確認しながらテ−ブルの位置デ−タを設定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 テ−ブル位置設定操作盤をサドル前面に設け
た研削装置の部分正面図である。
【図2】 ミリメ−トル仕様型式操作盤の平面図であ
る。
【図3】 別態様のインチ仕様型式操作盤の平面図であ
る。
【図4】 NC研削装置のブロック図である。
【図5】 テ−ブル上のワ−クと砥石の位置関係を示す
説明図である。
【図6】 サドル前後送り手段であるフレ−ム前面に設
けられた前後送り手パハンドルとサドル横に設けられた
上下手パハンドルの平面図を示す。
【図7】 対話型数値制御制御盤の正面図である(公
知)。
【図8】 NC研削装置の斜視図である(公知)。
【図9】 別態様のNC研削装置の斜視図である(公
知)。
【図10】 NC研削装置の側面図である(公知)。
【図11】 NC研削装置の砥石軸上下移動のブロック
図である(公知)。
【符号の説明】
1 NC研削装置 2 ワ−ク(加工物) 3 テ−ブル 4 電磁チャック 5 サドル 9 砥石 10 対話型数値制御操作盤 13 制御ユニット部 44,45 位置表示器 70 テ−ブル操作盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右手パハンドルの操作により左右往復
    移動可能なテ−ブルと、該テ−ブル上に保持されたワ−
    クを加工するための砥石頭の砥石軸に軸承された砥石
    と、前記砥石軸を前後方向に移動可能なサドル、および
    操作盤を備える研削装置であって、 前記テ−ブルの操作盤は、研削装置のサドル前面に備え
    付けられた左右手パハンドルの操作者が操作可能な距離
    内の前記サドル前面に設けられており、左右手パハンド
    ルを操作してテ−ブルを設定したい位置で停止し、操作
    盤上のデ−タセット入力ボタンを押しながら設定したい
    位置のボタンを押すことにより制御装置の記憶部にその
    位置座標が記憶される構造となっていることを特徴とす
    る、研削装置。
  2. 【請求項2】 操作盤上の設定したい位置の押しボタン
    は、左端ボタンと、左反転端ボタンと、右反転ボタン
    と、ドレス点ボタンであることを特徴とする、請求項1
    に記載の研削装置。
  3. 【請求項3】 操作盤上には、更に、テ−ブルの現在位
    置を表示する表示器、テ−ブル起動ボタン、右端停止ボ
    タン、デ−タセット有効/無効切替スイッチ、反転速度
    設定ボリュ−ムが設けられていることを特徴とする、請
    求項2に記載の研削装置。
  4. 【請求項4】 更に、砥石とワ−クの位置合わせは、サ
    ドル横の上下手パハンドルとフレ−ム前面に設けられた
    前後送り手パハンドルで行うことができ、この前後送り
    手パハンドルは前記左右手パハンドルと上下手パハンド
    ル間に設けられていることを特徴とする、請求項2に記
    載の研削装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123138A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Shigiya Machinery Works Ltd Cnc研削盤
KR101695679B1 (ko) * 2016-03-25 2017-01-12 이문섭 근접 센서와 전자클러치와 타이머를 이용한 원통 연마기 자동 제어 시스템 및 그 방법
US10556318B2 (en) 2016-08-25 2020-02-11 Okamoto Machine Tool Works, Ltd. Automatic grinding apparatus
US11344993B2 (en) 2019-01-16 2022-05-31 Okamoto Machine Tool Works, Ltd. Automatic grinding apparatus

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