JP2002052443A - 平面研削装置 - Google Patents

平面研削装置

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JP2002052443A
JP2002052443A JP2000239267A JP2000239267A JP2002052443A JP 2002052443 A JP2002052443 A JP 2002052443A JP 2000239267 A JP2000239267 A JP 2000239267A JP 2000239267 A JP2000239267 A JP 2000239267A JP 2002052443 A JP2002052443 A JP 2002052443A
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grinding wheel
switch
grinding
grindstone
position display
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JP2000239267A
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English (en)
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Masao Arai
正雄 新井
Jitsuo Nishimoto
実男 西本
A Miller David
エ− ミラ− デ−ビッド
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Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石の底部を見ながら砥石の切込
量の設定を行うことができる平面研削装置の提供。 【解決手段】 左右往復移動および前後移動可能
なワ−クテ−ブルと、該ワ−クテ−ブル上に保持された
ワ−クを加工するための砥石頭の砥石軸に軸承された砥
石と、操作盤を備える平面研削装置であって、前記平面
研削装置の砥石は砥石カバ−により砥石前後および側壁
を保護され、該砥石カバ−の前部に砥石上下位置表示と
テ−ブル前後位置表示の位置表示パネルが設けられ、こ
の位置表示パネルは制御装置により制御されることを特
徴とする、平面研削装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サドル型平面研削
装置、コラム型平面研削装置を用いて回転する砥石でワ
−クを研削する際に、ワ−クに対する砥石位置の確認が
容易な平面研削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】砥石によりテ−ブル上に設けられたワ−
クを研削するサドルタイプまたはコラムタイプの研削装
置は知られている(特開昭55−83567号、同59
−59349号、同61−173851号、特開平4−
13552号、特開2000−135675号、特許第
2694189号、特許第3023018号)。図3に
平面研削装置1の一例を示す。図中、10は作業台部、
11は水平方向(X軸方向)に往復移動可能なテ−ブ
ル、12は電磁チャック、13は前後方向(Z軸方向)
に往復移動可能なサドル、20は砥石装置、21は砥石
を垂直方向(Y軸方向)に移動する昇降機構を備えたコ
ラム、22は砥石頭、24は砥石軸に備えられた砥石、
25は砥石カバ−、70は操作盤、80はベッドであ
る。
【0003】この平面研削装置1では、テ−ブル11上
の電磁チャック12にワ−クを固定し、サドル13を移
動させてZ軸方向の位置を決め、テ−ブル11をX軸方
向に往復移動させる過程で砥石軸頭に備えられた回転し
ている砥石24をワ−クに接触させ、砥石軸頭をY軸方
向に送りをかけてワ−クに切り込みを懸けて研削する。
この際、ワ−ク表面には図示されていない研削液供給ノ
ズルより研削液が供給される。
【0004】ワ−クの研削加工中には砥石が磨耗し、表
面粗さ、研削性、切残し量が変化するので、砥石の外周
を適時ドレッシングする必要がある。ドレッサにはテ−
ブル上に備えられて使用される卓上ドレッサまたは、砥
石頭に設けられる頭上ドレッサが利用される。
【0005】図4は特開平2000−135675号公
報に開示された頭上ドレッサを備えた平面研削装置の側
面図である。図4において、2はワ−ク、12は電磁チ
ャック、20は砥石装置、21はコラム、22は砥石
頭、23は砥石軸、24は砥石、30は軸装置である。
砥石軸23の鉛直方向(Y軸方向)昇降動力は、モ−タ
31から歯車32、送りネジ33、ネジ受け34を介し
て砥石軸に伝えられる。
【0006】砥石頭22の上部には、頭上ドレッサ40
が設けられている。この頭上ドレッサ40は、砥石24
の表面の形を整えたり、目立てを行うものであり、可動
部41と固定部51とからなる。可動部41は、ドッグ
44と、ラチェットホイ−ル45と、エンコ−ダ46
と、送りネジ47と、ドレスア−ム48と、ドレッシン
グ用ダイアモンド49を有する。
【0007】固定部51は、前端リミットスイッチ54
と後端リミットスイッチ55と、爪56を有する。可動
部41は油圧駆動または電気送り機構によって前進(+
Z方向)及び後退(−Z方向)が可能である。固定部5
1の前端リミットスイッチ54および後端リミットスイ
ッチ55はそれぞれ可動部41の移動可能範囲の前端、
後端に設けられる。稼動部のドッグ44を前端リミット
スイッチ54、後端リミットスイッチ55と接触させる
ことにより、可動部41が移動可能範囲を越えないよう
に制御している。ドレッシングを行わぬときには、可動
部41はドッグが後端リミットスイッチ55に接触する
位置まで後退している。
【0008】ラチェットホイ−ル45は可動部41の上
部に設けられ、送りネジ47はラチェットホイ−ル45
の軸に接続され、その送りネジ47の下側先端にドレス
ア−ム48が設けられている。ダイアモンド49はドレ
スア−ム48の下端に取り付けられている。可動部41
が−Z方向に後退し、ラチェットホイ−ル45が固定部
51の爪56に当接するとラチェットホイ−ル45と爪
56が噛み合い、ラチェットホイ−ル4はその歯の一つ
分に対応する角度だけ回転する。するとドレスア−ム4
8およびダイアモンド49は、送りネジ47を介してラ
チェットホイ−ル45の回転角度に比例する量だけ降下
する。よって、稼動部41が前後に一往復すると、その
度にこの決められた量(ドレス量)分だけドレスア−ム
48が下降し、砥石24がドレッシングされる。
【0009】ラチェットホイ−ル45の上部にはドレス
量の検出手段であるエンコ−ダ46が設けられ、ラチェ
ットホイ−ル45の回転角度に対応するパルスを発生
し、制御ユニット部60に供給する。
【0010】ワ−ク2は電磁チャック12によってテ−
ブル11上に固定される。テ−ブルは油圧シリンダによ
って左右方向(X軸方向)に移動できる。また、サドル
13はテ−ブル11を指示するもので、油圧シリンダに
よって前後方向(Z軸方向)に移動できる。砥石装置2
0は、コラム21と、砥石頭22と、砥石軸23と、砥
石24、保護カバ−26とを有する。
【0011】コラム21には砥石頭22が設けられてお
り、砥石頭は上下方向(Y軸方向)に沿って移動可能で
ある。砥石頭22には砥石軸23がZ方向に沿って設け
られ、砥石軸の先端には円盤状の砥石24が取り付けら
れる。軸装置30は砥石頭22をY方向に沿って昇降で
きる。砥石頭を昇降する動力は、モ−タ31からギヤ3
2、送りネジ33、ネジ受け34を介して砥石頭に伝達
される。
【0012】図5は、平面研削装置のベッド14近傍に
設けられた操作盤70の正面図で、各スイッチを操作す
ることにより制御装置60に所定の作業を指示するもの
である。操作盤70には、モ−ド切り替えスイッチ7
1、表示ユニット72(砥石上下位置表示パネル72
a、テ−ブル前後位置表示の位置表示パネル72b、リ
セットキ−72c1、72c2、デ−タ設定キ−スイッチ
72d)、精研削量設定スイッチ73、粗切り込み量ス
イッチ74、精切り込み量スイッチ75、スパ−クアウ
ト設定スイッチ76、リトラクト量設定スイッチ77、
ドレス回数設定スイッチ81、砥石磨耗量設定スイッチ
82、ドレス割り込み指示スイッチ83、上下送り手パ
ハンドル84、非常停止スイッチ85等が設けられてい
る。
【0013】上記モ−ド切り替えスイッチ71は、「研
削量設定」や「自動切込」等の各モ−ドを設定するもの
である。「研削量設定」モ−ドを選択することにより総
研削量の設定が可能となり、「自動切込」モ−ドを選択
すると、粗研削自動切り込み、中間ドレス、精研削自動
切り込み、スパ−クアウト、リトラクトの各動作をこれ
らの順序で行う自動サイクル研削を行うことができる
(図7参照)。ここで中間ドレスとは、粗研削から精研
削に移行する際に行われるドレッシング作業を言う。
【0014】表示ユニット72の砥石上下位置表示パネ
ル72a、テ−ブル前後位置表示の位置表示パネル72
bには数桁の数値が表示される。砥石上下位置表示パネ
ル72aに表示される砥石の上下位置とは、ワ−ク2の
仕上面の位置から現在の砥石の底面までの間隔を言う。
従って、砥石上下位置表示パネル72aには、作業者に
よって設定された総研削量が初期値として表示され、研
削作業中には残余の研削量が表示される。
【0015】総研削量の設定は、次ぎのようにして行わ
れる。まず、作業者は研削作業前にモ−ド切り替えスイ
ッチ71で「研削量設定」モ−ドを選択する。これによ
り、表示ユニット72のデ−タ設定キ−スイッチ72d
が動作可能となる。次ぎに作業者はデ−タ設定キ−スイ
ッチ72dの上下位置表示パネル72aの各桁表示欄に
対応する部分のキ−を押すことにより、各表示欄に所望
の数値を表示させることにより総研削量が設定される。
【0016】精研削量設定スイッチ73は、精研削量を
設定するものである。上述のように入力された総研削量
からこの精研削量を差し引くことにより、粗研削量が求
められる。粗切り込み量スイッチ74は粗研削における
一回の切込量を設定する。間歇切込を行う場合、粗研削
または精研削の作業時には、テ−ブル11が左右に往復
移動するごとに、ここで設定した切込量だけ砥石24を
下方に送り、切り込みが入ることとなる。切込量は0.
0001〜0.03mmまでの15段階で選べる。
【0017】スパ−クアウト設定スイッチ76は、精研
削終了後に行うスパ−クアウト回数を設定する。リトラ
クト量設定スイッチ77は、スパ−クアウト終了後、砥
石をスタ−ト位置へ上昇させる量を設定するためのもの
である。
【0018】ドレス回数設定スイッチ81は、1度のド
レッシング作業において頭上ドレッシング装置40の稼
動部41を前後に往復させるドレス回数を設定する。砥
石磨耗量設定スイッチ82は砥石の磨耗量を設定する。
ドレス割り込み指示スイッチ83は研削作業中にドレッ
シングを行う旨の指示を与えるものである。この指示で
行われるドレッシング作業を前記中間ドレスと区別する
ため、「割り込みドレス」と言う。
【0019】上下送り手パハンドル84は、手動パルサ
−にて1パルス当り0.1μm、1μm、または10μ
mの送りが選択できる。上下送り手パハンドル84は操
作盤70に設置される他、平面研削装置のベッド前面の
中央に手動ハンドルで設けられることもある(特許第2
694181号公報の第2図参照)。非常停止スイッチ
85はテ−ブル11の移動を停止し、平面研削装置の稼
動を停止させる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の平面研削装置で
は、作業者によって設定された総研削量が初期値として
表示ユニット72の砥石上下位置表示パネル72a表示
され、研削作業中には制御装置の演算部で演算された残
余の研削量が表示される。前述したように総研削量の設
定は、まず、作業者が研削作業前に操作盤に赴き、モ−
ド切り替えスイッチ71で「研削量設定」モ−ドを選択
して表示ユニット72のデ−タ設定キ−スイッチ72d
を動作可能とした後、作業者がデ−タ設定キ−スイッチ
72dの上下位置表示パネル72aの各桁表示欄に対応
する部分のキ−を押すことにより、各表示欄に所望の数
値を表示させることにより総研削量を設定している。
【0021】作業者にとっては、砥石の位置の状態を確
認しながら操作を行うことが望ましいが、操作盤が砥石
から離れているので砥石の位置の確認と操作のために砥
石と操作盤の間を行ったり来たりする必要があり、面倒
である。また、ワ−ク表面近傍までは砥石速進下降スイ
ッチを押して高速で移動し、ワ−ク表面1〜2μm前後
の研削開始点近傍までは手パハンドル1回転の送り量
0.01mm、0.1mm、または1.0mmでハンド
ルを回転して、もしくは砥石上下送り量決めスイッチで
ある手パハンドル84のダイヤルの1目盛当り0.01
μm、0.1μmまたは1.0μmで砥石を研削開始点
まで送り、ワ−クに砥石が当って火花が発生し、研削が
開始される。作業の初心者にとって、この砥石の研削開
始点の手動による決定は手間がかかるとともに熟練が必
要であり、できる限り砥石に近い場所で操作を行いたい
というのが実情である。本発明等は、従来の操作盤に備
えられていた機能のうち、少なくとも位置表示パネルの
画面を砥石カバ−全面に備えさせれば、作業者が砥石を
見ながら砥石の位置を容易に確認できると着想し、本発
明に到った。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、左
右往復移動および前後移動可能なワ−クテ−ブルと、該
ワ−クテ−ブル上に保持されたワ−クを加工するための
砥石頭の砥石軸に軸承された砥石と、操作盤を備える平
面研削装置であって、前記平面研削装置の砥石は砥石カ
バ−により砥石前後および側壁を保護され、該砥石カバ
−の前部に砥石上下位置表示とテ−ブル前後位置表示の
位置表示パネルが設けられ、この位置表示パネルは制御
装置により制御されることを特徴とする、平面研削装置
を提供するものである。
【0023】砥石カバ−の前部に砥石上下位置表示とテ
−ブル前後位置表示の位置表示パネルが設けられたの
で、砥石の位置の状態を確認しながら操作を行うことが
でき、砥石と操作盤の間を行ったり来たりする必要がな
くなった。
【0024】本発明の請求項2は、左右往復移動可能な
ワ−クテ−ブルと、該ワ−クテ−ブル上に保持されたワ
−クを加工するための砥石頭の砥石軸に軸承された砥石
と、砥石軸をワ−クテ−ブルに対して前後方向に移動可
能なコラムと、操作盤を備える平面研削装置であって、
前記平面研削装置の砥石は砥石カバ−により砥石前後お
よび側壁を保護され、該砥石カバ−の前部に砥石上下位
置表示とテ−ブル前後位置表示の位置表示パネルが設け
られ、この位置表示パネルの画面は制御装置により制御
されていることを特徴とする、平面研削装置を提供する
ものである。
【0025】砥石カバ−の前部に砥石上下位置表示とテ
−ブル前後位置表示の位置表示パネルが設けられたの
で、砥石の位置の状態を確認しながら操作を行うことが
でき、砥石と操作盤の間を行ったり来たりする必要がな
くなった。
【0026】本発明の請求項3は、上記平面研削装置に
おいて、前記砥石カバ−の前部には、さらに、非常停止
スイッチ、砥石速進上昇スイッチ、砥石速進下降スイッ
チ、および砥石上下送り量決めスイッチが設けられてい
ることを特徴とする。
【0027】砥石の開始点の位置設定を砥石の位置を確
認しながら操作可能となった。
【0028】本発明の請求項4は、上記平面研削装置に
おいて、操作盤は平面研削装置のベッド近傍に設けら
れ、平面研削装置の各駆動部に直結する配線が施され、
各駆動部に指令、各駆動部より発信される信号を受信
し、記憶する記憶部、演算部および比較部を有する制御
装置、テ−ブル送り方向切り替えスイッチ、テ−ブル停
止スイッチ、非常停止スイッチ、テ−ブル方向切り替え
スイッチ、モ−ド切り替えスイッチ、切込量切り替えス
イッチ、研磨量切り替えスイッチ、砥石速進上昇スイッ
チ、砥石速進下降スイッチ、および砥石上下送り量決め
手パハンドルを備えており、砥石カバ−の前部に設けら
れた非常停止スイッチ、砥石速進上昇スイッチ、砥石速
進下降スイッチ、および砥石上下送り量決めスイッチか
ら発信される指令は短距離無線で操作盤上の各々に対応
するスイッチまたは手パハンドルに伝達され、砥石カバ
−全面に存在する位置表示パネルの画面の制御装置と、
操作盤に存在する制御装置とはリンクされていることを
特徴とする。
【0029】操作盤に備えられた制御装置と、砥石カバ
−に備えられた制御装置とはリンクされ、相互のデ−タ
−が一致される。また、短距離無線により相互の制御装
置が受信・発信できるので、作業者は操作盤上でも砥石
カバ−上でもいずれかで操作を行うことができる。ま
た、短距離無線の利用により砥石カバ−上に設ける各種
スイッチはタッチパネル式のスイッチに置き替えること
ができ、これらスイッチ、位置表示パネルの砥石カバ−
上の占める面積割合および厚みをコンパクトにすること
が可能となった。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明をさらに
詳細に説明する。図1は、平面研削装置の砥石カバ−の
正面図、図2は別の態様を示す平面研削装置の砥石カバ
−の全面に貼付されるタッチ式位置表示パネルの正面図
である。
【0031】平面研削装置としては、左右往復移動およ
び前後移動可能なワ−クテ−ブルと、該ワ−クテ−ブル
上に保持されたワ−クを加工するための砥石頭の砥石軸
に軸承された砥石と、操作盤を備えるサドルタイプであ
っても、左右往復移動可能なワ−クテ−ブルと、該ワ−
クテ−ブル上に保持されたワ−クを加工するための砥石
頭の砥石軸に軸承された砥石と、砥石軸をワ−クテ−ブ
ルに対して前後方向に移動可能なコラムと、操作盤を備
えるコラムタイプのいずれであってもよい。
【0032】砥石24は、図3に示すように砥石カバ−
25により砥石前後および側壁を保護されている。この
砥石カバ−25の前部に図1に示すように砥石上下位置
表示とテ−ブル前後位置表示の位置表示パネル172が
設けられ、この位置表示パネルは制御装置100により
制御されている。位置表示パネル172は、砥石上下位
置表示パネル172a、テ−ブル前後位置表示の位置表
示パネル172b、リセットキ−172c1、172
2、デ−タ設定キ−スイッチ172dを有する。
【0033】操作盤70の項で説明したように、砥石カ
バ−前面に設けられた位置表示パネル172の砥石上下
位置表示パネル172a、テ−ブル前後位置表示の位置
表示パネル172bには数桁の数値が表示される。砥石
上下位置表示パネル172aに表示される砥石の上下位
置とは、ワ−ク2の仕上面の位置から現在の砥石の底面
までの間隔を言う。従って、砥石上下位置表示パネル1
72aには、作業者によって設定された総研削量が初期
値として表示され、研削作業中には残余の研削量が表示
される。
【0034】デ−タ設定キ−スイッチ172dを押すと
設定された数値が制御装置90に記憶される。リセット
キ−172c1を押すと砥石上下位置表示パネル172
aのデ−タがリセットされ、リセットキ−172c2
押すとテ−ブル前後位置表示の位置表示パネル172b
がリセットされる。砥石カバ−前部には、更に、非常停
止スイッチ185、砥石速進上昇スイッチ171、砥石
速進下降スイッチ171’、および砥石上下送り量決め
スイッチ(手パハンドル)184が設けられている。砥
石上下送り量決めスイッチ184のダイヤル1目盛は、
0.1mm、1.0mmまたは10mm、砥石頭を上
方、または下方に移動させる。砥石軸の下降はダイヤル
目盛を時計廻り方向とは逆回転方向に回転させることに
より、砥石軸の上昇はダイヤル目盛を時計廻り方向に回
転させることにより決められる。
【0035】これら位置表示パネル172、スイッチ類
は、平面研削装置の各駆動部に直結する配線が施され、
各駆動部に指令を発する指令部、各駆動部より発信され
る信号を受信し、記憶する記憶部、演算部および比較部
を有する制御装置90に配線が施され、制御装置により
制御される構造となっている。
【0036】図2に示す砥石カバ−25の前部に備え付
けられた位置表示パネル172を含むタッチパネル20
0は、図3に示す平面研削装置のベッド14近傍に備え
付られた操作盤70の位置表示パネル72、各種スイッ
チと短距離無線で相互にデ−タが遣り取り可能になした
ものである。操作盤70の位置表示パネル72に内蔵さ
れた制御ユニット装置60と、砥石カバ−25の前部に
備え付けられた位置表示パネル172に内蔵された制御
装置100はリンクされており、一方のデ−タが書き変
えられると、他方もそのデ−タに書き変えられるように
なっている。
【0037】タッチパネル200は、前述の位置表示パ
ネル172、制御装置100の他に非常停止ボタン18
5、モニタ−スイッチ186,選定スイッチ187、設
定スイッチ188、無線スイッチ189、0から9まで
の数字ボタン、書き込みスイッチ190、読込スイッチ
192、上方速進スイッチ193、下方速進スイッチ1
94、運転スイッチ195、停止スイッチ196、研削
装置運転スイッチ197、ドレススイッチ198を有す
る。前記数字ボタンには、スイッチの機能が割り振ら
れ、1のボタンは上限、2のボタンは下限、3のボタン
は中央、4のボタンは手パハンドル、5のボタンは手パ
ハンドル目盛、6は割込ドレス、7は砥石軸加速、8は
砥石軸減速に対応している。
【0038】電源スイッチ95を押して電源を入れ、書
き込みのスイッチ190を押し、デ−タ設定キ−スイッ
チ172dを押すと設定された数値が制御装置100に
記憶される。無線スイッチを押すと制御装置100に記
憶されたデ−タは、操作盤の制御ユニット60に通信さ
れ、記憶されると共に、制御装置100と操作盤の制御
ユニット60がリンクした状態となり、制御ユニット6
0側からも制御装置100にデ−タ、指令の通信が可能
となる。リセットキ−172c1を押すと砥石上下位置
表示パネル172aのデ−タがリセットされ、リセット
キ−172c2を押すとテ−ブル前後位置表示の位置表
示パネル172bがリセットされる。
【0039】砥石軸を下降させて砥石底部をワ−ク表面
近傍位置に移動させるには、下方速進スイッチ194を
押し続け、砥石底部がワ−ク表面近傍に近づいたら下方
速進スイッチ194を放す。この砥石軸の下降速度を速
めたいときは番号7のボタンを押すと下降速度がより速
くなる。逆に下降速度を遅くしたいときは、番号8のボ
タンを押すと下降速度がより遅くなる。砥石底部をワ−
ク表面から後退(リトラクト)させ、遠ざけるときは上
方速進スイッチ193を押し続け、砥石が後退位置に戻
ったら上方速進スイッチ193を放す。この際の砥石軸
の上昇速度を速めたいときは番号7のボタンを押すと上
昇速度がより速くなる。逆に上昇速度を遅くしたいとき
は、番号8のボタンを押すと上昇速度はより遅くなる。
【0040】砥石底部をワ−ク表面近傍1〜2μmの位
置に移動させ、研削開始点に砥石底部を移動させるた
め、手パハンドル184の代替として選定スイッチ18
7を押し、番号ボタン1(0.1μm)、2(1.0μ
m)または3(10μm)のボタンを押し、設定スイッ
チ188を押した後、運転スイッチ197を押し、砥石
24のワ−クへの切り込み、研削を開始する。
【0041】設定中、変更したいときは、停止スイッチ
196を押し、入力したデ−タを解除する。ワ−クの平
面研削中、残余の研削量を確認したいときは砥石上下位
置表示パネル172aに提示された数値を目視で読み取
る。平面研削装置の運転中に装置を非常停止するとき
は、非常停止ボタン185を押す。中間ドレスの設定
は、ドレススイッチ198を押し、設定スイッチ188
を押した後、番号ボタンを押してドレス回数を入力し、
無線スイッチ189を押す。割り込みドレスは、ドレス
スイッチ198を押し、選定スイッチ187を押した
後、設定スイッチ188を押すと、制御装置100が操
作盤の制御ユニット装置60に無線で指示し、研削が中
断され、割り込みドレスの準備に入り、頭上ドレッシン
グ装置40が砥石24をドレッシングする。制御ユニッ
ト装置60で実ドレス量が算出され、軸装置30に出力
され、Y方向における砥石軸23の位置補正が行われ、
砥石軸23は実ドレス量分だけ降下し、上下位置表示パ
ネル172aに残余の研削量の数値が減少される。
【0042】図3に示すように平面研削装置のベッド1
4近傍に図5で示す操作盤70も設けられ、この操作盤
には平面研削装置の各駆動部に直結する配線が施され、
各駆動部に指令、各駆動部より発信される信号を受信
し、記憶する記憶部、演算部および比較部を有する制御
装置60、位置表示パネル72、テ−ブル送り方向切り
替えスイッチ、テ−ブル停止スイッチ、非常停止スイッ
チ85、テ−ブル方向切り替えスイッチ、モ−ド切り替
えスイッチ、切込量切り替えスイッチ、研磨量切り替え
スイッチ、砥石速進上昇スイッチ、砥石速進下降スイッ
チ、および砥石上下送り量決め手パハンドル84が備え
られており、前述の砥石カバ−25の前部に設けられた
非常停止スイッチ、砥石速進上昇スイッチ、砥石速進下
降スイッチ、および砥石上下送り量決めスイッチから発
信される指令は短距離無線で操作盤上の各々に対応する
スイッチまたは手パハンドルに伝達され、砥石カバ−全
面に存在する位置表示パネルの画面の制御装置100
と、操作盤に存在する制御ユニット装置60とがリンク
されている平面研削装置では、ワ−クの平面研削中、残
余の研削量を確認したいときは砥石上下位置表示パネル
172aに提示された数値を目視で読んでもよいし、操
作盤上の砥石上下位置表示パネル72aに提示された数
値を目視で読んでもよい。また、平面研削装置の運転中
に装置を非常停止するときは、砥石カバ−全面に備えら
れた非常停止ボタン185を押してもよいし、操作盤上
の非常停止ボタン85を押してもよい。
【0043】通信連絡距離が10m以内の短距離無線で
あるので、他の装置と本発明の平面研削装置間の距離を
11m以上離して設置すれば短距離無線の悪影響を受け
ることはない。
【0044】
【発明の効果】本発明の平面研削装置は、砥石カバ−の
前部に砥石上下位置表示とテ−ブル前後位置表示の位置
表示パネルが設けられているので、砥石の底部のワ−ク
に対する位置を作業者が確認しながら切込量を設定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の平面研削装置の砥石カバ−前面の正
面図である。
【図2】 別の態様を示す平面研削装置の砥石カバ−前
面に貼付されるタッチ式位置表示パネルの正面図であ
る。
【図3】 平面研削装置の斜視図である。
【図4】 頭上ドレッサを備える平面研削装置の側面図
である。
【図5】 平面研削装置の操作盤の正面図である。
【図6】 ワ−クの平面研削の加工サイクルの一例尾を
示す図である。
【符号の説明】
1 平面研削装置 11 テ−ブル 12 電磁チャック 24 砥石 25 砥石カバ− 60 制御ユニット装置 70 操作盤 72 位置表示パネル 100 制御装置 172 位置表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C029 FF04 3C043 BA01 CC03 DD06 3C048 AA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右往復移動および前後移動可能なワ−
    クテ−ブルと、該ワ−クテ−ブル上に保持されたワ−ク
    を加工するための砥石頭の砥石軸に軸承された砥石と、
    操作盤を備える平面研削装置であって、 前記平面研削装置の砥石は砥石カバ−により砥石前後お
    よび側壁を保護され、該砥石カバ−の前部に砥石上下位
    置表示とテ−ブル前後位置表示の位置表示パネルが設け
    られ、この位置表示パネルは制御装置により制御される
    ことを特徴とする、平面研削装置。
  2. 【請求項2】 左右往復移動可能なワ−クテ−ブルと、
    該ワ−クテ−ブル上に保持されたワ−クを加工するため
    の砥石頭の砥石軸に軸承された砥石と、砥石軸をワ−ク
    テ−ブルに対して前後方向に移動可能なコラムと、操作
    盤を備える平面研削装置であって、 前記平面研削装置の砥石は砥石カバ−により砥石前後お
    よび側壁を保護され、該砥石カバ−の前部に砥石上下位
    置表示とテ−ブル前後位置表示の位置表示パネルが設け
    られ、この位置表示パネルの画面は制御装置により制御
    されていることを特徴とする、平面研削装置。
  3. 【請求項3】 砥石カバ−の前部には、さらに、非常停
    止スイッチ、砥石速進上昇スイッチ、砥石速進下降スイ
    ッチ、および砥石上下送り量決めスイッチが設けられて
    いることを特徴とする、請求項1または2に記載の平面
    研削装置。
  4. 【請求項4】 操作盤は平面研削装置のベッド近傍に設
    けられ、平面研削装置の各駆動部に直結する配線が施さ
    れ、各駆動部に指令、各駆動部より発信される信号を受
    信し、記憶する記憶部、演算部および比較部を有する制
    御装置、テ−ブル送り方向切り替えスイッチ、テ−ブル
    停止スイッチ、非常停止スイッチ、テ−ブル方向切り替
    えスイッチ、モ−ド切り替えスイッチ、切込量切り替え
    スイッチ、研磨量切り替えスイッチ、砥石速進上昇スイ
    ッチ、砥石速進下降スイッチ、および砥石上下送り量決
    め手パハンドルを備えており、 砥石カバ−の前部に設けられた非常停止スイッチ、砥石
    速進上昇スイッチ、砥石速進下降スイッチ、および砥石
    上下送り量決めスイッチから発信される指令は短距離無
    線で操作盤上の各々に対応するスイッチまたは手パハン
    ドルに伝達され、砥石カバ−全面に存在する位置表示パ
    ネルの画面の制御装置と、操作盤に存在する制御装置と
    はリンクされていることを特徴とする、請求項3に記載
    の平面研削装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200450600Y1 (ko) 2010-02-19 2010-10-18 이무상 공작기계 제어 시스템 및 이에 이용되는 무선 핸들러
JP2019034370A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 株式会社ディスコ 加工装置
JP2021137890A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 株式会社常盤製作所 ワークの研削方法及びワークの固定治具

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