JP2003326118A - 耐熱性バグフィルター用フェルト - Google Patents

耐熱性バグフィルター用フェルト

Info

Publication number
JP2003326118A
JP2003326118A JP2002134518A JP2002134518A JP2003326118A JP 2003326118 A JP2003326118 A JP 2003326118A JP 2002134518 A JP2002134518 A JP 2002134518A JP 2002134518 A JP2002134518 A JP 2002134518A JP 2003326118 A JP2003326118 A JP 2003326118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
felt
bag filter
heat
support layer
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002134518A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Sugiyama
博文 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2002134518A priority Critical patent/JP2003326118A/ja
Publication of JP2003326118A publication Critical patent/JP2003326118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリフェニレンサルファイド繊維を含むろ過層
と支持層からなるバグフィルター用フェルトで、捕集効
率が良好な低圧損で目詰まりもなく、長期安定して排ガ
スろ過が行える耐熱性バグフィルター用フェルトを得
る。 【解決手段】ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ
過層と支持層からなり見掛の空隙率が75〜85%であ
るバグフィルター用フェルトにおいて、空気中200℃×2
4時間無荷重下処理後のタテ方向の収縮率が4%以下、
空気中200℃×24時間 2kg/5cm処理後のタテ方向の伸び
率が2%以下で、熱処理前後でのフェルトの平均ポアサ
イズが20〜30μm、最大ホ゜アサイス゛が50〜100μm
であるバグフィルター用フェルトとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリフェニレンサ
ルファイド(PPS)繊維を含むバグフィルター用フェ
ルトにおいて、ダスト捕集性能が良好で、低圧損で長期
安定して排ガス中のダストろ過が行える、高効率集塵バ
グフィルター用ろ過フェルトびその製造法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】石炭焚きボイラー、都市ゴミ焼却炉、産
業廃棄物焼却炉等から排出される排ガス中には煤塵のみ
ならずダイオキシン等の有害物質も含まれており、大気
汚染防止として各種排ガス集塵は非常に重要である。ま
た、ダイオキシン生成抑制及び排出抑制の観点からも、
バグフィルターによる排ガスろ過が大きく期待されてい
る。また、大きなろ過速度で目詰まりなしの低圧損運転
できれば、ろ過面積やバグフィルター設置面積も小さく
でき、コストダウンにもつながる。また、ダイオキシン
類や重金属などの有害物質対策として、ガス化溶融炉や
灰溶融炉が使用されるようになり、ダストはより小さく
なる傾向にある。
【0003】ダスト吹き漏れ量が小さく長期安定して排
ガスろ過を行う方法として、様々な方法が検討されてい
る。繊度の異なる繊維を用いてフェルトの厚み方向で密
度勾配を持たしたり、異繊度の繊維を混綿したりする方
法が知られている。また、既に製品として存在する不織
布あるいは織物のろ過面にPTFEからなり細孔径が約
2〜3μm程度のメンブレンを接着させ払い落とし性を
向上させたもの。特願平1―75169号ではろ過層の
厚み方向の中央部にスリットを入れたフィルムを形成さ
せ、ダスト漏れを防ぐ方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ダスト吹き漏れ量が小
さく、なお且つ低圧損で効率よくダストろ過を行うに
は、ダストのサイズとろ過をするフェルトの空隙サイ
ズ、及びろ過速度、差圧などが非常に重要である。例え
ばより小さなダストろ過を行うには繊維空隙をより小さ
くすれば良いが、そうすると一方では初期の圧力抵抗が
大きくなる。よって、フェルトの持つ空隙サイズをダス
ト粒径やろ過条件によって適切にする必要があるが、品
番や加工工程が複雑になりコスト的にも高くなり実際には
ダストサイズが異なっても同一のフェルトで対応してい
た。繊度の異なる繊維を用いてフェルトの厚み方向で密
度勾配を持たせたり、異繊度の繊維を混綿したりする方
法では、目付が400〜800(g/m2)と大きいため、ニ
ードルパンチによる短繊維の交絡が主になる。そうする
と繊維どうしの空隙以外に、Needle針による空隙が必ず
存在してしまう。Needle針は細いものでも400〜50
0μmの直径を有しており、1平方センチメートルあたり
300〜700のパンチングを行うのが一般的である。
フェルトには短繊維による空隙(ポアサイズ)だけでは
なくNeedleによる非常に大きな穴が開いていることにな
り、ガス化溶融炉などさらにダストサイズが小さくなる
傾向がある最近では、ダストサイズが小さくなるに従
い、ダスト漏れも大きくなり、いずれは目詰まりを起こ
すという問題が上げられる。また、上記の様なPTFE
メンブレンをろ布に接着させたものでは、パルスジェッ
ト方式や逆洗方式によるダスト払い落とし性は優れる
が、初期より圧損が大きく、さらに、他素材との接着性
に劣るPTFEは長期にわたるダスト払い落とし操作に
よりメンブレン自体がろ過面から剥がれたり、ダスト払
落し屈曲疲労によってシワが出来、破損に至るという問
題がある。また、バグフィルター用フェルトはろ過と同
時に塩化水素などの酸性カ゛スをろ過面のケーキ層で消石
灰などにより反応除去するという機能も有している。し
かし、メンブレンを使用するとケーキ層まで払落しして
しまうため、酸性ガスの除去率が低下するといった問題
があった。
【0005】さらに、メンブレン加工のコストが非常に
高く、現在あるバグフィルター用ろ布としては最も高い
ものとなっている。特願平1―75169号では、ろ過
層内部のフィルムによりろ布を通過しようとしたダスト
を補足することができるが、繊維からなるろ過層自体の
空隙率が大きいため、目詰まりを起こし長期安定して排
ガスろ過を行えないという問題がある。
【0006】本発明は、上記従来技術のバグフィルター
用フェルトの持つ問題点に対し、PPS繊維を含むろ過
層と支持層からなるバグフィルター用フェルトにより、
捕集効率が良好でなお且つ低圧損で目詰まりもなく、長
期安定して排ガスろ過が行える耐熱性バグフィルター用
フェルト及びその製造法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は下記の構
成からなる。 1.ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ過層と支
持層からなるバグフィルター用フェルトにおいて、見掛
の空隙率が75〜85%であり、空気中の200℃×24時
間無荷重下熱処理後の収縮率が4%以下、2kg/5cm荷重2
00℃×24時間処理後の伸び率が2%以下で、前記熱処理
後でのフェルトの平均ポアサイズが20〜30μm、最
大ホ゜アサイス゛が50〜100μmであることを特徴とする耐
熱性バグフィルター用フェルト。 2.ポリフェニレンサルファイド繊維を含むバグフィル
ター用フェルトの空気中240℃(10分)雰囲気下でのフ
ェルトタテ強力が、空気中20℃雰囲気での50%以上で
あることを特徴とする上記第1記載の耐熱性バグフィル
ター用フェルト。 3.支持層の強力が、タテ≧ヨコであることを特徴とす
る上記第1又は2記載の耐熱性バグフィルター用フェル
ト。 4.ろ過層を構成する繊維の繊度が1〜30μmである
ことを特徴とする上記第1〜3のいずれかに記載の耐熱
性バグフィルター用フェルト。 5.ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ過層と支
持層からなるバグフィルター用フェルト、あるいはポリ
フェニレンサルファイド繊維を含む支持層が、フッ素系
樹脂、シリコン系樹脂、等によって被覆されてなること
を特徴とする上記第1〜4のいずれかに記載の耐熱性バ
グフィルター用フェルト。 6.ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ過層と支
持層からなるバグフィルター用フェルトの製造方法にお
いて、ろ過層と支持層を積層一体化した後、140〜2
70℃の加熱プレスを行うことを特徴とする耐熱性バグ
フィルター用フェルトの製造方法。 7.支持層とろ過層の積層一体化処理が、ニードルパン
チ、あるいは、ウオーターパンチによることを特徴とす
る上記第6記載の耐熱性バグフィルター用フェルトの製
造方法。 8.支持層とろ過層を積層一体化し熱プレスした後に、
180℃以上の熱処理をした後、毛焼き処理、あるいは
180℃以上の熱処理をした後、赤外線、電熱バーによる
ろ過面溶融処理をすることを特徴とする上記第6又は7
記載の耐熱性バグフィルター用フェルトの製造方法。
【0008】本発明は、PPS繊維を含み支持層とろ過層
が積層一体化されたバグフィルター用フェルトで、加熱
プレス、さらには熱処理することにより、フェルトの平
均ポアサイズが20〜30μm、最大ポアサイズが50
〜100μmであるバグフィルター用フェルトを提供す
るものである。
【0009】即ち、本発明は、PPS繊維を含みろ過層と
支持層からなり見掛の空隙率が75〜85%であるバグ
フィルター用フェルトにおいて、空気中200℃×24時間
無荷重下処理後のタテ方向の収縮率が4%以下、2kg/5c
m、空気中200℃×24時間処理後のタテ方向の伸び率が2
%以下で、熱処理後でのフェルトの平均ポアサイズが2
0〜30μm、最大ポアサイズが50〜100μmである
バグフィルター用フェルトである。高温使用によるポア
サイズの変化が小さく、なお且つ、低圧損で効率よくろ
過を行うために、短繊維よりなるフェルトのポアサイズ
とNeedleによると思われる最大ポアサイズを適切な値に
することにより、高い集塵性能および反応集塵性を備え
た耐熱性バグフィルター用ろ布を提供することが出来
る。
【0010】本発明の好適な実施態様としては、ポリフ
ェニレンサルファイド繊維を含むバグフィルター用フェ
ルトの240℃(10分)空気雰囲気下でのフェルトタテ強
力が20℃の50%以上であることが望ましい。
【0011】また、スクリムの強力が、タテ≧ヨコであ
り、ろ過層を構成する繊維の繊度が1〜30μmである
ことができる。
【0012】また、支持層とろ過層の積層一体化処理
が、ニードルパンチ、あるいはウォーターパンチいずれ
かの方法によって行うことが出来る。
【0013】また、ろ過層と支持層の積層一体化後、1
40〜270℃の加熱プレスを行う必要がある。
【0014】また、支持層とろ過層を積層一体化し熱プ
レスした後に、180℃以上の熱処理後、ろ過面の毛焼
きを行う。あるいは、180℃の熱処理後に赤外線、電
熱バーによるろ過面溶融処理を行うことが出来る。
【0015】また、支持層とろ過層の積層一体化、熱プ
レス、熱処理、フェルト表面処理などを行った後にフッ
素系などの樹脂加工をすることが出来る。
【0016】上記構成からなる本発明のバグフィルター
用フェルトは、ニードルパンチによる加工を行ったフェ
ルトであっても、ダスト吹き漏れ量が小さく、低圧損で
目詰まりもなく、長期安定して排ガスろ過が行える優れ
た特性を示す。
【0017】以下、本発明を詳述する。効率よくダスト
ろ過を行うには、ダストのサイズとろ過をするフェルト
の空隙サイズ、及びろ過速度、濃度、圧損などが非常に
重要である。ろ過層と支持層をニードルパンチ法で積層
一体化したバグフィルター用フェルトは、図1(コール
ター・ポロメーターIIによって測定されたフェルトのポ
アサイズ分布)のように繊維空隙だけでなくNeedle針に
よると思われる穴が存在する。最も細いNeedleでも直径
が450μm程度である。一般的にろ過するダストサイ
ズは大きくても数十μmであることから、ダストよりも
非常に大きな穴が存在することになる。そこで、捕集効
率が良好で、なお且つ低圧損で目詰まりもなく、長期安
定して排ガスろ過が行えるバグフィルター用フェルトを
得るには、Needleによると思われる穴を小さくし、繊維
が三次元的に絡んでききた空隙も適正値にする必要があ
る。本発明は、空気中200℃×24時間 無荷重下処理後の
タテ方向の収縮率が4%以下、空気中200℃×24時間 2k
g/5cm処理後のタテ方向の伸び率が2%以下で、熱処理
後でのフェルトの平均ポアサイズが20〜30μm、最
大ポアサイズが50〜100μmにすることによって目
的の耐熱性バグフィルター用フェルトを得ることが出来
る。
【0018】一般的に用いられるバグフィルター用フェ
ルトは、短繊維の交絡及び支持層との一体化はニードル
パンチによって行われるため、繊維どうしの空隙以外に
どうしてもNeedleの穴が存在してしまう。Needle針の打
込み本数は1平方センチメートル当たり300〜700
回パンチングするのが一般的である。短繊維によって形
成されるフェルト空隙はろ過するダストやプレコート粒
子に対して適切な値とすることが望まれる。最大の穴
は、実際にろ過するダストサイズよりも非常に大きいた
め、集塵効率をアップさせるには、この最大穴をより小
さくする必要がある。Needleを用いずに繊維を交絡する
方法としては、ウォーターパンチが上げられるが、バグ
フィルター用フェルトの目付は400〜800(g/m2)と
大きいためウォーターパンチでは十分な交絡が得られな
い。Needle針は、最も細いものでも450μm(42番
手)の直径を有しているのが現状である(細くしすぎる
とニート゛ルハ゜ンチ工程での針折れが多くなり生産性が落ち、
フェルト内部にも金属の破断片が残る可能性があるか
ら)。また、太すぎるNeedleでは針折れは減るが、Need
leによると思われる穴が非常に大きくなってしまう。よ
って、39〜42番手のNeedleを用いてろ過層と支持層
の積層一体化を行い、熱プレス及び熱処理を行うことに
より、フェルトの平均ポアサイズを20〜30μm、最
大ポアサイズを50〜100μmにする必要がある。こ
のようにしてフェルトの平均ポアサイズや最大ポアサイ
ズを小さくすることは可能であるが、小さくしすぎると
フェルト全体の通気度が低下し低圧損での運転が難しく
なる。また、ポアサイズが大きすぎるとダストが進入し
目詰まりを起こす可能性があるため好ましくない。フェ
ルトの平均ポアサイズが20〜30μmであっても、ダ
ストサイズがそれよりも小さい場合には当然目詰まりの
可能性があるが、予め珪藻土などによってフェルトのろ
過面空隙を埋めるプレコートを行うことによりフェルト
のポアサイズよりも小さいダストでも比較的低圧損で運
転ろ過することが可能となる。
【0019】フェルトの見掛の空隙率は、75〜85%
である。本発明においては、PPS繊維を含むろ過層と支
持層を積層一体化し、その後、熱処理することによって
緻密化させバグフィルター用フェルトを得ることが出来
る。見掛の空隙率を75%よりも小さくすると緻密化し
すぎて通気度が低下し低圧損での運転が難しくなる。8
5%よりも大きくなるとフェルトへのダストの進入が大
きくなり目詰まりの原因となるので好ましくない。な
お、見かけの空隙率は次式により求めた。バグフィルタ
ー用フェルトを10cm×10cmにカットし、タ゛イアルシックネスケ゛ーシ
゛(ピーコック、φ10mm、株式会社尾崎製作所製)で厚
さt(cm)をはかり、サンプル重量w(g)を秤量する。ま
た、繊維の比重ρから見掛けの空隙率εを求めた。 ε={1―(w/10×10×t×ρ)}×100
【0020】バグフィルター用フェルトを筒状に縫製
し、パルスジェット方式でダスト払落し方式によって使
われるバグフィルターは、円筒方向、即ちフェルトのヨ
コ方向では1(m/min)程度のろ過あるいは、瞬間的なパ
ルスジェット払落し圧、という比較的小さい負荷がかか
るのに対し、タテ方向では、バグの自重、ダストの自
重、リテーナー荷重が高温下でかかることになる。ここ
でいうタテ、ヨコとはフェルトの製造工程でいうと、ウ
エブをクロスラッパーによって積層し、支持層とニードル
パンチで積層一体化する時の、ニードルパンチの機械方
向がタテで、機械の巾方向がヨコになる。高温荷重とい
う大きな負荷のかかるタテ方向では、ろ布の伸びによる
フェルトの目開きなどの可能性もあり、より寸法変化が
小さい方が好ましい。本発明のPPS繊維を含むフェルト
は、空気中200℃×24時間 無荷重下でのタテ方向の収縮
率が4%以下、空気中200℃×24時間 2kg/5cmでのタテ
方向の伸び率が2%以下で、熱処理後のポアサイズの変
化が小さく、フェルトの平均ポアサイズが20〜30μ
m、Needleによると思われる最大のポアサイズが50〜
100μmであることが望ましい。
【0021】バグフィルターは高温下で使用されるた
め、高温下での物理的強度も高い方が好ましく、空気中
240℃雰囲気でのフェルトのタテ強度が20℃時の50%
以上であることが好ましい。高温バグフィルター用有機
繊維としては、ポリフェニレンサルファイド、m−アラ
ミド、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレンなどが
挙げられる。ポリフェニレンサルファイドとポリテトラ
フルオロエチレンのガラス転移点はそれぞれ90℃と1
26℃(文献値、高分子化学序論、化学同人)と高温バ
グフィルターとしての実使用温度よりも低い。そのた
め、高温荷重下での強力は低くなる可能性があるが、P
PSはその結晶性の高さから加工工程での熱処理によっ
て高い値を示すことができる。ちなみに、240℃雰囲
気下でのPTFEフェルトの強力保持率は20℃時の20
〜30%であり、各種薬品性などには非常に優れるが高
温下での物理的強度に劣るため、高温荷重下での伸びだ
けでなく、ダスト払落し性能にも影響している可能性が
有る。
【0022】先述した通り、バグフィルターはタテ方向
に高温下で大きな負荷を連続的に受け、少なくとも2年
以上は使われるため、支持層の強力はタテ≧ヨコである
ことができる。
【0023】ろ過層に用いる繊維の繊維径は、0.1〜
50μmであることが必要であり、特に1〜30μmが好
ましい。50μmを超えると微細ダストの進入が大きく
なり、長期の使用に渡っては、ダストの目詰まりによる
圧損の上昇などの問題が顕在化する。また、これら異繊
度のものがフェルトの厚み方向で積層されていてもかま
わないし、混綿されていてもかまわない。本発明に用い
る繊維の断面形状については、丸形、三角、異形断面、
ランダム異形断面等種々あるが特に限定されたものでは
ない。微細粒子の捕捉という面から考えるとより繊維表
面積が大きい異形断面が好ましい。
【0024】本発明に用いるポリフェニレンサルファイ
ド繊維とは、p−フェニレンサルファイド(−C6
4−)単位を含有するポリマーからなる繊維で、p−フ
ェニレンサルファイド繰返し単位を70重量%以上、さ
らに好ましくは90重量%以上含む線状ポリマーからな
る繊維である。ポリフェニレンサルファイド繊維は、耐
熱性、各種薬品に対する耐薬品性、難燃性に優れ、特
に、加水分解を全く受けないことから、水分が多い条件
でも190℃以下の使用範囲ではバグフィルター用ろ布
として非常に高い性能を発揮する。
【0025】本発明に用いる支持層スクリムは、その構
成繊維の形態は特に限定されないが、マルチフィラメン
ト、モノフィラメント、紡績糸からなる支持層スクリム
を用いることが出来る。
【0026】本発明に用いる加熱プレスとしては、14
0〜270℃であることができ、好ましくは180〜2
40℃である。加熱プレスによりフェルトの厚み方向の
プレス、同時にヨコ(巾)方向の収縮も入れ、フェルト
のポアサイズだけでなく通気度、収縮率などの調整を行
う。
【0027】さらに、加熱プレス後に180℃以上の熱
風処理を行うことも可能であり、寸法安定性などの値を
より細かく調整することが出来る。その他としては、ダ
スト払落し性を良好にするために、赤外線、電熱バーに
よるろ過面溶融処理、ろ過面の毛焼き、各種樹脂加工、
ろ過面へのメンブレンの貼付などの処理をすることも出
来る。
【0028】また、本発明のPPS繊維を含みろ過層と支
持層からなるバグフィルター用フェルト、あるいはPPS
繊維を含む支持層は、粘着性ダストに対する払落し性の
向上、及び、ろ布耐久性の向上のためにフッ素樹脂、シ
リコン樹脂などによる樹脂被覆や、シリコン・グラファ
イト処理、シリコン・フッ素・グラファイト処理などを
行うことが出来る。また、支持層スクリムのみ予め上記
樹脂加工処理を行い、その後フェルトを形成させること
も出来る。
【0029】以下、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。なお、本発明はこれら実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0030】
【実施例】バグフィルター用フェルトの各種特性は次ぎ
の条件で行った。目付は、サンプルフェルトを30cm角
にカットし重量を測定しn=3の平均値により求めた。
厚さはピーコック(DIAL THICKNESS GAUGE MODEL H 0.01
×10mm JEWELED、株式会社尾崎製作所)を用いてn=20に
て測定した。通気度は、JIS L 1096 7.27.1に従いフラ
ジール法によってn=5で測定した。フェルトの強力につ
いては、JIS L 1096 6.12.1(1)に従い、サンプルを巾5
cm、長さ20cmにカットし、つかみ間隔10cm、引張速
度10cm/min、で引張試験を行いN=3の平均をとった。
空気中240℃雰囲気下でのフェルト強力は、まずサンプ
ルを上下チャックに取付け、加熱炉付き引張試験機の加
熱炉に10分間暴露し、その後、そのまま高温の状態で
引張試験を行った。用いた加熱炉付き引張試験機は、東
洋ボールドイン社製テンシロンRTM−500である。
【0031】空気中200℃×24時間での、無荷重下と2kg
/5cm荷重下での寸法変化は、図2のようにフェルトを筒
状のバグフィルターにしたときのタテ方向に長さ30c
m、巾5cmのフェルトサンプルを用意しその中央に、タ
テ方向に20cmの標準線を入れ、耐熱暴露前後での標準
線の寸法変化を測定し寸法変化率とした。巾方向に均一
に荷重がかかるように、巾5cm、長さ2.5cm、厚さ3
mmの金属製板4枚でサンプル上下を挟みこみ、フックを
掛けて荷重をぶら下げるようにした。無荷重の状態は、
サンプル上部を金属製板2枚で挟みこみ、ぶら下げフェ
ルトの自重のみがかかる状態で評価した。なお、荷重下
での標準線の寸法変化は、荷重をつけたまま1時間室温
にて冷却し、荷重をつけたままの状態で測定を行った。
【0032】ポアサイズの測定は、A.S.T.M.のF-316-8
0、British Standard 6410、3321の標準ハ゛フ゛ル・ホ゜イント法
の測定を行える、コールター・ポロメーターII(COULTE
R Porometer II、株式会社 日科機社製)を用いた。こ
の測定装置は、サンプルの上下からかける気体圧を次第
に増加させ、サンプルの下側で最初に検出される気体流
から、バブル・ポイント(最大ポアからの気体通過)を
決定し、つぎにウェット状態における測定値と乾燥状態
(ブランク)での測定値を自動的に比較し、気体流量対
圧力の関係を自動的にプロットしてポア・サイズ分布を
示すもので、1〜200μmの範囲で、ウエットとドラ
イの状態でそれぞれn=3で測定し、平均値を測定値と
した。ウエット状態での測定に用いた溶液は、POROFIL
(PORE WETTING LIQUID FOR THE COULTER POROMETER INS
TRUMENTS, COULTER ELECTRONICS LTD.)であった。
【0033】また、各種バグフィルター用フェルトを筒
状に縫製し、実際の都市ゴミ焼却炉に投入し、12ヶ月
後のろ布の状態を確認した。実機のBFの条件は、200
℃の准連(16時間/日、運転)、水分30〜40vol
%、ろ過速度1.1(m/min)、ダスト濃度14(g/Nm3)、
平均タ゛スト粒径3.7μmであった。ろ布の使用前にプレ
コート層として珪藻土を用いた。また、脱塩剤としてバ
グフィルターの前段で消石灰を噴霧した。そして、使用
済みろ布の全体観察、フェルトの厚み方向での断面観察
を行って、ダストの目詰まり状態を確認した。
【0034】(実施例1)スクリムは250デシテック
ス60フィラメントのPPS繊維(PROCON、東洋紡績(株)
社製)、を撚糸機により2本S撚りにて70(T/m)の撚
りをかけ、タテ23本/inch、ヨコ21本/inchの平織
りにして用いた。支持層の目付は90(g/m 2)であり、支
持層の巾5cmあたりの強力は、タテ79.7(daN/5c
m)、ヨコ73.3(daN/5cm)であった(支持層の引張強
力は、JIS L 1096に従い、巾5cm、つかみ間隔20cm、
引張速度20(cm/min) n=3、また、引張試験時の滑りを
防止するためにサンプルのチャックによるつかみ部はカ゛
ムテーフ゜を貼って測定に用いた)。ろ過層を形成する短繊
維は直径14μm(2.2デシテックス)51mmのPPS繊
維(PROCON、東洋紡績(株)社製)を用いた。そして、
バグフィルター用のフェルトは一般的な不織布加工工程
によって作成した。まず、予備開繊を経た上記短繊維を
ローラーカードに供し、細かな開繊を行った後、クロス
レイヤーによりウエブを積層し、このろ過層をスクリム
の上下にニードルパンチ工程により一体化した。この時
用いたNeedleは40番手の9個ハ゛ーフ゛Needle(F20 9-3.5N
K/POL 15x18x40x3 RBA フォスター社製)で、第1ハ゛ーフ゛と第
2ハ゛ーフ゛が支持層のヨコ糸に当る様にNeedleを配置し、
針深さは8mmにてトータルのペネ数は480(本/cm2)であ
った。該フェルトを150℃のカレンダーロールにてプ
レスし、その後220℃×30秒の熱風処理を行った
(熱処理機の速度比は、出口=入口×1.05で行っ
た)。さらにろ過面のガス毛焼きを行い目付506(g/m
2)、厚さ1.82(mm)のバグフィルター用のフェルトを
得た。
【0035】(実施例2)実施例1と同様な支持層を用
いた。ろ過層を形成する短繊維は、ろ過面には直径11
μm(1.7デシテックス)51mmのトライローバル
(異形断面)のPPS短繊維(PROCON、東洋紡績(株)
社製)を用い、反対側のクリーンガスサイドには実施例
1と同様な直径14μm(2.2デシテックス)のPPS短
繊維を用いた。実施例1と同様なニードルパンチ工程に
て積層一体化した。そして、210℃のカレンダーロー
ルによる熱プレスを行い、ろ過面のガス毛焼きを施し目
付523(g/m2)、厚さ1.76(mm)のバグフィルター用
フェルトを得た。
【0036】(比較例1)実施例1と同様な支持層、短
繊維を用いて、実施例1と同様なニードルパンチ工程に
より支持層とろ過層の積層一体化を行った。その後、1
35℃のカレンダーロールにて熱プレスを行い、ガス毛
焼き機によりろ過面の毛焼きを行った。得られたフェル
トは目付476(g/m2)、厚さ2.08(mm)であった。
【0037】(比較例2)実施例1と同様な支持層と短
繊維を用いた。ニードルパンチは40番手のノーキックアッフ゜N
eedle(FPD 75-40S オルガン社製)を用い、実施例1
と同様なNeedleの配置で針深さ8mmにてトータルペネ数
が430(本/cm2)にてスクリムとろ過層の積層一体
化を行った。その後、熱風処理機により220℃×30
秒の処理を行い、ろ過面はガス毛焼きを行った。得られ
たフェルトは、目付493(g/m2)、厚さ3.32(mm)で
あった。
【0038】上記実施例1〜2、及び比較例1〜2につ
いて、各種条件及び測定結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】以上のように、バグフィルター用フェルト
の見掛の空隙率が75〜85%で、空気中200℃×24時間
無荷重下のタテ方向の収縮率が2%以下、空気中200℃×2
4時間 2kg/5cmのタテ方向の伸び率が2%、さらに、熱処
理前後でのフェルトの平均ポアサイズが20〜30μ
m、最大ポアサイズが50〜100μmである実施例1、
2は、実機使用にても非常に良好なろ過状態を示した。
フェルトの厚み方向の断面(×20、40倍の光学写
真)にダストの侵入が見られないだけでなく、200℃雰
囲気での寸法変化も小さく、さらに高温下での強力も約
60%と高いため、ダスト払落し性も良好であった。一
方、比較例1では、未使用時の見掛の空隙率、ポアサイ
ズ、高温下での強力など本発明の範囲内にあるが、200
℃、freeでの寸法変化が6.4%と大きい。使用後ろ布
には大きなダストの侵入は確認されなかったが、リテー
ナーをろ布が締付けている状態で、払落し性の低下によ
ると思われる圧損上昇の可能性が有った。圧損について
は炉毎に同一炉布が入っていれば比較できたが、同一炉
にサンフ゜ル投入して評価したため、ろ布の断面観察によっ
てろ過状態を評価した。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ポリフェニレンサルフ
ァイド繊維を含むろ過層と支持層からなるバグフィルタ
ー用フェルトで、捕集効率が良好な低圧損で目詰まりも
なく、長期安定して排ガスろ過が行える耐熱性バグフィ
ルター用フェルトを得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】コールター・ポロメーターIIによって測定され
たフェルトのポアサイズ分布。
【図2】空気中200℃×24時間での、無荷重下と2kg/5cm
荷重下でのフェルトの寸法変化の測定装置の概要図。
【符号の説明】
1:平均ポアサイズ、2:最大ポアサイズ、3:巾5c
m、4:2.5cm、5:20cm標準線、6:サンプル長30cm
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06C 23/02 D06C 23/02 A Fターム(参考) 3B154 AA06 AA18 AB20 AB23 BA28 BA31 BA35 BB02 BB12 BB18 BF01 BF07 BF11 BF18 BF20 DA03 DA10 4D019 AA01 BA13 BB02 BC12 BD01 CA04 CB04 CB06 DA03 DA06 4F100 AK17C AK52C AK57A AK57B BA02 BA03 BA10A BA10B BA10C DG12B DG15A EC092 EH46C GB56 JA03 JA13 JD02A JJ03 JK02 JK08 YY00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ
    過層と支持層からなるバグフィルター用フェルトにおい
    て、見掛の空隙率が75〜85%であり、空気中の200
    ℃×24時間無荷重下熱処理後の収縮率が4%以下、2kg/
    5cm荷重200℃×24時間処理後の伸び率が2%以下で、前
    記熱処理後でのフェルトの平均ポアサイズが20〜30
    μm、最大ホ゜アサイス゛が50〜100μmであることを特徴
    とする耐熱性バグフィルター用フェルト。
  2. 【請求項2】ポリフェニレンサルファイド繊維を含むバ
    グフィルター用フェルトの空気中240℃(10分)雰囲気
    下でのフェルトタテ強力が、空気中20℃雰囲気での50
    %以上であることを特徴とする請求項1記載の耐熱性バ
    グフィルター用フェルト。
  3. 【請求項3】支持層の強力が、タテ≧ヨコであることを
    特徴とする請求項1又は2記載の耐熱性バグフィルター
    用フェルト。
  4. 【請求項4】ろ過層を構成する繊維の繊度が1〜30μ
    mであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の耐熱性バグフィルター用フェルト。
  5. 【請求項5】ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ
    過層と支持層からなるバグフィルター用フェルト、ある
    いはポリフェニレンサルファイド繊維を含む支持層が、
    フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、等によって被覆されて
    なることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    耐熱性バグフィルター用フェルト。
  6. 【請求項6】ポリフェニレンサルファイド繊維を含みろ
    過層と支持層からなるバグフィルター用フェルトの製造
    方法において、ろ過層と支持層を積層一体化した後、1
    40〜270℃の加熱プレスを行うことを特徴とする耐
    熱性バグフィルター用フェルトの製造方法。
  7. 【請求項7】支持層とろ過層の積層一体化処理が、ニー
    ドルパンチ、あるいは、ウオーターパンチによることを
    特徴とする請求項6記載の耐熱性バグフィルター用フェ
    ルトの製造方法。
  8. 【請求項8】支持層とろ過層を積層一体化し熱プレスし
    た後に、180℃以上の熱処理をした後、毛焼き処理、
    あるいは180℃以上の熱処理をした後、赤外線、電熱バ
    ーによるろ過面溶融処理をすることを特徴とする請求項
    6又は7記載の耐熱性バグフィルター用フェルトの製造
    方法。
JP2002134518A 2002-05-09 2002-05-09 耐熱性バグフィルター用フェルト Pending JP2003326118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134518A JP2003326118A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 耐熱性バグフィルター用フェルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002134518A JP2003326118A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 耐熱性バグフィルター用フェルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003326118A true JP2003326118A (ja) 2003-11-18

Family

ID=29697136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002134518A Pending JP2003326118A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 耐熱性バグフィルター用フェルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003326118A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255693A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Toray Ind Inc バグフィルター濾布およびバグフィルター
EP1834683A1 (de) * 2006-03-14 2007-09-19 Diolen Industrial Fibers B.V. Stützgewebe und ein das Gewebe enthaltendes Filterelement

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255693A (ja) * 2005-02-18 2006-09-28 Toray Ind Inc バグフィルター濾布およびバグフィルター
JP4687495B2 (ja) * 2005-02-18 2011-05-25 東レ株式会社 バグフィルター濾布およびバグフィルター
EP1834683A1 (de) * 2006-03-14 2007-09-19 Diolen Industrial Fibers B.V. Stützgewebe und ein das Gewebe enthaltendes Filterelement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2520583C (en) Filter fabric
EP2138221B1 (en) Filter medium and filter unit
JP5161972B2 (ja) 熱安定化されたバグハウスフィルターおよび媒体
JP2010264430A (ja) バグフィルター用ろ布
JP2007175567A (ja) 耐熱性フィルター材およびその製造方法
JP2006305562A (ja) 耐熱性フィルター材
JP2020524595A (ja) 濾過材料
JP4687495B2 (ja) バグフィルター濾布およびバグフィルター
JP2003326118A (ja) 耐熱性バグフィルター用フェルト
JP2008012494A (ja) フィルター用シート、フィルター部材およびバグフィルター
JP6692463B2 (ja) バグフィルター用ろ過布およびその製造方法
JP3722259B2 (ja) 高ろ過性バグフィルター用ろ布及びその製造方法
JP3562627B2 (ja) ダスト剥離性に優れるバグフィルター用フェルト
WO2000009790A1 (fr) Tissu pour filtre de depoussierage et depoussiereur a sacs filtrants
US10688753B2 (en) Laminated polyarylene sulfide heat-resistant filter
JP2004160394A (ja) 高効率低圧損の表面濾過フィルター材
JP2004190161A (ja) ポリエステル系難燃性積層不織布およびそれを用いたフィルター
JP3530244B2 (ja) 耐久性向上濾過布
JPH11347322A (ja) 多層フェルト
JP2000079308A (ja) 高集塵効率バグフィルタ―用ろ布およびその製造方法
JP2001336050A (ja) ポリアリ−レンスルヒド不織布及びオイルフィルタ−及びバグフィルター用不織布
JP3539627B2 (ja) 耐久性にすぐれたバグフィルター用フェルト
JP2019093310A (ja) バグフィルター用ろ過布
JP2001079319A (ja) 耐久性にすぐれたバグフィルター用フェルト
JP2001038118A (ja) 高温炉ガスを用いた発電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040830

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061005

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061204

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02